JPH11329120A - ポリマー碍管のfrp筒とフランジ金具の圧入接合方法 - Google Patents

ポリマー碍管のfrp筒とフランジ金具の圧入接合方法

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JPH11329120A
JPH11329120A JP10136367A JP13636798A JPH11329120A JP H11329120 A JPH11329120 A JP H11329120A JP 10136367 A JP10136367 A JP 10136367A JP 13636798 A JP13636798 A JP 13636798A JP H11329120 A JPH11329120 A JP H11329120A
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JP
Japan
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frp
fitting
press
flange
tube
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10136367A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Yusuke Uchiumi
雄介 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/32Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies
    • H01B17/325Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies comprising a fibre-reinforced insulating core member

Abstract

(57)【要約】 【課題】FRP筒とフランジ金具の圧入時に接着材を接
着界面に確実に保持することができるポリマー碍管のF
RP筒とフランジ金具の圧入接合方法を提供する。 【解決手段】FRP筒1と、このFRP筒1の外周に設
けた胴部と複数の笠とからなる外被と、FRP筒1の端
部に設けたフランジ金具2とから構成するポリマー碍管
のFRP筒1とフランジ金具2の圧入接合方法におい
て、FRP筒1の端部外周面および/またはフランジ金
具2の挿入穴3内周面に、少なくともポリマー碍管の軸
方向に連通する溝11〜13からなる溝部を設け、FR
P筒1の端部外周面および/またはフランジ金具2の挿
入穴3内周面に接着材を塗布した後、FRP筒1をフラ
ンジ金具2の挿入穴3に圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP筒と、この
FRP筒の外周に設けた胴部と複数の笠とからなる外被
と、FRP筒の端部に設けたフランジ金具とから構成す
るポリマー碍管のFRP筒とフランジ金具の圧入接合方
法に関するものである。なお、本発明の対象はコア部材
が中空のFRP筒からなるポリマー碍管であるが、従来
からポリマー碍子と呼ばれているもののうちでもコア部
材が中空のFRP筒からなるポリマーSP碍子等は本発
明のポリマー碍管の概念に含まれることはいうまでもな
い。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のポリマー碍管の一例の構成
を示す図である。図2に示す例において、ポリマー碍管
51は、FRP筒52と、このFRP筒52の外周に形
成したシリコーンゴム等のゴムからなる外被53とから
構成される。外被53は、FRP筒52を覆う胴部54
と、ポリマー碍管51の軸方向に適当な間隔で設けられ
かつ胴部54の外周から半径方向外側に伸びる複数の笠
55とから構成される。また、FRP筒52の両端にフ
ランジ金具56を設けている。
【0003】図2に示す構成の従来のポリマー碍管にお
いて、FRP筒52とフランジ金具56とを接合するた
めに、FRP筒52をフランジ金具56の挿入穴57に
圧入することが知られている。その一例として、本出願
人は、特開平9−153316号公報において、圧入接
合の例として、接合するその時点においてFRP筒52
の外径をフランジ金具56の挿入穴57の内径よりも大
きくなるよう設定し、FRP筒52の外周面および/ま
たはフランジ金具56の挿入穴57の内周面に接着材を
塗布した後、FRP筒52をフランジ金具56の挿入穴
57に圧入後接着材を硬化させる技術を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平9−1
53316号公報で開示した技術では、圧入と接着の相
乗効果によりFRP筒52とフランジ金具56とを強固
に接合することができるが、作業条件のバラツキにより
場合によって所定の接合強度および気密特性を得ること
ができないことがあった。この発明では、FRP筒52
の外周面およびフランジ金具56の挿入穴57の円周面
に円周方向に延びる樹脂保持部を形成する例が開示され
ている。本発明者らが上記不具合の原因を調べたとこ
ろ、圧入工程のある条件下ではFRP筒52とフランジ
金具56との挿入穴57の内周面とが接触することで、
FRP筒52の外周面および/またはフランジ金具56
の挿入穴57の内周面に均一に塗布された接着材を接合
後接着界面に連続した接着材の層を形成出来ず、これに
より、強度と気密性を発現できないことがわかってき
た。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
FRP筒とフランジ金具の圧入時に接着材を接着界面に
確実に保持することができるポリマー碍管のFRP筒と
フランジ金具の圧入接合方法を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマー碍管の
FRP筒とフランジ金具の圧入接合方法は、FRP筒
と、このFRP筒の外周に設けた胴部と複数の笠とから
なる外被と、FRP筒の端部に設けたフランジ金具とか
ら構成するポリマー碍管のFRP筒とフランジ金具の圧
入接合方法において、FRP筒の端部外周面および/ま
たはフランジ金具の挿入穴内周面に、少なくともポリマ
ー碍管の軸方向に連通する溝からなる溝部を設け、FR
P筒の端部外周面および/またはフランジ金具の挿入穴
内周面に接着材を塗布した後、FRP筒をフランジ金具
の挿入穴に圧入することを特徴とするものである。
【0007】本発明では、FRP筒の端部外周面および
/またはフランジ金具の挿入穴内周面に設けた少なくと
も軸方向に連通する溝部が、FRP筒の端部外周面とフ
ランジ金具の挿入穴内周面との接着界面に接着材を保持
し、この接合界面における圧入時の接着材の流動を可能
とし、接着界面に接着材を均一に設けることができ、F
RP筒とフランジ金具との接合力および気密性の低下を
防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(a)、(b)はそれぞれ本
発明で使用するFRP筒およびフランジ金具の一例を示
す断面図である。図1(a)、(b)において、1はF
RP筒、2はフランジ金具、3はフランジ金具2の挿入
穴である。本発明の特徴は、FRP筒1の端部外周面お
よび/またはフランジ金具2の挿入穴3内周面に、少な
くともポリマー碍管の接合部の長さに略対応する軸方向
に連通する溝11〜13を設けて、溝部を構成している
点である。そのうち、図1(a)、(b)に示す例は、
FRP筒1の端部外周面およびフランジ金具2の挿入穴
3の内周面の両面に溝11〜13を設けて溝部を構成し
ている。すなわち、FRP筒1の端部外周面には、図1
(a)に示すように、軸方向へ連通する連結したスパイ
ラル状の溝11からなる溝部を設けている。また、フラ
ンジ金具2の挿入穴3の内周面には、図1(b)に示す
ように、軸方向に連通する複数の溝12と、この溝12
と直交する複数の円周方向へ向く溝13とを設けて、溝
部を構成している。
【0009】なお、FRP筒1の端部の外周縁部および
フランジ金具2の端部の軸方向内周縁部には、圧入する
際に芯だし案内するテーパ部1a、2aがそれぞれ設け
られている。また、フランジ金具2には、通常のものと
同様に、その底部外周縁部に他の機器との接続の際に使
用するボルト挿通孔4を設けるとともに、その底部内周
部にはFRP筒1を受けるための受け部5を設けてい
る。本発明では圧入を前提としているため、圧入するそ
の時点においてFRP筒1の外径d1がフランジ金具2
の挿入穴3の内径d2より大きくなるよう構成されてい
る。d1とd2との差は圧入代となり、この圧入代はF
RP筒1とフランジ金具2の許容応力を考慮して設定さ
れる。
【0010】本発明では、上述した構成のFRP筒1と
フランジ金具2とを利用して、FRP筒1の端部外周面
および/またはフランジ金具2の挿入穴3の内周面に接
着材を塗布した後、FRP筒1をフランジ金具2の挿入
穴3に圧入して接合する。そのため、この圧入工程で、
FRP筒1の端部外周面とフランジ金具2の挿入穴3の
内周面との接着界面において、接着材は溝11〜13を
通して円周方向のみならず軸方向へも連続して流れる。
そのため、この接着界面における接着材の均一な分布を
達成でき、FRP筒1とフランジ金具2との圧入接合
を、高い強度および高い気密性で達成することができ
る。なお、本発明において、溝11〜13の幅と深さは
接着材の流動性と密接に関係する。すなわち、接合完了
時に溝部に接着材を充満させておかないと、強度および
気密性の点で所定の性能を発現できない。この観点か
ら、溝11〜13の幅は0.5mm〜2mm程度、深さ
は0.3mm〜1mm程度とするのがよい。
【0011】上述した実施例においては、溝11〜13
を、FRP筒1の端部外周面およびフランジ金具2の挿
入穴3の内周面の両面に形成しより効果を高めている。
もちろんこれは一例であり、溝をFRP筒1の端部外周
面にのみ、あるいは、フランジ金具2の挿入穴3の内周
面にのみ形成しても、その効果を期待できることはいう
までもない。図1(b)に示す軸方向の溝12と円周方
向の溝13との組み合わせからなる溝部の他、スパイラ
ル状の溝11と円周方向の溝13との組み合わせからな
る溝部でも、軸方向に連通した溝部を構成することがで
きる。
【0012】また、FRP筒1の端部外周面およびフラ
ンジ金具2の挿入穴3の内周面の両面に溝部を設ける場
合でも、上述した例に限定されるものでなく、一方の面
に軸方向の溝からなる溝部を設け、他方の面に円周方向
の溝とスパイラル状の溝部との組み合わせからなる溝部
を設けた例や、一方の面にスパイラル状の溝からなる溝
部を設け、他方の面に同じくスパイラル状の溝からなる
溝部を設けた例などの他の組み合わせでも、本発明を達
成できることはいうまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、FRP筒の端部外周面および/またはフラン
ジ金具の挿入穴内周面に設けた少なくとも軸方向に連通
する溝部を形成しているため、FRP筒の端部外周面と
フランジ金具の挿入穴内周面との接着界面に接着材を保
持し、この接合界面における圧入時の接着材の流動を可
能とし、接着界面に接着材を均一に設けることができ、
FRP筒とフランジ金具との接合力および気密性の低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用するFRP筒およびフランジ金具
の一例を示す断面図である。
【図2】従来のポリマー碍管の一例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 FRP筒、1a テーパ部、2 フランジ金具、2
a テーパ部、3 挿入穴、4 ボルト挿通孔、5 受
け部、11 スパイラル状の溝、12 軸方向の溝、1
3 円周方向の溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FRP筒と、このFRP筒の外周に設けた
    胴部と複数の笠とからなる外被と、FRP筒の端部に設
    けたフランジ金具とから構成するポリマー碍管のFRP
    筒とフランジ金具の圧入接合方法において、FRP筒の
    端部外周面および/またはフランジ金具の挿入穴内周面
    に、少なくともポリマー碍管の軸方向に連通する溝から
    なる溝部を設け、FRP筒の端部外周面および/または
    フランジ金具の挿入穴内周面に接着材を塗布した後、F
    RP筒をフランジ金具の挿入穴に圧入することを特徴と
    するポリマー碍管のFRP筒とフランジ金具の圧入接合
    方法。
  2. 【請求項2】前記溝部が、軸方向の溝あるいはスパイラ
    ル形状の溝、さらにはこれらの溝と円周方向への溝の組
    み合わせからなる請求項1記載のポリマー碍管のFRP
    筒とフランジ金具の圧入接合方法。
JP10136367A 1998-05-19 1998-05-19 ポリマー碍管のfrp筒とフランジ金具の圧入接合方法 Withdrawn JPH11329120A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286333A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Furukawa Electric Co Ltd:The Frp棒の端末固定構造
CN102290162A (zh) * 2010-06-18 2011-12-21 江苏神马电力股份有限公司 一种空心复合绝缘子
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CN103077785A (zh) * 2013-01-07 2013-05-01 江苏神马电力股份有限公司 复合绝缘子

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