JPH03376Y2 - - Google Patents
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- JPH03376Y2 JPH03376Y2 JP3725885U JP3725885U JPH03376Y2 JP H03376 Y2 JPH03376 Y2 JP H03376Y2 JP 3725885 U JP3725885 U JP 3725885U JP 3725885 U JP3725885 U JP 3725885U JP H03376 Y2 JPH03376 Y2 JP H03376Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- pinion
- carriage
- guide shaft
- coil spring
- Prior art date
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- Expired
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はプリンタ等に用いられるキヤリツジを
走行させるためのキヤリツジ走行機構に関するも
のである。
走行させるためのキヤリツジ走行機構に関するも
のである。
例えばインパクト式のプリンタ等に用いられて
いる従来のキヤリツジ走行機構として、印字ヘツ
ド等を搭載したキヤリツジをガイドシヤフトに移
動可能に取付けると共に、該キヤリツジの下面に
はブラシレスモータ等の走行用モータを固定し、
この走行用モータの回転軸にピニオンを取付け
て、該ピニオンを前記ガイドシヤフトに対して平
行に配置された金属性のラツクに噛合わせた構造
のものがある。
いる従来のキヤリツジ走行機構として、印字ヘツ
ド等を搭載したキヤリツジをガイドシヤフトに移
動可能に取付けると共に、該キヤリツジの下面に
はブラシレスモータ等の走行用モータを固定し、
この走行用モータの回転軸にピニオンを取付け
て、該ピニオンを前記ガイドシヤフトに対して平
行に配置された金属性のラツクに噛合わせた構造
のものがある。
このキヤリツジ走行機構は、前記走行用モータ
を駆動することにより、その回転軸に固定された
ピニオンがラツクと噛合いながら回転することで
生じる推進力によりキヤリツジをガイドシヤフト
に沿つて走行させるもので、走行用モータによる
ピニオンの回転方向を正逆2方向とすることによ
りキヤリツジを往復走行させることができる。
を駆動することにより、その回転軸に固定された
ピニオンがラツクと噛合いながら回転することで
生じる推進力によりキヤリツジをガイドシヤフト
に沿つて走行させるもので、走行用モータによる
ピニオンの回転方向を正逆2方向とすることによ
りキヤリツジを往復走行させることができる。
しかしながら、上述した従来のキヤリツジ走行
機構では、ラツクをガイドシヤフトに対して平行
となるようにラツクの両端をベースフレーム等に
取付けなければならないために取付け及び調整が
難かしく、かつラツクが金属製の剛体であること
からピニオンとの遊びによりキヤリツジの送りを
正確に行うことが困難であると共に、前記遊びや
ガイドシヤフトとラツクとの平行度の誤差にキヤ
リツジ走行の際に走行用モータへの負荷が生じ易
いという問題があつた。
機構では、ラツクをガイドシヤフトに対して平行
となるようにラツクの両端をベースフレーム等に
取付けなければならないために取付け及び調整が
難かしく、かつラツクが金属製の剛体であること
からピニオンとの遊びによりキヤリツジの送りを
正確に行うことが困難であると共に、前記遊びや
ガイドシヤフトとラツクとの平行度の誤差にキヤ
リツジ走行の際に走行用モータへの負荷が生じ易
いという問題があつた。
また、ラツクは金属素材を切削してピニオンと
噛合う歯を精度良く形成しなければならないた
め、高度な製作技術を要すると共に、高価になる
という問題もあつた。
噛合う歯を精度良く形成しなければならないた
め、高度な製作技術を要すると共に、高価になる
という問題もあつた。
本考案はこれらの問題を解決するためになされ
たものでラツクの取付けが容易でかつガイドシヤ
フトに対する平行度の調整も必要なく、しかも製
作が容易でかつ安価なラツクを用いて正確にキヤ
リツジを走行させることができる上、走行用モー
タに対する負荷も軽減できるキヤリツジ走行機構
を実現することを目的とするものである。
たものでラツクの取付けが容易でかつガイドシヤ
フトに対する平行度の調整も必要なく、しかも製
作が容易でかつ安価なラツクを用いて正確にキヤ
リツジを走行させることができる上、走行用モー
タに対する負荷も軽減できるキヤリツジ走行機構
を実現することを目的とするものである。
上述した目的を達成するため、本考案はガイド
シヤフトに移動自在に取付けられたキヤリツジの
下面側に、走行用モータの回転軸に取付けられた
ピニオンと径方向に対向するようにローラを設
け、また可撓性を有するラツクの一端をガイドシ
ヤフトの一端近傍に設けられた第1の突起に回動
可能に取付けると共に、該ラツクの一部を前記ピ
ニオンとローラとの間に挾込み、またラツクの他
端と前記ガイドシヤフトの他端近傍に設けられた
第2の突起との間にコイルスプリングを掛け渡す
と同時に、その際該コイルスプリングの一端を軸
回り方向に約90度捻り、これによつて生じる反力
でラツクをピニオン側へ押付けるようにしたもの
である。
シヤフトに移動自在に取付けられたキヤリツジの
下面側に、走行用モータの回転軸に取付けられた
ピニオンと径方向に対向するようにローラを設
け、また可撓性を有するラツクの一端をガイドシ
ヤフトの一端近傍に設けられた第1の突起に回動
可能に取付けると共に、該ラツクの一部を前記ピ
ニオンとローラとの間に挾込み、またラツクの他
端と前記ガイドシヤフトの他端近傍に設けられた
第2の突起との間にコイルスプリングを掛け渡す
と同時に、その際該コイルスプリングの一端を軸
回り方向に約90度捻り、これによつて生じる反力
でラツクをピニオン側へ押付けるようにしたもの
である。
上述した手段によれば、走行用モータの回転軸
に取付けたピニオンがラツクと噛合いながら回転
することで生じる推進力によりキヤリツジをガイ
ドシヤフトに沿つて走行させることができる。
に取付けたピニオンがラツクと噛合いながら回転
することで生じる推進力によりキヤリツジをガイ
ドシヤフトに沿つて走行させることができる。
またラツクが可撓性を有しており、かつこのラ
ツクはコイルスプリングにより常時ピニオン側へ
押付けられているので、走行の際ラツクとピニオ
ンとが確実に噛合つて両者間の誤差が吸収される
と共に、キヤリツジに設けたローラによりラツク
とピニオンとの噛合いが保障されるので、キヤリ
ツジを正確に走行させることができる。
ツクはコイルスプリングにより常時ピニオン側へ
押付けられているので、走行の際ラツクとピニオ
ンとが確実に噛合つて両者間の誤差が吸収される
と共に、キヤリツジに設けたローラによりラツク
とピニオンとの噛合いが保障されるので、キヤリ
ツジを正確に走行させることができる。
このように、本考案においてラツクは第1と第
2の突起間に取付けるだけでよいので、取付けが
容易であると共にガイドシヤフトに対する平行度
の調整も不要となり、しかもこのラツクは樹脂成
形によつて得られるものを用いることができるの
で、容易かつ安価に製作することができる。
2の突起間に取付けるだけでよいので、取付けが
容易であると共にガイドシヤフトに対する平行度
の調整も不要となり、しかもこのラツクは樹脂成
形によつて得られるものを用いることができるの
で、容易かつ安価に製作することができる。
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案によるキヤリツジ走行機構の一
実施例を示す一部破断斜視図、第2図はその側面
図、第3図は第1図の実施例に用いるコイルスプ
リングの平面図、第4図は第1図の実施例におけ
るラツクとピニオンとの噛合いを説明するための
拡大断面図である。
実施例を示す一部破断斜視図、第2図はその側面
図、第3図は第1図の実施例に用いるコイルスプ
リングの平面図、第4図は第1図の実施例におけ
るラツクとピニオンとの噛合いを説明するための
拡大断面図である。
第1図及び第2図において1はキヤリツジで、
このキヤリツジ1の前端部には筒状部2が設けら
れており、この筒状部2には第2図に示すように
キヤリツジ1の下面側に突出するように腕部3が
形成されている。
このキヤリツジ1の前端部には筒状部2が設けら
れており、この筒状部2には第2図に示すように
キヤリツジ1の下面側に突出するように腕部3が
形成されている。
4はガイドシヤフトで、その両端部はプリンタ
のベースプレート5上に切起こされた図示しない
側板等に固定されており、このガイドシヤフト4
に前記キヤリツジ1が筒状部2を介して移動可能
に取付けられている。
のベースプレート5上に切起こされた図示しない
側板等に固定されており、このガイドシヤフト4
に前記キヤリツジ1が筒状部2を介して移動可能
に取付けられている。
6は前記キヤリツジ1の下面に固定された走行
用モータで、この走行用モータ6の回転軸7には
ピニオン8が取付けられており、このピニオン8
と径方向つまり水平方向に対向するようにローラ
9が前記第2図に示したキヤリツジ1の腕部3に
回転自在に軸支されている。
用モータで、この走行用モータ6の回転軸7には
ピニオン8が取付けられており、このピニオン8
と径方向つまり水平方向に対向するようにローラ
9が前記第2図に示したキヤリツジ1の腕部3に
回転自在に軸支されている。
10は特殊ポリアミド樹脂等により形成された
ラツクで、可撓性を有しており、詳しくは長手方
向には剛性を持ち、この長手方向と直交する方向
に可撓性を有している。
ラツクで、可撓性を有しており、詳しくは長手方
向には剛性を持ち、この長手方向と直交する方向
に可撓性を有している。
このラツク10の一端には第1図に示すように
弾性的に変位し得る係止爪11と、平面形状が例
えば略I字形の係止穴12が設けられており、こ
の係止穴12を前記ガイドシヤフト4の一端近傍
においてベースプレート5上に設けられた第1の
突起13に嵌合わせると共に、この第1の突起1
3に隣接して設けられた係止部14に前記係止爪
11を係止させている。
弾性的に変位し得る係止爪11と、平面形状が例
えば略I字形の係止穴12が設けられており、こ
の係止穴12を前記ガイドシヤフト4の一端近傍
においてベースプレート5上に設けられた第1の
突起13に嵌合わせると共に、この第1の突起1
3に隣接して設けられた係止部14に前記係止爪
11を係止させている。
ここで、前記係止穴12の大きさは第1の突起
13の幅及び板厚より少し大きめに設定し、これ
によりラツク10が第1の突起13を中心として
水平方向にある範囲で回動できるようにしてあ
り、更にこのラツク10の一部を前記ピニオン8
とローラ9との間に挾込んで、ピニオン8とラツ
ク10の互いの歯を噛合わせている。
13の幅及び板厚より少し大きめに設定し、これ
によりラツク10が第1の突起13を中心として
水平方向にある範囲で回動できるようにしてあ
り、更にこのラツク10の一部を前記ピニオン8
とローラ9との間に挾込んで、ピニオン8とラツ
ク10の互いの歯を噛合わせている。
尚、前記係止穴12の形状を丸形とし、また第
1の突起13を円柱状として、この円柱状の第1
の突起に前記丸形の係止穴に嵌合わせることによ
り、ラツク10の一端を回動可能に取付けるよう
にしてもよい。
1の突起13を円柱状として、この円柱状の第1
の突起に前記丸形の係止穴に嵌合わせることによ
り、ラツク10の一端を回動可能に取付けるよう
にしてもよい。
一方、前記ラツク10の他端には、第1図に示
すようにポスト15とこれに近接した溝16とが
設けられていて、このポスト15と前記ガイドシ
ヤフト4の他端近傍においてベースプレート5の
一部を切欠くことにより形成された第2の突起1
7との間にコイルスプリング18が掛け渡されて
いる。
すようにポスト15とこれに近接した溝16とが
設けられていて、このポスト15と前記ガイドシ
ヤフト4の他端近傍においてベースプレート5の
一部を切欠くことにより形成された第2の突起1
7との間にコイルスプリング18が掛け渡されて
いる。
このコイルスプリング18は、第3図Aに示す
ように一端に設けられた略環状の係止部19aと
他端に設けられた同様の係止部19bの角度が予
め軸回り方向へ約90度異なるようにしてあつて、
係止部19bをラツク10のポスト15へ掛止さ
せると共に、該係止部19bと螺線状部との間の
直線部を前記溝16に通し、更に係止部19aを
約90度捻つてベースプレート5の第2の突起17
に掛止させることにより、前記の如くポスト15
と第2の突起17との間に掛け渡されており、こ
うすることによつてラツク10の他端をコイルス
プリング18で引張つて水平方向への振れを防ぐ
と共に、前記の如く捻つたことにより生じる反力
で第4図に示す矢印のようにラツク10をピニオ
ン8に押付けて両者が遊ばなく噛合うようにして
いる。
ように一端に設けられた略環状の係止部19aと
他端に設けられた同様の係止部19bの角度が予
め軸回り方向へ約90度異なるようにしてあつて、
係止部19bをラツク10のポスト15へ掛止さ
せると共に、該係止部19bと螺線状部との間の
直線部を前記溝16に通し、更に係止部19aを
約90度捻つてベースプレート5の第2の突起17
に掛止させることにより、前記の如くポスト15
と第2の突起17との間に掛け渡されており、こ
うすることによつてラツク10の他端をコイルス
プリング18で引張つて水平方向への振れを防ぐ
と共に、前記の如く捻つたことにより生じる反力
で第4図に示す矢印のようにラツク10をピニオ
ン8に押付けて両者が遊ばなく噛合うようにして
いる。
尚、第2の突起17がポスト15に対して直交
する方向、つまりポスト15が図示したように垂
直で、第2の突起17が水平に形成されている場
合は前記コイルスプリング18を最初第3図Bの
ように形成し、係止部19aを第2の突起17に
係止させる際約90度捻つて同図Aのようにすれば
前記と同様に機能する。
する方向、つまりポスト15が図示したように垂
直で、第2の突起17が水平に形成されている場
合は前記コイルスプリング18を最初第3図Bの
ように形成し、係止部19aを第2の突起17に
係止させる際約90度捻つて同図Aのようにすれば
前記と同様に機能する。
20は前記キヤリツジ1上に搭載された印字ヘ
ツドで、この印字ヘツド20はキヤリツジ1の走
行に伴つて第2図に示すプラテン21上にセツト
された図示しない用紙に印字するものである。
ツドで、この印字ヘツド20はキヤリツジ1の走
行に伴つて第2図に示すプラテン21上にセツト
された図示しない用紙に印字するものである。
22はキヤリツジ1の後端部に取付けられたス
ライダで、このスライダ22はベースプレート5
と一体に形成されたレール部23と滑動可能に係
合しており、このスライダ22によつてキヤリツ
ジ1の回転が防止されると共に、キヤリツジ1の
後端部が所定の高さに保持されている。
ライダで、このスライダ22はベースプレート5
と一体に形成されたレール部23と滑動可能に係
合しており、このスライダ22によつてキヤリツ
ジ1の回転が防止されると共に、キヤリツジ1の
後端部が所定の高さに保持されている。
次に、上述した構成の作用について説明する。
走行用モータ6を駆動して回転軸7を正回転さ
せると、この回転軸7と一体にピニオン8がラツ
クと噛都いながら回転することで推進力が生じ、
この推進力によりキヤリツジ1はガイドシヤフト
4に沿つて一定の方向に走行する。
せると、この回転軸7と一体にピニオン8がラツ
クと噛都いながら回転することで推進力が生じ、
この推進力によりキヤリツジ1はガイドシヤフト
4に沿つて一定の方向に走行する。
一方、回転軸7が逆回転するように走行用モー
タ6を駆動すると、回転軸7と一体にピニオン8
も逆回転し、これにより生じる推進力によつてキ
ヤリツジ1は前記走行方向と逆の方向に走行す
る。
タ6を駆動すると、回転軸7と一体にピニオン8
も逆回転し、これにより生じる推進力によつてキ
ヤリツジ1は前記走行方向と逆の方向に走行す
る。
従つて、キヤリツジ1をガイドシヤフト4に沿
つて往復両方向に走行させることができる。
つて往復両方向に走行させることができる。
本実施例において、ラツク10は前述してよう
に一端を中心として一定範囲回動できるようにし
てあるが、他端はポスト15と第2の突起17と
の間に掛け渡されたコイルスプリング18の引張
力により水平方向への振れが防止されており、か
つこのラツク10のピニオン8と噛合う部分は、
ピニオン8とキヤリツジ1の腕部3に軸支された
ローラ9との間に挾込まれるので、ラツク10と
ピニオン8との噛合いは常に保障される。
に一端を中心として一定範囲回動できるようにし
てあるが、他端はポスト15と第2の突起17と
の間に掛け渡されたコイルスプリング18の引張
力により水平方向への振れが防止されており、か
つこのラツク10のピニオン8と噛合う部分は、
ピニオン8とキヤリツジ1の腕部3に軸支された
ローラ9との間に挾込まれるので、ラツク10と
ピニオン8との噛合いは常に保障される。
そして、ラツク10が可撓性を有しており、か
つ該ラツク10が前記コイルスプリング18の一
端を捻つていることにより生じる反力によつてピ
ニオン8側へ押付けられることから、ガイドシヤ
フト4とラツク10の平行度の誤差及びラツク1
0とピニオン8との遊びが吸収される。
つ該ラツク10が前記コイルスプリング18の一
端を捻つていることにより生じる反力によつてピ
ニオン8側へ押付けられることから、ガイドシヤ
フト4とラツク10の平行度の誤差及びラツク1
0とピニオン8との遊びが吸収される。
従つて、これによりラツク10とピニオン8は
遊びを生じることなく噛合うことになり、これに
よつてキヤリツジ1を正確に走行させることがで
き、走行の際の走行用モータ6への負荷も軽減す
ることができる。
遊びを生じることなく噛合うことになり、これに
よつてキヤリツジ1を正確に走行させることがで
き、走行の際の走行用モータ6への負荷も軽減す
ることができる。
尚、上述した実施例は、プリンタにおけるキヤ
リツジの走行機構として説明したものであるが、
本考案はこれに限られるものではなく、キヤリツ
ジを有する機器であれば適用できることは無論で
ある。
リツジの走行機構として説明したものであるが、
本考案はこれに限られるものではなく、キヤリツ
ジを有する機器であれば適用できることは無論で
ある。
以上説明したように本考案は、ガイドシヤフト
に移動自在に取付けられたキヤリツジの下面側
に、走行用モータの回転軸に取付けられたピニオ
ンと径方向に対向するローラを設け、また可撓性
を有するラツクの一端を前記ガイドシヤフトの一
端近傍に設けられた第1の突起に回動可能に取付
けると共に、該ラツクの一部を前記ピニオンとロ
ーラとの間に挾込み、またラツクの他端と前記ガ
イドシヤフトの他端近傍に設けられた第2の突起
との間にコイルスプリングを掛け渡すと同時に、
その際該コイルスプリングの一端を軸回り方向に
約90度捻り、これにより生じるコイルスプリング
の反力によりラツクをピニオンへ押付けるように
しているため、従来のようにラツクをガイドシヤ
フトに対して正確に平行に固定する必要がなくな
り、ラツクの取付けが容易になると共に、平行度
の調整を行わなくても済むという効果が得られ
る。
に移動自在に取付けられたキヤリツジの下面側
に、走行用モータの回転軸に取付けられたピニオ
ンと径方向に対向するローラを設け、また可撓性
を有するラツクの一端を前記ガイドシヤフトの一
端近傍に設けられた第1の突起に回動可能に取付
けると共に、該ラツクの一部を前記ピニオンとロ
ーラとの間に挾込み、またラツクの他端と前記ガ
イドシヤフトの他端近傍に設けられた第2の突起
との間にコイルスプリングを掛け渡すと同時に、
その際該コイルスプリングの一端を軸回り方向に
約90度捻り、これにより生じるコイルスプリング
の反力によりラツクをピニオンへ押付けるように
しているため、従来のようにラツクをガイドシヤ
フトに対して正確に平行に固定する必要がなくな
り、ラツクの取付けが容易になると共に、平行度
の調整を行わなくても済むという効果が得られ
る。
また、キヤリツジを走行させる際、ラツクのピ
ニオンと噛合う部分が、ピニオンとローラとの間
に挾まれるので、常にラツクとピニオンとの噛合
いが保障され、かつラツクが可撓性を有すると同
時に、前記コイルスプリングの反力によつてピニ
オン側に常時押付けられるので、ラツクとガイド
シヤフトとの平行度の誤差、ラツクとピニオンと
の遊びが吸収され、これによりキヤリツジを正確
に走行させることができると共に、走行用モータ
への負荷を軽減できるという効果が得られる。
ニオンと噛合う部分が、ピニオンとローラとの間
に挾まれるので、常にラツクとピニオンとの噛合
いが保障され、かつラツクが可撓性を有すると同
時に、前記コイルスプリングの反力によつてピニ
オン側に常時押付けられるので、ラツクとガイド
シヤフトとの平行度の誤差、ラツクとピニオンと
の遊びが吸収され、これによりキヤリツジを正確
に走行させることができると共に、走行用モータ
への負荷を軽減できるという効果が得られる。
更に、本考案で用いるラツクは、樹脂成形によ
り容易かつ安価に製作できるという効果もあり、
従つてプリンタ等におけるキヤリツジ走行機構と
して広く利用することができる。
り容易かつ安価に製作できるという効果もあり、
従つてプリンタ等におけるキヤリツジ走行機構と
して広く利用することができる。
第1図は本考案におけるキヤリツジ走行機構の
一実施例を示す一部破断斜視図、第2図はその側
面図、第3図は第1図の実施例に用いるコイルス
プリングの平面図、第4図は第1図の実施例にお
けるラツクとピニオンの噛合いを説明するための
拡大断面図である。 1:キヤリツジ、2:筒状部、3:腕部、4:
ガイドシヤフト、5:ベースプレート、6:走行
用モータ、7:回転軸、8:ピニオン、9:ロー
ラ、10:ラツク、12:係止穴、13:第1の
突起、15:ポスト、16:溝、17:第2の突
起、18:コイルスプリング、19a,19b:
係止部。
一実施例を示す一部破断斜視図、第2図はその側
面図、第3図は第1図の実施例に用いるコイルス
プリングの平面図、第4図は第1図の実施例にお
けるラツクとピニオンの噛合いを説明するための
拡大断面図である。 1:キヤリツジ、2:筒状部、3:腕部、4:
ガイドシヤフト、5:ベースプレート、6:走行
用モータ、7:回転軸、8:ピニオン、9:ロー
ラ、10:ラツク、12:係止穴、13:第1の
突起、15:ポスト、16:溝、17:第2の突
起、18:コイルスプリング、19a,19b:
係止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ガイドシヤフトに移動可能に取付けたキヤリツ
ジに走行用モータを固定し、その回転軸にピニオ
ンを取付けて、このピニオンがラツクと噛合いな
がら回転することで生じる推進力により前記キヤ
リツジをガイドシヤフトに沿つて走行させるキヤ
リツジ走行機構において、 前記キヤリツジに前記ピニオンと径方向に対向
するようにローラを軸支し、 また前記ラツクとして、可撓性を有するラツク
を用い、 このラツクの一端を前記ガイドシヤフトの一端
近傍に設けた第1の突起に回動可能に取付けると
共に、該ラツクの一部を前記ピニオンと噛合うよ
うに、このピニオンと前記ローラとの間に挾込
み、 更にラツクの他端と前記ガイドシヤフトの他端
近傍に設けられた突起との間にコイルスプリング
を掛け渡すと同時に該コイルスプリングの一端を
軸回り方向に約90度捻り、これによつて生じる反
力で前記ラツクをピニオンへ押付けたことを特徴
とするキヤリツジ走行機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3725885U JPH03376Y2 (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | |
US06/836,512 US4687361A (en) | 1985-03-07 | 1986-03-05 | Rack mount for a rack and pinion carriage moving mechanism |
DE8686102934T DE3685242D1 (de) | 1985-03-07 | 1986-03-06 | Druckwagenantriebsvorrichtung. |
EP86102934A EP0194581B1 (en) | 1985-03-07 | 1986-03-06 | Carriage travelling mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3725885U JPH03376Y2 (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152447U JPS61152447U (ja) | 1986-09-20 |
JPH03376Y2 true JPH03376Y2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=30543178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3725885U Expired JPH03376Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03376Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2574504B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1997-01-22 | 松下電器産業株式会社 | シリアルプリンタ |
-
1985
- 1985-03-15 JP JP3725885U patent/JPH03376Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61152447U (ja) | 1986-09-20 |
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