JPH0341539Y2 - - Google Patents

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JPH0341539Y2
JPH0341539Y2 JP1984134075U JP13407584U JPH0341539Y2 JP H0341539 Y2 JPH0341539 Y2 JP H0341539Y2 JP 1984134075 U JP1984134075 U JP 1984134075U JP 13407584 U JP13407584 U JP 13407584U JP H0341539 Y2 JPH0341539 Y2 JP H0341539Y2
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JP
Japan
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sheet material
waterproof sheet
parapet
holding plate
holder
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JP1984134075U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パラペツト基体の立上り部に沿う防
水シート材を保持するために用いられ、パラペツ
トの防水を確実なものとし又パラペツトの施工能
率を大幅に向上させるパラペツトにおける防水シ
ート材の保持具に関するものである。
〔従来技術及び考案が解決しようとする課題〕
コンクリート建築物の屋上の周囲等にパラペツ
トを形成するに際しては、第3図に示すごとく、
防水シート材6を立上り部2に沿わせて立上げ、
かつ該防水シート材6をそれが垂れないように保
持し、然る後、該立上げ状態にある防水シート材
6の表面側に仕上げモルタルを塗着するのである
が、防水シート材6の前記保持具は、従来、その
上端部分の適所を団子状の押さえモルタルで押さ
えることにより行つていた。そのため防水シート
材の押さえに多くの手間を要し、施工能率が悪か
つた他、施工コストの上昇を招く原因ともなつて
いた。
係る問題点の一端を解決せんとする試みとして
は、例えば実公昭49−46423号公報が開示するシ
ート吊止金具を用いるものが提案されている。該
金具は、立上り部に固定された状態にある垂直片
と先端鋭の爪片を有する吊止片との間で防水シー
ト材の上端部分を挟むようになされ、その際、各
爪片が防水シート材に刺し込まれるものとされて
いた。そして防水シート材の上端部分は、所要間
隔をおいて並設された係る金具によつて保持され
るようになされていた。しかしながら係る金具を
用いるときには、防水シート材の上端部分の全体
を確実かつ安定的に保持することができず、又爪
片の刺し込みによつて防水シート材が孔明き状態
にあることから、パラペツトの防水性を永続性を
以て確保し難い問題があつた。
本考案はこのような問題点を解決するパラペツ
トにおける防水シート材の保持具の提供を目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のパラペツトにおける防水シート材の保
持具(以下保持具という)1は、パラペツト基体
5の立上り部2に沿う防水シート材6を保持する
ために用いられる防水シート材6の保持具であつ
て、全体が合成樹脂製の長尺体として形成されて
おり、軟質合成樹脂製のジヨイント部9により上
端部分相互が連結された垂下状態の内保持板11
と外保持板12とは、立上り部2に沿つて立上が
る防水シート材6の上端部分6aを連続する面接
触の状態で挟着するごとくなされており、又立上
り部2と一体化される前記外保持板12の上端に
は、その全長に亘つて、立上り壁2に埋設される
上方に突出する起立片16を具えた固定部13
(起立片16のみからなる場合もある)が設けら
れていることを特徴とするものである。
〔作用〕
然して本考案に係る保持具1を、その内保持板
11が立上り部2の内側に位置しかつ外保持板上
端の固定部13が立上り部2に埋入された状態と
なるよう、立上り部2と笠木部3とのコーナ部分
に取付けて後、パラペツト基体5の立上り部2に
沿う防水シート材6の上端部分6aを内保持板1
1と外保持板12との間に挿入すると、該上端部
分6aは、内、外保持板11,12によつて連続
する面接触の状態で挟着される。
又パラペツトの長さ方向に連続して延びる起立
片16は効果的な遮水機能を発揮する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において本考案の保持具1は、立上り部2の
上端部に内方に突出する笠木部3を設けてなる打
放しコンクリート製のパラペツト基体5の、該立
上り部2と笠木部3とのコーナ部分C(以下パラ
ペツトコーナ部分という)に固定され、立上り部
2に沿つて立上がる防水シート材6の上端部分6
aを全長に亘つて挟着する。
該保持具1は、全体が合成樹脂製の長尺体とし
て形成されており、笠木部3の下面8と当接する
ものとなされかつ中央部分が軟質合成樹脂製のジ
ヨイント部9とされた基板10の内外縁に、内保
持板11と外保持板12を下設してなる。該外保
持板12は垂直板として形成されており、その上
端には、外方に突出する突出片15の先端に上方
に折曲する起立片16を設けたL字状の固定部1
3が設けられるとともに、その下端にも、L字状
をなす固定部13が上の固定部13と対称に設け
られている。
一方内保持板11は、その下端部17が外保持
板12の下端部19と略一致する垂直板部20の
該下端部17に、内方に向け斜め下方に折曲する
手掛け部21を連設した、くの字状をなす。そし
て該内保持板11は、前記のごとくジヨイント部
9を介して外保持板12に連結されていることか
ら、第2図において一点鎖線で示すように引上げ
が可能である。
然してパラペツト基体5を形成するに際し、保
持具1を、その内保持板11が、形成されるべき
立上り部2の内側に位置し、かつその基板10
が、形成されるべき笠木部3の下面と当接した状
態となるごとく型枠に取付け、型枠間にコンクリ
ートを打設しコンクリート硬化後に脱型すると、
第2〜3図に示すごとく、保持具1は、その上下
の固定部13,13がアンカー作用を発揮してパ
ラペツトコーナ部分Cに固定される。従つて、床
下地面23を覆う防水シート材6を立上り部2に
沿つて立上げるとともに、手掛け部21に指先を
掛けて内保持板11を多少多く引上げ、この状態
で防水シート材6の上端部分6aを内、外保持板
11,12間に挿入させ、然る後内保持板11を
離すと、該上端部分6aは、その全長に亘つて
内、外保持板11,12により挟持された状態と
なる。このように上端部分6aを保持具1に保持
させて後、第3図に示すごとく、防水シート材6
の表面等に仕上げモルタル25を塗着することに
よりパラペツト26を完成する。係るパラペツト
において、外保持板12の上端全長に亘つて設け
られている起立片16は遮水片としても機能す
る。
〔考案の効果〕
本考案の保持具は上述したごとく構成した結
果、 防水シート材の上端部分を内保持板と外保持板
とによつて挟着させると、該上端部分は全長に亘
つて確実かつ安定的に保持され、従つてパラペツ
トの施工能率の向上を図り得る。
又このように防水シート材の上端部分が全長に
亘つて確実かつ安定的に保持されるごとくなされ
ており、しかも、パラペツトの長さ方向に連続し
て延びる起立片が効果的な遮水機能を発揮するこ
とから、パラペツトの防水性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の保持具の一実施例を示す斜視
図、第2図はその使用状態を示す斜視図、第3図
は本考案の保持具を用いて構築されたパラペツト
を示す斜視図である。 1……保持具、2……立上り部、5……パラペ
ツト基体、6……防水シート材、7……保持溝、
11……内保持板、12……外保持板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パラペツト基体5の立上り部2に沿う防水シー
    ト材6を保持するために用いられる防水シート材
    の保持具であつて、 全体が合成樹脂製の長尺体として形成されてお
    り、軟質合成樹脂製のジヨイント部9により上端
    部分相互が連結された垂下状態の内保持板11と
    外保持板12とは、立上り部2に沿つて立上がる
    防水シート材6の上端部分6aを連続する面接触
    の状態で挟着するごとくなされており、 又立上り部2と一体化される前記外保持板12
    の上端には、その全長に亘つて、立上り壁2に埋
    設される上方に突出する起立片16を具えた固定
    部13が設けられていることを特徴とするパラペ
    ツトにおける防水シート材の保持具。
JP1984134075U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH0341539Y2 (ja)

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JPS6149827U JPS6149827U (ja) 1986-04-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020129126A1 (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 マクセルホールディングス株式会社 防水工法及び防水構造

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JPS4946423U (ja) * 1972-07-28 1974-04-23

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