JP2595538B2 - サージノイズ吸収器 - Google Patents

サージノイズ吸収器

Info

Publication number
JP2595538B2
JP2595538B2 JP62132430A JP13243087A JP2595538B2 JP 2595538 B2 JP2595538 B2 JP 2595538B2 JP 62132430 A JP62132430 A JP 62132430A JP 13243087 A JP13243087 A JP 13243087A JP 2595538 B2 JP2595538 B2 JP 2595538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
voltage
metal terminal
surge noise
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62132430A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63299716A (ja
Inventor
一英 海老根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP62132430A priority Critical patent/JP2595538B2/ja
Publication of JPS63299716A publication Critical patent/JPS63299716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595538B2 publication Critical patent/JP2595538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電源線および信号線から侵入するサージ
(誘導雷,誘導性負荷の開閉によるサージなど)や、電
圧レベルは低いが機器の誤動作やテレビジョン受像機,
ラジオ受信機などの雑音の原因になるノイズを抑制する
ためのサージノイズ吸収器に関するもので、特に、電源
線や信号線の入出力端子部に使用するサージノイズ吸収
器に関するものである。
従来の技術 従来から、この種のサージノイズ吸収器としては、第
4図に示すような円板状の電圧依存性非直線抵抗体素子
または電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミック誘
電体素子(以下、電圧依存性非直線素子という)が用い
られている。これは第4図に示すように、素子本体部1
の相対向する電極(図示せず)面にリード線2a,2bを接
続し、素子本体部1の全体を外装樹脂3で覆ってなる構
造で、リード線2a,2bを利用して、電源線入出力部や信
号線入出力部の端子や回路部に挿入接続されて使用され
ているものであった。
また、第5図に示すように同じく円板状の電圧依存性
非直線素子を用い、素子本体部4の一方の電極面にリー
ド線5a,5bを接続し、他方の電極面にリード線5cを接続
し、さらにリード線5a,5bにはフェライトビーズ6a,6bを
挿通して、素子本体部4の全体を外装樹脂(第5図では
図示せず)で覆ってなる構造のサージノイズ吸収器も使
用されている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、端子部に1個以上の部品
を新たに装着する形で使用できず、装着性およびコスト
(組付けコストなど)の点で問題があり、回路基板の高
集積化を阻害するという問題があった。また、リード線
に起因するインダクタンス成分が、サージノイズ抑制効
果に悪影響を与えるという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、サージ
ノイズの抑制効果に優れた小型で高性能なサージノイズ
吸収器を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のサージノイズ吸収
器は、両端面のみに電極を有するとともに電圧依存性非
直線抵抗特性を有する二つの環状のセラミック素子と、
このセラミック素子間に設けた環状の金属製部品と、前
記二つのセラミック素子を挟み込むように設けた二つの
環状の磁性体と、前記セラミック素子、前記金属製部
品、前記磁性体を貫通するように設けた金属端子とを備
え、前記金属製部品は前記二つのセラミック素子の対向
する電極と電気的に接続されるとともに前記金属端子と
電気的に絶縁状態であり、前記二つのセラミック素子の
他方電極は前記金属端子と電気的に接続され、前記金属
端子の両端はリード線を接続するための構造を有するも
のである。
作用 この構成によれば、サージノイズに対して優れた抑制
効果を示す電圧依存性非直線素子(電圧依存性非直線抵
抗体素子または電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラ
ミック誘導体素子)が、電子機器の外部端子部としてそ
のまま使える金属端子と金属製部品との間に挿入されて
いることになり、サージノイズの抑制ができる。また、
磁性体によるインダクタンス成分は入力線に直列に挿入
されることになり、サージノイズ抑制効果をさらに向上
させることとなる。また、2個の素子にはリード線を使
用しない構造となるため、直列インダクタンスによる抑
制効果の悪影響がないものとなる。さらに、別の部品を
用いることなく電子機器の入出力端子部として使用でき
る構造を有しているので、装着性およびコスト(組付け
コストなど)の面で優れ、高集積化が可能で小型化が図
れることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図a,bは本発明の一実施例によるサージノイズ吸
収器を示す半断面正面図と上面図であり、第1図におい
て、7は例えば酸化亜鉛型の電圧依存性非直線抵抗体素
子よりなる電圧依存性非直線素子で、環状をしている。
8は上記素子7の一方の端面に設けられた電極、9は素
子7の他方の端面に設けられた電極である。10は例えば
電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミック誘電体素
子よりなる環状をした電圧依存性非直線素子で、11およ
び12はこの素子9の一方の端面および他方の端面に設け
られた電極を示している。13は上記素子7,10の中央部を
貫通する金属端子、14はこの金属端子13の一方の端部
で、断面部に示されているようにバナナチップ端子(図
示せず)が挿入できるように内部を空洞化し、かつ外周
面側にねじ山が切ってある。15は内周面側にねじ山が切
ってある第1の樹脂製部品で、上記金属端子13の一方の
端部14のねじ部とねじ嵌合ができるようになっており、
端部14にリード線(図示せず)を巻き、第1の樹脂製部
品15でねじ止めして使用する形になっている。16は金属
製ナットで、上記金属端子13に環状をしたフェライト磁
性体などの磁性体17を通した後、その金属端子13にねじ
込みなどで取付けられてそれと電気的,機械的に接続さ
れている。また、この金属製ナット16はその一方の面が
上記素子7の一方の端面の電極8と電気的に接続されて
いる。18は上記素子7,10間の上記金属端子13の外周に設
けられ、素子7の他方の端面の電極9と素子10の他方の
端面の電極12に電気的に接続されている環状の金属製部
品で、金属端子13とはその外周に装着された筒状をして
いる第2の樹脂製部品19によって電気的に絶縁されてい
る。20は上記素子10の一方の端面の電極11と電気的に接
続されている金属製ナットで、金属端子13にねじ込みな
どで取付けられて、それと電気的,機械的に接続されて
いる。21は上記金属製ナット20の外側に位置するように
上記金属端子13に挿通されている環状をしたフェライト
磁性体などの磁性体である。22は外周面側にねじ山が切
られている上記金属端子13の他方の端部で、この他方の
端部22にリード線(図示せず)を接続し、金属製ナット
23でねじ止めできる構造となっている。
第2図a,bは本発明のサージノイズ吸収器を構成する
電圧依存性非直線素子を示す上面図と正面図、第3図は
本発明のサージノイズ吸収器を用いた際の電気的等価回
路図を示している。
以上のように本実施例によれば、金属製部品18を電子
機器の筐体などのGNDに接続し、金属端子13の端部22に
電子機器内部の入力線部を金属製ナット23で接続し、か
つ金属端子13の端部14に外部からの入力線部をバナナチ
ップ端子や第1の樹脂製部品11で接続すれば、第3図に
示すような電気的等価回路となり、線−GND間に電圧依
存性非直線素子7,10が並列に挿入されることになる。ま
た、磁性体17,21によるインダクタンスは第3図に示さ
れるような形で挿入されることになり、サージノイズの
抑制ができる。また、電圧依存性非直線素子7,10にはリ
ード線を使用しない構造となるため、直列インダクタン
スによる抑制効果の悪影響がないものとなる。さらに、
別の部品を用いることなく電子機器の入出力端子部とし
て使用できる構造を有しているので、装着性およびコス
ト(組付けコストなど)の面で優れ、高集積化が可能で
ある。
なお、上記の実施例においては、素子6を電圧依存性
非直線抵抗体素子,素子9を電圧依存性非直線抵抗特性
を有するセラミック誘電体素子で構成する場合について
説明したが、これは逆の構成としてもよく、またどちら
か一方の素子のみで構成してもよいものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、サージノイズに対して
優れた抑制効果を示す両端面に電極を設けた電圧依存性
非直線素子が、電子機器の外部端子部としてそのまま使
える金属端子と金属製部品との間に2個挿入されている
ことになり、かつ磁性体によるインダクタンスは入力線
に直列に挿入されることになり、サージノイズの抑制が
できることとなる。また、電圧依存性非直線素子にはリ
ード線を使用しない構造となるため、直列インダクタン
スによる抑制効果の悪影響がないものとなる。さらに、
別の部品を用いることなく電子機器の入出力端子部とし
て使用できる構造を有しているので、装着性およびコス
ト(組付けコストなど)の面で優れ、高集積化が可能で
小型化が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明の一実施例によるサージノイズ吸収
器を示す半断面正面図と上面図、第2図a,bは本発明の
サージノイズ吸収器を構成する電圧依存性非直線素子を
示す上面図と正面図、第3図は本発明のサージノイズ吸
収器を用いた際の電気的等価回路を示す図、第4図およ
び第5図はそれぞれ従来のサージノイズ吸収器を示す図
である。 7,10……電圧依存性非直線素子(電圧依存性非直線抵抗
体素子または電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミ
ック誘電体素子)、8,9,11,12……端面の電極、13……
金属端子、14……一方の端部、15……第1の樹脂製部
品、16,20,23……金属製ナット、17,21……磁性体、18
……金属製部品、19……第2の樹脂製部品、22……他方
の端部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端面のみに電極を有するとともに電圧依
    存性非直線抵抗特性を有する二つの環状のセラミック素
    子と、このセラミック素子間に設けた環状の金属製部品
    と、前記二つのセラミック素子を挟み込むように設けた
    二つの環状の磁性体と、前記セラミック素子、前記金属
    製部品、前記磁性体を貫通するように設けた金属端子と
    を備え、前記金属製部品は前記二つのセラミック素子の
    対向する電極と電気的に接続されるとともに前記金属端
    子と電気的に絶縁状態であり、前記二つのセラミック素
    子の他方電極は前記金属端子と電気的に接続され、前記
    金属端子の両端はリード線を接続するための構造を有す
    るサージノイズ吸収器。
JP62132430A 1987-05-28 1987-05-28 サージノイズ吸収器 Expired - Fee Related JP2595538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62132430A JP2595538B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 サージノイズ吸収器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62132430A JP2595538B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 サージノイズ吸収器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63299716A JPS63299716A (ja) 1988-12-07
JP2595538B2 true JP2595538B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=15081195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62132430A Expired - Fee Related JP2595538B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 サージノイズ吸収器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595538B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60169803U (ja) * 1984-04-18 1985-11-11 マルコン電子株式会社 サ−ジアブソ−バ
US4638284A (en) * 1984-12-05 1987-01-20 General Electric Corp. Tubular varistor arrangement
JPS622202U (ja) * 1985-06-20 1987-01-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63299716A (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2595538B2 (ja) サージノイズ吸収器
JP2600172B2 (ja) サージノイズ吸収器
JP2661108B2 (ja) サージノイズ吸収器
JP2661107B2 (ja) サージノイズ吸収器
JPS63299711A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS63299712A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6338209A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS63299718A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPH0214288Y2 (ja)
JPH0139066Y2 (ja)
JPH0139065Y2 (ja)
JPS63299715A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPH01235208A (ja) サージノイズ吸収器
JPS63299717A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS61125103A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPH01235207A (ja) サージノイズ吸収器
JPH0229785Y2 (ja)
JPS6338208A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6015325Y2 (ja) 貫通型電子部品
JPS5919431Y2 (ja) サ−ジ吸収器
JPS63299714A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS59129532A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS6289426A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPS61108106A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPH033454B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees