JPH0347748A - 防水布帛用シールテープ - Google Patents
防水布帛用シールテープInfo
- Publication number
- JPH0347748A JPH0347748A JP1182990A JP18299089A JPH0347748A JP H0347748 A JPH0347748 A JP H0347748A JP 1182990 A JP1182990 A JP 1182990A JP 18299089 A JP18299089 A JP 18299089A JP H0347748 A JPH0347748 A JP H0347748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- synthetic resin
- resin film
- base fabric
- waterproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 title claims abstract description 41
- 238000007789 sealing Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 60
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 30
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 30
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 claims abstract description 22
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims abstract description 12
- 239000004734 Polyphenylene sulfide Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229920000069 polyphenylene sulfide Polymers 0.000 claims abstract description 4
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims description 15
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 claims description 6
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 abstract description 17
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 9
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 9
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 abstract description 5
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 abstract description 3
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract 4
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 7
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 7
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 5
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 5
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 5
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 5
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 5
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004721 Polyphenylene oxide Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N ether Substances CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 229920000570 polyether Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、防水服等の縫製部分をシールし、水漏れを
防止する防水布帛用シールテープに関するものである。
防止する防水布帛用シールテープに関するものである。
防水服等の縫製部分の防水シールテープの一例として、
例えば基布とバリア層と防水シール材となるホットメル
ト接着剤層とを上記の順序に積層したものがあげられる
。上記バリア層は、基布に対するホットメルト接着剤の
裏抜けを防止するためのものであり、通常、ポリテトラ
フルオロエチレン多孔質膜が用いられる。上記バリア層
に必要な性能としては、上記ホットメルト接着剤の裏抜
は防止機能以外に、■防水シールテープの貼着に際して
ホットメルト接着剤を溶融させるための加熱温度に耐え
うる特性を有すること、■シール部分の風合いをよくす
るために柔軟性を有していること等が求められる。上記
ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜は、上記2点に関
して優れた性能を有しており、バリア層形成材料として
好適なものと認められる。
例えば基布とバリア層と防水シール材となるホットメル
ト接着剤層とを上記の順序に積層したものがあげられる
。上記バリア層は、基布に対するホットメルト接着剤の
裏抜けを防止するためのものであり、通常、ポリテトラ
フルオロエチレン多孔質膜が用いられる。上記バリア層
に必要な性能としては、上記ホットメルト接着剤の裏抜
は防止機能以外に、■防水シールテープの貼着に際して
ホットメルト接着剤を溶融させるための加熱温度に耐え
うる特性を有すること、■シール部分の風合いをよくす
るために柔軟性を有していること等が求められる。上記
ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜は、上記2点に関
して優れた性能を有しており、バリア層形成材料として
好適なものと認められる。
しかしながら、上記バリア層に用いるポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質膜は、多孔化するためにかなりの延伸
が施され、さらに良好な風合いを保つために気孔率が少
なくとも50%を超えるように設定されているため、そ
れ自身の強度が弱いという難点を有している。したがっ
て、これをバリア層として用いた防水シールテープによ
り防水服等の縫製部分をシールすると、そのシール部に
おいてテープの基布が場合により剥離するという問題が
生じる。すなわち、上記防水シールテープは、通常の状
態では洗濯等にも充分な耐性を有するが、何らかのきっ
かけでテープ端部に割れ目が入ってその割れ目からテー
プが上下に分かれる(層間剥離)と、その部分から比較
的弱い力で層間剥離が内部に進行する。その結果、最終
的には防水シールテープの基布側部分が剥離して脱落し
てしまうという現象が生じる。
ロエチレン多孔質膜は、多孔化するためにかなりの延伸
が施され、さらに良好な風合いを保つために気孔率が少
なくとも50%を超えるように設定されているため、そ
れ自身の強度が弱いという難点を有している。したがっ
て、これをバリア層として用いた防水シールテープによ
り防水服等の縫製部分をシールすると、そのシール部に
おいてテープの基布が場合により剥離するという問題が
生じる。すなわち、上記防水シールテープは、通常の状
態では洗濯等にも充分な耐性を有するが、何らかのきっ
かけでテープ端部に割れ目が入ってその割れ目からテー
プが上下に分かれる(層間剥離)と、その部分から比較
的弱い力で層間剥離が内部に進行する。その結果、最終
的には防水シールテープの基布側部分が剥離して脱落し
てしまうという現象が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、゛
ホットメルト接着剤層の溶融用加熱に耐えうろことがで
き、かつ柔軟で、しかも層間剥離強度に優れたバリア層
を有する防水布帛用シールテープの提供をその目的とす
るものである。
ホットメルト接着剤層の溶融用加熱に耐えうろことがで
き、かつ柔軟で、しかも層間剥離強度に優れたバリア層
を有する防水布帛用シールテープの提供をその目的とす
るものである。
上記の目的を達成するため、この発明の防水布帛用シー
ルテープは、基布層の上に、合成樹脂フィルム層が形成
され、この層の上にホットメルト接着剤層が形成された
防水布帛用シールテープであって、上記合成樹脂フィル
ム層が、融点が150℃以上で、かつ層間剥離強度が5
0 g / cm以上の合成樹脂フィルムで構成されて
いるという構成をとる。
ルテープは、基布層の上に、合成樹脂フィルム層が形成
され、この層の上にホットメルト接着剤層が形成された
防水布帛用シールテープであって、上記合成樹脂フィル
ム層が、融点が150℃以上で、かつ層間剥離強度が5
0 g / cm以上の合成樹脂フィルムで構成されて
いるという構成をとる。
すなわち、この発明者らは、耐熱性および柔軟性の双方
に優れ、しかも高い層間剥離強度を有するバリア層を備
えた防水布帛用シールテープを得るために一連の研究を
行った。その結果、バリア層の形成材料として合成樹脂
フィルムを用い、かつこの合成樹脂フィルムの有する特
性として融点が150℃以上でかつ層間剥離強度が50
g/cm以上という特性を備えたものを用いると所期の
目的が達成されることを見出しこの発明に到達した。
に優れ、しかも高い層間剥離強度を有するバリア層を備
えた防水布帛用シールテープを得るために一連の研究を
行った。その結果、バリア層の形成材料として合成樹脂
フィルムを用い、かつこの合成樹脂フィルムの有する特
性として融点が150℃以上でかつ層間剥離強度が50
g/cm以上という特性を備えたものを用いると所期の
目的が達成されることを見出しこの発明に到達した。
この発明の防水布帛用シールテープは、基布層と、バリ
ア層となる合成樹脂フィルム層と、ホットメルト接着剤
層を備えており、これらは上記順序に積層されている。
ア層となる合成樹脂フィルム層と、ホットメルト接着剤
層を備えており、これらは上記順序に積層されている。
上記基布層を形成する材料としては、織布、不織布、ネ
ット等の本来的に補強機能を有するものがあげられ、通
常、ポリエステル、アクリル、ナイロン等からなる厚み
250μm以下の織物または編み物等が好適に用いられ
る。
ット等の本来的に補強機能を有するものがあげられ、通
常、ポリエステル、アクリル、ナイロン等からなる厚み
250μm以下の織物または編み物等が好適に用いられ
る。
上記基布層とその上に形成される合成樹脂フィルム層と
は、通常、接着剤で接着される。この種の接着剤は、特
に限定するものではな〈従来公知のものが用いられる。
は、通常、接着剤で接着される。この種の接着剤は、特
に限定するものではな〈従来公知のものが用いられる。
このような接着剤層の厚みは、この発明の防水布帛用シ
ールテープの風合いを損なわない範囲に設定するのが好
ましく、1゜0μm以下に設定するのが特に好ましい。
ールテープの風合いを損なわない範囲に設定するのが好
ましく、1゜0μm以下に設定するのが特に好ましい。
上記バリア層となる合成樹脂フィルム層を形成す′る合
成樹脂フィルム材料としては、多孔質を有するものが好
適に用いられ、例えば、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステル、ポリフエニレンサルフイアド、ポリイミド
、ポリエーテルエーテルケトン等があげられる。そして
、これら合成樹脂フィルムは、シール部の風合い等の見
地から、通常、2〜25μmの厚みのものが好適に用い
られる。そのうえ、防水布帛用シールテープを被貼着物
に貼着する際の加熱に対して溶融したり極端な変形を生
じないよう融点が150℃以上でなければならない。特
に好ましくは200℃以上である。
成樹脂フィルム材料としては、多孔質を有するものが好
適に用いられ、例えば、ポリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステル、ポリフエニレンサルフイアド、ポリイミド
、ポリエーテルエーテルケトン等があげられる。そして
、これら合成樹脂フィルムは、シール部の風合い等の見
地から、通常、2〜25μmの厚みのものが好適に用い
られる。そのうえ、防水布帛用シールテープを被貼着物
に貼着する際の加熱に対して溶融したり極端な変形を生
じないよう融点が150℃以上でなければならない。特
に好ましくは200℃以上である。
さらに、合成樹脂フィルム自体に層間剥離が簡単に生じ
ないよう層間剥離強度を50g/cm以上に設定する必
要がある。これは本発明者らが実験の過程で見いだした
ものであり、これを下回ると僅かな力により層間剥離が
生じるようになる。
ないよう層間剥離強度を50g/cm以上に設定する必
要がある。これは本発明者らが実験の過程で見いだした
ものであり、これを下回ると僅かな力により層間剥離が
生じるようになる。
特に好適なのはlong/cm以上である。
上記ホットメルト接着剤層を形成するホットメルト接着
剤としては、特に限定するものではな〈従来公知のもの
、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン等の通常の接着剤があげられ、適宜用途に
応じて用いることができる。
剤としては、特に限定するものではな〈従来公知のもの
、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン等の通常の接着剤があげられ、適宜用途に
応じて用いることができる。
なお、上記ホットメルト接着剤層の厚みとしては、10
〜300μmの範囲に設計するのが一好適である。
〜300μmの範囲に設計するのが一好適である。
この発明の防水布帛用シールテープは、例えばつぎのよ
うにして製造することができる。すなわち、合成樹脂フ
ィルムの片面に接着剤をコーティングして接着剤層を形
成し、この接着剤層に基布を貼付してラミネート品を作
製する。つぎに、このラミネート品の合成樹脂フィルム
面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト接着剤
層を形成することにより4層構造の防水布帛用シールテ
ープを製造することができる。
うにして製造することができる。すなわち、合成樹脂フ
ィルムの片面に接着剤をコーティングして接着剤層を形
成し、この接着剤層に基布を貼付してラミネート品を作
製する。つぎに、このラミネート品の合成樹脂フィルム
面にホットメルト接着剤を塗布してホットメルト接着剤
層を形成することにより4層構造の防水布帛用シールテ
ープを製造することができる。
このようにして得られる防水布帛用シールテープは、図
面に示すように、上方から基布層1.接着剤層21合合
成樹脂フィルム3およびホットメルト接着剤4からなる
ものであり、必要によりホットメルト接着剤層4面に離
型紙5(破線部分)が貼付される。
面に示すように、上方から基布層1.接着剤層21合合
成樹脂フィルム3およびホットメルト接着剤4からなる
ものであり、必要によりホットメルト接着剤層4面に離
型紙5(破線部分)が貼付される。
このような防水布帛用シールテープを用いての縫製品の
縫製部分の貼着は、例えばつぎのようにして行われる。
縫製部分の貼着は、例えばつぎのようにして行われる。
すなわち、防水布帛用シールテープのホットメルト接着
剤層部分を縫製部分にあて、加熱加圧しホットメルト接
着剤を溶融することにより行われる。
剤層部分を縫製部分にあて、加熱加圧しホットメルト接
着剤を溶融することにより行われる。
上記加熱方法としては、特に限定するものではなく、ホ
ットアイロン、ホットエアー等を用いる方法があげられ
る。
ットアイロン、ホットエアー等を用いる方法があげられ
る。
〔発明の効果]
以上のように、この発明の防水布帛用シールテープは、
基布層と合成樹脂フィルム層とホットメルト接着剤層と
が積層されていて、バリア層となる合成樹脂フィルム層
の構成材料として上記のような特定の合成樹脂フィルム
を用いているため、バリア層が柔軟性および耐熱に優れ
、しかも層間接着強度にも優れた状態となる。したがっ
て、縫製部分に貼着しても、風合いが)員なわれず、ま
たバリア層となる合成樹脂フィルム層の端部に割れ等が
生じても、それがその部分でとどまり内部まで進行しな
い。したがって、バリア層からの層間剥離により基布が
脱落するという現象が生じない。そして、このような防
水布帛用シールテープは、防水服の縫製部分のシールだ
けでなく、例えばクリーンルーム用無塵衣においては発
塵防止用テープとして、また自動車衝突時の保護具であ
るエアーバッグにおいては工′アー漏れ防止用テープと
して効果的に使用される。
基布層と合成樹脂フィルム層とホットメルト接着剤層と
が積層されていて、バリア層となる合成樹脂フィルム層
の構成材料として上記のような特定の合成樹脂フィルム
を用いているため、バリア層が柔軟性および耐熱に優れ
、しかも層間接着強度にも優れた状態となる。したがっ
て、縫製部分に貼着しても、風合いが)員なわれず、ま
たバリア層となる合成樹脂フィルム層の端部に割れ等が
生じても、それがその部分でとどまり内部まで進行しな
い。したがって、バリア層からの層間剥離により基布が
脱落するという現象が生じない。そして、このような防
水布帛用シールテープは、防水服の縫製部分のシールだ
けでなく、例えばクリーンルーム用無塵衣においては発
塵防止用テープとして、また自動車衝突時の保護具であ
るエアーバッグにおいては工′アー漏れ防止用テープと
して効果的に使用される。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕
厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムに架橋型ゴム系接着剤をコーティングして厚み30
μmの接着剤層を形成した。つぎに、この接着剤層表面
に30d/28Gのナイロントリコットを貼り合わせて
、3層構造のラミネート品を作製した。そして、上記ラ
ミネート品のポリエステルフィルム表面に、融点120
℃9190℃における溶融粘度が5500cpsのポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤を用いて厚み100μ
mのホットメルト接着剤層を形成し、ナイロントリコッ
ト/架橋型ゴム系接着剤/ポリエステルフィルム/ポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤の4層構造を有するシ
ートを得た。これを幅20 mmに切断することにより
目的とする防水布帛用シールテープを得た。
ルムに架橋型ゴム系接着剤をコーティングして厚み30
μmの接着剤層を形成した。つぎに、この接着剤層表面
に30d/28Gのナイロントリコットを貼り合わせて
、3層構造のラミネート品を作製した。そして、上記ラ
ミネート品のポリエステルフィルム表面に、融点120
℃9190℃における溶融粘度が5500cpsのポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤を用いて厚み100μ
mのホットメルト接着剤層を形成し、ナイロントリコッ
ト/架橋型ゴム系接着剤/ポリエステルフィルム/ポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤の4層構造を有するシ
ートを得た。これを幅20 mmに切断することにより
目的とする防水布帛用シールテープを得た。
〔実施例2〕
厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムに代えて、同じ厚みで融点285℃の2軸延伸ポリ
フエニレンサルフアイドフイルムを用いた。それ以外は
実施例1と同様にして目的とする防水布帛用シールテー
プを得た。
ルムに代えて、同じ厚みで融点285℃の2軸延伸ポリ
フエニレンサルフアイドフイルムを用いた。それ以外は
実施例1と同様にして目的とする防水布帛用シールテー
プを得た。
〔比較例]
厚み6μm、融点267℃の2軸延伸ポリエステルフイ
ルムの代わりに、孔径0.6μm、厚み30μm、気孔
率85%のポリテトラフルオロエチレン多孔質膜を用い
た。それ以外は実施例1と同様にして目的とする防水布
帛用シールテープを得た。
ルムの代わりに、孔径0.6μm、厚み30μm、気孔
率85%のポリテトラフルオロエチレン多孔質膜を用い
た。それ以外は実施例1と同様にして目的とする防水布
帛用シールテープを得た。
つぎに、裏地がナイロントリコットの日東電工社製の防
水通気素材ミクロテックスの3層品を用いIrm幅の2
本針纏いをした縫製品を作製した。
水通気素材ミクロテックスの3層品を用いIrm幅の2
本針纏いをした縫製品を作製した。
そして、この縫製部分に上記のようにして得られた防水
布帛用シールテープをあて、熱風加熱式シーラー(フィ
ンライト電子精工社製、QHP−772)を用いて貼り
合わせた。なお、貼り合わせ条件は、熱風温度450℃
2貼り合わせ速度4m/分、ローラー圧力4 kg /
cdである。
布帛用シールテープをあて、熱風加熱式シーラー(フィ
ンライト電子精工社製、QHP−772)を用いて貼り
合わせた。なお、貼り合わせ条件は、熱風温度450℃
2貼り合わせ速度4m/分、ローラー圧力4 kg /
cdである。
このようにして得られた貼り合わせ部分のシールテープ
の層間強度、初期耐水圧、風合い、外観を評価した。シ
ールテープの層間強度は、貼り合わせ後のシールテープ
端部を人為的に引き剥がしておき、その後ショツパー型
引っ張り試験機により剥離角度180°、剥離速度20
0noa/分にて測定した。また、初期耐水圧の測定は
JIS L1092B法に準じて行った。さらに、風
合いは、人の手の感触により、また外観は皺、剥がれ等
の有無を目視により判定評価した。これらの結果を下記
の表に示した。なお、層間剥離力において、実施別品で
は引き剥がしにより合成樹脂フィルムの層間剥離は発生
せず、接着剤層との界面剥離となったため、層間剥離力
は界面剥離力以上と判断し、界面剥離力の数値を記載し
た。
の層間強度、初期耐水圧、風合い、外観を評価した。シ
ールテープの層間強度は、貼り合わせ後のシールテープ
端部を人為的に引き剥がしておき、その後ショツパー型
引っ張り試験機により剥離角度180°、剥離速度20
0noa/分にて測定した。また、初期耐水圧の測定は
JIS L1092B法に準じて行った。さらに、風
合いは、人の手の感触により、また外観は皺、剥がれ等
の有無を目視により判定評価した。これらの結果を下記
の表に示した。なお、層間剥離力において、実施別品で
は引き剥がしにより合成樹脂フィルムの層間剥離は発生
せず、接着剤層との界面剥離となったため、層間剥離力
は界面剥離力以上と判断し、界面剥離力の数値を記載し
た。
上記の結果から、比較別品は風合いおよび外観に優れて
いるが、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の層間で
破壊が発生してしまい、層間剥離力の非常に低いもので
あった。それに比べて実施別品は層間剥離が発生せず、
かつ風合い、外観ともに優れた評価が得られた。このこ
とから、実施別品は、柔軟性および外観に優れ、なおか
つバリア層である合成樹脂フィルムが高い層間剥離強度
を有していることがわかる。
いるが、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の層間で
破壊が発生してしまい、層間剥離力の非常に低いもので
あった。それに比べて実施別品は層間剥離が発生せず、
かつ風合い、外観ともに優れた評価が得られた。このこ
とから、実施別品は、柔軟性および外観に優れ、なおか
つバリア層である合成樹脂フィルムが高い層間剥離強度
を有していることがわかる。
図面はこの発明の一例を示す縦断面図である。
Claims (3)
- (1)基布層の上に、合成樹脂フィルム層が形成され、
この層の上にホットメルト接着剤層が形成された防水布
帛用シールテープであつて、上記合成樹脂フィルム層が
、融点が150℃以上で、かつ層間剥離強度が50g/
cm以上の合成樹脂フィルムで構成されていることを特
徴とする防水布帛用シールテープ。 - (2)合成樹脂フィルムの厚みが2〜25μmである請
求項(1)記載の防水布帛用シールテープ。 - (3)合成樹脂フィルムがポリエステルフィルムまたは
ポリフェニレンサルファイドフィルムである請求項(1
)または(2)記載の防水布帛用シールテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1182990A JPH0347748A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 防水布帛用シールテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1182990A JPH0347748A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 防水布帛用シールテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347748A true JPH0347748A (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=16127828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1182990A Pending JPH0347748A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 防水布帛用シールテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347748A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030089596A (ko) * | 2002-05-16 | 2003-11-22 | 이윤권 | 연질놀이용 볼 및 그 제조방법 |
WO2005023601A1 (en) * | 2003-09-05 | 2005-03-17 | Atc Manufacturing Limited | Material for a part of a protective bag |
EP1283295A4 (en) * | 2000-08-09 | 2007-07-18 | Toray Industries | WATER-REPELLENT FABRIC AND WATER-REPELLENT CLOTHING |
US7900412B2 (en) | 2003-12-23 | 2011-03-08 | Airbus Uk Limited | Sealing material |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1182990A patent/JPH0347748A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1283295A4 (en) * | 2000-08-09 | 2007-07-18 | Toray Industries | WATER-REPELLENT FABRIC AND WATER-REPELLENT CLOTHING |
KR20030089596A (ko) * | 2002-05-16 | 2003-11-22 | 이윤권 | 연질놀이용 볼 및 그 제조방법 |
WO2005023601A1 (en) * | 2003-09-05 | 2005-03-17 | Atc Manufacturing Limited | Material for a part of a protective bag |
US7900412B2 (en) | 2003-12-23 | 2011-03-08 | Airbus Uk Limited | Sealing material |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101060979B (zh) | 防风防水透气的接缝制品 | |
US4753182A (en) | Seam for protective garment | |
US5928972A (en) | Method of heat-sealing adhesive bandage and adhesive bandage made by using said method | |
US5162149A (en) | Non-blocking seam tape | |
CN101616611A (zh) | 防风防水透气的接缝制品 | |
JP2004507388A (ja) | 複合シート材料 | |
JPH11508195A (ja) | 熱接着ウイルスバリヤ複合材 | |
KR20040070344A (ko) | 압력 조절 수단을 포함하는 팽창성 보온재 | |
US20100251466A1 (en) | Selectively permeable chemical protective films and composite fabrics | |
CN112585199B (zh) | 能够热粘合的防水透湿膜和其制造方法 | |
WO1991007278A1 (en) | Thin seam sealing tape | |
EP0410292A2 (en) | Insert for lining articles of clothing | |
JPH0347748A (ja) | 防水布帛用シールテープ | |
JP3506775B2 (ja) | ウレタン系ホットメルトフィルム | |
KR20230008095A (ko) | 심 테이프 및 관련 방법 및 제품 | |
EP0410291A2 (en) | Insert for articles of clothing | |
JP2573346B2 (ja) | シールテープ | |
JP2922793B2 (ja) | 積層シ−ト | |
AU780014B2 (en) | Method of heat sealing adhesive bandage and adhesive bandage made by using said method | |
JP2002028980A (ja) | 異質部材接合用ポリエチレンシート | |
JPS6088175A (ja) | 3層構造防水性布帛を使用した縫製品の防水補強法 | |
JPH02265545A (ja) | 発熱性保温袋用包材 | |
TWM610553U (zh) | 抗血液病毒之低溫貼條成衣結構 | |
JPH0349949A (ja) | 積層体およびその用途 | |
JPS6075666A (ja) | 防水性布帛縫製品の防水補強法 |