JP6463525B1 - 縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法 - Google Patents

縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 栽培植物の根腐れを防止し、少ない養液の供給で植物を効率的に栽培することができる縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法の提供。
【解決手段】 ハウスの天井に吊るし又は床面に立設した縦型水耕栽培筒1と、縦型水耕栽培筒内1に抜き差し可能に収容した培地2と、養液収容タンク3から培地2に養液7を供給する養液供給手段4と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、縦型水耕栽培筒1は、少なくともその一方向に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の垂直方向のスリット11又は複数の開口部を備え、培地2は、保水性シート21と、その両面を挟み込んだ通気性素材22、23と、で構成され、落下位置のばらつきが生じる養液供給装置を用いた場合でも確実に保水性シート21に養液7が集まる手段を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法に関する。
従来、縦型水耕栽培システムとしては、特許文献1、2に記載の物が知られている。
特許文献1の縦型水耕栽培システムは、複数の中空水耕栽培タワー(縦型水耕栽培筒)と、中空水耕栽培タワー内の培地材料に養液を供給する灌漑手段(養液供給手段)と、を備えている。
また、前記中空水耕栽培タワーは、断面方形でその一側面に植物の苗を植え込むための溝部(垂直方向のスリット又は開口部)を備えた構造になっている。
また、前記中空水耕栽培タワー内には、粒状培地、スタイロフォーム、ポリウレタン発泡体、プラスチックメッシュ、ロックウール、ココナツ繊維、ウイッキイングストリップ、栽培袋及びバーミキュライトから選択される培地材料が挿入されている(特許文献1参照)。
特許文献2の縦型水耕栽培システムは、側面に植物を定植する多数の植え込み孔を設け、内部に不織布等の培地を充填した中空管を、養液を満たした貯液槽の中に直立させ、中空管の中に設置した送液管の下端部から空気を噴出させることにより、植物を定植した培地に養液を供給する構造になっている(特許文献2参照)。
特表2017−538405号公報 特開平11−46606号公報
しかしながら、従来例の縦型水耕栽培システムのように、縦型水耕栽培筒内に1種類の培地を収容した状態では、培地内の空壁を水と空気が奪い合うことになるので、養液量によって気相比率が低くなって根腐れを生じる等、栽培を成功させることが簡単ではなく、また、水相・気体相のバランスが良いもののみに使用が限られていた。
すなわち、培地の保水性が高く通気性が低い(培地中の気相比率が低すぎる)と、根腐れを生じ、逆に通気性が高く保水性が低い(培地中の液相比率が低すぎる)と、苗を枯らさないためには大量の養液の供給が必要で、養液の供給又は循環に用いられるポンプの容量が大きくなるため、設備費及びランニングコストが高くつくという問題点があった。
また、逆に保水性が高く通気性が低い(培地中の液相比率が高すぎる)と、根腐れを生じる。若しくは、空気不足を回避するために特許文献2のような煩雑な装置が必要となり、設備費が高くついたり操作が不便になるという問題点があった。また、水相・気体相のバランスが良い培地(例えばロックウール)を選択したとしても、栽培筒内部に充填した培地が水を含むことにより栽培筒全体の重量が重くなり、作業性が悪いという問題点があった。
本発明の解決しようとする課題は、栽培植物の根腐れを防止し、少ない養液の供給で植物を効率的に栽培することができる縦型水耕栽培システム及び縦型水耕栽培方法を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えていることを特徴とする。
請求項2記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートに触れていることを特徴とする。
請求項3記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込まれていることを特徴とする。
請求項4記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
前記保水性シートの厚さが2mm以上であることを特徴とする。
請求項5記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成されていることを特徴とする。
請求項6記載の縦型水耕栽培システムは、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目目分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリットを備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の縦型水耕栽培システムは、請求項5、6に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えていることを特徴とする。
請求項8記載の縦型水耕栽培システムは、請求項5〜7のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートに触れていることを特徴とする。
請求項9記載の縦型水耕栽培システムは、請求項5〜8のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込まれていることを特徴とする。
請求項10記載の縦型水耕栽培システムは、請求項5〜9のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記保水性シートの厚さが2mm以上であることを特徴とする。
請求項11記載の縦型水耕栽培システムは、請求項1〜10のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記保水性シートの上端が前記両通気性素材の上面より突出していることを特徴とする。
請求項12記載の縦型水耕栽培システムは、請求項11記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記通気素材の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置されていることを特徴とする。
請求項13記載の縦型水耕栽培システムは、請求項12記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記折り曲げられた保水性シートは、その先端に行くにつれて肉厚が厚くなることでその上面が保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成されていること特徴とする。
請求項14記載の縦型水耕栽培システムは、請求項12に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記少なくとも折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面に保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材を備えていることを特徴とする。
請求項15記載の縦型水耕栽培システムは、請求項12記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面が保水性シートを中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成されていることを特徴とする。
請求項16記載の縦型水耕栽培システムは、請求項1〜15のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段を備え、
前記養液回収手段は、縦型水耕栽培筒の下部から滴下する養液を回収するドレンパンを備え、該ドレンパンに回収された養液を養液収容タンクに循環させるように構成することを特徴とする。
請求項17記載の縦型水耕栽培システムは、請求項1〜16のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記養液供給手段には保水性シートへの養液供給量を調整する流量調整手段を備え、該流量調整手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
前記保水性シートの下端部には水分量センサを備えていることを特徴とする。
請求項18記載の縦型水耕栽培システムは、請求項17記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記流量調整手段が、電動バルブと前記水分量センサからの信号で電動バルブを自動制御することにより、保水性シート下端部の保水量を制御する養液供給量制御手段で構成されていることを特徴とする。
請求項19記載の縦型水耕栽培システムは、請求項17記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記流量調整手段が、手動バルブであることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
請求項20記載の縦型水耕栽培システムは、請求項1〜19のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
前記保水性シートに接する状態で温熱ヒーターを備えることを特徴とする。
請求項21記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えることを特徴とする。
請求項22記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートに触れさせた状態とすることを特徴とする。
請求項23記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込ませた状態とすることを特徴とする。
請求項24記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
前記保水性シートの厚さが2mm以上とすることを特徴とする
請求項25記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培方法であって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成することを特徴とする。
請求項26記載の縦型水耕栽培方法は、ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培方法であって、
前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリットを備え、
前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成することを特徴とする。
請求項27記載の縦型水耕栽培方法は、請求項25又は26に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えることを特徴とする。
請求項28記載の縦型水耕栽培方法は、請求項25〜27のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートに触れさせた状態とすることを特徴とする。
請求項29記載の縦型水耕栽培方法は、請求項25〜28のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込ませた状態とすることを特徴とする。
請求項30記載の縦型水耕栽培方法は、請求項25〜29のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記保水性シートの厚さが2mm以上とすることを特徴とする。
請求項31記載の縦型水耕栽培方法は、請求項21〜30のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記保水性シートの上端が前記両通気性素材の上面より突出させることを特徴とする。
請求項32記載の縦型水耕栽培方法は、請求項31記載の縦型水耕栽培方法において、
前記通気素材の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置し、
前記養液供給手段から養液を折り曲げ載置した保水性シートに滴下させることを特徴とする。
請求項33記載の縦型水耕栽培方法は、請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
前記折り曲げられた保水性シートは、その先端に行くにつれて肉厚を厚くすることでその上面が保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成することを特徴とする。
請求項34記載の縦型水耕栽培方法は、請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
前記少なくとも折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面に保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材を備えることを特徴とする。
請求項35記載の縦型水耕栽培方法は、請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
前記折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面を保水性シートを中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成することを特徴とする。
請求項36記載の縦型水耕栽培方法は、請求項21〜35のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段を備え、
前記養液回収手段は、縦型水耕栽培筒の下部から滴下する養液を回収するドレンパンを備え、該ドレンパンに回収された養液を養液収容タンクに循環させるように構成することを特徴とする。
請求項37記載の縦型水耕栽培方法は、請求項21〜36のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記養液供給手段には保水性シートへの養液供給量を調整する流量調整手段を備え、該流量調整手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成し、
前記保水性シートの下端部には水分量センサを備えることを特徴とする。
請求項38記載の縦型水耕栽培方法は、請求項37記載の縦型水耕栽培方法において、
前記流量調整手段を、電動バルブと前記水分量センサからの信号で電動バルブを自動制御することにより、保水性シート下端部の保水量を制御する養液供給量制御手段で構成することを特徴とする。
請求項39記載の縦型水耕栽培方法は、請求項37記載の縦型水耕栽培方法において、
前記流量調整手段を、手動バルブで構成することを特徴とする。
請求項40記載の縦型水耕栽培方法は、請求項21〜39のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
前記保水性シートに接する状態で温熱ヒーターを備えることを特徴とする。
本発明の縦型水耕栽培システムでは、上述のように、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地を、植物の苗又は種子を植え込む保水性シートと、その両面を挟み込んだ通気性素材とで構成する。
保水性シートと通気性素材との間に植物の苗又は種子を挟み込み、挟み込んだ保水性シートと通気性素材の境目部分がスリット部分に含まれるように縦型水耕栽培筒内へ挿入し、スリット部分から植物が縦型水耕栽培筒外へ地上部を伸ばしていける配置とする。若しくは縦型水耕栽培筒内に予め挿入した保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材で構成される培地に対し、スリットから保水性シートと通気性素材の間に植物の苗又は種子を植え込む。そして、養液を保水性シート上端部に滴下させることで、保水性シートと通気性素材との間に挟み込んだ植物の苗の根に確実に水と酸素が供給されるため、栽培植物の枯れや根腐れを防止することができる。
また、保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備えることで、縦長のスリット又は複数の開口部のうち、最適な株間になるような箇所を自由に選び、保水性シートと通気性素材との間に植物の苗又は種子を植え込むことができる。
また、培地として保水性シートと通気性素材の2部構成にし、役割分担することにより、保水性は低いが通気性に優れて安価なものや供給容易なもの・通気性は低いが保水性に優れて安価なものや供給容易なものであれば広く使用でき、材料の選択の幅を広げることができる。
また、重量が軽い、壊れにくいものなどを選択することにより、使い易さ等の性能を向上させることができる。
また、縦型水耕栽培筒の少なくともその二方向以上に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の垂直方向のスリット又は複数の開口部を備えることで、各縦型水耕栽培筒における栽培可能な植物苗の本数、ひいては植物の生産収量を大幅に増やすことができる。
また、養液供給手段の養液滴下口が保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えることで、養液が通気性素材方向に漏れ出ることなしに、保水性シートに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、養液供給手段の養液滴下口が保水性シート上端部に触れた状態にすることで、養液が通気性素材方向に漏れでることなしに、保水性シートに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込まれることで、養液を保水性シートに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、保水性シートの厚さを2mm以上とすることで、養液を保水性シートにさらに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、保水性シートの上端が両通気性素材の上面より突出することで、滴下口との距離を近づけることができるため、養液を保水性シートにさらに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、通気素材の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置することで、単に保水性シートを通気性素材に挟んだだけの場合に比べて養液の一部を通気性素材側にロスすることなく、養液を保水性シートに効果的に集めることができるので、養液の落下位置のバラツキが大きい養液供給装置を用いて養液滴下位置が多少左右にずれてしまったとしても、少ない養液の供給でも確実に植物を栽培することができる。
また、折り曲げられた保水性シートは、その先端に行くにつれて肉厚が厚くなることでその上面が保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成することにより、折り曲げられた保水性シートに滴下した養液の外部への飛び跳ねを防止すると共に、上面にとどまる時間が傾斜が無い場合に比べ短くなることにより保水性シートに滴下された養液の通気性素材方向への漏れだしや上面での蒸発を抑制し、効率的に養液を活用することができるようになる。
また、少なくとも折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面に保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材を備えることで、折り曲げられた保水性シートの上面が傾斜面となり、その傾斜面に滴下した養液の外部への飛び跳ねを防止すると共に、保水性シートに滴下された養液の通気性素材への漏れや蒸発を防止してより効率的に養液を活用することができるようになる。
また、折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面が保水性シートを中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成されることで、折り曲げられた保水性シートの上面が傾斜面となり、その傾斜面に滴下した養液の外部への飛び跳ねを防止すると共に、保水性シートに滴下された養液の通気性素材への漏れや蒸発を防止してより効率的に養液を活用することができるようになる。
また、縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段を備え、
前記養液回収手段は、縦型水耕栽培筒の下部から滴下する養液を回収するドレンパンを備え、該ドレンパンに回収された養液を養液収容タンクに循環させるように構成されることにより、効率的に養液を活用することができ、養液にかかるコストを低減させることができる。また、養液の廃棄で環境に負荷を与えることも少ない。
また、養液供給手段には保水性シートへの養液供給量を調整する流量調整手段を備え、該流量調整手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、保水性シートの下端部には水分量センサを備えることにより、保水性シートの下端部の水分量が飽和量を超えないように調整し、養液回収循環装置を設置しない、もしくは受け皿等簡易なものの設置で済ますことも可能である。あるいは、飽和量を少量だけ超過したごく少量の養液が循環するシステムとすることも可能である。
また、流量調整手段として、電動バルブと養液供給量制御手段を備えることで、電動バルブを自動制御し、自動で養液量を適量に調整することができる。
これにより、栽培ハウス外からの遠隔操作も含め、急な天気や気温の変動に対しても出遅れることなしに自動で養液量調整を行うことができる。
また、流量調整手段として手動バルブを用いることで、手動で特に設備費をかけず養液量を適量に調整することができる。
また、保水性シートに接する状態で温熱ヒーターを備えることで、冬場においても保水性シートに接している植物の細根の周りの温度を適温に保つことができ、これにより、細根の発達を促し養液吸収率を大幅に向上させて収量の向上に繋げることができるようになるという効果が得られる。
実施例1の縦型水耕栽培システムを示す全体説明図である。 図1のA−A線における拡大横断断面図である。 実施例1の培地を示す要部拡大正面図である。 実施例1の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例2の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例3の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例4の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例5の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例6の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例7の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例8の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例8の傾斜部材を示す斜視図である。 実施例9の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例10の縦型水耕栽培システムを示す全体説明図である。 実施例11の縦型水耕栽培システムを示す全体説明図である。 実施例12の縦型水耕栽培システムを示す要部拡大縦断正面図である。 実施例13の例1の縦型水耕栽筒を示す斜視図である。 実施例13の例1の縦型水耕栽装置を示す拡大横断面図である。 実施例13の例2の縦型水耕栽筒を示す斜視図である。 実施例13の例2の縦型水耕栽装置を示す拡大横断面図である。 実施例13の例2の通気性素材を示す斜視図である。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例1の縦型水耕栽培システムを図面に基づいて説明する。
この実施例1の縦型水耕栽培システムは、図1〜4に示すように、縦型水耕栽培筒1と、培地2と、養液収容タンク3と、養液供給手段4と、養液回収手段5と、植物の苗又は種子6と、養液7と、を主な構成として備えている。
さらに詳述すると、前記縦型水耕栽培筒1は、この実施例1では断面方形の筒状で、その一側面に、下記培地2を構成する保水性シート21と通気性素材22、23との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子6を植え込むための一つ以上の縦長のスリット11を備え、ハウス等の天井に沿って備えた吊下げパイプ8aに吊下部材(針金又は紐)8bを介して吊下げた状態で備えられている。
なお、縦型水耕栽培筒1としては、断面四角形・円形など成型加工しやすい形状のものにスリット11又は複数の開口部を開けることで作成できる。あるいは、Bright Agrotech社のZIPGROW(商標)などの既成の商品を活用することも可能である。
前記培地2は、保水性シート21と、その両面を挟み込んだ通気性素材22、23と、で構成され、縦型水耕栽培筒1内に抜き差し可能に差込収容されている。
前記養液供給手段4は、養液供給ポンプ41を備え、養液収容タンク3から養液供給パイプ4aを介して保水性シート21の上端部に養液7を滴下させる。
養液7の滴下速度としては、0.05g/秒から100g/秒が好ましい。特に好ましくは、0.1g/秒から50g/秒が好ましい。
0.05g/秒未満では、養液7が保水性シート21に滴下したとしても蒸発により保水性シート21が乾燥してしまい十分な量の養液7が植物の根に供給されない。
また、100g/秒よりも大きい値だと、保水性シート21に保持しきれない養液7が植物表面に流れ出し床を濡らす原因になる。そしてさらに、植物をつたっての液の流出が長時間続いた場合は、循環養液が全量消費されてしまい、ひいては供給される養液7が枯渇し、植物が枯れてしまうことになる。
また、縦型水耕培施設内で、1つのポンプでくみ上げた養液7を循環させて使用する場合、縦型水耕培筒1の数が多くなるほど縦型水耕栽培筒1の1本あたりに配分できる滴下速度は小さくならざるをえない。
従って、滴下速度を小さく設定した方が、高出力で高価なポンプを使わずに多数の栽培筒で植物栽培することが可能になる。
前記養液回収手段5は、保水性シート21の下端部から滴下する養液7を受け止めるドレンパン51と、養液回収循環ポンプ52とを備え、ドレンパン51に溜まった養液7を養液回収循環ポンプ52で養液収容タンク3に回収循環させる。
前記保水性シート21の厚さとしては、2mm以上とすることが望ましい。
すなわち、厚みが大きいほど、滴下してくる養液7を保水性シート21上に確実に滴下させることができる。
なお、保水性シート21は、1枚のシートである必要は必ずしもなく、複数枚のシートを重ねて使用してもよい。
例えば、厚さ1mmのシートを2枚以上重ねて通気性素材22、23に挟んで使用してもよい。
厚みの上限値としては、縦型水耕栽培筒1の厚みの80%まで、より好ましくは70%まであることが望ましい。それよりも厚くなると、含む養液7が多すぎるために重くなり、作業性がわるくなる。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1の縦型水耕栽培システムでは、上述のように構成されるため、図2、3に示すように、スリット11から、保水性シート21と通気性素材22又は23との間に複数の植物の苗又は種子6を挟み込んだ状態で培地2を縦型水耕栽培筒1の中に差込装着し、養液供給ポンプ41で養液7を保水性シート21の上端部に滴下させると、苗又は種子6は保水性シート21から養液7を吸収して成長する。
この実施例1の縦型水耕栽培システムでは、上述のように、縦型水耕栽培筒1内に抜き差し可能に収容した培地2を、植物の苗又は種子6を植え込む保水性シート21と、その両面を挟み込んだ通気性素材22、23とで構成し、養液7を保水性シート21上端部に滴下させることで、保水性シート21と通気性素材22、23との間に挟み込んだ植物の苗又は種子6の根に確実に水と酸素が供給されるため、栽培植物の枯れや根腐れを防止することができる。
また、保水性シート21と通気性素材22又は23との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子6を植え込むための縦長のスリット11を備えることで、縦長のスリット11のどの位置へも保水性シート21と通気性素材22又は23との間に植物の苗又は種子6を植え込むことができる。
また、培地2として保水性シート21と通気性素材22、23の2部構成にし、役割分担することにより、保水性は低いが通気性に優れて安価なものや供給容易なもの・通気性は低いが保水性に優れて安価なものや供給容易なものであれば広く使用でき、材料の選択の幅を広げることができる。
また、重量が軽い、壊れにくいものなどを選択することにより、使い易さ等の性能を向上させることができる。
また、保水性シート21の厚さを2mm以上とすることで、養液7を保水性シート21にさらに確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
また、縦型水耕栽培筒1の下部から滴下した養液7を収集し、養液収容タンク3に回収する養液回収手段5を備え、養液回収手段5は、縦型水耕栽培筒1の下部から滴下する養液7を回収するドレンパン51を備え、該ドレンパン51に回収された養液7を養液収容タンク3に循環させるように構成されることにより、効率的に養液7を活用することができ、養液7にかかるコストを低減させることができる。また、養液7の廃棄で環境に負荷を与えることも少ない。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2の縦型水耕栽培システムは、図5に示すように、養液供給手段4における養液供給パイプ4aに接続された下端部の養液滴下口4bが保水性シート21の真上に位置するように固定するための固定手段8を備えている点が前記実施例1とは相違したものである。
この固定手段8は、この実施例2では、吊下部材(針金又は紐)8bに対し溶液供給パイプ4aを固定する構造としている。なお、この固定手段8の構造は任意であり、例えば、滴下チューブ4dを縦型水耕栽培筒1に直接固定するなど、任意である。
この実施例2によれば、養液供給手段4における養液供給パイプ4a下端部の養液滴下口4bが保水性シート21の真上に位置するように固定する固定手段8を備えることで、養液7を確実に保水性シート21にロスすることなく効果的に集めることができるようになる。
従って、養液7の供給又は循環に用いられるポンプとして容量の小さなポンプの使用が可能になり、これにより、設備費及びランニングコストの低減が可能になる。
この実施例3の縦型水耕栽培システムは、図6に示すように、養液供給手段4の養液滴下口4bが保水性シート21の上端部に触れている点で、上記実施例1、2とは相違したものである。
この実施例3では、上述のように、養液供給手段4の養液滴下口4bが保水性シート21上端部に触れた状態にすることで、養液7が通気性素材22、23方向に漏れでることなしに、保水性シート21に確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
この実施例4の縦型水耕栽培システムは、図7に示すように、養液供給手段4の養液滴下口4bが保水性シート21と一方の通気性素材22の上端部相互間に挟み込まれている点で、上記実施例1〜3とは相違したものである。
この実施例4では、上述のように、養液供給手段4の養液滴下口4bが保水性シート21と通気性素材22との間に挟み込まれることで、養液を保水性シート21に確実に供給することができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
この実施例5の縦型水耕栽培システムは、図8に示すように、保水性シート21の上端が両通気性素材22、23の上面より突出している点で、上記実施例1〜4とは相違したものである。
この実施例5では、上述のように、養液供給手段4の養液滴下口4bが保水性シート21上端部に触れた状態にすることで、養液7が通気性素材22、23方向に漏れでることなしに、保水性シート21に確実に滴下させることができる。
これにより、必要最小限度の養液滴下量で植物を栽培することができるようになる。
この実施例6の縦型水耕栽培システムは、図9に示すように、通気素材22、23の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材23の上面に被せるように折り曲げ載置している点で、上記実施例1〜5とは相違したものである。
この実施例6では、上述のように、通気素材22、23の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材23の上面に折り曲げ載置することで、単に保水性シート21を通気性素材22、23に挟んだだけの場合比べて養液7の一部を通気性素材22、23側にロスすることなく、養液7を折り曲げ載置した保水性シート21aを介して保水性シート21に効果的に集めることができるので、養液7の落下位置のバラツキが大きい養液供給装置を用いて養液滴下位置が多少左右にずれてしまったとしても、少ない養液7の供給でも確実に植物を栽培することができる。
なお、前記保水性シート21は必ずしも1枚の連続したシートでなくてもかまわない。2枚以上の保水性シート21を接触させたものでも同様の効果を奏する。例えば、図9のような片方に通気性素材23の上面に折り曲げ載置した保水性シート21aの上に通気性素材上面を覆うサイズの保水性シートを重ねて載置することにより、通気性素材上のどこに養液7が滴下しても、ロスすることなく養液7を保水性シート21ひいては植物の苗の根周辺に誘導することができる。
次に、この実施例1〜6の栽培比較実験例について説明する。
1.実験例1(参考例):厚さ4.8cm、幅10cm、長さ150cm の通気性素材22、23(材質はポリエチレン)を半分の長さで2枚に折り畳み、その間に、厚さ1mm、幅9cm、長さ70cmの大創産業社製のポリエステルフェルト(保水性シート21)を、通気性素材22、23と上面の高さが同じになるように(フェルトの上端部を上部に突出させない状態で)挟み込み、断面の一辺が10cmの正方形で、その一辺の中央に幅2cmのスリット11を有する縦型水耕栽培筒1(材質はポリ塩化ビニル)に差し込んだ状態とした。
上述と同様のフェルトを通気素材で挟み込んだもの(長さ75cm)をさらにもう1本準備し、合計2本を栽培筒(長さ150cm)に充填した状態とした。
上記の縦型水耕栽培筒1を6点準備した。
これら縦型水耕栽培筒に対し、バジル苗の定植を行った。
苗は9cmのポットに植わっている、草丈7〜10cmのものを用い、水道水で根から土を洗い落とした後、ポリエチレンとフェルトとの間に間隔を20cmずつ開けて6本(上下の通気素材に対しそれぞれ3本ずつ)のバジル苗の地下部を挟み込み、縦型水耕栽培筒1に差込装着した。
上記縦型水耕栽培筒1を天井より吊り下げ、図4に示すように、上記縦型水耕栽培筒1のスリット11中央部を通り、縦型水耕栽培筒1の断面を面積の等しい2つの長方形に分割する線上に養液供給パイプ4aがくるように縦型水耕栽培筒1と養液供給パイプ4aを配置した。
各養液供給パイプ4aに開閉及び養液量制御をするためのコック4cを介して滴下チューブ4dを接続し、前記滴下チューブ4dから養液7を滴下できるようにした。
上記の縦型水耕栽培筒1を6点準備した。(滴下位置としては理論上保水性シート21の厚みを正確に2分割する位置になるが、図4に示すように、通気性素材22、23の厚みの精度、コック4c下に接続した滴下チューブ4dの反り具合により多少左右方向にブレが生じていた。)
2.実験例2(比較例):培地2がフェルトを含まないポリエチレンのみの状態で挟み込む以外は、実験例1と同様で、バジル苗を装着した縦型水耕栽培筒1を準備し、
なお、バジル苗地下部は両ポリエチレン相互間に挟み込んだ。
上記の縦型水耕栽培筒1を2点準備した。
3.実験例3:実施例1と同様のバジル苗を装着した型水耕栽培筒1を準備した。
上記型水耕栽培筒1を天井より吊り下げた後、養液7を滴下した状態で左右へのブレの有無を確認し、図5に示すように、吊下部材8bに滴下チューブ4dを固定することにより位置の微修正を行った。
4.実験例4:実施例1と同様のバジル苗を装着した栽培筒を準備した。
上記縦型水耕栽培筒1を天井より吊り下げた後、図6に示すように、滴下チューブ4dの先端を保水性シート21と接触させた。
5.実験例5:実施例1と同様のバジル苗を装着した型水耕栽培筒1を準備した。
養液供給パイプ4aでコック4cの下に接続する滴下チューブ4dを先端が長いタイプのものにすることに変更し、上記縦型水耕栽培筒1を天井より吊り下げた後、図7に示すように、滴下チューブ4dの先端を保水性シート21と通気性素材22の間に挟みこんだ。
6.実験例6:厚さ4.1cm、幅10cm、長さ150cm の通気性素材(材質はポリエチレン)を半分の長さで2枚に折り畳み、その間に、厚さ16mm、幅9cm、長さ70cmに切断した日本ロックウール社のロックウール(商品名:やさいはなベッド)を、通気性素材22、23の上面から3cm突出するように挟み込み、他は実施例1と同様のバジル苗を装着した縦型水耕栽培筒1を準備した。
図8に示すように、上記縦型水耕栽培筒1を天井より吊り下げ、養液7を滴下できるようにした。
7.実験例7:実施例1と同様のサイズ・材質の通気素材を半分の長さで2枚に折り畳み、その間に、厚さ1mm、幅9cm、長さ70cmのポリエステルフェルト(保水性シート)を挟み込み、フェルトの上端部2cmをポリエチレンの上端より突出させ、図9に示すように、その突出部をポリエチレンの上面に折り曲げ載置し、他は実施例1と同様のバジル苗を装着した縦型水耕栽培筒1を準備した。
8.実験例8:実施例1と同様のサイズ・材質の通気素材を半分の長さで2枚に折り畳み、その間に、厚さ1mm、幅9cm、長さ70cmのポリエステルフェルト(保水性シート)を挟み込み、フェルトの上端部1cmをポリエチレンの上端より突出させ、突出部の長さが2cmでなく1cmである以外は実施例7と同様のバジル苗を装着した縦型水耕栽培筒1を準備した。
さらに、厚さ1mmの同様のフェルトを幅9cm・長さ9cmの正方形に切り取り前記の折りたたんだポリエチレン製通気性素材の上端に、すでに折り曲げ載置された1cmのフェルトにかぶせる形で載置した。
9.実験例1から8の縦型水耕栽培筒1に肥料養液(OATハウス1号を濃度0.8g/Lとなるように溶解した水溶液)を毎分20gの速度で滴下しながら3日間太陽光下で栽培を行った。
10.比較実験結果
実験例1(参考例):縦型水耕栽培筒1の6点の合計36苗のうち、21苗が順調に生育した。
一番順調に生育した縦型水耕栽培筒1は、6苗中6苗全てが順調に生育した。
一番不調であった縦型水耕栽培筒1では、6苗中5苗が枯れた。
実験例2(比較例):2縦型水耕栽培筒1の合計12苗のうち、1苗が順調に生育した。
1つめの縦型水耕栽培筒1では、6苗中1苗は生育を続けたが、5苗が枯れた。
2つめの縦型水耕栽培筒1では、6苗中6苗が枯れた。
実験例3から8:いずれも6苗中6苗全てが順調に生育した。
この実施例7の縦型水耕栽培システムは、図10に示すように、折り曲げられた保水性シート21aは、その先端に行くにつれて肉厚が厚くなることでその上面が保水性シート21を中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成されている点が、上記実施例6とは相違したものである。
この実施例7では、上述のように、折り曲げられた保水性シート21aがその先端に行くにつれて肉厚が厚くなることでその上面が保水性シート21を中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成することにより、折り曲げられた保水性シート21a上面にとどまる時間が傾斜がない場合に比べ短くなることにより、効率的に養液7を活用することができるようになる。
この実施例8の縦型水耕栽培システムは、図11、12に示すように、少なくとも折り曲げられた保水性シート21a側の通気性素材23の上面に保水性シート21を中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材21bを備えている点で、上記実施例6、7とは相違したものである。
この実施例8では、上述のように、少なくとも折り曲げられた保水性シート21a側の通気性素材23の上面に保水性シート21を中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材21aを備えることで、折り曲げられた保水性シート21aの上面が傾斜面となり、その傾斜面に滴下した養液7の外部への飛び跳ねを防止すると共に、保水性シート21aに滴下された養液7の通気性素材23への漏れや蒸発を防止してより効率的に養液7を活用することができるようになる。
なお、傾斜部材21bの素材は任意であるが、少なくとも傾斜上面は通気性を有しない素材で構成されていることが望ましい。
また、傾斜部材21bの形状は、傾斜上面を形成するならば、断面は略直角三角形に限らず、任意である。また、傾斜部材21bの傾斜上面は直線に限らず、その他に例えば凹曲面にしてもよい。
この実施例9の縦型水耕栽培システムは、図13に示すように、折り曲げられた保水性シート21a側の通気性素材23の上面が保水性シート21を中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成されている点で、上記実施例6〜8とは相違したものである。
この実施例9では、上述のように、折り曲げられた保水性シート21a側の通気性素材23の上面が保水性シート21を中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成されることで、折り曲げられた保水性シート21aの上面が傾斜面となり、その傾斜面に滴下した養液7の外部への飛び跳ねを防止すると共に、保水性シート21aに滴下された養液7の通気性素材23への漏れや蒸発を防止してより効率的に養液7を活用することができるようになる。
この実施例10の縦型水耕栽培システムは、図14に示すように、養液供給手段4には保水性シート21への養液供給量を調整する流量調整手段42を備え、該流量調整手段42から養液7を保水性シート21に滴下させるように構成され、保水性シート21の下端部には水分量センサ9を備え、前記流量調整手段42が、電動バルブ42aと前記水分量センサ9からの信号で電動バルブ42aを自動制御することにより、保水性シート21下端部の保水量を制御する養液供給量制御手段42bで構成されている点で、上記実施例1〜10とは相違したものである。
なお、前記水分量センサ9は、保水性シート21の下端部の水分量を計測するもので、保水性シート21の下端部に備えられている。この水分量センサ9で計測された水分量は水分量計9aに表示される。
前記流量調整手段42aは、保水性シート21への養液7の滴下量を調整するもので、この実施例14では電動バルブ42aと、前記水分量センサ9からの信号により電動バルブ42aを自動制御することにより保水性シート21下端部の保水量を飽和状態になるように制御する養液供給量制御手段42bを備えている。
また、縦型水耕栽培筒1の下部に保水性シート21から滴下した養液7を受けるドレンパン9bを備えることで、保水性シート21の下端部の水分量が飽和状態を超えた場合の養液7を収容することができる。なお、このドレンパン9b内には保水性素材9cを収容することにより、養液7の蒸発を抑制する。
この実施例10では、上述のように、養液供給手段4には保水性シート21への養液供給量を調整する流量調整手段42を備え、該流量調整手段42か ら養液7を保水性シート21に滴下させるように構成され、保水性シート21の下端部には水分量センサ9を備えることにより、保水性シート21の下端部の水分量が飽和量を超えないように調整し、養液回収循環装置を設置しない、もしくは受け皿等簡易なものの設置で済ますことも可能である。あるいは、飽和量を少量だけ超過したごく少量の養液7が循環するシステムとすることも可能である。
また、この実施例10では、流量調整手段42として、電動バルブ42aと養液供給量制御手段42bを備えることで、電動バルブ42aを自動制御し、自動で養液量を適量に調整することができる。
これにより、栽培ハウス外からの遠隔操作で制御する場合も含め、急な天気や気温の変動に対しても出遅れることなしに自動で養液量調整を行うことができる。
この実施例11の縦型水耕栽培システムは、図15に示すように、流量調整手段42として手動バルブ42cを用いた点が前記実施例10とは相違したものである。
この実施例11では、上述のように、流量調整手段42として手動バルブ42cを用いることで、手動で特に設備費をかけず養液量を適量に調整することができる。
この実施例12の縦型水耕栽培システムは、図16に示すように、保水性シート21に接する状態で温熱ヒーター10を備えている点が上記実施例1〜12とは相違したものである。
この実施例12では、上述のように、保水性シート21に接する状態で温熱ヒーター10を備えることで、冬場においても保水性シート21に接している植物の細根の周りの温度を適温に保つことができ、これにより、細根の発達を促し養液吸収率を大幅に向上させて収量の向上に繋げることができるようになるという効果が得られる。
この実施例13の縦型水耕栽培システムは、図17〜20に示すように、前記縦型水耕栽培筒1は少なくともその二方向以上に植物の苗又は種子6を植え込むための一つ以上の垂直方向のスリット11又は複数の開口部を備えている点で、上記実施例1〜12とは相違したものである。
すなわち、この実施例13の例1としては、図17,18に示すように、縦型水耕栽培筒1の相対する両側壁にスリット11をそれぞれ設けることで、縦型水耕栽培筒1の両面に植物の苗又は種子6を定植することができる。
また、この実施例13の例2としては、図19、20に示すように、縦型水耕栽培筒1の4つの側面全てにスリット11をそれぞれ設け、保水性シート21を十文字状に設けることにより、縦型水耕栽培筒1の4面全部に植物の苗又は種子6を定植することができる。
なお、この場合の通気性素材22、23は、図21に示すように、それぞれ下端を中心として2枚に折り畳み、両通気性素材22、23の間に十文字状の保水性シート21を挟み込む。
この実施例13では、上述のように、縦型水耕栽培筒1の少なくともその二方向以上に植物の苗又は種子6を植え込むための一つ以上の垂直方向のスリット11又は複数の開口部を備えることで、各縦型水耕栽培筒1における栽培可能な植物苗の本数、ひいては植物の生産収量を大幅に増やすことができる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、縦型水耕栽培筒1をハウスの天井に吊下げた状態で備えた例を示したが、床面に立設した状態で備えるようにしてもよい。
また、実施例では、縦型水耕栽培筒1の一側面に植物の苗又は種子6を植え込むための縦長のスリット11を設けたが、縦長の複数のスリット又は縦方向の複数の開口部を設けるようにしてもよい。
また、縦型水耕栽培システム又は方法の光源としては、太陽光の他にLED等の人工光を用いることができる。人工光を利用する場合は、例えば、縦型水耕栽培筒1のスリット11側面にLED等の人工光装置を備える。
また、実施例では、苗又は種子を定植する例を示したが、別途播種設備で栽培した際の培地がついたままの植物苗を定植するようにしてもよい。この方法を用いた場合、例えばウレタン培地に播種を行い、各苗周辺の培地を残したまま挟むことにより根洗いの手間を省くことができる。また、根が細く根洗いをすると傷んでその後の生育が悪くなる植物種も失敗せずに栽培することが可能となる。
また、少ない養液量で確実に植物への水と酸素の供給が可能であるため、まだ根が出てきていない挿し穂の状態で定植するようにしてもよい。この方法を用いることにより、播種からの生育が遅い植物種についても短期間で苗を育てることができる。
1 縦型水耕栽培筒
11 スリット
2 培地
21 保水性シート
21a 折り曲げた保水性シート
21b 傾斜部材
22 通気性素材
23 通気性素材
3 養液収容タンク
4 養液供給手段
4a 養液供給パイプ
4b 養液滴下口
4c コック
4d 滴下チューブ
41 養液供給ポンプ
42 流量調整手段
42a 電動バルブ
42b 養液供給量制御手段
42c 手動バルブ
5 養液回収手段
51 ドレンパン
52 養液回収循環ポンプ
6 植物の苗又は種子
7 養液
8 固定手段
8a 吊下げパイプ
8b 吊下部材
9 水分量センサ
9a 水分量計
9b ドレンパン
9c 保水性素材
10 温熱ヒーター

Claims (40)

  1. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  2. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートに触れていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  3. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込まれていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  4. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
    前記保水性シートの厚さが2mm以上であることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  5. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成されていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  6. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培システムであって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成され、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリットを備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成されていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  7. 請求項5、6に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートに触れていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込まれていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記保水性シートの厚さが2mm以上であることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記保水性シートの上端が前記両通気性素材の上面より突出していることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  12. 請求項11記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記通気素材の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置されていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  13. 請求項12記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記折り曲げられた保水性シートは、その先端に行くにつれて肉厚が厚くなることでその上面が保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成されていること特徴とする縦型水耕栽培システム。
  14. 請求項12に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記少なくとも折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面に保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材を備えていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  15. 請求項12記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面が保水性シートを中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成されていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段を備え、
    前記養液回収手段は、縦型水耕栽培筒の下部から滴下する養液を回収するドレンパンを備え、該ドレンパンに回収された養液を養液収容タンクに循環させるように構成することを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記養液供給手段には保水性シートへの養液供給量を調整する流量調整手段を備え、該流量調整手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成され、
    前記保水性シートの下端部には水分量センサを備えていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  18. 請求項17記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記流量調整手段が、電動バルブと前記水分量センサからの信号で電動バルブを自動制御することにより、保水性シート下端部の保水量を制御する養液供給量制御手段で構成されていることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  19. 請求項17記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記流量調整手段が、手動バルブであることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培システムにおいて、
    前記保水性シートに接する状態で温熱ヒーターを備えることを特徴とする縦型水耕栽培システム。
  21. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  22. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
    前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートに触れさせた状態とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  23. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
    前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込ませた状態とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  24. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備え、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその一方向に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成し、
    前記保水性シートの厚さが2mm以上とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法
  25. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培方法であって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリット又は縦方向に複数の開口部を備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  26. ハウスの天井に吊下げ又は床面に立設した縦型水耕栽培筒と、縦型水耕栽培筒内に抜き差し可能に収容した培地と、養液収容タンクから培地に養液を供給する養液供給手段と、を備えた縦型水耕栽培方法であって、
    前記培地は、保水性シートと少なくともその両面を挟み込んだ通気性素材とで構成し、
    前記縦型水耕栽培筒は、少なくともその二方向以上に前記保水性シートと通気性素材との境目部分を含む位置に植物の苗又は種子を植え込むための一つ以上の縦長のスリットを備え
    前記養液供給手段から養液を保水性シートに滴下させることにより、保水性シートに供給された養液で植物の苗又は種子を育成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  27. 請求項25又は26に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記養液供給手段の養液滴下口が前記保水性シートの真上に位置するように固定する固定手段を備えることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  28. 請求項25〜27のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートに触れさせた状態とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  29. 請求項25〜28のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記養液供給手段の養液滴下口を前記保水性シートと一方の通気性素材の上端部相互間に挟み込ませた状態とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  30. 請求項25〜29のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記保水性シートの厚さが2mm以上とすることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  31. 請求項21〜30のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記保水性シートの上端が前記両通気性素材の上面より突出させることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  32. 請求項31記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記通気素材の上端より突出した保水性シートの上端部を少なくとも一方の通気性素材の上面に折り曲げ載置し、
    前記養液供給手段から養液を折り曲げ載置した保水性シートに滴下させることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  33. 請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記折り曲げられた保水性シートは、その先端に行くにつれて肉厚を厚くすることでその上面が保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜状に形成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  34. 請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記少なくとも折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面に保水性シートを中心として外側に行くに連れて高くなる傾斜上面を有する傾斜部材を備えることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  35. 請求項32記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記折り曲げられた保水性シート側の通気性素材の上面を保水性シートを中心として外側に行くにつれて高くなる傾斜状に形成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  36. 請求項21〜35のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記縦型水耕栽培筒の下部から滴下した養液を収集し、養液収容タンクに回収する養液回収手段を備え、
    前記養液回収手段は、縦型水耕栽培筒の下部から滴下する養液を回収するドレンパンを備え、該ドレンパンに回収された養液を養液収容タンクに循環させるように構成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  37. 請求項21〜36のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記養液供給手段には保水性シートへの養液供給量を調整する流量調整手段を備え、該流量調整手段から養液を保水性シートに滴下させるように構成し、
    前記保水性シートの下端部には水分量センサを備えることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  38. 請求項37記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記流量調整手段を、電動バルブと前記水分量センサからの信号で電動バルブを自動制御することにより、保水性シート下端部の保水量を制御する養液供給量制御手段で構成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  39. 請求項37記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記流量調整手段を、手動バルブで構成することを特徴とする縦型水耕栽培方法。
  40. 請求項21〜39のいずれか1項に記載の縦型水耕栽培方法において、
    前記保水性シートに接する状態で温熱ヒーターを備えることを特徴とする縦型水耕栽培方法。
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