JPS6227849B2 - - Google Patents

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JPS6227849B2
JPS6227849B2 JP11874179A JP11874179A JPS6227849B2 JP S6227849 B2 JPS6227849 B2 JP S6227849B2 JP 11874179 A JP11874179 A JP 11874179A JP 11874179 A JP11874179 A JP 11874179A JP S6227849 B2 JPS6227849 B2 JP S6227849B2
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JP
Japan
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rice
milling
friction
rice grain
water
Prior art date
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JP11874179A
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JPS5644051A (en
Inventor
Toshihiko Satake
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Satake Engineering Co Ltd
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Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は米粒処理方法およびその装置に関す
る。
一般に米飯の食味に重要な要素となるのは白米
の標準含水率であるとされている。この含水率は
例えば14.5〜15%である。しかし、籾乾燥処理の
過程で検査の不合格に対する安全係数のために1
〜1.5%の過乾燥米を供出するので通常精米用の
玄米には13%台のものが多く、これにわざわざ加
湿処理を施して食味のよい標準水分率の14.5%程
度(1粒全体の平均値)の含水率に玄米を調湿し
ようとする傾向が見られる。しかし玄米には表面
に防湿性のワツクスが含まれており、しかも玄米
は低温(通常25℃以下)なので加湿抵抗が大き
い。これに対して波状的に一度に過量の水分を与
え、これを加湿時間より遥かに長い調質(テンパ
リング)時間を設けて循環的に加湿と調質を反復
すると、水分は玄米の糠層に止まり、かつ一度に
多量に加水するために、その量が過度になると亀
裂を生じ亀裂が生じた場合水分が澱粉層に急激に
浸入して澱粉層が急膨張のシヨツクによりさらに
亀裂する結果を招く。そこで微穏的に控え目な加
湿を行うと、尚更長時間の加湿調質時間を要し、
尚且つ米粒の深層まで加湿することは困難で、通
常1%の加湿さえも至難とされている。
従つて加湿調質を施したと称する玄米でも精米
装置に供給するとその水分の大部分は糠と共に機
外に排除され、精白された白米の含水率は玄米よ
り低い含水率(13.5%位)に減少しているのが通
例であり、食味に好適する14.5%含水率の白米を
得ることは到底不可能とされている。
元来白米は澱粉質を露出しているので吸水性が
大きく内質への加湿も容易であるから、この特質
を応用すれば至極簡単に加湿することができる
し、従来のように玄米に水分を添加しても精白す
れば除去されて了うので終局の目的である白米を
正確な標準水分率に加湿することはできないか
ら、玄米加湿は全く無意味である。
しかしながら、従来のように一度に多量の水分
を断続的に行う処理法を吸湿性の大きい白米に施
すと忽ち亀裂になるので、精米によつて昇温した
白米には尚のこと加湿処理は冒険であり、白米の
加湿に至つては全く論外であつた。
本発明は前記の問題に対処し、白米の調湿に水
分含有気体を用いることによつて米粒に急激な水
分膨張を起さないようにし、米粒に対する加湿を
均一にすると共に総加湿時間が短かく、加湿効率
の高い米粒処理方法及びその装置を提供すること
を目的とするものである。
この目的を達成するために本発明の米粒処理方
法は米粒を精白して精白米とし、その後この精白
米に水分含有気体を作用して調湿することを特徴
とし、本発明の米粒処理装置は精米装置の精米排
出口を調湿機の供給口に連絡し、この調湿機は米
粒通路に水分含有気体供給路を連通したものであ
ることを特徴とする。
本発明を実施例図について説明すると、複数個
の調湿機56の加湿装置槽4に貯蔵した玄米を、
各槽に設けた準環行程の自動切換弁5を操作して
順次に排出すると共に、精白筒1a内に研削精白
転子2aを軸架した研削式精米機33の精米排出
口34を摩擦式精米機35の供給口36に連絡
し、さらにこの摩擦式精米機35の精米排出口3
7を別の摩擦式精米機38の供給口39に連絡
し、これら研削式精米機33、摩擦式精米機35
及び38によつて構成された連座式精米装置3に
前記玄米を供給してそれぞれ搗精し、送穀流路3
1の自動切換弁30を操作して搗精された白米を
再びその精米排出口21から前記加湿装置槽4内
の空槽を選んでその供給口に返還すると共に、前
記切換弁30を循環行程に戻して継続的に所定時
間の加湿作用を実施する。1b及び1cは摩擦式
精米機35及び38の精白筒、2b及び2cは摩
擦精白転子である。
前記加湿装置槽4の構造は、その内部に脈条傘
6,7を設けて給風路6Aと排風路7Aになるよ
う多数並列状に配設し、これらの給風路6A側の
槽壁8外に給風室9を設けて通孔10によつて湿
風発生装置11からの水分含有気体である湿風を
給風路6Aを介して供給すると共に、排風路7A
から機外に排出するようにし、また該槽内の加湿
部12は無加湿部13より大容積になるようにす
ると共に、所定大容量の精白米を所定水分に時間
的に効率よく、しかも連続的に加湿するために区
割状の加湿装置槽4A,4B,4C,4Dを並列
状に配設してある。なお、各槽4には循環用コン
ベア14A,14B,14Cを並設して前記循環
行程を形成する。次に各槽内で所定水分に加湿さ
れた白米は送穀流路32に設けた自動切換弁15
によつて順次に次行程の冷却装置槽となる冷湿装
置槽16に移され、また槽績を通過した白米は多
孔壁精白筒17内に加湿噴風摩擦精白転子18を
軸架して前記精白筒17と精白転子18との間を
精白室57とすると共に、霧発生器19を備えた
加水摩擦式精米機20に流導して前記霧発生器1
9より発生した水分含有気体をその精白室57に
導入しつつ摩擦精米し、美麗な白米に搗精され
る。前記冷湿装置槽16の構造は、槽壁22に脈
条傘23,24を多数並列状に配設し、これらの
給風路23A側には槽壁外の給風室25に連通す
る通孔26を開口し、また給風室25は水分含有
気体を供給するための冷湿風発生装置27に連絡
してある。また排風路24A側には槽壁外の排風
室28に連通する通孔29を開口し、排風室28
を排風機28Aに連結し、吸湿風により湿度90%
程度の飽和に近い例えば5℃程度の冷湿風により
白米に亀裂させない安全処理により3分間程度の
短時間に25℃以下の低温白米を急冷することがで
きる。25℃以下の白米を加湿精米機に供給すると
全行程において終始白米粒面に極めて適量の結露
現象を生じ糊粉層の除去には特に有効である。精
米装置から供給された白米は加湿装置槽において
標準含水率まで正確に加湿され、必要に応じて冷
湿装置槽に移され、更に加湿精米機を経て標準含
水率の美味美麗な白米に仕上げられる。
この場合の冷湿処理に用いる湿風水分は加湿と
いうより急冷によつて白米粒面が急激に乾燥収縮
し、亀裂することを防ぐための安全条件に過ぎ
ず、白米の標準含水率には影響しない。また加湿
精米機においても白米粒の表面に固着した糊粉層
を軟化して払拭除去する表面処理に止まり、添加
水分は白米粒内質には全く浸透しないように精白
室外に排除され、白米の標準含水率には関係しな
いのが原則である。
加水摩擦式精米機20の精米排出口40は、さ
らに調湿機41の供給口42に連絡され、加水摩
擦式精米機20で超光沢を付与された精白米は調
湿機41に送られる。
この調湿機41は槽壁43に脈条傘44,45
を多数並列状に配設し、これら一段置きの一部の
脈条傘44の給風路44A側には槽壁外の給風室
46に連通する通孔47を開口し、また給風室4
6は水分含有気体供給路51により湿風発生装置
48連絡してある。また一段置きの他の脈条傘4
5の排風路45A側には槽壁外の排風室49に連
通する通孔50を開口し、排風室49を排風機4
9Aに連結してある。湿風発生装置48は蒸気発
生器52と送風機53よりなる。54は気体冷却
装置である。
脈条傘44及び45の間は米粒通路55を形成
し、水分含有気体供給路51と連通している。
したがつて、加水摩擦式精米機20で超光沢精
白米とされた米粒は調湿機41内の米粒通路55
を通過する際、湿風発生装置48で発生され、水
分含有気体供給路51より送られる水分含有気体
により、均一に調湿される。
以上に述べたように、本発明の米粒処理方法は
米粒を精白して精白米とし、その後この精白米に
水分含有気体を作用して調湿することを特徴とす
るため、亀裂のない均一水分の標準含水率の美味
精白米を効率良く得ることができ、従来不可能と
されていた精白米の調湿を可能としたものであ
る。
また、本発明の米粒処理装置は精米装置の精米
排出口を調湿機の供給口に連絡し、この調湿機は
米粒通路に水分含有気体供給路を連結したもので
あることを特徴とするので、前記の効果を奏する
とともにその構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、その一部を切開
した全体の側面図である。 1a,1b,1c…精白筒、2a…研削精白転
子、2b,2c…摩擦精白転子、3…連座式精米
装置、4,4A,4B,4C,4D…加湿装置
槽、5…切換弁、6…脈条傘、6A…給風路、7
…脈条傘、7A…排風路、8…槽壁、9…給風
室、10…通孔、11…湿風発生装置、12…加
湿部、13…無加湿部、14A,14B,14C
…循環用コンベア、15…自動切換弁、16…冷
湿装置槽、17…多孔壁精白筒、18…加湿噴風
精白転子、19…霧発生器、20…加水摩擦式精
米機、21…精米排出口、22…槽壁、23…脈
条傘、23A…給風路、24…脈条傘、24A…
排風路、25…給風室、26…通孔、27…冷湿
風発生装置、28…排風室、28A…排風機、2
9…通孔、30…切換弁、31…送穀流路、32
…送穀流路、33…研削式精米機、34…精米排
出口、35…摩擦式精米機、36…供給口、37
…精米排出口、38…摩擦式精米機、39…供給
口、40…精米排出口、41…調湿機、42…供
給口、43…槽壁、44…脈条傘、44A…給風
路、45…脈条傘、45A…排風路、46…給風
室、47…通孔、48…湿風発生装置、49…排
風室、49A…排風機、50…通孔、51…水分
含有気体供給路、52…蒸気発生器、53…送風
機、54…気体冷却装置、55…米粒通路、56
…調湿機、57…精白室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 米粒を精白して精白米とし、その後この精白
    米に水分含有気体を作用して調湿することを特徴
    とする米粒処理方法。 2 米粒表面を摩擦することによつて精白する特
    許請求の範囲第1項記載の米粒処理方法。 3 米粒を加湿しつつその表面を摩擦することに
    よつて精白する特許請求の範囲第1項記載の米粒
    処理方法。 4 米粒表面を摩擦した後に、さらに前記米粒を
    加湿しつつその表面を摩擦することによつて精白
    する特許請求の範囲第1項記載の米粒処理方法。 5 米粒表面を研削した後に、前記米粒の表面を
    摩擦し、その後さらに前記米粒を加湿しつつその
    表面を摩擦することによつて精白する特許請求の
    範囲第1項記載の米粒処理方法。 6 精米装置の精米排出口を調湿機の供給口に連
    絡し、この調湿機は米粒通路に水分含有気体供給
    路を連通したものであることを特徴とする米粒処
    理装置。 7 精米装置が摩擦精白転子を有する摩擦式精米
    機である特許請求の範囲第6項記載の米粒処理装
    置。 8 精米装置が水分含有気体供給装置に連通した
    精白室と摩擦精白転子とを有する加水摩擦式精米
    機である特許請求の範囲第6項記載の米粒処理装
    置。 9 精米装置が摩擦精白転子を有する摩擦式精米
    機と、この摩擦式精米機の精米排出口に供給口を
    連絡すると共に水分含有気体供給装置に連絡した
    精白室と摩擦精白転子とを有する加水摩擦式精米
    機とからなる特許請求の範囲第6項記載の米粒処
    理装置。 10 精米装置が研削精白転子を有する研削式精
    米機と、この研削式精米機の精米排出口に供給口
    を連絡した摩擦精白転子を有する摩擦式精米機
    と、この摩擦式精米機の精米排出口に供給口を連
    絡すると共に水分含有気体供給装置に連絡した精
    白室と摩擦精白転子とを有する加水摩擦式精米機
    とからなる特許請求の範囲第6項記載の米粒処理
    装置。 11 調湿機は槽壁に脈条傘を多数並列状に配設
    し、これら脈条傘の一部を水分含有気体供給路に
    連通し、残りを槽壁外に連通して前記脈条傘の間
    を米粒通路としたものである特許請求の範囲第6
    項乃至第10項のいずれかに記載の米粒処理装
    置。
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JPH054762Y2 (ja) * 1987-09-08 1993-02-05

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