JPH0340584Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0340584Y2
JPH0340584Y2 JP9861786U JP9861786U JPH0340584Y2 JP H0340584 Y2 JPH0340584 Y2 JP H0340584Y2 JP 9861786 U JP9861786 U JP 9861786U JP 9861786 U JP9861786 U JP 9861786U JP H0340584 Y2 JPH0340584 Y2 JP H0340584Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
sleeve
pipe
small
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9861786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS636832U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9861786U priority Critical patent/JPH0340584Y2/ja
Publication of JPS636832U publication Critical patent/JPS636832U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0340584Y2 publication Critical patent/JPH0340584Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、合成樹脂パイプ又は金属管の表面
に合成樹脂を被覆した樹脂被覆パイプ、つまり表
面が合成樹脂であるパイプ、又は表面が合成樹脂
である棒(以下これらをまとめて単にパイプとい
う)であつて外径が大小に異なる太径パイプ及び
細径パイプを、太径パイプ用の合成樹脂製継手を
使用して接着接続する径違いパイプの接続におい
て継手の嵌合部と細径パイプとの隙間を埋めて接
着接続を可能ならしめるため使用される合成樹脂
製のスリーブに係り、さらにいえば実開昭60−
8504号公報に記載された径違いパイプの接着接続
用スリーブの改良に関する。
従来の技術 例えば第7図のパイプフエンスにおける両サイ
ドの支柱a,aにはかなり大きな強度が要求され
るので、これにはφ32の太径合成樹脂パイプを使
用し、他方、上下の横桟b及び縦桟cについては
強度要求はさほど高くないのでφ28の細径合成樹
脂パイプを使用する経済設計が一般的に行なわれ
ている。従つて、四隅の継手dについては径違い
パイプの接着接続が行なわれる。
同様に、第8図のパイプ製台車における物品出
入れ面の両サイドに立てた支柱e,eには大きな
強度が要求されるので、これにはφ32の太径パイ
プを使用し、他の横桟f及び縦桟gについては強
度要求が高くないのでφ28の細径パイプが使用さ
れている。従つて、継手hに関してはやはり径違
いパイプの接着接続が行なわれている。
従来、上述したような合成樹脂パイプ等の径違
い接続の要求を満たす手段としては、各パイプの
外径に合うように特別に製作した径違い用継手を
使用するのが通例であつた。しかし、このような
径違いパイプ接続のためには、パイプ径の相違、
連結形態の相違などに応じて多種多様な継手が必
要となり、その製造はもとより、在庫管理や使用
上の判断もまぎらわしくて大変であり、経済的負
担も大きいという問題点があつた。
そこで、実開昭55−132412号公報又は実開昭60
−8504号公報にそれぞれ記載されているように、
太径パイプ用継手のパイプ嵌合部と細径パイプと
の径差を合成樹脂製スリーブで埋めることにより
径違いパイプの接着接続を可能ならしめる技術が
開発され実施されている。
本考案が解決しようとする問題点 上記実開昭55−132412号公報及び実開昭60−
8504号公報に記載されたスリーブは、細径パイプ
を太径パイプ用継手の嵌合部にきん密にはめるこ
とを可能ならしめると共にスリーブと継手及びス
リーブとパイプ等を各々接着剤により接着するこ
とを可能ならしめるが、従来のように単なる筒状
の構成だと注入した液状の接着剤がスリーブの奥
端側へ漏れ出していまい、接着剤がスリーブとパ
イプとの間の全面に十分によく回りきらず、接着
強度があまり高くならないという問題点があつ
た。
問題点を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段と
して、この考案に係る径違いパイプ接続用のスリ
ーブは、図面の第1図〜第6図に実施例を示した
とおり、 表面が合成樹脂である太径パイプ1と細径パイ
プ2とを太径パイプ接続用の合成樹脂製継手3に
て接着接続するのに使用される、外径が太径パイ
プ1の外径にほぼ等しく、内径は細径パイプ2の
外径とほぼ等しい合成樹脂製のスリーブにおい
て、 スリーブ5の奥端部は、該スリーブ5の奥端面
の周沿いに設けた凹溝9により内側の細径部8と
外側の太径部11とに分離して形成した。そし
て、細径部8の内周面は、スリーブ5の内周面と
続く部分を、凹溝9の深さの範囲内で先細テーパ
形状に内向きに傾斜する構成とし、もつて該スリ
ーブ5内にはめた細径パイプ2の外面に細径部8
が弾力的に密接し細径パイプ2とスリーブ5との
隙間に注入した接着剤の漏れを防ぐ構成とした。
なお1つの具体的な実施態様として、太径部1
1は、スリーブ5をはめた継手嵌合部4の内面に
弾力的に密接する如く、奥端外径がスリーブ5外
径よりやや大径とされ、継手嵌合部4とスリーブ
5との隙間に注入した接着剤の漏れを防ぐ構成と
した。
作 用 例えば外径がφ32の太径パイプ用継手3を使用
して、外径がφ28の細径パイプ2を径違い接続す
るにあたつては、まず継手3の該当する嵌合部4
にスリーブ5をはめ込み、該スリーブ5と嵌合部
4との隙間に接着剤を注入し両者を強固に接着す
る。
次に、細径パイプ2を前記スリーブ5の内側へ
挿し込み、同スリーブ5の奥端部内径側に形成し
てある細径部8に到達したとき(第4図A)は、
ねじ回しながら強めに押し込むか又は木ハンマー
等で軽く叩いて前記細径部8に押し込む。する
と、スリーブ5の細径部8は細径パイプ2の外面
に弾力的に密接して液封効果を生ずる(第4図
B)。従つて、スリーブ5と細径パイプ2との隙
間に注入した接着剤がスリーブ5の奥端側へ漏れ
出すようなことは決してなく、確実に強固な接着
接続を行なうことができるのである。
実施例 第1図は、太径パイプ1と細径パイプ2を太径
パイプ用の継手3により径違い接続した場合の主
要部を示している。
太径パイプ1及び細径パイプ2は、それぞれ合
成樹脂の押出成形品たる合成樹脂パイプ又は薄肉
鋼管の外周にABS等の合成樹脂を薄く均一な肉
厚で被覆しかつ接着した樹脂被覆パイプなどであ
る。一例として太径パイプ1の外径はφ32位、細
径パイプ2の外径はφ28位とされている。継手3
は、やはりABS等合成樹脂の射出成形品であり、
第1図に示したものは直角3方向にパイプの嵌合
部4……を有する形態であり、各嵌合部とも太径
パイプ1を挿し込んで接続する内径(ちなみに内
径はφ32.1位)の太径パイプ用に形成されている。
これに対し、細径パイプ2は、嵌合部4の内径
との径差を埋める肉厚のスリーブ5を介して連結
されている。
スリーブ5は、やはりABS等合成樹脂の射出
成形品である。ちなみにその外径はφ32位、内径
はφ28.1位とされている。
なお、継手3の嵌合部4の口元の内周側の角部
は、スリーブ5をはめ込み易いように、面取りさ
れている。
また、継手3の嵌合部4の奥端には、第2図に
示したとおり太径パイプ1又はスリーブ5のはめ
込み深さを規定する行き止り段部6が設けられて
いる。
そこでスリーブ5の長さは、前記嵌合部4の行
き止り段部6までの奥行き長さ(通常40mm位)と
同一とされている。また、第3図にスリーブ5の
詳細を示したとおり奥端部は、奥端面の周沿いに
約1.5mm位の深さの凹溝9を形成してあり、内側
は薄肉の細径部8とされて該スリーブ5を介して
連結した細径パイプ2の外面に弾力的に密接す
る。該細径部8は、少くとも内周面がスリーブ5
の奥端の手前約1mm位のところから奥端側に向つ
て細まる先細テーパ状に内向きに傾斜する形に設
けられている。細径部8の最小径D′は、本来の
スリーブ内径Dよりも約0.5mm程度小さいぐらい
に形成され、0.5mm位の肉厚とされている。もつ
て、細径部8が半径方向の大きくはない外力に対
しても弾力的な可撓性を発揮する。
また、凹溝9の外側は太径部11とされ、その
奥端面が行き止り段部6への突き当て面とされ
る。
継手3は樹脂使用量を節約するため全体として
中空構造とされ、特に嵌合部4を除くコーナー部
分には前記行き止り段部6と同一平面の位置にま
で十字リブ7を形成し(第2図)、もつてこの十
字リブ7が細径パイプ2の挿し込み深さを規定す
る行き止りとして働くように構成されている。
太径パイプ用継手3に上記スリーブ5を使用し
て細径パイプ2を径違い接続する要領としては、
まずスリーブ5を継手3の該当する嵌合部4内に
行き止り段部6へ突き当るまではめ込み、該スリ
ーブ5と嵌合部4との隙間に樹脂用の液状接着剤
を注入し両者を強固に接着する。しかる後に、細
径パイプ2をスリーブ5の中空部へ挿し込む。そ
の第一段階としては、第4図Aに示したとおりパ
イプ2の先端がスリーブ5の細径部8に到達する
ぐらいまで挿込む。そして、細径部8に当つて挿
し込み抵抗が増した段階で同細径パイプ2をねじ
回しつつ強めに押し込むか又は木ハンマー等を使
用して軽く叩き込み、細径パイプ2をスリーブ5
の細径部8に押し込めてその先端が十字リブ7に
突当つた状態にする。すると、スリーブ5の細径
部8が細径パイプ2により無理に押し拡げられた
結果同パイプ2の外面に弾力的に密接して液封効
果を生ずる。従つて、第4図Bに示したように注
入器10により細径パイプ2とスリーブ5との隙
間(平均0.05〜0.15位)に液状の接着剤を注入す
ると、接着剤の流れは細径部8による液封効果に
より完全にせき止められスリーブ奥端側へ漏れ出
すことはない。よつて、前記隙間の大きさに応じ
た量の接着剤を封入すると、細径パイプ2とスリ
ーブ5との隙間の全面に接着剤がほぼ完全に回り
込み、確実に強固な接着接続を行なうことができ
るのである。
第2の実施例 次に、第5図は、略T字形をなす太径パイプ用
継手3′を使用して、太径パイプ1は非貫通型の
嵌合部4に、細径パイプ2は貫通型嵌合部4′に
スリーブ5′,5′を介して径違い接続した状態を
示している。
なお、継手3′の嵌合部4,4′の口元の内周端
側の角部は、太径パイプ1、スリーブ5′をはめ
込み易いように面取りされている。
2個のスリーブ5′,5′は、その合計長さが貫
通型嵌合部4′の全長と同一に形成されている。
また、このスリーブ5′は、第6図に詳細を示し
たとおり、その奥端部が奥端面の周沿いに設けた
深さ約1.5mm程度の凹溝9により細径部8′と太径
部11′とに分離して形成されている。細径部
8′は、内周面がスリーブ5′の奥端の手前約1mm
位の範囲に、中央部が高い断面山形状のスロート
状に形成されている。細径部8′の最小径D2′は、
本来のスリーブ内径D2よりも約0.5mm程度小さい
位に形成されている。他方、太径部11の外周面
は、外周面がスリーブ5′の奥端の手前約0.5mm位
の位置から奥端側に向つて拡大する先太テーパ状
に外向きに傾斜する形に設けられている。太径部
11の最大径D1′はスリーブ本来の外径D1よりも
0.3mm位大きく形成されている。そして、細径部
8′と太径部11′の肉厚は、0.5〜0.7位の薄い肉
厚とされている。もつて前記細径部8′及び太径
部11がそれぞれ半径方向の大きくはない外力に
対しても弾力的な可撓性を発揮する。
このスリーブ5′を使用して第5図の継手3′に
より細径パイプ2を径違い接続するには、まずス
リーブ5′を奥端部側が貫通型嵌合部4′の中央に
位置する向きで継手3′の貫通型嵌合部4′の両側
開口部より1個ずつ合計2個はめ込む。各スリー
ブ5′は、その太径部11の奥端外形が嵌合部
4′の内面に弾力的に密接して液封効果を生ずる。
従つて、該スリーブ5′と嵌合部4′との隙間に樹
脂用の液状接着剤を注入すると、前記太径部11
によりきつちりせき止められて漏れ出すことはな
く、隙間の全面に接着剤が良く回り込み、両者を
確実に強固に接着することができる。
しかる後に、小径パイプ2をスリーブ5の中空
部へ押し込むと、スリーブ5′の細径部8′が細径
パイプ2により押し拡げられた形で同パイプ2に
弾力的に密接して液封効果を生ずる。従つて、小
径パイプ2とスリーブ5′との隙間に液状の接着
剤を注入すると、接着剤の流れは細径部8′によ
り完全にせき止められて漏れ出すことはなく、隙
間の全面にほぼ完全に回り込むので、確実に強固
な接着接続を行なうことができるのである。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述した通りであつて、
この考案に係る径違いパイプ接続用のスリーブに
よれば、スリーブ5,5′に形成した細径部8,
8′あるいは太径部11の液封効果により、注入
した液状の接着剤の流れをせき止めて漏れ出しを
防ぐので、スリーブ5とパイプ2又はスリーブ
5′と継手嵌合部4′との隙間の全面に接着剤が良
く回り込み、確実に高強度の径違い接着接続を可
能ならしめる。よつて、組み立てたパイプ構造物
の強度、剛性を高めることに寄与するのである。
また、細径部8,8′と太径部11,11′と
は、凹溝9により分離してかつ薄い肉厚に可能に
形成されるので、細径パイプ2をスリーブ5,
5′の細径部8,8′に、あるいはスリーブ5′を
継手の嵌合部4′に、大きくはない力で押し込む
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスリーブを使用した径
違い接続構造を一部破断して示した正面図、第2
図は継手のコーナ部の中空構造を示した断面図、
第3図はスリーブの構造を拡大して示した半断面
図、第4図A,Bはパイプの連結要領を示した説
明図、第5図は異なる径違い接続の構造を示した
断面図、第6図は第5図に示した構造に用いるこ
の考案の第2実施例たるスリーブを示した拡大断
面図、第7図と第8図はこの考案が適用されるパ
イプ構造物の異なる例を示した斜視図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【1】 表面が合成樹脂である太径パイプ1及び
    細径パイプ2を太径パイプ接続用の合成樹脂製
    継手3にて接着接続するのに使用される、外径
    が太径パイプ1の外径にほぼ等しく、内径は細
    径パイプ2の外径とほぼ等しい合成樹脂製のス
    リーブにおいて、 スリーブ5奥端部は、該スリーブ5の奥端面
    の周沿いに設けた凹溝9により内側の細径部8
    と外側の太径部11とに分離して形成してあ
    り、細径部8の内周面は、スリーブ5の内周面
    と続く部分が、凹溝9の深さの範囲内で先細テ
    ーパ形状に内向きに傾斜していることを特徴と
    する径違いパイプ接続用のスリーブ。 【2】 実用新案登録請求の範囲第1項に記載し
    た太径部11は、奥端外径がスリーブ5外径よ
    りもやや大径とされていることを特徴とする径
    違いパイプ接続用のスリーブ。
JP9861786U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0340584Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9861786U JPH0340584Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9861786U JPH0340584Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636832U JPS636832U (ja) 1988-01-18
JPH0340584Y2 true JPH0340584Y2 (ja) 1991-08-27

Family

ID=30966720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9861786U Expired JPH0340584Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0340584Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS636832U (ja) 1988-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1075616C (zh) 用于不同直径管的管接头和连接不同直径管的方法
US5851036A (en) Permanent fitting for fluid-tight connections
JPH0340584Y2 (ja)
HU207392B (en) Plastic pipe-connecting shape
JPH07238788A (ja) シールドセグメントの接合方法
JPH0434226Y2 (ja)
JPH01254562A (ja) プラスチック製容器の密栓方法
JPH0510490A (ja) 管継手及び継手付管
JPH0747604A (ja) 管の内面ライニング工法
JPH0434227Y2 (ja)
JPS612995A (ja) 管の漏水部の止水方法および装置
JPH04114909U (ja) モルタルスリーブ用プラグ
KR101011017B1 (ko) 상하수도용 관 이음용 패킹의 연결방법
JP2543622B2 (ja) マンホ―ル用管継手とマンホ―ルの配管施工法
JPH0419273Y2 (ja)
JPS61218893A (ja) 合成樹脂管の接合方法
JP2006029570A (ja) 合成樹脂部材の接合構造及び接合方法
JPH0736015Y2 (ja) モルタル浮き補修用アンカーピン
JP2002155913A (ja) 嵌合接合体
JPS5822929Y2 (ja) 押出しチュ−ブ
KR200210967Y1 (ko) 배관 이음용 커플링
KR900007975Y1 (ko) 플라이백 트랜스포머의 포커스유니트 결합구조
JPH1078181A (ja) 防食管継手
KR880003711Y1 (ko) 나선관 연결장치
JP3050092U (ja) 配管の封止具