JPH0375504A - 微小寸法測定方法 - Google Patents

微小寸法測定方法

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JPH0375504A
JPH0375504A JP21125289A JP21125289A JPH0375504A JP H0375504 A JPH0375504 A JP H0375504A JP 21125289 A JP21125289 A JP 21125289A JP 21125289 A JP21125289 A JP 21125289A JP H0375504 A JPH0375504 A JP H0375504A
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JP21125289A
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Hiroo Fujita
宏夫 藤田
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光を用いた微小寸法測定方法に関するも
ので、特に磁気ヘッドにおけるギャップ幅測定に有効な
寸法測定方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年の精密加工技術の進歩により、半導体分野、磁気ヘ
ッド分野等で、サブミクロンメートル領域での微細加工
が行なわれるようになり、それに伴って被加工物の精密
な寸法計測の必要性も高まってきている。磁気ヘッドに
おいても、高密度記録化に伴い、ギャップ幅も微小化し
、現在はO,aミクロンメートル(μm)にまで達して
いる。更に、磁気ヘッドの構造も従来のモノリシック型
からMIG(メタル・イン・ギャップ)型へと移行する
傾向にある。MIG型ヘクトはギャップ部の一端にメタ
ルが形成されている片MIG型、ギャップ部の両端に゛
メタルが形成されている両MIG型に大別される。この
ようなMIG型の磁気ヘッドで、ギャップ幅は磁気記録
特性に重要な影響を及ぼすため、ギャップ幅の精密な寸
法を知ることが必要とされる。
第2図に前述した両MIG型磁気ヘクトの構成例を示す
。第2図(イ)はギャクプ深さ方向(動向)からみた断
面図で、20及び21はフェライト母材部、22及び2
4はセンダストから戊るメタル部、26はガラスで構成
されるギャップ部である。
第2図(ロ)は(イ)に示した磁気ヘッドをトラック上
面からみた場合の図で、図の番号は対応している。
ギヤツブ部26はメタル部22及び24にはさまれた形
状をしていて、一般にはギヤツブ部26のギヤツブ幅G
は〜0.3μm1メタル部22及び24の幅M!、及び
M8は1〜2μm程度である。
特にギャップ幅の測定においてはサブミクロンの寸法を
0.01μmのオーダの精度で測定することが必要とさ
れている。従来のギヤツブ幅Gの測定においては、水銀
ランプ等を照明光源とし、顕微鏡により高倍率に拡大さ
れたギヤツブ部26の付近からの反射像をCCDイメー
ジセンサ−で受光して光電変換を行ない、ビデオ信号を
作成する。
ビデオ信号に対して、予め設定されたスライス強度レベ
ルによりビデオ信号を2値化し、2値化されたパターン
に含まれるCCDイメージセンサ−の画素数をカウント
して寸法を測定している。
第3図に前述した従来の測定方法による両MIG型ヘッ
ドの測定におけるビデオ信号の一例を示す。第3図(イ
)の波形60はビデオ信号波形で、横軸はCCDイメー
ジセンサ−の各画素のアドレスに対応し、縦軸はビデオ
信号波形600強度で、反射光強度に比例する。第3図
(o)の波形69は波形60を2値化したときの波形で
、横軸は互いに対応する。波形60の平坦な部分61は
フェライト母材20,21からの反射光強度によるもの
、同じくピーク部32はメタル部22、ピーク部64は
メタル部24による。デイツプ部33はギヤツブ部26
によるものである。一般には、フェライト母材部20,
21に対してメタル部22.24は反射率が高く、逆に
ギヤツブ部23は反射率が低いために、図のようなビデ
オ信号波形60が得られる。ギヤツブ幅Gを測定すると
き、反射光強度の減少する領域623のスライスレベル
トなる50%強度点65及び反射光強度の増加する領域
364の50%強度点36を検出する。強度点65及び
強度点66に対応するCCDイメージセンサ−の画素の
アドレスを650及び660としたとき、その2点間に
ふくまれる画素数をカウントしてギヤツブ寸法Gに変換
する。メタル部22及び24の寸法を測定するときは、
反射光強度の増加する領域312のスライスレベルとな
る50%強度点37及び、反射光強度の減少する領域6
41の50%強度点68を検出する。強度点67及び6
8に対応するCCDイメージセンサ−の画素アドレスを
670及び380としたとき、アドレス370と350
の間にふくまれる画素数をカウントしてメタル部220
寸法MLを算出し、画素アドレス360と380の間に
ふくまれる画素数によりメタル部24の寸法M8を測定
している。以上述べたスライスレベルを設定して強度点
67.65等を決定することはビデオ信号波形60を2
値化することと等価であるため、2値化パターン波形6
9が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来のスライスレベル法によるギャップ幅測定
方法は、ギャップ幅が小さくなるに従ってビデオ信号波
形30のデイツプ部66の強度減少が少なくなると共に
、強度減少のパターンがプロードになってくる。そのた
めスライスレベルを設定して2値化を行なうとき、スラ
イスレベル強度のわずかの変動で2値化パターンにふく
まれる画素数が太き(変化するため、寸法測定精度が低
下するという問題点、がある。
またギャップ幅の変動に対して、ビデオ信号波形60の
ディクブ部660強度減少の割合は寸法に対してリニア
ーな変化になく、ギャップ幅が小さい場合に正確な寸法
測定を行なうには、寸法に応じてスライスレベルを再設
定する必要がある。
このとき、ピーク部32,340最大強度点682及び
686、デイツプ部66の最小強度点6840強度比か
らスライスレベルに対応する強度点65及び66を決定
するが、反射光強度はメタル部22.24及びギヤツブ
部26の材質による表面反射率によって変化する。従っ
て反射光強度レベルの変化がギャップ寸法によって生じ
たものか、表面反射率の変化によって生じたものかの区
別をつげることが困難となり、寸法に応じたスライスレ
ベルの設定ができなくなり、正確な寸法測定ができなく
なるという問題も有している。これはメタル部22.2
30寸法測定の場合にも同様である。
以上の如く、従来の顕微鏡を用いたビデオ信号の2値化
の方法では、各種の制約により正確な寸法測定が困難で
あった。本発明は上記の問題点を解消して、サブミクロ
ン領域の寸法を正確に測定することが可能な寸法測定方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏向素子により
光偏向させると共に、対物レンズにより微小なスポット
径に集光し、母材上に少なくとも第1と第2と第3の部
材が形成されている被測定物面上に照射して、該被測定
物面上で予め設定された領域を光偏向せしめ、前記被測
定物からの反射光を検出して前記光偏向の一周期で反射
光強度パターンを作成し、該反射光強度パターンの前記
第1の部材による第1の強度変化部の強度変化率の絶対
値が最大となる位置により、母材部と第1の部材の第1
のエツジ位置を検出し、前記反射光強度パターンの前記
第3の部材による第2の強度変化部の強度変化率の絶対
値が最大となる位置により、母材部と第3の部材の第2
のエツジ位置を検出せしめ、前記反射光強度パターンの
第1の部材による第1の強度ピーク位置と、第3の部材
による第2の強度ピーク位置を検出せしめ、前記第1の
エツジ位置と第1の強度ピーク位置の差から第1と第2
の部材の第3のエツジ位置を検出し、前記第2のエツジ
位置と第2の強度ピーク位置の差から第2と第3の部材
の第4のエツジを検出せしめ、前記第1と第3のエツジ
間の光偏向量から第1の部材の寸法を決定し、前記第3
と第4のエツジ間の光偏向量から第2の部材の寸法を決
定し、前記第4と第2のエツジ間の光偏向量から第3の
部材の寸法を決定するものである。
〔作用〕
光偏向安定度の゛高い光偏向素子を用いて、微小なスポ
ット径に集光したレーザ光を被測定物面上で光偏向させ
ると、被測定物を構成する各種部材の表面反射率、寸法
及び照射するレーザ光の光強度分布(一般にはガウス強
度分布を示す)に応じた反射光強度パターンが得られる
。被測定物が第2図に示した両MIG型磁気ヘッドであ
る場合、反射光強度パターンはメタル部22.24にお
いて上に凸型、ギヤツブ部26において下に凸型となる
形状である。このとき母材部20とメタル部22及びメ
タル部24と母材部21のエツジは反射光強度パターン
の強度変化の変化率の絶対値が最大となる点で与えられ
る。さらにメタル部22及び24においては反射光強度
のピーク強度位置は各々の部材の中央部の位置で与えら
れる。
ギヤツブ部26については、ギャップ寸法及び反射率の
変動、更にはメタル部の反射率に依存して下に凸となる
領域の強度レベルが変動するために、強度レベルからギ
ヤツブ部26のエツジ位置を決めるのは困難である。前
述したメタル部22.24の中央部の位置が検出された
ら、母材部とのエツジ位置の関係により、メタル部22
とギヤツブ部26及びメタル部24とギャップ部26と
のエツジが自動的に求められる。前述した母材とメタル
部のエツジ及びメタル部の中央部の位置は反射率に依存
しないで反射光強度パターンだけにより決定されるため
、ギャップ部のエツジも反射率の変動に依存しないで決
定できる。エツジ位置が求められれば、光偏向を制御す
る電気信号により、エツジ間を光偏向させた電圧変化量
を寸法に変換することによって寸法計測ができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明による微小寸法測定方法の動作を説明す
るシステムプロクク図である。
10はレーザ光源で、例えばHe−Neレーザ管、半導
体レーザ等から成り、レーザ光100を放射する。11
は光学系で、光偏向素子110、ビームスプリッタ−1
12,対物レノ、<114、及び図示していないが、他
の各種のレンズ、光学素子から構成され、光偏向素子1
10によりレーザ光100の光偏向を行なうと共べ、対
物レンズ114で微小なスポフト径に集光する。光偏向
素子110は例えば音響光学偏向素子(以下にAODと
略記する)から成り、偏向ドライバー115から供給さ
れる駆動信号117により光偏向動作を制御する。
12は寸法が測定される被測定物で、例えば第2図に示
した両MIG型磁気ヘッドである。ここでメタル部22
を第1の部材、ギヤツブ部26を第2の部材、メタル部
24を第3の部材と呼ぶことにする。対物レンズ114
により集光されたレーザ光119は被測定物12の面上
に照射され、表面上の第1、第2、第3の部材をふくむ
予め設定された領域を光偏向する。このときの光偏向距
離はAODlloの偏向角度、光学系11を構成する各
種レンズの焦点距離、及び駆動信号117の電圧値によ
って決定される。被測定物12の面上で光偏向されたレ
ーザ光119は被測定物12で反射され、対物レンズ1
14を経てビームスプリッタ−112で進路を変え、反
射光122として光電変換部125で検出される。光電
変換部125はPINフォトダイオード、電流電圧変換
回路から成り、反射光1220強度に比例した電圧を出
力する。以下の説明では光電変換部125からの出力電
圧127のことを単に反射光強度と呼ぶことにする。
13は反射光強度パターン作成部で、光電変換部125
から出力されるアナログ電圧127をディジタル信号に
A/D変換すると共に、光偏向の一周期についての反射
光強度を記憶して反射光強度パターンを作成する。この
とき反射光強度のA/D変換は、偏向ドライバー115
から出力される駆動信号117の電圧変化のタイミング
に同期して行なう。反射光強度パターンについては後に
詳細に説明する。
14は微分強度パターン作成部で、反射光強度パターン
の微分された強度パターンを作成する。
微分強度パターンはシフトレジスターにより偏向位置の
前後の反射光強度の差強度を演算することにより容易に
得られるが、更には反射光強度パターンの関数形を決定
してマイクロプロセッサ−により数値的な演算処理を行
なうことによっても得られる。
15は強度ピーク位置検出部で、被測定物12の第1の
部材と第3の部材(これはメタル部22及び24に対応
する)によって生じる反射光強度パターンの2つの強度
変化の凸部の各々の強度ピーク位置を検出する。この強
度ピーク位置は第1の部材及び第3の部材の寸法にも依
存するが、照射するレーザ光のビーム直径(レーザ光の
ピーク強度の13.5%の強度点の間の距離)と同程度
以上の寸法の場合は、各々の部材の寸法の中央部の位置
において前述の強度ピーク位置が得られる。
これはレーザ光を光偏向するとき、レーザ光の光強度分
布におけるピーク強度点が、第1と第3の部材の各々の
中央部に照射されているとき、反射光強度が最大(極大
)になることを意味している。
16は第1のエツジ位置検出部で、微分強度パターンの
予め設定された領域における微分強度の絶対値が最大と
なる位置を検出する。反射光強度パターンの母材と第1
の部材による第1の強度変化部の領域の強度変、化率の
絶対値の最大位置は母材と第1の部材の第1のエツジ位
置となり、母材と第3の部材による第2の強度変化部の
領域の強度変化率の絶対値の最大位置は第3の部材と母
材の第2のエツジ位置となる。
17は第2のエツジ位置検出部で、第1の部材と第2の
部材のエツジ位置及び第2の部材と第3の部材のエツジ
位置及び第2の部材と第3の部材のエツジ位置を検出す
る。反射光強度パターンの強度情報だけからは前述した
各種の要因(例えば反射率の変動)により、特に寸法の
小さい第2の部材のエツジ位置を決定することは困難で
ある。
本発明の方法によれば、第2の部材の両側の第1及び第
3の部材の母材とのエツジ位置及び中央部の位置は決定
されているため、以上の情報を用いて第2の部材のエツ
ジ位置は容易に決定できる。
第1のエツジ位置と第1の強度ピーク位置の差の距離は
第1の部材の寸法の半値寸法であるから、第1の強度ピ
ーク位置に半値寸法を加えれば、その位置が第1と第2
の部材の第3のエツジ位置となる。同様にして第2のエ
ツジ位置と第2の強度ピーク位置の関係から第2と第3
の部材との第4のエツジ位置が決定できる。
18は寸法算出部で、第1のエツジ位置検出部16、第
2のエツジ位置検出部17で検出された4つのエツジ位
置の間での各々の部材の寸法を算出する。エツジ位置は
光偏向を制御する駆動信号117の駆動電圧によって与
えられるため、エツジ間を光偏向した駆動電圧の差を寸
法に変換する。
19は寸法変換データ記憶部で、予め寸法が既知の被測
定物に対して、寸法と光偏向を行なわせたときの駆動電
圧の関係を予め測定しておき、両者の関係を寸法変換係
数としてROMに記憶しておく。実際の測定においては
、エツジ間の光偏向に要した駆動電圧差を寸法変換デー
タ記憶部19に記憶されている寸法変換係数を用いて実
際の寸法に変換する。
以上述べた如く本発明はスライスレベル法によってエツ
ジ位置を決定することなく、反射光強度パターンの特定
の強度情報及び位置情報により安定にエツジ位置を決定
することができる。
第4図に反射光強度パターン及び微分強度パターンにつ
いて説明する。
第4図(イ)において波形40は両MIG型磁気ヘッド
において第2図に示した母材部20から母材部21まで
の領域を光偏向したときに検出される反射光強度パター
ンである。AODlloの偏向角度は〜3mrad程度
の微小角であるため、光学系11を構成する各種レンズ
の焦点距離の設定に応じては、偏向量を〜20μm程度
にすることができ、そのときの偏向ステップ量(反射光
強度パターンを検出するときの偏向の位置変化の最小幅
)も〜(IO02μm程度に設定することができる。な
お本発明での光学系11の実際の構成例は本願発明者に
よる特許公開公報59−079772号公報に詳細に示
している。
波形40のグラフの横軸は光偏向量で、駆動信号117
の駆動電圧に対応する。グラフの縦軸は反射光強度であ
る。ガウス強度分布を持つレーザ光が母材部20及び2
1に照射されているときは波形40の領域401におい
て反射光強度が■mとなる。母材部20から右側方向へ
光偏向が進んで、レーザ光が第1の部材(メタル部22
)に照射されてくると反射光強度が増加する。この反射
光強度の増加する領域を第1の強度変化部41とする。
波形40は点402において強度極大値■p、となる。
光偏向が進むと、レーザ光が第2の部材(ギヤツブ部2
6)に照射されるようになり、反射光強度は減少しく強
度減少領域43)、点403において強度極小値■dと
なる。点406においては、ギャップ寸法は照射するレ
ーザ光のビーム直径よりも小さいため、反射光強度■d
はギャップ部だけでなく左右のメタル部からの反射も寄
与しているため、ギャップ部の寸法、反射率の他にメタ
ル部の反射率によっても影響される。
一般にはギャップ寸法が大きく、メタル部とギャップ部
の反射率の差が大きい程、極小強度■dは2小さくなる
。光偏向が進むと、レーザ光が第3の部材(メタル部2
4)に照射されるため反射光強度は増大しく強度増加領
域44)、点404において強度極大値VP、となる。
更に光偏向が進むと、レーザ光は母材部21にも照射さ
れるようになり反射光強度が減少する。この反射光強度
の減少する領域を第2の強度減少部42とする。このよ
うにして光偏向の一周期について、M型形状に近い反射
光強度パターンが得られる。
第4図(ロ)の波形45は波形40が微分された微分反
射光強度パターンである。波形45は点410において
上に凸のピーク、点412において下に凸のピークを持
つが、点410は波形40における第1の強度変化部4
1の強度変化率が最大となる位置であり、点412は同
じく第2の強度変化部42の強度変化率の絶対値が最大
となる位置である、更に点414は波形400強度減少
領域460強度変化率の絶対値が最大となる位置、点4
16は同じく強度増加領域440強度変化率の最大とな
る位置である。第1の強度変化部41については、反射
光強度が■mとvpIの間の10%〜90%の強度比領
域においてはガウス型強度分布が積分されたのと等価の
強度変化形状となり3次関数的な変化をし、3次関数を
微分した2次関数のピーク位置が母材部と第1の部材の
エツジ位置となる。この内容については前述の特許公開
公報59−079772号公報に詳細に述べている。従
って波形45のピーク位置410は母材部と第1の部材
の第1のエツジ位置E1である。第2の強度変化部42
についても同様で、波形45のピーク位置412は第3
の部材と母材部の第2のエツジ位置E2である。
波形400強度極値となる強度ピーク位置402.40
4は、第1の部材及び第3の部材の寸法が、照射される
レーザ光のビーム直径と同程度以上の場合は、各々の部
材の中央部の位置において得られる。第1の部材の中央
部の位置をC1、第3の部材の中央部の位置をC2とす
る。照射するレーザ光のビーム径は〜1μm程度の大き
さに集光することができるため、上記寸法が〜1μm以
上の場合は良い精度で中央部位置C1、C2が検出でき
る。この中央部位置は波形45においては、微分強度値
が0になる点である。
CI−E1=dl、E2−C2=d2とすれば、CI+
dl=E3、C2−d2=E4により、第1の部材と第
2の部材の第3のエツジ位置E3及び第2の部材と第3
の部材の第4のエツジ位置E4が決定できる。一般にギ
ヤツブ部260寸法は〜0.3μmで、照射するレーザ
光のビ°−ム直径の1/3以下であるため、本方式によ
るエツジ位置の決定が有効であるが、例えばギャップ寸
法が〜0.7μm程度で、レーザ光のビーム直径の70
%程度以上の場合には、波形45のピーク位置414が
エツジ位置E3、同じくピーク位置416がエツジ位置
E4に直接に対応する。
第1と第3の部材の寸法が前述のレーザ光のビーム径よ
りも小さい場合は、強度ピーク位置は本来の中心位置か
ら母材部側へ若干シフトしてくる。
このシフト量は各々の部材の寸法には殆ど依存しないで
、はぼ一定量である。各々の部材の寸法が小さくなると
ピーク強度値■p1、VP、が低下すること、及びピー
ク強度位置近くの波形の形状から寸法が小さいことが判
断される。従って前述のシフト量を補正して実際の中央
部の位置を決定すればよい。
第5図に前述した本発明の微小寸法測定の動作のフロー
チャート図を示す。
ステップ500は被測定物12の面上で光偏向を行なう
ときの光偏向量、偏向ステップ量等の光偏向条件を設定
する。ステップ502は光偏向を制御する偏向ドライバ
ー115から発せられる駆動信号117の条件を設定す
るもので、ステップ500での設定条件に応じた駆動信
号を設定する。
ステップ504〜510は光偏向動作による反射光強度
検出を行なうもので、ステップ504では駆動信号11
7に応じてAODlloの光偏向を行なわせ、ステップ
506は反射光強度を検出して、ステップ508でA/
D変換を行なうと共にそのデータを記憶する。なお駆動
信号117は電圧がステップ状に変化する電圧波形であ
るが、この電圧が変化するタイミングに同期してA/D
変換を行なう。ステップ510で光偏向の一周期が終了
したかの判定を行ない、偏向の一周期に達していないと
きはループ512により偏向動作を続げる。光偏向が終
了したらステップ514により、ステップ508で記憶
されている反射光強度データから、光偏向の一周期につ
いての反射光強度パターンを作成する。ステップ516
は反射光強度パターンの2つの強度ピーク値VpいVp
、を検出する。ステップ518はそのときの強度ピーク
位置を検出する。ステップ520はステップ516で検
出された2つの強度ピーク値■p1、■p、の強度レベ
ルの判定を行なうもので、設定された強度レベルよりも
低い場合(N)には、ピーク強度位置が本来の中央部位
置からシフトしていると判断して、ステップ522によ
り位置のシフト量を補正する。設定された強度レベルよ
りも高い場合(Y)は補正を加えないで、ステップ51
8で検出された位置を中央部位置C1、C2とする。ス
テップ524は反射光強度パターンを微分して微分強度
パターンを作成する。ステップ526は微分ピーク位置
検出で微分強度パターンから第1の強度変化部及び第2
の強度変化部に対応する部分の微分強度のピーク位置を
検出して、第1と第2のエツジ位置El、E2を決定す
る。ステップ528は半値寸法算出を行なうもので、第
1の部材と第3の部材について、エツジ位置E1、E2
と中央部位[IC1、C2の差を算出する。ステップ5
30は第2の部材のエツジ位置E3、E4を決定する。
ステップ562はエツジ間偏向電圧の算出を行ない、ス
テップ564でエツジ間偏向電圧を寸法変換係数を用い
て実際の寸法を算出する。
〔発明の効果〕
本発明による微小寸法測定方法においては、微小スポッ
ト径に集光したレーザ光を0.001μmのオーダの変
化で光偏向を行なわせることによって、S/N比が良く
、安定した光強度分布を持ち、位置分解能の高い反射光
強度パターンを得ることができる。反射光強度に対して
スジイスレベルを設定することなく、反射光強度パター
ンの特性を利用して、反射率の変動に影響されることな
く、安定な寸法計測が可能である。更には簡単なハード
構成、ソフトウェア処理によって計測システムが構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明するためのシステムブロッ
ク図、第2図(イ)、(ロ)は本発明によって寸法計測
を行なう両MIG型磁気ヘッドの構成を示す説明図、第
3図((イ)、(ロ)は従来の測定方法による寸法測定
を示す説明図、第4図(イ)、(ロ)は本発明の寸法測
定の方法による反射光強度パターン及び微分強度パター
ンの説明図、第5図は本発明の詳細な説明するフローチ
ャート図である。 10・・・・・・レーザ光源、  110・・・・・・
光偏向素子、114・・・・・・対物レンズ、12・・
・・・・被測定物、16・・・・・・反射光強度パター
ン作成部、14・・・・・・微分強度パターン作成部、
15・・・・・・強度ピーク位置検出部、40・・・・
・・反射光強度パターン、45・・・・・・微分強度ハ
ターン、 41・・・・・・第1の強度変化部、 42・・・・・・第2の強度変化部。 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レーザ光源から放射されるレーザ光を光偏向素子により
    光偏向させると共に、対物レンズにより微小なスポット
    径に集光し、母材上に少なくとも第1と第2と第3の部
    材が形成されている被測定物面上に照射して、該被測定
    物面上の予め設定された領域を光偏向せしめ、前記被測
    定物からの反射光を検出して前記光偏向の一周期につい
    ての反射光強度パターンを作成せしめ、該反射光強度パ
    ターンの前記第1の部材による第1の強度変化部の強度
    変化率の絶対値が最大となる位置を検出して、前記母材
    部と第1の部材の第1のエッジ位置を検出すると共に、
    前記反射光強度パターンの前記第3の部材による第2の
    強度変化部の強度変化率の絶対値が最大となる位置を検
    出して、前記第3の部材と母材部の第2のエッジ位置を
    検出せしめ、前記反射光強度パターンの前記第1の部材
    によって生じる第1の強度ピーク位置と、第3の部材に
    よって生じる第2の強度ピーク位置を検出せしめ、前記
    第1のエッジ位置と第1の強度ピーク位置の差から、前
    記第1の部材と第2の部材の第3のエッジ位置を検出す
    ると共に、前記第2のエッジ位置と第2の強度ピーク位
    置の差から、前記第2の部材と第3の部材の第4のエッ
    ジ位置を検出せしめ、前記第1のエッジ位置と第3のエ
    ッジ位置の間の光偏向量から前記第1の部材の寸法を算
    出せしめ、前記第3のエッジ位置と第4のエッジ位置の
    間の光偏向量から前記第2の部材の寸法を算出せしめ、
    前記第4のエッジ位置と第2のエッジ位置の間の光偏向
    量から前記第3の部材の寸法を算出することを特徴とす
    る微小寸法測定方法。
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