JP2771117B2 - ガイド装置を備えたミニディスクプレーヤー用ディスクトレー - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はディスクトレーに関す
る。特に、カートリッジのオートローディング（ａｕｔ
ｏ ｌｏａｄｉｎｇ）が可能であり、カートリッジのロ
ーディング位置を正確に案内するシステムを備えたミニ
ディスクプレーヤー用ディスクトレーに関する。

【０００２】

【従来の技術】ディスクプレーヤーは磁器記録または光
記録などができるディスクについて記録または再生がで
きる装置の一つである。このようなディスクプレーヤー
にディスク・カートリッジをローディングまたはアンロ
ーディングする方式として各種の方法が開発された。そ
の中で、ドロー（ｄｒａｗ）タイプのディスクトレーを
使用してディスク・カートリッジをローディングまたは
アンローディングするディスクプレーヤーが多様に開発
されてきた。アメリカ特許第４，７９４，５８３号とア
メリカ特許第４，８２５，４２９号にはこのようなドロ
ータイプのディスクトレーの一例を開示している。

【０００３】前者のディスクローダは一対の保持部材を
含み、ディスクトレーと保持部材の各々に形成されたラ
ック・ギヤーとこれらの間のピニオンを利用してディス
クトレーを案内する方式をとっている。

【０００４】しかし、後者のディスクローダは、保持部
材及びピニオンが占めている空間を考慮すればミニディ
スクプレーヤー用のトレーとしては適合ではなく、ま
た、ディスクトレーの移動を案内する手段について開示
しているだけで、ディスクの安置及び固定、そしてシャ
ッターの開閉などのための手段については開示していな
かった。

【０００５】また、前者の記録媒体駆動装置は分離可能
なラックが締結されたディスクトレーを備えている。こ
の装置はラックがトレーに締結または分離される二重的
な作動を可能にすることでディスクトレーの案内のため
のラックの離脱可能性を防止し、従って、誤作動による
損傷を防止し得る効果がある。

【０００６】しかし、後者の装置はその構造が非常に複
雑なラックの分離構造となっているので製造及び組立が
難しい。従って、製造及び組立が簡単でありながらディ
スクトレーの移動を確実に案内するガイド構造に対する
要請があった。

【０００７】一方、従来の一般的なミニディスクプレー
ヤーにおいては、ディスク・カートリッジがディスクト
レーなしに直接またはトップ・ローディング（ｔｏｐ
ｌｏａｄｉｎｇ）方式でローディングされ、ドロータイ
プディスクトレーを利用してフロントローディング方式
でディスク・カートリッジがローディングされるミニデ
ィスクプレーヤーは開示されたことがない。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は構造が簡単であり、更にオートローディングを可能に
するミニディスク・カートリッジの確実なローディング
を保障するガイド装置を備えたミニディスクプレーヤー
用ディスクトレーを提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は中央に形成されたミニディスク安置溝及
び一端部の近くに縦方向に延長するように設置され、デ
ィスクプレーヤーに固定されたストッパーが貫通突出す
る第１開口とその上面に形成されている第１、第２、第
３及び第４ピンを有するトレー本体；上記ミニディスク
安置溝に設置され縦方向に延長する２つの第１ガイドレ
ール；そして、一側に形成されたヘッド開口とスプリン
グが内装された多数の保持部材を有し、上記ミニディス
ク安置溝の上部に設置されるカバー本体と上記２つの第
１ガイドレールの各々に嵌められその各々に沿って移動
し得るように上記カバー本体両側に上記カバー本体と一
体に設置し、上記第１開口側に設置され上記第１開口側
の側面に形成された第２ラック・ギヤーを備えた第２ト
レー・カバー側片と上記第２トレー・カバー側片の反対
側に形成されている第１トレー・カバー側片を備えたト
レー・カバー；上記第１開口に係合され上記第１開口に
沿って縦方向に移動可能であり、上記トレー・カバー側
片の第２ラック・ギヤー側の側面に第１ラック・ギヤー
が形成され、各々縦方向に延長し各々上記第２、第３及
び第４ピンが貫通して突出する第２、第３及び第４開口
と第５ピンを備えたムービング・プレート；上記第１ピ
ンと上記第５ピンの間に設置されたスプリング；上記第
１ラック・ギヤーに係合された第１ダブルギヤー；第２
ラック・ギヤーに係合され、また上記第１ダブルギヤー
に係合される第１ピニオンギヤー；及び再生位置と引き
出し位置との間のディスクトレーの移動を案内するため
の手段を含むミニディスクプレーヤー用ディスクトレー
を提供する。

【００１０】本発明の一実施例によれば、上記案内手段
は、上記ディスクプレーヤーの下部シャシに垂直で結合
され、上端に設置された縦方向に延長する第２ガイドレ
ールと前後端内面に各々設置され垂直に延長する２つの
第３ガイドレールと上部に形成され、水平部分と鉛直部
分からなっている２つの第１ホールを備えた側板；縦方
向に延長する２つの第２ホールと内面下部に形成された
縦方向に延長する第３ラック・ギヤーを具備し、上記第
３レールに嵌められ上記第３レールに沿って乗降可能な
乗降板；上部デックと、上部デックに垂直に下方延長す
る側壁と上記側壁内面上部に設置され上記第２ガイドレ
ールに係ってそれに沿って案内されるフックと、上記側
壁中央に形成され各々水平部分と水平部分に傾斜するよ
うに上向延長する傾斜部分とになっている２つの第３ホ
ールと、側壁下端外周面一部に形成された第４ラック・
ギヤーを備えた駆動プレート；貫通孔が形成された平板
部と、平板部に直角に延長する側壁と、側壁から側方向
に突出し各々第２ホール及び第１ホールを貫通して第３
ホールの傾斜部分上端に係合される２つの突出部を備え
たトレーホルダ；ディスクトレーの一側半分の下面に形
成された第５ラック・ギヤー；上部ギヤーは上記平板部
上部に、そして下部ギヤーは上記平板部下部に配置され
るように設置し、上記上部ギヤーは上記第５ギヤーに係
合される第３ダブルギヤー；上記平板部下部に設置され
上記下部ギヤー及び上記第３ラック・ギヤーの各々に係
合される第３ピニオン；及び上記駆動プレートを縦方向
に移動させるための駆動手段で構成される。好ましく
は、上記側板には穿孔部が形成され、上記駆動手段は内
側ギヤーと外側ギヤーとを備え、回転軸が上記穿孔部を
貫通し上記内側ギヤーは上記側板の内側に、そして上記
外側ギヤーは上記側板の外側に位置するように設置され
た第２ダブルギヤー；上記側板の外側で上記外側ギヤー
及び上記第４ラック・ギヤーの各々と係合される第２ピ
ニオン；及び上記内側ギヤーに回転力を伝達するための
駆動モーターを備えている。

【００１１】

【作用】ディスクトレーが引き出し位置と再生位置との
間を移動する時、ムービングプレート、ダブルギヤー及
び第１ピニオンの連動によってトレー・カバーがディス
ク安置溝を自動に解放または閉鎖する。また、ディスク
トレーの移動が駆動プレート、側板及び上向板の各々に
形成されたホールを貫通するトレーホルダの突出部によ
って案内されることでディスクトレーが再生位置及び引
き出し位置に正確に位置する。

【００１２】

【実施例】以下に添付図面に基づいて本発明をより詳細
に説明する。

【００１３】図１は本発明の一例に係るミニディスクト
レー１００の平面構造を示す平面図である。同図に示す
ように、ディスクトレー１００は本体１０２の中央に形
成されたミニディスク安置溝１０６を備えている。安置
溝１０６の両側には第１ガイドレール１０３ａ、１０３
ｂが設置され、安置溝１０６の上部にはトレー・カバー
１０４が設置されている。トレー・カバー１０４は両側
に第１及び第２トレー・カバー側片１０５ａ、１０５ｂ
を備え、トレー・カバー側片１０５ａ、１０５ｂの各々
は第１ガイドレール１０３ａ、１０３ｂの各々に係合さ
れてそのレールに沿って移動し得るように設置されてい
る。ディスクトレー本体１０２の右側辺の近くには前後
方向に延長する第１開口１２１が形成され、第１開口１
２１を貫通して突出するストッパー１２２が形成され、
また、第１開口１２１を貫通して突出するストッパー１
２２がハウジング１０１に設置されている。

【００１４】第１開口にはムービングプレート１０７が
係合され、ムービングプレート１０７には前後方向に延
長する第２、第３及び第４開口１１５、１１６、１１７
が形成されている。ディスクトレー上に形成された第
２、第３及び第４ピン１１８、１１９、１２０は第２、
第３及び第４開口１１５、１１６、１１７の各々を貫通
して突出する。ミニディスクトレー本体１０２上に形成
された第１ピン１１３とムービングプレート１０７上に
形成された第５ピン１１２との間にはスプリング１１４
が設置されている。

【００１５】トレー・カバー側片１０５ｂの右側面とム
ービングプレート１０７との左側面の各々には第１及び
第２ラック・ギヤー１０８及び１１１が形成されてい
る。第１ラック・ギヤー１０８には第１ピニオン１１０
が、そして、第２ラック・ギヤー１１１には第１ダブル
ギヤー１０９が係合され、第１ピニオン１１０と第１ダ
ブルギヤー１０９も相互係合され、これらの係合状態は
図２に示されている。

【００１６】トレー・カバー本体１０４ａの４角にはス
プリング力によってミニディスク・カートリッジ１２３
を押さえるための保持部材１３１が設置され、トレー・
カバー本体１０４ａの左側中央部分にはヘッド開口１２
８が形成されている。

【００１７】一方、図３には上記のような構造のディス
クトレー１００の再生位置と引き出し位置との間の移動
を案内するためのガイドシステム２００の分解斜視図が
示されている。同図に示すように、下部シヤシ２０７に
は側片２０９が具備され、側片２０９には水平に延長す
る水平部分とそれに直角に延長する垂直部分とになって
いるＬ形の二つの第１ホール２２０ａ、２２０ｂが形成
されている。

【００１８】側板２０９の上端には前後方向に延長する
第２ガイドレール２０８が形成され、側板２０９の前後
端の各々の内側には上下に延長する第３ガイドレール２
１０ａ、２１０ｂを備えている。第３ガイドレール２１
０ａ、２１０ｂには乗降板２１１が係合されてレール２
１０ａ、２１０ｂに沿って上下運動し得るように設置さ
れている。乗降板２１１には水平に延長する二つの第２
ホール２１９ａ、２１９ｂが形成され、乗降板２１１の
下部内面には前後に延長する第３ラック・ギヤー２１７
が形成されている。

【００１９】側板２０９の外側には駆動プレート２０４
が設置され、駆動プレート２０４は上部テック２０４ａ
と側壁２０４ｂとで構成されている。側壁２０４ｂには
水平に延長する水平部分と水平部分で傾斜するように上
向に延長する傾斜部分とになっている二つの第３ホール
２２１ａ、２２１ｂが形成され、側壁２０４ｂの内面上
部には第２ガイドレール２０８が係合され駆動プレート
２０４を前後に案内する二つのフック２０６を備えてい
る。側壁２０４ｂの下面中央には第４ラック・ギヤー２
０５が形成され、第４ラック・ギヤー２０５には第２ビ
ニオン２０３が係合され、そこには更に第２ダブルギヤ
ー２３０が係合されている。第２ダブルギヤー２３０は
図５に示すように、側板２０９に形成された穿孔部２４
０を通じて側板２０９の内外側にある。即ち、駆動プレ
ート２０４が側板２０９の外側に設置されているので、
駆動プレート２０４を移動させるための第２ピニオン２
０３も側板２０９の外側に設置されている反面、駆動モ
ーター２０２は側板２０９の内側に設置されている。従
って、これらの間の動力伝達を媒介するための第２ダブ
ルギヤー２３０は、図５に示すように、その回転軸が側
板２０９に形成された穿孔部２４０を貫通し内側ギヤー
２３０ａは側板２０９の内側に、そして、外側ギヤー２
３０ｂは側板２０９の外側に配置されるように設置す
る。

【００２０】一方、乗降板２１１の内側にはディスクト
レー１００を支持し移動するためのトレーホルダ２１２
が設置されている。トレーホルダ２１２は平板部２１２
ａと側壁２１２ｂとで構成され、側壁２１２ｂには二つ
の突出部２１８ａ、２１８ｂを備えている。二つの突出
部２１８ａ、２１８ｂは各々第２ホール２１９ａ、２１
９ｂと第１ホール２２０ａ、２２０ｂを貫通して第１ホ
ール２２１ａ、２２１ｂの傾斜部分の上部に係合されて
いる。トレーホルダ２１２の平板部２１２ａには貫通孔
２３２が形成され、貫通孔２３２には第３ダブルギヤー
２１４が係合されている。

【００２１】第３ダブルギヤー２１４は上部ギヤー２１
４ａと下部ギヤー２１４ｂとを含み、第３ダブルギヤー
２１４の回転軸が貫通孔２３２に嵌められて上部ギヤー
２１４ａはトレーホルダ２１２の平板部２１２ａ上部
に、そして、下部ギヤー２１４ｂは平板部２１２ａ下部
に配置されるように設置する。また、下部ギヤー２１４
ｂと第３ラック・ギヤー２１７との間にはその各々に係
合され、トレーホルダ２１２に固定された第３ピニオン
２１３を備え、上部ギヤー２１４ａはディスクトレー本
体１０２の右辺に形成された第５ラック・ギヤー２１６
に係合される。

【００２２】一方、図４及び図５には、各々以上のよう
な構造のミニディスクトレーの概略的な側面図と平面図
が示されている。

【００２３】同図示すように、モーター２０２は駆動プ
レート２０４の右側でのみ第２ダブルギヤー２３０、第
２ピニオン２０３及び第４ラック・ギヤー２０５を通じ
て駆動力を伝達する。従って、このようなただ一側だけ
での駆動力の伝達による拗けを防止するために駆動プレ
ート２０４にはＸ−バー（Ｘ−ｂａｒ）３０１構造が採
用されている。

【００２４】以下、以上のような構成を有する本発明の
一実施例に係るガイドシステムを備えたミニディスクト
レーの作動について説明する。

【００２５】先ず、図４に示すように、ディスクトレー
１００が引き出された状態で、ディスクトレー１００を
再生位置に移動させるために駆動モーター２０２を駆動
させれば、駆動モーター２０２に依って第２ダブルギヤ
ー２３０が回転し、これに依ってそれに係合された第２
ピニオン２０３が連動して回転する。この際、第２ダブ
ルギヤー２３０の回転軸は穿孔２４０を貫通するベアリ
ングの役割をする。第２ピニオン２０３はそれに係合さ
れた第４ラック・ギヤー２０５を後方に押すことにな
り、従って、駆動プレート２０４はフック２０６が第２
ガイドレール２０８に係合されていることによって、第
２ガイドレール２０８に沿って後方に移動する。一方、
突出部２１８ａ、２１８ｂの各々が第３ホール２２１
ａ、２２１ｂの傾斜部上端に係合されていることから、
駆動プレート２０４の移動に依って、トレーホルダ２１
２も後方に移動することになる。この時、突出部２１８
ａ、２１８ｂは第２ホール２１９ａ、２１９ｂに沿って
移動するので乗降板２１１は停止した状態になる。

【００２６】一方、トレーホルダ２１２が後方に移動す
ることによって、トレーホルダ２１２に固定された第３
ピニオン２１３が、第３ラック・ギヤー２１７に沿って
回転しながら移動し、第３ダブルギヤー２１４を回転さ
せる。従って、上部ギヤー２１４ａの回転によって第５
ラック・ギヤー２１６が後方に移動し、これによって、
ディスクトレー１００が再生位置に移動する。このと
き、下部ギヤー２１４ｂ対第３ピニオン２１３及び上部
ギヤー２１４ａの間の直径比またはギヤー比を大きくす
ることで駆動プレーヤー２０４の移動に比べてディスク
トレー１００の移動を大きくすることができる。

【００２７】トレーホルダ２１２の突出部２１８ａ、２
１８ｂが後進し続けて第１ホール２２０ａ、２２０ｂの
水平部分後端部に到達したとき、突出部２１８ａ、２１
８ｂは第１ホール２２０ａ、２２０ｂの垂直部分に沿っ
て、そして、駆動プレート２０４の第３ホール２２１
ａ、２２１ｂの傾斜部分に沿って下降する。これによっ
て、ディスクトレー１００は再生位置に到達するように
なる。ここで、乗降板２１１の第２ホール２１９ａ、２
０９ｂには垂直部分がないため、乗降板２１１もトレー
本体１０２及びトレーホルダ２１２と共に下降するよう
になる。もし、乗降板２１１が上下運動が出来ないよう
に設置されるか、または乗降板２１１なしで第３ラック
・ギヤー２１７が側板２０９に直接設置されていたら、
トレーホルダ２１２が下降した後にも、第３ピニオン２
１３及び第３ラック・ギヤー２１７の間の係合状態が維
持されるようにするためには第３ラック・ギヤー２１７
はトレーホルダ２１２の垂直移動距離に相応する大きい
鉛直方向幅を持つべきである。

【００２８】一方、ディスクトレー本体１０２及びトレ
ーホルダ２１２が下降して再生位置に到達したとき、第
３ホール２２１ａ、２２１ｂに水平部分が形成されてい
ることによって、突出部２１８ａ、２１８ｂと第３ホー
ル２２１ａ、２２１ｂとの間の係合状態は解除され、従
って、トレーホルダ２１２の移動なしに駆動プレート２
０４だけが後進し続けられ、この後進はミニディスクプ
レーヤーのヘッド移動のための駆動力として利用するこ
とが出来る。

【００２９】ディスクトレー１００を再生位置から引き
出し位置に更に移動させるときは、上記した過程の逆の
作動が行われる。即ち、駆動モーター２０２を逆方向に
回転させれば駆動プレート２０４が前進するようにな
り、突出部２１８ａ、２１８ｂが第３ホール２２１ａ、
２２１ｂの傾斜部分に沿って滑りながら上昇して、ディ
スクトレー本体１０２、トレーホルダ２１２及び乗降板
２１１が一緒に上昇する。次に、駆動プレート２０４が
前進し続けることによってトレーホルダ２１２が前進
し、第３ラック・ギヤー２１７、第３ピニオン２１３及
び第３ダブルギヤー２１４の相互の連動によってディス
クトレー１００が速やかに引き出し位置まで前進するこ
とになる。

【００３０】一方、以上で説明したように、ディスクト
レー１００が引き出し位置と再生位置との間を移動する
間、トレー上の構成要素は次のように作動する。

【００３１】先ず、ディスクトレー１００が前述のよう
なガイドシステム２００によって再生位置に後退する
時、トレー・カバー１０４及びムービングプレート１０
７もディスクトレー本体１０２と共に後方に移動するこ
とになる。ムービングプレート１０７が後退し続けてス
トッパー１２２に接したとき、ムービングプレート１０
７はその位置で停止することになる。

【００３２】この際、第１ダブルギヤー１０９はディス
クトレー本体１０２と共に後退し続けながら第１ラック
・ギヤー１０８に沿って回転する。第１ダブルギヤー１
０９の回転は第１ピニオン１１０を回転させ、第１ピニ
オン１１０の回転はそれに係合された第２ラック・ギヤ
ー１１１を前進させ、従って、トレー・カバー１０４が
前進することになる。トレー・カバー１０４は前進しな
がらミニディスクプレーヤー（図示せず）のシャッター
を解放させてミニディスクが再生または記録し得るよう
にする。トレー・カバー１０４が完全に前進してミニデ
ィスク安置溝１０６上に位置したとき、トレー・カバー
１０４に設置された４つの保持部材１３１はミニディス
クプ・カートリッジ１２３を押さえてミニディスク・カ
ートリッジ１２３が正位置に維持するようにする。ま
た、ムービングプレート１０７がストッパー１２２によ
って停止された後にもトレー本体１０２に固定設置され
た第１ピン１１３は後方に移動し続けるのでスプリング
１１４は伸長することになる。

【００３３】ディスクトレー１００が再生位置から再び
引き出し位置に前進する時には前述した逆の過程の作動
が行われる。ディスクトレー１００が再生位置から前方
に移動すると、ムービングプレート１０７はストッパー
１２２及びスプリング１１４に依って停止された状態
で、第１ラック・ギヤー１０８、ダブルギヤー１０９、
第１ピニオンギヤー１１０及び第２ラック・ギヤー１１
１の間の連動に依ってトレー・カバー１０４は後方に移
動し、ミニディスク安置溝１０６は更に解放される。ト
レー・カバー１０４は後方に移動しながらミニディスク
のシャッターを閉鎖させる。ディスクトレー１００が前
進し続けて第２、第３及び第４ピン１１８、１１９及び
１２０が各々第２、第３及び第４開口１１５、１１６及
び１１７の前端部と合ったとき、ムービングプレート１
０７はディスクトレー１００と共に前進することにな
る。この際、第２、第３及び第４ピン１１８、１１９及
び１２０がスプリング１１４の偏向力を相殺させる。従
って、ムービングプレート１０７とディスクトレー本体
１０２との間の相対運動は停止される。これによって、
第１ダブルギヤー１０９及び第１ピニオン１１０の回転
も中断され、従って、トレー・カバー１０４のディスク
トレー本体１０２に対する相対運動も中断されてトレー
・カバー１０４はディスクトレー本体１０２と共に引き
出し位置まで前進することになる。

【００３４】以上、本発明を上記した実施例によって具
体的に説明したが、本発明はこれに限らず、当業者の通
常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である。

【００３５】

【発明の効果】以上、説明したような本発明のガイド装
置を備えたミニディスクトレーを使う場合には、ディス
クトレー・カバーがトレー移動によって自動開閉するの
みならず、自動的にシャッターを開閉することでオート
ローディングが可能であり、ガイドシステムの構造が簡
単で、且つ確実なローディングが保障される。従って、
製作が簡単で製造費用も節減される。

【００３６】特に、モーターの駆動力を伝達する第２ダ
ブルギヤーを側板に形成された穿孔部に挿入設置するこ
とで、装置のコンパクト化が可能であり、設置空間を最
小化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るミニディスクプレーヤ
ー用ディスクトレーの平面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】図１に示す装置を案内するためのガイドシステ
ムの分解斜視図である。

【図４】図３に示すガイドシステムを備えたディスクプ
レーヤーの概略側面図である。

【図５】図４の概略平面図である。

【符号の説明】

１００ トレー １０２ 本体 １０４ トレー・カバー １０７ ムービングプレート １０９ 第１ダブルギヤー １１０ 第１ピニオン １１１ 第２ラック・ギヤー １２１ 第１開口 １２２ ストッパー ２００ ガイドシステム ２０２ 駆動モーター ２０３ 第２ピニオン ２０４ 駆動プレート ２０５ 第４ラック・ギヤー ２０７ 下部シャシ ２０８ 第２ガイドレール ２０９ 側板 ２１１ 乗降板 ２１２ トレーホルダー ２１３ 第３ピニオン ２１４ 第３ダブルギヤー ２１７ 第３ラック・ギヤー ２４０ 穿孔部 ２３２ 貫通孔

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央に形成されたミニディスク安置溝及
   び一端部の近くに縦方向に延長するように設置され、デ
   ィスクプレーヤー本体に固定されたストッパーが貫通突
   出する第１開口と、上面に形成されている第１、第２、
   第３及び第４ピンと、を有するトレー本体； 上記ミニディスク安置溝の両側に設置され縦方向に延長
   する２つの第１ガイドレール； そして、一側に形成されたヘッド開口と、上記ミニディ
   スク安置溝の上部に設置されるカバー本体と、上記２つ
   の第１ガイドレールの各々に嵌められその各々に沿って
   移動し得るように上記カバー本体両側に上記カバー本体
   と一体に設置し、上記第１開口側に設置され上記第１開
   口側の側面に形成された第２ラック・ギヤーを有する第
   ２トレー・カバー側片及び上記第２トレー・カバー側片
   の反対側に形成されている第１トレー・カバー側片と、
   を備えたトレー・カバー； 上記第１開口に係合され上記第１開口に沿って縦方向に
   移動可能であり、上記トレー・カバー側片の第２ラック
   ・ギヤー側の側面に第１ラック・ギヤーが形成され、各
   々縦方向に延長し各々上記第２、第３及び第４ピンが貫
   通して突出する第２、第３及び第４開口と第５ピンを備
   えたムービング・プレート； 上記第１ピンと上記第５ピンの間に設置されたスプリン
   グ； 上記第１ラック・ギヤーに係合された第１ダブルギヤ
   ー； 第２ラック・ギヤーに係合され、また上記第１ダブルギ
   ヤーに係合される第１ピニオンギヤー；及び 再生位置と引き出し位置との間のディスクトレーの移動
   を案内するための手段を含むガイド装置を備えたミニデ
   ィスクプレーヤー用ディスクトレー。
2. 【請求項２】 上記案内手段は、上記ディスクプレーヤ
   ーの下部シャシに垂直で結合され、上端に設置された縦
   方向に延長する第２ガイドレールと前後端内面に各々設
   置され垂直に延長する２つの第３ガイドレールと上部に
   形成され、水平部分と鉛直部分からなっている２つの第
   １ホール（ｈｏｌｅ）を備えた側板；縦方向に延長する
   ２つの第２ホール（ｈｏｌｅ）と内面下部に形成された
   縦方向に延長する第３ラック・ギヤーを具備し、上記第
   ３ガイドレールに嵌められ上記第３ガイドレールに沿っ
   て乗降可能な乗降板；上部デックと、上部デックに垂直
   に下向延長する側壁と上記側壁内面上部に設置され上記
   第２ガイドレールに係ってそれに沿って案内されるフッ
   クと、上記側壁に形成され各々水平部分と水平部分の後
   端部で傾斜するように上向延長する傾斜部分とになって
   いる２つの第３ホール（ｈｏｌｅ）と、側壁下端外周囲
   に形成された第４ラック・ギヤーを備えた駆動プレー
   ト；貫通孔が形成された平板部と、平板部に直角に延長
   する側壁と、側壁から突出して各々第２ホール及び第１
   ホールを貫通して第３ホールの傾斜部分上部に係合され
   る２つの突出部を備えたトレーホルダ；ディスクトレー
   の一側端部の下面に形成された第５ラック・ギヤー；上
   部ギヤーと下部ギヤー及び回転軸を含み、回転軸が上記
   貫通孔を貫通して上部ギヤーは上記平板部上部に、そし
   て下部ギヤーは上記平板部下部に配置されるように設置
   され、上記上部ギヤーは上記第５ラックギヤーに係合さ
   れる第３ダブルギヤー；上記平板部下部に配置され上記
   下部ギヤー及び上記第３ラック・ギヤーの各々に係合さ
   れる第３ピニオン；及び上記駆動プレートを縦方向に移
   動させるための駆動手段を含む請求項１記載のガイド装
   置を備えたミニディスクプレーヤー用ディスクトレー。
3. 【請求項３】 上記側板には穿孔部が形成され、上記駆
   動手段は、内側ギヤーと外側ギヤー及びそれと一体にな
   っている回転軸とを備え、回転軸が上記穿孔部を貫通し
   上記内側ギヤーは上記側板の内側に、そして上記外側ギ
   ヤーは上記側板の外側に位置するように設置された第２
   ダブルギヤー；上記側板の外側で上記外側ギヤー及び上
   記第４ラック・ギヤーの各々と係合される第２ピニオ
   ン；及び上記内側ギヤーに回転力を伝達するための駆動
   モーターを備えた請求項２記載のガイド装置を備えたミ
   ニディスクプレーヤー用ディスクトレー。