JPS6015325Y2 - 貫通型電子部品 - Google Patents
貫通型電子部品Info
- Publication number
- JPS6015325Y2 JPS6015325Y2 JP1980056099U JP5609980U JPS6015325Y2 JP S6015325 Y2 JPS6015325 Y2 JP S6015325Y2 JP 1980056099 U JP1980056099 U JP 1980056099U JP 5609980 U JP5609980 U JP 5609980U JP S6015325 Y2 JPS6015325 Y2 JP S6015325Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- varistor
- capacitor
- porcelain
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンデンサ及びバリスタの性質の両方を兼ね
備えた貫通型電子部品に関する。
備えた貫通型電子部品に関する。
従来、貫通型電子部品としては貫通型コンデンサが知ら
れている。
れている。
この貫通型コンデンサは種々の電気、電子機器に用いら
れている。
れている。
とくにノイズフィルタにおいては、比較的高い周波数ま
でノイズを除去可能な利点があり、外部接続用端子を兼
ねて使用される場合が多い。
でノイズを除去可能な利点があり、外部接続用端子を兼
ねて使用される場合が多い。
ところで、最近ノイズフィルタにバリスタを付加して落
雷等による異常電圧サージやその他のパルス性ノイズの
吸収を図ることが考慮されるようになってきているが貫
通型コンデンサに単体のバリスタを通常の配線等で付加
したのでは、部品点数が多くなりかつバリスタの取付ス
ペースが必要でそれだけノイズフィルタの大型化を招く
。
雷等による異常電圧サージやその他のパルス性ノイズの
吸収を図ることが考慮されるようになってきているが貫
通型コンデンサに単体のバリスタを通常の配線等で付加
したのでは、部品点数が多くなりかつバリスタの取付ス
ペースが必要でそれだけノイズフィルタの大型化を招く
。
また、ノイズフィルタに限らず、コンデンサとしての特
性と異常電圧サージを吸収するバリスタとしての特性と
が同時に要求される用途も多くなってきている。
性と異常電圧サージを吸収するバリスタとしての特性と
が同時に要求される用途も多くなってきている。
そのため、本考案者よりバリスタ磁器を誘電体として用
いてコンデンサとバリスタの両方の機能を備えた貫通型
電子部品が提案されているが、バリスタとしてのバリス
タ電圧とコンデンサとしての容量を夫々独立に広範囲の
値に設定するのが困難なきらいがある。
いてコンデンサとバリスタの両方の機能を備えた貫通型
電子部品が提案されているが、バリスタとしてのバリス
タ電圧とコンデンサとしての容量を夫々独立に広範囲の
値に設定するのが困難なきらいがある。
本考案は、上記の点に鑑み、バリスタ磁器に一対の電極
を設けてバリスタ及びコンデンサとしての働きをさせる
とともにそれら電極間にチップコンデンサを装着するこ
とにより、バリスタ電圧と静電容量とを夫々独立して任
意の値に設定可能な貫通型電子部品を提供しようとする
ものである。
を設けてバリスタ及びコンデンサとしての働きをさせる
とともにそれら電極間にチップコンデンサを装着するこ
とにより、バリスタ電圧と静電容量とを夫々独立して任
意の値に設定可能な貫通型電子部品を提供しようとする
ものである。
以下、本考案に係る貫通型電子部品の実施例を図面に従
って説明する。
って説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示し、第2図はその場合
のチップコンデンサの取付構造の1例を示す。
のチップコンデンサの取付構造の1例を示す。
これらの図において、円板状バリスタ磁器1の一方の端
面には第1電極2が、他方の端面及び外周面には第2電
極3が形成され、中心部には貫通孔4が設けられる。
面には第1電極2が、他方の端面及び外周面には第2電
極3が形成され、中心部には貫通孔4が設けられる。
ここで、円板状バリスタ磁器1は、例えばシリコンカー
バイトを主原料とする磁器や酸化亜鉛を主原料とする磁
器で構成される。
バイトを主原料とする磁器や酸化亜鉛を主原料とする磁
器で構成される。
前記貫通孔4には円板導体5を一体に固着した貫通端子
6が挿通され、その円板導体5と前記第1電極2とがは
んだ付により接続される。
6が挿通され、その円板導体5と前記第1電極2とがは
んだ付により接続される。
そして、第1電極2と第2電極3との間にチップコンデ
ンサ7がはんだ付等により接続固定される。
ンサ7がはんだ付等により接続固定される。
この場合、好ましくはチップコンデンサ7は第2図の如
く第1電極2と第2電極3との間に放射状に設けること
が望ましい。
く第1電極2と第2電極3との間に放射状に設けること
が望ましい。
これらの円板状バリスタ磁器1及び貫通端子6は、役付
円筒状の段付外側端子8内に収納され、この役付外側端
子8と前記第2電極3とがはんだ付によって接続される
。
円筒状の段付外側端子8内に収納され、この役付外側端
子8と前記第2電極3とがはんだ付によって接続される
。
しかる後、その段付外側端子8内には注形樹脂9が充填
され、円板状バリスタ磁器1及び貫通端子6を固定する
ようになっている。
され、円板状バリスタ磁器1及び貫通端子6を固定する
ようになっている。
上記第1図の貫通型電子部品の等価回路は実質的に第3
図で示され、小容量の貫通型コンデンサC1の貫通端子
と段付外側端子との間にバリスタBを接続するとともに
チップコンデンサに相当スる容量C2を設けたものと同
等であると考えられる。
図で示され、小容量の貫通型コンデンサC1の貫通端子
と段付外側端子との間にバリスタBを接続するとともに
チップコンデンサに相当スる容量C2を設けたものと同
等であると考えられる。
第4図はバリスタ磁器1の第1、第2電極間で構成され
る貫通型コンデンサ及びチップコンデンサ7のリアクタ
ンスの周波数特性を示す。
る貫通型コンデンサ及びチップコンデンサ7のリアクタ
ンスの周波数特性を示す。
この図において、バリスタ磁器1による貫通型コンデン
サのりアクタンスは曲線Xで、チップコンデンサ7によ
、るリアクタンスは曲線Yで夫々示される。
サのりアクタンスは曲線Xで、チップコンデンサ7によ
、るリアクタンスは曲線Yで夫々示される。
この図から、比較的低い周波数ではチップコンデンサ7
が低いリアクタンスを示し、ある程度高い周波数ではバ
リスタ磁器1による貫通型コンデンサ部分が低いリアク
タンスを示し、全体として低い周波数から高い周波数ま
で充分な低リアクタンスを実現できることが判る。
が低いリアクタンスを示し、ある程度高い周波数ではバ
リスタ磁器1による貫通型コンデンサ部分が低いリアク
タンスを示し、全体として低い周波数から高い周波数ま
で充分な低リアクタンスを実現できることが判る。
以上の第1実施例によれば、次のような効果を上げるこ
とができる。
とができる。
(1)コンデンサとしての性質とバリスタとしての性質
とを兼ね備えた貫通型電子部品を簡単かつ安価に実現で
きる。
とを兼ね備えた貫通型電子部品を簡単かつ安価に実現で
きる。
従って、この貫通型電子部品をノイズフィルタ等に用い
ることによって、部品点数の削減、性能の向上及び小型
化を図ることができる。
ることによって、部品点数の削減、性能の向上及び小型
化を図ることができる。
(2)貫通型電子部品のバリスタ電圧は円板状バリスタ
磁器1の厚みや成分を変えることにより調節可能であり
、静電容量はチップコンデンサ7の容量及び装着個数を
変えることにより広範囲の値に設定可能である。
磁器1の厚みや成分を変えることにより調節可能であり
、静電容量はチップコンデンサ7の容量及び装着個数を
変えることにより広範囲の値に設定可能である。
従って、バリスタ電圧及び静電容量を夫々独立に任意の
値に設定できる利点がある。
値に設定できる利点がある。
(3)チップコンデンサ7はサージ電圧に弱いきらいが
あるが、バリスタ磁器1のバリスタ特性により必然的に
保護されることになり、信頼性が良好である。
あるが、バリスタ磁器1のバリスタ特性により必然的に
保護されることになり、信頼性が良好である。
(4)高周波特性の良好なチップコンデンサ7及びバリ
スタ磁器1の部分から成る貫通型コンデンサの組合せで
あるから、通常の貫通型コンデンサと同程度の周波数特
性を実現できる。
スタ磁器1の部分から成る貫通型コンデンサの組合せで
あるから、通常の貫通型コンデンサと同程度の周波数特
性を実現できる。
第5図及び第6図は本考案の第2実施例を示す。
これらの図において、円筒状バリスタ磁器10には中心
部に貫通孔11が形成され、該貫通孔11の内面及び両
端面に第1電極12が形成され、外周面に帯状に第2電
極13が形成されている。
部に貫通孔11が形成され、該貫通孔11の内面及び両
端面に第1電極12が形成され、外周面に帯状に第2電
極13が形成されている。
そして、貫通孔11には貫通端子14が挿通固定され、
貫通端子14と第1電極12とははんだ付等で電気的に
接続される。
貫通端子14と第1電極12とははんだ付等で電気的に
接続される。
前記第1電極12と第2電極13との間にはチップコン
デンサ15が複数個はんだ付等で接続固定され、さらに
第2電極13に対し外側端子16が接続固定される。
デンサ15が複数個はんだ付等で接続固定され、さらに
第2電極13に対し外側端子16が接続固定される。
上記第2実施例において、バリスタ電圧は円筒状バリス
タ磁器10の直径等により定まり、静電容量は円筒状バ
リスタ磁器10に形成された第1、第2N極間の容量と
チップコンデンサ15の容量との組合せとなり、前述の
第1実施例と同様の効果を上げることができる。
タ磁器10の直径等により定まり、静電容量は円筒状バ
リスタ磁器10に形成された第1、第2N極間の容量と
チップコンデンサ15の容量との組合せとなり、前述の
第1実施例と同様の効果を上げることができる。
なお、外側端子、貫通端子等の形状は適宜変更可能であ
る。
る。
叙上のように、本考案によれば、コンデンサ及びバリス
タの性質の両方を兼ね備えていて通常の貫通型コンデン
サと同様に使用可能であり、静電容量及びバリスタ電圧
を夫々独立して任意に設定可能な貫通型電子部品を得る
。
タの性質の両方を兼ね備えていて通常の貫通型コンデン
サと同様に使用可能であり、静電容量及びバリスタ電圧
を夫々独立して任意に設定可能な貫通型電子部品を得る
。
第1図は本考案に係る貫通型電子部品の第1実施例を示
す正断面図、第2図は第1実施例におけるチップコンデ
ンサ装着構造の1例であって段付外側端子及び注形樹脂
を省略して示す平面図、第3図は第1実施例の等価回路
図、第4図は第1実施例における各コンデンサ部分のり
アクタンスの周波数特性を示すグラフ、第5図は本考案
の第2実施例を示す正面図、第6図は同正断面図である
。 1・・・・・・円板状バリスタ磁器、2,12・曲・第
1電極、3,13・・・・・・第2電極、4,11・・
・・・・貫通孔、6,14・・・・・・貫通端子、7,
15・・・・・・チップコンデンサ、8・・・・・・段
付外側端子、10・・・・・・円筒状バリスタ磁器、1
6・・・・・・外側端子。
す正断面図、第2図は第1実施例におけるチップコンデ
ンサ装着構造の1例であって段付外側端子及び注形樹脂
を省略して示す平面図、第3図は第1実施例の等価回路
図、第4図は第1実施例における各コンデンサ部分のり
アクタンスの周波数特性を示すグラフ、第5図は本考案
の第2実施例を示す正面図、第6図は同正断面図である
。 1・・・・・・円板状バリスタ磁器、2,12・曲・第
1電極、3,13・・・・・・第2電極、4,11・・
・・・・貫通孔、6,14・・・・・・貫通端子、7,
15・・・・・・チップコンデンサ、8・・・・・・段
付外側端子、10・・・・・・円筒状バリスタ磁器、1
6・・・・・・外側端子。
Claims (3)
- (1)第1電極及び第2電極を形成したバリスタ磁器と
、該バリスタ磁器を貫通しかつ前記第1電極と接続する
貫通端子と、前記第2電極に接続される外側端子と、前
記第1電極及び第2電極間に接続されるチップコンデン
サとを備えたことを特徴とする貫通型電子部品。 - (2)前記バリスタ磁器が円板状を威し、前記第1電極
が一方の端面に、前記第2電極が他方の端面及び外周面
に夫々形成されている実用新案登録請求の範囲第1項記
載の貫通型電子部品。 - (3)前記バリスタ磁器が円筒状を威し、前記第1電極
が貫通孔内面及び少くとも一方の端面に、前記第2電極
が外周面に夫々形成されている実用新案登録請求の範囲
第1項記載の貫通型電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980056099U JPS6015325Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 貫通型電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980056099U JPS6015325Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 貫通型電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56157738U JPS56157738U (ja) | 1981-11-25 |
JPS6015325Y2 true JPS6015325Y2 (ja) | 1985-05-14 |
Family
ID=29650711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980056099U Expired JPS6015325Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 | 貫通型電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015325Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2600172B2 (ja) * | 1987-05-28 | 1997-04-16 | 松下電器産業株式会社 | サージノイズ吸収器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56145123U (ja) * | 1980-04-01 | 1981-11-02 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP1980056099U patent/JPS6015325Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56157738U (ja) | 1981-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100495871B1 (ko) | 각형 소자를 내장한 관통형 필터 | |
JPH01151311A (ja) | Lcフィルタ | |
JPS6015325Y2 (ja) | 貫通型電子部品 | |
JPH0324081B2 (ja) | ||
JPH0416012A (ja) | ノイズ・フイルタ | |
JPH05243087A (ja) | 3端子ノイズフィルタ及びその製造方法 | |
JPS6015275Y2 (ja) | 複合厚膜バリスタ | |
JP2600172B2 (ja) | サージノイズ吸収器 | |
JPH0214288Y2 (ja) | ||
JP2595538B2 (ja) | サージノイズ吸収器 | |
JP3030399B2 (ja) | Lc複合部品 | |
JPH0325363Y2 (ja) | ||
JPS5915473Y2 (ja) | サ−ジ吸収器 | |
JPS6242487Y2 (ja) | ||
JPS59754Y2 (ja) | サ−ジ吸収器 | |
JP2561660Y2 (ja) | バリスタ機能付き貫通コンデンサ | |
JPH0139065Y2 (ja) | ||
JP2910685B2 (ja) | 誘電体共振器及びそれを用いた電子機器 | |
JPH0119386Y2 (ja) | ||
JP2661108B2 (ja) | サージノイズ吸収器 | |
JPS63148610A (ja) | 四端子構造コンデンサ | |
JPS593559Y2 (ja) | サ−ジ吸収器 | |
JPS5919427Y2 (ja) | 複合型サ−ジ吸収器 | |
JPH0135467Y2 (ja) | ||
JPH0922831A (ja) | 積層複合電子部品 |