JPH033972Y2 - - Google Patents

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JPH033972Y2
JPH033972Y2 JP1987018038U JP1803887U JPH033972Y2 JP H033972 Y2 JPH033972 Y2 JP H033972Y2 JP 1987018038 U JP1987018038 U JP 1987018038U JP 1803887 U JP1803887 U JP 1803887U JP H033972 Y2 JPH033972 Y2 JP H033972Y2
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lead wire
wire
bonding
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electronic component
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JP1987018038U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は電子部品とリード線とを接続して引出
すリード線引出し構造に係り、特にマイクロセン
サに金線等のボンデイングワイヤを介して被覆リ
ード線を接続するのに好適なリード線引出し構造
に関する。
(従来の技術) マイクロセンサなどの小型電子部品からエナメ
ル被覆銅線など(以下単にリード線と称する)を
引出す場合、従来はセンサにボンデイングワイヤ
をボンデイングするか、またはセンサにリード線
を直接半田付けするかしていた。しかしながら前
者の方法によると、ボンデイングワイヤの強度が
非常に弱く、長く引出そうとすると切れやすく、
しかもボンデイングワイヤ同志の接触を防止する
ためにボンデイングワイヤを被覆する必要がある
という問題があつた。また後者の方法によると、
センサ側の端子にリード線を接続するためには、
この端子のパツド部を半田付け可能な材料で形成
しなければならず、このためパツド部にNiなど
のメツキ処理をしていた。しかしこのメツキ処理
はセンサに悪影響を及ぼす場合があり、かつメツ
キの材質によつてはパツド部のパターニングが困
難であり、さらに半田付けのためにパツド部にあ
る程度の面積が必要となるという問題があつた。
特に多数本のリード線をセンサに同時に半田付け
することは非常に困難であり、マイクロセンサな
どの小型の電子部品のリード線引出し構造として
は不適当であつた。
上記の問題点を解決する手段として、従来第7
図及び第8図に示す手段が知られている。第7図
に示す構造はセンサ1に形成されたボンデイング
パツド2にボンデイングワイヤ3の一端をボンデ
イングする。別にプリント配線板4上に公知の写
真腐蝕技術により銅などの配線パターン5を形成
し、この配線パターン5の両端にそれぞれボンデ
イングパツド6及び半田付けパツド7を形成す
る。そして前記ボンデイングワイヤ3の他端をボ
ンデイングパツド6にボンデイングし、半田付け
パツド7にリード線8の一端を半田付けしてい
た。しかしながらこの構造によると、プリント配
線板4上に形成された配線パターン5の幅は
100μm以上必要であり、配線パターン5間の間隔
も100μm以上必要であり、更に、半田付け部分は
最低300μm角程度の面積が必要なので、プリント
配線板4の大きさが大きくなり、結果としてマイ
クロセンサなどの小型の電子部品に用いるリード
線引出し構造としては不適当であるという問題が
あつた。また第8図に示す構造はセンサ1のボン
デイングパツド2にボンデイングワイヤ3の一端
をボンデイングし、このボンデイングワイヤ3の
他端とリード線8の一端9とを低温半田により半
田付けしたものである。しかしこの構造による
と、半田付け後のボンデイングワイヤ3及びリー
ド線8の処理が難しく、線材間のシヨートや断線
などが発生しやすいという問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従来のリード線引出し構造で問題であ
つたボンデイングワイヤのみの場合は強度が弱
く、プリント配線板を介してボンデイングワイヤ
とリード線を接続した場合にはプリント配線板が
大型化し、ボンデイングワイヤとリード線を直接
半田付けした場合には線材間のシヨートや断線が
発生しやすいという問題を解決し、センサとリー
ド線とをボンデイングワイヤを介して確実に接続
することができ、線材間のシヨートや断線などの
発生を防止することのできる小型のリード線引出
し構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、電子部
品の複数個の端子にそれぞれ一端が接続されたボ
ンデイングワイヤと、表面に一定の間隔で複数個
の溝部が形成された基板と、該溝部にそれぞれ装
着され端部の被覆被膜が剥離された被覆リード線
と、前記電子部品と前記基板とが一定の間隔を介
して載置固定された支持部材とを具備し、前記ボ
ンデイングワイヤの他端を前記被覆リード線の前
記基板上の端部に接続して、リード線引出し構造
を構成したものである。
(作用) 上記の構成によると、基板上に形成された溝部
の幅及び間隔を小さくできるので、リード線引出
し構造を小型化することができ、しかも線材が確
実に固定されるためシヨートや断線を防止するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案に係るリード線引出し構造の一実
施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を示す。
図においてマイクロセンサ11の複数個の端子に
はそれぞれボンデイングパツド12が形成されて
おり、このマイクロセンサ11は支持部材14の
片側に固定されている。この支持部材14の他の
片側にはSiからなる基板15が一定の間隔を介し
て固定されており、この基板15上には幅が約
50μmの溝部16が約30μmの間隔を介して平行に
複数本形成されている。そしてこれらの溝部16
にはそれぞれリード線17が嵌合接着されてお
り、リード線16の前記マイクロセンサ11側の
端部17aは前記基板15の同じ側の一辺とほぼ
整合する位置にあり、かつ被覆被膜が剥離されて
いる。このリード線17の一端17aと前記マイ
クロセンサ11のボンデイングパツド12とはボ
ンデイングワイヤ13で接続されており、ボンデ
イングワイヤ13の両端はそれぞれ熱圧着により
ボンデイングされている。
次に実施例による基板15へのリード線17の
装着方法を第3図乃至第6図を参照して説明す
る。第3図及び第4図に示すように、Siよりなる
ウエハ18を酸化して表面にSiO2の被膜19を
形成し、リード線8が嵌合される所定の幅及びピ
ツチで、異方性エツチングによりフオトエツチン
グを行ない、溝部16を形成する。次に第5図に
示すようにこれらの溝部16にリード線17を圧
入、接着などの手段により固定し、次に第6図に
示すようにリード線17の端部17aを研磨し、
被覆被膜を除去してボンデイング可能な面を露出
させる。そして前述したようにボンデイングワイ
ヤ13の一端をボンデイングする。
本実施例によれば、溝部16を形成する手段と
してSiのフオトエツチング技術を用いているの
で、溝部16の幅及び間隔を非常に精度よく微細
に加工できる。しかもマイクロセンサ11とリー
ド線17を保持する基板15とが支持部材14に
よつて一体に固定されているので、線材のシヨー
トや断線などを防止でき、かつ安価で量産可能で
ある。
上記実施例ではマイクロセンサ11、支持部材
14、基板15の3個をそれぞれ別体で形成した
後に一体に固定した場合について説明したが、こ
れらのうちいずれか2個、または3個全部を一体
に形成してもよい。また上記実施例ではボンデイ
ングワイヤ13が裸線である場合について説明し
たが、配線後絶縁樹脂などによりモールドすれ
ば、シヨートなどの危険性は更に少なくなる。ま
た本実施例に示した溝部16の幅及びピツチの寸
法は前記寸法に限定されるものではない。さらに
本実施例はマイクロセンサ11以外の小型の電子
部品のリード線引出しに応用しても同様の効果が
ある。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、電子部品の端
子から引出されたボンデイングワイヤを、この電
子部品と支持部材を介して一体に固定された基板
に溝部を形成してこの溝部に装着されたリード線
と接続するようにしたので、基板を小型化するこ
とができ、線材のシヨートや断線を防止して容易
にリード線を引出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリード線引出し構造の一
実施例を示す平面図、第2図は第1図の側面図、
第3図乃至第6図は第1図の基板の製造工程を示
し、第3図は平面図、第4図は第3図のA−A線
断面図、第5図及び第6図は第4図の要部拡大
図、第7図及び第8図はそれぞれ従来のリード線
引出し構造を示す平面図である。 11……マイクロセンサ(電子部品)、12…
…ボンデイングパツド(端子)、13……ボンデ
イングワイヤ、14……支持部材、15……基
板、16……溝部、17……リード線、17a…
…端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電子部品の複数個の端子にそれぞれ一端が接
    続されたボンデイングワイヤと、表面に一定の
    間隔で複数個の溝部が形成された基板と、該溝
    部にそれぞれ装着され端部の被覆被膜が剥離さ
    れた被覆リード線と、前記電子部品と前記基板
    とが一定の間隔を介して載置固定された支持部
    材とを具備し、前記ボンデイングワイヤの他端
    を前記被覆リード線の前記基板上の端部に接続
    したことを特徴とするリード線引出し構造。 (2) 電子部品と基板と支持部材とは一体に形成さ
    れたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のリード線引出し構造。
JP1987018038U 1987-02-10 1987-02-10 Expired JPH033972Y2 (ja)

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JPS63127077U JPS63127077U (ja) 1988-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167286A (ja) * 1984-02-10 1985-08-30 キヤノン株式会社 電子デバイスにおける電気的接続部の構造

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