JPH0335231Y2 - - Google Patents

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JPH0335231Y2
JPH0335231Y2 JP1985141156U JP14115685U JPH0335231Y2 JP H0335231 Y2 JPH0335231 Y2 JP H0335231Y2 JP 1985141156 U JP1985141156 U JP 1985141156U JP 14115685 U JP14115685 U JP 14115685U JP H0335231 Y2 JPH0335231 Y2 JP H0335231Y2
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rice
far
infrared
inner pot
heat
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭などで日常的に使用する炊
飯器に関するものである。
従来の技術 従来から炊飯器においては、古米を使用しても
新米と同じように、いかに美味しく炊き上げるこ
とができるかが問題とされてきた。一方、最近で
は、鍋やフライパン、さらにはホツトプレートな
どにおいて、遠赤外線放射による加熱を利用し、
熱効率を高めるとともに、味を高めようとする調
理器具が提案されている。
たとえば、実開昭59−16526号公報に示されて
いるように、金属製調理具本体の内側表面を遠赤
外線放射性のセラミツク粒子層で被覆し、そして
このセラミツク粒子層を合成樹脂層で被覆したも
のや、実開昭59−71718号公報に示されているよ
うに、粗面化したアルミニウム金属製器物の内表
面にアルマイト層とZrO2,SiO2およびTiO2の1
つないしは3つの遠赤外線放射性物質を含有する
フツ素樹脂プライマー層と、上記と同様の遠赤外
線放射性物質を含有するフツ素樹脂層とを順次積
層化したものなど、いろいろと提案されている。
しかし、これらは前述したように、すべて鍋や
フライパン、ホツトプレートなどの製品に応用さ
れたものであり、特に炊飯器に対しては、遠赤外
線放射を利用し、美味しく米を炊き上げようとし
た応用例は、いまだ見られなかつた。
このため、すでに本考案者らは、炊飯器の内鍋
の内面を、遠赤外線放射物質を含有するフツ素樹
脂で被覆処理することにより、古米を新米と同様
に美味しく炊き上げるとともに、熱効率を高める
ことを提案した。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前述した方法では、古米も新米
と同様に美味しく炊き上げることができるもの
の、ご飯の内鍋へのこびりつきが著しく、したが
つて、この場合は、実使用において問題があつ
た。
本考案はこのような問題点を改善し、熱効率を
高めるとともに、古米を新米と同様に美味しく炊
き上げることができる炊飯器を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、内蓋の
内鍋側を、Al2O3,ZrO2,SiO2,TiO2,NiO,
Fe2O3およびMnO2の少なくとも1つ以上の物質
または化合物からなる遠赤外線放射物質により被
覆処理したものである。
作 用 一般に、被加熱物を効率よく加熱するために
は、加熱物の放射特性と被加熱物の赤外線吸収特
性とがよく合つていることが必要である。
したがつて、3ミクロン付近の赤外線吸収ピー
クを除いて5ミクロン以上の長波長領域、すなわ
ち遠赤外線領域に大きな吸収ピークを有する水ま
たは米を効率よく加熱するためには、遠赤外線放
射特性に優れた物質で被覆処理された加熱面を応
用すればよいことになる。
また遠赤外線は、浸透力が強く、米の内部まで
浸透し、米の成分であるでんぷんに作用し、古米
で見られるでんぷんの変質をもとの新米の状態に
変化させるように働き、古米を従来の新米と同様
の方法で炊飯しても、新米のように美味しく炊き
上げることができると言われている。
このように、遠赤外線放射による加熱を炊飯器
に応用することにより、熱効率を高めることがで
きるとともに、古米を新米と同様に美味しく炊き
上げることができる。
また本考案では、従来よりすでに提案している
内鍋の内面に遠赤外線放射物質による被覆処理を
施す必要はなく、内蓋の内鍋側に被覆処理を行え
ばよく、これにより、従来見られたご飯のこびり
つき等の問題はなくなる。
また、フツ素樹脂に遠赤外線放射物質を含有さ
せるといつた方法をとる必要もなく、遠赤外線放
射物質のみによる被覆処理も可能であり、この結
果、遠赤外線放射効率を著しく高めることもでき
る。
なお、遠赤外線放射物としては、食品衛生上問
題がなく、かつ放射特性に優れたAl2O3,SiO2
ZrO2,TiO2,NiO,Fe2O3およびMnO2の少なく
とも1つ以上物質または化合物であればよい。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。第1図において、1は少なくとも内壁
2を熱伝導良好な金属製とした器具本体で、内壁
2と外壁3との間には断熱材4を介在させてい
る。5は器具本体内壁2の裏面上部に環状に配設
した保温ヒータ、6は器具本体内壁2の内底面に
装備した炊飯用ヒータ、7は熱伝導の良好な金属
で構成された有底筒状の内鍋で、炊飯用ヒータ6
上に密接載置され、かつ器具本体内壁2とは若干
の間隙を有した状態で器具本体1内に収納される
ように構成している。
8は器具本体1の上方開口部を覆う断熱蓋、9
は内鍋7の上方開口部を覆う金属製の内蓋で、こ
の内蓋9は断熱蓋8に着脱自在に連結されている
とともに、内鍋7側を第2図に示すようにZrO2
を主成分とする遠赤外線放射物質9aにより被覆
処理している。
以上の構成において、炊飯用ヒータ6から発生
した熱は内鍋7および内蓋9に伝達される。この
内蓋9に伝達された熱は、遠赤外線放射物質9a
により遠赤外線を放射させ、内鍋7に伝える。こ
のように従来の対流および伝動による熱の伝達に
加え、上記遠赤外線による放射がプラスされるた
め、水および米を効率よく加熱することができる
とともに、米の内部まで遠赤外線が作用し、米を
美味しく炊き上げることができる。
なお、上記実施例においては、遠赤外線放射物
質9aとして、ZrO2を使用したが、特にこれに
限定されるものではなく、Al2O3,SiO2,NiO,
Fe2O3およびMnO2の少なくとも1つ以上の物質
または化合物でもよい。
考案の効果 以上の構成から明らかなように本考案によれ
ば、内蓋の内鍋側を、Al2O3,ZrO2,SiO2
TiO2,NiO,Fe2O3およびMnO2の少なくとも1
つ以上の物質または化合物からなる遠赤外線放射
物質により被覆処理しているため、熱効率を高め
るとともに、古米を新米と同様に美味しく炊き上
げることができる炊飯器を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す炊飯器の断面
図、第2図は同炊飯器における内蓋の要部拡大断
面図である。 7……内鍋、9……内蓋、9a……遠赤外線放
射物質。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内鍋を加熱する加熱部と、この内鍋の上方を覆
    い、前記加熱部からの熱が伝わる内蓋とを備え、
    前記内蓋の内鍋側を、Al2O3,ZrO2,SiO2
    TiO2,NiO,Fe2O3およびMnO2の少なくとも1
    つ以上の物質または化合物からなる遠赤外線放射
    物質により被覆処理したことを特徴とする炊飯
    器。
JP1985141156U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0335231Y2 (ja)

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JP1985141156U JPH0335231Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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JP1985141156U JPH0335231Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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JPS6247326U JPS6247326U (ja) 1987-03-24
JPH0335231Y2 true JPH0335231Y2 (ja) 1991-07-25

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138526U (ja) * 1982-03-15 1983-09-17 株式会社東芝 保温器
JPS5971717U (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 山田 弘 耐食,耐摩耗,非粘着性を有する遠赤外線放射器物
JPS59133132U (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 ウルシヤマ金属工業株式会社 鍋,フライパン等の調理煮炊具

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Publication number Publication date
JPS6247326U (ja) 1987-03-24

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