JPS61218893A - 合成樹脂管の接合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、合成樹脂管の接合操作が簡単、か、つ確実に
行なえ、また管接合部の内周面に接着剤がはみ出すこと
のない合成樹脂管の接合方法に関する。

（従来技術） 従来から塩化ビニル樹脂等の合成樹脂管の接続には、第
２図に縦断面図で示したような合成樹脂製継手１０が用
いられている。

この継手１０は、受口２０の内面に開口端から奥に向っ
て内径が縮小したテーパ面が設けられており、該デーパ
面の奥部内径が合成樹脂管３０の外径より若干小さくな
っている。

この合成樹脂製継手１０に合成樹脂管３０を１と続りる
場合には、第２図のｈ側に示した如く受口２０の内周面
および合成樹脂管３０の端部外周面に接着剤４０を塗布
し、しかる後同図の右側に示した如く、合成樹脂管３０
の端部を受口２０内に押し込み、弾性力によって外径が
縮小した合成樹脂管の端部を更に受口の奥部まで圧入し
て接合していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、この従来継手は、受口２０内に合成樹脂
管３０の端部を圧入した際に、受口２０の内周面および
合成樹脂管３０の端部外周面に塗布した接着剤４０が削
ぎ取られて管接合部の内周面にはみ出し、ビード４００
が生じるという欠点があった。

このビード４００は、管内流体の流れを阻害して流速を
低下させ、また管内流体がこの部分に滞留してバクテリ
アが発生したり、藻が付着するという不都合があった。

更には、ビード４００から接着剤の溶剤が流出して管内
流体を汚染°丈るという問題があった。

従って、この従来継手は半導体等の電子部品を洗ｒｆ１
する超純水装置の配管材としては不適であった。

（問題点を解決するだめの手段） 本発明は、かかる従来継手の欠点を解消しもの、　　　
であって、受口を有する合成樹脂製継手と合成樹脂管と
からなり、前記受口には開口端から庚に向って内径が縮
小したテーパ面を設置ノると共に、該テーパ面の奥部内
径を合成樹脂管の外径より若干小さくし、また該テーパ
面には受口の開口端から庚に向って連続した凹溝を設け
たものである。

この合成樹脂製継手と合成樹脂管との接合は、合成樹脂
管の端部を受口の中間部まで挿入し、次いで受口の開口
端に接着剤を注入し、該接着剤を前記ｔ！Ｉ溝に沿って
万遍なく受口奥部まで浸透させた後、更に合成樹脂管を
受口奥部まで圧入して接合したものである。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図であって、図
中符号１は塩化ビニル樹脂等からなる合成樹脂製継手、
２は受口、３は前記継手と同種の樹脂素材からなる合成
樹脂管である。

継手１の受口２は、開口端から奥に向って内径が縮小し
たテーパ面となっており、該テーパ面の奥部内径は合成
樹脂管３の外径より若干小さくなっている。テーパ面の
勾配は、通常呼びｉ￥に応じて１／３０〜１／６３程度
とすることができる。

このテーパ面には、開口端から合成樹脂管の外径とほぼ
等しくなった奥部まで連続して複数本の凹溝２１が設け
られており、該凹溝２１と交差して周方向の凹溝２２が
複数本設けられている。

凹溝２１および凹溝２２は、受口２の開口端に接着剤を
注入した際、受口２の内周面と合成樹脂管３の外周面と
の間に接着剤を拡散させて受口の奥部まで万遍なくいき
わたらせるためのものであり、これら凹溝の幅および深
さは接着剤の注入と拡散の関係からすれば０．３〜１．
５１１０１程度とするのが好ましく、ノッヂ効果によっ
てクラックが発生するのを防止する意味ではＱ、５ｍｍ
＃後とするのがよい。

また、凹溝２１．２２の間隔および本数は、受口の呼び
径および受口良さ等に応じて適宜選択できる。

尚、第１図には管軸方向に伸びた凹溝２１を例示したが
、この凹ｔＭ２１は螺旋状に設けてもよい。

また、凹溝２２は凹溝２１と連続しておれば周方向に一
周して設ける必要はなく、特に凹溝２１の間隔を狭くし
た場合には、この周方向の凹溝２２は不要である。

一方、この受口２の奥部には、管軸と直交しｌζ而を有
する段部２３が設けられており、該段部２３の内径は合
成樹脂管３の内径とほぼ等しくなっている。

本発明は以上の構成からなるものであつＣ１次にこの管
継手の接続手順を説明する。

まず、合成樹脂管３の端部に面取りを施し、この管端部
を受口２内に押し込む。この時、受［］２の内周面は奥
に向って内径が縮小したテーパ面となっているので、合
成樹脂管３の端部は弾性的に外径が縮小して受口２の中
間部まで押し込まれる。

そこで、第１図の右側に示した如く、注射器等の注入装
置４を用いて、受口２の開口端に接着剤を注入する。こ
の接着剤は、受口２の間口側の内周面に万１遍なく拡散
した後、受口２内周面に設けた凹溝２１を伝って受口東
部まで浸透し、更に凹溝２２を伝って周方向にも浸透す
る。

このとさ、合成樹脂管３の先端部と受口東部の内周面と
は弾性的に圧接しているので、合成樹脂管３の先端部を
越えた受口内周面まで接着剤が浸透することはない。

このようにして、受口２の内周面と合成樹脂管３の端部
外周面との間に万遍なく接着剤をいきわたらせた後、更
に合成樹脂管３を圧入し、その管端面を受口突部の段部
２３に当接させる。

かくして、合成樹脂製継手１と合成樹脂管３とは接着剤
を介して強固に接合し、合成樹１指゛冷３の端面が受口
奥部に設けた段部２３に当接して接合部の内周面が面一
となる。

尚、本発明で使用する接着剤は、特に限定されるもので
はないが、浸透性の良い溶剤型の接着剤が好適である。

（発明の作用および効果） 以上に述べた如く、本発明は受口を有する合成樹脂製継
手と合成樹脂管とからなり、前記受口には開口端から奥
に向って内径が縮小したテーパ面を設けると共に、該テ
ーパ面の奥部内径を合成樹脂管の外径より若干小さくし
、更にはこのテーパ面に受口の開口端から奥部に向かっ
て連続した凹溝を設けたので、接合部の内周面に接着剤
をはみ出させることなく、極めて簡単な接合操作によっ
て、強固な接合が得られる。

即ち、本発明は、合成樹脂管の端部を受口の中間部まで
に挿入し、次いで受口の開口端に接着剤を注入して接着
剤を受口の内周面と合成樹脂管の端部外周面との間に拡
散させた後、更に合成樹脂管を圧入するだけであるので
、接合操作が極めて簡単である。また、この接合操作に
よって接着剤が接合部の内周面にはみ出すこともなく、
強固な接合が得られる。

本発明の接合方法は、管接合部の内周面に接着剤が突出
したり、接着剤の溶剤が流出して管内流体汚染する恐れ
が全くないので、特に半轡体専の電子部品を洗浄する超
純水装置の配管材の接合に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は従
来継手の縦断面図である。 １・・・・・・合成樹脂製継手　２・・・・・・受口２
１．２２・・・・・・凹溝、　２３・・・・・・段部３
・・・・・・合成樹脂管 ４・・・・・・接着剤注入装置 僻Ｏ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　受口を有する合成樹脂製継手と、該継手の受口内に挿
   入接合される合成樹脂管とからなり、前記受口の内面を
   開口端から奥に向って内径が縮小したテーパ面とすると
   共に、該テーパ面の奥部内径を合成樹脂管の外径より若
   干小さくし、また該テーパ面には開口端から奥部に向つ
   て連続した凹溝を複数本設け、合成樹脂管の端部を受口
   の中間部まで挿入して該受口の開口端に接着剤を注入し
   、該接着剤を前記凹溝に沿つて万遍なく受口奥部まで浸
   透させた後、更に合成樹脂管を受口奥部まで圧入したこ
   とを特徴とする合成樹脂管の接合方法。