JPH0342853B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0342853B2
JPH0342853B2 JP56503071A JP50307181A JPH0342853B2 JP H0342853 B2 JPH0342853 B2 JP H0342853B2 JP 56503071 A JP56503071 A JP 56503071A JP 50307181 A JP50307181 A JP 50307181A JP H0342853 B2 JPH0342853 B2 JP H0342853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
cultivation
water
plant
nutrients
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56503071A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58500587A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Publication of JPS58500587A publication Critical patent/JPS58500587A/ja
Publication of JPH0342853B2 publication Critical patent/JPH0342853B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G24/00Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
    • A01G24/10Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing inorganic material
    • A01G24/18Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing inorganic material containing inorganic fibres, e.g. mineral wool
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G24/00Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
    • A01G24/30Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing synthetic organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G24/00Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
    • A01G24/40Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor characterised by their structure
    • A01G24/44Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor characterised by their structure in block, mat or sheet form
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G24/00Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
    • A01G24/40Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor characterised by their structure
    • A01G24/48Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor characterised by their structure containing foam or presenting a foam structure

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

請求の範囲 1 植物の根を支持するために土壌以外の水分布
性・非親水性の多孔質支持体を含むプラスチツク
フイルム製バツグを懸垂状態にして該バツグ内で
植物の根を発育させる際、バツグの頂部に設けた
開口部から植物の成育に必要な添加剤を含む水を
添加すると共に植物の茎を伸長させ、バツグの底
部に設けた1個もしくは複数個の開口部からバツ
グ、支持体及び植物の根を流下した過剰の水を排
出し、回収後、撒水として再循環させる植物の栽
培方法において、バツグは薄く完全にたいらな形
を有しており、支持体はバツグの大きさに合わせ
て裁断したたいらな密着性シートの形を有してお
り、栄養分濃度が20/00以下の水を点滴灌水法によ
りバツグの頂部開口部から支持体に連続供給する
ことを特徴とする植物の栽培方法。
2 一端に植物の茎と撒水のための頂部開口部と
対向する端部に1個またはそれ以上の開口部を有
するプラスチツクフイルム製バツグからなり、土
壌以外の非親水性の多孔質支持体を収容した植物
栽培用バツグにおいて、バツグは薄く完全にたい
らな形を有しており、バツグには鉛直方向に懸垂
させるべく懸垂用ストリングのための固定手段が
設けられており、支持体は薄くてたいらな水分散
性マツトであり、マツトはバツグに完全に収容さ
れるようにバツグの形に合わせて裁断されている
ことを特徴とする植物栽培用バツグ。
3 バツグは光不透過性材料からなることを特徴
とする請求の範囲2に記載のバツグ。
4 バツグは、頂部に懸垂用ストリングのための
横方向開口部を頂部開口部に隣接して含むことを
特徴とする請求の範囲3に記載のバツグ。
5 バツグは、2枚の長方形のような四角形のプ
ラスチツクフイルムの外周を接合して形成される
ことを特徴とする請求の範囲3又は4に記載のバ
ツグ。
6 バツグは2枚の三角形のプラスチツクフイル
ムの外周を接合して形成され、バツグを懸垂した
ときバツグは2等辺三角形の形をとり、2等辺三
角形の基線が水平となることを特徴とする請求の
範囲3又は4に記載のバツグ。
7 支持体がガラスウール、岩綿、発泡プラスチ
ツク又は繊維を含有する織布若しくは不織布繊維
材料からなることを特徴とする請求の範囲5又は
6に記載のバツグ。
産業上の利用分野 本発明は、プラスチツクフイルム製バツグに収
容した多孔性栽培基質(支持体)を使用し、前記
基質に植物の生育に必要な添加物を含有する水を
連続的に供給することからなる植物栽培方法に関
する。該方法においては、植物の茎をバツグの上
部開口部を介して伸長させ、前記水をバツグの下
端に設けた1個又はそれ以上の開口部を介してバ
ツグから排出させる。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 上記した如き植物栽培方法は、“Supplement
to the Grower”(1978年8月24日発行)の
“Peter Baily′s drip system−cheap
hydroponics”なる論文から公知である。この論
文は、キユウリ作付の際に用いられる栄養膜技術
(NFT)の改良に関するものである。
上記論文中に記載されている方法は、栽培基質
として岩綿を用い且つバツグの基底(base)を
かなり傾斜させる公知のシステムに基づくもので
あるが、バツグの基底を余り傾斜させず、岩綿の
代りに2.5cm厚さのピートモスリター層又は同等
の厚さを有する毛管マツトを使用している。ポツ
トに入れた植物をマツト上に配置し、ポツト又は
マツトに水を供給する。マツトに対する基底が傾
斜しているために、余分の水はマツトから漏出
し、周囲のプラスチツクシートのスリツトを通つ
て下水に流れる。
更に、1979年6月11日付の“Financial
Times”の論文には、僅かに傾斜した台(base)
上に配置した栽培バツグを用いて例えばキユウリ
やトマトを栽培する方法が記載されている。バツ
グには軽くてクリーンなピートコンポストや樹皮
粉末が充填されるが、樹皮は殆んど無限量利用し
うるのに対して、ピートの供給量は或る程度限ら
れていることから、樹皮粉末がより望ましい媒体
であると考えられている。
最近、コンポストからなり、約3.5Kgの重量し
いかないため運搬が極めて容易な脱水“ボード”
がテストされた。このボートを約18の水で濡す
と、4本のトマト苗を生育させ得る長さ1.2mの
栽培バツグのような適切な大きさの栽培バツグに
膨潤することが判明した。然しながら、そのよう
な栽培バツグの場合、栽培基質を十分に濡れた状
態に維持するために栽培基質それ自体に保水性を
持たせねばならない。栽培基質に保水性を持たせ
ると水の連続的な交換が遅延し、それによつて植
物の生育に必要な栄養分と酸素が根の部分全体に
不充分にしか供給されなかつたり、酸素の供給が
不充分になつた栽培基質の部分が腐敗することも
あり得る。
DE−OSNo.2723435には、植物用土壌又は他の
栽培基質からなり且つ任意に栄養分を含む水を加
えることによつて膨潤する粒状の植物栽培基質を
含むバツグ状の栽培ユニツトが記載されている。
然しながら、上記した如き従来の栽培バツク
は、撒水を再循環させながら植物の生育に応じた
水と栄養分を連続的に且つ自動的にコントロール
しながら供給できないという重大な欠点を有して
いる。植物を通常の撒水システムによつて撒水す
る場合には、土壌中に存在するバクテリアによつ
て植物全体が感染するという重大な危険を招く。
また、膨潤しうる親水性の栽培基質を用いると、
空気が不充分にしか供給されないため根の腐敗が
起ることが判明した。膨潤すると、水を交換する
ことができなくなり、よつて酸素と栄養分も供給
されなくなる。更に、親水性栽培基質に極めて強
固に結合するために、水の大部分が植物の生育に
利用され得ないことも判明した。
課題を解決するための手段 栽培バツグから排出した水が水平面に対して著
しく傾斜したスロープを通つて流れるとき及び栽
培基質として適切な疏水性物質を用いたときに
は、バツグを通過する水の流れが改善され、その
結果植物の根に対して栄養分と酸素を十分に供給
し得ることが知見された。
本発明方法の特徴は、撒水した水をバツグの底
部から回収し且つバツグの頂部開口部を介して栽
培基質に再循環させることと、土壌を含まない非
親水性の栽培基質を使用することにある。
栽培バツグをストリング(string)に懸垂して
使用すると、重力の作用によつて栽培基質を介し
て供給された栄養分溶液が適当に迅速に浸透し得
るので、植物の根の部分と栄養分溶液とを十分に
接触させ得る。従つて、撒水中の栄養分の濃度を
公知の植物栽培方法(約20/00)に比べて本発明方
法では約0.80/00まで低下させることができる。
従来の植物栽培方法においては、栄養分を含む
水溶液が非常にゆつくりとしか再利用され得ない
ため、栄養分溶液の吸収に長期間を要したとして
もどの栄養分も欠けることのないように栄養分を
高濃度とすると共に、各種栄養分の根における吸
収率に応じて溶液中の各種栄養分の量的割合を常
に管理し、栄養分溶液の組成をコントロールする
必要があつた。また一部の栄養分が高濃度である
がために、他の栄養分が根に吸収されないという
弊害が生ずる恐れもあつた。これに対して、本発
明方法では撒水した水が非常に迅速に浸透するの
で、撒水した水の全てが新しい栄養分溶液と迅速
に置換され得る。従つて、高濃度の栄養分を存在
させる必要もなくなり、各種栄養分の根における
吸収に応じて栄養分の量的割合を管理する必要も
なくなる。また、植物の根は植物に必要な栄養と
酸素を吸収するので、栄養分が低濃度であれば、
浸透圧が高すぎるために根が損傷する恐れが少な
くなる。撒水した水の再使用により、添加された
栄養分も有効に利用できる。
撒水した水を、バツグの底部から回収タンクに
通じる溝に向つて流化させるのが好ましい。この
タンクでは、酸素と栄養分の含有量をチエツク
し、所要に応じて酸素と栄養分を追加する。回収
タンクから、水は植物の上方に配置された供給用
パイプに送られ、供給用パイプに連通している供
給用チユーブは各栽培バツグに伸長している。撒
水した水を再循環させれば、栄養分溶液からの肥
料の損失を最小限に抑え得る。栄養分溶液の温度
を供給時に最適温度に調節してもよい。栄養分溶
液を点滴撒水によつて供給するのが好ましい。
再循環させる水を連続的に分析することによつ
て、栄養塩類と植物の生育に必要な他の添加物の
含有量は植物の生育段階に応じて植物の成長に最
適のレベルに保持することができる。
本発明方法によれば、撒水中に含まれる水と栄
養分を慎重にコントロールするだけで、従来植物
栽培には利用できなかつた場所にも作物例えばタ
バコを作付できる。
本発明方法では、鉄、銅、モリブデン、ホウ
素、マンガン及び亜鉛等の微量要素を植物に対し
て確実に供給し得、カリウム、燐及び窒素の多量
要素の欠乏に由来する欠乏症状を回避させ得る。
本発明方法によつて有利に栽培される果菜植物
(crop−yielding plants)としては、トマト、キ
ユウリ、コシヨウ、メロン及び豆類が例示される
が例えばポインセチア及びカーネーシヨン等の観
賞植物も本発明方法によつて栽培され得る。
本発明方法の具体例においては、栽培基質を収
容した植物栽培バツグを、植物と植物の先端部に
対する支持体としても機能するストリング
(string)に懸垂して使用する。ストリングを使
用すると、栽培バツグが支持されると同時に植物
及び植物の先端部を結びつける(binding up)
ことができる。また、懸垂用ストリングを例えば
水平に伸長する鋼線に適切に固定することによつ
て、植物を容易に移動運搬して栽培容積を最大限
に利用することも可能になる。
更に、本発明は、本発明方法に使用するための
栽培バツグにも関する。
栽培バツグは、一端に植物の茎のための頂部開
口部と対向する端部に1個又は2個以上の開口部
を有し、多孔性栽培基質を収容したプラスチツク
バツグによつて形成される。本発明のバツグの特
徴は、バツグが垂直に懸垂させるべく成形されて
いることと、栽培基質が土壌を含まないシート材
料からなり且つプラスチツクバツグの形に合わせ
て裁断されていることにある。
バツグを垂直方向に懸垂するために各種方法が
利用され得るが、バツグに頂部開口部に隣接して
懸垂用ストリングのための横方向開口部を設ける
のが好ましい。前記横方向開口部を例えばバツグ
の2枚のプラスチツクフイルムの溶着部分に配置
してもよく、2枚のプラスチツクフイルムを貫い
て頂部溶着端部の下方に配置してもよい。
栽培バツグを製造するためのプラスチツクフイ
ルムは、一方の面が白く且つ他方の面が黒い所謂
ミルクバツグ用プラスチツクからなるのが好まし
く、白い面がバツグの外側として用いられる。一
方の面(外側の面)がアルミニウム着色され、他
方の面(内側の面)が黒いプラスチツクフイルム
も適当である。
本発明の栽培バツグは、2枚の四角形(好まし
くは長方形)のプラスチツクフイルムの周囲を接
合して形成するのが好ましい。接合は溶着によつ
て行われ得るので、バツグを簡単に経済的に製造
され得る。
本発明の第2具体例では、バツグは、2枚の、
三角形のプラスチツクフイルムの外周を接合して
形成され、バツグを懸垂させたとき基線が水平状
態の二等辺三角形の形をとる。このようにバツグ
の場合、植物の根は極めてしつかりと下方に向つ
て発育させ得る。
本発明の栽培バツグの別の具体例においては、
栽培基質はバツグの形に応じた大きさを有するシ
ートであり、前記シートは好ましくはガラスウー
ル、岩綿、発泡プラスチツク、又は織物用繊維含
有の織布(woven fibre containing textile
material)もしくは不織布繊維材料からなる。
所謂Plant−Fibertex (優れた毛管作用を有
する非親水性の織物用繊維を含有する不織布)の
形態の繊維材料は、材料全体に亘つて特に十分に
水を分散させることが判明した。前記した材料を
本発明のバツグ中の栽培基質用に選択することに
よつて、バツグ内での栽培基質は全体に亘つて十
分な湿潤状態を保ち得る。
栽培基質としてPlant−Fibertex を含む栽培
バツグは、2枚のプラスチツクフイルムの外周を
溶着して製造され得るが、2〜3cm長さの開口部
を設けるべく、対角線上の2つの角を切断する。
植物の茎はこれらの開口部を通つて生育しうる。
バツグの両端には懸垂用ストリングのための横方
向開口部を設けるのが好ましいが、その場合バツ
グをいずれの開口部を用いて懸垂するかは任意で
ある。懸垂したとき下方に位置する開口部は、浸
透した水の出口として利用される。撒水用のチユ
ーブを固定するための溝を形成すべく、バツグの
切断された角の2〜3cmの長さの溶着部
(welding)を形成することが好ましい。
発泡プラスチツクからなる栽培基質を収容した
栽培バツグの具体例としては、栽培基質は約0.5
〜1.0cmの厚さの弾性ポリウレタンフオームから
なり且つバツグの形に対応した大きさを有するシ
ートである。前記ポリウレタンフオームは40〜60
Kg/m3の密度を有する。このような栽培バツグ
は、好ましくは、栽培基質が密度が約50Kg/m3
弾性ポリウレタンフオームからなるシートであつ
て、このシートはバツグの懸垂方向に約40cmの長
さと水平方向に約20cmの幅と約0.5cmの幅を有し、
平らにしたバツグは約44cmの長さと25cmの幅を有
する。バツグの底部が相互に一定の距離を置いて
配置された2つの溶着部により接合されているこ
とが好ましい。このような栽培バツグは、多くの
果菜植物に適していることが判明した。
本発明の多孔性栽培基質を収容した栽培バツグ
の場合、バツグを懸垂した状態で多孔性栽培基質
を湿らすとバツグは十分にふくらむ。このこと
は、例えば、従来のコンポストからなる脱水ボー
ド又は土壌含有材料の栽培基質を使用したときに
も起り得る。本発明の栽培バツグは、懸垂状態で
鉛直線に沿つて重ねることができるので、植物の
初期生育段階では栽培バツグを一定の狭い空間に
集めることが可能である。従つて、温室等で植物
を栽培するときには温室面積を縮小できるが故に
植物当りの消費熱量をも節約すること可能であ
る。
本発明方法によつて、土壌を使用しない植物栽
培方法の利点が得られる。即ち、土壌バクテリア
に由来する疾病が回避され、植物に対する水、栄
養分及び酸素の供給を有効にコントロールするこ
とができる。一般に植物を生育させる際栄養分と
して硝酸塩を存在させたとき、根の周りの酸素供
給量が少ないと根に吸収された硝酸塩の一部は亜
硝酸塩に還元されることがあり、こうした現象は
レタスを栽培する際顕著である。しかしながら本
発明の栽培バツグを用いると、上述した如く根の
周りの酸素供給量が十分であるため、亜硝酸塩に
還元される割合が非常に低いことが判明した。
本発明を実施するための最良の形態 植物に対する撒水は、“ボルマチツク撒水シス
テム”(”volmatic−watering system)と称さ
れる公知の点敵灌水デバイスを用いてバツグ内の
栽培基質に水を供給することにより自動的に行な
われるのが好ましい。バツグは懸垂されているた
め、植物の生長に従い徐々に増大する空間の必要
に応じてバツグは相互に引き離される。本発明方
法によれば植物栽培中の水の蒸発が最小限度に抑
えられるために、土壌での植物栽培に比べて約60
〜75%の節水が可能である。撒水中に加えられる
栄養分についても、水と同様に節約され得る。栽
培バツグを懸垂し且つ撒水システムを配置すると
いう本発明に関連する作業は、土壌中での従来の
栽培に比較すると非常に軽度である。
デンマーク及び類似の気候条件の国において、
本発明の栽培バツグはトマト、キユウリ、コシヨ
ウ、メロン等の植物を栽培するために使用され得
るけれども、適切な気候条件下では本発明栽培バ
ツグは、例えば、外巻き葉用のタバコの栽培にも
使用され得る。
添付の図面を参照しながら、本発明を更に説明
する。
第1図及び第3図は本発明方法を実施するため
の好ましい具体例を示す。
第1図に示した栽培バツグ10は、2枚の長方
形プラスチツクフイルム12,14の外周を溶接
等により接合して作成した閉鎖空間を含む。バツ
クの対角線上の角に設けた2つの開口部18,2
0を除いて、閉鎖空間は水、水蒸気及び光を通さ
ない。バツグの頂部開口部18は植物に栄養分溶
液を連続的に供給すべく且つ植物の茎を伸長させ
るべく機能する。また、バツグの底部開口部20
は浸透(通過)した過剰の栄養分溶液の出口とし
て機能する。
2枚のプラスチツクフイルム12,14の間に
は、土壌以外の非親水性材料からなる薄いシート
状多孔質支持体もしくは栽培基質、例えば所謂
Plant−Fibertex の形態の疏水性繊維含有不織
材料からなるマツト22が収容されている。支持
体マツト22は栽培バツグの内部の閉鎖空間の大
きさに合わせて裁断されている。
バツグ10の頂部開口部18の近くには、スト
リング26を据え付けるための貫通孔24が設け
られている。前記ストリングは、栽培バツグ10
を懸垂すべく機能し、且つ植物の先端を支持・巻
き付けるべく機能する。ストリング26の他端は
水平方向のスチールワイヤ28に擢動自在に着脱
自在に、例えばフツク27を用いて取付けられて
いる。所要によりバツグ10を逆さにして、すな
わち開口部20が上になるように使用できるよう
に、開口部20の近くに貫通孔24を設けてもよ
い。
添付図面では、栽培バツグは長方形又は三角形
の形で示されているが、任意に他の適当な形、例
えば台形、菱形等であつてもよい。頂部開口部1
8にバツグ内で供給チユーブを保持するためのチ
ヤネル型保持手段を設けてもよいし、及び/又は
底部開口部20を第3図に示すようにバツグの底
部に複数個設けてもよい。
栄養分溶液を供給、再循環するためのシステム
はバツグ10の底部開口部20の下に位置する溝
30を含む。溝は栽培バツグ10を浸透した過剰
の栄養分溶液を回収すべく機能し、回収した栄養
分溶液は回収槽32に集められる。このタンク3
2には栄養分及び水の含有量を調整する手段(図
示せず)及び栄養分及び水を追加補給する手段3
4,36が設けられている。上記システムは、回
収槽37からの栄養分溶液をバツグ10の上方に
位置する供給パイプ38に導入する手段及び供給
パイプ38から各栽培バツグ10に伸長する供給
チユーブ40を有する。供給チユーブ40の端部
は頂部開口部18に挿入され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の栽培バツグの好ましい具体例
の概略図である。
第2図は第1図の栽培バツグの−線に沿つ
た断面図である。
第3図は本発明の栽培バツグの好ましい第二具
体例の概略図である。
第4図は第3図の栽培バツグの−線に沿つ
た断面図である。
JP56503071A 1981-04-15 1981-04-15 植物栽培方法、及び該方法用の栽培バツグ Granted JPS58500587A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/DK1981/000039 WO1982003529A1 (en) 1981-04-15 1981-04-15 A method of growing plants,and a growing bag for use by the method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58500587A JPS58500587A (ja) 1983-04-21
JPH0342853B2 true JPH0342853B2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=8152916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56503071A Granted JPS58500587A (ja) 1981-04-15 1981-04-15 植物栽培方法、及び該方法用の栽培バツグ

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0076261B1 (ja)
JP (1) JPS58500587A (ja)
AT (1) AT398358B (ja)
BR (1) BR8109002A (ja)
CH (1) CH659760B (ja)
DE (1) DE3152806C2 (ja)
GB (1) GB2112616B (ja)
NL (1) NL192073C (ja)
NO (1) NO156471C (ja)
SE (1) SE459628B (ja)
WO (1) WO1982003529A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK27983D0 (da) * 1983-01-25 1983-01-25 Gerhard Joergensen Dyrkningsbeholder, isaer til tomatog agurkplanter
GB8813839D0 (en) * 1988-06-10 1988-07-13 Graham N B Growing plants
US5273066A (en) * 1988-06-10 1993-12-28 Graham Neil B Control valves and method of plant growing using flow control
US4918861A (en) * 1988-11-15 1990-04-24 Hobbs Bonded Fibers Plant growth bed with high loft textile fibers
FR2659828B1 (fr) * 1990-03-26 1992-12-11 Lescher Henri Agencement pour la culture d'un vegetal, plantation a l'aide de tels agencements et procede de plantation et de culture.
ES2034874B1 (es) * 1991-01-18 1993-11-01 Peregrin Gonzalez Gerardo Anto Conduccion de riego para cultivo sin suelo,
FR2700918B1 (fr) * 1993-02-03 1995-04-21 Geraflor Installation pour la culture hors-sol de plantes.
US5355622A (en) * 1993-03-15 1994-10-18 Scott Paul Isabelle Plant pouch
ES2061409B1 (es) * 1993-05-21 1995-06-16 Caballero Luis Miguel Peregrin Perfeccionamientos en cultivos sin suelo.
JP3051345B2 (ja) * 1995-09-19 2000-06-12 みかど化工株式会社 植物育成方法
JP5973797B2 (ja) * 2012-06-13 2016-08-23 学校法人近畿大学 栽培システム
CN103518597A (zh) * 2012-07-01 2014-01-22 定西市丰源农业科技有限责任公司 紫斑牡丹反季节盆栽技术
CH712441A2 (it) * 2016-05-09 2017-11-15 Allera Caterina Substrato per la coltivazione idroponica o coltivazione fuorisuolo.

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1357840A (fr) * 1963-03-01 1964-04-10 Récipient pour la culture et la vente des végétaux
FR1519499A (fr) * 1963-07-22 1968-04-05 Conditionnement permanent pour plantes
NO115766L (ja) * 1966-12-21
FR1540887A (fr) * 1967-10-16 1968-09-27 Jegco Inc Paquet à graines pour faire pousser et récolter une récolte
AT313628B (de) * 1969-10-02 1974-02-25 Semperit Ag Vorrichtung und Verfahren zur hydroponischen Kultivation von Pflanzen
DE2027851A1 (de) * 1970-06-05 1971-12-16 Hall, Karl-Friedrich, 5250 Engelskirchen Blumenverpackung in Klarsichtfolie
DE2063715A1 (de) * 1970-12-24 1972-07-13 Farbenfabriken Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verbessertes Substrat für die erdlose Pflanzenkultur
JPS4918843U (ja) * 1972-05-20 1974-02-18
JPS4984821A (ja) * 1972-12-14 1974-08-14
JPS511607A (en) * 1974-06-29 1976-01-08 Nakamura Plywood Co Ltd Sekisobanshotaino seizohoho
JPS5126340A (ja) * 1974-08-30 1976-03-04 Hitachi Ltd Itokuzukyuinyosofuki
DE2525869A1 (de) * 1975-06-10 1976-12-23 Michele Tropea Hydroponik- bzw. wasserkulturverfahren und anlage zu seiner durchfuehrung
JPS526626A (en) * 1975-07-08 1977-01-19 Dynic Corp Artificial culture soil material for hydroponics
SE398436C (sv) * 1975-09-17 1983-02-21 Sjoestedt Ernst Horst Severin Sett for jordfri vextodling
DE7604167U1 (de) * 1976-02-13 1976-10-14 Gebrueder Friedrich, 3320 Salzgitter Aufzucht- und transportbeutel fuer jungpflanzen
DE2723435A1 (de) * 1976-05-24 1977-12-08 Breveteam Sa Pflanzenzuchtunterlage
US4149339A (en) * 1976-11-19 1979-04-17 Basic Designs, Inc. Hanging plant holder
GB1600481A (en) * 1977-01-15 1981-10-14 Fisons Ltd Process for growing plants
JPS53107937A (en) * 1977-02-28 1978-09-20 Toshio Honda Circular type cultureesolution cultivating device by culture bed
JPS547691A (en) * 1977-06-18 1979-01-20 Fuji Daiya Kk Method of manufacturing diamond tool
SE7713240L (sv) * 1977-11-23 1979-05-24 Heinstedt David Sett och anordning for odling
US4189868A (en) * 1978-02-22 1980-02-26 General Mills, Inc. Package for perishable produce

Also Published As

Publication number Publication date
SE8207118L (sv) 1982-12-13
NL192073B (nl) 1996-10-01
DE3152806C2 (de) 1994-05-19
NL192073C (nl) 1997-02-04
WO1982003529A1 (en) 1982-10-28
BR8109002A (pt) 1983-04-12
DE3152806T1 (de) 1983-07-07
SE8207118D0 (sv) 1982-12-13
SE459628B (sv) 1989-07-24
NO156471B (no) 1987-06-22
GB2112616B (en) 1985-09-11
CH659760B (ja) 1987-02-27
ATA910481A (de) 1994-04-15
NL8120343A (nl) 1983-03-01
JPS58500587A (ja) 1983-04-21
EP0076261A1 (en) 1983-04-13
EP0076261B1 (en) 1986-02-19
NO824202L (no) 1982-12-14
GB2112616A (en) 1983-07-27
NO156471C (no) 1987-09-30
AT398358B (de) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5201141A (en) Method of hydroponical growing of plants and an apparatus and a system for use by the method
US6389751B1 (en) Plant cultivating apparatus using subirrigation
JPH0342853B2 (ja)
JP3768489B2 (ja) 植物栽培装置及び植物栽培方法
JPH10127177A (ja) トマト栽培装置及び栽培方法
US20040249505A1 (en) Method and system for water management
JP2979209B2 (ja) 養液栽培方法および該構造
JP2004173564A (ja) 壁面緑化用植生コンテナ
JP6463525B1 (ja) 縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法
JP3717495B2 (ja) 植物栽培装置
WO2019156150A1 (ja) 縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法
CN215648400U (zh) 一种植物栽培系统和植物栽培装置
JP2004208611A (ja) 自然薯の養液栽培方法およびその栽培装置
KR101883153B1 (ko) 거트
JP3346271B2 (ja) 栽培ベッド形成シート及び高設栽培装置
EP0801891A1 (en) Hydroponic method for plants and apparatus used therefor
KR100332418B1 (ko) 양액재배에서 근권부 냉각 및 가열에 의한 생육조절방법 및 장치
CN209732058U (zh) 一种适用于岩质崖坡植被恢复的扦插营养袋
JPH0349628A (ja) 養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法
JP2005000020A (ja) 植物栽培方法及び育苗装置
JPH08191639A (ja) 養液栽培用不透水性不織布
JPH01117730A (ja) 水気耕栽培方法及びそれに用いる組合わせ容器
JPH1156110A (ja) 底面吸水方式による植物栽培容器
JP3415531B2 (ja) 余剰液を出さない養液栽培装置
JPH09107827A (ja) 養液栽培による植物育成方法