JPH0347748A - 防水布帛用シールテープ - Google Patents

防水布帛用シールテープ

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Publication number
JPH0347748A
JPH0347748A JP1182990A JP18299089A JPH0347748A JP H0347748 A JPH0347748 A JP H0347748A JP 1182990 A JP1182990 A JP 1182990A JP 18299089 A JP18299089 A JP 18299089A JP H0347748 A JPH0347748 A JP H0347748A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
synthetic resin
resin film
base fabric
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP1182990A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Morita
順平 森田
Takashi Tagou
田郷 隆
Kanji Kawakami
川上 寛二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Publication of JPH0347748A publication Critical patent/JPH0347748A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、防水服等の縫製部分をシールし、水漏れを
防止する防水布帛用シールテープに関するものである。
〔従来の技術〕
防水服等の縫製部分の防水シールテープの一例として、
例えば基布とバリア層と防水シール材となるホットメル
ト接着剤層とを上記の順序に積層したものがあげられる
。上記バリア層は、基布に対するホットメルト接着剤の
裏抜けを防止するためのものであり、通常、ポリテトラ
フルオロエチレン多孔質膜が用いられる。上記バリア層
に必要な性能としては、上記ホットメルト接着剤の裏抜
は防止機能以外に、■防水シールテープの貼着に際して
ホットメルト接着剤を溶融させるための加熱温度に耐え
うる特性を有すること、■シール部分の風合いをよくす
るために柔軟性を有していること等が求められる。上記
ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜は、上記2点に関
して優れた性能を有しており、バリア層形成材料として
好適なものと認められる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記バリア層に用いるポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質膜は、多孔化するためにかなりの延伸
が施され、さらに良好な風合いを保つために気孔率が少
なくとも50%を超えるように設定されているため、そ
れ自身の強度が弱いという難点を有している。したがっ
て、これをバリア層として用いた防水シールテープによ
り防水服等の縫製部分をシールすると、そのシール部に
おいてテープの基布が場合により剥離するという問題が
生じる。すなわち、上記防水シールテープは、通常の状
態では洗濯等にも充分な耐性を有するが、何らかのきっ
かけでテープ端部に割れ目が入ってその割れ目からテー
プが上下に分かれる(層間剥離)と、その部分から比較
的弱い力で層間剥離が内部に進行する。その結果、最終
的には防水シールテープの基布側部分が剥離して脱落し
てしまうという現象が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、゛
ホットメルト接着剤層の溶融用加熱に耐えうろことがで
き、かつ柔軟で、しかも層間剥離強度に優れたバリア層
を有する防水布帛用シールテープの提供をその目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の防水布帛用シー
ルテープは、基布層の上に、合成樹脂フィルム層が形成
され、この層の上にホットメルト接着剤層が形成された
防水布帛用シールテープであって、上記合成樹脂フィル
ム層が、融点が150℃以上で、かつ層間剥離強度が5
0 g / cm以上の合成樹脂フィルムで構成されて
いるという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この発明者らは、耐熱性および柔軟性の双方
に優れ、しかも高い層間剥離強度を有するバリア層を備
えた防水布帛用シールテープを得るために一連の研究を
行った。その結果、バリア層の形成材料として合成樹脂
フィルムを用い、かつこの合成樹脂フィルムの有する特
性として融点が150℃以上でかつ層間剥離強度が50
g/cm以上という特性を備えたものを用いると所期の
目的が達成されることを見出しこの発明に到達した。
この発明の防水布帛用シールテープは、基布層と、バリ
ア層となる合成樹脂フィルム層と、ホットメルト接着剤
層を備えており、これらは上記順序に積層されている。
上記基布層を形成する材料としては、織布、不織布、ネ
ット等の本来的に補強機能を有するものがあげられ、通
常、ポリエステル、アクリル、ナイロン等からなる厚み
250μm以下の織物または編み物等が好適に用いられ
る。
上記基布層とその上に形成される合成樹脂フィルム層と
は、通常、接着剤で接着される。この種の接着剤は、特
に限定するものではな〈従来公知のものが用いられる。
このような接着剤層の厚みは、この発明の防水布帛用シ
ールテープの風合いを損なわない範囲に設定するのが好
ましく、1゜0μm以下に設定するのが特に好ましい。
上記バリア層となる合成樹脂フィルム層を形成す′る合
成樹脂フィルム材料としては、多孔質を有するものが好
適に用いられ、例えば、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステル、ポリフエニレンサルフイアド、ポリイミド
、ポリエーテルエーテルケトン等があげられる。そして
、これら合成樹脂フィルムは、シール部の風合い等の見
地から、通常、2〜25μmの厚みのものが好適に用い
られる。そのうえ、防水布帛用シールテープを被貼着物
に貼着する際の加熱に対して溶融したり極端な変形を生
じないよう融点が150℃以上でなければならない。特
に好ましくは200℃以上である。
さらに、合成樹脂フィルム自体に層間剥離が簡単に生じ
ないよう層間剥離強度を50g/cm以上に設定する必
要がある。これは本発明者らが実験の過程で見いだした
ものであり、これを下回ると僅かな力により層間剥離が
生じるようになる。
特に好適なのはlong/cm以上である。
上記ホットメルト接着剤層を形成するホットメルト接着
剤としては、特に限定するものではな〈従来公知のもの
、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン等の通常の接着剤があげられ、適宜用途に
応じて用いることができる。
なお、上記ホットメルト接着剤層の厚みとしては、10
〜300μmの範囲に設計するのが一好適である。
この発明の防水布帛用シールテープは、例えばつぎのよ
うにして製造することができる。すなわち、合成樹脂フ
ィルムの片面に接着剤をコーティングして接着剤層を形
成し、この接着剤層に基布を貼付してラミネート品を作
製する。つぎに、このラミネート品の合成樹脂フィルム
面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト接着剤
層を形成することにより4層構造の防水布帛用シールテ
ープを製造することができる。
このようにして得られる防水布帛用シールテープは、図
面に示すように、上方から基布層1.接着剤層21合合
成樹脂フィルム3およびホットメルト接着剤4からなる
ものであり、必要によりホットメルト接着剤層4面に離
型紙5(破線部分)が貼付される。
このような防水布帛用シールテープを用いての縫製品の
縫製部分の貼着は、例えばつぎのようにして行われる。
すなわち、防水布帛用シールテープのホットメルト接着
剤層部分を縫製部分にあて、加熱加圧しホットメルト接
着剤を溶融することにより行われる。
上記加熱方法としては、特に限定するものではなく、ホ
ットアイロン、ホットエアー等を用いる方法があげられ
る。
〔発明の効果] 以上のように、この発明の防水布帛用シールテープは、
基布層と合成樹脂フィルム層とホットメルト接着剤層と
が積層されていて、バリア層となる合成樹脂フィルム層
の構成材料として上記のような特定の合成樹脂フィルム
を用いているため、バリア層が柔軟性および耐熱に優れ
、しかも層間接着強度にも優れた状態となる。したがっ
て、縫製部分に貼着しても、風合いが)員なわれず、ま
たバリア層となる合成樹脂フィルム層の端部に割れ等が
生じても、それがその部分でとどまり内部まで進行しな
い。したがって、バリア層からの層間剥離により基布が
脱落するという現象が生じない。そして、このような防
水布帛用シールテープは、防水服の縫製部分のシールだ
けでなく、例えばクリーンルーム用無塵衣においては発
塵防止用テープとして、また自動車衝突時の保護具であ
るエアーバッグにおいては工′アー漏れ防止用テープと
して効果的に使用される。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕 厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムに架橋型ゴム系接着剤をコーティングして厚み30
μmの接着剤層を形成した。つぎに、この接着剤層表面
に30d/28Gのナイロントリコットを貼り合わせて
、3層構造のラミネート品を作製した。そして、上記ラ
ミネート品のポリエステルフィルム表面に、融点120
℃9190℃における溶融粘度が5500cpsのポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤を用いて厚み100μ
mのホットメルト接着剤層を形成し、ナイロントリコッ
ト/架橋型ゴム系接着剤/ポリエステルフィルム/ポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤の4層構造を有するシ
ートを得た。これを幅20 mmに切断することにより
目的とする防水布帛用シールテープを得た。
〔実施例2〕 厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムに代えて、同じ厚みで融点285℃の2軸延伸ポリ
フエニレンサルフアイドフイルムを用いた。それ以外は
実施例1と同様にして目的とする防水布帛用シールテー
プを得た。
〔比較例] 厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムの代わりに、孔径0.6μm、厚み30μm、気孔
率85%のポリテトラフルオロエチレン多孔質膜を用い
た。それ以外は実施例1と同様にして目的とする防水布
帛用シールテープを得た。
つぎに、裏地がナイロントリコットの日東電工社製の防
水通気素材ミクロテックスの3層品を用いIrm幅の2
本針纏いをした縫製品を作製した。
そして、この縫製部分に上記のようにして得られた防水
布帛用シールテープをあて、熱風加熱式シーラー(フィ
ンライト電子精工社製、QHP−772)を用いて貼り
合わせた。なお、貼り合わせ条件は、熱風温度450℃
2貼り合わせ速度4m/分、ローラー圧力4 kg /
 cdである。
このようにして得られた貼り合わせ部分のシールテープ
の層間強度、初期耐水圧、風合い、外観を評価した。シ
ールテープの層間強度は、貼り合わせ後のシールテープ
端部を人為的に引き剥がしておき、その後ショツパー型
引っ張り試験機により剥離角度180°、剥離速度20
0noa/分にて測定した。また、初期耐水圧の測定は
JIS  L1092B法に準じて行った。さらに、風
合いは、人の手の感触により、また外観は皺、剥がれ等
の有無を目視により判定評価した。これらの結果を下記
の表に示した。なお、層間剥離力において、実施別品で
は引き剥がしにより合成樹脂フィルムの層間剥離は発生
せず、接着剤層との界面剥離となったため、層間剥離力
は界面剥離力以上と判断し、界面剥離力の数値を記載し
た。
上記の結果から、比較別品は風合いおよび外観に優れて
いるが、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の層間で
破壊が発生してしまい、層間剥離力の非常に低いもので
あった。それに比べて実施別品は層間剥離が発生せず、
かつ風合い、外観ともに優れた評価が得られた。このこ
とから、実施別品は、柔軟性および外観に優れ、なおか
つバリア層である合成樹脂フィルムが高い層間剥離強度
を有していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一例を示す縦断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基布層の上に、合成樹脂フィルム層が形成され、
    この層の上にホットメルト接着剤層が形成された防水布
    帛用シールテープであつて、上記合成樹脂フィルム層が
    、融点が150℃以上で、かつ層間剥離強度が50g/
    cm以上の合成樹脂フィルムで構成されていることを特
    徴とする防水布帛用シールテープ。
  2. (2)合成樹脂フィルムの厚みが2〜25μmである請
    求項(1)記載の防水布帛用シールテープ。
  3. (3)合成樹脂フィルムがポリエステルフィルムまたは
    ポリフェニレンサルファイドフィルムである請求項(1
    )または(2)記載の防水布帛用シールテープ。
JP1182990A 1989-07-14 1989-07-14 防水布帛用シールテープ Pending JPH0347748A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030089596A (ko) * 2002-05-16 2003-11-22 이윤권 연질놀이용 볼 및 그 제조방법
WO2005023601A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-17 Atc Manufacturing Limited Material for a part of a protective bag
EP1283295A4 (en) * 2000-08-09 2007-07-18 Toray Industries WATER-REPELLENT FABRIC AND WATER-REPELLENT CLOTHING
US7900412B2 (en) 2003-12-23 2011-03-08 Airbus Uk Limited Sealing material

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