JPH0337948Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0337948Y2 JPH0337948Y2 JP1983198632U JP19863283U JPH0337948Y2 JP H0337948 Y2 JPH0337948 Y2 JP H0337948Y2 JP 1983198632 U JP1983198632 U JP 1983198632U JP 19863283 U JP19863283 U JP 19863283U JP H0337948 Y2 JPH0337948 Y2 JP H0337948Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- film
- fiber cotton
- packaging
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 claims description 21
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は繊維綿用梱包シート、特に繊維綿のよ
うに膨脹作用を利用して梱包する場合に取扱いの
容易な繊維綿用の梱包シートに関する。
うに膨脹作用を利用して梱包する場合に取扱いの
容易な繊維綿用の梱包シートに関する。
[従来の技術]
従来、繊維綿のように圧縮反撥性の大きい被梱
包物を梱包する方法としては、例えば実公昭56−
9605号公報あるいは実公昭56−31971号公報に示
されるような方法が知られている。
包物を梱包する方法としては、例えば実公昭56−
9605号公報あるいは実公昭56−31971号公報に示
されるような方法が知られている。
これらの考案の方法について、梱包形態を示す
第1図に基づいて説明すると、被梱包物が圧縮さ
れた状態で下部に敷かれた長方形状の梱包材料1
の各端を持ち上げて被梱包物の下部周囲を被覆
し、角部の余剰部分を三角形に折りたたみ、側面
3に夫々折り曲げる。ついで、被梱包物の上に置
かれた梱包材料2の各端を引き下げて周囲に被
せ、下部と同様に角部の余剰部分を三角形4に折
りたたんで側面3に夫々折り曲げ、所用本数の針
金、帯鋼などからなるバンド5を掛け回す。しか
る後、圧縮力を開放して被梱包物を反撥膨脹させ
ることにより、バンド5が緊張して角部の三角形
4を強く挟むと共に、鏡面6を覆つている梱包材
料2が上に引張られ、端面7が緊張して被梱包物
に密着し、合わせ目からのゴミ類の侵入を防ぐよ
うになつている。
第1図に基づいて説明すると、被梱包物が圧縮さ
れた状態で下部に敷かれた長方形状の梱包材料1
の各端を持ち上げて被梱包物の下部周囲を被覆
し、角部の余剰部分を三角形に折りたたみ、側面
3に夫々折り曲げる。ついで、被梱包物の上に置
かれた梱包材料2の各端を引き下げて周囲に被
せ、下部と同様に角部の余剰部分を三角形4に折
りたたんで側面3に夫々折り曲げ、所用本数の針
金、帯鋼などからなるバンド5を掛け回す。しか
る後、圧縮力を開放して被梱包物を反撥膨脹させ
ることにより、バンド5が緊張して角部の三角形
4を強く挟むと共に、鏡面6を覆つている梱包材
料2が上に引張られ、端面7が緊張して被梱包物
に密着し、合わせ目からのゴミ類の侵入を防ぐよ
うになつている。
かかる従来方法において、梱包材料としては通
常ヘツシヤンクロスあるいは合成樹脂製のクロス
とポリエチレン等のフイルムとを重ね合わせたも
のが用いられている。フイルムはクロスの織目な
いし網目(以下、単に網目という)からゴミや水
などの侵入するを防止するための内装材である。
常ヘツシヤンクロスあるいは合成樹脂製のクロス
とポリエチレン等のフイルムとを重ね合わせたも
のが用いられている。フイルムはクロスの織目な
いし網目(以下、単に網目という)からゴミや水
などの侵入するを防止するための内装材である。
しかるに、このようにクロスとフイルムとを重
ね合わせた梱包材料は、通常1セツトづつ組み合
わせておく準備作業が必要であり、また梱包機の
圧縮板に装着する際バラバラになりやすく、取扱
いが不便である。更に梱包の自動化において梱包
材料を自動供給するに際しても、クロスとフイル
ムを各々供給するのでは装置が複雑になつてしま
うという欠点がある。
ね合わせた梱包材料は、通常1セツトづつ組み合
わせておく準備作業が必要であり、また梱包機の
圧縮板に装着する際バラバラになりやすく、取扱
いが不便である。更に梱包の自動化において梱包
材料を自動供給するに際しても、クロスとフイル
ムを各々供給するのでは装置が複雑になつてしま
うという欠点がある。
そこでフイルムを押出しながらクロス表面に直
接ラミネートした、いわゆるダイレクトラミネー
トクロスが考えられるが、クロスの網目構造がフ
イルムで固定された状態であるため、繊維綿の圧
縮反撥に応じた変形の自由度がなく、梱包の際、
繊維綿の圧縮力を開放したときの膨脹変形に応じ
て網目が変形せず、特に鏡面を覆つているクロス
がシワになつて被梱包物に密着しなくなつてしま
う。従つて、ダイレクトラミネートクロスを用い
た場合、鏡面の合わせ目からゴミ類が侵入するの
で、この部分を縫い合わせることが必要になる
が、シワが残るため外観が極めて悪くなる。
接ラミネートした、いわゆるダイレクトラミネー
トクロスが考えられるが、クロスの網目構造がフ
イルムで固定された状態であるため、繊維綿の圧
縮反撥に応じた変形の自由度がなく、梱包の際、
繊維綿の圧縮力を開放したときの膨脹変形に応じ
て網目が変形せず、特に鏡面を覆つているクロス
がシワになつて被梱包物に密着しなくなつてしま
う。従つて、ダイレクトラミネートクロスを用い
た場合、鏡面の合わせ目からゴミ類が侵入するの
で、この部分を縫い合わせることが必要になる
が、シワが残るため外観が極めて悪くなる。
[考案が解決しようとする課題]
本考案の課題は、上記従来の梱包材料の欠点を
解消し、取扱いが容易で、クロスの網目が繊維綿
の膨脹変形に応じて十分変形させ、以て繊維綿に
ゴミ類の侵入が防止でき、また梱包物の外観が良
好であるような、梱包シートを提供することにあ
る。
解消し、取扱いが容易で、クロスの網目が繊維綿
の膨脹変形に応じて十分変形させ、以て繊維綿に
ゴミ類の侵入が防止でき、また梱包物の外観が良
好であるような、梱包シートを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段]
本考案の上記課題は、目付15×15以下のクロス
にフイルムを重ね合わせ、かつ両者を2本以上の
接着線で接着してなる繊維綿用梱包シートによつ
て解決することができる。
にフイルムを重ね合わせ、かつ両者を2本以上の
接着線で接着してなる繊維綿用梱包シートによつ
て解決することができる。
すなわち、本考案の繊維綿用梱包シートは目付
15×15以下のクロスとフイルムとを接着させてい
るので、取扱いが容易であり、しかもそのクロス
の目付を特定し、かつ接着を線状ないし破線状に
行なうために、クロスの網目の変形に対する自由
度がほとんど接着前の状態に保たれるという特徴
を有する。
15×15以下のクロスとフイルムとを接着させてい
るので、取扱いが容易であり、しかもそのクロス
の目付を特定し、かつ接着を線状ないし破線状に
行なうために、クロスの網目の変形に対する自由
度がほとんど接着前の状態に保たれるという特徴
を有する。
以下、本考案の実施態様を図面を参照しながら
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第2図は本考案に係る繊維綿用梱包シートの斜
視図で、クロス8の上にフイルム9が重ね合わせ
てあり、両者を両端部と中央部の3本の接着線1
0で接着している。
視図で、クロス8の上にフイルム9が重ね合わせ
てあり、両者を両端部と中央部の3本の接着線1
0で接着している。
接着はクロス8の上に接着剤11を線状ないし
破線状に塗布しておき、フイルム9を重ねること
によつて行なうか、あるいはクロス8とフイルム
9とを重ねた後、幅の狭い加熱ローラを通してフ
イルム9を線状に半溶融させる等によつて行なう
ことができる。
破線状に塗布しておき、フイルム9を重ねること
によつて行なうか、あるいはクロス8とフイルム
9とを重ねた後、幅の狭い加熱ローラを通してフ
イルム9を線状に半溶融させる等によつて行なう
ことができる。
この線状ないし破線状の接着箇所、即ち接着線
10は、少なくと梱包用シートを梱包機に装着す
るまでに接着させていることが必要であるが、反
撥膨脹によつて被梱包物が変形するときの力で剥
がれる程度の接着状態が好ましく、また接着線1
0の幅は、クロスの網目の変形を阻害しない程度
に幅が狭いことが好ましい。
10は、少なくと梱包用シートを梱包機に装着す
るまでに接着させていることが必要であるが、反
撥膨脹によつて被梱包物が変形するときの力で剥
がれる程度の接着状態が好ましく、また接着線1
0の幅は、クロスの網目の変形を阻害しない程度
に幅が狭いことが好ましい。
さらに接着線10は、2本以上とせねばならぬ
が、シートの幅が狭ければ両端部の2本のみで良
く、幅が広い場合には適宜その本数を殖やせば良
い。通常の200Kg〜300Kg程度の繊維綿を梱包する
には、両端部と中央部の3本あるいは中間部に各
1本を加えた5本程度が好ましい。この両端部と
は、クロス8の端から好ましくは100mm以内、よ
り好ましくは50mm以内の範囲である。それ以上に
なると、取扱い中にフイルム9の端が折れ曲がつ
たりするので好ましくない。
が、シートの幅が狭ければ両端部の2本のみで良
く、幅が広い場合には適宜その本数を殖やせば良
い。通常の200Kg〜300Kg程度の繊維綿を梱包する
には、両端部と中央部の3本あるいは中間部に各
1本を加えた5本程度が好ましい。この両端部と
は、クロス8の端から好ましくは100mm以内、よ
り好ましくは50mm以内の範囲である。それ以上に
なると、取扱い中にフイルム9の端が折れ曲がつ
たりするので好ましくない。
なお、フイルム9の大きさはクロス8よりも小
さい方が好ましい。
さい方が好ましい。
本考案において、クロス8としては従来から使
用されている。例えばポプロピレン等の合成樹脂
製クロスをそのまま用いることができるが、本考
案においては特にクロスの網目の変形との関連
で、その目付(1インチ平方当りの構成繊維本
数、縦×横)を15×15以下に保つ必要がある。ク
ロスの目付が大きくなると、その網目が繊維綿の
膨脹変形に応じて十分変形できず、従つて、本考
案所期の目的が達成できない。
用されている。例えばポプロピレン等の合成樹脂
製クロスをそのまま用いることができるが、本考
案においては特にクロスの網目の変形との関連
で、その目付(1インチ平方当りの構成繊維本
数、縦×横)を15×15以下に保つ必要がある。ク
ロスの目付が大きくなると、その網目が繊維綿の
膨脹変形に応じて十分変形できず、従つて、本考
案所期の目的が達成できない。
またフイルム9としては、ポリエチレン、ポプ
ロピレン等のフイルムであつて、厚さは0.01〜
0.1mm程度のものが一般的である。
ロピレン等のフイルムであつて、厚さは0.01〜
0.1mm程度のものが一般的である。
第3図は本考案に係る繊維綿用梱包シートをロ
ール状に巻いたもので、自動梱包において梱包シ
ートを自動供給する場合に適する。フイルム9が
内側、クロス8が外側にくるように巻いてあり、
所望の長さに切断しながら使用することができ
る。
ール状に巻いたもので、自動梱包において梱包シ
ートを自動供給する場合に適する。フイルム9が
内側、クロス8が外側にくるように巻いてあり、
所望の長さに切断しながら使用することができ
る。
[考案の効果]
以上述べたごとく、本考案に係る繊維綿用梱包
シートは、目付15×15以下のクロスとフイルムと
を重ね合わせ、しかも2本以上の線接着としたも
ので、両者がバラバラになることがなくて取扱い
が容易である。また該クロスの網目が繊維綿の圧
縮反撥に応じて十分変形できるため、端面が緊張
してゴミ類の侵入が確実に防止でき、梱包物の体
裁もシワ等がなく一層良好となる。
シートは、目付15×15以下のクロスとフイルムと
を重ね合わせ、しかも2本以上の線接着としたも
ので、両者がバラバラになることがなくて取扱い
が容易である。また該クロスの網目が繊維綿の圧
縮反撥に応じて十分変形できるため、端面が緊張
してゴミ類の侵入が確実に防止でき、梱包物の体
裁もシワ等がなく一層良好となる。
第1図は圧縮梱包物の形態を示す斜視図、第2
図は本考案に係る繊維綿用梱包シートの斜視図、
第3図は本考案に係る繊維綿用梱包シートの他の
実施態様を示す斜視図である。 1,2:梱包材料、3:側面、4:角部の三角
形、5:バンド、6:鏡面、7:端面、8:クロ
ス、9:フイルム、10:接着線、11:接着
剤。
図は本考案に係る繊維綿用梱包シートの斜視図、
第3図は本考案に係る繊維綿用梱包シートの他の
実施態様を示す斜視図である。 1,2:梱包材料、3:側面、4:角部の三角
形、5:バンド、6:鏡面、7:端面、8:クロ
ス、9:フイルム、10:接着線、11:接着
剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 目付15×15以下のクロスにフイルムを重ね合
わせ、かつ両者を2本以上の接着線で接着して
なる繊維綿用梱包シート。 (2) 接着線が少なくとも両端部および中央部の3
本である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
繊維綿用梱包シート。 (3) 両端部の接着線がクロスの各端から100mm以
内にある実用新案登録請求の範囲第2項記載の
繊維綿用梱包シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983198632U JPS60106720U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 繊維綿用梱包シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983198632U JPS60106720U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 繊維綿用梱包シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60106720U JPS60106720U (ja) | 1985-07-20 |
JPH0337948Y2 true JPH0337948Y2 (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=30757802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983198632U Granted JPS60106720U (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 繊維綿用梱包シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60106720U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521958B2 (ja) * | 1974-10-18 | 1980-06-13 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS599895Y2 (ja) * | 1978-07-29 | 1984-03-28 | 株式会社武田産業 | ロ−ル巻き複合包装材料 |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP1983198632U patent/JPS60106720U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521958B2 (ja) * | 1974-10-18 | 1980-06-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60106720U (ja) | 1985-07-20 |
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