JPH0342322B2 - - Google Patents

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JPH0342322B2
JPH0342322B2 JP2922385A JP2922385A JPH0342322B2 JP H0342322 B2 JPH0342322 B2 JP H0342322B2 JP 2922385 A JP2922385 A JP 2922385A JP 2922385 A JP2922385 A JP 2922385A JP H0342322 B2 JPH0342322 B2 JP H0342322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、太細糸の製造法に関し、更に詳しく
は、太細が分散化されている太細糸の製造法に関
する。 (従来技術) 従来、熱可塑性重合体から成る太細糸、特にポ
リエチレンテレフタレート太細糸の太細は、主と
して延伸工程で付与されている。 すなわち、紡糸引取速度500〜3500m/分程度
で得られる未延伸糸を不均一(低倍率)延伸して
延伸斑を発生させ太細糸を製造する方法である。
かかる方法によつて得られる太細糸の太部と細部
との比(太細比)は、延伸に供する未延伸糸の紡
糸引取速度あるいは延伸条件(延伸倍率及び延伸
温度)等の選択により決定される。例えば、紡糸
引取速度500〜1000m/分で得られる低複屈折率
(Δn)未延伸糸からは、太細比が大きい太細糸が
得られ、紡糸引取速度2500〜3500m/分の比較的
Δnが高い未延伸糸からは、太細比が小さい太細
糸が得られる。 しかしながら、いずれの場合にも共通した欠点
は、得られる太細糸の太部及び細部の分散性が悪
く、糸中に太部及び細部が偏在し易いということ
である。 しかも、太細糸の太部は濃染化し、細部は淡染
化するため、この様な太細糸で構成されている織
編物では一般的に霜降り調の色彩効果に併せてス
パンライクな風合も呈することができるのである
が、前述の如き太部及び細部の偏在している太細
糸で構成されている織編物では、濃染部が帯状に
出現し易く、風合も硬いものとなる。 かかる太細糸において、太細の分散性を良好に
すべく、延伸を極めて狭い範囲の延伸条件で行な
う製造方法が種々提案されている(例えば、特開
昭49−54626号公報、特開昭51−147616号公報参
照)。 これらの製造方法は、延伸の際に延伸点をでき
る丈分散させようとするものであるが、延伸点は
極めて僅かな衝撃でも集中し易いので、延伸点を
分散させた状態を維持することは極めて困難であ
る。 このため、延伸条件の改良によつて太細が分散
化された太細糸を工業的に得ようとするには限界
がある。 一方、本発明者等は紡糸工程で太細を形成し得
る太細糸の製造方法を、特願昭59−5699号明細書
及び特願昭59−36097号明細書にて提案した。 かかる製造方法は、複数のスリツトで中空部を
形成する中空吐出孔と、前記中空吐出孔よりも吐
出断面積が小さい単一吐出孔とをスリツトで連結
した1対の吐出孔から流速差を有する1対の重合
体流を吐出し、単一吐出孔から吐出した高速重合
体流を中空吐出孔から吐出した低速重合体流に衝
突・バウンドさせつつ接合せしめ、次いで冷却固
化させてから2500m/分以上で引取るものであ
る。 この方法によつて得られる太細糸を構成するフ
イラメントは、断面方向に配向度差を有し、且つ
長手方向にも太細を有するものである。 この様なフイラメントから成る太細糸は、太細
の分散性が良好であり、しかも熱処理によつて充
分な嵩高性を呈し、スパンライクな風合を呈する
ことができるが、太細に基く染色濃淡差(以下、
コントラストと称することがある)が従来の不均
一延伸によつて得られる太細糸に比較してやや不
足するため、この点の改良が望まれている。 (発明の目的) 本発明の目的は、太細を紡糸工程で形成できる
太細糸の製造法において、前述の欠点、即ち太細
に基くコントラストが不足するという欠点を解消
し、太細の分散性及びコントラストが共に良好な
太細糸が得られる太細糸の製造法を提供すること
にある。 (構成) 本発明者等は、前記目的を達成すべく検討した
結果、得られる太細糸の太細比は紡糸引取速度の
影響が大きく、引取速度を2500m/分未満にする
ことによつて、太細化が急激に大きくなり、且つ
太細の分散性は引取速度2500m/分以上の場合と
同程度であることを見い出し、本発明に到達し
た。 即ち、本発明は、複数のスリツトで中空部を形
成する中空吐出孔と、前記中空吐出孔の吐出断面
積よりも小なる吐出断面積の単一吐出孔とをスリ
ツトにより連結せしめた1対の吐出孔を有する紡
糸口金を通して溶融重合体を吐出し、その際、該
単一吐出孔からの重合体流の流体を該中空吐出孔
からのそれよりも高速とすることにより、該紡糸
口金面下で前者の重合体流を後者の重合体流に衝
突・バウンドさせつつ接合させ、次いで冷却固化
させてから2500m/分未満の速度で引取つた後、
延伸熱処理する事を特徴とする太細糸の製造法で
ある。 本発明を図面により説明する。 第1図は本発明で用いる紡糸口金の吐出孔断面
図、第2図は紡糸引取速度と得られる太細糸のウ
ースター斑(U%)との関係を示すグラフ、第3
図は本発明の製造法によつて得られる太細糸を構
成するフイラメントの断面図、第4図は本発明に
よつて得られる太細糸を構成するフイラメントの
長手方向の斜視図、第5図は本発明で得られる太
細糸の断面図、第6図a,bは本発明で得られる
太細糸、及び従来の不均一延伸によつて得られる
太細糸応力(St)−伸度(EL)曲線を夫々示す。 第1図において、1a〜1c,2,3は夫々重
合体流を吐出する吐出孔であつて、4は1a〜1
cで示される複数のスリツトで形成される中空
部、2は単一吐出孔、3は1a〜1cのスリツト
及び中空部4からなる中空吐出孔と、単一吐出孔
2とを連結するスリツト、lA2は単一吐出孔の内
径、l及びWはスリツト3の幅及び長さ、lA1
びlB1は第1図aの中空吐出孔の外径及び内径を
夫々示す。 本発明において、溶融重合体を吐出する吐出孔
として第1図に示す吐出孔を採用することが肝要
である。 かかる吐出孔の特徴は、吐出断面積が異なる1
対の吐出孔として、吐出断面積の大なる吐出孔に
複数のスリツト1a〜1cで構成される中空吐出
孔を、他方の吐出断面積の小なる吐出孔に単一吐
出孔2を夫々採用したことと、中空吐出孔と単一
吐出孔2とをスリツト3で連結したことにある。 そして、本発明では、紡糸口金面直下で第1図
の吐出孔の中空吐出孔から吐出された重合体流
に、前記重合体流の流速よりも高速である単一吐
出孔2から吐出された重合体流を衝突・バウンド
させつつ接合させ、次いで冷却固化させてから
2500m/分未満の速度で引取ることが必要であ
る。 ここで、前記第1図の吐出孔において、中空吐
出孔のスリツト1a〜1cの合計吐出断面積
(S1)と単一吐出孔2の吐出断面積(S2)とを等
しくすると、紡糸口金直下での重合体流の衝突・
バウンドがあまりにも激しくなるため安定な紡糸
が困難となる。 また、中空吐出孔と単一吐出孔2とがスリツト
3で連結されてない吐出孔を用いた場合、両吐出
孔から吐出され重合体流の衝突・バウンドが極め
て小さいものになるか、或いは衝突・バウンドが
発生しなくなるため、得られる太細糸の太細は全
く存在しないか、存在していても極めて小さな太
細比のものとなる。 更に、紡糸引取速度を2500m/分以上とする場
合にも、得られる糸条の太細比を充分に大きくす
ることができない。 このことを第2図に示す。第2図は第1図aに
示す吐出孔を用いて紡糸引取速度を種々変更して
未延伸糸を得、次いで後述する延伸熱処理を施し
た75de/36filの延伸糸のウースター斑(U%)
を測定し、その結果をプロツトしたものである。 尚、かかるU%はツエルベーガーウースター社
製のウースターイブネステスターモデルCにより
測定したものであり、U%が大になる程、太細糸
の太細比が大きくなることを示す。 第2図から明らかな様に、紡糸引取速度2500
m/分未満(好ましくは2000〜1500m/分)にす
ると、得られる延伸糸のU%が急激に増加する。 次に、本発明では、この様にして得られた未延
伸糸は、そのままでは実用に供し得ないものであ
るため、更に延伸熱処理を施すことが必要であ
る。 かかる延伸熱処理は、従来の太細糸を製造する
際に採用されている延伸条件を採用することがで
きるが、通常の延伸糸を得る際に採用されている
延伸条件を採用することが延伸中に断糸、毛羽の
発生を少くすることができ好ましい。 この様に、通常の延伸糸を得る延伸条件を採用
しても、太細の分散性が良好である太細糸が得ら
れることも、本発明の特徴の1つである。 本発明において採用する中空吐出孔のスリツト
の配列形状、及び単一吐出孔の断面形状は特に限
定する必要はなく、目的に応じて最適なものを採
用すればよい。 例えば、中空吐出孔のスリツトの配列形状とし
ては、英国特許第853062号明細書に記載されてい
る非円形状のものを採用でき、中でも第1図bに
示す三角形状の配列のものが得られる太細糸のフ
イラメント断面形状を略二等辺三角形とすること
ができ、独特な光沢を付与できるため好ましい。 また、中空吐出孔のスリツト配列形状及び単一
吐出孔の断面形状を第1図aの如く円形状とする
と、工作が容易で好ましい。 更に、第1図において、単一吐出孔2と中空吐
出孔とを単一スリツト3で連結することによつ
て、驚くべきことに単一吐出孔2から吐出される
重合体流は中空吐出孔から吐出される重合体流の
片側で衝突・バウンドしつつ接合するので、得ら
れる太細糸を構成するフイラメントの長手方向に
大きな太細を付与することができ好ましい。 かかるスリツト3の形状は第1図に示す直線状
の他に、カギ形、或いは湾曲していてもよい。要
は中空吐出孔と単一吐出孔2とがスリツトで連結
されていることである。 また、スリツト3の長さlを、得られるフイラ
メント断面において、凹部が形成されるよう設定
することによつても、中空吐出孔及び単一吐出孔
2から吐出される両重合体流の衝突・バウンドに
よる振動周期をより大きくすることができ、得ら
れるフイラメントの長手方向に極めて大きな太細
を付与することができる。尚、本発明で採用する
吐出孔では第1図に示す単一吐出孔2が1ケ以上
中空吐出孔に連結されていてもよく、単一吐出孔
2の形状も三角形、四角形、Y字形等の非円形で
あつてもよい。 これまで述べてきた本発明で用いる吐出孔の具
体的な寸法を、第1図aの吐出孔について下記に
示す。 1.5≦S1/S2≦15 0.04≦(lA1−lB1)/2≦0.30 0.10≦lA2<lB1<lA1≦1.5 0.05≦l≦1.30 0.03≦W<lA2≦1.0 [但し、lA1、lB1、lA2、l、Wの夫々の単位は
(mm)である。] この際、溶融重合体を吐出する1対の吐出孔間
において、中空吐出孔の吐出断面積(S1)と単一
吐出孔の吐出断面積(S2)との吐出断面積比
(S1/S2)及び/又はスリツト3の長さ(l)が
異ることが好ましい。と言うのも、吐出された重
合体流の衝突・バウンド周期が実質的に異るフイ
ラメントから成る太細糸を得ることができ、太細
の分散性を更に向上せしめることができるからで
ある。 また、本発明の製造法において、中空吐出孔か
ら吐出される重合体流の流速(V1)と、単一吐
出孔2から吐出される重合体流の流速(V2)と
の吐出速度比(V1/V2)を1/1.5〜1/7、特
に1/2.3〜1/3.4に設定することが好ましく、
この時の重合体の吐出量比[中空吐出孔の吐出
量/単一吐出孔2の吐出量]は3/1〜1/5、
特に1.5/1〜1/3.3に設定することが好まし
い。 この様に本発明では、吐出・接合せしめた重合
体流を、冷却固化せしめて2500m/分未満で引取
り、更に延伸熱処理を施すものである。この延伸
熱処理の態様としては、溶融紡糸して得られる未
延伸糸を一旦捲き取つてから別工程で延伸熱処理
を施しても、或いは得られる未延伸糸を一旦捲取
ることなく連続的に延伸熱処理を施してもよい。 尚、延伸前の未延伸糸にインターレース等の交
絡付与装置によつて交絡を付与し、次いで延伸を
施してもよく、この様にすることは得られる太細
糸の太細の分散性をより一層向上せしめることが
でき好ましいことである。 本発明によつて得られる太細糸を構成するフイ
ラメントは、第3図に示す断面形状を有する偏平
中空フイラメントであつて、断面方向には、第1
図の中空吐出孔から吐出された重合体流に単一吐
出孔2から吐出された重合体流が接合した接合部
で分割される中空部存在部分の配向度がこれに隣
接する中実部分の配向度よりも大であり、且つ長
手方向には第4図に示す如き太細を併せ有してい
る。 第2図において、第2図a,bは夫々第1図
a,bの吐出孔を用いて得られるフイラメントの
断面形状を示し、図中のnは長軸、cは短軸、
x、x′は長軸(n)を挟んで互いに対向する1対
の凸部、cは中空部、mはフイラメント断面で短
軸(c)に平行な直線のうちで最大値を示す直線
の長さ、gは中空部(e)を含む断面において短
軸(c)で分割される中空部分、hは同じく短軸
(c)で分割される中実部分であつて、gの部分
の断面積はh部分のそれよりも常に大である。 尚、第3図にx、x′で示される1対の凹部は第
1図の中空吐出孔から吐出される重合体流に単一
吐出孔2から吐出される重合体流が接合した接合
部である。 また、第4図において、aは本発明によつて得
られるフイラメントの長手方向の斜視図を示し、
bはaを90°回転せしめたフイラメント長手方向
の斜視図を示す。ここで、Lはフイラメント長手
方向の太細の間隔を示す。 第4図から明らかな様に、本発明で得られるフ
イラメントの長手方向の太細は、長手方向にh部
分の断面積がg部分の断面積に比較して大きく変
化しつつ接合しているのである。 そして、本発明によつて得られる太細糸を構成
するフイラメントの長手方向の太細間隔(L=
0.3〜3m)がランダムに存在すると共に、かか
るフイラメントから成る太細糸の任意断面におい
ても、第5図に示す様に、太細の分散性が良好で
ある。 第5図において、Aは一本のマルチフイラメン
ト断面での最大断面積であるフイラメント断面を
示し、n1及びm1はフイラメント断面Aの長軸及
び最大直線長を夫々示す。また、Bは第5図に示
す一本のマルチフイラメント断面での最小断面積
のフイラメント断面を示し、n2及びm2はフイラ
メント断面Bの長軸及び最大直線長を夫々示す。 ここで、フイラメントA及びフイラメントBと
が下記[]式を満足する太細糸は、染色濃淡差
に基くコントラストを充分に大きくすることがで
き好ましい。 (n1×m1)/(n2×m2)≧3.5 ……[] 更に、かかる太細糸の応力(St)−伸度(EL)
曲線は、第6図aに示す如きものになる。 一方、従来の不均一延伸を施す方法によつて得
られる太細糸の応力(St)−伸度(EL)曲線(以
下、伸度曲線と称することがある)を第6図bに
示す。 第6図において、L1は最終破断伸度、L2は最
大応力を示すときの伸度を夫々示す。 また、第6図bにおいて、イは細部(延伸部)
の伸度曲線、ロは太部(未延伸部)の伸度曲線を
夫々示す。 この様に、第6図bに示されている従来の太細
糸の伸度曲線では、太部と細部とが明確に分離さ
れるものの、第6図aの本発明によつて得られる
太細糸のものでは、太部及び細部が分離できな
い。 このことは、本発明で得られる太細糸は従来の
太細糸よりも太細の分散性が極めて良好であるこ
とを示すものでもある。 尚、第6図aにおいて、(L1−L2)の値は5%
以上となる。 本発明で得られる太細糸のフイラメントのデニ
ールを0.5〜8de、特に1.0〜5.0deとし、且つ総デ
ニールも30〜200de、特に40〜150deとすること
が風合上好ましい。 また、本発明において対象とする重合体とは、
実質的に繰返し単位の85モル%以上がエチレンテ
レフタレートから成るポリエチレンテレフタレー
トであり、該重合体には、艶消、染色性向上、帯
電防止等各目的の添加物質を共重合体又は、ブレ
ンド体として含んでいても差支えない。ポリエチ
レンテレフタレートの固有粘度(35℃オルソクロ
ルフエノール中で測定)は、0.45〜1.20が好まし
く、特に0.50〜1.00が好ましい。固有粘度が0.45
未満のときは、得られる太細糸の強度レベルが低
く好ましくない。また、固有粘度が1.20を越える
ときは、紡糸時の溶融粘度が高過ぎて、溶融温度
を高くすることが必要のため、好ましくない。 また、本発明にて用いる溶融紡糸装置は、通常
用いられている装置を使用できることは言うまで
もない。 (作用) 一般的に、中空吐出孔を構成している各スリツ
ト、及び単一吐出孔を通過する重合体流の流速が
互いに等しいならば、中空吐出孔の複数スリツト
の合計圧力損失は単一吐出孔よりも大となる。 この点、本発明で採用する第1図に示す吐出孔
では、中空吐出孔と単一吐出孔2とをスリツト3
を介して同一吐出孔内に併有しているため、両孔
の圧力損失が等しくなる様に両孔を通過する重合
体流間に流速差が生じる。このため、中空吐出孔
のスリツト巾、単一吐出孔2の内径(lA2)等を
調整することによつて、中空吐出孔の1a〜1c
のスリツトよりも単一吐出孔2から吐出される重
合体流の流速が速くなる様に流速差を付与すると
共に、その流速差を容易に大きくすることができ
るのである。 この様に、中空吐出孔及び単一吐出孔2から吐
出される重合体流の流速が異なると共に、スリツ
ト3から吐出される重合体流で前記2つの重合体
流が連結されているので、中空吐出孔から吐出さ
れた重合体流に単一吐出孔2から吐出された重合
体流が衝突・バウンドしつつ接合するため、第4
図に示す如く長手方向に太細を有するフイラメン
トが得られるのである。 そして、かかる太細のフイラメント単位長さ当
りの数及び大きさは紡糸引取速度に依存し、紡糸
引取速度を2500m/分未満にする結果、大きな太
細をランダムに付与することができるのである。 更に、中空吐出孔のスリツト1a〜1cを通過
する重合体流の流速は単一吐出孔2を通過する重
合体流よりも遅いため、紡糸ドラフトは中空吐出
孔のスリツト1a〜1cから吐出された重合体流
に主に集中する。このため、かかる重合体流が形
成する中空部分は中空吐出孔が単一吐出孔である
場合よりも大きな剪断力を受けて、重合体流が中
実である場合よりも高い配向度となるのである。 また、単一吐出孔2の吐出断面積(S2)は中空
吐出孔のスリツト1a〜1cの合計吐出断面積
(S1)よりも小さいため、得られるフイラメント
断面において中空部を含むg側の断面積よりもh
側の断面積が小さくなるのである。 この様にして得られるフイラメント断面では、
第3図に示す如く、中空部eを含む断面積がh部
分よりも大きなg部分がh部分よりも高配向度と
なる。 かかるフイラメントで形成されている太細糸
は、紡糸引取速度2500m/分以上で得られた太細
糸よりも大きな太細比を有しており、太細に基く
コントラストも充分に満足し得るものである。 しかも、本発明によつて得られる太細糸は、従
来の不均一延伸によつて得られる太細糸よりも太
細の分散性が極めて良好であり、且つフイラメン
ト断面方向にも収縮差を有するフイラメントから
成るため、熱処理によつて充分な嵩高性も併せ呈
することができる。 (発明の効果) 本発明によれば、従来の不均一延伸の方法の様
に、延伸工程での管理(例えば、未延伸糸の経
時、延伸倍率等)を厳密にする必要がないため、
工業的に適している。 更に、本発明によつて得られる太細糸を用いた
織編物は、“ふくらみ”が大きく且つナチユラル
な外観を呈するスパンライクなものである。 (実施例) 以下、本発明を実施例にて更に説明するが、本
実施例で用いる物性は下記の方法で測定したもの
である。 (1) n1、m1、及びn2、m2 太細糸の任意断面について、560部の倍率で
断面写真をとり、中空部を服け断面積が最大と
なるフイラメント断面の長軸(n1)及び最大直
線長(m1)、及び前記断面積が最小とするフイ
ラメント断面の長軸(n2)及び最大直線長
(m2)を夫々実測した。 (2) 最大応力を呈するときの伸度(L2)及び最
終破断伸度(L1) 通常の引つ張り型試験機にて、温室25℃、温
度60%で、試料長10cm、引つ張り速度200mm/
mmの条件で応力−伸度曲線を求め、応力が最大
となる伸度(L2)、応力が零となる伸度を最終
破断伸度(L1)とした。 (3) 収縮率 マルチフイラメントの「カセ」を作り、この
「カセ」に2.0mg/deの相当する荷重をかけ、沸
騰水中で30分間処理した時の収縮率を以下の式
より求めた。 [(l0−l1)/l0]×100(%)=収縮率(%) l0:処理前の「カセ」の長さ l1:処理後の「カセ」の長さ (4) 太細(濃淡)の分散性及びコントラスト 得られた太細マルチフイラメントを筒編み
し、分散染料によつて常法で染色を施した後、
水洗乾燥し、180℃で1分間セツトしてから評
価試料とした。 (a) 分散性 上記試料(10cm×10cm)につき、濃染部の
長さを測定して評価を行つた。(使用可能範
囲△以上) ○:濃染部の長さが全て0.5cm未満である。 △:濃染部の長さが0.5cm〜1.0cmである。 ×:濃染部の長さが1.0cmを超える。 尚、筒編み染色条件は以下の通り 染 料:Polyester Eastman Blue 染料比:筒編み重量に対して4% 助 剤:モノゲン (0.5%/) 浴 比:1/100 温度×時間:100℃×60分 (a) コントラスト 上記試料につき、肉眼で濃淡のコントラス
トを評価した。(使用可能範囲△以上) ○:濃染部が淡染部に対して明確である。 △:濃染部と淡染部のパターンは存在するが
不明確である。 ×:筒編みでは、一見、濃染部と淡染部が存
在しないように見える。 [実施例] 極限粘度「η」が0.64のポリエチレンテレフタ
レート(艶消剤としてTiO2を0.3重量%含有)を
溶融して、紡糸温度300℃で、第1図aに示す吐
出孔から吐出し、紡糸引取速度1000m/分、1500
m/分、2000m/分、2600m/分、3000m/分の
速度で捲き取り、次いで延伸熱処理し、75de/
36filの延伸糸を得た。尚、使用した吐出孔の寸
法を第1表に示し、各水準の吐出量・延伸倍率、
及び得られた太細糸の基本物性を第2表に併せて
示す。
【表】 (注)
〓〓lA1 〓lB1
S=π〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のスリツトで中空部を形成する中空吐出
    孔と、前記中空吐出孔の吐出断面積よりも小なる
    吐出断面積の単一吐出孔とをスリツトにより連結
    せしめた1対の吐出孔が配置されている紡糸口金
    を通して溶融重合体を吐出し、その際、該単一吐
    出孔からの重合体流の流速を該中空吐出孔からの
    それよりも高速とすることにより、該紡糸口金面
    下で前者の重合体流を後者の重合体流に衝突・バ
    ウンドさせつつ接合させ、次いで冷却固化させて
    から2500m/分未満の速度で引取つた後、延伸熱
    処理する事を特徴とする太細糸の製造法。 2 中空吐出孔を構成する複数のスリツトの配列
    及び単一吐出孔の断面形状が共に円形である特許
    請求の範囲第1項記載の太細糸の製造法。 3 中空吐出孔を構成する複数のスリツトの配列
    が非円形である特許請求の範囲第1項記載の太細
    糸の製造法。 4 中空吐出孔を構成する複数のスリツトの配列
    が三角形である特許請求の範囲第1項、又は第3
    項記載の太細糸の製造法。 5 スリツトにより互いに連絡せしめた1対の吐
    出孔から成る紡糸口金である特許請求の範囲第1
    項記載の太細糸の製造法。 6 1対の吐出孔を互いに連結するスリツトが単
    一である特許請求の範囲第1項、又は第5項記載
    の太細糸の製造法。 7 中空吐出孔から吐出される重合体流の流速
    (V1)及び単一吐出孔から吐出される重合体流の
    流速(V2)が下記〔〕式を満足する流速であ
    る特許請求の範囲第1項記載の太細糸の製造法。 1/7≦V1/V2≦1/1.5 ……〔〕 8 冷却固化させた後に引取つて一旦巻取るか、
    或いは一旦巻取ることなく延伸を施す特許請求の
    範囲第1項記載の太細糸の製造法。 9 重合体流がポリエステルである特許請求の範
    囲第1項記載の太細糸の製造法。
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