JPH0335720Y2 - - Google Patents

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JPH0335720Y2
JPH0335720Y2 JP1984077853U JP7785384U JPH0335720Y2 JP H0335720 Y2 JPH0335720 Y2 JP H0335720Y2 JP 1984077853 U JP1984077853 U JP 1984077853U JP 7785384 U JP7785384 U JP 7785384U JP H0335720 Y2 JPH0335720 Y2 JP H0335720Y2
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JP
Japan
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tube container
neck
inward flange
small
container
Prior art date
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JP1984077853U
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JPS60190635U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、例えば二重の、或いは色を異にする同
種のクリーム状化粧品等を任意に注出できるよう
にした二重チユーブ容器に係る。
「従来の技術」 この種容器としては、例えば実公昭38−13197
号公報のものがある。該容器は、胴部上端から第
一口頚部を起立し、かつ第一口頚部内面前部から
縦板を第一口頚部の中心まで突出した大形チユー
ブ容器と、該大形チユーブ容器の第一胴部内に第
二胴部を収納させ、該第二胴部上端から起立した
第二口頚部前部を上記縦板後端縁に圧搾させて、
該第二口頚部を大形チユーブ容器の第一口頚部後
部内に嵌合させた小形チユーブ容器と、第一口頚
部の外面に、頂壁周縁から垂設した周壁を回動可
能に嵌合させ、かつ頂壁の偏心位置に吐出口を穿
設したキヤツプとからなり、キヤツプを回動させ
ることによつて吐出口を移動させ、チユーブ容器
内の収納物を任意に選択して押出すことができる
よう形成されている。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来の二重チユーブは、小形チユーブ容器
の第二口頚部が大形チユーブ容器の第一口頚部か
ら抜け落ちるのを阻止するための手段が何ら構じ
られていないため、第二口頚部が抜け落ちてチユ
ーブ容器が使用不能となる虞があつた。また、そ
の二重チユーブは、大小両チユーブ容器を合成樹
脂で形成した場合、収納物注出後にチユーブ容器
が弾性復元するため、その弾性復元に際して外気
をチユーブ容器内へ吸入することになり、よつ
て、胴部内収納物が吸入した外気に触れて酸化
し、変質し易い欠点を来すものであつた。
本案はそのような欠点の除去および構造の簡易
化を目的とする。
「課題を解決するための手段」 第一口頚部4内面に内向きフランジ5を付設し
た合成樹脂製の大形チユーブ容器1と、上記内向
きフランジ5上面に底板外周部を載置させて内向
きフランジ上方の第一口頚部4一部分内に有底の
大径筒部7を水密に嵌合させると共に、上記内向
きフランジ5内周面との間に間隙をおいて上記底
板下面から注出筒部9を垂下し、かつ上記大径筒
部7内を仕切壁により左右溜室8,8に二分割
し、その一方溜室内と注出筒部9内とを、かつ上
記間隙を介して他方溜室内と大形チユーブ容器内
とを、それぞれ連通する小透孔を上記底板に穿設
し、更に、溜室8,8上面を頂板で閉塞し、左右
両溜室8,8の各上方頂板部分に連通孔を穿設し
た吐出路形成部材6と、上記注出筒部9に第二口
頚部11を嵌着させて上記大形チユーブ容器1内
に垂設した合成樹脂製の小形チユーブ容器10
と、上記連通孔をそれぞれ閉塞させて上記頂板上
面に頂壁14を載置させ、該頂壁周縁から垂設し
た周壁13を上記第一口頚部4外面に回動可能に
嵌合させたキヤツプ12からなり、キヤツプ頂壁
14の偏心位置に、大小両チユーブ容器に対して
キヤツプを回動させることで、上記連通孔に連通
する吐出口15を穿設した。
「作用」 チユーブ容器に対してキヤツプ12を回動さ
せ、吐出路形成部材6の頂板に穿設した一方の連
通孔上方に吐出口15を位置させ、このようにし
て、押出しする収納物を選択した後大形チユーブ
容器の胴部を圧搾する。該圧搾により一方のチユ
ーブ容器から収納物が注出されるが、この際大形
チユーブ容器内収納部の場合は、内向きフランジ
5の内周と注出筒部9との間隙、および該間隙上
方を閉塞する吐出路形成部材6の底板部分に穿設
した小透孔を通つて、また、小形チユーブ容器体
内収納物の場合は、注出筒部9内およびその上方
底板部分に穿設した小透孔を通つて、それぞれ大
径筒部7の左右溜室8,8内に入り、更に、それ
等両室上方の頂板に穿設した連通孔およびキヤツ
プの吐出口15を通つて注出される。注出後、胴
部を離しても溜室8,8内に収納物が溜められて
いて、上記底板の小透孔をそれぞれ閉塞するた
め、胴部が弾性復元しようとしても外気を吸入す
ることが出来ない。
「実施例」 第1図、第2図は本案の第一実施例を示すもの
で、1は合成樹脂製の大形チユーブ容器であり、
該チユーブ容器は、胴部2上端から肩部3を介し
て第一口頚部4を起立させている。該第一口頚部
の上部は小外径部とし、該小外径部の下端に内向
きフランジ5が付設させてある。
大形チユーブ容器の口頚部4には吐出路形成部
材6を嵌合させる。該吐出路形成部材は、下部材
6aと上部材6bの二部材で形成されている。下
部材6aは、底板外周から大径筒部を起立すると
に、その底板下面から小径の注出筒部9を垂下
し、かつ上記大径筒部7内を仕切壁により左右溜
室8,8に二分して、その一方室内と注出筒部9
内とを底板に設けた小透孔で連通し、また、注出
筒部9上方から外れた他方室内底板部分にも小透
孔を穿設したもので、第1図が示すように、底板
外周を内向きフランジ5上へ載置し、かつ大径筒
部7を内向きフランジ5上方の第一口頚部部分内
面へ水密に嵌合させ、上記他方室の小透孔、およ
び注出筒部9と内向きフランジ5内周との間を通
つて上記他方室内と大形チユーブ容器内とを連通
させる。上部材6bは、頂板周縁から垂下した周
壁を内向きフランジ5上方の第一口頚部部分外面
に嵌合させて、頂板で上記溜室8,8上面に閉塞
し、かつ、左右両溜室8,8の各上方頂板部分に
連通孔を穿設したもので、周壁外面にほぼ半周に
わたつて凹溝6cが形成してある。
上記注出筒部9外面には、合成樹脂製の小形チ
ユーブ容器10の第一口頚部11を嵌合させ、該
小形チユーブ容器は大形チユーブ容器内へ垂設さ
せる。
上記大形チユーブ容器の第一口頚部4外面には
キヤツプ12を嵌合させる。該キヤツプは、頂壁
14周縁から垂下した周壁13を第1口頚部4外
面に回動可能に嵌合させ、かつ、頂壁14の偏心
位置に吐出口15を穿設し、更に、周壁13内面
に設けた突部12aを上記凹溝6c内に摺動可能
に嵌合させたもので、該突部を凹溝一端に位置さ
せたとき、吐出口15と一方連通孔とが連通し、
また、突部12aを他端へ移動させる途中で吐出
口15と他方連通孔とが連通し、更に、突部12
aを凹溝の他端へ移動させると、頂壁14下面に
より両連通孔を閉塞するよう形成している。
次に、第3図、第4図、第5図は、本案の第二
実施例を示すもので、連通孔周囲の頂板部分に溝
16,16を、該溝先端間を近接させて形成して
いる。このようにすることで、第4図、第5図が
示すように、それ等両溝16,16を介して両連
通孔を吐出口15に連通させることができる。ま
た、連通孔中心を通る上部材直径線上と、該直径
線と直交する直径線上との各上部周壁外面上に凹
部6d…を縦設させ、これ等凹部へ突部12aを
係合させることで、キヤツプが所定の収納物注出
位置、または、連通孔閉塞位置にあることを知り
得るようにしている。
「考案の効果」 本案は上記構成とするもので、内外二重のチユ
ーブ容器としたから、二種の収納物を収納させて
注出できる便利があり、また、底板周縁から起立
して大形チユーブ容器の第一口頚部4内に嵌合さ
れた大径筒部7内を仕切つて左右溜室8,8を形
成させ、上記底板から垂下する小径注出筒部9内
と一方の溜室8内とを、また上記第一口頚部4内
面の内向きフランジ5の内周と上記注出筒部9と
の間を通つて他方の溜室8と大形チユーブ容器1
内とを、それぞれ連通する二箇の小透孔を上記底
板に穿設したから、かつ上記注出筒部9に小形チ
ユーブ容器の第二口頚部11を嵌着させたから、
更に、上記左右両溜室8,8の上端面を頂板で閉
塞して、該頂板の両溜室上方部分にそれぞれ連通
孔を穿設したから、胴部圧搾によつて注出される
収納物は上記両溜室8,8内を満たした後、吐出
口15から押出されることとなり、従つて、圧搾
の後胴部を離しても両溜室内に満たされた収納物
が、底板に穿設した小透孔を閉塞するため、胴部
の弾性復元のための外気を吸入することがなく、
両チユーブ容器の胴部内に外気が入つて収納物が
酸化により変質することがない。尚チユーブ容器
における外気吸入防止のために、その容器の口頚
部内に吐出弁を設けることも考えられるが、本案
は溜室8,8内に溜つた収納物が外気吸入防止の
吐出弁としての機能を果すためその構造を簡易に
することができる。更に、大形チユーブ容器の第
一口頚部4内面の内向きフランジ5上に底板外周
部を載置させ、かつ該底板から垂設した注出筒部
9に小形チユーブ容器の第二口頚部11を嵌合さ
せて大形チユーブ容器1内に小形チユーブ容器1
0を垂設したから、大形チユーブ容器に対して小
形チユーブ容器を強固に連結でき、該連結が外れ
てチユーブ容器が使用不能となるような虞がな
い。更に、キヤツプ頂壁14の偏心位置に、大小
両チユーブ容器に対してキヤツプを回動させるこ
とで、頂板に穿設した連通孔に連通する吐出口1
5を穿設したから、チユーブ容器内の収納物を任
意に選択して注出することができて便利であるば
かりでなく、いずれも注出しないときは、両溜室
8,8を共に閉口できて、両溜室内の収納物が外
気に触れて変質することもなければ、相互に混り
合うこともなく、そして、吐出口15内に残つて
外気に触れる収納物は極くわずかで、これが変質
したとしてもロスは極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案チユーブ容器の縦断面図、第2図
はそのチユーブ容器に使用する吐出路形成部材の
分解斜視図、第3図はその吐出路形成部材を別実
施例で示す斜視図、第4図は第3図の吐出路形成
部材を使用するチユーブ容器の拡大平面図、第5
図は第4図−線を矢示方向にみたチユーブ容
器要部の断面図である。 1……大形チユーブ容器、6……吐出路形成部
材、10……小形チユーブ容器、12……キヤツ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第一口頸部4内面に内向きフランジ5を付設し
    た合成樹脂製の大形チユーブ容器1と、上記内向
    きフランジ5上面に底板外周部を載置させて内向
    きフランジ上方の第一口頸部4一部分内に有底の
    大径筒部7を水密に嵌合させると共に、上記内向
    きフランジ5内周面との間に間隙をおいて上記底
    板下面から注出筒部9を垂下し、かつ上記大径筒
    部7内を仕切壁により左右溜室8,8に二分割
    し、その一方溜室内と注出筒部9内とを、かつ上
    記間隙を介して他方溜室内と大形チユーブ容器内
    とを、それぞれ連通する小透孔を上記底板に穿設
    し、更に、溜室8,8上面を頂板で閉塞し、左右
    両溜室8,8の各上方頂板部分に連通孔を穿設し
    た吐出路形成部材6と、上記注出筒部9に第二口
    頸部11を嵌着させて上記大形チユーブ容器1内
    に垂設した合成樹脂製の小形チユーブ容器10
    と、上記連通孔をそれぞれ閉塞させて上記頂板上
    面に頂壁14を載置させ、該頂壁周縁から垂設し
    た周壁13を上記第一口頸部4外面に回動可能に
    嵌合させたキヤツプ12とからなり、キヤツプ頂
    壁14の偏心位置に、大小両チユーブ容器に対し
    てキヤツプを回動させることで、上記連通孔に連
    通する吐出口15を穿設したことを特徴とする二
    重チユーブ容器。
JP7785384U 1984-05-25 1984-05-25 二重チユ−ブ容器 Granted JPS60190635U (ja)

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JP7785384U JPS60190635U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 二重チユ−ブ容器

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JP7785384U JPS60190635U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 二重チユ−ブ容器

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Publication Number Publication Date
JPS60190635U JPS60190635U (ja) 1985-12-17
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JPH0735643Y2 (ja) * 1989-02-28 1995-08-16 マツダ株式会社 低圧鋳造装置のストーク
JP2002128106A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Kyodo Printing Co Ltd 二重チューブ

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JPS60190635U (ja) 1985-12-17

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