JPH0340895A - グラビア印刷用塗被紙 - Google Patents

グラビア印刷用塗被紙

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JPH0340895A
JPH0340895A JP17090089A JP17090089A JPH0340895A JP H0340895 A JPH0340895 A JP H0340895A JP 17090089 A JP17090089 A JP 17090089A JP 17090089 A JP17090089 A JP 17090089A JP H0340895 A JPH0340895 A JP H0340895A
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JP
Japan
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calcium carbonate
coated paper
gravure printing
kaolin
precipitated calcium
Prior art date
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Pending
Application number
JP17090089A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Hirose
広瀬 秀明
Masato Nakamura
中村 眞人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグラビア印刷用塗被紙に関し、特にミスドツト
が少なく、網点再現性に優れたグラビア印刷用塗被紙に
関するものである。
(従来の技術) グラビア印刷は、ハイライトから中間調にかけての再現
性が良く、美しい写真が印刷できるので、最近、広汎に
利用されている。しかし、グラビア印刷は、インキを金
属ロールの凹面から直接、紙に転移させる方式であるた
め、ミスドツトや明点の再現不良が発生しやすく、印刷
効果を阻害する重大な欠陥となることがある。ミスドツ
トは、凹版のインキが充分に紙面に転移されずに欠損を
生じた現象であり、グラビア印刷時の加圧条件下におい
ても充分な紙面平滑性及び塗被層のクツション性が得ら
れていないことが、主な原因とされている。そのため塗
工原紙、塗被組成物等、用紙の面からの改良のみならず
、インキ、製版等、印刷面からの改良も種々提案されて
いるが、未だ充分な改良効果かえられていない。また、
網点の再現不良はグラビアインキが、紙に転移すると同
時に紙表面に広がり、印刷物の再現不良を起こす現象で
あり、グラビアインキの紙面への吸収性が悪い場合に、
発生しやすい。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような現状に鑑み、本発明者等は、グラビア印刷
紙の重大欠陥であるミスドツト及び網点再現不良の改良
について、グラビア印刷用塗被紙を製造する際の塗被組
成物に関して鋭意研究を行った結果、特定の顔料を選択
的に併用した配合の塗被組成物を塗被せしめると、グラ
ビア印刷用塗被紙のミスドツト及び網点再現性が著しく
改良されることを見出し、本発明を完成したものである
(課題を解決するための手段) 本発明は、原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗被
層を設けたグラビア印刷用塗被紙において、該顔料とし
て嵩密度が0.5 g /aj以下のカオリンとアラゴ
ナイト型沈降性炭酸カルシウムをそれぞれ全顔料の10
重量%以上含有せしめたことを特徴とするグラビア印刷
用塗被紙である。
(作用) 本発明のグラビア印刷用塗被紙では、塗被組成物を構成
する顔料として、各種ある無機顔料の中から特に、その
嵩密度が0.5 g /cj以下であるカオリンとアラ
ゴナイト型沈降性炭酸カルシウムを選択し、しかも、こ
れらを特定量以上づつ併用するものである。
従来から、印刷用塗被紙の平滑性を改良するために、板
状構造を有するカオリンを顔料として使用し、且つ塗被
層のインキ吸収性を改良する目的で各種の炭酸カルシウ
ムを併用する処理は知られている。
しかし、両者の配合でグラビア印刷に要求される塗被層
の平滑性とインキ吸収性のパンラスを調整するのは必ず
しも容易ではなく、スーパーカレンダー等による平滑化
処理後の塗被層のクツション性が低下するなどの欠陥も
付随するため、必ずしも満足すべき結果が得られていな
いのが現状である。
しかるに、本発明で選択的に使用される嵩密度が0.5
 g /cr1以下のカオリンは、これと併用される特
定のアラゴナイト型沈降性炭酸カルシウムとの相乗効果
によって平滑性、インキ吸収性のみならず、平滑化処理
後の塗被層のクツション性においても極めてグラビア印
刷に適した特性を付与し得るものである。
嵩密度の低いカオリンは一般にカオリンを焼成処理した
り、各種の化学的、物理的処理を施すことによって二次
凝集せしめる方法などで製造されるが、本発明において
は特に嵩密度が0.5 g /cd以下であるカオリン
が選択的に使用されるものである。因みに、嵩密度が0
.5g/c−より大きなカオリンでは、たとえ上記特定
の沈降性炭酸カルシウムを併用しても、本発明の微妙な
特性バランスを得ることは出来ない。
なお、本発明において顔料の嵩密度は、10m1のメス
シリンダーに顔料を入れ、体積が一定になるまで振動を
くわえ、その重量を精秤し、一定体積(lcd)当たり
の重さ(g)として換算した値で示される。
かかる特定の嵩高さを有するカオリンは全顔料の10重
量%以上配合する必要があり、好ましくは20〜70重
量%の範囲で配合される。
而して、本発明のグラビア印刷用塗被紙では上記特定の
嵩高さを有するカオリンにアラブナイト型の沈降性炭酸
カルシウムが併用されるものである。
炭酸カルシウムには一般に、カルサイト型、アラゴナイ
ト型、バテライト型の結晶構造があるが、本発明では特
にアラゴナイト型の沈降性炭酸カルシウムを選択的に使
用するものである。因みに、カルサイト型やバテライト
型の炭酸カルシウムでは、たとえ上記特定のカオリンと
併用しても本発明の所望の効果を達成することはできな
い。
アラゴナイト型沈降性炭酸カルシウムの配合割合も重要
であり、本発明では全顔料の10重量%以上、好ましく
は40重量%以下の範囲で上記特定のカオリンと併用さ
れるものである。
なお、炭酸カルシウムの単結晶の形としては、柱状、米
粒状、立方形状、紡錘状、不定形状等があり、紙コーテ
イング用としては、平均粒子径が0、1〜3.0μm程
度である、米粒状、紡錘状、不定形状等の異方形のもの
が主に使用されており、そのアスペクト比は5〜15、
吸油量は40〜100cc/100g程度である。これ
らの異方形成酸カルシウムを、グラビア印刷紙用塗被組
成物に配合すると、塗被層の平滑性や緻密性が低下する
恐れがあるため、その単結晶が柱状で、アスペクト比が
20〜60、吸油量が100〜250cc/100g、
好ましくは130〜250cc/ 100gの沈降性炭
酸カルシウムの使用がより好ましく、特に本発明で使用
される上記特定の嵩高さを有するカオリンとの相乗効果
に優れているため、かかる組合せは本発明の好ましい実
施態様の一つである。
本発明のグラビア印刷用塗被紙では上記の如く、特定の
カオリンと特定の炭酸カルシウムを特定量配合すること
によって、その相乗効果により際立ったグラビア印刷適
性の改良効果を得ているものであるが、顔料として通常
、祇コーティング用に使われている材料の一部併用も可
能であり、本発明の所望の効果を損なわない範囲で目的
とする塗被紙の品質にあわせて適宜選択使用されるもの
である。
本発明の塗被組成物の他の主成分を構成する接着剤につ
いては、特に限定されず、例えばスチレン・ブタジェン
系、スチレン・アクリル系、酢ビ・アクリル系、エチレ
ン・酢ビ系、ブタジェン・メチルメタクリル系、酢ビ・
ブチルアクリレート系等の各種共重合体及びポリ酢酸ビ
ニルなどのアルカリ感応性又は、アルカリ非感応性接着
剤、さらには、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸
・スチレン共重合体、イソブチン・無水マレイン酸共重
合体、アクリル酸・メタクリレート系共重合体等の合成
性接着剤、さらには酸化澱粉、エーテル化澱粉・エステ
ル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをクラシュドライして
得られる冷水可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然
接着剤等から適宜選択して使用される。
なお、接着剤の配合割合は顔料100重量部に対して、
固形分で、3〜20重量%重量%箱囲で調節されるのが
一般的である。
また、必要に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤
、耐水化剤、滑剤、染料、pHAFi節剤等の各種助剤
も適宜配合される。
塗被組成物の調整に際しては、各種のミキサーニーダ−
、ボール壽ル等の混合撹拌機が塗被組成物の種類に応し
て、適宜選択して用いられる。
本発明の塗被組成物は、塗被原紙の両面ないしは、片面
に単層ないしは多層コーティングされる。
この場合、両面に塗被される塗被組成物及び多層コーテ
ィングする際の各層を構成する塗被組成物の配合は、常
法に従って適宜変更することができる。なお、塗被方法
についても、特に限定されるものではなく、例えばエア
ーナイフコーター、ロールコータ−或いは、パドル及び
インバーター型のブレードコーターで、ブレードがベベ
ル及びベント型のコーター、さらには、ビルブレード、
ツインブレード、キャンプレックスなどの各種ブレード
コーターやショートドウエルコーター等公知の各種塗被
装置が適宜用いられる。
また塗被量としては、乾燥後の重量で10〜20 g/
%の範囲で片面ないしは両面に塗被され、−mにスーパ
ーキャレンダー、グロスキャレンダー等の仕上げ装置を
経て仕上げられる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
実施例1〜5 柱状形でアスペクト比が40〜60であり、吸油度が2
05cc/ 100gである沈降性炭酸カルシウム(商
品名:タマパールFCC奥多摩工業製)とカオリン(商
品名:HTクレー EMC社製)と嵩密度が0.31 
g /cl+の二次凝集カオリン(商品名:SAMTO
NE471  HUBER社製)を第1表に示す割合で
配合し、分散剤として、ポリアクリル酸ソーダを用いて
コーレス分散機で顔料スラリーを調整した後、接着剤と
してアルカリ感応性ラテックスを固形分で7重量%配合
し、NaOHでpHを9.5に調節して塗被組成物を得
た。これをブレードコーターで塗工用原紙に乾燥コート
量が両面で28 g/lriとなるように塗被し、乾燥
後、スーパーキャレンダー処理して、グラビア印刷用塗
被紙を得た。得られたクラビア印刷用塗被紙の品質試験
を行い、その結果を第1表に記載した。
実施例6 柱状形でアスペクト比が20であり、吸油度が105c
c/ 100gである沈降性炭酸カルシウム(商品名:
タマパールTP123S  奥多摩工業製)とカオリン
と嵩密度が0.31 g /cfflの二次凝集カオリ
ンを第1表に示す割合で、配合した以外は実施例1と同
様にして、クラピア印刷用塗被紙を得、品質評価して、
その結果を第1表に記載した。
比較例1 柱状形で、アスペクト比が10であり、吸油度が45c
c/100gである沈降性炭酸カルシウムとカオリンを
第1表に示す割合で配合した以外は実施例1と同様にし
て、グラビア印刷用塗被紙を得、品質評価を行ってその
結果を第1表に記載した。
比較例2 紡錘状で吸油度が40cc/100gの沈降性炭酸カル
シウムとカオリンを第1表に示す割合で配合した以外は
実施例1と同様にして、グラビア印刷用塗被紙を得、品
質評価を行ってその結果を第1表に記載した。
比較例3 立方形状で吸油度が30cc/100gの沈降性炭酸カ
ルシウムとカオリンを第1表に示す割合で配合した以外
は実施例1と同様にして、グラビア印刷用塗被紙を得、
品質評価を行ってその結果を第1表に記載した。
比較例4 不定形で吸油度が20cc/100gの炭酸カルシウム
とカオリンを第1表に示す割合で配合した以外は実施例
1と同様にして、グラビア印刷用塗被紙を得、品質評価
を行ってその結果を第1表に記載した。
比較例5 顔料としてカオリンのみを用い、二次凝集カオリンと沈
降性炭酸カルシウムを含まない配合とした以外は実施例
1と同様にして、グラビア印刷用塗被紙を得、品質評価
を行ってその結果を第1表に記載した。
(効果) 上記第1表の結果から明らかなように、本発明の実施例
で得られたグラビア印刷用塗被紙は各比較例のグラビア
印刷用塗被紙に比較して、いずれもξスドット及び網点
再現性に極めて優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする塗被層を
    設けたグラビア印刷用塗被紙において、該顔料として嵩
    密度が0.5g/cm^2以下のカオリンとアラゴナイ
    ト型沈降性炭酸カルシウムをそれぞれ全顔料の10重量
    %以上含有せしめたことを特徴とするグラビア印刷用塗
    被紙。
  2. (2)沈降性炭酸カルシウムのアスペクト比が20〜6
    0、吸油量が100〜250cc/100g、且つ、そ
    の単結晶が柱状である請求項(1)記載のグラビア印刷
    用塗被紙。
JP17090089A 1989-06-30 1989-06-30 グラビア印刷用塗被紙 Pending JPH0340895A (ja)

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JP17090089A Pending JPH0340895A (ja) 1989-06-30 1989-06-30 グラビア印刷用塗被紙

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021510391A (ja) * 2018-01-11 2021-04-22 ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー 低充填密度のクレイを使用したコーティング

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JP2021510391A (ja) * 2018-01-11 2021-04-22 ウエストロック・エム・ダブリュー・ヴイ・エルエルシー 低充填密度のクレイを使用したコーティング

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