JPH0333603A - 微小寸法測定方法 - Google Patents

微小寸法測定方法

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JPH0333603A
JPH0333603A JP16683089A JP16683089A JPH0333603A JP H0333603 A JPH0333603 A JP H0333603A JP 16683089 A JP16683089 A JP 16683089A JP 16683089 A JP16683089 A JP 16683089A JP H0333603 A JPH0333603 A JP H0333603A
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reflected light
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light intensity
measured
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JP16683089A
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Inventor
Hiroo Fujita
宏夫 藤田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドのギャップ幅の如きサブミクロンメ
ートル領域の微小寸法の光学的な測定方法に関する。
〔従来の技術〕
近年の精密加工技術の進歩により、磁気ヘッド、集積回
路(IC)等の分野においても、1ミクロンメートル(
μm)より小さいサブミクロンメートル領域の加工が行
なわれるようになった。磁気ヘッドにおいても高密度記
録化に伴って、従来のモノリシック型からMIG(メタ
ル・イン・ギャップ)型への転換が行なわれている。M
IG型磁無磁気ヘッドヤツブ部付近の構成図を第2図に
示す。第2図(イ)はギャップ深さ方向からみた断面図
で、20及び21はフェライト母材部、22はガラスで
構成されるギャップ部、26はセンダストから成るメタ
ル部である。第2図(ロ)は(イ)に示した断面図をト
ラック面上方からみた場合の図で、図の番号は対応して
いる。
このMIG型磁無磁気ヘッドいて、ギヤツブ部22のギ
ヤツブ幅Gが磁気特性に重要な量となり、ギヤツブ幅G
の精密寸法測定が必要とされている。
一般にギヤツブ幅Gは0.7μm程度以下の寸法で、そ
のギャップ幅の寸法公差は±0.05μm程度以5μm
程とされている。従ってギヤツブ幅Gの測定においては
、サブミクロンメートルの寸法を±0.01μm以下の
精度で測定することが必要とされる。
従来のギヤツブ幅Gの測定においては、水銀ランプ等を
照明光源とし、顕微鏡により高倍率に拡大されたギヤツ
ブ部22付近からの反射による像をCCDイメージセン
サ−で受光して光電変換を行ない、ビデオ信号を作成す
る。ビデオ信号に対して、予め設定された反射光強度に
関するスライスレベルによりビデオ信号を2値化し、2
値化されたパターンに含まれるCCDイメージセンサ−
の画素数をカウントして寸法を測定している。
第3図に前述した従来の方法によりMIGヘッドのギャ
ップ幅の測定を行なったときのビデオ信号の一例を示す
。波形30はビデオ信号で、横軸はCCDイメージセン
サ−の各画素のアドレスに対応し、縦軸はビデオ信号波
形600強度で、反射光強度に比例する。ビデオ信号波
形60において、強度レベル61は第2図(ロ)に示し
たフェライト母材部20及び21からの反射による母材
強度レベル、反射光強度減少の凹部32は同じ(ギヤツ
ブ部22からの反射によるもの、反射光強度増加の凸部
36は同じくメタル部26からの反射によるものである
。ここではフェライト母材部20及び21に対して、ギ
ヤツブ部220反射率は低く、メタル部26の反射率は
高いために、図示の如くのビデオ信号波形60が得られ
る。65はギヤツブ部22のギヤツブ幅Gを算出するた
めに設定したスライスレベルである。通常は凹部62の
最小強度値620とフェライト母材部20及び21での
母材強度レベル61との中間の強度レベルをスライスレ
ベルに設定している。スライスレベル65を設定したと
きのビデオ信号波形60との交点となる点622及び点
624でのCCDイメージセンサ−の画素のアドレスP
1、P2を検出して、画素数に対応するアドレス差P2
−P□d寸法に変換する。なおメタル部260寸法を測
定する場合は、同じくスライスレベル66を設定して、
前述の説明と同じくして画素のアドレスP3、P4を検
出して、アドレス差P4−P3を寸法に変換している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来のギャップ幅測定方法は、ギヤツブ幅Gが
小さくなるに従って、ビデオ信号波形60の凹部62の
反射光強度変化が少なくなり、最小強度値620が母材
強度レベル61と近ずき、凹部62による反射光強度パ
ターンがブロードになってくる。この場合、スライスレ
ベル65を設定して2値化を行なったとき、スライスレ
ベルのわずかな変動に対して、2値化パターンにふくま
れる画素数が大きく変化するため、測定精度が低下する
という問題点がある。
また、ギヤツブ幅Gの変動に対して、ビデオ信号波形6
0の凹部62の強度パターン及び最小強度値620の変
化が寸法変化に対してリニアーな関係になく、ある固有
のギヤツブ幅Gk以下の寸法の場合は、寸法に応じてス
ライスレベルの設定レベルを変える必要がある。このと
きのギヤツブ幅Gkは一般には〜0.6μm程度6μm
程しかし実際にはビデオ信号波形60の凹部62の強度
変化は、ギヤツブ幅Gの寸法だけでなく、ギヤツブ部2
2、あるいはメタル部26の反射率の変化によっても変
動するため、凹部62の強度レベルの変動が前述の反射
率の変化によって生じたものか、ギヤツブ幅Gの寸法の
変化によって生じたものかの区別をつげられないため、
スライスレベル65の正確な設定ができなくなるという
問題点も有している。
以上の如く、従来の顕微鏡を用いたビデオ信号の2値化
の方法では、各種の制約によりサブミクロン寸法の正確
な測定が困難であった。本発明は上記の問題点を解消し
て、サブ□クロンメートル領域の寸法を正確に測定する
ことが可能な測定方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
■レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏向させると
共に、対物レンズにより微小なスポット径に集光し、寸
法が測定される被測定物面上に照射して、該被測定物面
上で予め設定された領域を光偏向せしめ、前記被測定物
からの反射光を検出して、前記光偏向の一周期で反射光
強度パターンを作成し、該反射光強度パターンの予め設
定された形状となる領域での反射光強度が極値となる強
度極値位置と共に、前記領域で反射光強度が予め設定さ
れた強度レベルとなる基準強度位置を検出せしめ、前記
強度極値位置と前記基準強度位置の間を光偏向したとき
の偏向量から前記被測定物の寸法を測定するものである
さらには、■レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏
向させると共に、対物レンズにより微小なスポット径に
集光し、寸法が測定される被測定物面上に照射して、該
被測定物面上で予め設定された領域を光偏向せしめ、前
記被測定物からの反射光を検出して、前記光偏向の一周
期で反射光強度パターンを作成すると共に、該反射光強
度パターンが微分された微分反射光強度パターンを作成
し、該微分反射光強度パターンの予め設定された形状と
なる領域での微分反射光強度が極値となる微分極値位置
を検出すると共に、前記反射光強度パターンの予め設定
された形状となる領域において、反射光強度が予め設定
された強度レベルとなる基準強度位置を検出せしめ、前
記微分極値位置と前記基準強度位置の間を光偏向したと
きの偏向量から、前記被測定物の寸法を測定するもので
ある。
〔作用〕
偏向安定度の高い光偏向素子を用いてレーザ光を光偏向
させると共に、微小なスポット径に集光して被測定物面
上に照射して反射光を検出すると、光偏向の各周期毎に
光偏向位置の関数として反射光強度パターンが得られる
。反射光強度パターンは、照射するレーザ光の光強度分
布(一般にはガウス型強度分布である)、被測定物を構
成する各部材の寸法、反射率に依存して変化する。被測
定物が第2図に示したMIG型磁無磁気ヘッドる場合、
反射光強度パターンは各部材での反射率のちがいにより
、ギャップ部によって極小、メタル部によって極大のピ
ークを持つ。このとき特に寸法測定対象とするギャップ
部による極小強度部分については、反射光強度が極値と
なる位置の強度はギャップ寸法と反射率及びメタル部の
寸法と反射率の影響を受けるが、極値となる位置は実質
的にギャップ寸法だけによって決まる。反射光強度パタ
ーンが微分された微分反射光強度パターンについても、
微分反射光強度が極値となる位置は実質的にギャップ寸
法だけによって決まる。従ってギャップ寸法を測定する
には、反射光強度パターンのギャップ寸法に依存しない
基準位置と前述の反射光強度パターンの極値位置、ある
いは微分反射光強度パターンの極値位置との間を光偏向
したときの偏向量を検出し、偏向量を寸法に変換すれば
寸法測定が可能となる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明による第1の構成例を説明するシステム
ブロック図である。
10はレーザ光源で、例えばHe −N eレーザ管、
半導体レーザ等から成り、レーザ光100を放射する。
11は光学系で、光偏向素子110、ビームスプリッタ
−112、対物レンズ114、及び図示していないが、
他の各種のレンズ、光学素子から構成され、光偏向素子
110によりレーザ光100の光偏向を行なうと共に、
対物レンズ114により微小なスポット径に集光する。
光偏向素子110は例えば音響光学偏向素子(以下にA
ODと略記する)から成り、偏向ドライバー115から
供給される駆動信号117により光偏向が制御される。
12は寸法が測定される被測定物で、例えば第2図に示
したMIG型磁気ヘッドである。対物レンズ114によ
り微小なスポット径に集光されたレーザ光119は被測
定物12に照射され、その表面上で光偏向される。この
ときの光偏向距離はAODlloの偏向角度、光学系1
1を構成する各種レンズの焦点距離及び駆動信号117
の電圧値によって決定される。
被測定物120面上で光偏向されたレーザ光119は被
測定物12で反射され、対物レンズ114を経てビーム
スプリッタ−112で進路を変えられ、反射光122と
して光電変換部16で検出される。光電変換部16はP
INフォトダイオード及び電流−電圧変換回路から成り
、反射光1220強度に比例した電圧を出力する。
14は反射光強度パターン作成部で、光電変換部16か
ら出力されるアナログ電圧信号をディジタル信号にA/
D変換すると共に、光偏向の一周期についての反射光強
度を記憶して、反射光強度パターンを作成する。このと
き反射光強度のA/D変換は、偏向ドライバー115か
ら出力される駆動信号117の電圧変化のタイミングに
同期して行なう。反射光強度パターンについては後に詳
細に説明する。15は強度極値位置検出部で、反射光強
度パターンの予め設定された形状となる領域において、
反射光強度パターンの強度変化が極値となるときの光偏
向された位置を検出する。
この強度極値位置は測定対象とする寸法・・・例えば第
2図(ロ)で示したギヤツブ幅G・・・・・・に応じて
変化するものである。
16は基準強度位置検出部で、反射光強度パターンの予
め設定された形状となる領域において、反射光強度パタ
ーンの強度レベルが、予め設定した強度レベルと等しく
なるときの基準強度位置を検出する。この基準強度位置
は実質的には測定対象とする寸法には依存しない。なお
反射光強度パターンは前述した如く、AOD 110を
駆動する駆動信号117の電圧変化に同期して得られる
ため、駆動信号の関数である。従って、強度接置位置、
基準強度位置は共に駆動信号117の電圧値に対応する
17は強度偏向差検出部で、前述した強度極値位置と基
準強度位置の間の光偏向に要した偏向量を検出するもの
で、駆動信号117の電圧差で与えられる。18は寸法
変換データ記憶部で、予め寸法が既知の試料(被測定物
と同一種類の組材から成る)について、前述した本発明
による方法により測定し、強度偏向差検出部17で得ら
れた偏向量と試料の寸法の関係を記憶しておく。なお、
基準とする寸法の測定は走査型電子顕微鏡等の高精度な
測定機を用いて行なう。19は寸法変換部で、測定すべ
き試料について得られた強度偏向差検出部17の偏向量
のデータを、寸法変換データ記憶部18に記憶されてい
る寸法変換データで参照して、被測定物120寸法を算
出する。
以上述べた如く本発明による第1の構成例においては、
スライスレベルを設定することなく、反射光強度パター
ンの特定の2点の位置を検出し、その間を光偏向したと
きの偏向量から寸法を測定することができる。
第4図に、第1図で示した光偏向動作と反射光強度パタ
ーンの波形例を示す。第4図(イ)は第1図の被測定物
120面上での光偏向を示すもので、被測定物12は第
2図(イ)、(ロ)に示したMIGヘッドであり、図番
は対応している。レーザ光の光偏向はフェライト母材部
200面上の8点から、フェライト母材部210面上の
P点まで行なう。第1図のAODlloによって光偏向
を行なうが、AODlloの偏向角度は〜3mrad程
度の微小角であるため、第1図の光学系11を構成する
レンズの焦点距離によっては、偏向量は10μm程度の
微小量に設定することが可能で、そのときの偏向ステッ
プ量も0.002μm程度に設定することができる。な
お本発明で示した光学系11の実際の構成例は特開昭5
9−079772号公報に詳細に示しである。
第4図(ロ)の波形40は前述した光偏向によって得ら
れる反射光強度パターンの波形の一例である。
グラフの横軸は光偏向を行なった距離、縦軸は反射光強
度である。レーザ光がフェライト母材部20及び21に
照射されている場合は反射光強度は■□である。レーザ
光がギヤツブ部22に照射されてくると反射光強度は減
少する。(ここでギヤツブ部220反射率はフェライト
母材部20及び210反射率よりも低いと仮定する)反
射光強度が減少する領域41の強度減少の波形の形状は
、照射するレーザ光のビームスポット径、ギヤツブ部2
2の反射率、ギヤツブ幅Gの寸法によって変ってくる。
42は反射光強度の強度極値位置で、本例の場合は反射
光強度が最小となるときである。強度極値位置42にお
ける極小反射光強度(最小反射光強度)を■nとする。
又、強度極値位置42における光偏向距離をSnとする
。極小反射光強度■nも前述の反射光強度の減少領域4
1と同様な各種の要因によって変化するが、強度極値位
置42はギヤツブ幅Gの寸法だけによって変化する。
なお強度極値位置42はギヤツブ幅Gが比較的大きい場
合(照射するレーザ光のビームスポット径の概略80%
以上の場合に相当する)には、照射するレーザ光のガウ
ス型の光強度分布における強度最大点となるピーク強度
点が、ギヤツブ部22の中央部に照射された場合に得ら
れるが、ギャップ幅が小さくなるに従って、前述のピー
ク強度点がギヤツブ部22の中心位置よりも左側に照射
された場合に強度極値位置42が得られる。
更にギヤツブ幅Gが小さくなると(照射するレーザ光の
ビームスポット径の概略30%以下)、強度極値位置4
2は、ピーク強度点がフェライト母材部20上に照射し
ている場合に現われてくる。
これはメタル部260反射率がギヤツブ部220反射率
よりも極めて大きいために生じるものである。反射光強
度は強度極値位置42を過ぎると増加をはじめ、ピーク
強度点がメタル部26のほぼ中央部に照射されていると
きに最大となり、さらに光偏向が進むと次には減少して
くる。点46はピーク強度点がギヤツブ部22とメタル
部26の境界に照射されている場合、点44はピーク強
度点がメタル部26とフェライト母材部21の境界に照
射されている場合で、点46と点440反射光強度は等
しくない。本発明の寸法測定では、ギヤツブ部22によ
る反射光強度の減少する領域41を寸法算出のための解
析領域とする。
第4図(ハ)にギャップ寸法が01、G2(Gl(G2
)の異なる寸法の場合についての反射光強度パターンの
変化する例を示す。波形45はギャップ寸法が01の場
合、波形46はギャップ寸法が02の場合で、各々につ
いて反射光強度パターンの一部を示す。波形45の場合
は点450、波形46の場合は点460で強度極値位置
となり、そのときの光偏向量(距離)をそれぞれS2.
53(82(S3)とする。反射光強度パターンの波形
45及び波形46は光偏向量が少ないときは同じ割合で
反射光強度が減少し、点47において反射光強度の減少
の割合が異なりはじめて、2つの曲線が分離をはじめる
。この分離をはじめる前の点48までの光偏向量を81
とする。点48の位置を決定するには、フェライト母材
部20.21での反射光強度■mに対して、例えば95
%の強度レベルというように予め強度レベルを設定して
おき、その反射光強度になるときの位置がら偏向量S1
を求めればよい。偏向量S1はギヤツブ部220部材に
極端に大きい反射率の変動がない場合には、被測定物1
20寸法、反射率には依存しない。この点48の位置を
基準強度位置と呼ぶ。
従って位置S1と82の間の光偏向量はギャップ寸法G
1、位置S1とS3の間の光偏向量はギャップ寸法G2
に依存することになる。このときの2点間での光偏向量
を強度偏向ピッチと呼ぶ。
第5図にギャップ寸法と前述の強度偏向ピッチの関係の
グラフを示す。グラフの横軸はギャップ寸法、縦軸は強
度偏向ピッチである。ここでは各座標軸はレーザ光のビ
ーム直径(強度最大値の13.5%の強度比における直
径)を1に規格化したときの規格化寸法で示すことにす
る。なお、強度偏向ピッチは実際にはAODlloの駆
動信号117の電圧差で与えられるが、本グラフでは規
格化した偏向量で示す。
曲線50において、ギャップ寸法(規格化・・・以下同
様)が概略0.4より小さい領域は傾きが太き(、実質
的には直線51に近似できる。またギャップ寸法が0.
4よりも大きい領域は傾きが小さくなり、この場合も実
質的には直線52に近似できる。このようにギャップ寸
法の変化に対して強度偏向ピッチは一価関数的に対応す
る。曲線50のギャップ寸法に対応する基準とする強度
偏向ピンチの変化のデータを、第1図の寸法変換データ
記憶部18に記憶する。測定された強度偏向ピッチの値
に対して基準とする強度偏向ピッチのデータを参照して
寸法を算出する。
次に本発明の第2の構成例について説明する。
第6図に本発明の第2の構成例の動作を説明するシステ
ムブロック図を示す。第1図に示した第1の構成例と同
一の図番は同一の動作あるいは構成とするものである。
61は微分反射光強度パターン作成部で、反射光強度パ
ターンが微分された形状の微分反射光強度パターンを作
成する。62は微分極値位置検出部で、微分反射光強度
パターンの予め設定された形状となる領域での微分反射
光強度が極値となる微分極値位置を検出する。この微分
極値位置は前述した強度極値位置Snとは異なる位置で
検出されるが、ギヤツブ幅Gに応じて位置が変化する。
この微分極値位置も光偏向を行なうAODlloの駆動
信号117の駆動電圧に対応する。66は微分偏向差検
出部で、微分極値位置と、前述した基準強度位置の間の
光偏向に要した偏向量を検出するもので、駆動信号11
7の電圧差で与えられる。ここで得られる偏向量はギヤ
ツブ寸法Gに応じて変化するものである。
64は寸法変換データ記憶部で、予め寸法が既知の試料
について、実際の寸法と微分偏向差検出部66で検出さ
れた偏向量の関係を記憶しておく。
65は寸法変換部で、測定された前述の偏向量のデータ
と、寸法変換データ記憶部64に記憶されている寸法変
換データとを比較して、被測定物120寸法を算出する
以上の如く本発明による第2の構成例においては、スラ
イスレベルを設定することなく、反射光強度パターン及
び微分反射光強度パターンの特定の位置を検出し、その
間を光偏向させたときの偏向量から寸法を測定するもの
である。
第7図に微分反射光強度パターン波形例を示す。
第7図(イ)の点線で示した波形は第4図(ロ)に示し
た反射光強度パターン波形40で、比較のために示しで
ある。実線で示した波形70が微分反射光強度パターン
である。グラフの横軸は光偏向距離、縦軸は微分反射光
強度であるが任意スケールで示す。波形40と波形70
の横軸は対応している。
なお光偏向は第4図(イ)に示した如く行なうものとす
る。
微分反射光強度波形70は、2つの極小領域部71.7
2及び極大領域部73から成っているが、本発明におい
ては極大領域部73の極大(最大)強度となる点74の
微分極値位置を検出する。微分極値位置74までの偏向
量をB1とする。このとき第4図(ハ)で説明した方法
により、反射光強度パターン波形40の基準強度位置で
ある点48を検出する。基準強度位置までの偏向量を8
1とする。第7図(ロ)に異なるギャップ寸法G1.、
G2(Gl(G2)によって得られる微分反射光強度パ
ターン例を示す。波形75はギャップ寸法が01、波形
76はギャップ寸法が02の場合で、いずれも波形の一
部だけを示している。波形75の場合の微分極値位置7
50までの光偏向量をB2、波形76の場合の微分極値
位置760までの光偏向量をB3とすると、B 2(B
 3である。
この微分極値位置は前述した強度極値位置と同じく、ギ
ヤツブ幅Gに依存して変化する。ギヤツブ幅Gが、照射
されるレーザ光のビーム径の概略50%以上の寸法にな
ると、微分極値位置は、ギヤツブ部22とメタル部26
の境界位置にレーザ光のピーク強度点が照射されている
ときに得られる。同じく概略50%以下の寸法になると
、微分極値位置は、ギヤツブ部22とメタル部26の境
界に近いメタル部26の内部に、レーザ光のピーク強度
点が照射されている状態のときに得られる。
微分極値位置はギャップ寸法に依存し、基準強度位置は
ギャップ寸法に依存しないために、基準強度位置と微分
極値位置の間の光偏向に要した偏向量(これを以下に微
分偏向ピッチと呼ぶ)はギヤツブ寸法Gに依存して変化
することになる。
第8図にギャップ寸法と前述した微分偏向ピッチの関係
を示す。第5図の説明の場合と同じく、本例においても
ギャップ寸法及び偏向量は前述の方法で規格化した値で
示している。微分偏向ピッチは2つの直線81及び82
に従って変化するが、直線81と直線82の傾きは殆ん
ど変らないため、実質的には1つの直線で近似すること
ができる。
このとき直線の傾きが変る点86はギャップ寸法(規格
化)が概略0.5の場合である。
本例の場合も、ギャップ寸法に対応して微分偏向ピッチ
がリニアーに変化するため、第8図に示した基準とする
寸法と微分偏向ピッチの関係のデータを寸法変換データ
記憶部64に記憶してお(。
測定された微分偏向ピッチの値に対して、記憶されてい
る基準とする微分偏向ピッチのデータを参照して寸法を
算出する。
第9図に第1図に示した本発明の第1の構成例で示した
寸法測定の動作を説明するフローチャート図を示す。ス
テップ900は被測定物120面上で光偏向を行なうと
きの光偏向量、偏向ステップ量等の偏向条件を設定する
。ステップ902は光偏向を制御する偏向ドライバー1
15の駆動信号の条件を設定するもので、ステップ90
0での設定条件に応じた駆動信号を設定する。
ステップ904〜910は光偏向動作による反射光強度
の検出を行なうもので、ステップ904はAODllQ
の光偏向動作で、駆動信号117の電圧値に応じた偏向
を行なう。ステップ906は反射光強度検出を行ない、
ステップ908で反射光強度のA/D変換を行なうと共
にそのデータを記憶する。なお駆動信号は電圧がステッ
プ状に変化するステップ電圧波形であるが、この電圧が
変化するタイミング毎にA/D変換を行なう。ステップ
910で光偏向が終了したかの判定を行ない、偏向が終
了していない場合はループ912により偏向動作を続け
る。光偏向が終了したらステップ914により光偏向の
一周期について、ステップ908で記憶されている反射
光強度データから反射光強度パターンを作成する。
ステップ916〜918で強度極値位置を算出するが、
ステップ916は反射光強度パターンの最小強度を算出
し、ステップ918は最、小強度に対応する位置を算出
する。第1の構成例においては反射光強度の極値検出は
最小強度の検出に相当する。ステップ918で得られた
最小強度位置は光偏向を制御する駆動電圧値で与えられ
る。
ステップ920〜924で基準強度位置を算出するが、
ステップ920は基準強度位置を検出するための基準と
なる強度レベルを設定するもので、反射光強度の大きさ
に影響されないように相対比率で与える。ステップ92
2で検出すべき基準反射光強度の大きさを算出し、ステ
ップ924で基準反射光強度の大きさに対応する位置を
算出する。
この場合も基準強度位置は光偏向を制御する駆動電圧値
で与えられる。
ステップ926は基準強度位置と強度極値位置の2点間
の光偏向に要した偏向量を算出するもので、偏向量は同
じく駆動信号の電圧差で与えられる。ステップ928で
は、ステップ926で得られた偏向電圧差を寸法変換デ
ータと比較して寸法に変換する。本発明による第2構成
例の場合は、ステップ914に続いて微分反射光強度パ
ターンを作成すると共に、ステップ916〜918にお
いて最小強度の代りに、微分反射光強度パターンの最大
強度を検出することにより、第1構成例と全く同様にな
る。
〔発明の効果〕
本発明による微小寸法測定方法においては、微小スポッ
ト径に集゛光したレーザ光を微小距離毎に高安定に光偏
向を行なうためS/N比の良い反射光の検出ができる。
従って光偏向の一周期について得られた反射光強度、微
分反射光強度のパターンは、被測定物のわずかな寸法の
変化にも忠実に応答し、上記のパターンの極値となる位
置は寸法に固有に対応する。本発明ではこの、極値位置
を検出すればよいため、簡素なソフトウェアで寸法測定
が可能である。更に、極値位置は被測定物の寸法のみに
依存して変化するため、反射率の変動による強度変化の
彰響を受けることなく、安定で精度の高い測定が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の構成例の動作を説明するシステ
ムブロック図、第2図(イ)、(ロ)は被測定物である
MIG型磁気ヘッドの構成を示す説明図、第3図は従来
の測定方法による寸法測定例を説明するためのビデオ信
号波形図、第4図は本発明の第1の構成例の場合の反射
光強度パターンの性質の説明を示し、第4図(イ)は被
測定物の面上での光偏向を示す説明図、第4図(ロ)は
反射光強度パタンの一例を示す波形図、第4図(ハ)は
反射光強度パターンの変化例を示す波形図、第5図は第
4図に(271 示した反射光強度パターンから得られる偏向量と寸法の
関係を説明するグラフ、第6図は本発明の第2の構成例
の動作を説明するシステムブロック図、第7図(イ)、
(ロ)は本発明の第2の構成例の場合の微分反射光強度
パターンの性質を説明する波形図、第8図は第7図に示
した微分反射光強度パターンから得られる偏向量と寸法
の関係を説明するグラフ、第9図は本発明の第1の構成
例の動作を説明するフローチャート図である。 10・・・・・・レーザ光源、 110・・・・・・光偏向素子、 114・・・・・・対物レンズ、 12・・・・・・被測定物、 22・・・・・・ギャップ部、 26・・・・・・メタル部、 40・・・・・・反射光強度パターン、42・・・・・
・強度極値位置、 48・・・・・・基準強度位置、 70・・・・・・微分反射光強度パターン、(イ) 第2図 第3図 (ロ) 特開平3 33603 (9) 1 3?3゜ ノ2′天1ゝ\\り″  つC n 尤備F)距肯佳 第7図 (イ) (ロ) ’A@ ’a溜 59図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏向させ
    ると共に、対物レンズにより微小なスポット径に集光し
    、寸法が測定される被測定物面上に照射して、該被測定
    物面上で予め設定された領域を光偏向せしめ、前記被測
    定物からの反射光を検出して、前記光偏向の一周期で反
    射光強度パターンを作成し、該反射光強度パターンの予
    め設定された形状となる領域での反射光強度が極値とな
    る強度極値位置と共に、前記領域で反射光強度が予め設
    定された強度レベルとなる基準強度位置を検出せしめ、
    前記強度極値位置と前記基準強度位置の間を光偏向した
    ときの偏向量から前記被測定物の寸法を測定することを
    特徴とする微小寸法測定方法。
  2. (2)レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏向させ
    ると共に、対物レンズにより微小なスポット径に集光し
    、寸法が測定される被測定物面上に照射して該被測定物
    面上で予め設定された領域を光偏向せしめ、前記被測定
    物からの反射光を検出して、前記光偏向の一周期で反射
    光強度パターンを作成すると共に、該反射光強度パター
    ンが微分された微分反射光強度パターンを作成し、該微
    分反射光強度パターンの予め設定された形状となる領域
    での微分反射光強度が極値となる微分極値位置を検出す
    ると共に、前記反射光強度パターンの予め設定された形
    状となる領域において、反射光強度が予め設定された強
    度レベルとなる基準強度位置を検出せしめ、前記微分極
    値位置と前記基準強度位置の間を光偏向したときの偏向
    量から、前記被測定物の寸法を測定することを特徴とす
    る微小寸法測定方法。
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