JPH0337336A - 過給機付機関におけるブーストコンペンセータの解除装置 - Google Patents

過給機付機関におけるブーストコンペンセータの解除装置

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JPH0337336A
JPH0337336A JP17500789A JP17500789A JPH0337336A JP H0337336 A JPH0337336 A JP H0337336A JP 17500789 A JP17500789 A JP 17500789A JP 17500789 A JP17500789 A JP 17500789A JP H0337336 A JPH0337336 A JP H0337336A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、過給機付機関におけるブーストコンペンセ
ータの解除装置に関する。
従来の技術 過給機付機関においては、急加速時のブースト圧力の上
昇遅れに伴う燃料過多を防止するため、ブースト圧力が
上昇するまで、燃料の増量を制限するようにしたブース
トコンペンセータが設けられる。これにより、ブースト
圧力の上昇に応じた燃料量を供給して、黒鉛の発生を抑
えるものである。そのため、ブースト圧力が作用してい
ない状態においてはブーストコンペンセータによって燃
料コントロールラックの増量方向への移動を制限してい
ることから、始動時の燃料増量を行なうには、このよう
な制限を解除する必要がある。かかる制限解除機構は従
来から公知であって、例えば、この出願の出願人にかか
る特開昭63−263228号の公報には、解除レバー
を操作することによって、燃料コントロールラックを制
限している制限部材の制限部を相対的に後退させるよう
にしたものが記載されている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来においては、ブーストコンペンセー
タを解除するための解除レバーを設け、始動時にこの解
除レバーを特別に操作する必要があり、それだけ操作が
面倒であるという不都合がある。また、解除レバーはバ
ネによって非解除方向へ常に引張られており、エンジン
が始動状態となるまでその解除レバーを解除位置に保持
していなければならない。この場合、解除レバーをその
解除位置に保持するための係合手段を設けることによっ
て、この点は解決できるが、しかし、そうすると始動後
の戻し操作が必要となり、この戻し操作を忘れてしまう
恐れがある。更に、かかる解除レバーを設けると、運転
中に誤って解除操作をしたり或いは他の物に衝突して解
除され、やはり黒鉛を発生させてしまうという恐れがあ
る。
この発明は、これら従来の諸問題を解決することを目的
としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この出願の第1の発明では
、!1図で示すように、燃料調節部材の燃料増方向への
移動を規制する制限部材を、過給機からのブースト圧に
よって作動する連動部材へ連結したブーストコンペンセ
ータにおいて、前記制限部材を連動部材に対して制限解
除方向へ移動可能とし、かつ、これら制限部材と連動部
材との間には上記制限部材の制限解除方向の移動を規制
してその制限部材を常に連動部材へ追従させるためのバ
ネを設けるとともに、この制限部材には、エンジン回転
数調節部材を始動増量位置にセットするとその回転数調
節部材側の当接部が当接して制限部材を前記バネの力に
抗して制限解除位置まで移動させる被当接部を設けたこ
とを特徴とする。
また、解除操作具を設けたものにおいて、この解除操作
具を始動後に自動的にリセット状態に戻す手段として、
この出願の第2の発明では、燃料調節部材の燃料増方向
への移動を規制する制限部材を、過給機からのブースト
圧によって作動する連動部材へ連結したブーストコンペ
ンセータにおいて、前記制限部材を燃料調節部材の被制
限部の燃料増方向への移動路より後退可能とすべく制限
解除操作具へ連結し、かつ、この制限部材は前記後退位
置から制限位置へ戻すバネを付勢させてこのバネ力によ
って前記後退時に被制限部の側面に当接させることを特
徴とするものが得られる。
同じくこの出願の第3の発明では、燃料調節部材の燃料
増方向への移動を規制する制限部材を、エンジン停止し
・バー軸に設けた偏心軸へ枢着して、その一端を過給機
からのブースト圧によって作動する連動部材へ枢支連結
し、他端を燃料調節部材の被制限部の燃料増方向への移
動路へ突出させて前記の規制を行なわせるとともに、こ
の制限部材を解除操作具の操作によってその移動路より
後退できるよう前記偏心軸上で摺動可能とし、かつ、こ
の制限部材は前記後退位置から制限位置へ戻すバネを付
勢させてこのバネ力によって前記後退時に被制限部の側
面に当接させることを特徴とする。
更に、運転時にブーストコンペンセータが不測に解除さ
れる・のを防止するため、この出願の第4の発明では、
燃料調節部材の燃料増方向への移動を規制する制限部材
を、過給機からのブースト圧によって作動する連動部材
へ連結し、かつ、この制限部材による制限を解除する解
除機構を設けたものにおいて、その解除機構による解除
操作を不能にするためのロック機構を設けたことを特徴
とするものが得られる。
作   用 上記この出願の第1の発明では、エンジンの回転数調節
部材を始動増量時にセットすれば、ブーストコンペンセ
ータの制限部材が自動的に解除位置に移動するので、特
別の解除操作を行なう必要がないし、他方、回転数調節
部材を運転位置にセットすれば、同じく自動的にリセッ
トされる。
また、この出願の第2、第3の発明においては、エンジ
ンの始動後に燃料調節部材が始動増量位置からそれより
も燃料減側へ移動すると、その側面に当接していた制限
部材がバネの力によって自動的に復帰し、ブーストコン
ペンセータの作動状態になる。
またこの出願の第4の発明では、ブーストコンペンセー
タの解除機構による解除操作を不能にするためのロック
機構を設けているから、運転中に不測にコンペンセータ
が解除される恐れがない。
実  施  例 第1図は、この出願の第1の発明に従って実施される実
施例図であり、図において(1)はガバナレバー (2
)はテンションレバー (3)はスラストレバーであり
、これらのレバー(1)(2)(3)が、共にガバナレ
バー軸(4)へ回動自在に軸支されている。ガバナレバ
ー(1)は、側面方向から見て概略U字形に懲戒され、
その−方の上端部が、リンク(5)によって燃料コント
ロールラック(6)へ連結されている。(7)は、ガバ
ナレバー軸(4〉よりも上部側において、そのガバナレ
バー軸(4)と平行に取付けられたレギュレータレバー
軸であって、そのレバー輪(7)に取付けたレギュレー
タレバー(8)の先端と、テンションレバー(2)の上
端とが、ガバナスプリング(9)によって連結されてい
る。レギュレータレバー軸(7)の図示しないケース外
側端部にレギコレータハンドル(lO)が取付けられて
いる。また、ガバナレバー(1)の他方の上端部と、前
記スラストレバー(3)の上端部との間にセットスプリ
ング(11)が設けられている。
これら各レバー(1)(2)(3)等からなるガバナ機
構は従来公知のものであって、その詳細な説明は省略す
るが、テンションレバー(2)の下端側面に、図の矢印
入方向から、エンジンの回転数に応じて作動するガバナ
ウェイトのフォースが作用すると、即ち回転数が上昇し
てその力がテンションレバー(2)を図の時計方向に回
転させると、これと共にガバナレバー(1)が同方向に
回動するので、前記のリンク(5)を介して燃料コント
ロールラック(6〉が燃料減方向に移動して、エンジン
回転数を一定に保つように動作する。
また、レギコレータハンドル(10)を回動操作して、
テンションレバー(2)とレギュレータレバー(8Jと
の間のスプリング(9)の張力を増大させると、エンジ
ン回転数が増加しても、このガバナスプリング(9)の
張力が大きくなっている分だけ、燃料コントロールラッ
ク(6)の燃料減方向への移動が少なくなり、エンジン
回転数はより高い回転数に設定保持される。
(12)は、テンションレバー(2)の燃料増方向側の
側面に対向して設けられる最高回転数調整ネジで、この
調整ネジ(12)の先端にテンションレバー(2)の側
面(13)が当接すると、それ以上燃料増側には回動で
きないようになっている。
また、この当接部(13)には、エンジン停止レバー(
14)によりて回動操作される停止カム(15)が対向
しており、この停止レバー(14)によってこのカム(
15)が回転されると、そのカム作用によりテンション
レバー(2)を強制的に燃料減方向へ回動させて、エン
ジンを停止させるようにしている。
次に、コンペンセータの構造を説明すると、まず、ガバ
ナレバー(1)の前記リンク(5)を連結した端部上方
には、軸(17)によって、平面から見てコの字形の制
限レバー(18〉が袖丈されている。この制限レバー(
18)の前記コの字形の一片より連結部(19)が上方
に突出し、他方の片より水平方向にこの発明の被当接部
(20)が一体に形成されている。他方、制限レバー(
18)の中央部より下向きに突出して、制限部(20)
が一体に形成され、この制限m (20)は、前記ガバ
ナレバー(1)のリンク(5)を連結した上端部に対し
て、このガバナレバー(1)が燃料増方向に移動するの
を制限するような位置に対向している。更に前記レギュ
レータレバー(8)の側面には、前記被当接部 (20
)に対向して、その上方にピン(22)が設けられ、レ
ギュレータハンドル(10)をその矢印B方向−杯に始
動増量位置まで回動させると、このピン(22)が被当
接部(20)を上方から押して、制限レバー(18)を
時計方向に回動させるようにしている。(23)は、そ
の一端をダイヤフラム(24)へ連結したスライダーロ
ッドであって、過給機からのブースト圧が、このダイヤ
フラム(24)の図の左側の圧力室へ作用すると、その
圧力によってこのスライダーロッド〈23)が図の右方
向へ摺動するようにしている。また、この右方向の摺動
に対して、スライダーロッド(23)を逆方向に戻すた
めのバネ(25)が、ダイヤフラム(24)とケース壁
との間に設けられている。(26〉は、スライダーロッ
ド(23)がバネ(25)によって戻される位置を規制
するためのストッパーネジを示している。スライダーロ
ッド(23)のダイヤフラム(24)と反対側の端部側
には、一対の連結円盤(27)  (2B)が、両者間
に溝(29〉を生ずるようにして取付けられ、この溝(
29)内に、制限レバー〈1B)の連結部(19〉側面
に取付けたピン(30)が係合している。第2図で示す
ように、これら連結円B (27)  (2g)のうち
、その一方のダイヤフラム(24)側の連結円盤(27
)は、そのボス(31)が、スライダーロッド(23)
の雄螺子部分へ螺合されて軸方向に摺動不能であるが、
他方の連結円盤(28)は、そのボス(31)へ摺動自
在に外嵌されて、溝(29)より離れる方向であるスラ
イダーロッド(23)の端部側へ移動できるようにしで
ある。前記溝(29)が開かないよう保持するため、こ
の摺動自在な連結円盤(28)と、前記ボス(31)端
部に取付けたバネ受け(32)との間に、戻しバネ(3
3)が設けられている。
上記の構造において、エンジンの運転中にレギュレータ
ハンドル(lO〉を増量側である図の矢印C方向に回動
操作して急加速を行なった場合、ガバナスプリング(9
)の力により、テンションレバー(2)が増量側に引張
られ、これによって、ガバナレバー(1)が図の反時計
方向である燃料増量側に回動しようとする。しかし、ブ
ースト圧が作用していない状態においては、スライダー
ロッド<23)の戻しバネ(25)及び連結円盤(2B
)背面のバネ(33)の力の方が強いため、制限レバー
(1g)によってガバナレバー(1)の同方向への回動
を阻止されることから、燃料の増量は行なわれない。そ
して、過給機からのブースト圧力がダイヤプラム(24
)の圧力室側に作用すると、これによって、スライドロ
ッド(23)が図の右方向に摺動するので、制限レバー
(1B)が、時計方向に回動してその制限a’B(21
)によるガバナレバー(1)の回動の制限を解除し、こ
れに応じて、ガバナレバー(1)が増量側に回動して燃
料が増量される。
エンジンの始動時に、レギュレータハンドル〈10)を
始動増量側である図の矢印B方向−杯まで回動させると
、前述したように、レギュレータレバー(8)のピン(
22)が、制限レバー(18)の被当接部B (20)
を下方に押し、これによって、制限レバー(18)は、
第3図のように、バネ(33)によって付勢されている
一方の連結円盤(28)をスライダーロッド(23)の
端部方向に摺動させながら、制限解除方向に回動して制
限解除状態となる。エンジンが運転状態になって、レギ
ュレータハンドル(lO)を逆方向に戻すと、上記ピン
(22〉が元の方向に戻るので、制限レバー(18)は
、連結円盤(28)の戻しバネ(33)の力により制限
被解除位置まで戻り、自動的にリセット状態となる。
第4図〜第6図は、この出願の第2の発明に従って実施
される実施例であって、第4図において(41)は、ブ
ーストコンペンセータによる制限解除レバーであって、
このレパーク41)の軸(42)には、共に平面から見
てコの字形に折曲された制限レバー(18〉と連動レバ
ー(43)が相互に嵌合するようにして、回動自在に軸
支されている。これらの制限レバー(1B)と連動レバ
ー(43)とは相対的に回動自在であるが、軸(42)
に外嵌された捻じりバネ(40の端部が、その一方が制
限レバー(18〉に他方が連動レバー(43)へと連結
されて、これらのレバー(18)  (43)を共に一
体に回動させるよう保持している。このとき、制限レバ
ー(18)のストッパ一部(5o)が連動レバー(43
〉へ当接している。前記と同様に、′141図のダイヤ
フラム(24)に連結されたスライダーロッド(23)
端部には、一対の連結円盤(27)  (2g)が、両
者間に溝(29)を生ずるようにして取付けられている
が、これらの連結円盤(27)  (28)は共に一体
となってスライダーロッド(23)へ固定されており、
溝(29)に連動レバー(43)上端のピン(45)が
係合されている。前記の燃料コントロールラック(6)
側に連結されるリンク(5)は、この実施例では、燃料
コントロールラック(6〉側の第1リンク(46)とガ
バナレバー(1)上端に連結される第2リンク(47)
とに分割され、第2ンク〈5)先端に取付けた垂直方向
の連結部材(48)下端に、第2リンク(47)端部が
枢着されている。そして、この連結部材(48)の裏面
には、第2リンク(47)と平行に被制限ロッド(49
)が突出して、その先端が、制限レバー(18)の制限
部(21)へ対向して、これにより、燃料コントロール
ラックの燃料増方向即ちリンク(5)の図の右方向への
移動を規制している。
ブーストコンペンセータの作用は前記第1図と同様であ
り、過給機のブースト圧が作用すると、スライダーロッ
ド(23)が図の右方向に移動し、これにより、連動レ
バー(43)が回動するとともに、この連動じバー(4
3)が、制限レバー(18)上端のストッパ一部&(5
G)を押してこの制限レバー(18)を回動させるので
、その制限部(21)が図の右方向へ後遇し、リンク(
5)即ち燃料コントロールラック(6)が燃料増側に移
動して増量される。エンジンの始動時に、制限解除レバ
ー(41)を図の矢印方向である時計方向に回動させる
と、前記ダイヤフラム(24)を押している戻しバネ(
25)の力によって連動レバー(43)はそのままの位
置にあるが、制限レバー(IB)が、バネ(44)を捻
じりながら第5図のように同方向へ回動する。モして制
御解除レバー(41)をいっばいまで回動させると、前
記被制限ロンド(49)の燃料増方向への移動路よりも
後退するので、リンク(5)全体が燃料増側へ移動可能
となり、これにより、前記のようにレギュレータハンド
ル(lO)を始動増量位置まで回動させることができる
。この状態で、解除レバー(41)を離すと、制限レバ
ー(18)の制限部(21)先端が、第6図のように、
被制限ロッド(49)の側面に摺動可能な状態で当接す
る。エンジンが運転状態となってリンク(5)全体が元
の方向に移動すると、被制限ロッド(49)が制限部(
21)に対して摺動しながら移動して、この被制限ロッ
ド(49)より外れた位置で、制限レバー(1B)が前
記バネ(44)の力によって元の位置に復帰して、リセ
ット状態となる。
第7図〜第9図は、この出願の請求項3の発明に従って
実施される実施例図であって、図において(53)は、
ケース(52)へ軸支されたエンジン停止レバー軸で、
このレバー軸(53)のケース(52)外側に停止レバ
ー(54)が取付けられている。
レバー軸(53)のケース(52)の内側の端部より輪
方向に突出して、そのレバー軸(53)の回動中心Pに
対して偏心した回動中心Qを有する偏心軸(55)が一
体に設けられている。この偏心軸(55)に、制限レバ
ー(18)が回動自在でかつ軸方向摺動自在に取付けら
れている。制限レバー(18)の上端に取付けたピン(
56)が、前記第4図と同様に、スライダーロッド〈2
3)端部の連結円盤(27)  (2g)間の溝〈29
)へ係合している。他方、制限レバー(18)の下端に
取付けた制限ピン(57)が、燃料コントロールラック
(6)に取付けたリンク(5)の、燃料増方向への移動
側の端面に対向し、これによって、このリンク(5)の
燃料増方向への移動を規制している。このように制限ピ
ン(57)がリンク(5)の端面に対向して制限状態と
なるよう、制限レバー(18)を偏心軸(55)側の先
端側に付勢するようにして、その制限レバー(18)の
ボス部と停止レバー軸(53)端面との間に戻しバネ(
58)が設けられている。制限解除レバー軸(42)が
、前記停止レバー軸(53)と直角な方向のケース壁に
軸支されて、その先端部を半円状に切欠したカム部(5
9)が、制限レバー(18)の側面に対向している。
始動時に、この解除レバー軸(42)の解除レバー(4
1)を回動させると、その先端のカム部(59)により
、制限レバー(18)が第6図の左方向に押し、これに
より、制限レバー(18)が偏心軸(55)上を摺動し
て、その下端の制限ピン(57)を、リンク(5)の燃
料増方向への移動路より後退させる。このため、リンク
(5〉即ち燃料コントロールラック(6)が始動増量側
へ移動可能で、そのように、前記と同様にレギュレータ
ハンドル(10)を始動増量位置まで回動させて、解除
レバー(41)は元の位置へ戻しておく。そうすると、
第9図で示すように、制限ピン(57)が、リンク〈5
〉の側面にバネ(5B)によって押し付けられtこ状態
で摺動可能に当接する。そして、エンジンが運転状態と
なった状態でリンク(5)を元の方向に戻すと、そのリ
ンク(5)の側面が制限ピン(57)の先端に対して摺
接しながら移動し、そのリンク(5)の側面より外れた
位置で、この制限ピン(57)即ち制限レバー(18)
がバネ(58〉の力により摺動して、元の位置に復帰し
リセット状態となるものである。tt−1制限レバー(
1B)を解除しない状態において、停止レバー(54)
を第8図の左方向に回動させると、偏心軸(55)が、
制限レバー(18)の上端のピン(56)を支点として
同方向に図の2点鎖線の位置まで移動するので、これに
よりリンク(5)が燃料減方向へ燃料カット位置まで押
し戻されて、エンジンが停止される。
このように、この実施例では、制限レバー(18)が、
エンジンを停止させる停止部材の一部を兼ねた構成とな
っている。
第1O図及び第11図は、第7図〜第9図と同様の構造
において、解除レバー(41)が、運転中に解除位置へ
回動されるのを防止するようにしたものである。即ち、
この解除レバー(41)のレバー軸(42)には、ケー
ス(52)内への軸穴部分において、その外周の一個所
を切欠した切欠部(65)を形成している。他方、ケー
ス(52)には、シリンダ(67)が形成されており、
このシリンダ(67)に挿入したピストン(6B)に係
合ピン(69〉が一体に形成され、このピストン(68
)がレバー軸(42)側に摺動すると、その係合ピン(
69)が、前記の切欠(65)部分へレバー軸(42)
の被解除位置において係合するようになっており、これ
によって、レバー軸(42)即ち解除レバー(41)が
不測に解除位置へ回動するのを防止している。このピス
トン(68)背面のシリンダ室(70)には、通路(7
1)によって、過給機のブースト圧又はエンジンの運転
に伴って立ち上がる油圧が供給されるようになっており
、他方、その反対側には、そのブースト圧又は油圧に抗
してピストン(68〉を被係合側に押し戻すバネ(72
)を設けている。これにより、ブースト圧或いは油圧の
作用しない運転前の状態においては、バネ(72〉によ
りピストン(68)を押し戻して、解除レバー(41)
を解除側へ回動操作できるようにし、運転状態となった
場合には、それらのブースト圧又は油圧によってピスト
ン(68)を自動的にロック位置まで摺動させるように
している。
発明の効果 以上のように、この出願の第1の発明によれば、エンジ
ンの回転数調節部材を始動増量側に操作すると、その調
節部材によってブーストコンペンセータの燃料制限部材
がその制限を解除する方向に移動するため、特別の解除
操作を行なうことなく、通常始動時に操作する回転数調
節部材を操作するのみでよい。しかも、その調節部材を
運転側に操作すると、これに伴って、前記制限レバーは
そのバネの力によって自動的復帰するため、解除後のリ
セットを忘れて運転中に黒鉛を発生するといった不都合
がない。また、この出願の第2、第3の発明においては
、燃料制限の解除はその解除用の操作具で行なうが、始
動後の戻し操作は、燃料調節部材が燃料減側に移動する
ことによって、これに当接していた制限部材がその調節
部材より外れた位置で自動的に復帰するため、やはり、
特別のリセット操作を行なう必要がないという利点があ
る。また、第3の発明では、制限部材がエンジンの停止
用部材を兼ねることになり、それ故、燃料調節部材を燃
料カット位置まで押し戻すための特別の部材が不要とな
る効果がある。加えて、この出願の第4の発明によれば
、エンジンが運転状態になると解除装置が解除側に移動
しない様なロック機構を設けているため、そのように運
転中に解除されて、コンペンセータの機能をキャンセル
されることによる黒鉛の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例を示す装置全体の斜
視図、第2図及び第3図は夫々第1図実施例におけるス
ライダーロッド端部の拡大図縦断面図、第4図は、この
発明の別の実施例を示す解除装置部分の斜視図、第5図
及び第6図は、夫々、第4図実施例における制限レバー
の動作を示す要部の側面図、′第7図は、この発明の別
の実施例を示す解除装置部分の縦断面図、第8図は、第
7図の右方向から見た要部側面図、第9図は、第6図の
状態から制限部材を解除位置まで移動させた状態の縦断
面図、第10図は、この発明の更に別の実施例を示す解
除装置部分の縦断面図、第11図は第10図のA−A線
断面図である。 (5) (6) (10) (18) (20) (21) (23) く33) (41) (40 (53) (55) (58) (65) (68) (69) ・・・燃料調節用リンク、 ・・・燃料コントロールラック、 ・・・レギコレータハンドル、 ・・・燃料制限部材、 ・・・制限部材の被当接部、 ・・・制限部材の制限部、 ・・・コンペンセータのスライダー口 ・・・制限部材の戻しバネ、 ・・・制限解除レバー ・・・制限部材の戻しバネ、 ・・・エンジン停止レバー軸、 ・・・偏心軸、(57)・・・制限ピン、・・・制限部
材の戻しバネ、 ・・・解除レバーのロック用切矢部、 ・・・ロック用ピストン、 ・・・ロック用ピン。 ツ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、燃料調節部材の燃料増方向への移動を規制する制限
    部材を、過給機からのブースト圧によって作動する連動
    部材へ連結したブーストコンペンセータにおいて、前記
    制限部材を連動部材に対して制限解除方向へ移動可能と
    し、かつ、これら制限部材と連動部材との間には上記制
    限部材の制限解除方向の移動を規制してその制限部材を
    常に連動部材へ追従させるためのバネを設けるとともに
    、この制限部材には、エンジン回転数調節部材を始動増
    量位置にセットするとその回転数調節部材側の当接部が
    当接して制限部材を前記バネの力に抗して制限解除位置
    まで移動させる被当接部を設けたことを特徴とする過給
    機付機関におけるブーストコンペンセータの解除装置。 2、燃料調節部材の燃料増方向への移動を規制する制限
    部材を、過給機からのブースト圧によって作動する連動
    部材へ連結したブーストコンペンセータにおいて、前記
    制限部材を燃料調節部材の被制限部の燃料増方向への移
    動路より後退可能とすべく制限解除操作具へ連結し、か
    つ、この制限部材は前記後退位置から制限位置へ戻すバ
    ネを付勢させてこのバネ力によって前記後退時に被制限
    部の側面に当接させることを特徴とする過給機付機関に
    おけるブーストコンペンセータの解除装置。 3、燃料調節部材の燃料増方向への移動を規制する制限
    部材を、エンジン停止レバー軸に設けた偏心軸へ枢着し
    て、その一端を過給機からのブースト圧によって作動す
    る連動部材へ枢支連結し、他端を燃料調節部材の被制限
    部の燃料増方向への移動路へ突出させて前記の規制を行
    なわせるとともに、この制限部材を解除操作具の操作に
    よってその移動路より後退できるよう前記偏心軸上で摺
    動可能とし、かつ、この制限部材は前記後退位置から制
    限位置へ戻すバネを付勢させてこのバネ力によって前記
    後退時に被制限部の側面に当接させることを特徴とする
    過給機付機関におけるブーストコンペンセータの解除装
    置。 4、燃料調節部材の燃料増方向への移動を規制する制限
    部材を、過給機からのブースト圧によって作動する連動
    部材へ連結し、かつ、この制限部材による制限を解除す
    る解除機構を設けたものにおいて、その解除機構による
    解除操作を不能にするためのロック機構を設けたことを
    特徴とする過給機付機関におけるブーストコンペンセー
    タの解除装置。
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