JPH02269043A - スパンボンデッドポリプロピレン布地に基づく印刷可能な紙代用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、不織重合体繊維又はフィラメントで構成され
た代用紙、更に限定的にいうと、従来の方法で印刷でき
、更に封筒のような役に立つ品物に加工されうるような
布地又は積層品に関する。

［従来の技術］ スパンボンデツド布地は、連続フィラメントの紡績（ス
ピニング）、沈着、凝固及び結合の段階を含む布地、す
なわち標準的にはフィラメントのランダム沈着のため平
面等方性を有する布地を形成するための一貫した連続製
造手順によって、他の不織布と区別される。これらの方
法のいくつかは、米国特許第３．３３８，９９２号、第
３，９９１゜２４４号、第４，０１７，５８０号、第３
゜５０２．７６３号及び第４，４０５゜ ２９７号中で記述されている。スパンボンデツド布地の
化合物としてはポリエステル、ナイロン、ポリエチレン
及びポリプロピレンが含まれていた。

はとんどのスパンボンデツド布地は、さまざまな色を提
供したり、布地の表面に印刷するのが困難であること、
そしてこの布地を封筒といった役に立つ品物に加工する
のが困難であることを含むさまざまな理由のため、代用
紙として提案されたことはなかった。ここで特筆すべき
例外が、ｒＴＹＶＥＫＪという商標で販売されているス
パンボンデツドポリエチレンである。これらの布地はフ
ラッシュスパンボンディングされ、約０．０５デニール
のフィラメント寸法を有している。その結果、この材料
は白色シートの外観を持ち、従来の方法でこれに印刷す
ることが可能である。

［発明が解決しようとする課題］ スパンボンデツドポリエチレン又は ｒＴＹＶＥＫＪシートを代用紙として用いることにはい
くつか不都合な点がある。この材料は紙に比べて高価で
あり、印刷及び取り扱いがより難しい、封筒又はその他
の類似する製品に加工された場合、これらの製品は比較
的軟弱であり、シートに色を与えるには別途着色、又は
印刷プロセスを用いなくてはならない。

ｒＴＹＶＥＫＪ封筒のもう１つの欠点は、封印された封
筒内に信頼性の高い安全性が欠如していることである。

端部折り返し片は、−片のリリースシートで覆われた活
性接着剤が用いられている。封印の後、この折り返し片
（フラップ）は、いたずらの証拠を全く残さない状態で
開放、再閉鎖されうる。

その他の封筒材料も提案されたが、あまり受は入れられ
なかった。その中には、紙及びプラスチックの積層材料
及びプラスチックフィルムの小袋等がある。

代用紙としてスパンボンデツドポリエチレンを用いるの
が望ましいと思われる。スパンポンディング式製造に最
も広く用いられているのはアイソタクチックポリプロピ
レンであり、その密度が低いことから、これは最低のコ
ストでの最高の収量を提供してくれる。

ポリプロピレン布地は又、強度、剛性及び引き裂き耐性
についてすぐれた物理特性を提供する。このような布地
の１つはｒＴＹＰＡＲ」という商品名で販売されている
。しかしながらこれらの布地は多孔質で、従来の方法で
印刷又は染色することができない、同様に、これらの布
地は、表面が繊維室であるため、従来の紙処理及び加工
装置内で加工できない、その結果、かかる布地の使用は
、カーペットの裏張り、家具、寝具及び地盤用シートと
いった分野に限られてきた。そしてこれらの布地のいず
れも、封筒といった代用紙製品にうまく変換されたこと
がない。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、従来の方法で印刷出来又、はぼ標準的な装置
を用いて封筒といった有益な形に高速で加工できるよう
な軽量スパンボンデツドポリエチレン布地に基づく代用
紙の提供を含んでいる。

スパンボンデツドポリエチレンは、連続した不通気性の
外側重合体層又はフィルムを提供するべく、重合体で両
側に押し出しコーティング又はラミネート加工がほどこ
されている。

好ましくは少なくとも１層に、コーティング又はラミネ
ート加工のほどこされた布地をほぼ不透明にし、印刷の
ためのコントラストを提供するのに充分な顔料が含まれ
ている。

印刷表面は又、部分的に酸化させ表面接着力及び表面エ
ネルギーを高めて従来のインクを用いた印刷を可能にす
るよう、コロナ又はフレーム処理が施されている。外側
層には静電防止化合物が付加され、これは材料の固有の
剛性と合いまつて封筒加工機械を通しての材料の加工を
可能にし、容易にする。

更に良質の剛性代用紙は、１平方ヤードあたり２．５オ
ンス未満の坪量ならびに片側あたり１．５ミル未満の外
部コーティング又は積層材料の厚みを有するスパンボン
デッドポリブロビレン布地から調整されうるということ
が分かった。結果として得られる複合材料は、紙又はそ
の代用品に匹敵する秤量ならびに上置製紙原料又はその
他の代用紙と同等以上の強度、浸透性、引き裂き強さ、
及び剛性等の特性を有する封筒に加工することができる
。

外側重合体層は、スパンボンデツド基板の相対する表面
に結合されているが、基板を通して溶融されておらず、
そのため複合材料は繊維の可動性及び高い引き裂き耐性
を保持している。同様に、封筒の折り返し片が接着剤で
封印され、次に開放される場合、この複合材料は層剥離
する傾向を持ち、従って有効ないたずら表示となる。

コーティングされた布地を封筒又はそれに類する製品に
加工する（材料が折り畳まれる）段階に於いて、永久フ
リーズ（生折れ）を得るため、基板の靭性及び弾性ある
フィラメントを少なくとも部分的に破裂、つまり永久的
にけん縮させるべく、折り線に沿って充分な圧力が加え
られる。更に、急速な加工を可能にし、高級紙封筒に似
せることができるよう、永久折り返し片には溶融接着剤
が用いられる。

［実施例］ 本発明に従うと、代用紙には、スバンボンデッドポリブ
ロビレン布地（１０）から成る基板が含まれている。こ
の製品は、シートを形成すべくランダムに沈着させられ
た大量のフィラメントを紡績（スピニング）し、熱結合
させて、米国特許＄４，５８２．フ５ｏ号に記載の拘置
な多孔質シートを生成することによって作られている。

このシートの坪量は、１平方ヤードあたり約１．０オン
スから２．５オンスであり、好ましくは、１．０オンス
から１．６オンスで、厚みは約７．０〜１２ミルである
。シート内のフィラメントは、約６〜１０デニールであ
る。

スパンボンデツド基板が代用紙の構成要素として用いら
れるため、このシートの坪量は、受諾可能な製品を定義
づける上できわめて重要である。２．５オンスを越える
秤量は、後に続く加工を可能にするにはあまりにも剛性
が高く重すぎる。１オンス未満の坪量は、効果的な処理
及び取り扱いが困難である。

次に、スパンボンデツド基板は、熱可盟性重合体、特に
ポリオレフィン好ましくはポリプロピレンで両側にコー
ティングがほどこされる。これは、米国特許第４，６８
４゜５６８号に記載のもののような従来の溶融押し出し
コーティング装置を用いることにより、スパンボンデツ
ドシートの製造中に達成されうる。コーティングすなわ
ち外側層（１２及び１４）の厚みは、片側あたり約０．
２５〜１．５ミル、好ましくは０．５ミル〜１．０ミル
である。変形実施態様においては、接着剤を用いて別の
段階として、スパンボンデツドポリウェブ（紙匹）に対
しフィルムを適用することができる。

湿気及び気体に対しほぼ不浸透性であり、しかも均一に
色を呈するような積層材料が結果として得られるよう、
溶融した化合物に対し、さまざまな色の顔料を内含させ
ることができる。ポリプロピレンコーティングの場合、
様々な従来の顔料が利用可能であり、重量百分率で約３
バセートから１０パーセントの量で、又はシートをほぼ
不透明にするのに充分な量で付加することができる。更
に、人をひきつける又は特殊目的のための製品を得るた
め、それぞれの外部重合体コーティングに対し異なる色
を与えることも可能である。

このことは、コーティングが施されておらず別の印刷手
順で着色されなくてはならないスパンボンデッドポリプ
ロピレンといりた材料と異なっている。

変形態様においては、はぼ透明な補強された材料を提供
するため、顔料を削除することができる。このことは例
えば、法定証拠物件その他の資料の保管の場合のように
中身が見えなくてはならない封筒又は小袋を製造する上
で役立つ、更に、後の加工を容易にするためコーティン
グの中に一定量の静電防止剤が内含させられている。

上述のコーティング用添加剤に加えて又はその代わりと
して、その代わりの添加剤も使用できる０例えば酸化又
は腐食を受ける品物の包装にその材料が用いられる場合
には、防食剤を内含させることができる。プリント回路
板といった感度の高い電子部品の為の静電放電または放
電を提供するため、金属粉末を加えても良い。

コーティング手順の結果、第２図に示されているような
３層の積層材料が得られ、ここで外側重合体フィルム（
１２及び１４）は、スバボンデッド基板（１０）接着さ
せられている。外側フィルムは、シートを通して一緒に
溶融されていないことが重要である。このようにすると
、ファイバの可動性が失われ、シートの引き裂き強さを
受諾できないほどに低下させるからである。また、外側
層の間の実質的な溶融は、以下に説明するように、いた
ずら防止機能を得る機械を減少させるか全く排除してし
まう。

スパンボンデツドポリプロピレンの固有の特性ならびに
外側フィルム層の存在により、結果として得られた材料
は、靭性、耐久性、破壊耐性を有し、優れた引き裂き強
さ及び気体液体不浸透性を示す、同様に材料の剛性は、
高級封筒紙のもの以上である。

第１図に示されているように、本発明に基づく代用紙は
、従来の連続加工機械を用いて封筒（１６）に加工する
ことが出来る。シート材料を封筒に成形するためには、
先ずブランクが調整され、次にこのブランクを （１８）及び（２０）の側に沿って折り畳んで中央重ね
合わせ継ぎ目（２２）を構成し、この継ぎ目は接着剤に
より固定される。

下部折り返し片（２４）を次に折り重ね固定する。好ま
しくは、前述の封かんは、溶融又は熱可塑性接着剤を用
いて行なわれ、こうして接着剤がより急速に硬化でき、
より急速な生産速度が可能になる。

上部折り返し片（２６）の内側表面には、感圧接着剤の
部域つまりストリップ（２８）が備わっており、これは
従来の方法でリリースシートのストリップ（３０）でカ
バーされている。封筒の開放小袋又はポケットの中に望
ましい内容物を入れた後、このリリースストップ（３０
）をはがしとることができ、上部折返し片（２６）は封
筒の隣接する本体の上に折り重なり固定されて、１つの
エンクロージャ（囲い）を形成する。

本発明の重要な特徴は、いたずら防止機能を持つ、すな
わち封筒を閉じ密閉した後に開かれた場合の目に見える
証拠を持つ封筒を提供できるという点にある。前述のよ
うに、シートの外側フィルム層（１２及び１４）は互い
に溶融されておらず、スパンボンデットシート（１０）
の外側表面のみに対し溶融されている。密封部での接着
結合が、フィルム層（１２及び１４）及び中央スパンボ
ンデツドウェブ（１０）の間の剥し、つまり層剥離の強
さよりも強くなるように、適切な接着剤が選択される。

その結果、密封部の何れかにおいて封筒を開こうとした
場合、接着層は引き離される、つまり積層材料の下側の
フィルム層の結合が剥脱される。その結果、折り返し片
又は継ぎ目は、離脱されたフィルム層が接着層を覆って
いるために再度密封され得ない、同様に、特にフィルム
層に顔料が含まれている場合、折り返し片を開くと、白
又は様々な色の繊維質層が露出されることになる。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づく代用紙から作られた郵送用封
筒の平面図である。 第２図は本発明に基づく代用紙の横断面図である。 １０・・・・・スパンボンデツド基板 １２．１４・・外側重合体フィルム １６・・・・・封筒 １８．２０・・サイド ２２・・・・・継ぎ目 ２４・・・・・下部折り返し片 ２６・・・・・上部折り返し片 ２８・・　・・感圧接着剤ストリップ ３０・・・・・リリースシートストリップ許出願人 許 出 願 人 リメイ　インコーポレー テッド インターナシ運ナル　エ ンベロープ　カンパ二一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、封筒等に加工されうる合成代用紙に於いて、１平方
   ヤードあたり２．５オンス未満の坪量を有する不織スパ
   ンボンデッドポリプロピレン布地の基板が含まれている
   こと、そしてかかる基板は両面に連続した外側重合体フ
   ィルム層を有し、これらの層のうち少なくとも１層は、
   この層をほぼ不透明にするため充分な顔料とポリプロピ
   レンを含み、この１層の表面は部分的に酸化され印刷に
   対する受容性を有していることを特徴とする合成代用紙
   。 ２、外部層は両方共ポリプロピレンと顔料を含んでいる
   ことを特徴とする請求項１に記載の合成代用紙。 ３、層のうちの１つの中の顔料がその他の層内の層と異
   なる色であることを特徴とする請求項１に記載の合成代
   用紙。 ４、各フィルム層の厚みが１．５ミル未満であることを
   特徴とする請求項１に記載の合成代用紙。 ５、フィルム層は、基板に付着させられ、基板を通して
   の融合がほとんどないことを特徴とする請求項１に記載
   の代用紙。 ６、不織スパンボンデッドポリプロピレン布地の前記基
   板が１平方ヤードあたり約１オンスから２．５オンスの
   坪量を有していることを特徴とする請求項１に記載の合
   成代用紙。 ７、前記基板は、約６から約１０デニールのフィラメン
   トで構成されていることを特徴とする請求項６に記載の
   合成代用紙。 ８、前記外側フィルム層の厚みが、片側あたり約０．５
   ミルから１．５ミルであることを特徴とする請求項１に
   記載の合成代用紙。 ９、前記基板は、重なり合う部分の間の接着結合を提供
   する手段である、かかる重なり部分を有する折り畳まれ
   たシートの形をしてお り、かかる接着結合は、前記外側フィルム層と前記基板
   の間の結合よりも強いことを特徴とする請求項５に記載
   の合成代用紙。 １０、封筒等に加工されうる合成代用紙に於いて、基本
   的に１平方ヤードあたり約１〜２．５オンスの坪量及び
   約６〜１０デニールを有するスパンボンデッドフィラメ
   ントの布地の中央層及び、かかる中央層の両側の外側表
   面に接着されているポリプロピレンフィルム層（尚、か
   かるフィルム層の厚みは約０．５ミルである）から成る
   シードが含まれていることを特徴とする代用紙。 １１、材料シートが折り畳まれ隣接する折り返し片を持
   つ開放袋を提供しており、封筒に対するこの折り返し片
   の接着結合及び袋の閉鎖を可能にするため、この折り返
   し片の外側表面には接着剤が備わっているような封筒に
   於いて、かかるシートにはスパンボンデッド布地の中央
   層、一定の与えられた積層材料結合強度を持つ前記布地
   の両側に結合された外側層重合体フィルム（尚、前記折
   り返し片と前記封筒の間の接着結合の強さは前記中央布
   地と前記外側フィルム層の間の前記積層材料結合よりも
   大きく、このためこのシートは前記折り返し片の開放時
   点で層剥離されることになる）が含まれていることを特
   徴とする改良。 １２、平方ヤードあたり２．５オンス未満の坪量を有す
   る多孔質、繊維質のスパンボンデッドポリプロピレン布
   地の両側の表面に対し、連続した重合体フィルム層を結
   合させ、かかる布地の両側に平滑な不浸透性の表面を提
   供する段階、前記表面のうち少なくとも一方を処理して
   これを印刷受容性のあるものにする段階、そして次に結
   果として得られた材料を複数のシートに切断し、かかる
   シートを複数の封筒に成形する段階を含むことを特徴と
   する封筒作製方法。 １３、前記重合体フィルム層のうち少なくとも一方にこ
   の層をほぼ不透明にするべく充分な顔料が統合されてい
   ることを特徴とする請求項１２に記載の方法。 １４、顔料入りの層が封筒の外側表面上に配置されてい
   ることを特徴とする請求項１３に記載の方法。 １５、前記シートを複数の封筒に成形する段階には、重
   なり合う継ぎ目を提供すべく、かかるシートを折り畳む
   段階、そして溶融（ホットメルト）接着剤でかかる継ぎ
   目を固定する段階が含まれていることを特徴とする請求
   項１２に記載の方法。