JPH0336674Y2 - - Google Patents

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JPH0336674Y2
JPH0336674Y2 JP17355487U JP17355487U JPH0336674Y2 JP H0336674 Y2 JPH0336674 Y2 JP H0336674Y2 JP 17355487 U JP17355487 U JP 17355487U JP 17355487 U JP17355487 U JP 17355487U JP H0336674 Y2 JPH0336674 Y2 JP H0336674Y2
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pool
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sewage
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プールの改良に関する。
〔従来技術と問題点〕
一般的なプールの肩縁構造は、第4〜6図に示
されたものである。第4図の肩縁構造は、コンク
リートなどの素材よりなるプール本体1の肩縁部
の外周に突堤2を一体に設け、プール本体1の内
壁と上記突堤2の内側面との間に外側方向に下向
き傾斜した傾斜面3を形成し、この傾斜面3と突
堤2の交叉部に側溝4を設け、この側溝4に、プ
ール本体1からの溢流水をプール本体1内に帰戻
する循環流路5を連通させ、また、上記突堤2の
外側面基部に、側溝6を設け、この側溝6に突堤
2より外側のプールサイドから流れる汚水などを
回収、または、外部に流出させる放出流路7を開
口連通させたものである。このように、プール本
体1から溢流する水と、プールサイドからプール
本体1内に流入しようとする汚水を分離する目的
で設けた上記突堤2は、プールサイドからプール
本体内に足を踏み入れるときの障害となつている
し、また、施工上多量のコンクリート素材を必要
とするなど経済的な問題がある。
このような問題点を解決するために、第5図で
示すように上記突堤を無くしたプール本体の肩縁
構造が提案されているが、プール本体内に足を踏
み入れるときの障害物はなくなるが、プールサイ
ドからの汚水がプール本体1に流入する恐れがあ
り、好ましくない。
また、第6図に示すように、プール本体1の肩
縁部に平行2条の大きな側溝8a,8bを形成
し、この側溝8a,8b上に、金属、あるいは、
合成樹脂製のグレーチング9a,9bを施蓋する
とともに、上記内方の側溝8aに循環流路10a
を、また、外方の側溝8bに放出流路10bを連
通させたものが提案されている。このものは、プ
ールサイドからプール本体1方向に向け緩やかな
下向き傾斜面をもつ肩縁が形成され、上述した問
題点の解消がなしうることは認められるが、側溝
8a,8bの施工、グレーチング9a,9bを施
設などに多くの費用がかかり経済的に問題があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、このような実情に鑑みなされたもの
で、従来技術の問題点を解決する本考案の構成
は、プール本体の肩縁全周に、セラミツクス粒、
あるいは、汚泥などを焼成して得た粒状物を合成
樹脂系接着剤にて成型固化した透水性をもち、か
つ、プール本体方向に下向き傾斜した肩縁層を形
成し、更に、上記肩縁層の外側に、遮水部材を介
して上記肩縁層と同質材料よりなる汚水回収層を
連設せしめ、この汚水回収層の下部に汚水などの
放出流路を連通させたことを特徴とするものであ
る。
〔実施例 1〕 図面について実施例の詳細を説明する。
第1図はプールの肩縁部の断面図、第2図は造
波プールの平面図、第3図は同上A−A線の拡大
断面図である。
第1図について第1実施例を説明すると、21
はプール本体であつて、このプール本体21の肩
縁部には、プール本体21方向に下向き傾斜面2
2をもつコンクリート材料よりなる肩縁基礎23
が形成されている。そして、この肩縁基礎23の
上面に、セラミツクス粒、あるいは、汚泥などを
焼成して得た粒状物を合成樹脂系接着剤にて成型
固化した透水性をもつ肩縁層24を被着したもの
である。この肩縁層24の内側全周には突条24
aが一体に形成されているとともに、肩縁層24
の上面には、プール本体21方向に下向きとした
傾斜面24bが形成してある。上記肩縁層24の
外側に、遮水板25を介して、上記肩縁層24と
同質材料よりなる汚水回収層26を連設せしめ、
この汚水回収層26の下面には、上記肩縁基礎2
3に形成した側溝27を連通させ、また、この側
溝27には回収汚水を放流、または、回収させる
放水流路28を連通せしめたものである。
〔作用の説明〕
プール本体21から溢流した水は、肩縁層24
を滲透し肩縁基礎23の上面に形成した傾斜面2
2にそつて流下し、プール本体21内に循環帰戻
される。また、プールサイドから流入しようとす
る汚水などは、汚水回収層26に滲透し、遮水板
25によりプール本体21方向への流れが阻止さ
れ、肩縁基礎23の上面を経て側溝27から放水
流路28に至り、放流、もしくは、回収される。
〔実施例 2〕 第2,3図について第2実施例の詳細を説明す
ると、31は一側に造波装置32をもつ造波プー
ル本体であつて、上記造波装置32によつて作ら
れた波が、この造波装置32と対向する造波プー
ル本体31の渚構造部33方向に波を送り、この
渚構造部33に渚現象を生じさせようとするもの
である。
従来この種造波プールの渚構造部は、緩やかな
傾斜面をもつコンクリート、鋼板などによつて構
成されているが、渚の感じが出ない。このことか
ら、この辺に砂や砂利を敷設して海浜ムードを出
そうとしたものがあるが、波によつて砂などが持
ち去られることから実用に供し得ないという問題
点があつた。
この実施例は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、造波プール本体31に形成
されている上記渚構造部33に、緩やかな傾斜面
34をもつコンクリート基礎35上に、セラミツ
クス粒、あるいは、汚泥などを焼成して得た粒状
物を合成樹脂系接着剤にて成型固化し、かつ、平
面形状が半円形状の渚形成層36を設け、この渚
形成層36の外側に、遮水板37を介して上記渚
形成層36と同質材料よりなり、かつ、平面形状
が半円形状の汚水回収層38を連設したものであ
る。上記汚水回収層38の傾斜下端部に対応する
コンクリート基礎35には、汚水回収層38の全
長にわたつて側溝39を設け、更に、この側溝3
9には、プールサイドの汚水を放流、もしくは、
回収する放水流路40を連通させる。
〔作用の説明〕
造波装置32によつて作られた波は渚構造部3
3に打寄せられ、この打寄せられた波は、渚形成
層36の粗面構造と透水作用とによつて海浜と同
様な渚現象が発生する。プールサイドから造波プ
ール本体31に流入しようとする汚水は、遮水板
37によつてその流入が阻止されるとともに、汚
水回収層38を経て側溝39に集められ、放水流
路40から放流、または、回収せしめられる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) プール本体から溢流した水は、肩縁層に吸収
せしめられ、肩縁基礎の傾斜面にそつてプール
本体内に循環回収し得るとともに、プールサイ
ドからプール本体内に流入しようとする汚水な
どは、遮水部材によつてその流入が阻止され、
放水流路から放出、または、回収せしめられ、
従来技術のように突堤などにより阻止するもの
に比べて施工が簡単で、経済的効果が高いとと
もに、プールに足を踏み入れる際の障害が全く
ない。
(b) 肩縁層、および、汚水回収層の表面が粗面で
あることから、滑りによる転倒事故が未然に防
止しうる。
(c) 肩縁層、および、汚水回収層は共に濾過作用
を有し、汚物などが放水流路に流されることな
く、層の表面に捕捉されるので、清掃が簡単で
ある。
(d) 造波プールにも利用でき、海浜の渚と同様な
渚現象がえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプールの肩縁部の断面図、第2図は造
波プールの平面図、第3図は第2図AーA線の拡
大断面図、第4〜6図は従来のプール肩縁部の断
面図である。 21……プール本体、22……傾斜面、23…
…肩縁基礎、24……肩縁層、25……遮水板、
26……汚水回収層、27……側溝、28……放
水流路、31……造波プール本体、32……造波
装置、33……渚構造部、34……傾斜面、35
……コンクリート基礎、36……渚形成層、37
……遮水板、38……汚水回収層、39……側
溝、40……放水流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プール本体の肩縁全周に、セラミツクス粒、あ
    るいは、汚泥などを焼成して得た粒状物を合成樹
    脂系接着剤にて成型固化した透水性をもち、か
    つ、プール本体方向に下向き傾斜した肩縁層を形
    成し、更に、上記肩縁層の外側に、遮水部材を介
    して上記肩縁層と同質材料よりなる汚水回収層を
    連設せしめ、この汚水回収層の下部に汚水などの
    放出流路を連通させたことを特徴とするプール。
JP17355487U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0336674Y2 (ja)

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JP17355487U JPH0336674Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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Publication Number Publication Date
JPH0176957U JPH0176957U (ja) 1989-05-24
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