JPH0335552Y2 - - Google Patents
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- JPH0335552Y2 JPH0335552Y2 JP2473385U JP2473385U JPH0335552Y2 JP H0335552 Y2 JPH0335552 Y2 JP H0335552Y2 JP 2473385 U JP2473385 U JP 2473385U JP 2473385 U JP2473385 U JP 2473385U JP H0335552 Y2 JPH0335552 Y2 JP H0335552Y2
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- Japan
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- type
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 15
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 15
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 32
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
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- Electric Cable Installation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は和文タイプライタに於て活字をタイプ
バーに咬持した後、タイプバーの印打時にタイプ
バーピースによる活字のタイプバーえの咬持状態
を確実に維持することができるように工夫された
ものである。
バーに咬持した後、タイプバーの印打時にタイプ
バーピースによる活字のタイプバーえの咬持状態
を確実に維持することができるように工夫された
ものである。
従来の技術
従来タイプバー復動用のスプリングの張力をタ
イプバーの印打時に、活字咬持用のタイプバーピ
ースに作用せしめて、活字をタイプバーに確実に
咬持せしめることができるようにした和文タイプ
ライタに於ける活字の咬持装置は特公昭58−
45354号公報で開示されている。
イプバーの印打時に、活字咬持用のタイプバーピ
ースに作用せしめて、活字をタイプバーに確実に
咬持せしめることができるようにした和文タイプ
ライタに於ける活字の咬持装置は特公昭58−
45354号公報で開示されている。
考案の解決しようとする問題点
タイプバーの印打作動時に、活字をタイプバー
の活字挿入孔内え咬持した後、タイプバーの印打
揺動の完了時まで咬持状態を維持せしめるのに、
スプリングにより附勢されると共に、カム面を具
えたカム盤の前記カム面とタイプバーピースに架
せられたローラーとを前記スプリングの附勢によ
り係合させ、これによつてタイプバーピースによ
る活字の咬持状態を一層確実ならしめて、鮮明な
印書物を確実に得ることができるようにした和文
タイプライタにおける活字の咬持装置を提供する
ものである。
の活字挿入孔内え咬持した後、タイプバーの印打
揺動の完了時まで咬持状態を維持せしめるのに、
スプリングにより附勢されると共に、カム面を具
えたカム盤の前記カム面とタイプバーピースに架
せられたローラーとを前記スプリングの附勢によ
り係合させ、これによつてタイプバーピースによ
る活字の咬持状態を一層確実ならしめて、鮮明な
印書物を確実に得ることができるようにした和文
タイプライタにおける活字の咬持装置を提供する
ものである。
問題を解決するための手段
図面の実施例により之を詳記すると、1は上方
が開口された機台にして、この機台の前後方向の
略中央部には、その左右を結ぶ一対の杆2と2′
とが所定の間隔を隔ててネジ3で一体的に固定さ
れている。4は活字庫にして、この活字庫4には
印字用の活字5の多数が所定の配列で収容されて
いて、該活字庫4は機台1に対して前後と左右方
向に摺動が自在なように架せられている。6は上
方と手前側とが夫々開口された基盤にして、この
基盤6はその四隅に突設された耳部7,71……
74を介して、前記機台1上の一対の杆2,2′上
にネジ8で一体的に固定されていて、その底板部
の手前側の略中央部には前記活字庫4に相通ずる
孔9が穿設されていると共に、その両側板6′,
6″の前方部近くには、後に詳記するタイプバー
軸10が嵌装される一対の上方が開口された取付
孔11,11′が夫々穿設されていて、この取付
孔11,11′間に上方よりタイプバー軸10を
架した後、基盤6の両側板6′,6″外に突出した
タイプバー軸10の夫々の端部にカラー12,1
2′をネジ止めしてタイプバー軸10が回動が自
在であると共に、左右方向に移動することのない
ように架せられるものであつて、該軸10には主
として、第8図に示すように、タイプバー13の
ボス孔14を嵌装せしめた後、そのボス15に穿
れた孔6と、タイプバー軸10に穿れた孔17と
にノツク線18を挿入せしめて、タイプバー軸1
0とタイプバー13とが一体的に結合されてい
る。又タイプバー13は該タイプバー13と基盤
6の一方の側板6′との間に於て、タイプバー軸
10上に架せられた状態で前記一方の側板6′に
ネジ止めされたタイプバーハブ19に内蔵されて
いるタイプバースプリング20の張力で常に活字
庫4の方に揺動するように附勢されている。そし
て、そのタイプバースプリング20によるタイプ
バー13の揺動は、基盤6に設けられたタイプバ
ー承け21(第1図参照)にタイプバー13が衝
合することによつて阻止されるようになつてい
る。又前記タイプバーボス15の一側(第8図に
於て手前側)の略中央の上部近くにはスプリング
掛け22が突設されている外、前記タイプバー1
3の他端部には活字挿入孔23と、該活字挿入孔
23と相通ずる透孔24が夫々穿設されている
外、タイプバー13の一側(第8図に於て手前
側)の下側部には補強用のリブ25が突設されて
いる。26は活字咬持用のタイプバーピースにし
て、その一端部(第8図参照)には段状に形成さ
れた活字咬持部27が又他端部の両側には係合用
の一対の突起28,28′が夫々突設されている
外、その他端部近くの一側(第8図に於て手前
側)に突設された軸29上には、係合用のローラ
ー30が回転が自在なように架せられている。3
1は起動盤にして、該起動盤31の略中央部には
取付用の孔32が、又該孔32の両側部には係合
用の一対の孔33,33′が、更に前記孔32の
下側の一方(第8図に於て左方)に偏した位置に
は、前記タイプバーピース26の一方の突起28
と係合する係合孔34が穿設されている外、その
一端部に設けられた突起部35には係合用の孔3
6が又前記孔32の上側の外周縁部には係合用の
切欠37が夫々穿れている。38は起動套管にし
て、該起動套管38は、その中心部に穿れた套孔
39と、一側部より他端部に向けて形成された大
径部40と、小径部41とから夫々なつていて、
その大径部40の一端部に設けられた突起部43
の前記起動盤31の孔36と相対向する位置に
は、係合用の孔44が穿設されている。又、前記
大径部40の一側面部46の前記起動盤31の一
対の孔33,33′と相対向する位置には係合用
の一対のピン47,47′が夫々突設されている
外、その大径部40の前記起動盤31の係合孔3
4と相対向する位置には前記タイプバーピース2
6の他方の突起28′と係合する係合用の孔48
が穿れている。49は起動杆にしてその一端部に
係合用の孔50が穿れている。而して、前記起動
盤31はその孔32をタイプバー軸10に係合せ
しめて、該軸10に一体的に設けられたタイプバ
ー13のタイプバーボス15の一側面15′の第
8図に於て手前側にして、且つその切欠37内に
タイプバーボス15に設けられた前記スプリング
掛け22を位置せしめた状態でタイプバー軸10
に回動できるように架した後、前記タイプバー1
3の透孔24を介して、タイプバーピース26の
活字咬持部27が活字挿入孔23に出入できるよ
うに、その突起28を前記起動盤31の係合孔3
4に係合せしめた上で、その第8図に於て手前側
に前記起動杆49を位置せしめると共に、套孔3
9を介して、タイプバー軸10に回動できるよう
に架せられた起動套管38の一対のピン47,4
7′を起動盤31の一対の孔33,33′に夫々係
合せしめると共に、タイプバーピース26の他方
の突起28′に孔48を係合させる外、起動盤3
1の孔36と起動套管38の孔44と起動杆49
の孔50にピン51を係合せしめて、そのピン5
1の一端を起動套管38の孔44にカシメた後、
そのピン51の他端部にスナツプ52を架して、
起動杆49の起動により、起動盤31と起動套管
38とタイプバーピース26とが一体的に作動し
得ると共に、タイプバーピース26を介してタイ
プバー13の活字挿入孔23に挿入された活字5
を咬持した後、タイプバースプリング20の附勢
に抗して、タイプバー13に印打のための揺動を
与えることができるようになつている。更に叙上
のようにタイプバー13、起動盤31及び起動套
管38等の架せられたタイプバー軸10が、基盤
6に設けられた状態に於ては起動套管38の小径
部41の一端面53が基盤6の一方の側板6″の
内側に係合して、起動盤31、起動套管38等が
タイプバー軸10の軸心方向に移動することがな
いようになつている。54はタイプバーピース復
動用のスプリングにして、このスプリング54は
前記タイプバーボス15のスプリング掛け22と
起動套管38の一方のピン47との間に張設され
ている。55は略逆L字状に形成された取付金具
にして、この取付金具55はネジ56,56′に
より基盤6上に一体的に固定されている外、その
垂直部57の一側面(第8図に於て手前側面)の
上方部には係合用のピン58を、又その下方部に
は段付きピン59が夫々突設せしめてある外、そ
の下方部には切欠60が穿設されている。61は
カム盤にして、該カム盤61の一側面(第8図に
於て右側面)には、前記タイプバーピース26の
ローラー30に係合するカム面62が設けられて
いる外、その上方部には揺動制限用の孔63が、
又その下方部には係合用の孔64が夫々穿設され
ている外、その略中央部にはスプリング掛け65
が突設されている。66はスプリングにして、該
スプリング66は略中央部がコイル状の孔67
に、一端部68が略逆U字状に、又他端部69が
略逆L字状に夫々形成されている。そして、前記
カム盤61は、その揺動制限用の孔63を前記取
付金具55のピン58に、又孔64を段付ピン5
9に夫々挿入せしめた後(第8図参照)、前記ス
プリング66の孔67を、前記段付ピン60に挿
入した後その逆U字状に形成され一端部68を前
記スプリング掛け65に逆L字状に形成された他
端部69を前記取付金具55の一端部70(第8
図に於て下方左端)に弾設した後、該スプリング
66が前記段付きピン60の軸心方向に移動する
ことのないようにスナツプ71を段付ピン59に
架して、カム盤61を常に第8図に於て段付きピ
ン59を中心に、時計針方向に揺動するように附
勢せしめてある。そして、該スプリング66の附
勢によるカム盤61の揺動は、揺動制限用の孔6
3の一側部63′が前記ピン58に衝合して受け
止められることにより阻止されるようになつてい
る。第1図と第2図は作動前の状態を示したもの
で、この状態では起動杆49が起動せしめられて
いないため、タイプバー13はタイプバースプリ
ング20の附勢により、タイプバー承け21に受
け止められて位置していると共に、起動盤31と
起動套管38とはスプリング54の附勢により、
起動盤31の切欠37の一側縁部37′がタイプ
バー13のスプリング掛け22に衝合して受け止
められるまで最も第1図時計針方向に回動せしめ
られて、タイプバーピース26を活字挿入孔23
内に進出せしめていない外、カム盤61はスプリ
ング66の附勢により、その孔63の一側部6
3′が前記ピン58に衝合して受け止められるま
で第1図時計針方向に回動せしめられて位置して
いるばかりでなく、タイプバーピース26のロー
ラー30は取付金具55の切欠60下に位置して
いる状態である。
が開口された機台にして、この機台の前後方向の
略中央部には、その左右を結ぶ一対の杆2と2′
とが所定の間隔を隔ててネジ3で一体的に固定さ
れている。4は活字庫にして、この活字庫4には
印字用の活字5の多数が所定の配列で収容されて
いて、該活字庫4は機台1に対して前後と左右方
向に摺動が自在なように架せられている。6は上
方と手前側とが夫々開口された基盤にして、この
基盤6はその四隅に突設された耳部7,71……
74を介して、前記機台1上の一対の杆2,2′上
にネジ8で一体的に固定されていて、その底板部
の手前側の略中央部には前記活字庫4に相通ずる
孔9が穿設されていると共に、その両側板6′,
6″の前方部近くには、後に詳記するタイプバー
軸10が嵌装される一対の上方が開口された取付
孔11,11′が夫々穿設されていて、この取付
孔11,11′間に上方よりタイプバー軸10を
架した後、基盤6の両側板6′,6″外に突出した
タイプバー軸10の夫々の端部にカラー12,1
2′をネジ止めしてタイプバー軸10が回動が自
在であると共に、左右方向に移動することのない
ように架せられるものであつて、該軸10には主
として、第8図に示すように、タイプバー13の
ボス孔14を嵌装せしめた後、そのボス15に穿
れた孔6と、タイプバー軸10に穿れた孔17と
にノツク線18を挿入せしめて、タイプバー軸1
0とタイプバー13とが一体的に結合されてい
る。又タイプバー13は該タイプバー13と基盤
6の一方の側板6′との間に於て、タイプバー軸
10上に架せられた状態で前記一方の側板6′に
ネジ止めされたタイプバーハブ19に内蔵されて
いるタイプバースプリング20の張力で常に活字
庫4の方に揺動するように附勢されている。そし
て、そのタイプバースプリング20によるタイプ
バー13の揺動は、基盤6に設けられたタイプバ
ー承け21(第1図参照)にタイプバー13が衝
合することによつて阻止されるようになつてい
る。又前記タイプバーボス15の一側(第8図に
於て手前側)の略中央の上部近くにはスプリング
掛け22が突設されている外、前記タイプバー1
3の他端部には活字挿入孔23と、該活字挿入孔
23と相通ずる透孔24が夫々穿設されている
外、タイプバー13の一側(第8図に於て手前
側)の下側部には補強用のリブ25が突設されて
いる。26は活字咬持用のタイプバーピースにし
て、その一端部(第8図参照)には段状に形成さ
れた活字咬持部27が又他端部の両側には係合用
の一対の突起28,28′が夫々突設されている
外、その他端部近くの一側(第8図に於て手前
側)に突設された軸29上には、係合用のローラ
ー30が回転が自在なように架せられている。3
1は起動盤にして、該起動盤31の略中央部には
取付用の孔32が、又該孔32の両側部には係合
用の一対の孔33,33′が、更に前記孔32の
下側の一方(第8図に於て左方)に偏した位置に
は、前記タイプバーピース26の一方の突起28
と係合する係合孔34が穿設されている外、その
一端部に設けられた突起部35には係合用の孔3
6が又前記孔32の上側の外周縁部には係合用の
切欠37が夫々穿れている。38は起動套管にし
て、該起動套管38は、その中心部に穿れた套孔
39と、一側部より他端部に向けて形成された大
径部40と、小径部41とから夫々なつていて、
その大径部40の一端部に設けられた突起部43
の前記起動盤31の孔36と相対向する位置に
は、係合用の孔44が穿設されている。又、前記
大径部40の一側面部46の前記起動盤31の一
対の孔33,33′と相対向する位置には係合用
の一対のピン47,47′が夫々突設されている
外、その大径部40の前記起動盤31の係合孔3
4と相対向する位置には前記タイプバーピース2
6の他方の突起28′と係合する係合用の孔48
が穿れている。49は起動杆にしてその一端部に
係合用の孔50が穿れている。而して、前記起動
盤31はその孔32をタイプバー軸10に係合せ
しめて、該軸10に一体的に設けられたタイプバ
ー13のタイプバーボス15の一側面15′の第
8図に於て手前側にして、且つその切欠37内に
タイプバーボス15に設けられた前記スプリング
掛け22を位置せしめた状態でタイプバー軸10
に回動できるように架した後、前記タイプバー1
3の透孔24を介して、タイプバーピース26の
活字咬持部27が活字挿入孔23に出入できるよ
うに、その突起28を前記起動盤31の係合孔3
4に係合せしめた上で、その第8図に於て手前側
に前記起動杆49を位置せしめると共に、套孔3
9を介して、タイプバー軸10に回動できるよう
に架せられた起動套管38の一対のピン47,4
7′を起動盤31の一対の孔33,33′に夫々係
合せしめると共に、タイプバーピース26の他方
の突起28′に孔48を係合させる外、起動盤3
1の孔36と起動套管38の孔44と起動杆49
の孔50にピン51を係合せしめて、そのピン5
1の一端を起動套管38の孔44にカシメた後、
そのピン51の他端部にスナツプ52を架して、
起動杆49の起動により、起動盤31と起動套管
38とタイプバーピース26とが一体的に作動し
得ると共に、タイプバーピース26を介してタイ
プバー13の活字挿入孔23に挿入された活字5
を咬持した後、タイプバースプリング20の附勢
に抗して、タイプバー13に印打のための揺動を
与えることができるようになつている。更に叙上
のようにタイプバー13、起動盤31及び起動套
管38等の架せられたタイプバー軸10が、基盤
6に設けられた状態に於ては起動套管38の小径
部41の一端面53が基盤6の一方の側板6″の
内側に係合して、起動盤31、起動套管38等が
タイプバー軸10の軸心方向に移動することがな
いようになつている。54はタイプバーピース復
動用のスプリングにして、このスプリング54は
前記タイプバーボス15のスプリング掛け22と
起動套管38の一方のピン47との間に張設され
ている。55は略逆L字状に形成された取付金具
にして、この取付金具55はネジ56,56′に
より基盤6上に一体的に固定されている外、その
垂直部57の一側面(第8図に於て手前側面)の
上方部には係合用のピン58を、又その下方部に
は段付きピン59が夫々突設せしめてある外、そ
の下方部には切欠60が穿設されている。61は
カム盤にして、該カム盤61の一側面(第8図に
於て右側面)には、前記タイプバーピース26の
ローラー30に係合するカム面62が設けられて
いる外、その上方部には揺動制限用の孔63が、
又その下方部には係合用の孔64が夫々穿設され
ている外、その略中央部にはスプリング掛け65
が突設されている。66はスプリングにして、該
スプリング66は略中央部がコイル状の孔67
に、一端部68が略逆U字状に、又他端部69が
略逆L字状に夫々形成されている。そして、前記
カム盤61は、その揺動制限用の孔63を前記取
付金具55のピン58に、又孔64を段付ピン5
9に夫々挿入せしめた後(第8図参照)、前記ス
プリング66の孔67を、前記段付ピン60に挿
入した後その逆U字状に形成され一端部68を前
記スプリング掛け65に逆L字状に形成された他
端部69を前記取付金具55の一端部70(第8
図に於て下方左端)に弾設した後、該スプリング
66が前記段付きピン60の軸心方向に移動する
ことのないようにスナツプ71を段付ピン59に
架して、カム盤61を常に第8図に於て段付きピ
ン59を中心に、時計針方向に揺動するように附
勢せしめてある。そして、該スプリング66の附
勢によるカム盤61の揺動は、揺動制限用の孔6
3の一側部63′が前記ピン58に衝合して受け
止められることにより阻止されるようになつてい
る。第1図と第2図は作動前の状態を示したもの
で、この状態では起動杆49が起動せしめられて
いないため、タイプバー13はタイプバースプリ
ング20の附勢により、タイプバー承け21に受
け止められて位置していると共に、起動盤31と
起動套管38とはスプリング54の附勢により、
起動盤31の切欠37の一側縁部37′がタイプ
バー13のスプリング掛け22に衝合して受け止
められるまで最も第1図時計針方向に回動せしめ
られて、タイプバーピース26を活字挿入孔23
内に進出せしめていない外、カム盤61はスプリ
ング66の附勢により、その孔63の一側部6
3′が前記ピン58に衝合して受け止められるま
で第1図時計針方向に回動せしめられて位置して
いるばかりでなく、タイプバーピース26のロー
ラー30は取付金具55の切欠60下に位置して
いる状態である。
この状態より印打のため、タイプバー13の活
字挿入孔23下の位置に活字庫4中の所望の活字
5を位置せしめた後、印字キー(図示せず)を押
下すると、活字5は活字挿入孔23内に突上杆
(図示せず)で突上げられた後、起動杆49の起
動によるスプリング54の附勢に抗する方向の起
動盤31、起動套管38の回動によりタイプバー
ピース26を活字挿入孔23内え進出せしめ、そ
の活字咬持部27で活字5を活字挿入孔23に咬
持する。(第3図はこの状態を示してある。)引き
続く、印字キー(図示せず)の押下により、タイ
プバー13はタイプバーピース26を介して、タ
イプバーピース26と共に印打のためプラテン
(図示せず)に向けて揺動せしめられると、タイ
プバーピース26のローラー30はスプリング6
6の附勢に抗して、カム盤61のカム面62に係
合し乍ら、タイプバー13と共に揺動する結果、
活字挿入孔23えの活字5の咬持状態を逐次強く
維持した状態で印打が行なわれる。(第4図乃至
第6図はこの状態を示してある。)次いで印打終
了後、印字キー(図示せず)の押下を解くと、タ
イプバーピース26に架せられたローラー30
は、カム盤61のカム面62と、取付金具55の
垂直部57の一側面に係合して、活字挿入孔23
内の活字5の飛び出しを阻止し乍ら、各部は夫々
前記したと反対方向に作動して、作動前の状態に
復原する。而して、その直前にタイプバーボス1
5と起動套管38との間に張設されたスプリング
54の附勢作用による起動盤31と起動套管38
を介してのタイプバーピース26の復動は強制的
に行われて、タイプバーピース26による活字5
の活字挿入孔23えの咬持が解放されて、活字5
の活字庫4えの落下は支障なく行われる。
字挿入孔23下の位置に活字庫4中の所望の活字
5を位置せしめた後、印字キー(図示せず)を押
下すると、活字5は活字挿入孔23内に突上杆
(図示せず)で突上げられた後、起動杆49の起
動によるスプリング54の附勢に抗する方向の起
動盤31、起動套管38の回動によりタイプバー
ピース26を活字挿入孔23内え進出せしめ、そ
の活字咬持部27で活字5を活字挿入孔23に咬
持する。(第3図はこの状態を示してある。)引き
続く、印字キー(図示せず)の押下により、タイ
プバー13はタイプバーピース26を介して、タ
イプバーピース26と共に印打のためプラテン
(図示せず)に向けて揺動せしめられると、タイ
プバーピース26のローラー30はスプリング6
6の附勢に抗して、カム盤61のカム面62に係
合し乍ら、タイプバー13と共に揺動する結果、
活字挿入孔23えの活字5の咬持状態を逐次強く
維持した状態で印打が行なわれる。(第4図乃至
第6図はこの状態を示してある。)次いで印打終
了後、印字キー(図示せず)の押下を解くと、タ
イプバーピース26に架せられたローラー30
は、カム盤61のカム面62と、取付金具55の
垂直部57の一側面に係合して、活字挿入孔23
内の活字5の飛び出しを阻止し乍ら、各部は夫々
前記したと反対方向に作動して、作動前の状態に
復原する。而して、その直前にタイプバーボス1
5と起動套管38との間に張設されたスプリング
54の附勢作用による起動盤31と起動套管38
を介してのタイプバーピース26の復動は強制的
に行われて、タイプバーピース26による活字5
の活字挿入孔23えの咬持が解放されて、活字5
の活字庫4えの落下は支障なく行われる。
考案の効果
叙上のように本考案によると、タイプバー13
の印打揺動中タイプバーピース26のローラー3
0が、スプリングの張力により附勢されたカム盤
61のカム面62に係合することにより、タイプ
バーピース26によるタイプバー13の活字挿入
孔23えの活字5の咬持状態は、前記スプリング
66の張力に抗してのカム面62との係合状態に
ある関係上、逐次強加された状態で印打されるた
め、鮮明な印書物を得る上に大いに効果があると
共に、タイプバーボス15と起動套管38との間
に張設されたスプリング54の作用により、タイ
プバーピースの復動は強制的に行われて、活字5
の活字庫4えの落下が極めて円滑に行われる等、
これが使用による効果は極めて著大である。
の印打揺動中タイプバーピース26のローラー3
0が、スプリングの張力により附勢されたカム盤
61のカム面62に係合することにより、タイプ
バーピース26によるタイプバー13の活字挿入
孔23えの活字5の咬持状態は、前記スプリング
66の張力に抗してのカム面62との係合状態に
ある関係上、逐次強加された状態で印打されるた
め、鮮明な印書物を得る上に大いに効果があると
共に、タイプバーボス15と起動套管38との間
に張設されたスプリング54の作用により、タイ
プバーピースの復動は強制的に行われて、活字5
の活字庫4えの落下が極めて円滑に行われる等、
これが使用による効果は極めて著大である。
以上は主として、カム盤61を取付金具55の
下方部に設けられたピン59に架し、スプリング
66の張力で、常にタイプバーピース26のロー
ラー30の方向に向けて揺動するように設けた構
成について詳記したが、第9図に示したようにカ
ム盤61を取付金具55の上方部に設けられたピ
ン59にスプリング66の張力で常にタイプバー
ピース26のローラー30の方向に揺動するよう
に設けた構成にしても、前記したと同様に之を実
施することができると共に、これによつても前記
したと同様の効果を得ることができる。
下方部に設けられたピン59に架し、スプリング
66の張力で、常にタイプバーピース26のロー
ラー30の方向に向けて揺動するように設けた構
成について詳記したが、第9図に示したようにカ
ム盤61を取付金具55の上方部に設けられたピ
ン59にスプリング66の張力で常にタイプバー
ピース26のローラー30の方向に揺動するよう
に設けた構成にしても、前記したと同様に之を実
施することができると共に、これによつても前記
したと同様の効果を得ることができる。
図面は本考案の実施例であつて、第1図は側断
面図、第2図は平面図、第3図は一部分を切欠い
で示した一部の側断面図、第4図は第3図と異な
つた作動状態で示した一部の側断面図、第5図と
第6図は夫々異なつた作動状態で示した一部の拡
大側断面図、第7図は一部分を断面で示した一部
の拡大平面図、第8図は一部の拡大斜視図、第9
図は他の実施例で示した一部分を切欠いで示した
一部の側面図である。 1……機台、2,2′……一対の杆、3……ネ
ジ、4……活字庫、5……活字、6……基盤、
7,71……74……耳部、8……ネジ、9……
孔、6′,6″……両側板、10……タイプバー
軸、11,11′……孔、12,12′……カラ
ー、13……タイプバー、14……タイプバー1
3のボス孔、15……タイプバーボス、15′…
…タイプバーボス15の一側面、16……孔、1
7……孔、18……ノツク線、19……タイプバ
ーハブ、20……タイプバースプリング、21…
…タイプバー承け、22……スプリング掛け、2
3……活字挿入孔、24……透孔、25……リ
ブ、26……タイプバーピース、27……活字咬
持部、28,28′……突起、29……軸、30
……ローラー、31……起動盤、32……孔、3
3,33′……一対の孔、34……係合孔、35
……突起部、36……孔、37……切欠、37′
……切欠37の一側縁部、38……起動套管、3
9……套孔、40……大径部、41……小径部、
43……突起部、44……孔、46……大径部4
0の一側面部、47,47′……一対のピン、4
8……孔、49……起動杆、50……孔、51…
…ピン、52……スナツプ、53……一端面、5
4……スプリング、55……取付金具、56,5
6′……ネジ、57……垂直部、58……ピン、
59……段付きピン、60……切欠、61……カ
ム盤、62……カム面、63……揺動制限用の
孔、63′……揺動制限用の孔63の一側部、6
4……孔、65……スプリング掛け、66……ス
プリング、67……コイル状の孔、68……端
部、69……他端部、70……取付金具55の一
端部、71……スナツプ。
面図、第2図は平面図、第3図は一部分を切欠い
で示した一部の側断面図、第4図は第3図と異な
つた作動状態で示した一部の側断面図、第5図と
第6図は夫々異なつた作動状態で示した一部の拡
大側断面図、第7図は一部分を断面で示した一部
の拡大平面図、第8図は一部の拡大斜視図、第9
図は他の実施例で示した一部分を切欠いで示した
一部の側面図である。 1……機台、2,2′……一対の杆、3……ネ
ジ、4……活字庫、5……活字、6……基盤、
7,71……74……耳部、8……ネジ、9……
孔、6′,6″……両側板、10……タイプバー
軸、11,11′……孔、12,12′……カラ
ー、13……タイプバー、14……タイプバー1
3のボス孔、15……タイプバーボス、15′…
…タイプバーボス15の一側面、16……孔、1
7……孔、18……ノツク線、19……タイプバ
ーハブ、20……タイプバースプリング、21…
…タイプバー承け、22……スプリング掛け、2
3……活字挿入孔、24……透孔、25……リ
ブ、26……タイプバーピース、27……活字咬
持部、28,28′……突起、29……軸、30
……ローラー、31……起動盤、32……孔、3
3,33′……一対の孔、34……係合孔、35
……突起部、36……孔、37……切欠、37′
……切欠37の一側縁部、38……起動套管、3
9……套孔、40……大径部、41……小径部、
43……突起部、44……孔、46……大径部4
0の一側面部、47,47′……一対のピン、4
8……孔、49……起動杆、50……孔、51…
…ピン、52……スナツプ、53……一端面、5
4……スプリング、55……取付金具、56,5
6′……ネジ、57……垂直部、58……ピン、
59……段付きピン、60……切欠、61……カ
ム盤、62……カム面、63……揺動制限用の
孔、63′……揺動制限用の孔63の一側部、6
4……孔、65……スプリング掛け、66……ス
プリング、67……コイル状の孔、68……端
部、69……他端部、70……取付金具55の一
端部、71……スナツプ。
Claims (1)
- 機台1に設けられた基盤6にタイプバー13を
具えたタイプバー軸10を回動できるように架
し、タイプバーピース26に前記タイプバー13
の活字挿入孔32えの活字咬持のための摺動を与
えると共に、前記タイプバー13に印打のための
揺動を与える起動盤31と起動套管38とを前記
タイプバー軸10に回動できるように架し、前記
基盤6に設けられた取付金具55には、前記タイ
プバー13の印打揺動中に、前記タイプバーピー
ス26に架せられたローラー30と係合するカム
面62を具えたカム盤61をスプリング66の附
勢により常に前記ローラー30に係合する方向に
揺動するように架すると共に、該カム盤61には
前記取付金具55に設けられたピン58と係合す
る揺動制限用の孔63を設けてなることを特徴と
する和文タイプライタに於ける活字の咬持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2473385U JPH0335552Y2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2473385U JPH0335552Y2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143837U JPS61143837U (ja) | 1986-09-05 |
JPH0335552Y2 true JPH0335552Y2 (ja) | 1991-07-29 |
Family
ID=30519162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2473385U Expired JPH0335552Y2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335552Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP2473385U patent/JPH0335552Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61143837U (ja) | 1986-09-05 |
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