JP2002155913A - 嵌合接合体 - Google Patents

嵌合接合体

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JP2002155913A
JP2002155913A JP2000353345A JP2000353345A JP2002155913A JP 2002155913 A JP2002155913 A JP 2002155913A JP 2000353345 A JP2000353345 A JP 2000353345A JP 2000353345 A JP2000353345 A JP 2000353345A JP 2002155913 A JP2002155913 A JP 2002155913A
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JP
Japan
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adhesive
cylindrical
bonded
groove
spiral groove
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Application number
JP2000353345A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Otani
仁 大谷
Naoya Yamashita
直也 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端円筒状の周面を接着面とする物体と、嵌
合して一体構造となる被接着円筒状物体との嵌合に際
し、簡易な構造で接着剤の注入時に接着剤が基部に漏れ
ることが無く、また強固な構造体を容易に得ることを目
的とする。 【解決手段】 先端円筒状物体20の接着面に、接着剤用
螺旋形状溝22を1周回以上に亘って設けることを特徴と
する。また螺旋形状溝を先端円筒状物の基部側には設け
ない構造とする。更に、その溝は上記嵌合時に、円筒状
物を回転挿入する方向とは逆方向に設ける。上記のよう
に接着剤の注入された先端円筒状物体20は、被接着円筒
状物体30に嵌合して接合体となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は先端円筒状周面を接
着面とする物体と、被接着円筒状物体との嵌合接合体に
関する。
【0002】
【従来の技術】先端円筒状周面を接着面とする主円筒
と、先端部の外径と内径が等しい被接着円筒の両者を嵌
合接着するとき、図5の斜視図に示すように、接着面に
接着剤塗布用溝を設けている。図5において、主円筒60
の先端円筒状の周面を接着面61としている。接着面61の
外周において直径方向に設けた凹溝62は、図5において
2条設けてある。被接着円筒70の内径は、上記接着面61
の外径と大略等しい値である。
【0003】図6は、図5の横断面図である。被接着円
筒70の外周は主円筒60の外周と大略等しい値として、形
状の合った嵌合接合体としている。即ち、2条の溝62は
接着面61から直径方向に凹部を形成し、凹部に接着剤を
注入する。その後に、主円筒60の接着面61と被接着円筒
70の内面とを嵌合すると、接着剤により両者は接着でき
る。
【0004】図7は、従来技術の他の例を示す。図7に
おいて、図5の主円筒60に対応する部分を80と示し、図
5の被接着円筒70に対応する部分を90と示す。接着剤用
溝81は、図5と比較すると、溝の横幅が極めて大きい。
被接着円筒90に設けた接着剤投入用穴91を、図7では2
箇所に設けてある。図7の場合は、被接着円筒90を主円
筒80内に挿入してから、接着剤を穴91から注入する。そ
の接着剤により主円筒80と被接着円筒90とは接着され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8は、図5、図6に
示す円筒の接着時の斜視図を示す。図6において、溝62
に注入された接着剤の量が少しでも多量であると、その
接着剤は、図8に示す両者の嵌合面71からはみ出して、
所謂、接着剤漏れ72を起こす。そのとき、接着された物
体は商品としての外観を損ねて商品価値が無くなってし
まう。もし、その反対に接着剤の量が少量であると、被
接着円筒70内の空気が外気と呼吸をする状態となり、気
密性が落ちるという問題があった。
【0006】図7の場合は、接着剤の注入のとき被接着
円筒90は主円筒80と接合の状態となっていて、接着剤の
注入時に空気を押し出すように注入されるから、接着剤
の量について「多少の問題」はなくなるが、溝の幅が円
筒軸の方向に長いため、嵌合接着の強度が弱くなるとい
う欠点がある。また接着剤を比較的多量に注入する必要
があるため、注入の終わり頃には空気が外部に出ること
に時間を要するようになるから、嵌合接着のために長期
の時間を要する。
【0007】本発明の目的は、前記欠点を除去し、簡易
な構造であっても接着剤注入時に接着剤が外部に漏れる
ことが無く、また接着剤の量の調整が容易にできる嵌合
接合体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の嵌合接合体は、
先端円筒状周面を接着面とする物体と、嵌合して一体構
造となる被接着円筒状物体との嵌合接合体において、前
記円筒状接着面に、接着剤用螺旋形状溝を1周回以上に
亘って設けることを特徴とする。
【0009】また、本発明の嵌合接合体は、前記1周回
に亘る溝のピッチ幅と大略等しい空隙を物体基部側に残
して、接着剤用螺旋形状溝を前記接着面に設けることを
特徴とする。
【0010】本発明の嵌合接合体は、前記円筒状接着面
に設けた接着剤用螺旋形状の溝は、両物体が嵌合すると
きに回転挿入する方向とは逆方向に設けたことを特徴と
する。
【0011】上記の構成により、本発明では、接着剤用
螺旋形状溝が円筒状の接着面に1周回以上に亘って設け
られているから、少幅の溝でも確実に接着剤の注入がで
きる。また、溝の設けられている位置が接着面の所謂基
部までとなっていないから、また溝を設けた方向と反対
方向に主円筒を回転させながら被接着円筒条物体内に挿
入することで、接着剤が先端円筒状物体の先端方向へ流
れるため、接着剤の漏れが無くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
す。図1において、嵌合接合体は、主円筒10、先端円筒
状物体20、被接着円筒状物体30を備えており、先端円筒
状物体20は螺旋形状溝22が備えてある。図1では螺旋形
状溝22が、先端円筒状物体20の周面に1周回以上の長さ
に亘って、時計方向に設けられている。螺旋形状溝22の
長さは前記周面21に対し最低1周回とし、長いときは先
端円筒形状物体20について被接着円筒状物体30の方へ長
く延伸しても良い。接着剤塗布点を23と示し、塗布され
た塗料が周面21を流れる方向を24と図示している。螺旋
形状溝設置禁止帯25を示す。この禁止帯の円筒状物にお
ける軸方向の長さとしては、図示している程度の、螺旋
形状溝の1周回のピッチ幅Pが適当である。
【0013】螺旋形状溝の長さは接着剤の粘度と内筒径
により変化する。また溝の深さについては、使用する接
着剤の粘度により決定することが良く、粘度が高い場合
は深い溝とし、粘度が低い場合は比較的浅い溝とする。
図2は、前記溝を長く延ばして示す図である。図1に示
す先端円筒状物体20の軸方向の長さを約10mmとする
とき、図2に示す溝の全体長さLは、約16mm、深さ
Dは約0.2mm、溝の幅Wは約4mmである。また使
用する接着剤の粘度の一例は30000cpsである。
このとき螺旋形状溝の容積は約32mm3となるので、
接着剤の量として、その容積の約70乃至80%を使用
して注入する。先端円筒形状物体20の外径を9.85m
mとするとき、被接着円筒状物30の内径の例として9.
9mmとなる。
【0014】図3に示す斜視図において、図1と同一符
号は同様の素子を示す。回転方向50と51はそれぞれ、主
円筒状物と被接着円筒状物体を嵌合するときの、先端円
筒状物体20即ち主円筒状物の基部物体10と、被接着円筒
状物体30との回転方向を示している。螺旋形状溝21の接
着剤塗布点23において、接着剤を注入し、直ぐ回転方向
51に被接着円筒状物体30を回転させたとき、接着剤は図
4に示すように拡散する。
【0015】即ち、被接着円筒状物体の端面31が注入さ
れた接着剤を主円筒端面12の側を押し上げる状態で、螺
旋形状溝設置禁止帯25の円筒領域で接着剤が被接着円筒
40に漏れ出して、円筒内を主円筒端面12に向かって行
く。しかし、溝設置禁止帯25の周面上の幅が充分に取っ
てあるから、図4に示すように接着剤が主円筒端面12に
達することが起こらない。そのため、主円筒状物10と被
接着円筒状物体30とを嵌合した時の接着面に接着剤が漏
れないで、しかも堅固に嵌合することができる。
【0016】上記主円筒状物の基部物体10の形状は円筒
形であると説明したが、その形状に限らず四角形状物の
先端に円筒状物体を具備する形式であっても良い。また
接着剤塗布点23は螺旋状溝の複数箇所に設けても良い。
【0017】接着剤の量が多く、或いは粘性が低いとき
でも、接着剤が先端円筒状物の基部側に漏れることが無
く、更にその漏れは溝形成を禁止する空隙部を具備する
ことで漏れを完全に防止できる。従って電気製品などに
使用して接着剤漏れにより商品価値を低下させることが
起こらない。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、先端
円筒状物体を被接着用円筒状物と嵌合させたとき、その
ときの回転により接着剤が先端円筒状物体の更に先端方
向へ移動する。そのため、接着剤は両円筒状物の中間に
閉じ込められた状態となって、両者の嵌合接着は完全に
なって、気密性の高い嵌合接合体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す横断面図、
【図2】接着剤用螺旋形状溝を延伸して示す斜視図、
【図3】図1の実施の形態を示す斜視図、
【図4】接着剤の拡散を説明する図、
【図5】従来の円筒状物体の接着を説明する斜視図、
【図6】図5の横断面図、
【図7】従来技術の他の例を示す図、
【図8】図5、図6に示す円筒の接着時の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 基部物体(主円筒) 12 主円筒端面 20 先端円筒状物体 11 周面 12 螺旋形状溝 13 接着剤塗布点 24 接着剤塗料の流れる方向 25 螺旋形状溝設置禁止帯 30 被接着円筒状物体 31 端面 50、51 円筒状物体回転方向 60 主円筒 61 接着面 62 凹溝 62 被接着円筒 80 主円筒物 90 被接着円筒物 91 接着剤投入用穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端円筒状周面を接着面とする物体と、
    嵌合して一体構造となる被接着円筒状物体との嵌合接合
    体において、 前記円筒状接着面に、接着剤用螺旋形状溝を1周回以上
    に亘って設けることを特徴とする嵌合接合体。
  2. 【請求項2】 前記1周回に亘る溝の幅のピッチ幅と大
    略等しい空隙を物体基部側に残して、接着剤用螺旋形状
    溝を前記接着面に設けることを特徴とする請求項1記載
    の嵌合接合体。
  3. 【請求項3】 前記円筒状接着面に設けた接着剤用螺旋
    形状の溝は、両物体が嵌合するときに回転挿入する方向
    とは逆方向に設けたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の嵌合接合体。
JP2000353345A 2000-11-20 2000-11-20 嵌合接合体 Pending JP2002155913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071274A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Ntn Corp 動圧軸受装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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