JP2513299Y2 - 自動梱包機用の包装材 - Google Patents

自動梱包機用の包装材

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JP2513299Y2
JP2513299Y2 JP10782991U JP10782991U JP2513299Y2 JP 2513299 Y2 JP2513299 Y2 JP 2513299Y2 JP 10782991 U JP10782991 U JP 10782991U JP 10782991 U JP10782991 U JP 10782991U JP 2513299 Y2 JP2513299 Y2 JP 2513299Y2
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synthetic resin
cloth
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packaging material
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Inventor
敏一 堀畑
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堀富商工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動梱包機用包装材、
さらに詳しくは、主としてタイヤコード線やピアノ線等
の高級な線材、その他各種の被包装物を自動機によって
包装するのに適した自動梱包機用の包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高級な線材を包装する場合には、
定寸のジュートを複数枚縫合した包装材が用いられてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような包
装材は、定寸のジュートを複数枚縫合して製作したもの
であるため、その製作が煩雑であり、また自動梱包機で
包装するのには適したものではなかった。さらに、緩衝
性も良好ではなく、また防水効果や防湿効果も良好なも
のではなかった。本考案は、このような問題点を解決す
るためになされたもので、被包装物に対する適度な緩衝
効果を有して被包装物の損傷等を防止し、且つ防水,防
湿効果,耐強度性に優れた包装材を提供することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、基材1の両面に、合成樹脂製クロス
3,3が接着され、且つその両面側の合成樹脂製クロス
3,3のうち、外面側の合成樹脂製クロス3の外面側に
は、緩衝材が複数個所で部分的に止着して設けられてな
ることにある。 また、他の手段は、基材1の両面に、合
成樹脂製クロス3,3が複数個所で部分的に止着して設
けられ、且つその両面側の合成樹脂製クロス3,3のう
ち、外面側の合成樹脂製クロス3の外面側には、緩衝材
が複数個所で部分的に止着して設けられてなることにあ
る。 さらに他の手段は、基材1の一面側に、緩衝材が複
数個所で部分的に止着して設けられ、他面側に合成樹脂
製クロス3が複数個所で部分的に止着して設けられてな
ることにある。
【0005】
【作用】すなわち、基材1の両面に合成樹脂製クロス3
や緩衝材が設けられているため、合成樹脂製クロス3に
よって防水性,防湿性が良好になるとともに耐強度性が
向上し、また緩衝材によって被包装物に対する緩衝性が
良好となるのである。さらに、緩衝材が基材に対して部
分的に止着されているため、緩衝材が基材や合成樹脂製
クロスに対して適度に位置ずれし、程度な緩衝効果が得
られることとなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面に従って
説明する。実施例1 図1及び図2は、自動梱包機用包装材の一実施例であ
り、図1は概略平面図、図2は図1のA−A線拡大断面
図を示す。図1及び図2において、1はクレープ紙から
なる基材で、その表裏両面には、熱可塑性の合成樹脂か
らなる接着層2,2を介して合成樹脂製クロス3,3が
接着されている。
【0007】4は前記基材1の両面に貼着された合成樹
脂製クロス3,3のうち、外面側の合成樹脂製クロス3
側に設けられた緩衝材としてのジュ−トクロスで、2重
にされた状態で前記外面側の合成樹脂製クロス3に複数
箇所で点状の接着剤5,…によって部分的に止着されて
いる。
【0008】そして、このような構成からなる包装材6
は、図3及び図4に示すように、ロール状に巻装された
線材7に巻装して使用されるものである。より詳しく
は、ジュ−トクロス4を内面にし合成樹脂製クロス3を
外面にして、使用されるものである。この場合、外面側
のジュ−トクロス4は、合成樹脂製クロス3に対して複
数箇所で部分的に止着されて設けられているため、ジュ
−トクロス4が合成樹脂製クロス3に対して適度な位置
ずれを生じさせ、その結果ジュ−トクロス4の素材によ
る緩衝効果に加えて一層優れた緩衝効果が得られ、包装
された線材の損傷も防止されることとなるのである。ま
た、基材1の両面に接着層2,2を介して合成樹脂製ク
ロス3,3が設けられているため、紙製の基材1に対し
て外面側からも内面側からも水分,湿気が浸透すること
もなく、防水性,防湿性が維持されることとなる。
【0009】実施例2 図5は他実施例の要部拡大断面図である。本実施例にお
いては、基材1はポリエチレン等の合成樹脂をラミネー
トしたラミネート紙で構成され、また基材1の両面側の
合成樹脂製クロス3,3は点状の接着剤5,…を介して
部分的に接着されている。また、ジュ−トクロス4も合
成樹脂製クロス3に対して部分的に接着されている。本
実施例では、包装材1を構成する構成素材がすべて部分
的に接着されているため、使用後に各素材を剥離するこ
とによって廃棄処理が容易に行なえるという効果があ
る。
【0010】実施例3 図6はさらに他実施例の要部拡大断面図である。本実施
例においては、基材1はクラフト紙で構成され、また基
材1の外面側にはジュ−トクロス4が点状の接着剤5,
…を介して部分的に接着され、また基材1の内面側には
点状の接着剤5,…を介してポリエチレンフィルム8が
部分的に接着され、さらにそのポリエチレンフィルム8
の内面側には点状の接着剤5,…を介して合成樹脂製ク
ロス3が接着されている。本実施例においても、包装材
1を構成する構成素材がすべて部分的に接着されている
ため、使用後に各素材を剥離することによって廃棄処理
が容易に行なえるという効果がある。また、ポリエチレ
ンフィルム8によって防水,防湿効果が一層良好となる
利点がある。
【0011】その他の実施例 尚、基材1の材質は、上記各実施例のようにクレープ
紙,クラフト紙,ラミネート紙等、その種類を問うもの
ではなく、また紙以外に厚手の合成樹脂フィルムを使用
することも可能である。
【0012】また、上記実施例では、ジュ−トクロス4
が2重にされた状態で包装材が構成されているが、ジュ
−トクロス4は一重であってもよい。
【0013】また、基材1とジュートクロス4間、及び
基材1と合成樹脂製クロス3間には他の素材が介装され
ていてもよい。
【0014】さらに、該実施例では包装材6で線材7を
包装する場合について説明したが、被包装物はこれに限
定されるものではなく、その種類は問わない。
【0015】さらに、合成樹脂製クロス3を構成する合
成樹脂の種類もポリエチレンやポリプロピレン等、その
種類は問わない。
【0016】さらに、上記実施例では基材1の外面側に
ジュ−トクロス4を設け、内面側に合成樹脂製クロス3
を設けたが、これとは逆に内側にジュ−トクロス4を設
け、外面側に合成樹脂製クロス3を設けてもよい。
【0017】さらに、上記実施例では緩衝材としてジュ
−トクロス4を使用したが、緩衝材の材質はこれに限定
されるものでなく、フェルト,不織布,発泡シ−ト等を
使用してもよい。
【0018】尚、本考案は上述のように自動梱包機等用
の包装材を主眼とするものではあるが、自動梱包機以外
の用途に本考案を適用することも可能である。
【0019】
【考案の効果】叙上のように、本考案は、基材に緩衝材
が設けられてなるため、その緩衝材によって被包装物に
対する緩衝性が良好となる。特に緩衝材が基材に対して
部分的に止着されているため、緩衝材が合成樹脂製クロ
スに対して適度に位置ずれし、その結果、包装材に対し
度な緩衝効果が得られることとなる。よって、この
ような緩衝効果によって被包装物損傷等が防止されると
いう効果がある。
【0020】また、基材の一面側に合成樹脂製クロスが
設けられているため、防水性,防湿性が良好になるとと
もに耐強度性が向上するという効果がある。
【0021】このように、基材の両面側に緩衝材と合成
樹脂製クロスとの双方を設けることにより、緩衝効果,
防水性,防湿性,耐強度性に優れた従来にはない自動梱
包機に適した包装材を得るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての包装材の概略平面図。
【図2】図1のA−A線要部拡大断面図。
【図3】包装材による包装状態の斜視図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】他実施例の要部拡大断面図。
【図6】他実施例の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…基材 2,2…合成樹脂層 3,3…合成樹脂製クロス 6…包装材

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材1の両面に、合成樹脂製クロス3,3
    が接着され、且つその両面側の合成樹脂製クロス3,3
    のうち、外面側の合成樹脂製クロス3の外面側には、緩
    衝材が複数個所で部分的に止着して設けられてなること
    を特徴とする自動梱包機用の包装材。
  2. 【請求項2】基材1の両面に、合成樹脂製クロス3,3
    が複数個所で部分的に止着して設けられ、且つその両面
    側の合成樹脂製クロス3,3のうち、外面側の合成樹脂
    製クロス3の外面側には、緩衝材が複数個所で部分的に
    止着して設けられてなることを特徴とする自動梱包機
    の包装材。
  3. 【請求項3】基材1の一面側に、緩衝材が複数個所で部
    分的に止着して設けられ、他面側に合成樹脂製クロス3
    が複数個所で部分的に止着して設けられてなることを特
    徴とする自動梱包機用の包装材。
  4. 【請求項4】前記基材1と合成樹脂製クロス3間に、合
    成樹脂製フィルム8が介装されている請求項3記載の自
    動梱包機用の包装材。
JP10782991U 1991-06-03 1991-12-27 自動梱包機用の包装材 Expired - Lifetime JP2513299Y2 (ja)

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JP10782991U JP2513299Y2 (ja) 1991-06-03 1991-12-27 自動梱包機用の包装材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-72812 1991-06-03
JP7281291 1991-06-03
JP10782991U JP2513299Y2 (ja) 1991-06-03 1991-12-27 自動梱包機用の包装材

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Publication Number Publication Date
JPH063632U JPH063632U (ja) 1994-01-18
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