JPS6347428B2 - - Google Patents
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- JPS6347428B2 JPS6347428B2 JP55078270A JP7827080A JPS6347428B2 JP S6347428 B2 JPS6347428 B2 JP S6347428B2 JP 55078270 A JP55078270 A JP 55078270A JP 7827080 A JP7827080 A JP 7827080A JP S6347428 B2 JPS6347428 B2 JP S6347428B2
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は白米品質を向上する白米加工法の改良
に係る。
に係る。
従来のパーボイルライスは、原則として浸漬吸
水した籾を蒸気により蒸成し糊化し、その後乾燥
する各行程をロツト別(バツチ式)に順次処理さ
れた後において、籾を脱した玄米を精米して白
米に処理しているものであり、玄米も白米も浸漬
後に高温蒸気によつて蒸成することもあるが浸漬
時の吸水膨脹により亀裂を発生するから実施され
ていない。
水した籾を蒸気により蒸成し糊化し、その後乾燥
する各行程をロツト別(バツチ式)に順次処理さ
れた後において、籾を脱した玄米を精米して白
米に処理しているものであり、玄米も白米も浸漬
後に高温蒸気によつて蒸成することもあるが浸漬
時の吸水膨脹により亀裂を発生するから実施され
ていない。
籾殻に包蔵されたままの玄米を浸漬すれば亀裂
を発生しても100℃以上の蒸熱によつて糊化し、
砕米が原料米の状態に糊着され、これを乾燥する
ことにより完全粒の玄米または白米に加工するの
が通例となつている。
を発生しても100℃以上の蒸熱によつて糊化し、
砕米が原料米の状態に糊着され、これを乾燥する
ことにより完全粒の玄米または白米に加工するの
が通例となつている。
この場合籾粒全体を蒸成するので多量の蒸気と
熱量を必要とするばかりでなく玄米の乾燥にも多
量の熱風を必要とし熱エネルギーを消費する欠陥
があり、しかも糠層の色素が玄米の中心部澱粉層
まで透過染色し飴色の白米になるのが宿命的な欠
陥である。また炊飯しても飯粒面の粘性が不足し
バラバラの脆い米飯になり普通白米の魅力を失い
嗜好に適した食味が得られない遜色を避け得な
い。
熱量を必要とするばかりでなく玄米の乾燥にも多
量の熱風を必要とし熱エネルギーを消費する欠陥
があり、しかも糠層の色素が玄米の中心部澱粉層
まで透過染色し飴色の白米になるのが宿命的な欠
陥である。また炊飯しても飯粒面の粘性が不足し
バラバラの脆い米飯になり普通白米の魅力を失い
嗜好に適した食味が得られない遜色を避け得な
い。
また、従来用いられた白米のα化処理方法とし
ては、以下に示すような方法があつた。
ては、以下に示すような方法があつた。
1 白米を十分量の水とともに加熱して飯として
澱粉をα化する。
澱粉をα化する。
2 白米を十分に水に浸漬して吸水したのち蒸し
て澱粉をα化する。
て澱粉をα化する。
3 蒸気1、2によつてα化した澱粉を次に示す
いずれかの方法で処理する。
いずれかの方法で処理する。
A…熱風乾燥法、B…凍結乾燥法、C…メタ
ノール又はエタノールに浸漬して脱水後乾燥す
る方法。
ノール又はエタノールに浸漬して脱水後乾燥す
る方法。
上記いずれの方法であつても白米のα化処理法
としては採用可能であるが、上記1の方法では、
α化した飯が約60%の水を含有しており、上記2
の方法における蒸米であつても35〜40%の水分を
有するものであるから、前記3に示すA〜Cのい
ずれの方法によつても乾燥に多大の経費を必要と
し、飯や蒸米は粘着性を有するため、輸送行程あ
るいは乾燥行程においてα化米の流動不安定、機
器への付着による乾燥ムラ等種々の問題点を有す
るものであつた。
としては採用可能であるが、上記1の方法では、
α化した飯が約60%の水を含有しており、上記2
の方法における蒸米であつても35〜40%の水分を
有するものであるから、前記3に示すA〜Cのい
ずれの方法によつても乾燥に多大の経費を必要と
し、飯や蒸米は粘着性を有するため、輸送行程あ
るいは乾燥行程においてα化米の流動不安定、機
器への付着による乾燥ムラ等種々の問題点を有す
るものであつた。
上記問題点を解決する手段として特公昭52−
4636号公報に開示される技術のものは、原料白米
を10〜30秒間水に浸漬したのち、直ちに十分水切
りを行い、静置して表面の付着水が米粒に吸水さ
れるのを待つて、これをゲージ圧力1Kg/cm2の水
蒸気で20分間前後蒸したのち、通風乾燥させる醸
造用原料のα化米の製造法である。しかしなが
ら、上記の方法にあつては、各行程を個別に処理
すもので、一貫行程により処理するものではな
く、また白米の水への浸漬、水切り、付着水の米
粒への吸収に静置等に前処理を施す必要があり、
さらにα化と乾燥に長時間を要する点において、
製造費の合理化が要求される処であつた。
4636号公報に開示される技術のものは、原料白米
を10〜30秒間水に浸漬したのち、直ちに十分水切
りを行い、静置して表面の付着水が米粒に吸水さ
れるのを待つて、これをゲージ圧力1Kg/cm2の水
蒸気で20分間前後蒸したのち、通風乾燥させる醸
造用原料のα化米の製造法である。しかしなが
ら、上記の方法にあつては、各行程を個別に処理
すもので、一貫行程により処理するものではな
く、また白米の水への浸漬、水切り、付着水の米
粒への吸収に静置等に前処理を施す必要があり、
さらにα化と乾燥に長時間を要する点において、
製造費の合理化が要求される処であつた。
一般的に、精米の末期において、白米の糊粉層
の精白、あるいは背面の縦溝部に水分添加し、添
加した水分と剥離した糠と共に精白除糠筒から排
除し、精白除糠筒内を流動する白米を精白転子に
より琢磨作用を施し、超光沢白米に処理する混水
精米法はすでに公知である。しかしながら、上記
混水精米法を用いて白米の糊化処理を施し、無洗
米、食味向上に係る技術については知らされてい
ないものであつた。
の精白、あるいは背面の縦溝部に水分添加し、添
加した水分と剥離した糠と共に精白除糠筒から排
除し、精白除糠筒内を流動する白米を精白転子に
より琢磨作用を施し、超光沢白米に処理する混水
精米法はすでに公知である。しかしながら、上記
混水精米法を用いて白米の糊化処理を施し、無洗
米、食味向上に係る技術については知らされてい
ないものであつた。
そして、生の精白米または玄米のまま粉粒流動
塔内で250〜350℃の加熱空気を媒体として流動さ
せて米粒のアルフア化処理と同時に膨化処理を施
す製造方法が特開昭54−62342号公報として知ら
れているが、この製造方法は、米粒をアルフア化
処理と同時に膨化処理を施し、次いで粉砕すると
いう技術のものであつて、粒表面のみをアルフア
化し、白米粒面を滑面に硬化させて洗米を不要と
し、さらに炊飯時における米粒の亀裂を防止して
食味を向上するということができないものであつ
た。
塔内で250〜350℃の加熱空気を媒体として流動さ
せて米粒のアルフア化処理と同時に膨化処理を施
す製造方法が特開昭54−62342号公報として知ら
れているが、この製造方法は、米粒をアルフア化
処理と同時に膨化処理を施し、次いで粉砕すると
いう技術のものであつて、粒表面のみをアルフア
化し、白米粒面を滑面に硬化させて洗米を不要と
し、さらに炊飯時における米粒の亀裂を防止して
食味を向上するということができないものであつ
た。
本発明は、白米粒表面に水分添加を施し、添加
した水分が米粒内層に浸透しない間に100℃以上
の熱風を30秒以内の短時間に白米粒表面を糊化す
る処理を施した後冷却する白米加工法であるか
ら、白米に水分添加して白米を糊化し、その白米
粒表面を滑面に硬化する作用を極めて短時間に処
理して能率を大幅に合理化でき、白米を高温処理
して殺菌・殺虫消毒すると共に、白米粒表面を糊
化して滑面に硬化させ、炊飯時の洗米を不要とす
ることに合せ、その炊飯時の吸水速度を著しく抑
制させた状態で加熱炊飯させることにより、米粒
に亀裂が生じることなく糊精が湧出しないため食
味を良好に確保でき、そして糊化滑面処理した白
米の貯蔵性を安全に確保できる白米加工法を提供
することを目的とする。
した水分が米粒内層に浸透しない間に100℃以上
の熱風を30秒以内の短時間に白米粒表面を糊化す
る処理を施した後冷却する白米加工法であるか
ら、白米に水分添加して白米を糊化し、その白米
粒表面を滑面に硬化する作用を極めて短時間に処
理して能率を大幅に合理化でき、白米を高温処理
して殺菌・殺虫消毒すると共に、白米粒表面を糊
化して滑面に硬化させ、炊飯時の洗米を不要とす
ることに合せ、その炊飯時の吸水速度を著しく抑
制させた状態で加熱炊飯させることにより、米粒
に亀裂が生じることなく糊精が湧出しないため食
味を良好に確保でき、そして糊化滑面処理した白
米の貯蔵性を安全に確保できる白米加工法を提供
することを目的とする。
本発明は、飯用白米に限らず酒造用白米にも同
様の前記効果を奏するものであるが、飯用米と違
う点は無洗米によつて脂肪酸の発生を防止する効
果と共に浸漬時に吸水初速度を抑制することによ
つて水中亀裂を防止すると理想的な蒸成が可能に
なり麹の酒化率が向上する効果もあり、総合効果
が極めて顕著である。
様の前記効果を奏するものであるが、飯用米と違
う点は無洗米によつて脂肪酸の発生を防止する効
果と共に浸漬時に吸水初速度を抑制することによ
つて水中亀裂を防止すると理想的な蒸成が可能に
なり麹の酒化率が向上する効果もあり、総合効果
が極めて顕著である。
本発明を実施するための装置を実施例について
説明する。多孔壁除糠筒1の内部に、精白転子2
を通風給湿用主管軸3に軸架して精白室4を形成
すると共に、精白室4には給米口5と排米口6を
それぞれ設け、精白転子2の通風溝孔7は主管軸
3に設けた多数の通風孔8に連通させ、主管軸3
の給風孔9には超音波ノズル10が臨設させてあ
る。また多孔壁除糠筒1の外囲には吸風壁11に
よつて包囲しその吸風壁11の端部に排風機12
を連設し、ノズル10には、流量調節弁13を介
装した送水管14によつて加湿装置15の水槽1
6に連絡すると共に、送風管17によつて空気圧
縮機18に連絡し一体的に加水摩擦式精米機装置
19に形成してある。
説明する。多孔壁除糠筒1の内部に、精白転子2
を通風給湿用主管軸3に軸架して精白室4を形成
すると共に、精白室4には給米口5と排米口6を
それぞれ設け、精白転子2の通風溝孔7は主管軸
3に設けた多数の通風孔8に連通させ、主管軸3
の給風孔9には超音波ノズル10が臨設させてあ
る。また多孔壁除糠筒1の外囲には吸風壁11に
よつて包囲しその吸風壁11の端部に排風機12
を連設し、ノズル10には、流量調節弁13を介
装した送水管14によつて加湿装置15の水槽1
6に連絡すると共に、送風管17によつて空気圧
縮機18に連絡し一体的に加水摩擦式精米機装置
19に形成してある。
次に、加水摩擦式精米装置19の後行程に穀粒
用加湿装置20を設け、加湿装置20はその機枠
21内に多孔壁筒体22を横または斜軸23によ
つて回転自在に装架すると共に、その空洞部Aに
臨設した給風口24を蒸気発生装置25に連結、
また機枠21の一側に設けた供給口26を加水摩
擦式精米装置19の排米口6に連絡すると共に、
機枠21の他側に排出口27が設けてある。
用加湿装置20を設け、加湿装置20はその機枠
21内に多孔壁筒体22を横または斜軸23によ
つて回転自在に装架すると共に、その空洞部Aに
臨設した給風口24を蒸気発生装置25に連結、
また機枠21の一側に設けた供給口26を加水摩
擦式精米装置19の排米口6に連絡すると共に、
機枠21の他側に排出口27が設けてある。
次に、穀粒用加湿装置20の後行程に穀粒の粒
面加工装置28を設け、粒面加工装置28はその
機枠29内に多孔壁回転筒30を横または斜軸3
1によつて回転自在に装架すると共に、その空洞
部Bに臨設した給風口32を熱風発生装置33に
連結し、また機枠29の一側に設けた供給口34
を前記加水装置20の排出口27に連絡すると共
に、機枠29の他側に排出口35が設けてある。
面加工装置28を設け、粒面加工装置28はその
機枠29内に多孔壁回転筒30を横または斜軸3
1によつて回転自在に装架すると共に、その空洞
部Bに臨設した給風口32を熱風発生装置33に
連結し、また機枠29の一側に設けた供給口34
を前記加水装置20の排出口27に連絡すると共
に、機枠29の他側に排出口35が設けてある。
以下に上記装置の作用について説明する。給米
口5から精米室4に流入する玄米または白米は、
加湿装置15から供給される湿風により搗精され
る白米に、適量の水分を添加し白米粒の表面だけ
が極めて薄層に湿潤軟質化した瞬間、精白転子と
多孔壁精白筒によつて白米表面の薄層だけを剥離
する都度発生糠と水分を通風によつて多孔壁を通
して精白室外に排出し、硬質面を露呈する白米粒
相互の琢磨作用によつて各白米粒面は美麗な超光
沢面に仕上げられる。そしてこの超光沢面の白米
は、穀粒用加湿装置20の多孔壁筒体22に継続
的に流入し、その多孔壁面内を雪崩状に流動する
間に、その空洞部Aに臨設した蒸気発生装置25
に連通する給風口24から噴出する蒸気によつて
白米の各粒面はそれぞれ水分添加され、その直後
に排出口27から粒面加工装置28に継続的に流
入し、粒面加工装置28の多孔壁回転筒30に供
給された白米は、白米粒面の水分が粒内に浸透し
ない間に、多孔壁回転筒30の多孔壁の周面を雪
崩状に流動しながら、その空洞部Bに臨設した熱
風発生装置33に連通した給風口32から噴出す
る100℃以上の熱風を30秒以内の短時間に糊化作
用を施し、前記熱風による乾燥作用によつて各白
米粒面の薄層の澱粉層だけがそれぞれ斑なく完全
に糊化され、またその直後に排出口35から機外
に継続的に排出してそれぞれ冷却される。なお、
実施例図では粒面加工装置28の空洞部Bに熱風
発生装置38の給風口32を設けて熱風を供給し
て加熱乾燥作用を実施するようにしてあるが、前
記空洞部に高周波の電磁波加熱装置を設けて前述
の加熱乾燥作用を実施する場合もある。
口5から精米室4に流入する玄米または白米は、
加湿装置15から供給される湿風により搗精され
る白米に、適量の水分を添加し白米粒の表面だけ
が極めて薄層に湿潤軟質化した瞬間、精白転子と
多孔壁精白筒によつて白米表面の薄層だけを剥離
する都度発生糠と水分を通風によつて多孔壁を通
して精白室外に排出し、硬質面を露呈する白米粒
相互の琢磨作用によつて各白米粒面は美麗な超光
沢面に仕上げられる。そしてこの超光沢面の白米
は、穀粒用加湿装置20の多孔壁筒体22に継続
的に流入し、その多孔壁面内を雪崩状に流動する
間に、その空洞部Aに臨設した蒸気発生装置25
に連通する給風口24から噴出する蒸気によつて
白米の各粒面はそれぞれ水分添加され、その直後
に排出口27から粒面加工装置28に継続的に流
入し、粒面加工装置28の多孔壁回転筒30に供
給された白米は、白米粒面の水分が粒内に浸透し
ない間に、多孔壁回転筒30の多孔壁の周面を雪
崩状に流動しながら、その空洞部Bに臨設した熱
風発生装置33に連通した給風口32から噴出す
る100℃以上の熱風を30秒以内の短時間に糊化作
用を施し、前記熱風による乾燥作用によつて各白
米粒面の薄層の澱粉層だけがそれぞれ斑なく完全
に糊化され、またその直後に排出口35から機外
に継続的に排出してそれぞれ冷却される。なお、
実施例図では粒面加工装置28の空洞部Bに熱風
発生装置38の給風口32を設けて熱風を供給し
て加熱乾燥作用を実施するようにしてあるが、前
記空洞部に高周波の電磁波加熱装置を設けて前述
の加熱乾燥作用を実施する場合もある。
上記白米加工処理中において、加水摩擦式精米
機から排出される白米は超光沢面に処理されてお
り、付着糠のない洗米不要の白米状態として次行
程に供給された加湿装置において、白米(超光沢
米)粒表面に水分添加されて加熱による糊化を容
易とする前処理が連続的になされ、次行程におい
ては、白米粒表面に添加した水分が米粒内層に浸
透しない間に、100℃以上の熱風を30秒以内の短
時間に糊化作用が施され、白米粒表面の殺菌・殺
虫消毒がなされると共に、白米粒表面は斑なく糊
化された滑面状に硬化処理され、白米には水分が
変動せず、雑菌の籠潜する余地もないので、カビ
発生とか変質の危険がなく、貯蔵の安全性を確保
できる。また、白米粒表面を糊化して滑面状に硬
化処理された白米は、炊飯時において染米する必
要もなく手数を省略でき、炊飯も吸水抵抗が強く
吸水の初速度が著しく抑制された状態で加熱され
るから、白米粒表面と白米内層とはその吸水速度
をほぼ均等的に作用して炊飯が進行するから、白
米粒表面と白米内層との間に生じる吸水速度のず
れによつて発生する亀裂がなく、理想的な炊飯が
行えて食味を良好に確保できる。
機から排出される白米は超光沢面に処理されてお
り、付着糠のない洗米不要の白米状態として次行
程に供給された加湿装置において、白米(超光沢
米)粒表面に水分添加されて加熱による糊化を容
易とする前処理が連続的になされ、次行程におい
ては、白米粒表面に添加した水分が米粒内層に浸
透しない間に、100℃以上の熱風を30秒以内の短
時間に糊化作用が施され、白米粒表面の殺菌・殺
虫消毒がなされると共に、白米粒表面は斑なく糊
化された滑面状に硬化処理され、白米には水分が
変動せず、雑菌の籠潜する余地もないので、カビ
発生とか変質の危険がなく、貯蔵の安全性を確保
できる。また、白米粒表面を糊化して滑面状に硬
化処理された白米は、炊飯時において染米する必
要もなく手数を省略でき、炊飯も吸水抵抗が強く
吸水の初速度が著しく抑制された状態で加熱され
るから、白米粒表面と白米内層とはその吸水速度
をほぼ均等的に作用して炊飯が進行するから、白
米粒表面と白米内層との間に生じる吸水速度のず
れによつて発生する亀裂がなく、理想的な炊飯が
行えて食味を良好に確保できる。
本発明は、飯用白米に限らず酒造用白米にも同
様の前記効果を奏するものであるが、飯用米と違
う点は無洗米によつて脂肪酸の発生を防止する効
果と共に浸漬時に吸水初速度を制御することによ
つて水中亀裂を防止すると理想的な蒸成が可能に
なり工事の酒化率が向上する効果もあり、総合効
果が極めて顕著である。
様の前記効果を奏するものであるが、飯用米と違
う点は無洗米によつて脂肪酸の発生を防止する効
果と共に浸漬時に吸水初速度を制御することによ
つて水中亀裂を防止すると理想的な蒸成が可能に
なり工事の酒化率が向上する効果もあり、総合効
果が極めて顕著である。
上記に説明した如く本発明によれば、白米を供
給した加湿装置において白米粒表面に水分添加
し、添加した水分が米粒内層に浸透しない間に
100℃以上の熱風を30秒以内の短時間に白米粒表
面を糊化する処理を施した後冷却する白米加工法
であるから、白米加工処理行程を極めて短時間に
処理でき、製造経費ならびに能率を大幅に合理化
でき、さらに糊化して滑面状に硬化した白米の貯
蔵性の向上、炊飯時における無洗化、炊飯の食味
向上等に顕著な効果を奏するものである。
給した加湿装置において白米粒表面に水分添加
し、添加した水分が米粒内層に浸透しない間に
100℃以上の熱風を30秒以内の短時間に白米粒表
面を糊化する処理を施した後冷却する白米加工法
であるから、白米加工処理行程を極めて短時間に
処理でき、製造経費ならびに能率を大幅に合理化
でき、さらに糊化して滑面状に硬化した白米の貯
蔵性の向上、炊飯時における無洗化、炊飯の食味
向上等に顕著な効果を奏するものである。
図面は本発明の実施例図であり、本装置全体の
一部切開した側面図である。 1……多孔壁除糠筒、2……精白転子、3……
通風給湿用主管軸、4……精白室、5……給米
口、6……排米口、7……通風溝孔、8……通風
孔、9……給風孔、10……超音波ノズル、11
……吸風壁、12……排風機、13……流量調節
弁、14……送水管、15……加湿装置、16…
…水槽、17……送風管、18……空気圧縮機、
19……加水摩擦式精米装置、20……加湿装
置、21……機枠、22……多孔壁筒体、23…
…斜軸、24……給風口、25……蒸気発生装
置、26……供給口、27……排出口、28……
粒面加工装置、29……機枠、30……多孔壁回
転筒、31……斜軸、32……給風口、33……
熱風発生装置、34……供給口、35……排出
口、A,B……空洞部。
一部切開した側面図である。 1……多孔壁除糠筒、2……精白転子、3……
通風給湿用主管軸、4……精白室、5……給米
口、6……排米口、7……通風溝孔、8……通風
孔、9……給風孔、10……超音波ノズル、11
……吸風壁、12……排風機、13……流量調節
弁、14……送水管、15……加湿装置、16…
…水槽、17……送風管、18……空気圧縮機、
19……加水摩擦式精米装置、20……加湿装
置、21……機枠、22……多孔壁筒体、23…
…斜軸、24……給風口、25……蒸気発生装
置、26……供給口、27……排出口、28……
粒面加工装置、29……機枠、30……多孔壁回
転筒、31……斜軸、32……給風口、33……
熱風発生装置、34……供給口、35……排出
口、A,B……空洞部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 白米を供給した加湿装置において白米粒表面
に水分添加し、添加した水分が米粒内層に浸透し
ない間に100℃以上の熱風を30秒以内の短時間に
白米粒表面を糊化する処理を施した後自然冷却す
る白米加工法。 2 前記白米は、加水摩擦式精米装置により超光
沢白米に処理し、次いで前記加湿装置において水
分添加する特許請求の範囲第1項記載の白米加工
法。 3 前記白米を連続一貫行程的に順次処理する特
許請求の範囲第1項または第2項記載の白米加工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7827080A JPS572645A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Method of processing polished rice |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7827080A JPS572645A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Method of processing polished rice |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS572645A JPS572645A (en) | 1982-01-08 |
JPS6347428B2 true JPS6347428B2 (ja) | 1988-09-21 |
Family
ID=13657284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7827080A Granted JPS572645A (en) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | Method of processing polished rice |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS572645A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2602090B2 (ja) * | 1989-03-14 | 1997-04-23 | 株式会社 東洋精米機製作所 | 洗い米の製造方法 |
KR100332060B1 (ko) * | 1999-08-04 | 2002-04-10 | 배근수 | 곡물세척방법 및 그 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462342A (en) * | 1977-10-27 | 1979-05-19 | Hakubakumai Kk | Production of gelatinized rice flour |
-
1980
- 1980-06-09 JP JP7827080A patent/JPS572645A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462342A (en) * | 1977-10-27 | 1979-05-19 | Hakubakumai Kk | Production of gelatinized rice flour |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS572645A (en) | 1982-01-08 |
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