JPH0324705Y2 - - Google Patents

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JPH0324705Y2
JPH0324705Y2 JP1987061544U JP6154487U JPH0324705Y2 JP H0324705 Y2 JPH0324705 Y2 JP H0324705Y2 JP 1987061544 U JP1987061544 U JP 1987061544U JP 6154487 U JP6154487 U JP 6154487U JP H0324705 Y2 JPH0324705 Y2 JP H0324705Y2
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JP
Japan
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water collection
water
grating
road surface
bars
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、路面の雨水を集水する集水ますの蓋
に関するものである。
[従来の技術] 近年、市街地の道路は、自動車と歩行者等の交
通を分離して歩行者等の安全を図るるために歩道
が設置されており、この歩道は、車道より若干高
くして、車の乗入れや路面の雨水の流込みを防止
している。
したがつて、路面の雨水は、車道と歩道の間の
街渠工を流れ、街渠工に適宜の間隔を置いて設置
した集水ますを通つて路面下の雨水管に排水さ
れ、この街渠工と集水ますは、歩道のない道路に
も設置されている。そして、上記集水ますには、
交通の安全のために、グレーチングが設けられて
いる。
しかしながら、上記グレーチングは、自動車が
乗入れても破損にしないように格子の幅を狭くし
ているので、豪雨時に、雨水によつて街渠工に流
された路面のごみが詰り易く、しかも、グレーチ
ングがが詰りだすと雨水の流速が減少して目詰り
が促進され、グレーチングの集水能力が一層低下
して街渠工に雨水が溢れるという問題がある。
[本考案が解決しようとする問題点] 本考案は、路面から集水する平面集水部と、路
面の側面から集水する側面集水部を備え、該側面
集水部から集水によつて小さなごみを排出させ
て、ごみの詰まりによる集水ますの集水能力の低
下を防止することを、解決しようとする問題点と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本考案の集水ます
は、路面から集水する平面集水部と回路面の側面
から集水する側面集水部とを回動自在に連結し、
上記平面集水部には、縦横のバーによつて格子状
に形成されたグレーチングを設け、上記側面集水
部には、平面集水部におけるグレーチングの格子
目よりも十分に大きな間隔を置いて複数のバーを
縦方向に設け、これらのバーを、街渠工を流れる
雨水を側面集水部の方向に誘導可能な向きに偏向
させて取付けてあることを特徴とするものであ
る。
[作 用] 路面から街渠工に流れる雨水は、通常平面集水
部から集水ますに集水される。
この場合、路面のごみが平面集水部のグレーチ
ングに詰まると、集水能力が低下して街渠工の水
位が上昇するが、この水は、路面の側面から集水
する側面集水部から集水されるので、集水ますの
集水能力の低下を防止することができる。特に側
面集水部は、街渠工の水位が上昇するとその流入
面積が大きくなるので、街渠工を流れる雨水を速
やかに集水ますに集水することができる。
また、側面集水部に、小さなごみを排出できる
間隔を置いて複数のバーを縦方向に設けたことに
より、グレーチングに堆積した小さなごみは、側
面集水部から集水ますに排出されるので、グレー
チングに詰まつたごみが減小してグレーチングの
集水能力を恢復させることができる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、こ
の集水ます用蓋は、路面から集水する平面集水部
1と路面の側面から集水する側面集水部2を備
え、集水部1,2は、それらの受枠3,4に一体
的に設けた連結脚部5,…に挿入された連結ピン
6,6によつて、相対回動可能に連結されてい
る。
上記平面集水部1の受枠3は、対向して配設さ
れたアングル3a,3aと、平板3b,3bを溶
接等の適宜手段で一体化して矩形または正方形に
形成されており、アングル3a,3a上に載置さ
れたグレーチング8は、ボルトによつて受枠3に
取外し可能に取付けられている。
上記グレーチング8は、四周のエンドプレート
9,…内に、路面の方向と平行に設けた複数のベ
アリングバー10,…及びこれと直交する方向に
設けた複数のツイストバー11,…によつて格子
状に形成され、断面六角形の棒材を捻曲した上記
ツイストバー11,…は、ベアリングバー10,
…の上面に形設された溝に嵌着されており(第2
図参照)、ベアリングバー10,…は、自動車が
乗入れても破損しないように、間隔が狭くされて
いる。
一方、側面集水部2の受枠4は、側面視台形状
に形成され、複数のバー12,…が、小さなごみ
を排出させるために平面集水部1におけるグレー
チング8の格子目よりも十分に大きな間隔、例え
ば約10cm程度の比較的広い間隔をおいて縦方向に
設けられており、これらのバー12は、街渠工を
流れる雨水を該側面集水部2の方向に誘導し得る
ように偏向した状態に取付けてられている。この
場合、側面集水部2は後述する集水ますに対して
略垂直に配置され、しかも高さが境界ブロツクよ
りも低いので、バー12,…の間隔が広くても危
険なことはない。
上記実施例の蓋は、第3図に示すように、街渠
工に適宜の間隔を置いて設けた集水ます14に設
置されるもので、ます14は、開口周縁に平面集
水部1の受枠3が載置される係止段部を有し、、
路面の側面側に一体または別体に設けられた境界
ブロツク15の側面に、雨水の流入口15aが開
設されており、流入口15aの開口周縁に、側面
集水部3の受枠4を係止する係止段部が設けられ
ている。したがつて、上記蓋は、集水ます14に
取付けられると、第3図に示すように、平面集水
部1はブロツク15側が僅かに低く、側面集水部
2はブロツクに垂直または僅かに傾斜して設置さ
れる。
この場合、街渠工の路面に対する傾斜角度は場
所によつて異なるため、それに応じて平面集水部
1を種々の傾斜角度で設置する必要があるが、該
平面集水部1と側面集水部2とが回動自在に連結
され、相互間の角度を変更できるようになつてい
るので、側面集水部2を路面に対して一定の傾斜
角度に保持したまま、平面集水部1の傾斜角度だ
けを任意の大きさに設定することができる。
上記実施例は、街渠工を流れる雨水が少量の場
合には、路面のごみが殆ど街渠工に流れないの
で、通常の蓋と同様に、雨水は平面集水部1で集
水される。
豪雨等によつて短時間に多量の雨水が街渠工を
流れると、路面のごみが雨水と共に街渠工に流
れ、比較的幅の狭いグレーチング8に詰まつてそ
の集水能力が低下し、街渠工の水位が上昇する
が、この水は、側面集水部2から集水ます14に
流出し、しかも、街渠工の水位の上昇によつて側
面集水部2の集水面積が増加して多量の水を流出
させて雨水を速やかに集水ます14に排水するの
で、集水ますの集水能力の低下を防止することが
できる。
また、側面集水部2に縦方向に設けたバー1
2,…は小さなごみを排出できるために、グレー
チング8に堆積した小さなごみが側面集水部2か
ら流出する雨水とともに集水ます14に排出され
るので、グレーチング8上のごみが減少してグレ
ーチングの集水能力を恢復させることができるば
かりでなく、排水完了後にグレーチング8上に取
残されるごみを少なくすることができる。
[考案の効果] 本考案の集水ます用蓋は、路面から集水する平
面集水部と路面の側面から集水する側面集水部を
有するので、平面集水部に設けたグレーチングの
集水能力が路面のごみによつて低下しても、側面
集水部によつて集水することができ、しかも、側
面集水部の集水能力は街渠工に水位の上昇に伴つ
て増加するので、集水ますの集水能力の低下を防
止することができる。
また、側面集水部に設けた複数のバーは、平面
集水部におけるグレーチングの格子目よりも十分
に大きな間隔を置いて設けてあるので、流れてき
たごみやグレーチング上に堆積した小さいごみ等
をこれらのバーの間を通じて確実に排出すること
ができ、しかも、上記各バーは、街渠工を流れる
雨水を側面集水部の方向に誘導可能な向きに偏向
させて取付けてあるので、雨水の流量が多い場合
でもこれらのバーによつて雨水を確実に側面集水
部の方向に誘導し、該側面集水部を通じて確実に
流出させることができ、特に、道路に勾配があつ
て雨水の流速が大きい場合に効果が大きく、この
ため、雨量に拘らず高い集水能力を発揮し得るば
かりでなく、平面集水部のグレーチング上に一旦
堆積した小さなごみも側面集水部方向への水流に
よつて押し流し、該平面集水部の集水能力を確実
且つ自動的に恢復させることができ、排水完了後
にグレーチングに取残されるごみも少なくなるの
で、道路の美感を向上させることもできる。
更に、該平面集水部と側面集水部とを回動自在
に連結し、相互間の角度を変更できるようにして
いるため、街渠工の路面に対する傾斜角度が異な
る場所であつても、側面集水部を路面に対して一
定の傾斜角度に保持したまま、平面集水部だけを
街渠工の傾斜角度に応じた種々の傾斜角度で設置
することができ、施行が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は第
1図のA−A線断面図、第3図は、排水ますに施
した状態を示す縦断面図である。 1…平面集水部、2…側面集水部、8…グレー
チング、12…バー、14…集水ます。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 路面から集水する平面集水部と、路面の側面か
    ら集水する側面集水部とを回転自在に連結してな
    り、 上記平面集水部には、縦横のバーによつて格子
    状に形成されたグレーチングを設け、 上記側面集水部には、平面集水部におけるグレ
    ーチングの格子目よりも十分に大きな間隔を置い
    て複数のバーを縦方向に設け、これらのバーを、
    街渠工を流れる雨水を側面集水部の方向に遊導可
    能な向きに偏向させて取付けてある、ことを特徴
    とする集水ます用蓋。
JP1987061544U 1987-04-23 1987-04-23 Expired JPH0324705Y2 (ja)

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JP1987061544U JPH0324705Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JP1987061544U JPH0324705Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JPS63171488U JPS63171488U (ja) 1988-11-08
JPH0324705Y2 true JPH0324705Y2 (ja) 1991-05-29

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JPS556858U (ja) * 1978-06-29 1980-01-17

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