JPH0342203Y2 - - Google Patents

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JPH0342203Y2
JPH0342203Y2 JP9989186U JP9989186U JPH0342203Y2 JP H0342203 Y2 JPH0342203 Y2 JP H0342203Y2 JP 9989186 U JP9989186 U JP 9989186U JP 9989186 U JP9989186 U JP 9989186U JP H0342203 Y2 JPH0342203 Y2 JP H0342203Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマンシヨンや一般の鉄筋コンクリート
建築物に施工されるベランダの鼻先構造の改良に
係り、特にベランダ主体の先端を仕上げのほとん
ど不要なプレキヤストコンクリート製の鼻先部材
で構成したベランダの鼻先構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
ベランダの鼻先は水や物が階下に落下するのを
防止したりする目的で、少しく立ち上がらせる必
要があるが、従来はその鼻先構造を含めて型枠材
によるコンクリートの現場打設による方法でベラ
ンダ主体と一体的に施工されていた。
また、ベランダの鼻先には危険防止のため手摺
が取付けられるが、手摺の取付けにあたつては従
来はコンクリートの打設硬化後に鼻先の上部を削
り、露出した鉄筋に手摺棒の下端部を熔接する
か、または鉄筋足付きプレートを予めコンクリー
ト中に配設しておいてこのプレートに手摺棒の下
端部を熔接する方法によつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、従来のベランダの鼻先は、ベラン
ダ主体と同時にコンクリートの現場打設による方
法によつていたため、立上り部の存在や装飾意匠
上の都合で型枠材の構成が煩雑になり施工に大変
な手間が掛かるという問題があつた。また、手摺
棒の熔接のためにコンクリートの硬化後に鼻先の
立上り部の上部をはつる必要があり、熔接後にお
いてもモルタルで表面を仕上げる必要があり、工
数が増えるという問題があつた。さらに、モルタ
ルにて表面を仕上げた場合、経時的にモルタル部
にクラツク、ひび割れが生じ、雨水が入り込んで
ひび割れを大きくしたり、内部の金物が次第に錆
てくるといつた問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案を詳述すれば、ほぼ水平状をなすように
仮設した型枠材の上面に当接し得る底部と、この
底部の一側部に設けた立上り部とを少なくとも有
してなる内部中空のプレキヤストコンクリート製
の鼻先部材の当該底部を、前記型枠材の上面に所
定の間隔を存して仮止めした桟木と目地材の間に
セツトすると共に、鼻先部材の中空部内に手摺取
付用部材を配設してからベランダ主体のコンクリ
ートを打設してベランダ主体の先端部を仕上げの
ほとんど不要なプレキヤストコンクリート製の鼻
先部材で構成したことを特徴とするベランダの鼻
先構造であり、前記手摺取付用部材は、下面に鉄
筋足を備えたプレートの上面に袴パイプを備えて
なることにより、鉄筋足がベランダ主体の方へ突
出し、またベランダ主体に配設した鉄筋がプレキ
ヤストコンクリート製の鼻先部材内に突入するこ
とにより、ベランダ主体と鼻先部材とは強固に定
着することができるものである。また、手摺取付
用部材をなすプレートの上面に突成してある袴パ
イプ内に、手摺棒を挿着して高さの調節をした
後、両者を熔接することにより施工の簡単な鼻先
構造を提供することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的構成を図示の実施例に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案ベランダの鼻先構造の一実施例
を示す断面図、第2図はプレキヤストコンクリー
ト製の鼻先部材の一例を示す斜視図、第3図は手
摺取付用部材の一例を示す斜視図であり、図中1
はたとえば遠心成型法によつて予め成型したプレ
キヤストコンクリート製の鼻先部材を示す。
鼻先部材1は、ほぼ水平状をなすように仮設し
た型枠材2の上面に当接し得る底部3と、この底
部3の一側部に設けた立上り部4とを少なくとも
有していて、内部は中空状となつている。
なお、第1図及び第2図に示す実施例では立上
り部4に上面部5が連設されており、さらにこの
上面部5の先端に下方に垂下するように立下り部
6が連設されていて、立下り部6と底部3の間は
開口部7となつているが、底部3と立上り部4と
から構成されるL字状の鼻先部材1にあつても、
底部3の先端と立上り部4の先端とを結ぶ仮想線
の内側は内部中空状であり、底部3の先端上部に
開口部7が形成されるのはいうまでもない。
そして、この鼻先部材1の底部3を、ほぼ水平
状をなすように仮設した前記型枠材2の上面に所
定の間隔を存して仮止めした桟木8と目地材9の
間にセツトすると共に、鼻先部材1の中空部内に
手摺取付用部材10を配設する。なお、鼻先部材
1を桟木8と目地材9の間にセツトするにあたつ
ては、前記開口部7側が居室側を向くようにして
セツトするものである。
手摺用取付部材10は、第1図及び第3図に示
すように、少なくとも下面に複数の鉄筋足11を
取付けたプレート12の上面に袴パイプ13を突
設してなる構造のものである。なお、袴パイプ1
3によつて囲繞されたプレート12のほぼ中央に
は小孔14を穿設してあり、プレート12の下面
にはこの小孔14に連通するようにして下端部に
小プレート15を備えたパイプ16を熔接してあ
る。
桟木8と目地材9の間に鼻先部材1をセツト
し、鼻先部材1の中空部内に前記手摺取付用部材
10を配設すると、手摺取付用部材10の鉄筋足
11は、第1図に示すように鼻先部材1の開口部
7からベランダ主体17側へ突出した状態とな
る。なお、図示しないベランダ主体17内に配筋
してある鉄筋は鼻先部材1に開口部7があるた
め、鼻先部材1の中空部内に入り込むことができ
るものである。
鼻先部材1は所要長手方向長さのものをいくつ
か組み合わせてベランダの鼻先全体を構成するも
のであるが、その端面は相隣れる鼻先部材1同志
が嵌合し得るよう凹凸を形成しておくとよい。
また、この接合箇所、特に上面部5を備えた鼻
先部材1にあつては、上面部5の接合端面にほぼ
半円状をなす切欠き18を形成して、鼻先部材1
同志の突き合わせ部、すなわち半円状の切欠きが
合わさつて円形状をなすことになる切欠き部の真
下となるように、前記手摺取付用部材10を鼻先
部材1内に配設するようにするとよい。
以上のように、鼻先部材1をセツトしてから型
枠材2の上面にベランダ主体17をなすコンクリ
ートを打設することにより、本考案ベランダの鼻
先構造が得られる。
次に、本考案構造の施工例につき説明すれば、
先づ、従来工法と同様にして水平状の型枠材2を
架設する。次いで、桟木8と目地材9を所定の間
隔を存して釘等で仮止めし、桟木8と目地材9の
間に鼻先部材1の底部3を、開口部7が居室側を
向くようにしてセツトすると同時に、前記したよ
うに鼻先部材1同志の接合付近に手摺取付用部材
10を配設する。そして、鼻先部材1の上面から
取付用ボルト19を挿入し、ボルト19の先端を
袴パイプ13、プレート12の小孔14及びパイ
プ16内を通し、鼻先部材1の底部3に設けた切
欠き20を通して型枠材2の下面に突出させ、ナ
ツト21で取付用ボルト19の先端を締め付け
る。この締め付け作業によつて底部3と型枠材2
は小プレート15とナツト21に関連する座金の
間に挟まれて強固に定着した状態となる。
次に、型枠材2の上面にコンクリートを打設し
てベランダ主体17を形成する。ベランダ主体1
7の構築後、前記取付用ボルト19を取り外し、
ボルト19に代えて手摺棒22を袴パイプ13内
に高さの調節を行いながら挿着する。そして、適
当な高さのところで袴パイプ13と手摺棒22を
熔接することにより、本考案ベランダの鼻先構造
が完工する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、プレキヤストコンクリート製
の鼻先部材がベランダの鼻先部分の型枠材の役目
をなすので、従来のようにベランダの鼻先部分に
型枠材を配設する必要がなくなり、施工が非常に
容易となる。特に、ベランダの鼻先部分には意匠
上の観点かち様々な段差をつけたりするが、この
ようなとき従来は型枠材の設定が非常に難しかつ
たが、本考案によれば、従来不可能か或いはきわ
めて困難であつた意匠効果を鼻先部分に容易にあ
らわすことができるという多大な効果を奏する。
また、手摺棒の取付けにあたつて、従来のよう
に立上り部の上面をはつて鉄筋を露出させたり必
要がないので、この点からも施工が容易になると
共に、仕上げのモルタル塗り工程がほとんど不要
となり、仕上げモルタルに起因する従来の問題点
を解決することができるものである。さらに、鼻
先部材は内部が中空状となつているので、ベラン
ダ全体の軽量化にとつても多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ベランダの鼻先部材の一実施例
を示す断面図、第2図はプレキヤストコンクリー
ト製の鼻先部材の一例を示す斜視図、第3図は手
摺取付用部材の一例を示す斜視図である。 1……鼻先部材、2……型枠材、3……底部、
4……立上り部、5……上面部、6……立下り
部、7……開口部、8……桟木、9……目地材、
10……手摺取付用部材、11……鉄筋足、12
……プレート、13……袴パイプ、14……小
孔、15……小プレート、16……パイプ、17
……ベランダ主体、18……切欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ほぼ水平状をなすように仮設した型枠材の上
    面に当接し得る底部と、この底部の一側部に設
    けた立上り部とを少なくとも有してなる内部中
    空のプレキヤストコンクリート製の鼻先部材の
    当該底部を、前記型枠材の上面に所定の間隔を
    存して仮止めした桟木と目地材の間にセツトす
    ると共に、鼻先部材の中空部内に手摺取付用部
    材を配設してからベランダ主体のコンクリート
    を打設してベランダ主体の先端部を仕上げのほ
    とんど不要なプレキヤストコンクリート製の鼻
    先部材で構成したことを特徴とするベランダの
    鼻先構造。 (2) 手摺取付用部材は下面に鉄筋足を備えたプレ
    ートの上面に袴パイプを突設してなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のベランダの鼻先構
    造。
JP9989186U 1986-07-01 1986-07-01 Expired JPH0342203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9989186U JPH0342203Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP9989186U JPH0342203Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JPS638339U JPS638339U (ja) 1988-01-20
JPH0342203Y2 true JPH0342203Y2 (ja) 1991-09-04

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