JPH0349628A - 養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法 - Google Patents
養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法Info
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- JPH0349628A JPH0349628A JP1184229A JP18422989A JPH0349628A JP H0349628 A JPH0349628 A JP H0349628A JP 1184229 A JP1184229 A JP 1184229A JP 18422989 A JP18422989 A JP 18422989A JP H0349628 A JPH0349628 A JP H0349628A
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Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、ロックウール等の人工培地へ、必要な養分を
溶かした禿液を供給しつつ、野菜、花等の植物を栽培す
るための養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法に
関する． （従来の技術） 一般にロックウール等の保水性のある人工培地を使用し
たＩＩ液栽培においては、栽培している植物が吸収する
養液量及び培地表面から蒸敗する養液量に見合う分の養
液を供給する必要があり、給液が不足すると、直ちに植
物の育成に影響を及ぼすため、慎重な給液管理が必要で
ある．従来、このような給液管理を自動化して労力を省
く方法として、第５図に示すように内部に水を溜めるこ
とのできる平底型の栽培槽ｌ内にロックウール等の人工
培地材２を充填し、栽培槽１の一部に人口培地材２を収
容しないＲ液溜部３を設けておき、その養液溜部３の水
位を水位センサー４に検出させ、常に一定の範囲の水位
にあるよう自動的にコントロールさせるようにしたもの
が一般的であった． しかし、このような給水管理方法では、人工培地が常時
養液に浸された状態となっているため、給液不足の問題
は解決されるが、人工培地の底部は常時高含水率の状態
となり植物の根か常に養液中に浸され、根ぐされが生じ
易いという問題がある．このような問題を解決する方法
として第６図に示すように人工培地材２を収容した栽培
槽１の底部に水抜き部３を形成しておき、上面より供給
した養液が人工培地２内の保水限界量を越えると底部か
ら排水されるようにし、空気の供給を促進し、根ぐされ
防止せんとした方法がある． （発明が解決しようとする課題） 上述した底部の水抜き部から余分の養液を排出させる方
法では、人工培地中の水分の減少を予想して、一定の時
間毎に給液し、養液不足をなくするようにしているが、
給液の時間的間隔が短いと、使用する養液量が多くなっ
て不経済となり、また、気温や湿度の違いによって植物
の給水量及び蒸散凰が異なるため、経済性を向上させる
ため給液間隔を長くしておくと、不慮の天候状況の際に
水不足が生じ、植物をしおれさせて多大の損害を蒙る危
険性があるという問題があった． 本発明は上述の如き従来の問題にかんがみ、経済的に給
液ができ、根ぐされの問題が解消され、しかも不慮の天
候状況が生じても給水不足をなくすることのできる養液
栽培床及びこれを使用した養液栽培方法の提供を目的と
したものである．（課題を達戊するための手段） 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成する
本発明の養液栽培床の特徴は内部に水を溜めることがで
きる栽培槽の底部に保水材層を設け、該保水材層上に、
透水性のある不透根シートを介して保水性のある人工培
地層を設け、該人工培地層の上面に給液管の袷液口を開
口させ、かつ、前記栽培槽内の水位を前記保水材層の高
さ以下に保つ水位制御手段を備えたことにある．この養
液栽培床において、保水材層を透水性シートからなる袋
内にロックウール等の人工培地材料を詰めて構成し、そ
の上に透水性の不透根シートで包み込んだ人工培地材を
重ねて人工培地層とすることかでき、このようにするこ
とにより、人工培地材の取り扱いか容易となる． また、本発明の養液栽培方法の特徴は、上記した養液栽
培床を使用し、前記人工培地層上に苗ブロックを定植し
、一定時間毎に曲記保水材層のみか浸される状態まで前
記給液により給液させ、前記保水材層に常時養液が保持
された状態を維持させつつ栽培することにある， （作用） この＊ｉ栽培床及び養液栽培方法は、所定の時間間隔毎
に給液管に畏液を送り込み給液口から人工培地層上に給
液すると、その供給された養液は、人工培地層の上面よ
り内部に拡散して、人工培地内に保持される．そして人
工培地の保水限界以上の量になると不透根シートを透し
てその下の保水林層に至り、その保水林層に吸収される
。そして保水材層の保水限界量以上になると、栽培槽底
部に溜まり、一定の水位に達すると水位制御手段によっ
てそれ以上の水位の上昇が防止されるとともに、給液が
停止される． この状態において、栽培槽底部に溜まった養液の水位は
保水材層の高さ以下にあるため、人工培地層は養液の水
位下に浸されず、保水材層より毛管現象により不透根シ
ートを通して養液が上昇されることとなる． また、人工培地層に定植された苗の根は、不透根シート
によりそれより下測への伸長が阻まれ、底部に溜まって
いる！！液に達することがなく、空気含有状態及び含水
状態の良い部分にあることとなり根ぐされの問題が少な
い． また、給水時間間隔を短くしても、人工培地層へは、蒸
散や苗の吸水による水分減少以上に給水されず、常に！
！液が保水材層部分に溜められた状態にしておくことに
より、不慮の天候状況の変化により急激な水分の減少が
生じた場合でも給水不足が生じない． （実施例） 次に本発明の実施例を図面について説明する．第１図〜
第３図は本発明に係る養液栽培装置の第一実施例を示し
ており、図中１０は少なくとも底部に一定高さまで養液
を溜めることができるように水蜜性をもたせた栽培槽で
ある．この栽培槽１０は平底型をなし、略水平に定置さ
せるようにしており、その一部に水位を制御するため水
溜部１１（第２図に示す｝が設けられている．この水溜
部ｌ１は底部に通水口１２ａをあけた仕切１２を介して
設けられ、底面より排水管ｌ３を立ち上がらせ、その高
さ以上の分の養液が排水管１３を通して排水されること
により水位が一定以上にならないように制御している．
また、この水溜部１ｌには水位センサー１４が設けられ
、一定水位に達すると検出信号が出されるようになって
いる． 栽培＄８１０内には底部に保水材層１５が収容され、そ
の上に透水性の不透根シ一ト１６を介して人工培地層１
７が収容されている． 保水林層ｌ５は第３図に示すように、透水性のシートを
もって成形した袋１８内に、保水材１９を詰めて一定厚
さの平盤状に成形したものを栽培槽１０内に収容して構
成している． 人工培地層ｌ７は栽培しようとする植物の根が自由に透
過することのできる透根性のシートをもって成形した袋
２０内にロックウールからなる人工培地材２１を詰めた
ものを収容して４１１或している． 前述した保水材ｌ９及び人工培地材２１としては、ロッ
クウール、スラグウール等の鉱物質繊維を粒状にしたも
ので平均粒径が１〜３０開、嵩密度が０．１〜０、５
ｇ ／ ＞ ’のものを使用している． 不透根シ一ト１６は透水性はあるが植物の根を透過させ
ない緻密さの不織布、例えばユニチカ■製商品名「エル
ベス」 （目付５ ０ ｔ ／ ｒｄ ）を使用し、前
述した人工培地層１７のＲ２０の外面を、その上面の苗
ブロック定置部を除く全体を包み込ませている． 人工培地層１７上には、給液管２２が挿通されている．
給液管２２には一定間隔毎に給液ノズル２３か設けられ
ている．給渣ノズル２３は、送液抵抗が大きく、ボンプ
２４により給液管２２の内圧が高められることによって
、点滴状にゆっくりと給液される点滴型ノズルを使用し
ている．なお、上述した実施例では保水材１９及び人工
培地材２１に鉱物質繊維を使用しているが、この他保水
材ｌ９は連続気孔のスボジ材等保水性を有し、毛管現象
により養液を上内開に吸い上げ得る性質のものであれば
よく、また人工培地材２１は保水性を有するとともに、
自らの内部の含水率の低下に伴って、その下の保水材層
１５から毛管現象によりｇ＃液を吸い上げることのでき
る性状を有すれば良く、更に後述する給液完了時に内部
に空気が残された状態で保水されるものが好ましい．ま
た、保水材層１５及び人工培地層１７は第４図に示すよ
うに栽培層１０を上下に仕切るように張設した不透根シ
一トｌ６を境にして上下に保水材ｌ９及び人工培地材２
ｌを直接充填してもよい．次に上述の如き養液栽培床を
使用した養液栽培方法について説明する． まず、別の育苗床にて苗２５を培地ブロック２６に成育
させた苗ブロックＡを人工培地層１７上に定置し、必要
に応じて不透光シーｌ・２７にて外周を包み込む． この状態で記憶器付きの自動コントロール装置３１によ
り、一定時間間隔毎に一定時間づつモーター２８を駆動
させ、ボンプ２４により、タンク２９内の養液３０を送
り込む． 送り込まれた畏液３０は給液ノスル２３より人工培地層
ｌ７の上面に少量づつゆっくりと供給され、該人工培地
層ｌ７に拡散されつつ降下する．人工培地層１７内が保
水限界に達すると、更にその下側の不透根シ一ト１６を
透して保水材槽ｌ５に吸収され、その保水限界に達する
と栽培槽１０の底部に養液が溜まり、これに（’Ｐって
水溜部１１の水位が上昇する．そして水位が一定高さに
達すると、水位センサー１４かこれを検出し、モータ２
８への給電が停止される． 供給された養液は、保水林層ｌ５の上面より蒸散すると
ともに、苗２５に吸い上げられて保水材層１５内から経
時的に減少するが、その減少にともなって下の保水材層
１５から毛管現象によって吸い上げられ、必要な含水状
態か維持される．一方、苗ブロックＡからは人工培地層
１７内に根が伸長するが、不透根シ一ト１６によって保
水材層１５１｝ＩＩへの伸長か阻止される．また、この
栽培に際し、給液時間間隔を、通常予想される天候条件
下において、栽培槽ｌＯの底部に常時一定水位まで養液
が溜められ、保水林層１７内が満水の状態が維持される
間隔に設定しておく．これによって予想しない急激な天
候状況の変化によって水分の減少率が大きくなった場合
にら保水材層１５に溜められている養液分だけ吸水不足
の発生が遅れる。
溶かした禿液を供給しつつ、野菜、花等の植物を栽培す
るための養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法に
関する． （従来の技術） 一般にロックウール等の保水性のある人工培地を使用し
たＩＩ液栽培においては、栽培している植物が吸収する
養液量及び培地表面から蒸敗する養液量に見合う分の養
液を供給する必要があり、給液が不足すると、直ちに植
物の育成に影響を及ぼすため、慎重な給液管理が必要で
ある．従来、このような給液管理を自動化して労力を省
く方法として、第５図に示すように内部に水を溜めるこ
とのできる平底型の栽培槽ｌ内にロックウール等の人工
培地材２を充填し、栽培槽１の一部に人口培地材２を収
容しないＲ液溜部３を設けておき、その養液溜部３の水
位を水位センサー４に検出させ、常に一定の範囲の水位
にあるよう自動的にコントロールさせるようにしたもの
が一般的であった． しかし、このような給水管理方法では、人工培地が常時
養液に浸された状態となっているため、給液不足の問題
は解決されるが、人工培地の底部は常時高含水率の状態
となり植物の根か常に養液中に浸され、根ぐされが生じ
易いという問題がある．このような問題を解決する方法
として第６図に示すように人工培地材２を収容した栽培
槽１の底部に水抜き部３を形成しておき、上面より供給
した養液が人工培地２内の保水限界量を越えると底部か
ら排水されるようにし、空気の供給を促進し、根ぐされ
防止せんとした方法がある． （発明が解決しようとする課題） 上述した底部の水抜き部から余分の養液を排出させる方
法では、人工培地中の水分の減少を予想して、一定の時
間毎に給液し、養液不足をなくするようにしているが、
給液の時間的間隔が短いと、使用する養液量が多くなっ
て不経済となり、また、気温や湿度の違いによって植物
の給水量及び蒸散凰が異なるため、経済性を向上させる
ため給液間隔を長くしておくと、不慮の天候状況の際に
水不足が生じ、植物をしおれさせて多大の損害を蒙る危
険性があるという問題があった． 本発明は上述の如き従来の問題にかんがみ、経済的に給
液ができ、根ぐされの問題が解消され、しかも不慮の天
候状況が生じても給水不足をなくすることのできる養液
栽培床及びこれを使用した養液栽培方法の提供を目的と
したものである．（課題を達戊するための手段） 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成する
本発明の養液栽培床の特徴は内部に水を溜めることがで
きる栽培槽の底部に保水材層を設け、該保水材層上に、
透水性のある不透根シートを介して保水性のある人工培
地層を設け、該人工培地層の上面に給液管の袷液口を開
口させ、かつ、前記栽培槽内の水位を前記保水材層の高
さ以下に保つ水位制御手段を備えたことにある．この養
液栽培床において、保水材層を透水性シートからなる袋
内にロックウール等の人工培地材料を詰めて構成し、そ
の上に透水性の不透根シートで包み込んだ人工培地材を
重ねて人工培地層とすることかでき、このようにするこ
とにより、人工培地材の取り扱いか容易となる． また、本発明の養液栽培方法の特徴は、上記した養液栽
培床を使用し、前記人工培地層上に苗ブロックを定植し
、一定時間毎に曲記保水材層のみか浸される状態まで前
記給液により給液させ、前記保水材層に常時養液が保持
された状態を維持させつつ栽培することにある， （作用） この＊ｉ栽培床及び養液栽培方法は、所定の時間間隔毎
に給液管に畏液を送り込み給液口から人工培地層上に給
液すると、その供給された養液は、人工培地層の上面よ
り内部に拡散して、人工培地内に保持される．そして人
工培地の保水限界以上の量になると不透根シートを透し
てその下の保水林層に至り、その保水林層に吸収される
。そして保水材層の保水限界量以上になると、栽培槽底
部に溜まり、一定の水位に達すると水位制御手段によっ
てそれ以上の水位の上昇が防止されるとともに、給液が
停止される． この状態において、栽培槽底部に溜まった養液の水位は
保水材層の高さ以下にあるため、人工培地層は養液の水
位下に浸されず、保水材層より毛管現象により不透根シ
ートを通して養液が上昇されることとなる． また、人工培地層に定植された苗の根は、不透根シート
によりそれより下測への伸長が阻まれ、底部に溜まって
いる！！液に達することがなく、空気含有状態及び含水
状態の良い部分にあることとなり根ぐされの問題が少な
い． また、給水時間間隔を短くしても、人工培地層へは、蒸
散や苗の吸水による水分減少以上に給水されず、常に！
！液が保水材層部分に溜められた状態にしておくことに
より、不慮の天候状況の変化により急激な水分の減少が
生じた場合でも給水不足が生じない． （実施例） 次に本発明の実施例を図面について説明する．第１図〜
第３図は本発明に係る養液栽培装置の第一実施例を示し
ており、図中１０は少なくとも底部に一定高さまで養液
を溜めることができるように水蜜性をもたせた栽培槽で
ある．この栽培槽１０は平底型をなし、略水平に定置さ
せるようにしており、その一部に水位を制御するため水
溜部１１（第２図に示す｝が設けられている．この水溜
部ｌ１は底部に通水口１２ａをあけた仕切１２を介して
設けられ、底面より排水管ｌ３を立ち上がらせ、その高
さ以上の分の養液が排水管１３を通して排水されること
により水位が一定以上にならないように制御している．
また、この水溜部１ｌには水位センサー１４が設けられ
、一定水位に達すると検出信号が出されるようになって
いる． 栽培＄８１０内には底部に保水材層１５が収容され、そ
の上に透水性の不透根シ一ト１６を介して人工培地層１
７が収容されている． 保水林層ｌ５は第３図に示すように、透水性のシートを
もって成形した袋１８内に、保水材１９を詰めて一定厚
さの平盤状に成形したものを栽培槽１０内に収容して構
成している． 人工培地層ｌ７は栽培しようとする植物の根が自由に透
過することのできる透根性のシートをもって成形した袋
２０内にロックウールからなる人工培地材２１を詰めた
ものを収容して４１１或している． 前述した保水材ｌ９及び人工培地材２１としては、ロッ
クウール、スラグウール等の鉱物質繊維を粒状にしたも
ので平均粒径が１〜３０開、嵩密度が０．１〜０、５
ｇ ／ ＞ ’のものを使用している． 不透根シ一ト１６は透水性はあるが植物の根を透過させ
ない緻密さの不織布、例えばユニチカ■製商品名「エル
ベス」 （目付５ ０ ｔ ／ ｒｄ ）を使用し、前
述した人工培地層１７のＲ２０の外面を、その上面の苗
ブロック定置部を除く全体を包み込ませている． 人工培地層１７上には、給液管２２が挿通されている．
給液管２２には一定間隔毎に給液ノズル２３か設けられ
ている．給渣ノズル２３は、送液抵抗が大きく、ボンプ
２４により給液管２２の内圧が高められることによって
、点滴状にゆっくりと給液される点滴型ノズルを使用し
ている．なお、上述した実施例では保水材１９及び人工
培地材２１に鉱物質繊維を使用しているが、この他保水
材ｌ９は連続気孔のスボジ材等保水性を有し、毛管現象
により養液を上内開に吸い上げ得る性質のものであれば
よく、また人工培地材２１は保水性を有するとともに、
自らの内部の含水率の低下に伴って、その下の保水材層
１５から毛管現象によりｇ＃液を吸い上げることのでき
る性状を有すれば良く、更に後述する給液完了時に内部
に空気が残された状態で保水されるものが好ましい．ま
た、保水材層１５及び人工培地層１７は第４図に示すよ
うに栽培層１０を上下に仕切るように張設した不透根シ
一トｌ６を境にして上下に保水材ｌ９及び人工培地材２
ｌを直接充填してもよい．次に上述の如き養液栽培床を
使用した養液栽培方法について説明する． まず、別の育苗床にて苗２５を培地ブロック２６に成育
させた苗ブロックＡを人工培地層１７上に定置し、必要
に応じて不透光シーｌ・２７にて外周を包み込む． この状態で記憶器付きの自動コントロール装置３１によ
り、一定時間間隔毎に一定時間づつモーター２８を駆動
させ、ボンプ２４により、タンク２９内の養液３０を送
り込む． 送り込まれた畏液３０は給液ノスル２３より人工培地層
ｌ７の上面に少量づつゆっくりと供給され、該人工培地
層ｌ７に拡散されつつ降下する．人工培地層１７内が保
水限界に達すると、更にその下側の不透根シ一ト１６を
透して保水材槽ｌ５に吸収され、その保水限界に達する
と栽培槽１０の底部に養液が溜まり、これに（’Ｐって
水溜部１１の水位が上昇する．そして水位が一定高さに
達すると、水位センサー１４かこれを検出し、モータ２
８への給電が停止される． 供給された養液は、保水林層ｌ５の上面より蒸散すると
ともに、苗２５に吸い上げられて保水材層１５内から経
時的に減少するが、その減少にともなって下の保水材層
１５から毛管現象によって吸い上げられ、必要な含水状
態か維持される．一方、苗ブロックＡからは人工培地層
１７内に根が伸長するが、不透根シ一ト１６によって保
水材層１５１｝ＩＩへの伸長か阻止される．また、この
栽培に際し、給液時間間隔を、通常予想される天候条件
下において、栽培槽ｌＯの底部に常時一定水位まで養液
が溜められ、保水林層１７内が満水の状態が維持される
間隔に設定しておく．これによって予想しない急激な天
候状況の変化によって水分の減少率が大きくなった場合
にら保水材層１５に溜められている養液分だけ吸水不足
の発生が遅れる。
（発明の効果）
上述したように本発明では、人工培地槽下に不透根シー
トを介して保水林層を設けたことにより、保水林層を常
時養液に浸した状態にしておき、異常な天候状況の変化
により水分減少率が大きくなっても、給水不足を生じさ
せずにこれを充分に補わせることができ、しかも、植物
の根は不透根シートによって保水材層への伸長が阻止さ
れるため、溜められた養液に浸されることがなく、根ぐ
されの発生を減少させ、良質の作物を収穫できることと
なったものである．
トを介して保水林層を設けたことにより、保水林層を常
時養液に浸した状態にしておき、異常な天候状況の変化
により水分減少率が大きくなっても、給水不足を生じさ
せずにこれを充分に補わせることができ、しかも、植物
の根は不透根シートによって保水材層への伸長が阻止さ
れるため、溜められた養液に浸されることがなく、根ぐ
されの発生を減少させ、良質の作物を収穫できることと
なったものである．
第ｌ図は本発明の養液栽培床の第一実方阪例の縦断正面
図、第２図は同縦断側面図、第３図は保水材層の斜視図
、第４図は第二実施例の縦断１１ｅｌ面図、第５図、第
６図はそれぞれ別々の従来例を示す断面図である．
図、第２図は同縦断側面図、第３図は保水材層の斜視図
、第４図は第二実施例の縦断１１ｅｌ面図、第５図、第
６図はそれぞれ別々の従来例を示す断面図である．
Claims (3)
- （１）内部に水を溜めることができる栽培槽の底部に保
水材層を設け、該保水材層上に、透水性のある不透根シ
ートを介して保水性のある人工培地層を設け、該人工培
地層の上面に給液管の給液口を開口させ、かつ、前記栽
培槽内の水位を前記保水材層の高さ以下に保つ水位制御
手段を備えてなる養液栽培床。 - （２）保水材層を透水性シートからなる袋内にロックウ
ール等の人工培地材料を詰めて構成し、その上に透水性
の不透根シートで包み込んだ人工培地材を重ねて人工培
地層を構成してなる請求項（１）に記載の養液栽培床。 - （３）内部に水を溜めることができる栽培槽の底部に保
水材層を設け、該保水材層上に、透水性のある不透根シ
ートを介して保水性のある人工培地層を設け、該人工培
地層の上面に給液管の給液口を開口させ、かつ、前記栽
培槽内の水位を前記保水材層の高さ以下に保つ水位制御
手段を備えてなる養液栽培床を使用し、前記人工培地層
上に苗ブロックを定植し、一定時間毎に前記保水材層の
みが浸される状態まで前記給液により給液させ、前記保
水材層に常時養液が保持された状態を維持させつつ栽培
することを特徴としてなる養液栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184229A JPH0349628A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184229A JPH0349628A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0349628A true JPH0349628A (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=16149635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1184229A Pending JPH0349628A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 養液栽培床及びこれを使用した養液栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0349628A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1989
- 1989-07-17 JP JP1184229A patent/JPH0349628A/ja active Pending
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