JPS6088175A - 3層構造防水性布帛を使用した縫製品の防水補強法 - Google Patents

3層構造防水性布帛を使用した縫製品の防水補強法

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JPS6088175A
JPS6088175A JP58194977A JP19497783A JPS6088175A JP S6088175 A JPS6088175 A JP S6088175A JP 58194977 A JP58194977 A JP 58194977A JP 19497783 A JP19497783 A JP 19497783A JP S6088175 A JPS6088175 A JP S6088175A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、3層構造防水性布帛を使用した縫製品の防
水補強法に関する。
〔背景技術〕
最近、編織物などにポリウレタン樹脂などをコーティン
グした透湿性防水加工布帛を用いたスキーウェア、ゴル
フウェア、ウィンドブレーカ−9釣り服および登山用雨
具などの製品開発が行われている。これらの透湿性防水
加工縫製品は、撥水性にすぐれると共に、透湿性にもす
ぐれるので、むれることなく着用感にもすぐれている。
しかしながら、このような透湿性防水加工縫製品におい
ても、縫目から内部に雨水が浸入し漏水するという他の
縫製品と共通の問題がある。これを防止するために、通
常、縫目には目止めが行われている。この目止めには、
織物などに樹脂接着剤をコーティングした目止めテープ
などが通常使用されるしかし、第1図の如く、中層に防
水透湿膜1を有し表裏外層が表地2および裏地3で形成
された3層構造防水性布帛を使用した縫製品4の縫目5
においては、縫目5の穴6から雨水が浸入し、防水が困
難であった。すなわち、従来の目止めテープを使用した
場合は、第2図にみるように目止めテープ7の布帛8に
コーティングされた樹脂接着剤9が、接着M/Cの加熱
によって可塑化し、流動状態になっても裏地3の編織物
の組織間を浸透することなく単に凸部1oと点状に接着
した状態で目止めされているにすぎない。そのため、裏
地3と目止めテープ7の間には、多数の間隙が形成され
ている。したがって、このような状態で縫製品4を雨具
等として用いると、雨水等が矢印であられすように縫目
の穴6から裏地3内の間隙を通って内部へ浸入してくる
という問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
3層構造防水性布帛を使用した縫製品の継ぎ目となる縫
目部においても、雨水が全く浸入することのない防水補
強法を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した。
その結果、この発明を完成するに至ったこの発明は、中
層に防水透湿膜を有し表裏外層が編織物で形成された3
層構造防水性布帛を使用した縫製品の縫い目部分をシー
ルするに当り、裏面層が低融点樹脂フィルムで構成され
た多層構造の目止めテープの低融点樹脂フィルム側を前
記縫製品の裏地側に当接して加熱処理を施し、低融点樹
脂フィルムの溶融物を裏地を通して中層たる防水透湿膜
に到達させるようにして、目止めテープを縫製品に接着
することを特徴とする3層構造防水性布帛を使用した縫
製品の防水補強法をその要旨としている。以下にこれを
その実施例をあられす図面に基づいて詳しく述べる。
第3図は、この発明で用いる目止めテープの一実施例を
あられす側断面図である。図にみるように、この目止め
テープIlaは、高融点樹脂フィルム12と低融点樹脂
フィルム13が互いに貼り合わされた二層構造になって
おり、かつストレッチ性を有している。
この目止めテープIlaの低融点樹脂フィルム13は、
生地に接するように用いられる。低融点樹脂フィルム1
3は、常温ではフィルム形状を有しているが、ある温度
以上で加熱する°と可塑化して流動状態となり、生地の
縫目の穴を塞ぐと共に、縫い代部分全体およびその近傍
を被覆融着する。そのため、低融点樹脂が生地内の隙間
も埋めるようになる。他方、目止めテープllaの高融
点樹脂フィルム12は、前記低融点樹脂フィルム13の
表側に位置し、次のような作用をする。
■ 高融点樹脂フィルムは、摩耗強度にすぐれるので、
軟らかくて強度の弱い低融点樹脂フィルムを保護し、低
融点樹脂フィルムの破損防止を行う。
■ 低融点樹脂フィルムのみで目止めテープを形成した
場合には、加熱融着したときに縫目が低融点樹脂フィル
ムの表面にでてその部分から漏水が起きるが、高融点樹
脂フィルムが重ね合わされたものでは、この高融点樹脂
フィルムが漏水を遮断し、完全に防水する。
■ 低融点樹脂フィルムのみでは、目止めテープ保存中
、または目止めテープを重ね合せて使用するときにフィ
ルム同士が付着し再接着する。高融点樹脂フィルムはこ
れを防止する。
■ 低融点樹脂フィルムの溶融時に形成される凹凸部分
を高融点樹脂フィルムが平面状にする。
■ 高融点樹脂フィルムは、低融点樹脂フィルムの融着
時、溶融した低融点樹脂フィルム材料が加熱手段に付着
して作業性を悪くすることを防止する。
ここでいう低融点樹脂フィルムとは、融点140℃以下
であって溶融粘度107ポイズ以下のものをいう。また
、高融点樹脂フィルムとは、融点140℃以上であるも
のをいう。これら低融点樹脂フィルムおよび高融点樹脂
フィルムの材料には、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ
エステルおよびポリアクリルなどの樹脂を用いることが
できるが、縫製品中層の防水透湿膜と親和性の大きいポ
リウレタン樹脂が特に好ましく用いられる。
テープの厚みとしては、低融点樹脂フィルムが150〜
250μ、高融点樹脂フィルムが50〜200μの範囲
で好ましく用いられる。低融点樹脂フィルムの厚みが1
50°μ未満では、生地内の間隙を埋めるには十分でな
い。また、250μを越えると、融着したときテープか
ら横にはみ出して見栄えがわるくなり、作業性も劣る。
高融点樹脂フィルムの厚みが50μ未満では耐摩耗性が
低下する。また、200μを越えると、部厚くなりすぎ
て硬くなる。
この発明で用いる目止めテープは、ストレッチ性を有す
るので、縫目の屈曲などにも十分追随することができ、
かつストレッチ性を有する縫製品に対してもそのストレ
ッチ性に追随することができる。
目止めテープのストレッチ率が大きい場合は、テープを
スリットして巻取る際や、接着M/Cにおけるテープリ
ールからの引出しの際、あるいは加圧ローラによる圧着
時などにテープが伸ばされ易くなる。このため、接着ム
ラ、′残留歪などから洗濯収縮によって、縫目の耐水圧
の低下やバラツキが発生する。これは、縫目のパッカリ
ング発生の原因となる。また、ストレッチ率が小さい場
合は、曲線縫目になじまず、タックやシワの発生原因と
なり、縫目の耐水圧が低下する。したがって、好ましい
ストレッチ率は、10〜40%/kg/2cmであり、
より好ましくは、15〜30%/ kg/ 2 cmで
ある。
第4図は、この発明にかかる3層構造防水性布帛を使用
した縫製品の防水補強法の一実施例をあられす要部側断
面図である。この図にみる目止めは、次のようにして行
われている。すなわち、縫製品4の縫目、縫い代部骨お
よびその近傍が完全に被覆されるように、第3図に示し
た目止めテープllaを、その低融点樹脂フィルム13
が裏地3に接するようにして、縫製品4の継ぎ目上に載
置しながら、例えば、熱ローラ型マシン、ホットエア型
マシン、アイロン等の加熱装置を用いて目止めテープl
laの高融点樹脂フィルム12側からを加熱し、裏地3
に圧着する。そうすると、低融点樹脂フィルム13が溶
融して可塑化流動状態となり、裏地3の編織物の組織間
を浸透して行き中層の防水透湿膜1に達するようになる
。この結果、低融点樹脂フィルム13は縫目の穴6を塞
ぐとともに、裏地3内の隙間も埋めて融着し、口止めが
完了する。
このような目止めによって防水補強を行った3層構造防
水性布帛を使用した縫製品の縫目は、目止めが確実に行
われるので、雨水などは全く浸入しないようになる。
なお、3層構造防水性布帛の裏地は、前記低融点樹脂フ
ィルムの浸透を考慮し、目付10〜60g/rd、通気
性500〜1000cc/cJ/sec 。
厚み100〜250μのものが好ましい。また、ミシン
糸なども撥水加工したものを用いるのが好ましい。
この発明で使用する目止めテープは、裏面層が低融点樹
脂フィルムで構成された多層構造のものであれば第3図
に示す目止めテープllaに限定されることなく第5図
ないし第9図に示すものも使用することができる。すな
わち、第5図に示す目止めテープllbは、第3図にあ
られす口止めテープllaの高融点樹脂フィルム12の
表面に〆凹凸を形成したものである。第6図に示す目止
めテープlICは、第3図にあられす口止めテープll
aの高融点樹脂フィルム側に離型紙14が貼着されたも
のである。この目止めテープllcは離型紙14の上か
ら加熱圧着を加えた後、離型紙14を剥がし取るように
して用いる以外は、第3図のものの場合と同じである。
第7図および第8図に示す目止めテープlid、lie
は、第3図および第5図に示す目止めテープlla、1
1bの高融点樹脂フィルム側に布帛15を貼着したもの
である。第9図に示す目止めテープllfは、低融点樹
脂フィルム13と高融点樹脂フィルム12の含浸布帛1
5が貼り合わされたものである。また、この他、高融点
樹脂フィルムに代えて強固な接着性と防水性を有する接
着剤を用い、布帛と低融点樹脂フィルムが接着されたよ
うなものも使用することができる。目止めテープに貼着
または接着する前記布帛は、ストレッチ性を有している
ものを使用するのが好ましい。以上の目止めテープは、
離型紙、布帛および凹凸の凸部などによ0 つて、目止めテープをロール状に巻取った場合などに発
生しやすい低融点樹脂フィルムと高融点樹脂フィルムの
ブロッキングを防止することができる。
以下に実施例について述べる。
〔実施例1〕 ポリエステル30dの紗織物に、融点170℃のポリウ
レタン樹脂クリスボン7667HV(大日本インキ社製
)100重量部(以下1部」)と略す)、ジメチルホル
ムアミド80部、ダイラックホワイトTD−2100(
大日本インキ社製)15部、ブロックイソシアネートの
バーノックD−500(大日本インキ社製)5部からな
る含浸液に浸漬し、両面からドクターブレードでしごい
て、160 g/rrr程度含浸した後、5分間放置し
て紗織物の両面にウレタンの多孔皮膜を有する布帛とし
た。次いで、Tダイから押し出した融点125℃のポリ
ウレタン樹脂バンデツクスT−5102(A)の厚さ2
00μのフィルムを貼り合わせた。
この結果、低融点樹脂フィルムと高融点樹脂含浸布とが
貼り合わされた目止めシートを得た。このシートを45
”のバイヤス方向に幅20+nmにスプリットして目止
めテープロールをつくった。
次に、表地がナイロンタフタであって、その裏面に防水
透過膜を有するエンドラント生地(東し社製)に裏地と
して、ナイロン使いでフロント糸、バック糸とも20d
使いウェー用25本/2.54cm、 コース28本/
 2.54 cmの仕上り密度で、目付け22 g/m
、通気量973 cc/ c+J / sec厚み0.
2mmのトリコット編地を、表地の膜面に貼り合わせた
エンドラント3層生地(東し社製)を材料として用いる
こととし、第1表に示す縫製条件で2枚の生地を縫い合
わせた。その継ぎ目上に前記目止めテープの低融点樹脂
フィルム側をエンドラント生地の裏地側に接して、縫目
および縫い代部分を完全に被覆するようにしながら、第
2表の接着条件で加熱接着した。この結果、低融点樹脂
が可塑化して流動状態となり、生地の縫目の穴を塞ぐと
共に、裏地の編目の間を浸透して中層たる膜面まで到達
し、縫い代部分全体およびその近傍が被覆融着された。
3 z この試料をショツパー型耐水圧試験で耐水圧を測定した
ところ、第3表Aのように実用上問題のない耐水圧を有
していた。また、ドライクリーニング(石油系)3回お
よび水洗濯(10分洗い)5回を行い、縫目部分からの
漏水防止効果の耐久性を調査したところ、第3表Bのよ
うに若干の耐水圧の低下はあったが、これも実用上問題
のないレベルであった。
(以 下 余 白) 4 第 3 表 〔実施例2〕 ポリエステル70デニール、タテ112本/2゜54c
m、ヨコ87本/ 2.54 cmの密度のタック織物
を弗素系撥水剤アサヒガードAG710(旭ガラス側の
製品〕0.8%の撥水液に浸漬した。ついで、40%絞
り脱液乾燥した後、融点230℃ポリウレタン樹脂のク
リスボン8530 (大日本インキ■の製品〕 100
部、ジメチルホルムアミド55部、ダイラックホワイト
TI)−2100(大日本インキ■の製品〕から成る塗
布液を塗布して水中に浸漬し、ロールで5回繰り返し絞
って溶剤を水中に溶出した後、脱水乾燥した。
その後、コーティング布帛の樹脂面にTダイか5 ら押し出した融点125℃のポリウレタンのパンデツク
スT5102(A)の厚さ250μのフィルムを貼り合
せた。次いで2本のロールで加圧した後、上述のポリエ
ステルタフタを剥離して第5図に示すごとく高融点多孔
質の凹凸のポリウレタン層12と低融点のウレタン樹脂
層13を有する2層フィルムを作り、これを22mm幅
にスリットして目止めテープを得た。
次に、表地がナイロントリコットであって、その裏面に
防水透過膜を有するエンドラント生地(東し社製)に裏
地として、ナイロン使いでフロント糸30d、、バック
糸20d使い、ウエール28本/2.54cm、コース
27本/ 2.54 cmの仕上り密度で、目付け30
g/rrr、通気量775cc/cJ/sec厚み0.
22mmのトリコットを表地の膜面に貼り合わせたエン
ドラント3層生地(東し社製)を材料として用いること
とし、第1表に示す縫製条件と同条件で2枚の生地を縫
い合わせた。その継ぎ目(1目)上に前記目止めテープ
の低融中樹脂フィルム側をエンドラント生地の裏地側に
し、縫目および縫い代部骨を完全に被覆するようにしな
がら、同じ〈実施例1の第2表に示す条件で加熱接着し
た。この時、低融点樹脂が可塑化流動状態となり生地の
縫目の穴を塞ぐと共に裏地の編目の間を浸透して中層た
る膜面まで到達し、縫い代部分会体およびその近傍が被
覆融着された。
この試料をショツパー型耐水圧試験で耐水圧を測定した
ところ、第4表Aのように実用上問題のない耐水圧を有
していた。また、ドライクリーニング(石油系)3回お
よび水洗濯(10分洗い)5回を行い、縫目部分からの
漏水防止効果の耐久性を調査したところ、第4表Bのよ
うに若干の耐水圧の低下はあったが、これも実用上問題
のないレベルであった。
(以 下 余 白) 7 6 第 4 表 〔比較例1〕 実施例1で述べた目止めテープを使用し、次に。
、表地がナイロンタックからなるエンドラント生地(東
し社製)に裏地として、ナイロン使いでフロント糸、バ
ック糸とも40d使い、ウエール34本/2.54cm
、コース37本/ 2.54 cmの仕上り密度で、目
付け72 glrd、通気量393cc/cIa/se
c厚み0.39mmのトリコット編地を表地の膜面に貼
り合わせたエンドラント3層生地(東し社製)を材料と
して用いることとし、実施例1の第1表に示す縫製条件
で2枚の生地を縫い合わせた。その継ぎ目(縫目)上に
上述した目止めテープの低融点樹脂フィルム側をエンド
ラント生地の8 裏地側にし、縫目および縫い代部分を完全に被覆するよ
うにしながら、実施例1の第2表に示す条件で加熱接着
した。この時、目止めテープの低融点樹脂は可塑化して
流動状態にはなるがエンドラント生地の裏地は上述した
ように使用原糸が太く仕上り密度が高く、また生地の厚
さも厚いために流動化した樹脂が十分に裏地を浸透して
中層たる膜面まで到達しない。そのために実施例1およ
び2のように目止めテープが十分に接着されなかった。
この試料をショツパー型耐水圧試験で耐水圧を測定した
ところ、目止めテープを貼った縫目の耐水圧は180m
mH,Oと非常に低く実用に向く値ではなかった。
〔比較例2〕 一般に市販されている目止めテープ(ナイロンタフタに
低融点ポリウレタン接着樹脂を約Bθμの厚さにコーテ
ィングされたバイヤステープ)を使用し、実施例1で述
べた裏地を表地の膜面に貼り合わせたエンドラント3層
生地(東し社製)を材料として用いることとし、実施例
1の第1表に示す縫製条件と同条件で2枚の生地を縫い
合わせた。その継ぎ目(縫目)上に上述した目止めテー
プの接着樹脂面側をエンドラント生地の裏地側にし、縫
目および縫い代部分が完全に被覆するようにしながら同
じ〈実施例1の第2表に示す条件で加熱接着した。この
時目止めテープの低融点接着樹脂は可塑化して流動状態
にはなるが、接着樹脂量はそのコーティング厚さ80μ
から見ても判かるように少なく、裏地として使用原糸繊
度、仕上り密度2通気量、生地厚みなどから見て十分接
着樹脂が浸透する特性を持っているにもかかわらず十分
な接着力を得ることが出来なかった。
この試料をショツパー型耐水圧試験で耐水圧を測定した
ところ、目止めテープを貼った縫目の耐水圧は185m
mH20と非常に低く実用に向く値ではなかった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる3層構造防水性布帛を使用した縫製品
の防水補強法は、裏面層が低融点樹脂フ9 イルムで構成された多層構造の目止めテープの低融点樹
脂フィルム側を、縫製品の裏地に当接して加熱圧着処理
を施し、低融点樹脂フィルムの可塑化流動状態となった
溶融物を裏地の編織物の組織間を通して中層の防水透湿
膜に到達させるようにして目止めテープを縫製品に接着
するようにするので、加熱によって低融点樹脂フィルム
が溶融して縫製品縫目の穴を塞ぐと共に、縫い代部分全
体およびその近傍を十分に融着被覆する。このため、縫
目および裏地内の間隙は封鎖されるので雨水などが浸入
しなくなり、完全に防水できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は3N構造防水性布帛を使用した縫製品の縫目を
あられす斜視図、第2図は3層構造防水性布帛を使用し
た縫製品の縫目に対する従来の目止め状態をあられす要
部側断面図、第3図はこの発明で用いる目止めテープの
一実施例をあられす側断面図、第4図はこの発明にかか
る3N構造防水性布帛を使用した縫製品の防水補強法の
一実施例をあられす要部側断面図、第5図ないし第9図
1 0 はこの発明で用いる目止めテープの他の例をあられす側
断面図である。 ■・・・防水透湿膜 2・・・表地 3・・・裏地 4
・・・3層構造防水性布帛を使用した縫製品 5・・・
縫目6・・・縫目の穴 ?、lla、llb、llc、
11 d、11 e、l 1 f・・・目止めテープ 
10・・・凸部 12・・・高融点樹脂フィルム 13
・・・低融点樹脂フィルム 14・・・離型紙 15・
・・布帛代理人 弁理士 松 本 武 彦 2 第5図 第6図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (11中層に防水透湿膜を有し表裏外層が編織物で形成
    された3層構造防水性布帛を使用した縫製品の縫い目部
    分をシールするに当り、裏面層が低融点樹脂フィルムで
    構成された多層構造の目止めテープの低融点樹脂フィル
    ム側を前記縫製品の裏地側に当接して加熱処理を施し、
    低融点樹脂フィルムの溶融物を裏地を通して中層たる防
    水透湿膜に到達させるようにして、目止めテープを縫製
    品に接着することを特徴とする3層構造防水性布帛を使
    用した縫製品の防水補強法。
JP58194977A 1983-10-18 1983-10-18 3層構造防水性布帛を使用した縫製品の防水補強法 Expired - Lifetime JPH07107220B2 (ja)

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WO2016006418A1 (ja) * 2014-07-07 2016-01-14 日本ゴア株式会社 目止め用バイアステープ及びその製造方法、並びに、該目止め用バイアステープを用いた繊維製品
JP2016203580A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 東洋紡株式会社 積層シート、および、積層シートの接合方法

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