JPH056120Y2 - - Google Patents

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JPH056120Y2
JPH056120Y2 JP5836588U JP5836588U JPH056120Y2 JP H056120 Y2 JPH056120 Y2 JP H056120Y2 JP 5836588 U JP5836588 U JP 5836588U JP 5836588 U JP5836588 U JP 5836588U JP H056120 Y2 JPH056120 Y2 JP H056120Y2
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JP
Japan
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pva
nonwoven fabric
paper
film
polyvinyl alcohol
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JP5836588U
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はポリビニルアルコール(以下PVAと
いう)フイルムと紙または不織布とを重ねて製袋
された包装材に関する。
〈従来の技術〉 従来、衣料品の包装材として、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン等のフイルムを筒状あるいは袋
状に製袋したものが知られているが、店先に陳列
されるような場合、透明性、帯電防止性等の面で
より優れたものが要求されるようになつてきてお
り、さらには、ある程度の通気性を要求されるも
のもある。
このため、フイルムとして透明性、帯電防止性
に優れたPVAフイルムが包装材として使用され
ており、また、フイルムと不織布等とをそれぞれ
片側に使用した包装材も考案されてきている。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は、PVAフイルムの透明性、帯電防止
性を活かし、かつ不織布との組合せにより通気性
も適度に備えた衣料品等の包装材、例えばハンガ
ーカバー等を提供するに際して、簡単かつ美麗に
接着した構造のものを得んとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、PVAフイルム面と紙または不織布
面が重ね合わされて筒状または袋状に製袋された
包装材において、紙または不織布はPVAまたは
PVA繊維を含み、PVAフイルムと前記紙または
不織布との主要接合部が塩化リチウムもしくは臭
化リチウムの水混和性有機溶剤溶液または水溶液
を主体とする接着剤にて接着されたことを特徴と
する包装材である。
まず、本考案で使用するPVAフイルムは通常
衣料包装用として用いられているものが使用さ
れ、特に限定されるものではない。紙、不織布と
しては、レーヨン等のセルローズ系繊維、各種合
成織からなる乾式法、湿式法、スパンボンド法、
あるいはメルトブローン法等によりつくられた
種々の紙、不織布が使用可能であるが、本考案に
おいては、PVAまたはPVA繊維を含んでいるこ
とが必要である。PVA繊維を含む場合には該繊
維が50重量%以上好ましくは70重量%以上である
ことが必要であり、またPVA(樹脂)を含む場合
には不織布に対して固形分として1g/m2以上好
ましくは1.2〜2g/m2のPVAを均一に付着させ
たもの、より好ましくは接着面に集中的に付着さ
せたものが良い。PVAを付着させる手段として
は、PVA水溶液を不織布にスプレーするか不織
布にPVA水溶液を含浸した後適宜脱液し乾燥す
る方法がある。PVA(樹脂)の付着は完全なフイ
ルム状をなす場合、通気性の面で問題となる。前
記のようなPVAまたはPVA繊維を含む不織布は
PVAフイルムと以下に述べるような接着剤によ
る接着が良好に行われる。PVAまたはPVA繊維
の量が少ないときはフイルムとの接着が不十分で
ある。
本考案で用いられる接着剤は、塩化リチウムも
しくは臭化リチウムのメタノール、エタノール等
の水混和性有機溶剤溶液もしくは水溶液またはこ
れらの混合物を主体とし、必要により適宜粘着剤
を適宜添加したもので、PVAに対して強力な接
着力をもち、これらの接着剤による接着は、
PVAフイルムおよび/または紙、不織布の接着
部に接着剤を塗布し、常温で圧着することによつ
て行われる。この接着剤はPVAフイルム等を損
傷を与えることなく、フイルム面に撥水微粉体を
塗布したものであつても接着することができ、短
時間でPVAフイルム間あるいはPVA、PVA繊維
を含む不織布とPVAフイルム間を強固に接着し
かつ美麗な接着仕上りが得られる。
本考案の包装材は、第1図に示すように、
PVAフイルム1とPVAもしくはPVA繊維を含む
紙または不織布2とを重ね合わせ、両側部3およ
び底部4を前記接着剤を介して接着し製袋された
ものである。なお、底部4は、連続製袋時にはフ
イルムと紙等とを連続的に走行させながら溶断す
る手段を採用することによつて接合しても良い。
ただし、溶断により接着した部分は、美麗さにお
いて不十分であり、主要接着部は前記接着剤にす
ることが望まれる。
第2図は、本考案の他の例であり、ハンガーカ
バーとして用いられる包装材である。この例で
は、PVAフイルム1とPVAまたはPVA繊維を含
む不織布等2とを重ね合わせ、両側部3と背部5
とを前記接着剤にて接着したものである。ただ
し、肩部5の部分は溶断によつてもよい。
実施例 1 平均重合度1700の完全ケン化PVAからなるフ
イルム1(厚さ20〜75μ)と、乾式法で得られた
ビニロン不織布(目付23g/m2)に平均重合度
1700、ケン化度98〜99%のPVA水溶液を塗布し、
該不織布に対して均一にPVAを付着したもの
(固形分付着量1.7g/m2)2を、両側縁に塩化リ
チウムの25%メタノール溶液からなる接着剤を塗
布し、常温で圧着して筒状製袋した後、第2図の
ように肩部の形状に沿つて溶断してハンガーカバ
ーとした。
このハンガーカバーは、両側接着部の剥離強度
が不織布強度以上であり、接着部の仕上りは美麗
であつた。
実施例 2 実施例1に用いたPVAフイルムと、湿式法で
得られたPVA繊維(1d×5mm)100%からなる不
織布(目付20g/m2)とを実施例1と同様の方法
で筒状に製袋した後、一定間隔で溶断して第1図
に示すように袋状包装材とした。
〈作用および効果〉 本考案によれば、PVAフイルムと紙または不
織布とを強固に接着することができ、しかも接着
部はきわめて美しく仕上がる。このため、包装材
としての製品価値も高くなるが、特にPVAフイ
ルムの透明性、帯電防止性が活かされ、該PVA
フイルムは、製品の包装、陳列効果を高める。ま
た、この包装材は通気性を有し、繊維製品の仕上
後の臭いを発散させることができ、長期保存時の
湿気によるカビ発生防止効果がある。さらに、本
考案の包装材の一つであるハンガーカバーは、衣
服をスチームアイロン処理した後すぐにカバー掛
けしても内部の水蒸気がこもることもなく、アイ
ロン掛け後の衣服の取扱いが迅速に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の包装材の例を示す一
部剥離した正面図で、1はPVAフイルム、2は
PVAまたはPVA繊維を含む紙または不織布、
3,4,5は接着部(または溶断部)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリビニルアルコールフイルム面と紙または不
    織布面が重ね合わされて筒状または袋状に製袋さ
    れた包装材において、紙または不織布はポリビニ
    ルアルコールまたはポリビニルアルコール繊維を
    含み、ポリビニルアルコールフイルムと前記紙ま
    たは不織布との主要接合部が塩化リチウムもしく
    は臭化リチウムの水混和性有機溶剤溶液または水
    溶液を主体とする接着剤にて接着されたことを特
    徴とする包装材。
JP5836588U 1988-04-27 1988-04-27 Expired - Lifetime JPH056120Y2 (ja)

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JPH01161028U JPH01161028U (ja) 1989-11-08
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JP3514676B2 (ja) * 1999-10-14 2004-03-31 株式会社白興商会 衣料品包装カバー用包装材および衣料品包装カバー

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JPH01161028U (ja) 1989-11-08

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