JPH033454B2 - - Google Patents
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- JPH033454B2 JPH033454B2 JP10946482A JP10946482A JPH033454B2 JP H033454 B2 JPH033454 B2 JP H033454B2 JP 10946482 A JP10946482 A JP 10946482A JP 10946482 A JP10946482 A JP 10946482A JP H033454 B2 JPH033454 B2 JP H033454B2
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- voltage
- lead wires
- lead wire
- single electrode
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Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電源線或は信号線等から侵入する誘
導雷、誘導性負荷の開閉によつて生じるサージ等
の線間サージ、或は電圧は低いが機器の誤動作や
テレビジヨン受像機、ラジオ受信機等の雑音の原
因になるノイズ、更には線とアース間に侵入する
同様のサージ,ノイズを抑制するための吸収器に
係り、小型で単一部品のものを提供することを目
的とするものである。
導雷、誘導性負荷の開閉によつて生じるサージ等
の線間サージ、或は電圧は低いが機器の誤動作や
テレビジヨン受像機、ラジオ受信機等の雑音の原
因になるノイズ、更には線とアース間に侵入する
同様のサージ,ノイズを抑制するための吸収器に
係り、小型で単一部品のものを提供することを目
的とするものである。
電子機器を誘導雷等の異常電圧から保護するに
は、従来酸化亜鉛のバリスタ等の電圧依存性非直
線抵抗素子Aが第1図aに示すような回路で使用
されている。図中()は入力端子、()は出
力端子である。更に制限電圧特性を良くするため
に同図bに示すようにサージ電流を制限する限流
要素としてインダクタンスBを挿入したものもあ
る。又機器の誤動作の原因になるノイズの除去に
は、第1図cのようにセラミツク誘電体Cとイン
ダクタンスBが使用されている。又最近では、非
直線抵抗特性を有するセラミツク誘電体素子が第
1図dに示すように使用されている。しかし、こ
れらの何れもリード線によつて個別部品を接続す
る方法をとつているため、取付けスペースを広く
必要とし、又接続のための手数が掛り、更に接続
リード線によつて線間インダクタンスが発生し、
これが制限電圧特性やノイズ抑制特性に悪影響を
与えるなどの問題がある。
は、従来酸化亜鉛のバリスタ等の電圧依存性非直
線抵抗素子Aが第1図aに示すような回路で使用
されている。図中()は入力端子、()は出
力端子である。更に制限電圧特性を良くするため
に同図bに示すようにサージ電流を制限する限流
要素としてインダクタンスBを挿入したものもあ
る。又機器の誤動作の原因になるノイズの除去に
は、第1図cのようにセラミツク誘電体Cとイン
ダクタンスBが使用されている。又最近では、非
直線抵抗特性を有するセラミツク誘電体素子が第
1図dに示すように使用されている。しかし、こ
れらの何れもリード線によつて個別部品を接続す
る方法をとつているため、取付けスペースを広く
必要とし、又接続のための手数が掛り、更に接続
リード線によつて線間インダクタンスが発生し、
これが制限電圧特性やノイズ抑制特性に悪影響を
与えるなどの問題がある。
本発明はこのような問題を解決するもので、中
空円筒状の電圧依存性非直線抵抗体又はセラミツ
ク誘電体の筒の中空部に単一電極を設け、筒の外
周部に2個の分割電極を設けたものを使用し、単
一電極からは1本のリード線、2個の分割電極か
らはそれぞれ2本のリード線をすべて同一方向に
引き出し、分割電極から引き出した4本のリード
線にはそれぞれ円筒状のフエライト(いわゆるフ
エライトビーズ)を嵌合して、5個の外部端子を
有する単一部品として構成したものである。
空円筒状の電圧依存性非直線抵抗体又はセラミツ
ク誘電体の筒の中空部に単一電極を設け、筒の外
周部に2個の分割電極を設けたものを使用し、単
一電極からは1本のリード線、2個の分割電極か
らはそれぞれ2本のリード線をすべて同一方向に
引き出し、分割電極から引き出した4本のリード
線にはそれぞれ円筒状のフエライト(いわゆるフ
エライトビーズ)を嵌合して、5個の外部端子を
有する単一部品として構成したものである。
次に第2図乃至第4図を参照して本発明の一実
施例を説明する。第2図は本発明による電圧依存
性非直線抵抗特性を有するセラミツク誘電体素子
の正面図aと上面図bである。図において1は中
空の素子本体で、外周部に2個の分割電極2,
2′が設けられ、素子本体1の中空部3には全面
に亘り単一電極4が設けられている。この中空部
3には第3図に示すような棒状の金属端子6の5
の部分が挿入されて電気的及機械的に強固に電極
4に接続される。第4図は本発明のサージ、ノイ
ズ吸収器の正面図aと上面図b及び側面図cであ
る。素子本体1の外周に設けられた2個の分割電
極2,2′にはそれぞれリード線取り付け金具7
及び8が電気的及び機械的に強固に取り付けら
れ、一方の取り付け金具7にはアーム11を介し
て2本のリード線9及び10が接続され、他方の
取り付け金具8にはアーム14を介して2本のリ
ード線12及び13が接続されている。これら4
本のリード線9,10及び12,13は素子1の
中空部の電極に接続された端子6と同一方向に引
き出され、且つその先端が一直線上に並ぶように
配設され、分割電極に接続された4本のリード線
9,10及び12,13にはそれぞれフエライト
ビーズ15,16及び17,18が嵌合されてい
る。一直線上に並んだ5本のリード線6,9,1
0,12,13は外部端子を構成し5端子構造と
なつている。なお図示せざるも、外部端子の先端
部を除いて電気絶縁性と耐候性能を向上させるた
め全体に樹脂コーテイングが施される。
施例を説明する。第2図は本発明による電圧依存
性非直線抵抗特性を有するセラミツク誘電体素子
の正面図aと上面図bである。図において1は中
空の素子本体で、外周部に2個の分割電極2,
2′が設けられ、素子本体1の中空部3には全面
に亘り単一電極4が設けられている。この中空部
3には第3図に示すような棒状の金属端子6の5
の部分が挿入されて電気的及機械的に強固に電極
4に接続される。第4図は本発明のサージ、ノイ
ズ吸収器の正面図aと上面図b及び側面図cであ
る。素子本体1の外周に設けられた2個の分割電
極2,2′にはそれぞれリード線取り付け金具7
及び8が電気的及び機械的に強固に取り付けら
れ、一方の取り付け金具7にはアーム11を介し
て2本のリード線9及び10が接続され、他方の
取り付け金具8にはアーム14を介して2本のリ
ード線12及び13が接続されている。これら4
本のリード線9,10及び12,13は素子1の
中空部の電極に接続された端子6と同一方向に引
き出され、且つその先端が一直線上に並ぶように
配設され、分割電極に接続された4本のリード線
9,10及び12,13にはそれぞれフエライト
ビーズ15,16及び17,18が嵌合されてい
る。一直線上に並んだ5本のリード線6,9,1
0,12,13は外部端子を構成し5端子構造と
なつている。なお図示せざるも、外部端子の先端
部を除いて電気絶縁性と耐候性能を向上させるた
め全体に樹脂コーテイングが施される。
以上のように構成した本発明のサージ、ノイズ
吸収器のリード線9及び12を電源線又は信号線
側に接続し、リード線6を被保護機器の筐体アー
スに接続し、リード線10及び13を機器側に接
続した場合の電気的等価回路は第5図の様にな
る。図中19は被保護機器である。図から明らか
なように、フエライトビーズによるインダクタン
ス成分Lは、サージ、ノイズの高周波成分に対し
て限流、減衰効果を示し、非直線抵抗特性を有す
るセラミツク誘電体素子1による制限電圧特性及
びノイズ抑制特性を向上させることができる。又
本発明では、5端子構造をとり、誘電体素子に設
けた2個の分割電極の一方にそれぞれ入出力線が
接続された構造となつているため、第1図dに示
した従来例のように個別部品をリード線で接続し
たときに接続リード線に起因して発生する線間イ
ンダクタンスが発生せず、そのため性能が向上す
る。又、リード線に嵌合したフエライトビーズで
所要のインダクタンス成分成分を得るものである
ため、製造が簡単で小型に作られ、そのため取付
けスペースも少なくて済む等の効果が得られる。
吸収器のリード線9及び12を電源線又は信号線
側に接続し、リード線6を被保護機器の筐体アー
スに接続し、リード線10及び13を機器側に接
続した場合の電気的等価回路は第5図の様にな
る。図中19は被保護機器である。図から明らか
なように、フエライトビーズによるインダクタン
ス成分Lは、サージ、ノイズの高周波成分に対し
て限流、減衰効果を示し、非直線抵抗特性を有す
るセラミツク誘電体素子1による制限電圧特性及
びノイズ抑制特性を向上させることができる。又
本発明では、5端子構造をとり、誘電体素子に設
けた2個の分割電極の一方にそれぞれ入出力線が
接続された構造となつているため、第1図dに示
した従来例のように個別部品をリード線で接続し
たときに接続リード線に起因して発生する線間イ
ンダクタンスが発生せず、そのため性能が向上す
る。又、リード線に嵌合したフエライトビーズで
所要のインダクタンス成分成分を得るものである
ため、製造が簡単で小型に作られ、そのため取付
けスペースも少なくて済む等の効果が得られる。
なお、上述の実施例では、素子本体1として電
圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミツク誘電
体を使用した例を示したけれども、これに酸化亜
鉛バリスタ等の電圧依存性非直線抵抗体を使用し
た場合にはサージに対して有効な吸収器が得ら
れ、又普通のセラミツク誘電体を使用した場合に
は、ノイズに対して有効な吸収器が得られる。
圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミツク誘電
体を使用した例を示したけれども、これに酸化亜
鉛バリスタ等の電圧依存性非直線抵抗体を使用し
た場合にはサージに対して有効な吸収器が得ら
れ、又普通のセラミツク誘電体を使用した場合に
は、ノイズに対して有効な吸収器が得られる。
以上のように本発明によれば、単一部品で、従
来より小型で、又従来のように接続リード線に起
因する線間インダクタンスが発生しないで特性の
向上したサージ、ノイズ吸収器を提供することが
できる。
来より小型で、又従来のように接続リード線に起
因する線間インダクタンスが発生しないで特性の
向上したサージ、ノイズ吸収器を提供することが
できる。
第1図a乃至dはそれぞれ従来のサージ、ノイ
ズ吸収器の回路図、第2図は本発明における電圧
依存性非直線抵抗素子の正面図aと上面図b、第
3図はこれに接続される棒状端子の正面図aと上
面図b、第4図は本発明のサージ、ノイズ吸収器
の一実施例の正面図aと上面図b及び側面図c、
第5図は本発明の吸収器の電気的等価回路であ
る。 1…電圧依存性非直線抵抗素子本体、2,2′
…分割電極、4…単一電極、6,9,10,1
2,13…リード線、7,8…リード線取り付け
金具、11,14…アーム、15,16,17,
18…フエライトビーズ、19…被保護機器。
ズ吸収器の回路図、第2図は本発明における電圧
依存性非直線抵抗素子の正面図aと上面図b、第
3図はこれに接続される棒状端子の正面図aと上
面図b、第4図は本発明のサージ、ノイズ吸収器
の一実施例の正面図aと上面図b及び側面図c、
第5図は本発明の吸収器の電気的等価回路であ
る。 1…電圧依存性非直線抵抗素子本体、2,2′
…分割電極、4…単一電極、6,9,10,1
2,13…リード線、7,8…リード線取り付け
金具、11,14…アーム、15,16,17,
18…フエライトビーズ、19…被保護機器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中空円筒状の電圧依存性非直線抵抗体の中空
部に単一電極を設けると共に、外周部に2個の分
割電極を設け、前記単一電極から1本のリード線
を引き出し、前記2個の分割電極のそれぞれから
2本のリード線を前記単一電極から引き出したリ
ード線と同一方向に引き出し、分割電極から引き
出した各リード線のそれぞれにフエライトビーズ
を嵌合し、単一電極から引き出した1本のリード
線とフエライトビーズを貫通した4本のリード線
とで5個の外部端子を形成したことを特徴とする
サージ、ノイズ吸収器。 2 電圧依存性非直線抵抗体が電圧依存性非直線
抵抗特性を有するセラミツク誘電体であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサージ,
ノイズ吸収器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10946482A JPS592529A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | サ−ジ,ノイズ吸収器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10946482A JPS592529A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | サ−ジ,ノイズ吸収器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS592529A JPS592529A (ja) | 1984-01-09 |
JPH033454B2 true JPH033454B2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=14510889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10946482A Granted JPS592529A (ja) | 1982-06-24 | 1982-06-24 | サ−ジ,ノイズ吸収器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592529A (ja) |
-
1982
- 1982-06-24 JP JP10946482A patent/JPS592529A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS592529A (ja) | 1984-01-09 |
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