JPH037420B2 - - Google Patents

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JPH037420B2
JPH037420B2 JP10460083A JP10460083A JPH037420B2 JP H037420 B2 JPH037420 B2 JP H037420B2 JP 10460083 A JP10460083 A JP 10460083A JP 10460083 A JP10460083 A JP 10460083A JP H037420 B2 JPH037420 B2 JP H037420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
steamed
tempering
polished
cold water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10460083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59228944A (ja
Inventor
Toshihiko Satake
Hiromichi Yanagihara
Yukio Hosaka
Jiro Furura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP58104600A priority Critical patent/JPS59228944A/ja
Publication of JPS59228944A publication Critical patent/JPS59228944A/ja
Publication of JPH037420B2 publication Critical patent/JPH037420B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般米を酒造の好適蒸米に加工する
白米加工方法および装置に関する。
従来、酒造用の好適米としては、山田綿、雄
町、八反、五百万石等の特定品種があるが、一般
白米を加工した好適米および、これを蒸米にした
ものは皆無の状態である。
本発明は上記の諸点に鑑み、精米歩留率80%以
下に搗精した白米を温冷水に浸漬した後、加圧状
態において蒸熱してアルフアー化し、続いて熱風
により一次乾燥して米粒表層部を乾燥硬質化した
後、該蒸米に短波からマイクロ波までの電磁波を
照射して米粒内層部の水分を急激に加熱膨化して
蒸発し、続いて該蒸米をテンパリングした後、低
温風により二次乾燥して任意の所定水分率に調質
することにより、精白歩留率80%以下に搗精した
白米を浸漬・蒸熱してアルフアー化し、かつ、米
粒表層部を乾燥硬質化した前記蒸米の米粒内層部
の密度を、酒米の心白部と同様に粗大にしたポー
ラス部に形成し、また前記蒸米を任意の所定水分
率に調質して貯蔵性を向上すると共に、胴割発生
を防止するようにし、以て吸水性の悪い白米の米
粒内層部を改良して米粒全体の麹菌の繁殖を活発
化し、また酵素作用を容易にし、しかも貯蔵性あ
る良質の酒造用好適蒸米に加工する合理的な方法
および装置を開発して提供せんとするものであ
る。
本発明を実施例図について説明する。図中符号
1は原料張込用昇降機で、該昇降機1の吐出口部
を近傍に配置した研削式精米装置2の供給タンク
3に連絡し、前記精米装置2の精白室には、高速
で回転する金鋼砂ロールの研削作用によつて原料
玄米の外皮を適度に切削するようにし、また、前
記精米装置2の排出口を、昇降機4を介して近傍
に設けた温冷水用浸漬装置5に連絡し、該浸漬装
置5はその浸漬タンク6を吸水ポンプ7を介して
水槽8に連絡すると共に、水槽8を冷却装置9に
連絡し、また送管10を介して減圧用圧縮機11
に連絡して前記タンク6内の白米を温冷水によつ
て減圧・浸漬するようにし、また、前記浸漬タン
ク6の排出口の下部に搬送用コンベア12を設け
ると共に、その排出側を昇降機13を介して近傍
に設けた加圧式蒸米装置14の供給口部に連絡
し、該蒸米装置14は、ボイラー装置15に連絡
して蒸米タンク16内のネツトコンベアで搬送さ
れる白米を加圧状態で加熱蒸気によつて蒸熱する
ようにし、また前記蒸米装置14の排出口を近傍
に設けた一次乾燥装置17の供給口部に連絡し、
該乾燥装置17は、熱風発生路18に連絡して乾
燥装置17の回転筒を流動する蒸米を熱風によつ
て乾燥してその米粒表層部を乾燥硬質化するよう
にし、また一次乾燥装置17の排出口は、昇降機
19を介して近傍に設けた電磁波照射装置20に
連絡し、該照射装置20は、その照射室21内に
横架した搬送コンベア22によつて搬送される白
米に短波からマイクロ波までの電磁波を照射して
米粒内層部の水分を急激に加熱膨化して蒸発する
ようにし、また電磁波照射装置20の排出口は、
昇降機23を介して近傍に設けたテンパリング装
置24に連絡し、その複数個のテンパリングタン
ク25,25に供給された蒸米をテンパリングす
ると共に、穀温を低下するようにし、また前記テ
ンパリング装置24の排出口を、昇降機26を介
して二次乾燥装置27に連絡し、該乾燥装置27
を熱風発生炉28に連絡し、乾燥装置27内の蒸
米を低温風によつて任意の所定水分率の蒸米に調
質して排出するように形成してある。29は前記
電磁波照射装置に連結した減圧用圧縮機である。
なお、前記精米装置2と温冷水用浸漬装置5の
間に、研米機または洗米機を介装する場合があ
る。
上述の構成であるから、原料張込用昇降機1に
投入された玄米は、該昇降機1から研削式精米装
置2に流下し、該精米装置2の精白室では、穀粒
相互の圧力を500g/cm2以下にし、また周速度を
600m/min以上で回転する金鋼砂ロールの研削
作用によつて前記玄米を搗精し、精米歩留80%以
下に搗精された白米は温冷水用浸漬装置5に搬入
される。該浸漬装置5では10℃以上の冷水によつ
て前記白米を数時間に亘つて減圧・浸漬し、浸漬
された白米は加圧式蒸米装置14に搬入される。
該蒸米装置14では、0.1〜5Kg/cm2程度の加圧
状態で、100℃程度の過熱蒸気を供給して蒸米装
置14内に設けたネツトコンベアによつて搬送さ
れる白米を蒸熱する。蒸熱されて含水率35〜45%
程度に成つた蒸米は一次乾燥装置17に搬入され
る。該乾燥装置17では、その回転筒の回転によ
つて流動する前記蒸米を熱風発生炉18から流入
する熱風によつて乾燥して米粒表層部を乾燥硬質
化する。表層部を硬質化した蒸米は電磁波照射装
置20に搬入される。該電磁波照射装置20で
は、搬送コンベア22に上載して搬送される蒸米
に対し、短波からマイクロ波までの電磁波が照射
されて米粒内層部の水分を過熱膨化して蒸発して
内層部の密度が、酒米の心白部と同様に粗大とな
つてポーラス部を形成する。該照射装置20で所
定の電磁波を照射された蒸米はテンパリング装置
24に搬入される。テンパリング装置24では、
複数個のテンパリングタンク25,25に供給さ
れた蒸米は、テンパリングされて粒子内部に水分
を平衡移行すると共に、穀温は適宜に降下して安
定化し、この蒸米はタンク25,25から排出さ
れて次行程の二次乾燥装置27に搬入される。二
次乾燥装置27では、熱風発生炉28から流入す
る常温から60℃程度の低温風によつて乾燥され、
任意の所定水分率に調質されると共に、該蒸米は
機外に取出されて次行程に委ねられることにな
る。
このように本発明の白米加工方法および装置
は、精米歩留80%以下に搗精した白米を温冷水に
浸漬した後、加圧状態において蒸熱してアルフア
ー化し、続いて熱風により一次乾燥して米粒表層
部を乾燥硬質化した後、該蒸米に短波からマイク
ロ波までの電磁波を照射して米粒内層部の水分を
急激に加熱膨化して蒸発し、続いて該蒸米をテン
パリングした後、低温風により二次乾燥して任意
の所定水分率に調質することにより、精米歩留80
%以下に搗精した白米を浸漬・蒸熱してアルフア
ー化し、また、米粒表層部を乾燥硬質化した前記
蒸米の米粒内層部の密度を酒米の心白部と同様に
粗大にしたポーラス部を形成し、また該蒸米を任
意の所定水分率に調質するので、吸水性の悪い白
米の米粒内層部を改良して米粒全体の麹菌の繁殖
を活発化し、また、酵素作用を容易にする酒造用
好適蒸米に加工でき、また該好適蒸米は貯蔵性を
有し、かつ胴割粒を生ずることなく、また、高度
の加工技術を必要とすることなく、常に一定条件
の好適蒸米に加工してその製品の品質を均一化で
きると共に、一般米の加工により良質好適蒸米の
量産を達成できる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例の側面図である。 1……原料張込用昇降機、2……研削式精米装
置、3……供給タンク、4……昇降機、5……温
冷水用浸漬装置、6……浸漬タンク、7……給水
ポンプ、8……水漕、9……冷却装置、10……
送管、11……減圧用圧縮機、12……搬送コン
ベア、13……昇降機、14……加圧式蒸米装
置、15……ボイラー装置、16……蒸米タン
ク、17……一次乾燥装置、18……熱風発生
炉、19……昇降機、20……電磁波照射装置、
21……照射室、22……搬送コンベア、23…
…昇降機、24……テンパリング装置、25……
テンパリングタンク、26……昇降機、27……
二次乾燥装置、28……熱風発生炉、29……減
圧用圧縮機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 精米歩留80%以下に搗精された白米を温冷水
    に浸漬した後、加圧状態において蒸熱してアルフ
    アー化し、続いて熱風により一次乾燥して米粒表
    層部を乾燥硬質化した後、該蒸米に短波からマイ
    クロ波までの電磁波を照射して米粒内層部の水分
    を急激に加熱膨化して蒸発し、続いて該蒸米をテ
    ンパリングした後、低温風により二次乾燥して任
    意の所定水分率に調質することを特徴とした白米
    加工方法。 2 前行程に精米装置を設けた温冷水用浸漬装置
    の後行程に加圧式蒸米装置を設け、該蒸米装置を
    熱風による一次乾燥装置を介して電磁波照射装置
    に連絡し、該照射装置の後行程にテンパリング装
    置を介して低温風による二次乾燥装置を設けて一
    貫加工行程を形成したことを特徴とする白米加工
    装置。
JP58104600A 1983-06-10 1983-06-10 白米加工方法および装置 Granted JPS59228944A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58104600A JPS59228944A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 白米加工方法および装置

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JP58104600A JPS59228944A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 白米加工方法および装置

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Publication Number Publication Date
JPS59228944A JPS59228944A (ja) 1984-12-22
JPH037420B2 true JPH037420B2 (ja) 1991-02-01

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