JP2508491Y2 - 封筒用紙 - Google Patents

封筒用紙

Info

Publication number
JP2508491Y2
JP2508491Y2 JP1990020184U JP2018490U JP2508491Y2 JP 2508491 Y2 JP2508491 Y2 JP 2508491Y2 JP 1990020184 U JP1990020184 U JP 1990020184U JP 2018490 U JP2018490 U JP 2018490U JP 2508491 Y2 JP2508491 Y2 JP 2508491Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
envelope
paper
reinforcing
basis weight
polyethylene film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990020184U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03109829U (ja
Inventor
雄二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP1990020184U priority Critical patent/JP2508491Y2/ja
Publication of JPH03109829U publication Critical patent/JPH03109829U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508491Y2 publication Critical patent/JP2508491Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,封筒用紙に関するものである。
(従来の技術) 従来から,封筒用紙の素材として,主としてセルロー
ス系の紙が使用されている。通常,セルロース系の紙か
ら封筒を作成するに際しては,澱粉糊もしくは有機接着
剤により接着することが行われるが,封筒化するに際し
接着剤を使用するため,必然的に接着剤の乾燥時間を要
し,封筒作成工程の高速化に限界があった。
また,近年,封筒用紙の素材として,熱可塑性樹脂か
らなる合成紙,フイルムあるいは不織布等の素材が使用
されはじめ,これら,合成紙,フイルムあるいは不織布
を連続熱シール製袋機により製袋して封筒を作成するこ
とが行われている。しかしながら,前記封筒は単一の素
材で構成されるため,封筒用紙の接着部と非接着部間の
境界部分の強力が低く,使用範囲が限定されるという問
題があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は,前記問題を解決し,連続熱シール製袋機に
より効率よく封筒を作成することができ,隠蔽性,筆記
性に優れ,軽量であり,しかも接着部と非接着部間の境
界部分の強力が高い封筒を得ることができる封筒用紙を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案者は,前記問題を解決すべく鋭意検討の結果,
本考案に到達した。すなわち,本考案は, 1.坪量30〜100g/m2の紙に目付け15〜50g/m2の補強用長
繊維不織布が複合されてなり,かつ前記補強用長繊維不
織布が厚さ10〜50μmのポリエチレンフイルムでラミネ
ートされていることを特徴とする封筒用紙, 2.坪量30〜100g/m2の紙に目付け15〜50g/m2の補強用割
布が貼付されてなり,かつ前記補強用割布が厚さ10〜50
μmのポリエチレンフイルムでラミネートされているこ
とを特徴とする封筒用紙,を要旨とするものである。
次に,本考案の封筒用紙を具体的に説明する。
本考案の封筒用紙の一構成要素である紙とは,主成分
がセルロース系繊維,例えば,木材パルプ繊維,レーヨ
ン繊維,麻繊維,リント繊維等あるいはこれらの混合物
からなり,かつ坪量30〜100g/m2のものである。坪量が3
0g/m2未満であると,封筒としたとき隠蔽性に乏しく,
一方,坪量が100g/m2を超えると,封筒としたとき軽量
化することが困難となり,しかもコストが上昇するた
め,好ましくない。
次に,本考案の他の構成要素である補強用長繊維不織
布とは,熱可塑性合成長繊維からなり,かつ目付けが15
〜50g/m2のものである。目付けが15g/m2未満であると,
封筒として使用するときに強力を向上させることができ
ず,一方,目付けが50g/m2を超えると,封筒としたとき
軽量化することが困難となり,しかもコストが上昇する
ため,好ましくない。不織布の素材繊維としては,ポリ
エチレン,ポリプロピレン等のポリオレフイン系樹脂,
ポリアミド系樹脂,ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル系樹脂等からなる熱可塑性合成繊維が挙げら
れる。同様に,補強用割布とは,ポリエチレン,ポリプ
ロピレン等のポリオレフイン系樹脂からなる熱可塑性合
成繊維から構成され,かつ目付けが15〜50g/m2のもので
ある。なお,前記熱可塑性合成繊維は,通常の単一重合
体成分からなる円形断面構造以外に,2種以上の重合体か
らなる芯鞘型構造あるいはサイドバイサイド型等の複合
形態を有するものであってもよく,必要に応じて,通常
の酸化防止剤,艶消剤,顔料あるいは帯電防止剤等種々
の添加剤が含有されていてもよい。
本考案において,前記紙に補強用長繊維不織布を複合
するに際しては,また,補強用割布を貼付するに際して
は,ウエツトラミネート法,ドライラミネート法,押出
しラミネート法等を採用することができるが,加工効率
やコストの点で押出しラミネート法を採用するのが好ま
しい。ラミネートに際して使用する接着成分としては,
ポリエチレン系,ポリプロピレン系等のポリオレフイン
系接着剤を使用することができるが,接着体との親和性
に優れる接着剤を適宜選択すればよい。
第1図は,本考案の封筒用紙の一例を示す斜視図で,1
は紙のシート,2は接着剤3を介してシート1に貼り合わ
された補強用長繊維不織布,4は補強用長繊維不織布2に
ラミネートされたポリエチレンフイルムである。
本考案の封筒用紙は,第1図に示したように,紙のシ
ート1に複合された補強用長繊維不織布2にポリエチレ
ンフイルム4がラミネートされているものである。さら
に,前記シート1に貼付された補強用割布にポリエチレ
ンフイルム4がラミネートされているものである。
本考案にいうポリエチレンフイルムとは,厚さが10〜
50μmのものである。厚さが10μm未満であると,連続
熱シール製袋機により封筒を作成したとき十分な接着強
力が得られず,一方,厚さが50μmを超えると,封筒と
したとき軽量化をすることが困難となり,しかもコスト
が上昇するため,好ましくない。
前記ポリエチレンフイルムをラミネートするに際して
は,ウエツトラミネート法,ドライラミネート法,押出
しラミネート法等を採用することができるが,加工効率
やコストの点で押出しラミネート法を採用するのが好ま
しい。
(作用) 本考案の封筒用紙は,紙のシートに複合された補強用
長繊維不織布あるいは補強用割布等の封筒基材にポリエ
チレンフイルムがラミネートされてなるものであるの
で,封筒を作成するに際し,連続熱シール製袋機でポリ
エチレンフイルムを熱接着することにより封筒を作成す
ることができる。しかも,前記ポリエチレンフイルムの
熱接着により封筒化されるので,封筒基材が熱の影響を
受けて熱劣化したりすることがなく,したがって,得ら
れた封筒は,接着部と非接着部間の境界部分の強力が高
く,広範な用途に使用することができるものとなる。
(実施例) 次に,実施例に基づいて本考案を具体的に説明する。
なお,実施例における融点は次の方法により測定した。
融点(℃):パーキンエルマ社製示差走査熱量計DSC-
2型を使用し,試料量を約5mg,走査速度20℃/分で測定
して得られたDSC曲線から求めた。
実施例1 木材パルプからなる坪量50g/m2の抄紙と,融点167℃
のポリプロピレン重合体からなる目付けが30g/m2の長繊
維不繊布を複合一体化して封筒基材とし,この基材の前
記長繊維不繊布側に,別途製造して得られた融点128℃
のポリエチレン重合体からなる厚さが30μmのフイルム
を押出しラミネート法によりラミネートして封筒用紙を
得た。
次いで,得られた封筒用紙を用いて,連続熱シール製
袋機によりラミネートされたポリエチレンフイルム側が
合わさるように熱シールし,封筒を作成した。封筒を作
成するに際し,製袋効率を大幅に向上させることができ
た。
得られた封筒は,熱シール部が強固に熱接着されてお
り,しかも熱シールに際して抄紙と長繊維不織布が熱劣
化していないので,手荒く取り扱ってもシール部が剥が
れたり,あるいは封筒自体が破れたりすることがなかっ
た。
(考案の効果) 本考案の封筒用紙は,紙のシートに複合された補強用
長繊維不織布あるいは補強用割布等の封筒基材にポリエ
チレンフイルムがラミネートされてなるものであるの
で,連続熱シール製袋機により効率良く封筒を作成する
ことができる。
そして,本考案の封筒用紙から作成された封筒は,隠
蔽性,筆記性に優れ,軽量であり,しかも接着部と非接
着部間の境界部分の強力が高く,広範な用途に使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本考案の封筒用紙の一例を示す斜視図であ
る。 1:紙のシート,2:補強用長繊維不織布,3:接着剤,4:ポリ
エチレンフイルム

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】坪量30〜100g/m2の紙に目付け15〜50g/m2
    の補強用長繊維不織布が複合されてなり,かつ前記補強
    用長繊維不織布が厚さ10〜50μmのポリエチレンフイル
    ムでラミネートされていることを特徴とする封筒用紙。
  2. 【請求項2】坪量30〜100g/m2の紙に目付け15〜50g/m2
    の補強用割布が貼付されてなり,かつ前記補強用割布が
    厚さ10〜50μmのポリエチレンフイルムでラミネートさ
    れていることを特徴とする封筒用紙。
JP1990020184U 1990-02-27 1990-02-27 封筒用紙 Expired - Lifetime JP2508491Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990020184U JP2508491Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 封筒用紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990020184U JP2508491Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 封筒用紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03109829U JPH03109829U (ja) 1991-11-12
JP2508491Y2 true JP2508491Y2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=31523279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990020184U Expired - Lifetime JP2508491Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 封筒用紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508491Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123788A (ja) * 1974-03-19 1975-09-29
JPH0784222B2 (ja) * 1987-10-30 1995-09-13 出光石油化学株式会社 多層包装袋
JP2753030B2 (ja) * 1989-04-11 1998-05-18 王子油化合成紙株式会社 カルテ用紙

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03109829U (ja) 1991-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0599425A1 (en) Tobacco pouch
JPH02269043A (ja) スパンボンデッドポリプロピレン布地に基づく印刷可能な紙代用品
JP4748838B2 (ja) 熱接着性複合シート
JP2508491Y2 (ja) 封筒用紙
JP2811421B2 (ja) 通気性透明袋
JP2933667B2 (ja) 充填包装用複合シート
JPH05124675A (ja) 各種薬剤の包材
JP3474044B2 (ja) 積層体
JPH11138728A (ja) 生分解性袋用紙
JP2005047234A (ja) 補強層入り包装材料およびこれを用いた包装袋
BR112020013360A2 (pt) método de produção de um produto fibroso e um produto fibroso
JP2502285Y2 (ja) 合成紙
WO2014144154A1 (en) Reinforcement to prevent tearing and provide structural support and moisture elimination in corrugated paper board
CN210390328U (zh) 软质胶布热封无纺布
JPH081078Y2 (ja) 合成紙
JPH1018154A (ja) 積層体
JPH056120Y2 (ja)
JP2500550Y2 (ja) 包体構造物
JP3474047B2 (ja) 微多孔性積層体
JP2003054622A (ja) 吸湿性材料用包装シートおよび吸湿性材料用包装袋
JP3514676B2 (ja) 衣料品包装カバー用包装材および衣料品包装カバー
JPH06344484A (ja) 透湿性強化積層体
JPH0411776Y2 (ja)
JP3465144B2 (ja) 不織布積層体
JPS6232843Y2 (ja)