JPH0334858B2 - - Google Patents

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JPH0334858B2
JPH0334858B2 JP21680784A JP21680784A JPH0334858B2 JP H0334858 B2 JPH0334858 B2 JP H0334858B2 JP 21680784 A JP21680784 A JP 21680784A JP 21680784 A JP21680784 A JP 21680784A JP H0334858 B2 JPH0334858 B2 JP H0334858B2
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JP
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layer
conductor
resin layer
conductor layer
air
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JP21680784A
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Tsutomu Noguchi
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、マイクロ波モノリシツク回路及びそ
の製造方法に関し、特にモノリシツク回路のエア
ーブリツジ及びその製造方法に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、マイクロ波モノリシツク回路において
は、二つの導体間を接続するとき、容量を減らす
ためにエアーブリツジと呼ばれる空気層を介して
架橋する構造が採用されている。
第2図は従来のマイクロ波モノリシツク回路の
エアーブリツジの一例の斜視図であり、アイ・イ
ー・イー・イー主催の1982年エム・テー・テー・
エス インターナシヨナル マイクロウエーブ
シンポジウム ダイジエスト(1982 IEEE
MTTS International Microwave Symposium
Digest)の477頁第3図に示された写真を模写し
た図である。
マイクロ波FETのドレイン電極31上にエア
ーブリツジ32を形成し、ソース電極33を相互
に接続している。エアーブリツジ32とソース電
極33との接続部34がエアーブリツジの上面よ
り低いため、エアーブリツジ32上に物が落ちた
り、FETチツプが上下逆になつたりした場合に、
エアーブリツジ32が変形する事故が発生し易
い。エアーブリツジ32が変形し、エアーブリツ
ジ32とドレイン電極31間のギヤツプ間隔が変
化すると、エアーブリツジ32が接続しているソ
ース電極33とドレイン電極31間のキヤパシタ
ンスが変化しFET特性を変化させることになる。
この様に、従来のエアーブリツジ構造では、エア
ーブリツジが外力により変形し易いため、信頼性
に欠ける欠点があつた。
(発明の目的) 本発明の目的は、上記欠点を除去し、外力によ
り変形し難い構造のエアーブリツジを有するマイ
クロ波モノリシツク回路及びその製造方法を提供
することにある。
(発明の構成) 本発明のマイクロ波モノリシツク回路は、誘電
体あるいは半絶縁性半導体の基板上に局所的に形
成された少くとも二つの第1の導体層と、該第1
の導体層間を前記基板との間に空気層を介して接
続する第2の導体層とから成り、前記第2の導体
層の上表面のうち前記第1の導体層と接続する部
分(支柱部とする)の上表面が前記空気層の上の
部分(エアーブリツジ部とする)の上表面よりも
高い位置にあることを特徴として構成される。
本発明のマイクロ波モノリシツク回路の製造方
法は、誘電体あるいは半絶縁性半導体の基板上に
第1給電用金属層を局所的に設け、該第1給電用
金属膜上に部分的に開口部を有する第1樹脂層を
形成し、該開口部に第1の導体層をメツキ法で堆
積する工程と、前記第1樹脂層がこれまでにベー
クされた以上の高温で前記第1樹脂層を前記基板
と共にベークし、該第1樹脂層を収縮させ、該第
1樹脂層の上面を前記第1の導体層の上面より低
くする工程と、第2給電用金属層を前記第1樹脂
層上に被着する工程と、該第2給電用金属層上に
所望の形状の開口部を有する第2樹脂層を形成し
該開口部内に第2の導体層をメツキ法で形成して
前記第1の導体層間を前記第2の導体層により接
続し、かつ該第2の導体層の上表面のうち、前記
第1の導体層と接続する部分(支柱部)の上表面
を、それ以外の空気層の上の部分(エアーブリツ
ジ部)の上表面よりも高く形成する工程と、前記
第2樹脂層、第2給電用金属層、第1樹脂層及び
第1給電用金属層を順次除去する工程とを含むこ
とを特徴として構成される。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1図a〜eは本発明の実施例を説明するため
の工程順に示した断面図である。
まず、第1図aに示すように、GaAs基板11
上にドレイン電極31、ソース電極33及びゲー
ト電極34が形成され、これらの表面に保護膜
(SiO2膜等)12を形成する。
次に、第1図bに示すように、ソース電極33
上の保護膜12を一部除去しソース電極33表面
を露出させ、メツキの第1給電用金属層13を被
着する。メツキの第1給電用金属層13として
は、Ti/AuあるいはCr/Auの2層金属膜が利
用出来る。第1給電用金属膜13としてはTiあ
るいはCu等の単層の金属膜も利用出来るが、こ
の場合には次にソース電極上の表面にAUの膜を
リフトオフ等により形成する工程が必要である。
次に、ソース電極上に開口部14を持つ第1樹脂
層15を形成する。この第1樹脂層15としては
AZ―1375(シツプレー社商品名)等の感光性の耐
薬品性樹脂が利用出来、開口部形成後110℃の窒
素雰囲気中でベークする。さらに、第1給電用金
属層13を介して給電しメツキすることにより、
開口部14に選択的に第1の導体層16を堆積で
きる。第1の導体16の厚さは第1樹脂層15の
厚さと同程度の2〜3μmに制御する。このメツキ
を樹脂層15より厚くし過ぎるとメツキ層が横方
向に広がり寸法制御が困難になる。
次に、第1図cに示すように、第1樹脂層15
を残したまま高温でベークする。これにより第1
樹脂層15が体積収縮し薄くなるため図示するよ
うに、第1の導体層16の上面が第1樹脂層15
の上面より高くなる。第1樹脂層15として前記
のAZ―1375を用いた場合ベース温度は、150〜
250℃が適当であり、ベーク温度の制御により樹
脂層15の厚さを再現性良く制御できる。
次に、第1図dに示すように、第2給電用金属
層17を被着しエアーブリツジを形成する部分及
び第1の導体層16の上面に開口部18を持つ第
2の樹脂層19を形成する。第2給電用金属層1
7としてはTi/Auの2層蒸着膜を用いることが
でき、第2樹脂層としては、AZ―1350J(シツプ
レー社商品名)等の感光性樹脂を用いることがで
きる。次に、第2給電用金属層17を介して選択
的にメツキし、第2の導体層20を形成する。こ
の第2の導体層20のメツキ層は、強度的には
1μm程度で、30μm間隔の二つの第2の導体層1
6間を接続できる。
次に、第1図eに示すように、第2樹脂層19
を有機溶剤により除去し、第2給電用金属層17
を適当なエツチング溶液を用いて除去し、次に、
高温ベークした第1樹脂層15を有機溶剤あるい
は酸素プラズマ等により除去し、最後に第1給電
用金属層13を適当なエツチング溶液により除去
し、図に示す構造のエアーブリツジが形成され
る。
これらの第2樹脂層19、第2給電用金属層1
7、及び高温ベークした第1樹脂層15を同時に
リフトオフすることも可能である。
以上説明した製造方法によつて、柱状の第1の
導体層16と接続している部分の第2の導体層2
0の上表面が、空気層の部分の上の第2の導体層
20の上表面よりも高くなつている構造、換言す
れば、第2の導体層20の上表面は段つきになつ
ている構造となつているエアーブリツジが得られ
る。
従つてこれらの電極を形成したGaAs基板面
が、たとえ下向きになつても、支柱部がエアーブ
リツジ部より突き出しているため、エアーブリツ
ジ部には直接外力が働くことはなく、支柱部で外
力を受けとめることができる。このように、外力
に対して変形し難い構造のエアーブリツジ構造が
得られる。
本実施例では、GaAs基板上に形成されたFET
のソース電極間を接続するエアーブリツジに関し
て述べたが、本発明のエアーブリツジが通常のア
ルミナ基板上に形成されたMIC回路、例えば、
インターデイジタル カツプラーの複数の導体間
の接続にも適用し得ることは明らかであろう。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、外力に
より変形し難い構造のエアーブリツジを有するマ
イクロ波モノリシツク回路及びその製造方法が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜eは本発明の一実施例を説明するた
めの工程順に示した断面図、第2図は従来のマイ
クロ波モノリシツク回路のエアーブリツジの一例
の斜視図である。 11…GaAs基板、12…保護膜、13…第1
給電用金属層、14…開口部、16…第1の導体
層、17…第2給電用金属層、18…開口部、1
9…第2樹脂層、20…第2の導体層、31…ド
レイン電極、32…エアーブリツジ、33…ソー
ス電極、34…接続部、35…ゲート電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘電体あるいは半絶縁性半導体の基板上に局
    所的に形成された少なくとも二つの第1の導体層
    と、該第1の導体層間を前記基板との間に空気層
    を介して接続する第2の導体層とから成り、前記
    第2の導体層の上表面のうち前記第1の導体層と
    接続する部分(支柱部とする)の上表面が前記空
    気層の上の部分(エアーブリツジ部とする)の上
    表面よりも高い位置にあることを特徴とするマイ
    クロ波モノリシツク回路。 2 誘電体あるいは半絶縁性半導体の基板上に第
    1給電用金属層を局所的に設け、該第1給電用金
    属膜上に部分的に開口部を有する第1樹脂層を形
    成し、該開口部に第1の導体層をメツキ法で堆積
    する工程と、前記第1樹脂層がこれまでの工程中
    にベークされた以上の高温で前記第1樹脂層を前
    記基板と共にベークし、該第1樹脂層を収縮さ
    せ、該第1樹脂層の上面を前記第1の導体層の上
    面より低くする工程と、第2給電用金属層を前記
    第1樹脂層上に被着する工程と、該第2給電用金
    属層上に所望の形状の開口部を有する第2樹脂層
    を形成し該開口部内に第2の導体層をメツキ法で
    形成して前記第1の導体層間を前記第2の導体層
    により接続し、かつ該第2の導体層の上表面のう
    ち、前記第1の導体層と接続する部分(支柱部)
    の上表面を、それ以外の空気層の上の部分(エア
    ーブリツジ部)の上表面よりも高く形成する工程
    と、前記第2樹脂層、第2給電用金属層、第1樹
    脂層及び第1給電用金属層を順次除去する工程と
    を含むことを特徴とするマイクロ波モノリシツク
    回路の製造方法。
JP21680784A 1984-10-16 1984-10-16 マイクロ波モノリシック回路及びその製造方法 Granted JPS6195554A (ja)

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