JPH0978684A - Pcバルコニー部材及びバルコニーの施工方法 - Google Patents

Pcバルコニー部材及びバルコニーの施工方法

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JPH0978684A
JPH0978684A JP25826595A JP25826595A JPH0978684A JP H0978684 A JPH0978684 A JP H0978684A JP 25826595 A JP25826595 A JP 25826595A JP 25826595 A JP25826595 A JP 25826595A JP H0978684 A JPH0978684 A JP H0978684A
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balcony
hole
building
concrete
male screw
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JP25826595A
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Toru Hirano
徹 平野
Michiyoshi Ando
道義 安藤
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Fujita Corp
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニーの施工における作業効率及び安全
性を向上させ、構造上の信頼性の高いバルコニーを構築
する。 【解決手段】 PCバルコニー部材1をクレーン等によ
って建物外部のバルコニー取付位置に吊支し、このPC
バルコニー部材1から突出した雄螺子部材15を建物本
体2の貫通孔25に貫通し、ナット15c螺合締結す
る。PCバルコニー部材1から突出した接合筋14は、
建物本体2のコンクリート後打ち空間21に露出した肋
筋22と溶接する。貫通孔25に挿通された雄螺子部材
15は無収縮モルタルであるグラウトの注入により固定
し、接合筋14はコンクリート後打ち空間21に打設し
た後打ちコンクリートに埋設状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンリート造
の建物におけるバルコニーの施工技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンリート造の建物の建築に
おいて、バルコニーを施工する場合には、まず建物本体
のスラブの施工のための型枠及び鉄筋を建物外部へ延長
させ、この型枠にコンクリートを打設することによっ
て、建物本体のスラブと一体のバルコニー床部を施工す
る。また、バルコニーの手摺部となる立ち上がり部分
は、前記バルコニー床部の外縁から新たにコンクリート
を打ち継ぐか、予めコンクリートで成形したPC(プレ
キャストコンクリート)板を取り付けることによって施
工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バルコニー
の床部の上面は、その端部に沿って形成される側溝へ向
かって雨水などを流れやすくするための緩やかな水切り
勾配を設けなければならず、しかも屋内部分と屋外部分
との境となる部分であるため、型枠の支保工や足場組立
工事等において煩雑な作業を強いられている。また、P
C製品を用いたバルコニーの施工も行われているが、従
来工法では、PC製品と打設コンクリートとの接続部分
の連続性に難点があるため、PC製品の採用は、上述の
ように手摺部等一部にのみ限定されており、作業の容易
化が困難であった。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、バルコニ
ーの施工における作業効率を向上させると共に、構造上
の信頼性の高いバルコニーを構築するためのPCバルコ
ニー部材及びその施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係るPCバル
コニー部材は、コンクリートで成形され床部及びその間
口の両端から略鉛直に立ち上がった直壁部からなり、前
記床部及び直壁部における建物本体側との接合端面に、
前記建物本体側に埋設状態に接合される接合筋及び前記
建物本体側に締結される雄螺子部材が突設されたもので
ある。また、この場合、前記接合端面には雌螺子孔を有
するインサート金具を露出状態に埋設することもでき
る。
【0006】すなわち、このPCバルコニー部材は既製
のコンクリート成形体であって、その成形の際に、排水
溝や床部上面の水切り勾配等、バルコニーとしての体裁
をすべて形成しておくことができる。接合筋は、例えば
このPCバルコニー部材内部の鉄筋の一部を延長して突
出させたものであり、雄螺子部材やインサート金具は、
PCバルコニー部材の成形の際に一体的に設けられる。
【0007】本発明に係るバルコニーの施工方法は、前
記PCバルコニー部材を用いて施工する方法であって、
建物本体におけるバルコニー施工位置に臨む部分に前記
PCバルコニー部材の接合筋と対応して鉄筋が一部露出
したコンクリート後打ち空間を形成すると共に前記PC
バルコニー部材の雄螺子部材と対応する貫通孔を形成
し、前記PCバルコニー部材を前記バルコニー施工位置
に吊支してその接合筋を前記コンクリート後打ち空間内
に位置させると共に前記雄螺子部材を前記貫通孔に挿入
させ、前記貫通孔を貫通した前記雄螺子部材に締結部材
を螺合締結すると共に前記接合筋と前記コンクリート後
打ち空間の鉄筋とを互いに接合し、前記コンクリート後
打ち空間に後打ちコンクリートを打設すると共に前記貫
通孔にモルタルを充填するものである。
【0008】すなわち、本発明によれば、PCバルコニ
ー部材はクレーン等によって建物外部のバルコニー施工
位置に吊支される。このPCバルコニー部材の接合端面
から突出した雄螺子部材は、建物本体の貫通孔を貫通し
た状態で締結部材に螺合締結され、PCバルコニー部材
の接合筋は、前記建物本体のコンクリート後打ち空間に
露出した鉄筋と溶接等により接合され、これによってP
Cバルコニー部材は前記バルコニー施工位置に位置決め
・仮止めされる。前記貫通孔は、建物外部へ向けて拡径
した漏斗状に形成することによって、雄螺子部材の挿入
を容易にすることができる。また、PCバルコニー部材
の接合端面に雌螺子孔を有するインサート金具が露出状
態に埋設されている場合は、建物本体におけるバルコニ
ー施工位置に臨む部分にPCバルコニー部材の接合端面
に露出したインサート金具の雌螺子孔と対応する第二貫
通孔を形成し、建物外部に吊支した前記PCバルコニー
部材のインサート金具の雌螺子孔に前記第二貫通孔を通
じて第二締結部材を螺合締結する。あるいはまた、建物
本体にPCバルコニー部材の接合端面に露出したインサ
ート金具と対応するファスナを設け、建物外部に吊支し
た前記PCバルコニー部材のインサート金具と前記ファ
スナとを互いに螺合締結する。
【0009】上記仮止め後、貫通孔及び第二貫通孔には
モルタルを充填し、コンクリート後打ち空間にはコンク
リートを後打ちする。これによって、貫通孔及び第二貫
通孔内の雄螺子部材及び第二締結部材はモルタルを介し
て建物本体側に埋設一体化された状態となり、建物本体
側の鉄筋と接合された接合筋あるいは互いに結合したイ
ンサート金具とファスナは、後打ちコンクリートにより
建物本体側に埋設一体化され、これによって、PCバル
コニー部材は、建物本体のバルコニー施工位置に一体的
に取り付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の典型的な
一実施形態を示すもので、まず図1はPCバルコニー部
材1の斜視図である。このPCバルコニー部材1は、工
場で生産された既製のコンクリート成形体であって、床
部11及びその間口の両端から略鉛直に立ち上がった一
対の直壁部12からなる。床部11の正面側の端部に沿
って形成された突縁部13上には、前記直壁部12と共
にバルコニーの手摺部となる既製の手摺用プレート(図
示省略)が取り付けられるようになっている。参照符号
13aは、その手摺用プレートを取り付けるための凹部
である。床部11の上面には、前記突縁部13及び一方
の直壁部12に沿って略L字形に延びる排水溝11aが
形成されており、また、床部11の上面は、この排水溝
11aへ向けて、正面側が低くなるような緩やかな水切
り勾配が形成されている。
【0011】床部11の背面側すなわち建物本体側とな
る接合端面11bには、多数の接合筋14が所定間隔で
突設されている。この接合筋14は、典型的には図7の
取付状態の断面図に示すように、床部11及び直壁部1
2の内部全域に格子状に組まれた状態で埋設されている
多数の鉄筋14’の一部を延長して前記接合端面11b
から突出させたものである。
【0012】図1に戻って、直壁部12の背面すなわち
建物本体側となる接合端面12aには、その上部に雄螺
子部材15が略水平に突設されており、その下側に所定
間隔で上下に並んだ複数のインサート金具16が露出状
態に埋設されている。図8の取付状態の断面図にも示す
ように、前記雄螺子部材15は、その基端部15aがナ
ット15bと螺合した状態で直壁部12の内部に埋設さ
れており、後述する建物本体2の貫通孔25を貫通する
突出長さを有するものである。前記インサート金具16
は、表面に多数の凹凸を有する異形鉄筋状の外観を呈す
るものであって、その軸心部には後述する第二締結部材
としての螺子棒4をねじ込むための雌螺子孔(図示省
略)が形成されている。また、床部11の接合端面11
bの左右対称位置にも同様のインサート金具17が露出
状態に埋設されている。このインサート金具17の雌螺
子孔には、後述するファスナ23と連結するためのボル
トがねじ込むことができる。
【0013】床部11における接合端面11b寄りの上
面及び突縁部13の上面の左右対称位置には、それぞれ
吊り上げ用インサート18が露出状態に埋設されてい
る。この吊り上げ用インサート18も、インサート金具
16,17と略同様の構造を有し、その軸心部に形成さ
れた雌螺子孔に、クレーンによる揚重の際の玉掛けのた
めのフック等を取り付けることができる。
【0014】図2は、建物本体2におけるバルコニー施
工部分を示すもので、(A)はPCバルコニー部材1の
床部11の取付位置で切断した鉛直断面図、(B)はP
Cバルコニー部材1の直壁部12の取付位置で切断した
鉛直断面図である。すなわち上述のPCバルコニー部材
1を用いてバルコニーを施工するには、図2(A)に示
すように、窓の建具が設けられる建物本体2の開口部2
aの下縁、言い換えれば梁部2bの上面であって、そこ
に取り付けられるPCバルコニー部材1の床部11の接
合端面11bと対応する位置に、前記床部11の後端部
が入り込む段差部21aと、前記梁部2bの多数の肋筋
22の一部22aが露出した凹部21bとを含むコンク
リート後打ち空間21を予め形成する。このコンクリー
ト後打ち空間21のうち、凹部21bは、PCバルコニ
ー部材1を取り付ける際に、その床部11の接合端面1
1bから突出した全ての接合筋14が進入可能な大きさ
を有するものである。また、前記段差部21aには、L
字形金具からなるファスナ23を埋め込みボルト23a
を介して固定する。なお、図中一点鎖線は、コンクリー
ト後打ち空間21への後打ちコンクリートの打設形状を
示すものである。
【0015】一方、図2(B)に示すように、前記開口
部2aの左右両側壁面2cの下部であって、そこに取り
付けられるPCバルコニー部材1の直壁部12の接合端
面12aと対応する位置には、前記直壁部12の後端部
が入り込む取付溝24を前記段差部21aの左右両端か
ら連続して形成すると共に、この取付溝24に臨んで、
前記接合端面12aにおける雄螺子部材15の突出位置
に対応する貫通孔25と、その下側に前記接合端面12
における各インサート金具16の埋設位置に対応して所
定間隔で上下に並んだ複数の第二貫通孔26を、前記壁
面2cを貫通して形成する。このうち、最上部の貫通孔
25は建物外部へ向けて漏斗状に拡径した形状とする。
貫通孔25及び各第二貫通孔26の後端には上下に連続
して延びる溝状凹部27を形成し、この溝状凹部27に
は短冊状の座金板27aを取り付ける。また、貫通孔2
5及び各第二貫通孔26は、連通孔28を介して互いに
連通させ、貫通孔25及び最も下側の第二貫通孔26に
は、それぞれモルタル注入孔29を形成する。
【0016】上述した建物本体2へのPCバルコニー部
材1の取付に際しては、その床部11及び突縁部13の
上面に設けられた吊り上げ用インサート18に、それぞ
れ図示されていないフックをねじ込んで取り付け、この
フックを介して、図3に示すようにワイヤ3の玉掛けを
行い、クレーン等により吊り上げる。
【0017】次に図4に示すように、吊支したPCバル
コニー部材1を、建物本体2の外部におけるバルコニー
施工位置(取付位置)へ接近させて行くと、このPCバ
ルコニー部材1の床部11の接合端面11bに突設され
た多数の接合筋14が、建物本体2の開口部2aの下縁
に形成されたコンクリート後打ち空間21の凹部21b
に進入し、直壁部12の接合端面12aに突設された雄
螺子部材15が貫通孔25内に挿入されて行く。この貫
通孔25は、外側開口が拡張された漏斗状に形成されて
いるため、PCバルコニー部材1の吊支位置が、正規の
施工位置から水平方向又は鉛直方向に僅かにずれていて
も、このPCバルコニー部材1を適当に調整位置合わせ
しながら雄螺子部材15を容易に挿入させることがで
き、これによって、PCバルコニー部材1は正規の施工
位置に案内される。
【0018】PCバルコニー部材1を、その床部11の
接合端面11b及び直壁部12の接合端面12aが、建
物本体2におけるコンクリート後打ち空間21の段差部
21a及び取付溝24と衝合状態となるバルコニー施工
位置まで移動させることによって、図5及び図6に示す
ように、雄螺子部材15は貫通孔25を貫通し、その先
端が前記貫通孔25の後端開口から突出する。また、前
記接合端面11bに前記雄螺子部材15の下側に位置し
て設けられた各インサート金具16は、前記貫通孔25
の下側の各第二貫通孔26の開口と対向し、床部11の
接合端面11bに設けられたインサート金具17は、前
記段差部21aに固定されたファスナ23と対向する。
【0019】そこで、貫通孔25の後端開口から突出し
た雄螺子部材15の先端には、締結部材であるナット1
5cを螺合締結し、インサート金具16には、第二貫通
孔26を通じて螺子棒4をねじ込むと共に前記第二貫通
孔26の後端開口から突出したこの螺子棒26の後端部
にナット4aを螺合締結し、更にインサート金具17に
は、ファスナ23を通じて図示されていないボルトをね
じ込んで締結する。また、コンクリート後打ち空間21
における凹部21b内に進入した各接合筋14と、前記
凹部21bに露出した各肋筋22とを互いに溶接する。
そしてこれらの作業によって、PCバルコニー部材1
は、建物本体2の外部のバルコニー施工位置に連結さ
れ、支持される。また、この時点で、ワイヤ3の玉掛け
を外し、クレーンのワイヤ3によるPCバルコニー部材
1の吊支を解除することができる。
【0020】次に、図2(A)に一点鎖線で示すコンク
リート後打ち空間21に、図7に示すように、スラブ用
の後打ちコンクリート5を打設する。また、図8に示す
ように、連通孔28を介して互いに連通した貫通孔25
及び各第二貫通孔26内には、貫通孔25及び最も下側
の第二貫通孔26に設けたモルタル注入孔29から、無
収縮モルタルであるグラウト6を注入充填する。これに
よって、PCバルコニー部材1の床部11の接合端面1
1bが、後打ちコンクリート5からなるスラブと一体接
合されると共に、肋筋22と溶接された接合筋14及び
インサート金具17とファスナ23との結合部が前記後
打ちコンクリート5内に埋設される。また、貫通孔25
に挿通された雄螺子部材15及び各第二貫通孔26に挿
通された螺子棒4は、硬化したグラウト6によって強固
に固定される。
【0021】吊支したPCバルコニー部材1の雄螺子部
材15を貫通孔25に挿通して仮止めしてから、後打ち
コンクリート5の打設及びグラウト6の充填までの一連
の作業は、すべて作業員が建物本体2の内側から行うこ
とができる。また、この方法によるバルコニーは、下階
から上階へ順次施工して行くものである。
【0022】
【実施例】上記PCバルコニー部材1としては、その取
付箇所に応じて、例えば床部11の一端に避難口が開設
されているもの等、種々の仕様のものが製作される。ま
た直壁部12は、間口方向両端のみでなく、正面側から
も立ち上がった形状とすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が実現
される。 (1) 既製のPCバルコニー部材を用いるので、排水溝や
床部上面の水切り勾配等の形成を現場で行う必要がな
い。 (2) PCバルコニー部材はクレーン等によって建物外部
から吊支し、建物本体への取付作業を全て作業員が建物
本体内部から行うことができるので、作業の安全性が向
上し、建物外部での支保工や足場の設置も不要となるの
で、資材費用が低減すると共に、工期が短縮される。 (3) PCバルコニー部材の接合端面に設けた雄螺子部材
を建物本体の貫通孔に貫通させて締結部材で螺合締結す
ることによって、前記PCバルコニー部材が容易に位置
決めかつ仮止めされるので、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPCバルコニー部材の典型的な一
実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るバルコニーの施工方法における建
物本体側の施工状態を示すもので、(A)はPCバルコ
ニー部材の床部の取付位置で切断した鉛直断面図、
(B)はPCバルコニー部材の直壁部の取付位置で切断
した鉛直断面図である。
【図3】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
PCバルコニー部材を建物外部に吊支した状態を示す概
略的な鉛直断面図である。
【図4】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
吊支したPCバルコニー部材を建物外部のバルコニー施
工位置に位置決め移動させる工程を示す概略的な鉛直断
面図である。
【図5】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
PCバルコニー部材を建物本体側に仮止めする工程を示
す概略的な鉛直断面図である。
【図6】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
PCバルコニー部材を建物本体側に仮止めする工程を示
す概略的な水平断面図である。
【図7】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
バルコニーの施工完了状態をPCバルコニー部材の床部
の取付位置で切断した鉛直断面図である。
【図8】本発明に係るバルコニーの施工方法において、
バルコニーの施工完了状態をPCバルコニー部材の直壁
部の取付位置で切断した鉛直断面図である。
【符号の説明】
1 PCバルコニー部材 11 床部 11b,12a 接合端面 12 直壁部 14 接合筋 15 雄螺子部材 15c ナット(締結部材) 16,17 インサート部材 2 建物本体 21 コンクリート後打ち空間 22 肋筋(鉄筋) 23 ファスナ 25 貫通孔 26 第二貫通孔 4 螺子棒(第二締結部材) 4a ナット(第二締結部材) 5 後打ちコンクリート 6 グラウト(モルタル)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートで成形され床部及びその間
    口の両端から略鉛直に立ち上がった直壁部からなり、 前記床部及び直壁部における建物本体側との接合端面
    に、前記建物本体側に埋設状態に接合される接合筋及び
    前記建物本体側に締結される雄螺子部材が突設されたこ
    とを特徴とするPCバルコニー部材。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記接合端面には雌螺子孔を有するインサート金具が露
    出状態に埋設されたことを特徴とするPCバルコニー部
    材。
  3. 【請求項3】 建物本体におけるバルコニー施工位置に
    臨む部分に請求項1又は2に記載されたPCバルコニー
    部材の接合筋と対応して鉄筋が一部露出したコンクリー
    ト後打ち空間を形成すると共に前記PCバルコニー部材
    の雄螺子部材と対応する貫通孔を形成し、 前記PCバルコニー部材を前記バルコニー施工位置に吊
    支してその接合筋を前記コンクリート後打ち空間内に位
    置させると共に前記雄螺子部材を前記貫通孔に挿入さ
    せ、 前記貫通孔を貫通した前記雄螺子部材に締結部材を螺合
    締結すると共に前記接合筋と前記コンクリート後打ち空
    間の鉄筋とを互いに接合し、 前記コンクリート後打ち空間に後打ちコンクリートを打
    設すると共に前記貫通孔にモルタルを充填することを特
    徴とするバルコニーの施工方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、 前記貫通孔を建物外部へ向けて拡径した漏斗状に形成す
    ることを特徴とするバルコニーの施工方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、 建物本体におけるバルコニー施工位置に臨む部分にPC
    バルコニー部材の接合端面に露出したインサート金具の
    雌螺子孔と対応する第二貫通孔を形成し、 建物外部に吊支した前記PCバルコニー部材のインサー
    ト金具の雌螺子孔に前記第二貫通孔を通じて第二締結部
    材を螺合締結し、 前記第二貫通孔にもモルタルを充填することを特徴とす
    るバルコニーの施工方法。
  6. 【請求項6】 請求項3の記載において、 建物本体にPCバルコニー部材の接合端面に露出したイ
    ンサート金具と対応するファスナを設け、 建物外部に吊支した前記PCバルコニー部材のインサー
    ト金具と前記ファスナとを互いに螺合締結することを特
    徴とするバルコニーの施工方法。
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