JPH0242785Y2 - - Google Patents

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JPH0242785Y2
JPH0242785Y2 JP1986086836U JP8683686U JPH0242785Y2 JP H0242785 Y2 JPH0242785 Y2 JP H0242785Y2 JP 1986086836 U JP1986086836 U JP 1986086836U JP 8683686 U JP8683686 U JP 8683686U JP H0242785 Y2 JPH0242785 Y2 JP H0242785Y2
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water
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、車道と、該車道よりも一段高い歩道
との間に構築された集水路の、その上部に付設さ
れる集水筐体に関する。
<従来技術> 車道と、該車道よりも一段高い歩道との間に
は、その道路に沿つて集水路が構築されている。
この集水路は、従来、車道の縁部の下に設けら
れ、側方へ流れてきた雨水等を回収する。
かかる従来の集水路の一例を第5,6図に示
す。
車道xの縁部y下部には、側溝aが構築され、
その上部には、L形コンクリートブロツクからな
る蓋板bが敷設される。この蓋板bの列には所定
間隔位置に、オーバーフロー用の集水桝dと、浸
透集水桝eとが隣接配置される。この浸透集水桝
eは集められた雨水の、その一部を浸水柱(第2
図浸水柱10参照)から地面に浸透させ、その大
部分を下水道に連通する本管gに流し、雨水を放
散するものである。この各蓋板b、集水桝d、浸
透集水桝eの上面は側方へ緩傾斜した面一となつ
ており、その上面で、車道xの縁部yを構成して
いる。そして、雨水は、側溝a上の縁部yを流れ
て、前記集水桝dに形成した集水孔hまたは、該
側溝aを通つて浸透集水桝e内に回収される。
<考案が解決しようとする問題点> かかる構成にあつて、側溝aには通水孔を多数
形成することはできない。これは、車道xの表面
をつたつて、雨水が縁部yに流れてくる際に、車
道x上の塵芥も縁部y側に流れ、側溝a内に流入
して堆積し、側溝aの流水性を阻害することとな
るからである。
そこで、前記従来構成にあつては、通常、蓋板
bを通水性材料で形成するか、蓋板bに通水孔を
形成したとしても、その数をできるだけ少なくす
るようにしている。
このため、通水孔の数を減少させた場合は勿
論、蓋板bの通水性材料で形成する場合にも、通
水能力には限界があるから、雨量の多い場合に
は、縁部y上に水溜りが生じ易く、車の通行の度
に、歩道zの側に水が飛散する弊害を生ずる。
また、前記蓋板b、集水桝d、浸透集水桝e
は、車道xの縁部yにあるから、その上には車の
走行、駐車により、常時大荷重がかかり、しかも
側溝a下には雨水が浸透する。このため地盤が沈
下して、側溝aの亀裂、破損を生じ易い。
そのほか、歩道zの角部には縁石が設けられる
が、この縁石は車の乗り上げにより欠損し易い。
また側溝a内を清掃する場合には、大重量のコン
クリートブロツクからなる蓋板bを移動させなけ
ればならず、清掃が容易でない等の欠点があつ
た。
本考案は、上記した種々の従来欠点を除去する
ことを目的とする集水筐体に関するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、 車道よりも一段高い歩道の、該車道と隣接する
縁部位置に構築された集水路上に配設されるもの
であつて、 上下に開口を有し、集水路上に固定されて、そ
の下部開口が集水路と連通する据え付枠と、 前記据え付枠に開閉可能に枢支されて、該据え
付枠の上部開口を覆い、その上面を歩道側とほぼ
面一とし、その車道側縁部には該車道側に傾斜す
る傾斜面を備え、さらに該傾斜面に通水溝孔が形
成され、車道側の最端縁には該車道側に開口する
集水孔が形成されてなる蓋体と で構成した集水筐体である。
<作用> 車道側端部に集水した雨水は、集水筐体の車道
側に開口する集水孔から、集水路に回収される。
さらに歩道側からの雨水は、蓋体の傾斜面を伝つ
て通水溝孔及び集水孔から回収される。
また集水筐体は歩道の、車道側縁部に構築され
た集水路上に設けられて縁石の代りとなる。この
集水筐体は金属製であるから、車が乗上げても破
損することはない。
さらに、車道下に集水路を構築する必要がない
から、集水路上に車の荷重が常時掛かることはな
い。
<実施例> 第1〜4図について本考案の一実施例を説明す
る。
1は、車道xよりも一段高い歩道zの、該車道
zと隣接する縁部位置に構築された集水路であつ
て、該縁部位置下にはU字側溝2がコンクリート
枠3を敷設することにより構築されている。前記
U字側溝2の所定間隔位置には、オーバーフロー
用の集水桝5と、浸透集水桝6とが隣接して埋設
されている。
前記集水桝5は、一側壁にU字側溝2に連通す
るように連通孔7aが形成され、その対向側壁に
は連通孔7bが形成されている。またその底面に
は水抜孔8が形成されている。
また前記浸透集水桝6は集水桝5と等容量であ
つて、集水桝5に対向する側壁には前記連通孔7
bと一致する連通孔9が形成され、その底面には
筒状の浸透柱10が垂設されている。前記浸透柱
10の垂下端には通水性底板11が設けられてい
る。また前記浸透集水桝6の車道x側の側壁は、
下水道に連通する本管14の端部が挿入されてい
る。
前記コンクリート枠3、集水桝5、浸透集水桝
6の下部は、砕石層12、遮断用砂層13が敷設
されている。
前記U字側溝2には、除塵用のバスケツト15
が夫々乗載される。また前記U字側溝2上には、
本考案に係る金属製集水筐体20が、前記コンク
リート枠3の上端に固定されて、多数乗載され
る。
前記集水筐体20の構成を第3図に基いて詳細
に説明する。
21は上下に開口22,23を有する矩形状の
据え付枠であつて、コンクリート枠3上に開口2
3の周囲に突成した乗載鍔24を乗載してボルト
固定することにより、U字側溝2上に固定され
る。前記据え付枠21の歩道側の側壁26は、そ
の上端が歩道面と一致している。また前記側壁2
6と対向する車道側の側壁27は、車道xの縁部
yの表面と一致している。すなわち、側壁26と
側壁27とは車道x、歩道zの高さの相違分、段
違いとなつている。前記据え付枠21の隅部には
蓋体30を支持する係止突面28が形成されてい
る。
前記蓋体30は開口22を遮断するものであつ
て、その車道側の両端部に突成した支軸31を側
壁27の両隅位置に嵌入して開閉可能に連結され
ており、係止突面28に支持された状態で、その
上面37を歩道zと面一としている。該上面37
には種々の模様形状の滑り止め突部が形成されて
いる。また車道x側の縁部には該車道x側に緩傾
斜した傾斜面32が形成されている。そして該傾
斜面32には、道路の幅方向の通水溝孔33が前
後方向に列設されている。また前記蓋体30の車
道側端から下方に垂下する側壁には、前記通水溝
孔33と整一に連続する通水溝孔35が形成さ
れ、かつその下端縁を据え付枠21の側壁27の
上端と間隔を生じさせ、該間隔と通水溝孔35と
で、車道側に開口する集水孔36を形成してい
る。
前記傾斜面32により歩道z側に車が乗り上げ
た場合に、タイヤを損耗させず、かつ蓋体30へ
の損傷も緩和される。また傾斜面32と、該傾斜
面32に形成した通水溝孔33との相乗作用によ
り歩道z側からの雨水の排出が良好となつて前記
蓋体30上に水がたまることはなく、歩道を歩き
易い。
40は、集水桝5上に乗載される金属製集水筐
体であつて、前記集水桝5の平面形状に適合する
略正方形状をしており、第4図左半分で示すよう
に矩形状の据え付枠41と、その上部に開閉可能
に支持される蓋体42とからなる。また前記蓋体
42の下端内側に突成した係止鍔243には、バ
スケツト44が係止される。
その他の構成は、集水筐体20と同じであり、
同一符号を付して、その説明を省略する。
また50は、浸透集水桝6上に乗載される金属
製集水筐体であつて、前記集水筐体40と同じく
略正方形状をしており、第4図右半分で示すよう
に矩形状の据え付枠51と、その上部に開閉可能
に支持される蓋体52とからなる。前記蓋体52
には、集水孔36は形成されていない。
前記各集水筐体20,40,50は、夫々その
側面に形成された嵌合孔54と、連結突起55を
相互に嵌合して集水路1上に密接状に連結され
る。
前記構成にあつて、雨水は、各集水筐体20及
び集水筐体40の通水溝孔33、集水孔36から
U字側溝2、集水桝5に流れ込む。すなわち、歩
道z上に降つた雨は通水溝孔33上の傾斜面32
の案内作用により該通水溝孔33に流れ込み、ま
た縁部yに流れてきた雨は集水孔36から流れ込
んで、バスケツト15,44で濾過作用を受け、
U字側溝2を経て連通孔7aからまたは直接、集
水桝5に流入する。該集水桝5は、集水容量を増
大し、かつ浸透集水桝6の放水能を補助するもの
であつて、その大部分は、連通孔7b,9から浸
透集水桝6に流れこむが、一部は水抜孔8から砕
石層12に排出される。
前記集水桝5から浸透集水桝6に流れ込んだ雨
水は、本管14から下水道に放流され、その一部
は、浸透柱10から通水性底板11を透過して砕
石層12に排出される。
集水路1のバスケツト15,44には塵芥が堆
積し、また集水桝5内にもごみが溜り易いが、各
蓋体30,42,52は夫々、支軸31により開
閉可能に支持されているから、簡易にその開放が
可能となり、清掃作業を施すことができる。
<考案の効果> 本考案は、上述したように、歩道z側に構築し
た集水路1上に、集水筐体20,40を配設し、
その上面37を歩道側に面一とし、さらに傾斜面
32をその車道側縁部に形成し、該傾斜面32に
形成した通水溝孔33と、車道側に開口する集水
孔36とで、雨水を回収するようにしたから、 イ ごみの溜り易い車道xの縁部yに直接通水孔
を形成するものではなく、通水溝孔3と集水孔
36とで充分な通水面積を確保することができ
通水能が増大する。このため、車道xの縁部y
には水溜りを生じない。
ロ 前記傾斜面32により歩道z側に車が乗り上
げた場合に、タイヤを損耗させず、かつ蓋体3
0への損傷も緩和される。
ハ 傾斜面32と、該傾斜面32に形成した通水
溝孔33との相乗作用により歩道z側からの雨
水の排出が良好となつて前記蓋体30上に水が
たまることはなく、歩道を歩き易い。
ホ 据え付枠を集水路の直上に固定するものであ
り、歩道zの縁部の直下に集水路を構築する場
合に適し、このため車道xの縁部yの直下に集
水路1を構築しなくてもよいから、車両等の荷
重を常時受けることはなく、集水路1の損壊が
著減する。
ヘ 金属製蓋体30が越石の代わりと成り、かつ
該蓋体30の縁部に形成した傾斜面32が車と
の衝撃を緩和するから耐久性が著しく増し、従
来の用に縁石の欠損による美感の低下が無く、
街路の景観を保全できる。
ト 金属製蓋体30の上面37には種々の模様形
状の滑り止め突部を形成することが容易にでき
るから、美観の向上及び歩道の安全性を確保で
きる。
チ 蓋体30,42,52の開閉が容易であり、
しかもその直下に集水路1が配設されているか
ら内部の清掃が簡単である。
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す集水路1の平
面図、第2図は同縦断側面図、第3図は第2図A
−A線断面図、第4図は左半分を第2図B−B線
で、右半分を第2図C−C線で切断して示す断面
図、第5図は従来構成の平面図、第6図は第5図
D−D線断面図である。 1;集水路、2;側溝、5;集水桝、6;浸透
集水桝、10;浸透柱、14;本管、15;バス
ケツト、20;集水筐体、21;据え付枠、3
0;蓋体、32;傾斜面、33;通水溝孔、3
5;通水溝孔、36;集水孔、40;集水筐体、
41;据え付枠、42;蓋体、50;集水筐体、
51;据え付枠、52;蓋体、x;車道、y;縁
部、z;歩道。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車道よりも一段高い歩道の、該車道と隣接する
    縁部位置に構築された集水路上に配設されるもの
    であつて、 上下に開口を有し、集水路上に固定されて、そ
    の下部開口が集水路と連通する据え付枠と、 前記据え付枠に開閉可能に枢支されて、該据え
    付枠の上部開口を覆い、その上面を歩道側とほぼ
    面一とし、その車道側縁部には該車道側に傾斜す
    る傾斜面を備え、さらに該傾斜面に通水溝孔が形
    成され、車道側の最端縁には該車道側に開口する
    集水孔が形成されてなる蓋体と で構成されている金属製集水筐体。
JP1986086836U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0242785Y2 (ja)

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JP1986086836U JPH0242785Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JPS62200779U JPS62200779U (ja) 1987-12-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509953B1 (ko) * 2001-08-30 2005-08-24 김기홍 우수침투용 우수받이
JP2015218519A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 東北岡島工業株式会社 U字形側溝への載置用縁石部付き溝蓋

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579449U (ja) * 1980-06-13 1982-01-18

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