JPH0343627Y2 - - Google Patents

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JPH0343627Y2
JPH0343627Y2 JP1983203929U JP20392983U JPH0343627Y2 JP H0343627 Y2 JPH0343627 Y2 JP H0343627Y2 JP 1983203929 U JP1983203929 U JP 1983203929U JP 20392983 U JP20392983 U JP 20392983U JP H0343627 Y2 JPH0343627 Y2 JP H0343627Y2
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JP
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rubber tube
button
switch
movable contact
pressing piece
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JP1983203929U
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は押釦式スイツチの構造に係り、特に押
釦の復帰構造を改良した押釦式スイツチに関す
る。
従来技術と問題点 従来より、スイツチの形態には多種多様のもの
が採用されており、その中に車載用音響機器等に
おいてもつぱらよく使用される押釦式スイツチが
ある。この押釦式スイツチは釦を押圧することに
よりスイツチを作動させ、バネ等の復帰機構によ
り、釦を元の位置に復帰させるように構成された
ものである。斯かる釦の復帰機構にはバネ(マキ
バネ、板バネ)、スポンジ、或いは釦を取付ける
本体の樹脂の弾性力(即ち本体に釦形状の舌片を
設け、該舌片を覆うように釦を取付けて、舌片の
弾性力により、釦を復帰させる)を利用したもの
がある。
ところが、従来の復帰機構においては全てスペ
ースの制限を受けるか又は取付作業が繁雑であ
る。即ち、マキバネを利用したものでは、釦のス
トロークを長くとれるという利点はあるが、バネ
の受け部を別途必要とするものが多いためスペー
ス的に制限され、又、マキバネを押釦式スイツチ
に取付ける作業が繁雑である。板バネを利用する
時は、通常その一端を前面パネルの裏面に固定
し、他端を釦の裏面に押当てておくため、板バネ
の固定場所に制限があり、固定の際の作業性も悪
い。またスポンジを利用したものでは、復帰力が
弱いため比較的大きなスポンジ面積が必要とな
る。更に、樹脂の弾性力を利用したものでは、部
品点数は少なくてすむが、他の復帰機構と比較し
て弾性率が一番高いため、同じストロークを得る
場合、長いスパンが必要となり、多くのスペース
を必要とする。
以上のように従来の復帰機構では余分なスペー
スが必要であり、そのスペースを確保することが
困難な場合には設計不可能もしくは要求される機
能を破棄する場合が起こり得る。
この問題を解決する手段として弾性ゴムチユー
ブを釦の押圧片に挿入して復帰機構としたものが
ある(実開昭57−40219号公報、特開昭51−66874
号公報)。しかしながら、従来スイツチの可動接
点は釦の押圧片で押圧される構成のため、この押
圧片に弾性ゴムチユーブを挿入すれば、当然釦と
スイツチのとの間に弾性ゴムチユーブの受け部を
別途設ける必要がある。そのため構成が複雑且つ
大型化し、コストも高くなる。この問題を解決し
ようとすればスイツチ自体あるいはスイツチの取
付基板をゴムチユーブの受け部として利用すれば
よいがその場合ゴムチユーブで押圧片とスイツチ
の可動接点あるいはスイツチ全体を覆う必要があ
るため弾性ゴムチユーブが大型化してしまう。
また、他の先行技術として実開昭55−47147号
公報に示されたものがある。これによると一端に
段部を形成し、他端にフランジ部を形成した円柱
状のゴム材を復帰機構とし、押圧片に形成した盲
穴に復帰機構の段部を嵌挿すると共に、フランジ
部でスイツチの可動接点を押圧するよう構成され
ている。
従つて、構成の小型化が可能となるが、それで
も次の欠点を有する。
即ち、復帰機構は円柱状のゴム材のためスイツ
チの可動接点を押圧するにはある程度の強度が必
要となり、ゴム材の径を大きくする必要がある。
また、その一端に段部を形成して押圧片に嵌挿
するため、押圧片の径も必然的に大きくなつてし
まう。このように、前述の先行技術に比べると、
構成を小型化できるが、それでも尚充分ではな
い。また、復帰機構の形状が複雑なため、製造コ
ストが大きくなる。
考案の目的 本考案はかかる問題を解決するものであつて、
復帰機構及び釦を含めた押釦式スイツチ全体の構
成を低コストで極めて小型化可能にすることを目
的とする。
考案の構成 本考案は前記目的を達成するため、可動接点を
有するスイツチと、該可動接点に対向配置される
押圧片を有する釦と、該可動接点の径より小さく
空洞を有する円筒状の弾性ゴムチユーブとからな
り、前記押圧片を該弾性ゴムチユーブの一端の前
記空洞内に嵌挿して該弾性ゴムチユーブと一体化
し、該弾性ゴムチユーブの他端を該可動接点の頂
部に当接せしめ、該弾性ゴムチユーブの他端で前
記可動接点を押圧する構造としてなる押釦式スイ
ツチを特徴とする。
考案の実施例 以下、図面を用いて本考案実施例を説明する
が、その前に弾性ゴムチユーブを用いた場合にそ
の受け部を必要としない構成について説明する。
第1図はその一例を示す図であり、釦1の裏面
には押圧片2が釦1と一体成形により設けられ
る。プリント基板7には可動接点5を含むスイツ
チ4が固定され、押圧片2により可動接点5が押
圧されてスイツチ4がON/OFF動作する。釦1
は押圧片2がスイツチ4の可動接点5と対向する
位置において機器の前面パネル3に取付けられ
る。そして押圧片2と可動接点5との間隙が所定
値例えば1mmを有するように弾性のゴムチユーブ
6で押圧片2をスイツチ4に保持させる。ゴムチ
ユーブ6は釦1の復帰機構であり、その両端にお
いて押圧片2と可動接点5が被覆されている。即
ち、ゴムチユーブ6の一端には押圧片2が嵌挿さ
れ、他端には可動接点5が挿入されている。
尚、押圧片2あるいは可動接点5と、ゴムチユ
ーブ6との間に十分な密着性をもたせることによ
り、釦1あるいはスイツチ4と、ゴムチユーブ6
とを一体品として取り扱えるため組立作業等にお
いて便利である。
以上の如く構成された押釦式スイツチにおいて
使用時釦1を押圧するとスイツチ4が動作すると
共にゴムチユーブ6が第2図のように樽状に変形
し釦1への押圧を解除すると、ゴムチユーブ6の
弾性力により、釦1は第1図に示す位置に復帰す
る。第3図は他の例を示す図であり、第4図はそ
のA−A′断面図であつて、第1図と同等な部分
には同一の符号を付した。第3図の例はLED等
の表示素子を内蔵した釦に適用したものである。
押圧片2の周囲には円筒状の突起8が形成され、
該突起8がゴムチユーブ6の一端に嵌挿されてお
り、そして、釦1にはLED9が内蔵されている。
そしてスイツチ4がONすることによりLED9が
点灯するよう構成されている。斯かる構造による
とゴムチユーブ6が遮光機能をも有するため別途
遮光部を設ける必要がなくなりコスト、スペース
的に優れたものとなる。
以上、第1図〜第4図で示したように弾性ゴム
チユーブ6の一端に押圧片2を嵌挿し、他端をス
イツチ4上あるいは取付基板7上に載置すること
でゴムチユーブの受け部を別途設ける必要がなく
なり構成が簡単になる。しかしながら、かかる構
造では押圧片と可動接点あるいはスイツチ全体と
をゴムチユーブで覆う必要があるため、ゴムチユ
ーブが大型化してしまう。
そこで、本案は更にゴムチユーブを小型化し、
もつて押釦式スイツチの構成をより簡素化したも
のである。
第6図は本考案の実施例を示すものであり、第
1図と同等な部分には同一の符号を付した。この
実施例ではゴムチユーブ6の径が可動接点5の径
より小さくなるよう構成されており、押圧片2に
ゴムチユーブ6の一端が嵌挿され他端がスイツチ
4の可動接点5の頂部に当接されている。
釦1を押し込むとゴムチユーブ6がたわみ、そ
のたわみによるゴムチユーブ6の反発力がスイツ
チの可動接点5に加わるため、可動接点5も同時
に押込まれる。やがてゴムチユーブ6の反発力
が、スイツチの可動接点5の動作力を上回つた時
スイツチ4がオンする。
このように、本実施例では押圧片2はゴムチユ
ーブ6の一端を支持する役目をはたし、ゴムチユ
ーブ6は復帰機構と押圧片の役目をはたす。その
際、ゴムチユーブ6は円筒状のため、小さい径で
もスイツチ4をオンするに充分な強度を有するこ
とができる。従つて、ゴムチユーブ6の径は小さ
くてすみ、長さも可動接点5を覆う必要がないた
め短くてすみ、その結果ゴムチユーブ6を小型化
できる。また、押圧片2はゴムチユーブ6の空洞
内に嵌挿されるため、その径も小さくできる。
第5図は他の実施例を示すものであり、第1図
と同等な部分には同一の符号を付した。この実施
例では押圧片2の根本部に斜面10を形成すると
共にゴムチユーブ6の一端に斜面10と合致する
テーパを形成している。従つて、釦1を押圧した
時、ゴムチユーブ6は斜面10により外方向の力
が働き、必ず外側に(樽状に)変形するため、内
側に変形することにより生じる操作性の悪化を防
止できる。
考案の効果 以上詳細に説明したように本考案によれば釦及
びその復帰機構を最小限に小型化できるため押釦
式スイツチ全体の構造を極めて簡素化することが
できる。また、復帰機構は円筒状のゴムチユーブ
であり形状が簡素なため、その製造コストを低く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図はゴムチユーブを用いた場合
にその受け部を必要としない例を示す図、第3図
乃至第4図はその他の例を示す図、第6図は本考
案の実施例を示す図第5図は本考案の他の実施例
を示す図である。 図中、1は釦、2は押圧片、4はスイツチ、5
は可動接点、6はゴムチユーブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動接点を有するスイツチと、該可動接点に対
    向配置される押圧片を有する釦と、該可動接点の
    径より小さく空洞を有する円筒状の弾性ゴムチユ
    ーブとからなり、前記押圧片を該弾性ゴムチユー
    ブの一端の前記空洞内に嵌挿して該弾性ゴムチユ
    ーブと一体化し、該弾性ゴムチユーブの他端を該
    可動接点の頂部に当接せしめ、該弾性ゴムチユー
    ブの他端で前記可動接点を押圧する構造としてな
    ることを特徴とする押釦式スイツチ。
JP20392983U 1983-12-29 1983-12-29 押釦式スイツチ Granted JPS60112027U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20392983U JPS60112027U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 押釦式スイツチ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20392983U JPS60112027U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 押釦式スイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS60112027U JPS60112027U (ja) 1985-07-29
JPH0343627Y2 true JPH0343627Y2 (ja) 1991-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5166874A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS5740219B2 (ja) * 1980-01-16 1982-08-26

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JPS5740219B2 (ja) * 1980-01-16 1982-08-26

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