JP2000006884A - 生地縫合部のシール構造及びこれを備えたドライスーツ - Google Patents

生地縫合部のシール構造及びこれを備えたドライスーツ

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JP2000006884A
JP2000006884A JP17100298A JP17100298A JP2000006884A JP 2000006884 A JP2000006884 A JP 2000006884A JP 17100298 A JP17100298 A JP 17100298A JP 17100298 A JP17100298 A JP 17100298A JP 2000006884 A JP2000006884 A JP 2000006884A
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Kazuhiko Kan
和彦 管
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低温で加熱接着された場合でも十分な
接着力が得られる生地縫合部のシール構造及びこれを備
えたドライスーツを提供すること。 【解決手段】 繊維からなる基布層13とポリ塩化ビニ
ル系樹脂からなる合成樹脂層15とが接着剤層17を介
して接着され、合成樹脂層15の上面に表面処理層19
が塗工された生地1を用意する。一方、ポリ塩化ビニル
系樹脂からなる基材層9の下面に、ホットメルト接着剤
からなるホットメルト層11が設けられたシール材7を
用意する。生地1、1の端部同士をミシン糸3で縫合し
て縫合部5を形成し、この縫合部5にシール材7を加熱
接着する。表面処理層19は、軟化点が90℃以上14
0℃未満の低軟化点樹脂と、軟化点が140℃以上20
0℃以下の高軟化点樹脂とを含む樹脂組成物から構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマリンスポ
ーツ用ドライスーツ、釣用ウエダー、スキーウエア、雨
具、その他の各種防水用品等に使用される、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂からなる生地の縫合部のシール構造及びこれ
を備えたドライスーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マリンスポーツ用ドライスーツ等の生地
には、繊維からなる基布層の上にポリ塩化ビニル系樹脂
からなる合成樹脂層が接着されたものが好んで用いられ
る。ポリ塩化ビニル系樹脂は非透水性であるため、ドラ
イスーツの人体側に水が透過するのを防止することがで
きる。また、ポリ塩化ビニル系樹脂は強度に優れるの
で、ドライスーツの耐損傷性を高めることができる。し
かも、ポリ塩化ビニル系樹脂は比較的柔軟性に優れるた
め、ドライスーツの着心地を良好とすることができる。
【0003】一方、ドライスーツでは、生地が継ぎ合わ
される縫合部からの水の侵入を防止するため、縫合部の
上にテープ状のシール材が接着される。このシール材と
しては、合成樹脂からなる基材層の下側に、ホットメル
ト接着剤からなるホットメルト層を備えたものが用いら
れる。このシール材を縫合部上に載せて加熱・加圧する
ことによりホットメルト層が溶融し、基材層が生地と接
着して縫合部が水密とされる。このようなシール構造を
備えたドライスーツは、例えば特開平7−331521
号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドライスーツの縫合部
にシール材を加熱接着する場合、縫合に使用されたミシ
ン糸が加熱時に溶融し、縫合部の破断、ほころび等が生
じてしまうことがある。また、加熱により生地が劣化、
収縮等してしまうことがある。さらに、加熱時にホット
メルト層が過剰溶融して流動し、シール構造に穴開き等
が発生して水漏れが発生してしまうことがある。
【0005】加熱温度を比較的低温(例えば100℃以
下)とすることにより、ミシン糸の溶融、生地の劣化、
シール構造の穴開き等を抑える手段も考えられる。しか
しながら、比較的低温で縫合部にシール材を加熱接着し
た場合、ホットメルト層の溶融が不十分となり、シール
材と生地との接着力が不十分となってしまう。接着力が
不十分であると、使用中にシール材が剥がれたり部分的
な接着欠陥が生じたりして、縫合部から人体側に水が侵
入してしまうという問題がある。
【0006】本発明はこの問題に鑑みてなされたもので
あり、比較的低温で加熱接着された場合でも十分な接着
力が得られる生地縫合部のシール構造及びこれを備えた
ドライスーツを提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ためになされた発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂を主要ポ
リマーとする合成樹脂層を備えた生地の縫合部の上側
に、ホットメルト接着剤からなるホットメルト層を備え
たシール材を加熱接着し、この縫合部を水密とした生地
縫合部のシール構造であって、この生地が、低軟化点樹
脂と高軟化点樹脂とを含む樹脂組成物からなる表面処理
層を合成樹脂層の上側に備えていることを特徴とする生
地縫合部のシール構造、である(請求項1)。
【0008】この発明によれば、低軟化点樹脂を含む表
面処理層が設けられているので、シール材が比較的低温
で加熱接着されてもこの低軟化点樹脂が十分溶融し、ホ
ットメルト層による接着を補って、シール材と生地との
接着力を高めることができる。従って、このシール構造
を用いてドライスーツを構成すれば(請求項5)、人体
側への水の侵入を確実に防止することができる。しか
も、表面処理層には高軟化点樹脂が含まれているので、
保管時の表面処理層の軟化が抑えられ、表面処理層を備
えた生地同士又はシール材同士が重ね置かれても、これ
らのブロッキングを防止することができる。
【0009】これらの発明において、低軟化点樹脂とし
ては軟化点が90℃以上140℃未満のものが好適に用
いられ、高軟化点樹脂としては軟化点が140℃以上2
00℃以下のものが好適に用いられる(請求項2)。
【0010】これらの発明において、表面処理層を構成
する樹脂組成物における低軟化点樹脂と高軟化点樹脂と
の重量混合比を2/8以上3/7以下とすれば、接着力
と耐ブロッキング性との両立をよりいっそう図ることが
できる(請求項3)。
【0011】これらの発明において、表面処理層を構成
する樹脂組成物の秤量を固形分換算で1g/m2以上1
0g/m2以下とすれば、シール材と生地との接着力を
維持しつつ、耐ブロッキング性を高めることができる
(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ本発
明を詳説する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態にかかる生地
縫合部のシール構造(以下単に「シール構造」ともい
う)が示された断面図である。このシール構造では、2
枚の生地1の端部同士が重ね合わされてミシン糸3で縫
合されることにより、縫合部5が形成されている。そし
て、この縫合部5の上側から、両生地1、1にまたがる
ようにシール材7が接着されている。この実施形態で
は、一方(図1中右側)の生地1は、折り曲げられてい
る。このシール構造を用いてドライスーツを構成する場
合は、図1中の上側が人体側とされ、図1中の下側が海
水側とされる。
【0014】シール材7は、基材層9とこの基材層9の
下側のホットメルト層11とから構成されている。この
シール材7はテープ状であり、図1における紙面垂直方
向がテープの長手方向である。
【0015】基材層9は合成樹脂から構成されており、
これによってシール材7自体が非透水性とされている。
基材層9に用いられる合成樹脂の種類は特には限定され
ないが、一般的には、後述する生地1の合成樹脂層15
と同等のポリ塩化ビニル系樹脂が用いられる。基材層9
の厚みは特には限定されないが、着心地と強度とを両立
させる観点からは、例えば0.05mm以上0.6mm
以下とされるのが好ましい。
【0016】ホットメルト層11は、ホットメルト接着
剤から構成されている。ホットメルト接着剤とは、加熱
されることにより溶融して接着性を発現する接着剤のこ
とである。ホットメルト層11を設けることにより、シ
ール材7の生地1への加熱接着が可能となる。ホットメ
ルト層11には、既知の種々のホットメルト接着剤を用
いることができる。用いられるホットメルト接着剤とし
ては、例えば酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、EV
A、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル等を主要
ポリマーとするものが挙げられる。
【0017】ホットメルト層11の厚みは、0.1mm
以上0.8mm以下が好ましく、0.2mm以上0.5
mm以下が特に好ましい。厚みが上記範囲未満である
と、接着剤不足となっていわゆる接着剤の埋め込み性が
低下し、接着力が不十分となってしまうことがある。逆
に、厚みが上記範囲を超えると、過剰の接着剤が流動し
て生地1を傷めてしまうばかりか、見栄えが悪化してし
まうことがある。
【0018】生地1は、基布層13と合成樹脂層15と
が接着剤層17を介して積層・接着され、この合成樹脂
層15の上側に表面処理層19が設けられることにより
構成されている。
【0019】基布層13には織布又は不織布を用いるこ
とができ、特に織布が好適に用いられる。基布層13を
構成する繊維としては、ナイロン繊維、レーヨン繊維、
ポリエステル繊維、ビニロン繊維、テトロン繊維等の合
成繊維や、麻、木綿、毛等の天然繊維が挙げられる。基
布層13を設けることにより、ドライスーツの強度を高
めることができ、着心地を良好とすることができ、意匠
性を高めることができる。好ましい基布層13の材質と
しては、例えばポリアミド繊維が挙げられる。
【0020】接着剤層17は、基布層13と合成樹脂層
15とを接着するために設けられる。接着剤層17に用
いられる接着剤としては、例えばポリウレタン、ポリア
ミド、ポリエステル、EVA等を主要ポリマーとするも
のが挙げられる。なお、基布層13と合成樹脂層15と
が直接接着可能な場合は、接着剤層17が省略されても
よい。
【0021】合成樹脂層15は、ポリ塩化ビニル系樹脂
を主要ポリマーとする樹脂組成物から形成されている。
ポリ塩化ビニル系樹脂は非透水性であるため、生地1の
内側に水が透過するのを防止することができる。また、
ポリ塩化ビニル系樹脂は強度優れるので、生地1の耐損
傷性を高めることができる。しかも、ポリ塩化ビニル系
樹脂は比較的柔軟性に優れるため、この生地1を用いた
ドライスーツの着心地を良好とすることができる。
【0022】用いられるポリ塩化ビニル系樹脂として
は、ポリ塩化ビニル、エチレン−塩化ビニル共重合体、
ウレタン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニ
ル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合
体等が挙げられ、また、塩化ビニル系熱可塑性エラスト
マーもこれに含まれる。合成樹脂層15を構成する樹脂
組成物には、ポリ塩化ビニル系樹脂の他、例えば充填
剤、補強材、可塑剤、安定化剤、着色剤、耐候剤、劣化
防止剤、加工助剤等が、必要に応じ適量配合される。
【0023】合成樹脂層15の厚みは特には限定されな
いが、着心地と強度と両立させる観点からは、例えば
0.08mm以上0.4mm以下とされるが好ましい。
【0024】表面処理層19は、低軟化点樹脂と高軟化
点樹脂とを含む樹脂組成物を合成樹脂層15の上面に塗
工することにより、形成されている。シール材7を比較
的低温で加熱接着する場合でも、低軟化点樹脂が溶融
し、また高軟化点樹脂もある程度軟化するので、この表
面処理層19を形成する樹脂組成物と前述のホットメル
ト接着剤との絡みがよくなり、シール材7と生地1との
接着力を高めることができる。単に低軟化点樹脂のみで
表面処理層19を形成すると、倉庫での保管時、トラッ
クでの運搬時等の比較的高温(例えば40℃程度)に曝
された場合に表面処理層19が軟化し、重ね置かれた生
地1同士が接着するブロッキング現象が生ずることがあ
るが、本発明の表面処理層19には高軟化点樹脂も配合
されているので、表面処理層19の軟化が抑えられてブ
ロッキングが防止される。
【0025】表面処理層19に用いられる低軟化点樹脂
とは、その軟化点が比較的低温である合成樹脂のことで
あり、軟化点が90℃以上140℃未満、特には90℃
以上120℃以下の合成樹脂が好適に用いられる。用い
られる低軟化点樹脂の種類は特には限定されないが、例
えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等の中から、軟
化点が上記範囲内のものが適宜選択されて用いられる。
【0026】表面処理層19に用いられる高軟化点樹脂
とは、軟化点が比較的高温の合成樹脂のことであり、特
に軟化点が140℃以上200℃以下の合成樹脂が好適
に用いられる。用いられる高軟化点樹脂の種類は特には
限定されないが、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系
樹脂、アクリル−塩化ビニル系樹脂等の中から、軟化点
が上記範囲内のものが適宜選択されて用いられる。
【0027】ここで、合成樹脂の軟化点の測定方法につ
いて説明する。軟化点を測定するには、まず離型紙上に
合成樹脂を固形分換算で4g/m2となるように塗工
し、乾燥させる。次にこれをギヤオーブンに投入し、温
度を上昇させる。そして、合成樹脂層の表面の平滑性が
損なわれ始める温度を測定し、これを軟化点とする。
【0028】表面処理層19を構成する樹脂組成物にお
ける低軟化点樹脂と高軟化点樹脂との重量混合比は、1
/9以上4/6以下が好ましく、2/8以上3/7以下
が特に好ましい。重量混合比が上記範囲未満であると、
シール材7と生地1との接着力が不十分となってしまう
ことがある。逆に、重量混合比が上記範囲を超えると、
生地1の耐ブロッキング性が低下してしまうことがあ
る。
【0029】表面処理層19を構成する樹脂組成物の塗
工量(秤量)は、固形分換算で1g/m2以上10g/
2以下が好ましく、1.5g/m2以上4g/m2以下
が特に好ましい。塗工量が上記範囲未満であると、シー
ル材7と生地1との接着力が不十分となってしまうこと
がある。逆に、塗工量が上記範囲を超えると、生地1の
耐ブロッキング性が低下してしまうことがある。
【0030】ここで、図1を参照しつつ、このシール構
造の形成方法の一例を説明する。まず、2枚の生地1、
1の端部同士をミシン糸3で縫合することにより形成さ
れた縫合部5の上側に、シール材7を載置する。次に、
この縫合部5及びシール材7を、例えばプレスで加圧し
つつ加熱する。加熱温度は、例えば100℃以下とされ
る。すると、ホットメルト層11のホットメルト接着剤
が溶融し、同時に表面処理層19の低軟化点樹脂も溶融
する。そして、ホットメルト接着剤と低軟化点樹脂とが
ある程度混合されて絡み合い、冷却後にはシール材7と
生地1とが堅固に接着される。こうして、縫合部5の水
密が達成される。
【0031】この形成方法では、加熱温度が100度以
下と比較的低温に設定されているため、ミシン糸3の溶
融、生地1の劣化・収縮、シール構造の穴開き等の発生
が抑えられる。
【0032】図1に示されたシール構造ではシール材7
は基材層9とホットメルト層11とのみから構成されて
いるが、シール材7の構成はこれには限られない。例え
ば、ホットメルト層11の下側に表面処理層を設けても
よい。
【0033】[実験例]以下、実験例に基づき、本発明
のシール構造の効果を説明する。
【0034】[実験例1]アクリル系の低軟化点樹脂
(セイコー化成株式会社製の商品名「ラックスキン89
4」、軟化点110℃〜120℃)20重量部とアクリ
ル−塩化ビニル系の高軟化点樹脂(セイコー化成株式会
社製の商品名「ラックスキン805」、軟化点180
℃)80重量部とを混合し、表面処理剤を調製した。ま
た、ポリアミド繊維からなる基布層(厚み0.2mm)
と合成樹脂層としてのポリ塩化ビニルシート(厚み0.
2mm)とが接着剤層を介して積層・接着された、ドラ
イスーツ用生地片を用意した。そして、この生地片のポ
リ塩化ビニルシート上に、上記の表面処理剤を固形分換
算で2g/m2塗工して表面処理層を形成し、生地を得
た。
【0035】一方、基材層としてのポリ塩化ビニルシー
ト(厚み0.20mm)の下面に、酢酸ビニル−塩化ビ
ニル共重合体を主要ポリマーとするホットメルト接着剤
(第一塩ビ株式会社製の商品名「ZEST C710
A」)を、厚みが0.4mmとなるように積層して、シ
ール材を得た。
【0036】そして、上記生地上にシール材を載置し、
プレスで圧力5.0kg/cm2、温度90℃の条件で
30秒間加圧・加熱し、生地上にシール材を接着させ
て、実験例1の試験片を得た。
【0037】[実験例2から5]表面処理剤中の低軟化
点樹脂の量を40重量部とし、高軟化点樹脂の量を60
重量部とした他は実験例1と同様にして、実験例2の試
験片を得た。また、表面処理剤中の低軟化点樹脂の量を
5重量部とし、高軟化点樹脂の量を95重量部とした他
は実験例1と同様にして、実験例3の試験片を得た。ま
た、表面処理剤中の低軟化点樹脂の量を100重量部と
し、高軟化点樹脂を全く配合しなかった他は実験例1と
同様にして、実験例4の試験片を得た。また、表面処理
剤中の高軟化点樹脂の量を100重量部とし、低軟化点
樹脂を全く配合しなかった他は実験例1と同様にして、
実験例5の試験片を得た。
【0038】[接着力の評価]実験例1から5の試験片
を、JIS−K6301に準じた接着試験に供した。そ
の結果が、下記の表1に示されている。
【0039】[耐ブロッキング性の評価]実験例1から
5で用いた生地をそれぞれ2枚ずつ用意し、表面処理層
同士が当接するように重ね合わせて、0.12kg/c
2の荷重下に、80℃の恒温槽に60分間保管した。
そして、上記と同様に剥離力の測定を行った。剥離力が
0.10kgf/cm未満のものを○、0.10kgf
/cm以上1.00kgf/cm未満のものを△、1.
00kgf/cm以上のものを×とした。評価の結果が
下記の表1に示されている。
【0040】
【表1】
【0041】表1において、低軟化点樹脂と高軟化点樹
脂とが配合された実験例1から3の試験片は、低軟化点
樹脂が配合されていない実験例5の試験片よりも接着力
に優れている。また、低軟化点樹脂と高軟化点樹脂とが
配合された実験例1から3の生地は、高軟化点樹脂が配
合されていない実験例4の試験片よりも耐ブロッキング
性に優れている。これらの実験結果より、本発明のシー
ル構造の優位性が証明された。
【0042】このように、比較的低温で加熱接着された
場合でも十分な接着力が得られ、ブロッキングを起こし
にくい本発明のシール構造は、ドライスーツの他、釣用
ウエダー、スキーウエア、雨具、その他の各種防水用品
等に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的低温で加熱接着された場合でも十分な接着力が得
られる生地縫合部のシール構造及びこれを備えたドライ
スーツを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかる生地縫合
部のシール構造が示された断面図である。
【符号の説明】
1・・・生地 3・・・ミシン糸 5・・・縫合部 7・・・シール材 9・・・基材層 11・・・ホットメルト層 13・・・基布層 15・・・合成樹脂層 17・・・接着剤層 19・・・表面処理層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル系樹脂を主要ポリマーと
    する合成樹脂層を備えた生地の縫合部の上側に、ホット
    メルト接着剤からなるホットメルト層を備えたシール材
    を加熱接着し、この縫合部を水密とした生地縫合部のシ
    ール構造であって、 この生地が、低軟化点樹脂と高軟化点樹脂とを含む樹脂
    組成物からなる表面処理層を合成樹脂層の上側に備えて
    いることを特徴とする生地縫合部のシール構造。
  2. 【請求項2】 上記表面処理層の低軟化点樹脂の軟化点
    が90℃以上140℃未満であり、高軟化点樹脂の軟化
    点が140℃以上200℃以下である請求項1に記載の
    生地縫合部のシール構造。
  3. 【請求項3】 上記表面処理層を構成する樹脂組成物に
    おける低軟化点樹脂と高軟化点樹脂との重量混合比が、
    2/8以上3/7以下である請求項1又は2に記載の生
    地縫合部のシール構造。
  4. 【請求項4】 上記表面処理層を構成する樹脂組成物の
    秤量が、固形分換算で1g/m2以上10g/m2以下で
    ある請求項1から3のいずれかに記載の生地縫合部のシ
    ール構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の生地
    縫合部のシール構造を備えたドライスーツ。
JP17100298A 1998-06-18 1998-06-18 生地縫合部のシール構造及びこれを備えたドライスーツ Withdrawn JP2000006884A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212428A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 グンゼ株式会社 筒状部材製造装置
JP2018119255A (ja) * 2018-04-03 2018-08-02 グンゼ株式会社 筒状部材製造装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212428A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 グンゼ株式会社 筒状部材製造装置
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