JPH0333974Y2 - - Google Patents

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JPH0333974Y2
JPH0333974Y2 JP1985089712U JP8971285U JPH0333974Y2 JP H0333974 Y2 JPH0333974 Y2 JP H0333974Y2 JP 1985089712 U JP1985089712 U JP 1985089712U JP 8971285 U JP8971285 U JP 8971285U JP H0333974 Y2 JPH0333974 Y2 JP H0333974Y2
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case
holder
disk
cam surface
disk cartridge
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、デイスクカートリツジケースに収
納されたデイスクをケースごと機器本体に装填し
てデイスクの再生を行うようにしたデイスク再生
装置において、ケースを機器本体に挿入する際
に、ケースが正規の状態でない姿勢で機器本体内
に挿入されるのを防止するデイスクカートリツジ
ケース誤挿入防止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のデイスク再生装置のデイスクカ
ートリツジケース誤挿入防止装置として、第10
図ないし第13図に示す装置が提案されている。
これらの図に示すデイスク再生装置は、デイス
クカートリツジケースAと機器本体Bとからなる
もので、ケースAにデイスク1を再生可能な状態
に収納し、デイスク1をケースAごと機器本体B
に装填してデイスク1の再生を行うものである。
ケースAは、第10図、第11図に示すよう
に、平面視形状が矩形で、一定の厚みを有する板
状体であり、内部にデイスク1が再生可能な状態
に収納されるように構成されたものである。この
ケースAには、その一側面2aに、機器本体Bへ
の挿入側端面3から非挿入側端面4の近傍に到る
溝5が形成され、他側面2bに、挿入側端面3か
ら寸法lの長さを有する溝6が形成されている。
挿入側端面3および非挿入側端面4は側面2a,
2bに直交する平坦面となつている。
機器本体Bは、デイスク1の収納されたケース
Aを定位置に装填してデイスク1の再生を行うも
のである。第12図、第13図に示すように、こ
の機器本体Bのシヤーシ7の上面側には図示しな
いデイスク駆動用モータにより回転させられるタ
ーンテーブル8が配設されており、更に同上面側
にデイスクカートリツジケースホルダ9が上下動
自在に支持されている。ホルダ9の上面には、そ
の左右両側部にケースAをガイドするガイド壁1
0,11が形成されている。ガイド壁10の内面
には、ケースAの誤挿入を防止するストツパ12
が形成されている。
上記のデイスク再生装置において、機器本体B
にケースAを装填するには、ケースAの上面を上
にして、このケースAを挿入側端面3から上昇位
置にあるホルダ9内に矢印P1方向に向けて挿入
する。そして、ケースAの中心をターンテーブル
8の上方に到らせた時点でホルダ9を下降させ、
ケースA内に図示しないターンテーブル挿入孔を
通してターンテーブル8を相対的に進入させる。
かくして、ホルダ9が下限位置に到つたときに、
ターンテーブル8上にデイスク1が載置される。
上記のように、ケースAを正規の姿勢でホルダ
9内に挿入する場合には、ストツパ12が第13
図に示すように溝5内に位置してケースAを矢印
P1方向に挿入することができる。
一方、上記のデイスク再生装置においては、ケ
ースAを正規でない姿勢でホルダ9内に挿入しよ
うとすると、ストツパ12がケースAの各部に当
接し、ケースAが定位置まで挿入されるのが防止
される。
すなわち、ケースAの下面側を上にしてこのケ
ースAを挿入側端面3からホルダ9内に挿入しよ
うとすると、ストツパ12が溝6内において相対
的に寸法l移動した時点で溝6の端部を閉塞する
壁部13に当接し、それ以上ケースAを矢印P1
方向に移動させることができない。また、ケース
Aの上面側、下面側のいずれかを上にしてこのケ
ースAを非挿入側端面4からホルダ9内に挿入し
ようとすると、非挿入側端面4の左端部または右
端部がストツパ12に当接し、この場合もまたケ
ースAをそれ以上矢印P1方向に移動させること
ができない。かくしてこの装置においては、ホル
ダ9に対するケースAの誤挿入を防止することが
できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のデイスクカートリツジケース
誤挿入防止装置においては、ストツパ12を一方
のガイド壁10に一個所しか設けることができな
いので、ケースAをホルダ9内に正規でない姿勢
で無理に挿入した場合に、ストツパ12の耐力が
不足してケースAがストツパ12を押しのけて矢
印P1方向に移動し、ケースAや機器Bの破損を
招く恐れがある。
また、ケースAの側面に溝5,6を形成する構
成であるから、ケースAの構成が複雑になる一
方、ケースAに溝5,6を形成するための壁部が
必要となつてケースAの小型化が困難になるとい
う欠点がある。
この考案では、上記のようなデイスク再生装置
のデイスクカートリツジケース誤挿入防止装置に
おいて、誤挿入防止動作の確実性、誤挿入に対す
る装置の耐力、デイスクカートリツジケースの小
形化の実現を問題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、デイスクが収納されたデイスクカ
ートリツジケースを機器本体のデイスクカートリ
ツジケースホルダ内に挿入し、このホルダをデイ
スクの非再生位置から再生可能位置に移動させて
デイスクの再生を行うようにしたデイスク再生装
置において、上記ケースの上記ホルダに挿入する
側の角部に挿入方向前端面に向うにつれて互いに
漸次接近するカム面を形成すると共に、上記ホル
ダに挿入する側と反対側の角部に挿入方向と直交
する平坦面を有する非カム面を形成し、上記ホル
ダに、上記ケースの挿入通過を不可能とする第1
の位置から挿入通過を可能とする第2の位置への
移動が可能となるように支持された係合部を有
し、かつ、ホルダ内に上記ケースが正規の状態で
挿入されたときには上記係合部の端部が上記ケー
スのカム面に当接して案内され該係合部が第2の
位置へ移動されてケースの挿入通過を許し、ホル
ダ内に上記ケースが正規でない状態で挿入されよ
うとしたときには、上記係合部と上記ケースに形
成された非カム面の上記平坦面が互いに案内不可
能に当接し該係合部の第2の位置への移動がなさ
れずケースの挿入通過を許さないケース誤挿入防
止ストツパを設けてなることを特徴とするもので
ある。
上記非カム面は、例えば上記のケースの上記ホ
ルダに対する非挿入側の端面、上記ケースの側部
に形成された切欠部または延在する方向の一端が
閉塞されている内の面等である。
上記ケース誤挿入防止ストツパは、装置の耐力
を向上させるために、上記のホルダの上記ケース
が挿入される挿入口近傍に左右一対設けることが
望ましい。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図ないし第9図を参照
して説明する。
ここで説明するデイスク再生装置は、第5図、
第6図に示すデイスクカートリツジケースCと第
1図ないし第4図に示す機器本体Dとからなるも
ので、デイスクをケースC内に収納し、デイスク
をケースCごと機器本体Dに装填してデイスクの
再生を行うように構成されたものである。
まず、第5図、第6図を参照してケースCの構
成について説明すると、このケースCは、図に示
すように全体として平面視形状が矩形状で、一定
の厚みを有する板状体である。このケースCは、
デイスク配置部(図示せず)を有するフレーム2
0と、このフレーム20にデイスク配置部の上面
側を覆うように取り付けられたケース蓋21と、
同フレーム20にデイスク配置部の下面側を覆う
ように固定された底板22とからなるものであ
り、フレーム20に対してケース蓋21を開閉す
ることによりデイスク23を出し入れし得るよう
に構成されたものである。ケース蓋21の中央部
には、このケースCがデイスク23を収納した状
態で機器本体Dに装填されたときに機器本体Dに
設けられたターンテーブルと協働してデイスク2
3を保持するデイスクスタビライザ24が取り付
けられている。底板22には、ターンテーブル挿
通孔25とピツクアツプヘツド挿通孔26とが形
成されている。フレーム20の両側面(ケースC
の両側面)27a,27bには前端面(機器本体
Dへの挿入側端面)28から後端面(機器本体D
への非挿入側端面)29近傍にかけてガイド溝3
0a,30bが形成されており、ガイド溝30a
の底面にはラツクギヤ31が形成されている。フ
レーム20の一側面27aの前端部下面には同期
用切欠部32が形成されている。この同期用切欠
部32は、このケースCが後述するように機器本
体Dに挿入されたときに、機器本体D側に設けら
れたローデイングピニオンギヤとラツクギヤ31
との噛合いの同期をとるものである。
このケースCは、以下に述べる部分が曲面部、
非曲面部となつており、曲面部、非曲面部が機器
本体Dと協働することにより、正規の姿勢でのみ
機器本体Dへの挿入が可能であり、正規の姿勢で
ない状態で機器本体Dへの挿入ができないように
なつている。すなわち、前端面28と側面27
a,27bとの交叉する2つの角部は、側面27
a,27bから前端面28に向うにつれて互いに
漸次接近する曲面部33a,33b(カム面)と
なつている。また後端面29は、側面27a,2
7bと直交する平坦面であり、非曲面部(非カム
面)を構成している。また同期用切欠部32は、
フレーム20の下面を側面27aに沿つて一定寸
法切り欠いた部分であり、非曲面部(非カム面)
を構成している。
次に、第1図ないし第4図を参照して機器本体
Dの構成について説明する。第1図、第2図にお
いて、符号40はシヤーシであり、このシヤーシ
40の上面側にはキヤリア41、デイスクカート
リツジケースホルダ42が配設され、同下面側に
はピツクアツプヘツド43の搭載されたヘツドベ
ース44が配設されている。
シヤーシ40には、その下面側にデイスク駆動
用モータ45が取り付けられており、このシヤー
シ40から上方に突出するモータ45の回転軸に
はターンテーブル46が連結されている。更にシ
ヤーシ40にはフイードローデイングモータ47
が取り付けられている。キヤリア41はシヤーシ
40の上面に矢印P3,P4方向に移動自在に配置
されており、ホルダ42はキヤリア41を中に挟
んでシヤーシ40の上面に上下方向移動自在に支
持されている。ホルダ42は、スプリング48,
48…によつて常時下方へ付勢されており、その
下面に形成されたカム49,49…がキヤリア4
1の上面に当接しているときに上限位置にあり、
カム49,49…がキヤリア41およびシヤーシ
40に形成された孔(図示せず)内に進入したと
きに下降するようになつている。このホルダ42
には、ローデイングピニオンギヤ50が取り付け
られている。ギヤ50には、同ギヤ50が後述す
るようにケースCのラツクギヤ31と噛み合う際
に、このギヤ50とラツクギヤ31との噛合いの
同期をとるための突起51が形成されている。
上記の構成において、フイードローデイングモ
ータ47は、駆動力伝達機構51を介してヘツド
ベース44を矢印P3,P4方向に移動させるもの
である。キヤリア41は、ヘツドベース44が上
記の方向に移動したときに、このヘツドベース4
4に連動して矢印P3,P4方向に移動し、これに
よつてホルダ42を昇降させ、かつ駆動力伝達機
構(図示せず)を介してローデイングピニオンギ
ヤ50を回転させるものである。ホルダ42は、
デイスク再生時に、デイスク23が収納されたケ
ースCを保持して、デイスク23をターンテーブ
ル46上に載置するものである。ローデイングピ
ニオンギヤ50は、ケースCのローデイング、イ
ジエクト時にデイスクカートリツジケースCのラ
ツクギヤ31に噛み合つてこのケースCを矢印
P3,P4方向に移動させるものである。
ホルダ42は、上記のようにケースCを保持す
るものであるが、このホルダ42の左右両側部に
は、ケースCの移動時に、このケースCを矢印
P3,P4方向にガイドするガイド壁部55,55
が形成されている。また、このホルダ42には、
ケースCが挿入されるときに、ケースCと協働し
てこのケースCの誤挿入を防止する誤挿入防止機
構56が設けられている。
すなわち、ホルダ42の上面前端左右両側部に
は、上方へ突出する支持壁部57,57が形成さ
れている。支持壁部57,57の上面間にはフレ
ーム58がねじ59,59により取り付けられて
いる。フレーム58は全体として帯板状に形成さ
れたものであり、第1図、第3図に示すように、
ホルダ42の幅方向に延在する主壁部60の前端
縁に斜め上方に突出するガイド壁部61を形成
し、同主壁部60の後端縁に上方に突出する補強
壁部62を形成してなるものである。このフレー
ム58とホルダ42の前端部との間はデイスクカ
ートリツジケース挿入口93となつている。そし
て、フレーム58の左右両端部上面にはケース誤
挿入防止ストツパ64,64およびこれらストツ
パ64,64を付勢するスプリング65,65が
取り付けられている。
第3図、第4図は一方の側のケース誤挿入防止
ストツパ64、スプリング65の形状および取付
構造を示す図である。これらの図に示すように、
フレーム58の端部には上方へ突出するように回
動支軸66が固定されており、この回動支軸66
にはケース誤挿入防止ストツパ64が矢印P5
P6方向に回動自在に装着されている。ケース誤
挿入防止ストツパ64は、板体を所定の形状に切
截かつ折曲して形成されたもので、平面視三角形
状の主壁部67の後端部に、この主壁部67から
直角に下方に折曲された係合部68を形成し、同
主壁部67の一側縁に上方へ突出する掛止壁部6
9を形成し、主壁部67に取付孔70と切欠部7
1を形成すると共に掛止壁部69に孔72を形成
してなるものである。この場合、係合部68の一
側縁は湾曲面73となつている。このケース誤挿
入防止ストツパ64は、係合部68をフレーム5
8の後方に位置させて取付孔70部分が回動支軸
66に装着され、回動支軸66に形成された溝7
4内にリテーナ75を嵌着することにより上方へ
の抜け出しが防止されている。この場合、回動支
軸66には、上記ストツパ64とフレーム58と
の間にワツシヤ76が介装されている。そして、
上記掛止壁部69とフレーム58の補強壁部62
との間には、掛止壁部69の孔72、補強壁部6
2に形成された孔77を取付部としてスプリング
65が張設されている。この構成によりケース誤
挿入防止ストツパ64は矢印P5方向に付勢され
ているが、切欠部71がフレーム58の上面に形
成された突起78に当接することにより一定位
置、すなわち係合部68の前端面がケースCの挿
入方向(矢印P3方向)と直交する位置に止まつ
ている。
なお、他方の側のケース誤挿入防止ストツパ6
4は、その形状が上記のストツパ64と左右対称
であり、いま一つのスプリング65と共に上記と
左右対称の構造をもつてフレーム58に取り付け
られている。
上記の構成からなるデイスク再生装置によりデ
イスク23の再生を行うには、デイスク23をデ
イスクカートリツジケースCの内部に収納し、こ
のケースCを機器本体Dの挿入口63から上限位
置にあるホルダ42内に手動操作で操入する。こ
のときケースCの姿勢は、ケース蓋21を上にす
ると共に前端面28をホルダ42への挿入側端面
とする。ケースCの手動による挿入位置は、ケー
スCのラツクギヤ31の先端部がローデイングピ
ニオンギヤ50に噛み合うまでとする。ラツクギ
ヤ31とギヤ50との噛合いに際しては、ケース
Cの同期用切欠部32の端面がギヤ50の突起5
1に当接してギヤ50を所定量回動させ、ラツク
ギヤ31に対するギヤ50の位置を定められた位
置に設定する。したがつてラツクギヤ31の先端
部は、常にスムーズにギヤ50に噛み合う。この
ようにしてラツクギヤ31がローデイングピニオ
ンギヤ50と噛み合うと、図示しない検出スイツ
チがこの状態を検出し、フイードローデイングモ
ータ47がオンする。
モータ47がオンすると、駆動力伝達機構51
を介してヘツドベース44が矢印P3方向に移動
し、これに連動してキヤリア41が同方向に移動
する。キヤリア41が移動すると、これに連動し
てギヤ50が回転し、これによつてラツクギヤ3
1がギヤ50に噛み合つているケースCが矢印
P3方向に移動する。このようにしてケースCが
移動されてその内部に収納されたデイスク23が
ターンテーブル46の上方に近づくと、ホルダ4
2のカム49,49…がキヤリア41およびシヤ
ーシ40の図示しない孔内に漸次進入し、これに
よつてホルダ42が下降する。ホルダ42が下降
すると、ターンテーブル46がターンテーブル挿
入孔25を通してケースC内に相対的に進入し、
ケースC内に位置するデイスク23を保持する。
この際デイスク23は、その上面側に位置するデ
イスクスタビライザ24と下面側に位置するター
ンテーブル49との間に挟持される。デイスク2
3の保持が完了した時点で、キヤリア41とロー
デイングピニオンギヤ50との連動が解かれ、ギ
ヤ50の回転が停止する。
一方、ヘツドベース44が矢印P3方向の一定
位置に達すると、これが図示しない検出スイツチ
により検出され、フイードローデイングモータ4
7が逆転してヘツドベース44が矢印P4方向に
移動する。このときキヤリア41とヘツドベース
44との連動が解かれ、キヤリア41は移動せず
その位置に止まつている。ヘツドベース44が矢
印P4方向に移動してピツクアツプヘツド43が
リードイン位置に達すると、この状態が図示しな
い検出スイツチで検出され、ヘツドベース44の
移動が停止する。
ここで、この再生装置は、デイスク23の再生
が可能な状態となる。しかして、装置にプレイの
指令を与えると、デイスク駆動用モータ45が回
転してデイスク23がターンテーブル46と共に
回転する。その一方、フイードローデイングモー
タ47がフイード動作の動力源となり、上記指令
に応じてヘツドベース44を矢印P3方向に適宜
量ずつ移動させ始め、ヘツドベース44上のピツ
クアツプヘツド43がピツクアツプヘツド挿通孔
26を通してデイスク23に記録された信号を読
み取り、かくしてデイスク23の再生がなされ
る。
このデイスク再生装置においては、上記のよう
にデイスク23の再生を行う際に、デイスクカー
トリツジケースCを正規の姿勢とした場合のみこ
のケースCを機器本体Dに挿入することができ、
ケースCの姿勢が正規でない場合にこのケースC
を機器本体Dに挿入することができない。
以下、この点について装置の作用を説明する。
まず、上述したように、ケースCを正規の姿勢に
して、すなわちケースCを、そのケース蓋21側
を上にすると共に前端面28をホルダ42への挿
入側端面としてデイスクカートリツジケース挿入
口63に挿入した場合には、第7図に示すよう
に、ケースCの曲面部33a,33bがケース誤
挿入防止ストツパ64,64の係合部68,68
の湾曲面73,73に当接し、これら曲面部33
a,33bが湾曲面73,73を案内してケース
誤挿入防止ストツパ64,64をスプリング6
5,65の付勢力に抗して矢印P6方向に回動さ
せ、ケースCがストツパ64,64を押しのけて
ホルダ42の内方(矢印P3方向)に移動する。
つまり、この場合には、ケースCの曲面部33
a,33bがカム駆動面となると共にケース誤挿
入防止ストツパ64,64の係合部68,68に
形成された湾曲面73,73がカム従動面とな
り、ケースCの曲面部33a,33bのカム駆動
によつてケース誤挿入防止ストツパ64,64が
カム従動して、これらケース誤挿入防止ストツパ
64,64がケースCの矢印P3方向への挿入通
過を許すようになる。したがつて、この場合ケー
スCは何等支障を生じることなくホルダ42内に
挿入される。
次に、ケースCを操作する者が誤つて、ケース
Cの後端面29をホルダ42への挿入側端面とし
て挿入口63に挿入した場合には、第8図に示す
ように、後端面29が挿入方向(矢印P3方向)
に対して直交する平坦面であり、かつケース誤挿
入防止ストツパ64,64の係合部68,68が
上記挿入方向に直交して上記後端面29と平行に
位置していることから、後端面29の左右両端部
と係合部分68,68とが互いに案内不可能に当
接し、ケースCがそれ以上矢印P3方向に挿入さ
れることがない。この作用は、後端面29をホル
ダ42への挿入側端面とする限り、ケース蓋2
1、底板22のいずれが上であつても同じであ
る。
また、ケースCを操作する者が、ケースCを、
前端面28をホルダ42への挿入側端面とし、底
板22を上にして挿入口63に挿入した場合に
は、第9図に示すように、ケースCが一定寸法矢
印P3方向に挿入されたときに、一方のストツパ
64の係合部68がケースCの同期用切欠部32
の端面に当接し、この場合もケースCがそれ以上
矢印P3方向に挿入されることがない。
以上のようにして、この装置においては、ケー
スCが正規の姿勢でない場合に、このケースCを
ホルダ42内に挿入することができない。そして
特にこの装置では、ケース誤挿入防止ストツパ6
4,64をデイスクカートリツジケース挿入口6
3の左右両端部に設けているので、操作者がケー
スCの誤挿入を行つた場合には、機器本体Dにケ
ースCを挿入できないことで誤挿入を即座に知る
ことができる。したがつてこの装置では、ケース
Cが誤つた姿勢でホルダ42の奥部へ挿入される
のを防止することができ、誤挿入によるケース
C、機器本体Dの損傷を防止することができる。
また、この装置において、ケースCのホルダ4
2へ挿入させる側の角部に曲面部33a,33b
を形成したことは、ケースCをホルダ42内に挿
入する際に当該曲面部33a,33bがホルダ4
2の各壁部を相対的に案内することになり、ケー
スCの操作性を格段に向上させる。すなわち、ケ
ースCに形成した曲面部33a,33bは、この
ケースCをデイスクカートリツジケース挿入口6
3に挿入する場合に案内手段を兼ねることにな
り、これらの部分が例えば上記挿入口63の支持
壁部57,57等に当接した場合にもこのケース
Cをホルダ42内に円滑に挿入させることができ
る。
なお、上記の実施例においては、ケース誤挿入
防止ストツパ64の係合部68に係合するケース
C側の非曲面部をケースCの後端面29、同期用
切欠部32としたが、ストツパ64を設ける位置
によつては、ケースの適宜箇所にその挿入方向に
沿う一端が閉塞されている溝を形成し、この溝を
非曲面部として機能させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、デイスクが収納されたデイスクカ
ートリツジケースをケースごと機器本体に挿入し
てデイスクの再生を行うようにしたデイスク再生
装置において、上記ケースに挿入方向前端面に向
うにつれて互いに漸次接近するカム面と挿入方向
に直交する平坦面を有する非カム面とを形成し、
機器本体に上記ケースが正規の状態で挿入された
ときに上記カム面と協働してケースの挿入を許
し、正規でない状態で挿入されようとしたときに
上記非カム面と協働してケースの挿入を阻止する
ケース誤挿入防止ストツパを設けてなるものであ
る。
したがつて、本考案によれば次のような効果が
得られる。
(1) 機器本体に対するデイスクカートリツジケー
スの誤挿入を確実に防止することができる。
(2) ケース誤挿入防止ストツパを複数設けること
ができるので、ケース誤挿入時における機器本
体側の耐力を大きくとることができ、機器本
体、ケースの損傷を確実に防止することができ
る。
(3) 従来の装置と比較して、デイスクカートリツ
ジケースに溝を設ける必要がないので、溝形成
用の壁部が不要となつてケースの小形化が可能
となる。
(4) この考案において、デイスクカートリツジケ
ースのホルダへ挿入させる側の角部にカム面を
形成したことは、ケースをホルダ内に挿入させ
る際に当該カム面がホルダの各壁部を相対的に
案内することになり、ケースの操作性を格段に
向上させる。すなわち、ケースの形成した挿入
方向前端面に向かうにつれて互いに漸次接近す
るカム面は、このケースをホルダの開口部内に
挿入する場合に案内手段を兼ねることになり、
この部分が例えば上記開口部の壁部に当接した
場合にもこのケースを上記開口部およびホルダ
の奥部分に円滑に挿入させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの考案の一実施例を説
明する図であつて、第1図は機器本体の平面図、
第2図は第1図−線視側面図、第3図は機器
本体の要部の斜視図、第4図は第3図−線視
断面図、第5図はデイスクカートリツジケースの
表面を上にした斜視図、第6図はデイスクカート
リツジケースの裏面を上にした斜視図、第7図な
いし第9図はいずれもデイスクカートリツジ誤挿
入防止装置の作用を示す説明図、第10図ないし
第13図は従来のデイスクカートリツジ誤挿入防
止装置を示す図であつて、第10図はデイスクカ
ートリツジケースの一部を断面視した平面図、第
11図は第10図XI−XI線視断面の輪郭を示す
図、第12図は機器本体の平面図、第13図は第
12図−線視断面図である。 C……デイスクカートリツジケース、D……機
器本体、23……デイスク、29……非カム面
(非曲面部)、32……非カム面(非曲面部)、3
3a,33b……カム面(曲面部)、42……デ
イスクカートリツジケースホルダ、46……ター
ンテーブル、63……デイスクカートリツジホル
ダ挿入口、64……ケース誤挿入防止ストツパ、
68……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) デイスクを収納するデイスクカートリツジケ
    ースと、ターンテーブルに対してデイスクの再
    生可能位置と非再生位置との間を移動し得るよ
    うに支持されたデイスクカートリツジケースホ
    ルダを有する機器本体とからなり、デイスクを
    ケースに収納し、デイスクをケースごと上記ホ
    ルダに挿入し、このホルダをデイスクの非再生
    位置から再生可能位置に移動させてデイスクの
    再生を行うようにしたデイスク再生装置におい
    て、上記ケースの上記ホルダに挿入する側の角
    部に挿入方向前端面に向うにつれて互いに漸次
    接近するカム面を形成すると共に、上記ホルダ
    に挿入する側と反対側の角部に挿入方向と直交
    する平坦面を有する非カム面を形成し、上記ホ
    ルダに、上記ケースの挿入通過を不可能とする
    第1の位置から挿入通過を可能とする第2の位
    置への移動が可能となるように支持された係合
    部を有し、かつ、ホルダ内に上記ケースが正規
    の状態で挿入されたときには上記係合部の端部
    が上記ケースのカム面に当接して案内され該係
    合部が第2の位置へ移動されてケースの挿入通
    過を有し、ホルダ内に上記ケースが正規でない
    状態で挿入されようとしたときには上記係合部
    と上記ケースに形成された非カム面の上記平坦
    面が互いに案内不可能に当接し該係合部の第2
    の位置への移動がなされずケースの挿入通過を
    許さないケース誤挿入防止ストツパを設けてな
    ることを特徴とするデイスクカートリツジケー
    ス誤挿入防止装置。 (2) 上記非カム面が、ケースのホルダに対する非
    挿入側の端面であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のデイスクカートリ
    ツジケース誤挿入防止装置。 (3) 上記非カム面が、ケースの側部に形成された
    切欠部または延在する方向の一端が閉塞されて
    いる溝内の面であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のデイスクカートリ
    ツジケース誤挿入防止装置。 (4) 上記ケース誤装置防止ストツパが、ホルダの
    ケース挿入口近傍に左右一対配置されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載のデイスクカー
    トリツジケース誤挿入防止装置。
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