JPH0335216Y2 - - Google Patents

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JPH0335216Y2
JPH0335216Y2 JP1985053824U JP5382485U JPH0335216Y2 JP H0335216 Y2 JPH0335216 Y2 JP H0335216Y2 JP 1985053824 U JP1985053824 U JP 1985053824U JP 5382485 U JP5382485 U JP 5382485U JP H0335216 Y2 JPH0335216 Y2 JP H0335216Y2
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rice
far
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heat
infrared
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭などで日常的に使用する炊
飯器に関するものである。
従来の技術 従来より炊飯器においては、炊飯用モータの熱
をいかに効率良く内鍋の水および米に伝えるか、
また古い米を使用しても、新米と同じようにいか
に美味しく炊き上げることができるかが問題とさ
れて来た。
このため、実公昭56−11847号公報に示されて
いるように、内鍋の外面および内鍋の外面に対向
する器具本体の内壁に黒色処理を施すという方法
や、これに類する方法などがいろいろ提案されて
いるが、これらはいずれも炊飯用ヒータまたは保
温用ヒータと内鍋との熱効率に関するもので、内
鍋と水または米との熱効率、さらに古い米を美味
しく炊き上げるといつた面での提案は、ほとんど
されていないのが実情である。
考案が解決しようとする問題点 前述した内鍋の外面および内鍋の外面に対向す
る器具本体の内壁に黒色処理を施すという方法
や、これに類する方法は、熱の伝導および対流以
外に熱の放射をうまく利用した方法であり、炊飯
用ヒータおよび保温用ヒータの熱を効率よく内鍋
に伝えることができる。
しかし、上述の方法では内鍋に伝えられた熱が
内鍋の内面で、水または米に効率よく伝えること
ができるかと言えば疑問であり、また古い米を美
味しく炊き上げることも期待できるものではな
い。
本考案はこのような問題点を改善するもので、
炊飯用ヒータの熱を効率よく内鍋の水または米に
伝えることにより、炊飯器の熱効率を高めるとと
もに、古い米を使用しても新米と同様に美味しく
炊き上げることができる炊飯器を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、内鍋の
内面を、Al2O3,SiO2,ZrO2,TiO2,NiO,
Fe2O3およびMnO2の少なくとも1つ以上の物質
からなる遠赤外線放射物質を5重量%〜40重量%
の範囲で含有するフツ素樹脂で被覆処理したもの
である。
作 用 一般に被加熱物を効率よく加熱するためには、
加熱物の放射特性と被加熱物の赤外線吸収特性と
がよくマツチングしていることが必要であると言
われている。すなわち、炊飯器において、効率よ
く炊飯するためには、被加熱物である水または米
(主成分デンプン)の赤外線吸収特性によくマツ
チングした放射特性を有する内鍋を用いて調理を
するのが最良であると考えられる。
一方、水および米は、水の3ミクロン付近の赤
外線吸収ピークを除いて、いずれも5ミクロンよ
り長波長領域、すなわち遠赤外線領域に大きな吸
収ピークを有している。
従つて、これらを加熱する場合、遠赤外線放射
特性に優れた内鍋を使用すれば効率的であると考
えられる。しかし、従来のフツ素樹脂で被覆処理
した内鍋では上述した遠赤外線領域の放射特性が
悪く、効率よく被加熱物である水や米を加熱する
ことができない。
しかるに本考案では遠赤外線放射物質を従来の
フツ素樹脂に含有させることにより、従来に比較
して、著しく、遠赤外線放射特性を高めることが
できるため、効率よく水または米を加熱すること
ができる。一方、従来より古い米を用いて炊飯す
る場合、十分に水に浸しておくか、あるいは新米
に比べて、水の量を多くして、炊飯時間を長くす
れば、新米のように美味しくなると言われてい
る。これは、古い米で見られるデンプンの変質
を、上述した方法により、新米のデンプンの状態
に戻すことができるためである。しかし、遠赤外
線を利用して、古い米を炊飯すれば、上述した操
作を特に行なわなくても、浸透力の強い遠赤外線
は、米の内部まで浸透し、デンプンの変質をもと
の新米の状態に戻すように作用し、美味しく炊き
上げることができると言われている。
このように、遠赤外線放射物質を従来のフツ素
樹脂に含有させた内鍋を用いることにより、炊飯
器の熱効率を高めることができるとともに、古い
米を使用しても新米と同様に美味しく炊き上げる
ことができる。
なお、遠赤外線放射物質としては、食品衛生上
問題がなく、放射特性に優れたAl2O3,SiO2
ZrO2,TiO2,NiO,Fe2O3およびMnO2の少なく
とも1つ以上の物質または化合物であればよい。
また、これら遠赤外線放射物質の含有量は、5重
量%〜40重量%の範囲がよい。これは、多ければ
従来のフツ素樹脂の効果が著しく低下し、ご飯の
こびりつき等の問題が発生し、少なければ、遠赤
外線放射特性が低下して前述した効果が見られな
くなるためである。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の一実施例の炊飯器を示したも
ので、この第1図において、1は少なくとも内壁
2を熱伝導が良好な金属製とした器具本体で、こ
の器具本体1の内壁2と外壁3との間には断熱材
4を介在させている。5は器具本体1の内壁2の
裏面上部に環状に配設した保温ヒータ、6は器具
本体1の内壁2の内底面に装備した炊飯用ヒー
タ、7は熱伝導の良好な金属で構成された有底筒
状の内鍋で、この内鍋7は炊飯用ヒータ6上に密
接載置され、かつ器具本体1の内壁2とは若干の
間隙を有した状態で器具本体1内に収納されるよ
うに構成している。8は器具本体1の上方開口部
を覆う断熱蓋、9は内鍋7の上方開口部を覆う金
属製内蓋で、前記断熱蓋8に着脱自在に連結され
ている。
また内鍋7の内面は、第2図に示すように、
ZrO2からなる遠赤外線放射物質7aを20重量%
含有するフツ素樹脂7bにより被覆処理されてい
る。
上記構成において、炊飯用ヒータ6から発生し
た熱は、炊飯用ヒータ6→内鍋7の外面→内鍋7
の内面→遠赤外線放射物質7aを含有するフツ素
樹脂7b→被加熱物(水および米)の順に伝達さ
れる。
この時、炊飯用ヒータ6→内鍋7の外面→内鍋
7の内面への熱は、伝導により伝達されるが、内
鍋7の内面が加熱されると内面に被覆処理された
フツ素樹脂7bに含有される遠赤外線放射物質7
aにより遠赤外線が放射されるため、従来の対流
および伝導による熱の伝達に加えて、上記遠赤外
線による放射がプラスされ、水および米を効率よ
く加熱することができるとともに、米の内部まで
遠赤外線が作用し、米を美味しく炊飯することが
できる。
なお、本考案の実施例においては、遠赤外線放
射物質7aとして、ZrO2を使用したが、特にこ
れに限定されるものではなく、Al2O3,SiO2
TiO2,NiO,Fe2O3およびMnO2の少なくとも1
種以上または化合物でもよい。また、フツ素樹脂
7bに含有される遠赤外線放射物質7aの量は、
本考案の実施例においては20重量%としたが、こ
れについても特に限定されるものではなく、5重
量%〜40重量%の範囲であればよい。
考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、内鍋の内面を、Al2O3,SiO2,ZrO2,TiO2
NiO,Fe2O3およびMnO2の少なくとも1つ以上
の物質または化合物からなる遠赤外線放射物質を
5重量%〜40重量%の範囲で含有するフツ素樹脂
で被覆処理しているため、炊飯器の熱効率を高め
ることができるとともに、古い米を使用しても美
味しく炊き上げることができ、その実用的価値は
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す炊飯器の断面
図、第2図は同炊飯器における内鍋の内面の要部
拡大断面図である。 7……内鍋、7a……遠赤外線放射物質、7b
……フツ素樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内鍋の内面を、Al2O3,SiO2,ZrO2,TiO2
    NiO,Fe2O3およびMnO2の少なくとも1つ以上
    の物質または化合物からなる遠赤外線放射物質を
    5重量%〜40重量%の範囲で含有するフツ素樹脂
    で被覆処理したことを特徴とする炊飯器。
JP1985053824U 1985-04-11 1985-04-11 Expired JPH0335216Y2 (ja)

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JPS6021236B2 (ja) * 1978-02-01 1985-05-25 株式会社日立製作所 高記録密度磁気ディスクの製造方法

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JPS61170413U (ja) 1986-10-22

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