JPH0342873B2 - - Google Patents

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JPH0342873B2
JPH0342873B2 JP10214383A JP10214383A JPH0342873B2 JP H0342873 B2 JPH0342873 B2 JP H0342873B2 JP 10214383 A JP10214383 A JP 10214383A JP 10214383 A JP10214383 A JP 10214383A JP H0342873 B2 JPH0342873 B2 JP H0342873B2
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rice
steaming
steamed
sake
cold water
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酒米の蒸米加工方法およびその装置の
改良に関する。
一般に、籾、玄米、白米の蒸米は、酒米等の白
米の蒸米と、パーボイル米等の玄米の蒸米とに区
分される。前記各蒸米は米粒をアルフアー化し、
また、殺菌する等の点において共通する処である
が、白米の蒸米は、特に酒米では麹菌の繁殖を容
易にすると共に、酵素作用を受け易しくすること
目的とし、また玄米の蒸米は、玄米表面の澱粉を
糊化して搗精時における歩留率を高揚し、また米
粒の保存性を向上すると共に、嗜好性に適合させ
る等の効果を期待するものである。
また、各蒸米の製造は、一般に周知の技術によ
つてそれぞれ実施されるが、両者において基本的
に相違するのは、酒米の浸漬には常温以下の冷水
を使用するのに対し、パーボイル米の浸漬には、
略60〜70℃の温水を使用する点であり、また玄米
の蒸米製造は、殆ど浸漬−蒸熱−乾燥の順序によ
つて行われ、また酒米の蒸米製造は、精米−浸漬
−蒸熱−冷却の順序によつて行われるのが通例で
あり、特定のものでは、特開昭53−99349号のよ
うに冷却した白米をアルコール浸漬装置に搬入す
てアルコールに浸漬し、また火熱蒸気によつて残
存するアルコールを気化蒸発すると共に、蒸米の
水分を乾燥させたアルフアー化米があるが、この
蒸米はアルコールの分離・回収行程を必要とする
ため、多大の設備費を要して製造原価を高くし、
しかも蒸米加工行程が繁雑化して蒸米の量産化が
困難である等の欠点を有するものであつた。
本発明は上記の諸点に鑑み、酒米を化学的に処
理することなく、冷水によつて加湿または浸漬し
た酒米を加圧状態で高率的に蒸熱して消化性を増
大すると共に、その蒸米を合理的に乾燥およびテ
ンパリングして胴割粒の発生を防止するようにし
て、以て、酒米による貯蔵性ある良質蒸米を連続
的に加工して量産する合理的方法および装置を開
発して提供せんとするものである。
本発明を実施例図について説明する。図中符号
1は原料張込用昇降機で、該昇降機1の叶出口部
を近傍に配置した研削式精米装置2の供給タンク
3に連絡し、前記精米装置2の精白室には、高速
で回転する金剛砂ロールを研削作用によつて原料
の玄米の外皮を適度に切断するように形成し、ま
た前記精米装置2の排米口を昇降機4を介して近
傍に設けた冷水用浸漬装置5に連絡し、該浸漬装
置5は、その浸漬タンク6を給水ポンプ7を介し
て水槽8に連絡すると共に、水槽8を冷却装置9
に連絡し、また送管10を介して減圧用圧縮機1
1に連絡して前記タンク6内の酒米を冷水によつ
て浸漬するようにし、また前記浸漬タンク6の排
出口の下部に搬出用コンベア12を設けると共
に、その排出側を昇降機13を介して近傍に設け
た加圧式蒸米装置14の供給口部に連絡し、該蒸
米装置14は、ボイラー装置15に連絡して蒸米
タンク16内のネツトコンベアで搬送される酒米
を加圧状態で加熱蒸気によつて蒸熱するように
し、また前記蒸米装置14の排出口を、近傍に設
けた一次乾燥装置17を供給口部に連絡し、該乾
燥装置17は熱風発生炉18に連絡して乾燥装置
17内の回転筒の回転によつて搬送される酒米を
高温熱風によつて乾燥して過剰水分を蒸発するよ
うにし、また前記一次乾燥装置17を昇降機19
を介して近傍に設けたテンパリング装置20に連
絡し、その複数個のテンパリングタンク21,2
1に供給された蒸米をテンパリングすると共に、
穀温を低下するようにし、また前記テンパリング
装置20の排出口を、昇降機22を介して二次乾
燥装置23に連絡し、該乾燥装置23を熱風発生
炉24に連絡し、乾燥装置23内の蒸米を低温風
によつて任意の所定水分率の蒸米に乾燥して排出
するように形成してある。
上述の構成であるから、原料張込用の昇降機1
に投入された玄米は、該昇降機1から研削式精米
装置2に流化し、該精米装置2の精白室では、穀
粒相互の圧力を50g/cm2以下にし、また周速度を
600m/min以上で回転する金剛砂ロールの研削
作用によつて前記玄米を搗精し、搗精歩留80%以
下に搗精された酒米は冷水用浸漬装置5に搬入さ
れる。該浸漬装置5では、10℃以上の冷水によつ
て前記酒米を数時間に亘つて浸漬し、浸漬された
酒米は加圧式蒸米装置14に搬入される。該蒸米
装置14では、0.5〜5Kg/cm2程度の加圧状態で、
100℃程度の過熱蒸気を供給して蒸米装置14内
に設けたネツトコンベアによつて搬送される酒米
を蒸熱し、蒸熱されて含水率35〜45%程度に成つ
た前記蒸米は一次乾燥装置17に搬入される。該
乾燥装置17では、その回転筒の回転によつて流
動する前記蒸米を熱風発生炉18から流入する90
〜150℃程度の高温熱風によつて乾燥してその過
剰水分を蒸発し、過剰水分を蒸発した蒸米はテン
パリング装置20に搬入される。テンパリング装
置20では、複数個のテンパリングタンク21,
21に供給された蒸米は、テンパリングされて水
分を平衡に粒子内に移行すると共に、穀温は適度
に降下して安定化し、このテンパリングした蒸米
はタンク21,21から排出されて次の二次乾燥
装置23に搬入される。二次乾燥装置23では、
熱風発生炉24から流入する常温から60℃程度の
低温風によつて乾燥され、任意の所定水分率に調
質されると共に、該蒸米は機外に取出されて次行
程に委ねられることになる。
特許請求の範囲第3項のものは、前行程に研削
式精米装置を設けた冷水用加湿装置25の後行程
に加圧式蒸米装置を設け、該蒸米装置に高温熱風
による一次乾燥装置を介してテンパリング装置を
連絡し、該テンパリング装置の後行程に低温風に
よる二次乾燥装置を設けて一貫加工行程を形成し
たので、前述した冷水用浸漬装置5を設けた一貫
加工行程を形成したものと同様に酒米による良質
蒸米を確保できる。また、加湿時間を短縮して酒
米の表面層だけを適度に加湿しアルフアー化した
蒸米を短時間に生成して米粒の着色化を防止でき
る効果がある。
なお、前記冷水用加湿装置25は、加湿室26
内に山形状通風筒の給風路27と排風路28を複
数列、複数段に設けて前記各給風路27を湿風発
生装置29に連絡し、加湿室26内を流下する米
粒に湿風を給風路27から流出して排風路28に
排出する間に前記酒米に加湿作用を行うように形
成してある。
このように本発明の酒米の蒸米加工方法および
その装置は、前述した白米をアルコールに浸漬し
て蒸米する従来装置の蒸米加工に比し、酒米によ
る蒸米はその加工行程を合理的に簡潔化できると
共に、設備費も縮減し、また加工操作も簡単で製
造原価を廉価にでき、冷水によつて加湿または浸
漬した酒米を加圧状態で蒸熱し、また合理的に乾
燥およびテンパリングを行うので、酒米の消化性
を増大すると共に、胴割粒の発生を防止して品質
を大幅に向上でき、酒米を連続的に、かつ一貫的
に加工して貯蔵性の優れた良質蒸米の量産を確実
に達成できる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例の側面図である。 1……原料張込用昇降機、2……研削式精米装
置、3……供給タンク、4……昇降機、5……冷
水用浸漬装置、6……浸漬タンク、7……給水ポ
ンプ、8……水槽、9……冷却装置、10……送
管、11……減圧用圧縮機、12……搬送用コン
ベア、13……昇降機、14…加圧式蒸米装置、
15……ボイラー装置、16……蒸米タンク、1
7……一次乾燥装置、18……熱風発生路、19
……昇降機、20……テンパリング装置、21…
…テンパリングタンク、22……昇降機、23…
…二次乾燥装置、24……熱風発生路、25……
冷水用加湿装置、26……加湿室、27……給風
路、28……排風路、29……湿風発生装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 搗精歩留80%以下に研削搗精した白米を冷水
    によつて加湿または浸漬した後、加圧状態におい
    て蒸熱し、続いて高温熱風により一次乾燥して過
    剰水分を蒸発した前記白米をテンパリングした
    後、低温風により二次乾燥して任意の所定水分率
    の蒸米に連続的に加工することを特徴とした酒米
    の蒸米加工方法。 2 前行程に研削式精米装置を設けた冷水用浸漬
    装置の後行程に加圧式蒸米装置を設け、該蒸米装
    置を高温熱風による一次乾燥装置を介してテンパ
    リング装置に連絡し、該テンパリング装置の後行
    程に低温風による二次乾燥装置を設けて一貫加工
    行程を形成した酒米の蒸米加工装置。 3 前行程に研削式精米装置を設けた冷水用加湿
    装置の後行程に加圧式蒸米装置を設け、該蒸米装
    置を高温熱風による一次乾燥装置を介してテンパ
    リング装置に連絡し、該テンパリング装置の後行
    程に低温風による二次乾燥装置を設けて一貫加工
    行程を形成した酒米の蒸米加工装置。
JP58102143A 1983-06-07 1983-06-07 酒米の蒸米加工方法およびその装置 Granted JPS59227256A (ja)

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JPS59227256A JPS59227256A (ja) 1984-12-20
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JP2799419B2 (ja) * 1989-07-07 1998-09-17 寶酒造株式会社 清酒の醸造方法

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JPS59227256A (ja) 1984-12-20

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