JPS63250502A - 微小寸法測定方法 - Google Patents

微小寸法測定方法

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JPS63250502A
JPS63250502A JP8554587A JP8554587A JPS63250502A JP S63250502 A JPS63250502 A JP S63250502A JP 8554587 A JP8554587 A JP 8554587A JP 8554587 A JP8554587 A JP 8554587A JP S63250502 A JPS63250502 A JP S63250502A
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reflected light
light intensity
value
dimension
measured
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JP8554587A
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English (en)
Inventor
Hiroo Fujita
宏夫 藤田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学式のサブミクロン領域の微小寸法測定方法
に関する。
〔従来の技術〕
サブミクロン領域の微小寸法の光学的測定法として、測
定すべき微小な寸法部を白色光源で照明して顕微鏡で高
倍率に拡大し、拡大像をイメージセンサ−で受光する方
法が多く用いられている。
これはイメージセンサ−によって発せられる受光された
像のビデオ信号を、予め設定されたスライスレベルの値
で2値化し、2値化信号の立ち下がり部と立ち上がり部
の間にふくまれるイメージセンサ−の画素数からパター
ンピッチを計数して寸法を求めるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した従来の寸法測定法では安定した2値化処理を行
なうために、S/N比の良いビデオ信号が得られてスラ
イスレベルの値が安定して設定される事が必要である。
また、被測定物の照明光が白色光源による場合には1ミ
クロンメートル(μm)程度までの微小なスポット径に
集光することは困難で、測定すべき寸法部の大きさが1
μm以下のサブミクロンの領域になったときは、寸法が
測定される寸法部からの反射光よりも寸法部以外からの
反射光の割合が大きくなり、寸法部からの反射光強度と
寸法部以外からの反射光強度の差が少なくなる。
このような場合は2値化処理の基準とするスライスレベ
ルを設定することが困難となる。また反射光を検出して
得られるビデオ信号の形状は寸法部の大きさによって変
化するが、寸法が微小になるに従ってビデオ信号の形状
の変化は非線形となり、スライスレベルの値を予め定め
られた固有の値に設定していたのでは2値化されたパタ
ーンピッチの値は実際の寸法に比例しなくなる。
更に、寸法部が小さくなるに従ってゴミ、キズ等と寸法
部との区別が困難になってくる。
本発明は上述した従来の寸法測定法の問題点を解消させ
て、特に1μmよりも小さい寸法を高精度・高安定に測
定することが可能な微小寸法測定方法を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本発明は次のような方法から
成る。
すなわち、レーザ光源から放射されるレーザ光を音響光
学素子に入射せしめ、第1の駆動信号と第2の駆動信号
により動作させられる音響光学素子ドライバーで前記の
音響光学素子の光学動作を制御させて、前記の第1の駆
動信号を予め設定された第1の周波数に設定せしめて前
記の音響光学素子から互いに異なる方向に進行する2ビ
ーム光を発生せしめ、該2ビーム光を構成する個々の光
ビームの強度最大点の間の距離を前記の第1の周波数に
応じた第1のピーク間距離に設定せしめて対物レンズに
より微小なスポット径に集光して寸法が測定される被測
定物面上に照射せしめると共に1前記の第2の駆動信号
の電圧レベルを変化させて前記の集光された2ビーム光
を前記の被d(11定物の面上で定められた量だけ第1
の光偏向を行なわせ、各々の光偏向の状態毎に前記の被
測定物からの反射光強度のうちの直流レベルの反射光強
度を検出せしめて前記の第1の光偏向の全体についての
第1の反射光強度パターンを作成し、該第1の反射光強
度パターンの形状を判定して予め設定された形状の反射
光強度パターンが得られたときは、前記の第1の反射光
強度パターンの朽小部の第1の伜小反射光強度の値mP
、と極大部の第1の極大反射光強度の値CP、を検出せ
しめ、該検出されたmPl及びCP、の値と、予め設定
されている寸法範囲判定の基準となる判定極小反射光強
度の値mps及び判定の基準となる判定極大反射光強度
の値CPsとの間で範囲の比較を行ない第1の範囲の場
合は前記の検出されたmP、あるいはCP、の値を記憶
し、第2の範囲の場合は前記の第1の、駆動信号の第1
の周波数を変化させて第2の周波数に設定せしめて前記
の音響光学素子から発せられる2ビーム光の個々の光ビ
ームの強度最大点の間の距離を第2のピーク間距離に設
定せしめて、前記の第1の光偏向を行なわせたときと同
一の場所で前記の第2の駆動信号の電圧レベルを変化さ
せて第2の光偏向を行なわせて各々σ゛光偏向の状態毎
に前記の被」11定物からの反射光強度のうちの直流レ
ベルの反射光強度を検出せしめて第2の反射光強度パタ
ーンを作成せしめ、該第2の反射光強度パターンの極小
部の第2の極小反射光強度の値mP2あるいは極大部の
第2の極大反射光強度の値CP2を検出して記憶せしめ
、前記の被測定物の寸法が測定される寸法部の各種の寸
法と表面反射率の値に応じて前記の第1の駆動信号の前
記の第1の周波数と前記の第2の周波数の場合の各々に
ついて予め設定されている基準と1 なる各種の反射光
強度パターンの各種の極小部の基準極小反射光強度の値
mPoあるいは各種のjJfi大部の基準極大反射光強
度の値CPoと、前記の第1の光偏向で得られたmP、
あるいはCPlの値、あるいは前記の第2の光偏向で得
られたmP、あるいはCP2の値とを比較して前記の被
測定物の寸法部の寸法を測定するものである。
〔作用〕
以上の方法によってサブミクロン領域の微小な寸法の測
定を行なうとき、時間的、空間的なコヒーレンシーが高
く1μm程度の微小なスポット径に集光でき、その光強
度分布が安定したガウス型分布を有するレーザ光を用い
て、互いに接近して2つに分離され、その個々の光ビー
ムの光強度が最大となる点の間のピーク間距離が自由に
設定できるようにした2ビーム光を発生させると共に被
測定物の面上を光偏向させれば、被測定物の寸法が測定
される寸法部からの反射光強度と寸法部以外の部分から
の反射光強度の差が明確になり、照射する2ビーム光の
光強度分布に応じて被測定物からの反射光強度パターン
が寸法及び表面反射率に応じた固有のパターンになる。
この固有な反射光強度パターンは一般にW型、U型、V
型のパターンに分類されるが、第1の光偏向で得られた
このパターンの種類の分類を行なって被測定物の状態が
正常であるか否かの判定あるいは寸法測定部の位置の判
定を行ない、異常な場合は測定する場所を変えて次の測
定を行ない、正常な場合は4川定で得られた反射光強度
パターンの極値となる極小部と極大部についての反射光
強度の値を検゛出する。
その検出された極値の反射光強度は被測定物の寸法部の
大きさに固有の量であるが、その検出された値が寸法部
の寸法を決定するのに精度の良い領域であるかどうかの
判定を行なう。
この判定は各々の寸法値に対応して予め設定されている
基準となる極大、極小のデータに対しである判定強度を
設定して、その判定強度とづ用定値との大、小の比較で
行なう。
もし精度の良い領域であれば、そこで検出された値を用
いて寸法を算出し、もし精度の低い領域であれば2ビー
ム光の光強度が最大となる点の間のピーク間距離を、そ
の寸法領域に適した状態に変化させて、前回の測定と同
一場所を再び第2の光偏向を行なわせて再測定を行ない
、新たに得られた反射光強度パターンの極小あるいは極
大強度の値から寸法を算出する。あるいは第1の光偏向
で得られた寸法と第2の光偏向で得られた寸法を比較、
平均化して寸法を算出することにより寸法n111定の
精度を高めるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
(測定原理とシステムの説明) 第1図は本発明の微小寸法測定の方法を説明する第1の
実施例のシステムブロック図である。
1はレーザ光源で、例えば1(e −N eレーサ発振
管であって波長が0.633μmでガウス型強度分布を
有するレーザ光100を放射する。
2はレーザ光100の進路、形状等を変換させる光学系
で、音響光学素子(以下にAOと略記する)6とビーム
スプリッタ−101、対物レンズ102、集光レンズ1
09及び図示していないが他の各種のレンズ、光学素子
から構成される。
4はAO3の光学動作を制御するための音響光学素子ド
ライバー(以下にAOドライバーと略記する)で第1の
駆動信号源5から発せられる第1の駆動信号5aと第2
の駆動信号源6から発せられる第2の駆動信号6aを入
力として動作させられてAO3に高周波数帯の電気信号
を出力する。
第1の駆動信号5ai!AO3の多重ビーム発生の動作
を制御する信号で本発明の場合はAO3に入射されたレ
ーザ光100から0mの角度を持ち互いに接近して分離
され相異なる方向に進行する2ビーム光103.104
を発生させる。このときの第1の駆動信号5aは一般に
は正弦波の交流信号でその周波数の変化により前述の2
ビーム光103.104の間の角度θmを変化させる。
第2の駆動信号6aはAO3の光偏向の動作を制御する
信号で、2ビーム光103.104のなす角度θmを同
じ角度に保ちながら2ビーム光103.104の進行方
向を変える。このときの第2の駆動信号6aは直流電圧
がステップ状に変化する信号あるいは直流電圧が直線的
に変化するランプ波であって電圧の変化に従った光偏向
を行なわせる。
AO3によって発生させられた2ビーム光103.10
4はビームスプリッタ−101を通過して対物レンズ1
02により微小なスポット径に集光されると共に、互い
に接近して平行に進行する2つの集光ビーム105.1
06に変換すれる。この集光された2ビーム光105.
106の個々の光ビームはガウス型強度分布を有し、そ
の強度の最大点の間の距離をピーク間距離CWと呼ぶこ
とにするが、ピーク間距離CWは前述の2ビーム光10
3.104の間のなす角度θm及び光学系2を構成する
各種のレンズ類の焦点距離及び対物レンズ102の焦点
距離の値に応じて設定されるが、光学系2の構成が決定
されれば前述の第1の駆動信号5aの周波数の調整で任
意の値に設定することができる。
集光された2ビーム光105.106は寸法が測定され
る被測定物7に照射されるが、被測定物7は対物レンズ
102の焦点位置に設置する。
県光された2ビーム光105.106の合成された光強
度分布は前述したようなピーク間距離CWの設定に応じ
て変化するが、集光された2ビーム光105.106を
構成する個々の光ビームのビームスポット径は被測定物
7の測定すべき寸法部の寸法と同レベルあるいは若干太
き目に設定しておくのが好ましく、1μm以下の寸法測
定の場合は1μm程度のビームスポット径になるようニ
スルが、ビームスポット径は主として対物レンズ102
のN A (Numerical Aperture 
)値によって決めることができる。
8は被測定物7を乗せて移動させる移動ステージで被測
定物7の測定場所をx%)’%  z軸上で変えたり、
多数個の被測定物を順次移動させて自動測定が行なわれ
るようKする。
被6111定物7によりで反射された2ビーム光105
.106はビームスプリッタ−101によって進路を変
えられ反射光107.108として取り出され、集光レ
ンズ109により一点に重ね合わされた集光反射光11
0としてその反射光強度が検出される。
9は光電変換部で、PiNフォトダイオード等の光検出
器で集光反射光110を受光して電流−電圧変換を行な
うが、本発明の場合はA O3から発せられる2ビーム
光103.104の周波数は互いに相異なる周波数を有
するために、集光反射光110が光電変換された電気信
号は交流電圧信号に直流電圧が重畳された信号となるた
め、交流信号は計測に用いないからカットして直流レベ
ルの反射光強度に比例した直流電圧を検出する。
この直流電圧の検出は第2の駆動信号6aによって制御
される光偏向の定められた各々の状態毎に行なう。
10は基準反射光強度設定部で、基準とする表面反射率
を有する標孕サンプルについて反射光強度の大きさを予
め測定しておいて、その値を記憶し設定しておき、実際
に寸法測定を行なうときに被測定物7の表面状態の変化
(特に材質的な変化)をチェックするときの判定基準に
したり、被測定物7に対して得られる後述する測定値か
ら実際の寸法を算出するときの判定基準とするもので、
実際の寸法測定動作を始める前に行なっておけばよ(ゝ
11は反射光強度パターン作成部で、被測定物7からの
電光反射光110を光電変換して得られた直流電圧をA
/D変換してメモリー回路に記憶させて、第2の駆動信
号6aの7E圧によってi!i制御される光偏向の一周
期で、光偏向を制御する電圧の関数として直流電圧で表
わされる反射光強度パターンを作成する。
12は反射光強度パターン形状判定部で、6川定してイ
0られた反射光強度パターンが予め設定された基準とす
るパターンと同一の種類であるかどうかの判定を行なう
。反射光強度パターンについては後で詳細な説明を行な
うが、本発明の場合はW型、U型、V型の3種類の反射
光強度パターンが発生し、そのパターンは前述した集光
された2ビーム光105.106のピーク間距離CW、
被測定物7の寸法部の大きさ、表面反射率等によって変
化する。
被測定物7の寸法部の大きさが例えば0.2μm〜1μ
mの範囲内であるような場合は、その寸法範囲で反射光
強度パターンがW型のパターンとなるように予め2ビー
ム光105.106のピーク間距離を設定しておく。
この設定されるピーク間距離を第1のピーク間距離CW
、と呼ぶことにするが、これは第1の駆動信号5aの周
波数を第1の周波数fm、の値に設定することによって
得られる。
被測定物7の表面状態が正常で寸法部の寸法が前記の寸
法範囲にあればW型の反射光強度パターンが測定される
が、被測定物7の表面状態が異常な場合・・・・・・例
えば光偏向を行なわせる寸法部あるいは寸法部の近傍の
場所にゴミが付着していたり、キズがあるような場合、
あるいは寸法を測定する寸法部のエッヂの形状が乱れて
いるような場合・・・・・・入射させた2ビーム光10
5.106は乱反射されて反射光強度が変調され、反射
光強度パターンは主としてV型のパターンに変化してく
る。
また被測定物7の表面状態が正常でも寸法部の大きさが
前記の寸法範囲に対して大きくなるに従って反射光強度
パターンはW型→U型→V型に変化する。
このように被測定物7の状態によって変化する反射光強
度パターンの中から正常なW型パターンが得られる状態
だけについて寸法算出のための演算を行なわせ、0個及
びV型のパターンが得られた場合は異常と判断して、制
御信号120を発して移動ステージ8を動作させて被測
定物7の別の場所を再測定させたり、他の被測定物7の
測定を行なわせるようにする。
以上説明した反射光強度パターン形状判定部12で判定
されるパターンを第1の光偏向による第1の反射光強度
パターンと呼ぶことにする。
16は第1の極値強度検出部で、反射光強度パターン形
状判定部12で正常なパターンと判定された〜V型形状
を示す第1の反射光強度パターンの極小部の第1の極小
反射光強度の値m P 、 と極大部の第1の極大反射
光強度の値CP、を検出する。
この極値の値mP1及びCP、の値は被測定物70寸法
部の寸法及び表面反射率に応じて固有の値を示す。
ここで検出されたmP、及びCPlの値と寸法及び表面
反射率の関係については後に詳細に説明する。
14は第1の極値強度判定部で、第1の光偏向によって
得られた第1の反射光強度パターンから検出された前述
の極値の値mp1 、CP、かう寸法を算出する場合に
寸法への変換精度が高い領域かあるいは低い領域かを判
断する。
このとき予め設定されている上記の判断を行なう判定基
準とする判定基準寸法Gsに対応する判定極小反射光強
度の値mpsと判定極大反射光強度の値CPsを判定基
準として設けておき、検出されたmpl 、CP、との
比較を行ない、例えばmp、≧mPs%CI’、≧CP
sの場合は測定値mp、、CP、の値が寸法変換への精
度の良い第1の判定範囲にあるとしてmpl、CP、の
値を用いて寸法への変換処理を行なわせ、例えばmpl
 <mPs、CPl<CP sの場合は測定値mp、、
CP、の値が寸法変換への精度の低い第2の判定範囲に
あると判定して寸法変換の精度が良くなるように再度測
定を行なって適正な領域の測定値を得るようにする。
前述の例は判定基準として単一の判定基準寸法Qsにつ
いて示したが、複数の判定基準寸法Qsi(i=1.2
、・・・・・・・・・n)を設けてもよく、n=2の場
合は2つの判定基準寸法Qs、、Qs。
に対応する判定極小反射光強度の値mps、、mPs2
及び判定(〉大反射光強度の値CP S、、cp S2
を判定基準として設けておき、測定値mp、、CI’H
に対して mp s、≦mp、≦mPS2及び CPs、≦CP、≦CPs、の場合は第1の判定範囲に
あり、mPl)mp S、 、mP、(mPs、、CI
’、>CPs、、CI’、<CPslの場合には第2の
判定範囲にあると判定する。
以上の2つの例で説明した判定において第1の判定範囲
と判定された場合は第1の極値強度検出部13で検出さ
れたmPl、CPlの値を用いて寸法算出処理を行なわ
せ、第2の判定範囲であると判定されたときは制御信号
160により第1の駆動信号5aの第1の周波数を変化
させて第2の周波数に設定する。第2の周波数fm、に
よりA2Bから発せられる2ビーム光103.104の
間のなす角度θmが変化させられて集光された2ビーム
光105.106のピーク間距離CWも同様に変化させ
られ第2のピーク間距離CW2に設定する。
このとき設定されるCW2の値は、前述の第1の附値強
度判定部14の判定納果に応じた予め設定された量であ
る。
第2のピーク間距離CW2に設定された2ビーム光10
5.106で、前述した第1の光偏向を行なわせたとき
と同一の場所を第2の駆動信号6aの電圧レベルを変化
させて第2の光偏向を行なわせる。
前述の説明と同様に各々の光偏向の状態毎に被測定物7
からの反射光強度のうちの直流レベルの反射光強度を検
出して反射光強度パターン作成部11において第2の反
射光強度パターンを作成する。
この第2の反射光強度パターンの形状は必ずしも第1の
反射光強度パターンで必要とされたW型形状である必要
はなく、第1の極値強度判定部14で予め判定されてい
る寸法領域に適したパターンが必要となるため、第2の
ピーク間距離CW2、寸法部の大きさに応じたW型、U
型、V型のいずれのパターンでもよい。
1.5は第2の極値強度検出部で、第2の反射光強度パ
ターンについて極値となる部分の反射光強度を検出する
第2の反射光強度パターンがW型の形状の場合は極小部
の第2の極小反射光強度の値mP、及び極大部の第2の
極大反射生強度の値CP2の両方を検出し、第2の反射
光強度パターンがU型あるいはV型の場合は極大部が存
在しないため第2の極小反射光強度の値mp2を検出す
る。
16は基準データ設定部で、基準とする被測定物70寸
法部の大きさ、表面反射率についてa+++定値あるい
は計算値から、基準となる各々の寸法に対応した反射光
強度パターンから各種の基準極大反射光強度の値mP0
あるいは各種の基準極大反射光強度の値CP oを設定
、記憶しておく。
このmpo、CP、の値は第1の駆動信号5aの第1の
周波数f m、及び第2の周波数fm2の場合の各々に
つい七の値を設定しておく。
なお反射光強度は表面反射率等に応じて変化するために
基準とする各々の寸法に対応するデータmpo、cpo
は被測定物7の表面反射率及び反射光強度の値を規格化
して設定しておくのが好ましい。
17は寸法変換部で、第1の光偏向で測定して得られた
mp、、CP、の値あるいは第2の光偏向で測定して得
られたmp2、CP、の値と基準とする値rn P o
 、 CP o とを比較して被測定物70寸法部の寸
法の大きさを算出する。
ここ、でmp、、cpoの値が規格化されているとき、
測定値mp、、CP、等を基準反射光強度設定部10か
らの強度データに基づいて規格化を行ない同じ規格化さ
れたデータから寸法を算出してもよく又基準データ設定
部16の規格化されたデータを基準反射光強度設定部1
oかもの強度データにより現実の強度データに変換して
から測定値と比較して寸法を算出してもよい。測定が終
了したら制御信号140を発して次の被測定物7を測定
する。
被測定物70寸法部の位置認識、表面状態の認識が反射
光強度パターンの解析により行なわれるため、全自動計
測が可能となる。
(2ビーム光の設定及び光偏向の説明)第2図にAO3
による2ビーム光の発生と光偏向の動作を説明するブロ
ック図を示す。
AO3はAOを構成する光学媒質200に図計波を印加
して媒質200の屈折率を変化させて入射光1000回
折、光周波数シフト等の動作を行なうもので、AOドラ
イバー4からの電気信号210に応じた動作が行なわれ
る。AOドライバー4は電圧制御発振器(VCO)20
.1、ダブルバランスミキサー202.RF電力増幅器
203から成り、第2の駆動・信号6aからの電圧■a
をVCO201に印加して周波数faの交流信号を作成
し、更にダブルバランスミキサー202で第1の駆動信
号5aから発せられる周波数fmの交流信号と前述のV
CO201から発せられる周波数f a’の交流信号の
AM変調を行なうと共にRF電力増幅器203で電力増
幅された2周波数酸分子a:l:fmの電気信号210
を作成t、−CA03に印加する。
電気信号210を超音波進行波に変換してAO3の媒質
200内部を伝播させると入射光100を回折(+1次
回折)するが、電気信号210は2周波数酸分を有する
ため、前述の+1次回折光は更に2つのビーム103a
と104aに分離されて回折され、その間のなす角度を
0mとする。
ここで21!J2の累動言号6aの電圧レベルを変化さ
せるとVCO201から発せられる交流信号の周波数f
、が変化させられ、入射光1000回折角度が変化する
第2の駆動信号6aの電圧レベルが0ポルトと1ボルト
の間で変化するランプ波形あるいはステップ状に電圧が
変化する波形の場合、0ボルトで103a、104a、
Iボルトで1031)、104bの位置を回折(偏向)
され、その間の偏向角度をθdとする。
このとき2ビーム光106.104のなす角度θmは第
1の駆動信号5aの周波数に比例し、偏向角度θdは第
2の駆動信号6aの電圧に比例して変化する。
更に2ビーム光106.104はAO3でのドツプラー
効果により互いの周波数が異なっていて、その差の周波
数は2fmである。
このように周波数の異なった2ビーム光を光検出器で受
光すれば謂ゆる光ヘテロダイン干渉となり、直流成分が
重畳された周波数2fmのビート信号が検出されること
になるが、本発明では交流成分のビート信号は検出しな
いで、直流成分のみを検出の対象とする。
第3図イ)、(ロ)、Plに2つの集光ビーム105.
106の光強度分布図の一例を示す。
一般にレーザ光源1から放射されるレーザ光100の断
面の光強度分布はよく知られているガウス型分布であり
、レンズで微小なスポット径に集光された場合でも同じ
ガウス型分布を示す。
第3図(イ)において点線で示した波形31は集光ビー
ム105の光強度分布、実線で示した波形32は集光ビ
ーム106の光強度分布で、その各々が前述のガウス型
分布を有する。
グラフの横軸は光ビーム断面方向の距離、縦軸は光強度
である。
以下の説明において%AO3によって発せられて集光さ
れた2ビーム光105.106の各々の大きさ、光強度
分布が等しいと仮定する。
36は光ビーム1050強度の最大点で、64は光ビー
ム106の強度の最大点である。
この2つの強度の最大点36及び640間の距離CWを
ピーク間距離と呼び、CWO値を測定する寸法に対する
検出感度が最も高くなるような値に7JM整する。
この時の調整は第1の駆動信号5aの周波数の調整で行
なうが、CWは周波数の変化に比例して変化させること
ができる。
集光された光ビーム105.106のビーム直径は各々
等しくして直径なりとする。
T−I e −N eレーザの場合はビーム直径りは1
μm程度まで集光することが可能であるが、更に微小な
スポット径を得るにはもっと短波長のレーザ、例えばA
rレーザ等を用いればよい。
2ビーム光105.106のピーク間距離CWは前述の
ビーム直径りに対する割合で表現すると都合がよいため
、ビーム直径りを1に規格化して(この場合はビーム直
径が1μmと考えてよい)CWを表わすごとにする。
第3図(ロ)はCWWO27の場合の2ビーム光が合成
されたときの2ビ一ム光強度パターン30aであり、第
3図(ハ)はCW=1.1の場合の2ビーム光が合成さ
れたときの2ビ一ム光強度パターン5Qbである。
以後の説明では被測定物7へ照射して合成された2ビー
ム光を図番30を用いて表わす。
ピーク間距離CWが大きいほど2ビーム光6゜の分離が
大きくなり、CWが小さいほど2ビーム光の分離は小さ
くなる。
また第3図(イ)で説明したように各々の光ビーム10
5.106の光強度は等しく2ビーム光30の全体とし
ての光強度もCWの値に関係なく一定値である。また2
ビーム光30の中心位置を65で表わす。
第4図に2ビーム光30を被測定物7に照射させて光偏
向を行なわせるときの偏向状部図を示す。
第4図fat、(bl、icl、(dl、iel、げ)
、(g)において被測定物7は2種類の部材から構成さ
れるう40は寸法が?1l11定される寸法部、41は
寸法部40をはさんで両側に広がる基材部である。寸法
部40はエッヂ42と43を有し、その間の寸法をGと
し、寸法部40の表面反射率rm、基材部410表面反
射率をrsとする。例えば被測定物7が磁気へラドコア
の場合、寸法部40はガラス材で構成されるギャップ部
、基材部41はフェライト材で構成されるトラック部に
相当する。このとき基材部41と寸法部40の段差が小
さくて照射される2ビーム光60の焦点深度範囲内にあ
ると仮定すると、2ビーム光30が照射されて基材部4
1、寸法部40の各々から反射されるときの反射光強度
は表面反射率rs、rmの影響を受ける。
更に反射光強度は被測定物70表面粗さ等の形状によっ
ても影響を受けるが、磁気ヘッドの場合は表面は鏡面状
に仕上げられているため、ここでは表面からの乱反射は
起こらず正反射のみが起こると仮定する。
表面反射率が高いほど反射光強度は大きく、逆に表面反
射率が低いほど反射光強度は小さくなるが、以下の実施
例では基材部41の表面反射率「Sが寸法部40の表面
反射率rmよりも大きい(r s ) r m )と仮
定し、rsを1に規格化したときの寸法部40の表面反
射率r。
(r o= r m / r s )を用いた場合を説
明する。
更に本発明の微小寸法δII+定ではサブミクロン領域
の寸法測定を主たる目的としているため、寸法部40の
寸法Gは2ビーム光30を構成する個々の光ビーム10
5.106の直径りよりも小さい(G≦D)ものと仮定
する。
第41m(alは2ビーム光30が基材部41の左側の
部分に照射されていて偏向開始の状態である。
2ビーム光30の光偏向は第2の駆動信号6aの電圧レ
ベルを変化させることによって行なわれろ。
第4図fhlに第2の駆動信号6aの電圧波形図の一例
を示す。44はランプ駆動信号の波形で、電圧は0〜1
ボルトの間で変化する。
第41Halの偏向開始状態の電圧を45に示す”Vs
とする。
第4図(blは偏向が進み2ビーム光30の一部分が寸
法部40の一部の面上に照射された場合、第4図fcI
は2ビーム光60の右側のピーク強度34の部分が寸法
部40の中央部の位置まで偏向された場合で、このとき
のランプ駆動信号44の電圧を46に示す■、亀とす・
る。
第4図(山は更に偏向が進み、第3図に示した2ビーム
光30の中央部65が寸法部40の中央部の位置まで偏
向された場合で、このときのランプ駆動信号44の電圧
を47に示すVcとする。
この第4図fdlの状態は偏向の中間状態で、以後は第
4図(e)、旧、(glの状態まで光偏向を行なうが、
telはiclの状態に、げ)は(blの状態、(gl
は[alの状態に対応し、第4図fglの状態が偏向終
了状態で、そのときのランプ駆動信号44の電圧を48
に示すVCとする。例えばIV(ポルト)の?t7圧差
で10μmの光偏向を行なわせる光学系を用いれば、1
mVのItf圧変化で0.018mの偏向量の変化を起
こすことができ、1mVの電圧変化毎に反射光強度を検
出すればよいことになる。
、(反射光強度パターンの説明) 第4図で説明した2ビーム光60の光(#a向を行なっ
て反射光を検出したときに得られる反射光強度パターン
の一例を第5図(イ)、(ロ)、Pl、(に)に示す。
各々のグラフの横・曲は光偏向量、縦軸は反射光強度で
ある。
第5図(イ)、(ロ)、(/1のグラフには反射光強度
パターンの各点に第4図で示した各偏向状態(at〜(
g)を対応させて示す。また2ビーム光60が被測定物
7の基材部41に照射されている状態fat及び+g+
が反射光強度が最大となる状態であるが、そのときの反
射光強度は2ビーム光60の全体の光強度に基材部41
の表面反射率「Sを乗じた呟で、このときの反射光強度
についても規格化を行なって最大強度を100(%)の
値で示す。
更に被測定物7の寸法部40の寸法Gについても規格化
を行なった状態で説明する。
前述したように2ビーム光30を構成する各々単一の光
ビームの直径りを1に規格化すると共に、2ビーム光6
0のピーク間距離CWについても規格1ヒした値で示し
て、いるが、寸法Gについても規格化寸法IをにG/D
で定義する。このときo<y≦1が測定寸法領域に対応
する。
iA 5171 Iイ)は規格化された量で表現した場
合に、CW=I、g=0.5、ro=0.5の場合に対
応したW型形状の反射光強度パターンである。偏向状態
aで最大強度(100%)であるが、偏向状像すでは2
ビーム光60の右側の光ビーム部の一部分が寸法部40
の一部分に照射されていて、寸法部400表面反射率r
mが基材部41の表面反射率rsよりも小さいために、
2ビーム光30の全体としての反射光強度が低下してく
る。
偏向状態Cでは2ビーム光30の右側の光ビーム部の光
強度が最大となる領域が寸法部40の主要部に照射され
るため、反射光強度が最小となる。
偏向状態dでは2ビーム光30の中央部35の光強度が
低下している部分が寸法部40の中央81′。
の一部分に照射され、それよりも光強度の大きい部分が
基材部41にも照射されているため、反射光強度は偏向
状態Cの場合よりも増加する。この偏向状態dが光偏向
の中間状態で、以後の偏向状態での反射光強度は前述の
説明の場合と同様である。
このW増反射光強度パターンは第5[図(イ)から明ら
かな様に3つの極値が存在し、極小部51.52及び極
大部56が存在し、極小部51.52の極小値はいずれ
も等しくその値をmI’で表わし、極大部53の極大値
をCPで表わす。
このような極小値mp及び極大値CPは被6川定物7の
寸法部40の寸法l及び表面反射率r。に応じた固有の
値をとる。
第5図10)は反射光強度パターンがU型となる場合で
、c w = 0.6、/ = 0.5、rQ=0.5
の場合である。U型形状の場合は第5図(イ)に示した
4?大nil 53と僕小部51.52の光強度の値と
が一致する場合である。
第5図←引ま反射光強度パターンがV型となる場合で、
CW=0.6、# = 0.7、r、=Q、5の場合で
ある。
■型形状の場合は、偏向状態dで反射光強度が最小値と
なり、W型形状と異なり極大部は存在しない。
第5図(−4は被δ(11定物7の基材部41の面上に
寸法部40の寸法Gと同程度の大きさのゴミが付着して
いる場合、あるいは寸法部40の表面上にゴミが付着し
ている場合のゴミによる反射光強度パターンの一例であ
ろ゛て第5図?1の場合と同様なり型形状であるが乱反
射により反射光強度パターンが変調される。
ゴミの表面反射率が基材部41あるいは寸法部40の表
面反射率と異なるため最小電圧値は異なるが(第5図ヒ
1の場合でも寸法Gが変化すれば最小電圧値は変化する
)、基本的に第5図ヒ1と第5図1判の状態を反射光強
度パターン形状と最小電圧値から識別することは困難で
ある。
被+1111定物7の寸法部40の表面状態が正常であ
る場合は、第5図(イ)、(ロ)、Hに示したW%U、
V型のいずれかの型の反射光強度パターンを示すことに
なるが、CW、9の値によって固有のパターン形状を示
すことになる。この固有に定まる反射光強度パターンに
は極大、極小等の極値が存在し、その極値の値は寸法I
に応じて固有の値を示す。
又、CWの値によって極値及びパターン形状が変化する
ため、寸法に応じた測定精度が良くなるCWの値が設定
できる。
さらに寸法部40の寸法やゴミ、キズ等の表面状態に応
じて反射光強度パターンが変化するため寸法部40の寸
法が9≦1(G≦D)の場合に、正常な表面状態である
ときW型の反射光強度パターンが得られるように2ビー
ム光60のピーク間距離CWを第1のピーク間距離に設
定しておけば、V型あるいはU型の反射光強度パターン
が得られたときは表面状態が異常(ゴミ、キズ等が存在
)であると判断し、その状態では寸法411j定を行な
わないで同じ被測定物7の別の場所を測定したり、ある
いはその被測定物7は不良と判定して他の対象物をfA
11定するようKすれば、誤まった測定を行なわないた
め測定の信頼性を向上させることができ、更には寸法部
40の位置の認識が可能となる。
このような被測定物7の表面状態が異常であったり、あ
るいは寸法部40と基材部41のエッヂ42.43の形
状が不良であるとき、反射光強度パターンが必ずしもv
型形状だけでなくW型形状に近い場合があるが、この場
合はW型形状が変調されて極小部51と52の強度が一
致せず、極小部51.52と極大部53との間の強度の
割合が不規制に変化するために寸法部40が正常か異常
かを判断することが可能である。
以上述べた被測定物7が正常か否かの判定を行なう動作
が第1の光偏向による第1の反射光強度パターンの形状
の判定動作である。
第6図(イ)、(ロ)、PiにCWO値が変化した場合
の寸法Iに対する反射光強度パターンの例を示す。
グラフの横軸は光偏向量で規格化した値で示している。
HIIMllは光強度で規格化して示している。
第6図(イ)は規格化されたピーク間距離CW=1.1
、(ロ)はCW = 0.8、I/1はCW=0.6の
場合で、各々のグラフについての寸法は、61は# =
 0.1.62は、7 = 0.3.63は、!?=0
.5.64はI=0、7.65は# = 0.9.66
は、9 = 1.0の場合である。このときの寸法部4
0の規格化された表面反射率roは0.5である。
第6図ビ)、沖)、e′1のグラフから明らかな如くピ
ーク間距離CWの値によって同じ寸法Iの場合でも反射
光強度パターンは大きく変化し、CWの値が1.1程度
の場合は0くI≦1のときはすべての9に対してW型パ
ターンが得られる。CW〈1の場合、一般的にはIが大
きくなるに従ってパターンはW−+UnV型へ変化する
。従って0くI≦1の範囲の場合は第1の光偏向でCW
=1.1の状態に設定したり、0くI≦0.7の場合は
第1の光偏向でcw=o、sの状態に設定しておけば、
第1の光偏向でW型パターンが得られた場合についてだ
け寸法演算を行なえばよい。
このように寸法の範囲に応じて望ましい反射光強度パタ
ーンを設定することができるため、実際に寸法値を算出
しないでもその設定された範囲内の寸法であるかの判定
にはパターン種類だけを測定すればよい。
第6図(イ)、(ロ)、Hに示したグラフは計算値によ
るものである。これは2ビーム光60の光強度分布がガ
ウス型分布に基づいているために安定に計算ができるこ
とによるもので、実測値と計算値とは良く対応する。
次て反射光強度パターンから得られる極値と寸法の関係
について説明する。
第7図Cイ1、(ロ)、0号、(−Jに表面反射率、r
oと極値強度の関係のグラフを示す。グラフの横軸は規
格化された寸法部400表面反射率、W:軸は極小、極
大強度で、パラメータが寸法Iである。
第7図(イ)はCW=1.1の場合の極小強度mP。
(ロ)はCW=1.1の場合の極大強度CP%(/−1
はC” W=0.8の場合の極小強度mP、に)はcw
=o、sの場合の極大強度CPである。各々のグラフに
おいて、71は、!i+ = 0.1.72は、9 =
 0.3.76は、7 = 0.5.74は# = 0
.7.75はg=0.9である。
極値強度mP、CPは表面反射率「。によって変化し、
表面反射率r。が大きくなるに従って極値強度は大きく
なる。
第7図(イ)、(ロ)の如くCWが大きい場合はmP、
CPの値は大きな値(基準100%に対して変化が少な
い)となり、第7図i/埼、(−4の如<CWが小さい
場合はmP、CPの値は小さな値(基準100%に対し
て変化が大きい)となる。従って一般的にはCWの値が
小さいほうが、寸法Iの変化に対するmPあるいはCP
の値の変1ヒが大きくなり分離が大きくて寸法測定の分
解能、精度が向上する。
従って本発明は寸法の大きさによっては、CWO値を大
きくした状態で第1の光偏向を行なわせ、被d111定
物7の表面状態を検知したり、寸法部40の位置を検知
したりする謂ゆるパターン認識を行なうと共に1寸法部
40の寸法範囲を算出する。
このとき検出されたmpl あるいはCP、の値の寸法
への変換の精度が良い場合はこの測定で得られた極値の
値から寸法を算出するが、寸法Iの変化に対して極値の
変化が小さいような場合(例えば第7図C口)の等寸法
線の分離が小さいような場合)は寸法への変換精度が低
下するため、CWO値を小さくして第2の光偏向を行な
わせて再測定を行なわせ、検出されたmP2あるいはC
P2の値から寸法を算出する。
また第1の光偏向で寸法IIを測定し、更に第2の光偏
向で寸法Itを測定し、その平均値から寸法gを求めろ
こともできる。
第7図(イ)、(ロ)、I/i、(に)に示したグラフ
は表面反射率r。の関数としての極値強度を示している
が、表面反射率r。は被測定物7を構成する材質と同じ
種類の材質について6夕の反射光強度を測定しておき、
その反射光強度比からroを求めることができるため、
ある固有のroについてmp、CPの変化から寸法を求
めればよい。
以下の説明は「。=0.3の場合について説明する。
第8図(イ)、(ロ)に「。=0.3の場合の寸法gと
極値強度との関係のグラフを示す。グラフのPH4(t
lは規格化された寸法Iで縦軸は規格化された極値強度
である。
第8図(イ)はCW二1.1の場合で、81は膨大強度
CP、82は極小強度mPで、r口)は(” W = 
0.8の場合で、83は極大強度CP、84は極小強度
mI’、85はrn p=CPとなる場合の極小強度m
pである。
CW=1.1の状態で第1の光偏向を行なうと仮定する
。0〈I≦1の寸法範囲でW型の反射光強度パターンが
得られたとき、極小、任大の強度の検出をして規格化を
行なう。
第8図(イ)のグラフで0.3≦I≦0.5の領域を第
1の範囲、O(g(0,3及び0.5 0?≦1の領域
を第2の範囲とする。この予め設定された第1の範囲の
寸法となるときの判定基準となる判定極小強度を、7 
= 0.3についてmp s2..9=Q、5について
mps、  とし、判定極大強度を同じくCPs2、C
Ps、  とする。
測定値mp、、Cp、の値が m p s 、≦mp、≦mp s、、CP S、≦C
P、≦CPs、の範囲にあれば第1の範囲であるとして
、測定値mPI%cPI と第8図(イ)のグラフとの
比較を行なって寸法を算出する。このときmp、、cp
、の各々について寸法りが対応するが、極大強度mP、
から求められた寸法9m、 と極小強度CP、がら求め
られた寸法y輸 との差がある一定値以下の場合にはg
mlとツー との平均値から寸法9を決定すればよい。
’J ITI 1 と9c、との差がある一定値以上の
場合は寸法測定の信頼性が低下するためにこのときの寸
法値から寸法決定は行なわないで9m、及びIC8の値
を記憶しておいてCWの値を変えて第2の光偏向を行な
わせて再測定を行なう。
またmp、)mp S、、CPI )CP s、あるい
はmP、(mP S、、CPI (CP slの場合に
はす法9が9 < 0.3あるいは9 ) 0.5と判
定されて第2の寸法範囲にあることになる。この場合は
CWの値を変えて第2の光偏向を行なう。
第2の光偏向では例えばCW=0.8に設定する。
CW = o、 sの場合はCW:1.1の場合に比べ
て寸法yの変化に対して極値の変化が大きくなり寸法変
換への精度が向上する。第2の光偏向による第2の反射
光強度パターンから極小強度CP2あるいは極大強度m
P2を検出する。
この場合、!? (0,8ではmp、 、CP、の2つ
の値が存在するが、y > o、 sではmP2の値し
か存在しない。測定値mp2、CP2 と第8図(ロ)
のグラフを比較して寸法を算出する。このときmP、及
びCP、の2つの値が存在するときはその2つの極値に
対して各々の寸法gm、、gC2が得られるためgm2
と9c、の差がある範囲内であればgm、と9c2との
平均値から寸法りを求めればよい。またmP2の値しか
存在しないときはそのときのmP2だけから寸法gm2
を求めてもよく、更には例えばCWを0.6に再び変化
させて再測定を行ない、得られた極小強度mP、に対応
する寸法9m、を算出して寸法gm2と!j m 。
の差がある範囲内にあればgm、とgm、の平均値から
寸法Iを求めればよい。
また前述の第1の光偏向で測定した寸法Im。
とIC3の差がある範囲以上の場合は第2の光偏向で得
られた寸法Im2あるいはIC2と再び比較な行なって
平均値から寸法Iを算出してもよい。
一般的にはCWが大きいとき、寸法gが小さいときは、
9の変化に対する極小強度mpの分離が大きく、(i大
強度CPの分離が小さく、寸法Iが大きくなると逆とな
る。
CWが小さくなるに従ってV型パターンとなり枠手強度
rn pの分離が大きくなる。
従って寸法lが大きいときは第1の光偏向での極大強度
CPから寸法、!iIcを求め、第2の光偏向での極小
強度mpから寸法9mを求めて平均することもでき、又
寸法Iが小さいときは第1の光偏向での極小強度mPか
ら寸法Imを求め、第2の光(rIil向での極大強度
CPから寸法1cを求めて平均して寸法を求めることも
できる。
更にC,Wの値を第3の値に変化させて、第1、第2、
第3の3つの測定から寸法を算出することもできる。
このように本発明によれば2ビーム光30の状態を変化
させることによって種々の測定値が得られ、その測定値
間の比較、平均を行なうことによって測定の信頼性を向
上させることができる。
以上述べた寸法測定は規格化された寸法Iである。実際
の寸法GはG=D−,9により与えられるが、ビーム直
径りが未知の場合は、電子顕微鐘等の他の手段により測
定された寸法Gが既知の試料について本発明の手段で寸
法夕を測定しておいてD=G/gによりビーム直径りを
算出して実際の寸法測定のときの変換係数に用いればよ
い。
(演算ソフトウェアの説明) 以上説明した本発明による微小寸法測定において、反射
光強度パターン形状判定、反射光強度パターンの極値検
出及び寸法値算出等はマイクロコンピュータシステムの
ソフトウェア演算によって行なう。
以下に本発明による演算のソフトウェアについて説明す
る。
マイクロコンピュータシステムは中央演算処理部(CP
U)、ランダムアクセスメモリー(RAM’)、リード
オンリーメモリー(ROM )。
入出力インターフェイス(I10インターフェイス)、
ディスプレイ部から成る。
第9図に反射光強度パターンを作成して寸法算出を行な
うときのソフトウェア演算のメインフローチャートの一
例を示す。
3[]Oは第1の駆動信号5aの周波数を第1の周波数
fm、に設定すると共に、第2の駆動信号6aのランプ
波の周期を所定の値に設定する第1の条件設定ステップ
で、I10インターフェイスを通じて前記の電気装置に
条件設定を行なわせる。
602は第1の反射光強度パターン作成ステップで、A
/DコンバータからのデータをRAMKストアする。3
04は第1の反射光強度パターンの形状判定ステップ、
で、W型形状以外の場合はステップ606に移る。ステ
ップ606はステージ移動を行なうもので、I10イン
ターフェイスを通じてステージ8の移動を制御させて再
びステップ302で他の場所のtIll+定を行なう。
ステップ604の判定を64足する(W型形状)ときは
第1の極値強度検出ステップ608でW仰反射光強度パ
ターンの第1の極小部と第1の極大部の反射光強度mP
1及びCPlの検出を行なう。極値範囲判定ステップ3
10はステップ308で演算した極値mp、 、CP、
の値の、予メROM K f2定されている基準の値m
ps、 Cpsに対する範囲を判定する。2g1の範囲
にあると判定するとステップ612に移る。ステップ6
12は第1の寸法演算ステップでmPIあるいはCP、
の値と予めROMに設定されている第1の設定条件に関
して各寸法に対応して定められるW型形状の反射光強度
パターンの極小値mP0あるいは極大値CP 。
の基草データとを比較して寸法を演算し、ステップ32
2で結果を寸法表示をして測定を終了する。
ステップ610で第2の範囲にあると判定すると、更に
精度の良くなる条件でのia+定が必要になるため、ス
テップ614でステップ302で行なったのと同様な条
件設定を行ない、第1の駆動信号5aの周波数fmを第
2の周波数f m、に設定して再演11定を行ない、ス
テップ316で第2の反射光強度パターンのデータをR
AMにストアする。
ステップ618は第2の反射光強度パターンの極小値m
P2あるいは極大値Cr tの値を計算する。ステップ
32()は第2の寸法演算ステップで、mP2あるいは
CP、の値と、予めROMに設定されている第2の設定
条件に関して各寸法に対応して定められるW型、U型、
■型の反射光強度パターンの極小値mPoあるいは極大
値CP oの基準データとを比較してず法を演算し、ス
テップ622で結果を表示して測定を終了する。
第10図(イ)と第9図に示したステップ304の第1
の反射光強度パターンの形状判定の詳細なフローチャー
ト図を示し、第10図(ロ)、Pl、(に)に演算処理
の波形図を示してソフトウェア−動作を説明する。
第10図(口jの波形は第5図(イjに示したW型形状
の波形を微分した波形、第10図P′lの波形は第5図
(口1((示したU型形状の波形を微分した波形、第1
0図(に)の波形は第5図(/1に示したv型形状の波
形を微分した波形である。反射光強度パターンが極大、
櫂小等の極値となる場所では微分したときの微分係数が
Oとなるので、この微分係数が0となる状態、あるいは
微分係数の正・負の符号の変化を検出すれば反射光強度
パターンの種類の判定が容易に行なわれる。
W型パターンの場合は微分係数が00状態が3回で、そ
のときの符号は(−1→H→(−)→出へと変化する。
U型パターンの場合は微分係数がOの状1魚が1回で多
数個連続し、符号は(−)→+−+−+へと変化する。
V型パターンの場合は微分係数が0の状態は1回で、符
号は(−)→汗)へと変化する。
第9図のフローチャート図のステップ302で作成され
た反射光強度パターンのデータを、例えば300個のデ
ータから成る(v)i(i =l)〜299)で表わす
第1O図(イ)のフローチャート図を説明する。
ステップ350はくり返し演算を行なうときのくり返し
演算制御カウンターiのリセットである。
ステップ352はデータ(V)iの差分演算で、V(i
+1 )−V(i )のデータの差分データ(I31i
(i=0〜298)をRAMにストアする。微分停波算
出には正確には差分データ(B)iを偏向電圧の変化の
単位ステップ量で除算する必要があるが、差分データ(
Bliでも本例の場合は同等である。
ステップ354は差分データ(B)iの計算回数の判定
を行ない、一定の回数に達しないときはステップ356
でカウンターiを+1カウントアツプしてステップ35
2の差分演算を1=298までくり返す。
差分データ(B)iの全体をRAMにストアしたらステ
ップ658へ移り、くり返し演算の制御カウンターiを
再び0にリセットすると共に、差分データ(131iが
0となるときの回数を力゛ラン卜するゼロカウンターj
を0にリセットする。
ステップ660は差分データ(B)iの符号が負である
かの判定を行ない、負の符号の場合はステップ362で
カウンターiを一トlカウントアツプさせ、ステップ6
64でカウンターiを判定してiが298回までくり返
しステップ660で符号の判定を行なう。もしiが29
8回になってもB(i)<0の場合は反射光強度パター
ンがW型、U型、V型のいずれのパターンでもない異常
パターンであることになり、ステップ366で異常ノく
ターンであることを表示してステップ668によりステ
ージ移動を行なう。
ステップ660でカウンターiがiLのときにn(i)
≧0の状態が得られるとステップ370でiLの値を記
憶すると共に、ステップ672でゼロカウンターjを1
にしてステップ673でカウンターiを+1カウントア
ツプする。このときの状態が第10図(ロ)の281 
、[/1の282、に)の283のいずれかの状態であ
る。ステップ374では引きつづき差分データ(B)i
の符号が正であるかの判断を行ない、符号が正の場合は
ステップ376でカウンターiの+1のカウントアツプ
を行ない、ステップ378でカウンター回数判定を行な
いステップ374の判定をくり返す。
カウンターiが298を超えても差分データ[Bl i
の符号が正のままであれば反射光強度パターンはU型で
あることになり、ステップ380でV型パターンを表示
してステップ368に移る。
ステップ374でB(i)≦0の状態が得られろとステ
ップ682に移りB(i)=0の判定を行なう。l3(
i)=0と判定されるとステップ384でカウンターi
を+1カウントアツプして、更にステップ386でゼロ
カウンターjも+1カウントアツプする。ステップ38
8でゼロカウンターjの回数判定を行なって例えばjが
10未満の場合はn(i)=Oの判定動作をくり返す。
」=10が連続して得られると、このときは反射光強度
パターンがU型であると判定することができるからステ
ップ690でU型パターンを表示してステップ668に
移る。この状態が第10図ヒ1の284の状態である。
ステップ382でB(i)=00判定を行なうとき、極
値であっても数値データとして完全なOの値とならない
場合もあり、そのようなときは0に非常に近い実数値で
判定を行なう必要がある。
ステップ682でB(i)=Oと判定されないときはB
(i)(0の状態であり、これは差分データ[13)i
の符号が正から負へ変化したことになり、ステップ69
2で符号が変化したときのカウンターの値iMを記憶す
ると共に、ステップ394でゼロカウンターjを+1カ
ウントアツプしてj=2としてステップ395でカウン
ターiを+1カウントアツプする。このときの状態が第
10図の(ロ)の285である。
ステップ696でn(i))0の判定を行ない、l3(
i)(Oの場合はステップ398でカウンターiを+1
カウントアツプさせ、ステップ400でカウント値の判
定を行ないi≦298の場合はくり返してB(i))0
の判定を行なう。カウンターiが298を超えてもB(
i)(Oの場合はW型パターンではなくて異常パターン
であるからステップ402で異常パターンであると表示
してステップ368へ移る。
ステップ396でl3(i))Oと判定されればステッ
プ404へ移る。この場合は差分データ(BJiの符号
が負から正へ変化したことにより、そのときのカウンタ
ーの値ilを記憶すると共に、ステップ406でゼロカ
ウンターjを+1カウントアツプしてj=3とする。こ
のときの状態を第10図(口]の286に示す。
以上述べた各種のステップ処理を行なってW型パターン
の判定が行なわれたが、更に次に述べる判定も必要であ
る。
ステップ408は極値となる位置のカウンター(+M 
iの差を算出するもので、ゼロカウンターj=2とj=
1のときの差の量d、=iM−it、と、」=3とj=
2のときの差の量d、=ilI−i。
を求める。ステップ410はd、とd2の差の絶対値が
ある設定された値d。に対して小さいかを判定するもの
で、ld+−dtl>doの場合は異常となるからステ
ップ412で異常パターンであると表示してステップ3
68に移る。
第5図(イ)に示した如く旧常なW型パターンの場合は
極大部53を中心として極小部51.52への各々の長
さは等しくなくてはならないため、この長さが等しくな
い場合は明らかに異常である。
ステップ410で1dl−d21≦doを満足する場合
はステップ414に移り、カウンター値IM (第10
図(ロ)の285の位置に対応する)を中心として予め
設定されているαのカウンター値だけ離れた場所iM±
αの反射光強度V、、V、。
を求める。ステップ416で強度V1 とV2の差の絶
対値が求め設定された景V。に対してIVIV21≦V
oかの判定を行なう。
lV+  V21>VOの場合は極大部を中心として左
右の形状がアンバランスであることになるため、ステッ
プ412で異常と表示してステップ368へ移る。
lv、−v21≦Voの場合は極大部を中心として左右
の形状がバランスしていることになるため正常な反射光
強度パターンであると判定され、第9図のステップ30
8に示した極値の演算を行なう。
ステラ7”308でのW仰反射光強面パターンの極値を
求めるには、第10図のフローチャート図で説明したカ
ウンター値i、、、i輩、ilに対応する反射光強度の
値を求めれば容易に得ることができる。また第2の反射
光強度パターンについての極値演算も本フローチャート
図で説明した方法を用いればよい。
第11図に本発明による寸法算出を行なう第2の実施例
のフローチャート図を示す。
本実施例では第1図に示す第1の極値強度判定部14に
おいて2異なる寸法で判定強度をそれぞれ設定しておき
、第1の光偏向で例えば極小強度mpが第1の範囲、極
大強度CPが第2の範囲であると判定されたと仮定する
CWの値が大きいとき、第8図(イ)のグラフにおいて
寸法yが小さいとき(,9(0,5)は極小強度mpは
Iの変化に対する分解能が高く、寸法Iが大きくなると
0P)0.5)極大強度CPはIの変化に対する分解能
が高くなるために、第1の光偏向では極値mP1あるい
はCPIの値のいずれかから第1の寸法I、を算出する
CWの値が小さくなると第8図(ロ)のグラフに示した
如く極小強度mP、極大強度CP共に寸法変化に対する
分解能が高くなり、第2の光偏向ではW型パターンの場
合にはmp、、CP2のいずれの値を用いて第2の寸法
、!92を算出してもよい。
第11図のフローチャート図において、ステップ450
は第9図のステップ310で第1の・!全1直強度mP
、が第1の範囲であると判定された1帖果に基づいてm
 P 、の値を極小強度としてRAMに記憶する。ステ
ップ452は第9図に示し1こステップ614.616
.318と同一のものである。
ステップ454は第2の極値強度mP2.cp2の値の
うちのCP2の値を極大強度としてRA Mに記憶する
。ステップ456は寸法算出を11なうもので、測定値
mp、 、CP、と基準データ設定部16に記憶されて
いるデータを比較して測定値rn P 1から寸法、j
7m1、測定値CP2から寸法、−ICtを算出する。
ステップ458で寸法f/m。
とgC2の差の絶対値Δを算出し、ステップ460で寸
法差Δがある値I。(例えば0.02)以下であるかを
判定する。Δ≦10であればステップ462で平均の寸
法1 = (i mI+fl C,)/2を算出し、ス
テップ464でG=D−,9に従って実際の寸法Gを算
出し、ステップ466で寸法Gを表示して測定を終了す
る。
ステップ460でΔ>inと判蛍されればステップ46
8に移る。ステップ468はステップ452と同様なも
のであるが、今度はCWの値を更に小さい値に変化させ
て再度の光偏向(3回目))を行なわせるもので、得ら
れた反射光強度パターンから第3の極値強度を検出して
、ステップ470で第3の極小強度mP、をRAMに記
憶する。ステップ472で測定値mP、に対応する寸法
Im、を算出する。ステップ474では測定して得られ
た3つの寸法値、jilm1、p c、、1m。
から寸法の大(fl max )、中(l mid )
、小0!il min )の順序を求める。ステップ4
76で、7m1dと、9m1nの差の絶対値Δを算出し
、ステップ478でΔ≦g、/2かどうかを判定する。
ここではステップ460での判定基準I0に対して2倍
のきびしさで判定する。Δ≦J0/2の場合はステップ
480で平均の寸法・・、9=(,9m1d+gmin
 ) /2を算出して前述したステップ464で実際の
寸法Gを算出する。
ステップ478でΔ> 1i o / 2と判定されれ
&Lステップ482で、jil maxと、9m1dの
差の絶対値Δを算出し、ステップ484で差の寸法Δが
Δ≦、!?、/2であるかどうかを判定し、Δ≦yo 
/2の場合はステップ486で平均の寸法#=(#ma
x+、9m1d )/ 2を算出して同じくステップ4
64で実際の寸法Gを算出する。
ステップ484でΔ>go /2と判定されれば、3つ
の寸法値の間のバラツキが大きいことになり精度のよい
寸法決定が不可能と判断して第10図で示したステップ
368に移り、移動ステージ8を移動させて他の場所、
あるいは他の被測定物7の測定に移るようにする。
第12図に検出された極値強度mP、CPの値から寸法
gを算出する第11図のステップ456等に示した寸法
算出部の詳細なフローチャート図の一例を示す。本例で
は第1の極小強度m p 1による寸法算出の例である
が、極大強度CPによる場合についても同様である。
ステップ450でRAMに記憶されている第1の(i小
強度mPIの範囲をステップ500で比較する。判定基
準寸法9Sに対応している基準極小強度+n p sと
比較を行なうが、m p 1≧mpsの場合は測定され
る寸法1xIJ″−!Isよりも小さいことになる。m
P、≧mpsの場合にはステップ502で、寸法、!9
xと比較するための参照寸法Erを!!r4−、j7s
−Δgにより設定する。
ここでΔIは基準データ設定部16で設定している寸法
のきざみ幅である。第8図(イ)、(ロ)のグラフでは
Δ、9 = 0.1であるステップ504は前記したI
’tOMに記憶されている基準データで、第8図【イ)
、(ロ)に示した如きの寸法Iと極小強度mPの関係を
示すデータmPoであって、ステップ502で設定され
た参照用の寸法9rに対応する参照極小強度mprを求
める。ステップ506は測定値mP、と参照値mprの
大小の比較を行なうもので、mP、)mPrの場合はス
テップ508に移り、参照用寸法l!rをΔIだけ小さ
い値に変化させて再びステップ504で変化させられた
g「に対応する参照値rnprを求めてステップ506
でmpl とmprの値の比較を行なう。このようにし
て例えば参照用寸法11rがI・の値のときにmP、≦
mprが得られるとステップ510に移り、寸法yaの
ときの極小強度mpaと寸法Ip=9m+Δgのとぎの
極小強度mpβの値をRAMに記憶させてステップ51
2でy−とgβの間を例えば10分割して、その分割さ
れた各々の寸法に対する極小強度を例えばmpaとmP
βの値を直線補間により計算してRAMに記憶する。
ステップ514は測定値mP1 と補間された基準デー
タを比較するときの参照用寸法、9rの初期設定な1l
r4−11−+Δ9′ により行なう。ここでΔI′ 
は前述した7gを10分割したときのきざみ幅である。
ステップ516は測定値mP1と参照値mPrの大小を
比較するもので、mP、(mPrの場合はステップ51
8で参照用寸法firをΔI′ だげ大きい方向に変化
させて、再びステップ516で変化させられた!irに
対応する参照値mprとmP、の値を比較を行なう。m
P、≧mprの場合は参照用の寸法Erが測定しようと
した寸法gxと等しくなった状態であるから、ステップ
520で9rの値をRAMに記憶する。この値が親格化
された寸法、9xでG二り、!9xにより寸法Gを求め
る。
一方ステップ500でmPl(mPsと判定された場合
は、測定しようとする寸法1xが判定寸法、!7Sより
も大きいことになる。このときはステップ522で参照
用寸法をgr+−gs十ΔIに初期設定する。ステップ
524ではステップ504の場合と同様に参照寸法、9
rK対応する参照極小強度mPrを算出する。ステップ
526でmP。
とmPrの値の比較を行なう。m P s (rn P
 rの場合はステップ528で参照用寸法firをΔg
だけ大きい値に設定して再びステップ524で変化させ
たI「に対応する極小強度m p rを算出する。
ステップ526でmP、≧mprが得られるとステップ
530に移り、寸法g−のときの極小強度mpaと寸法
&p=ia−ΔIのときの極小強度mPβの値をRA 
Mに記憶させてステップ512に移り、前述したmP、
≧mpsの場合と同様の動作を旨なって寸法lxを算出
する。
以上述べたソフトウェア演算は測定で得られたデータか
ら直接に極値を演算する例を示したが、反射光強度パタ
ーンの測定データに対して、移動平均法を用いて測定デ
ータの平滑化処理を行なわせたり、あるいは最小二乗法
の4次関数を用いてfi11定データの関数処理を行な
わせて解析的に極値検出を行なわせることも可能である
〔発明の効果〕
以上の説明したことから明らかな如く、安定した光強度
分布を有する2ビーム光を発生させて、そのピーク間距
離を自由に任意の値に設定できるようにすることにより
、寸法に応じた任意の形状の反射光強度パターンを得る
ことができる。
このときW型形状が得られるように設定しておくことに
より被測定物に対するパターン認識が行なわれる。更に
は2ビーム光のピーク間距離が自由に変えられるために
反射光強度パターンの極値を泪11定しようとする寸法
に応じて分解能の高い状態に自由に設定することが可能
となり、寸法測定精度が高くて全自動計測に適した寸法
測定を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明に係わり、第1図は微小寸
法d111定の原理と方法を説明するシステムブロック
図、第2図は音響光学素子による2ビーム光の発生と光
偏向の動作を説明する説明図、第3図(イ)、(ロ)、
Plはレーザ光の強度分布と2ビーム光の強度分布を示
すグラフ、第4図(al〜(hlは被測定物に2ビーム
光を照射して光偏向を行なわせるときの説明図及び電圧
波形図、第5図(イ)〜に)はW。 U、V型形状を示す反射光強度パターンのグラフ、第6
図(イ)、(ロ)、Hは2ビーム光のピーク間距離を変
化させたときの寸法と反射光強度パターンの関係を示す
グラフ、第7図ビ)〜に)は2ビーム光のピーク間距離
を変化させた場合の被測定物の寸法と表面反射率によっ
て定まる反射光強度パターンの極値強度の変化を説明す
るグラフ、第8図(イ)、(口1は2ビーム光のピーク
間距離を変化させた場合の寸法変化による極値強度の変
化を説明するグラフ、第9図は本発明の微小寸法測定の
ソフトウェア演算部の動作を説明するフローチャート図
、第10図(イ)〜に)は反射光強度パターンの形状を
判定するときの動作を説明するフローチャート図及び動
作波形の説明図、第11図は第1と第2の光(Gl向を
行なって寸法を算出するときの方法を説明するフローチ
ャート図、第12図は極値強度から寸法を算出するとき
の動作を説明するフローチャート図である。 1・・・・・・レーザ光源、  2・・・・・・光学系
、  6・・・・・・音響光学素子、  4・・・・・
・音響光学素子ドライバー、 5・・・・・・第1の駆
動信号源、 6・・・・・・第2の駆動信号源、  7
・・・・・・被測定物、 9・・・・・・光電変換部、
  11・・・・・・反射光強度パターン作成部、  
12・・・・・・反射光強度パターン形状判定部、13
・・・・・・第1の極値強度検出部、  14・・・・
・・第1の極値強度判定部、  15・・・・・・第2
の極値強度検出部、  16・・・・・・基準データ設
定部、・17・・・・・・寸法変換部、  30・・・
・・・2ビーム光、40・・・・・・寸法部、 41・
・・・・・基材部、51.52・・・・・・極小部、 
53・・・・・・極大部。 距鼠 距難 第5図 (づ)W型 (ロ)U也 第5図 (ハ)V型− 走侑叶 (ニ)■型 光桶l;1量 1   2 −’i 尤南閏t @6図 (ハ)CW=0.6乃ハ餐ト に田吏 第7図 (ハ)CW−0,84希合司極、1、梗度第8図 (イ)CW= 1.1 哨場べ3゛村シ、−aシイdI
y駄i9図 第 lθ  図 (ロ) (ハ) (ニ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 レーザ光源から放射されるレーザ光を音響光学素子に入
    射せしめ、第1の駆動信号と第2の駆動信号により動作
    させられる音響光学素子ドライバーで前記の音響光学素
    子の光学動作を制御させて、前記の第1の駆動信号を予
    め設定された第1の周波数に設定せしめて前記の音響光
    学素子から互いに異なる方向に進行する2ビーム光を発
    生せしめ、該2ビーム光を構成する個々の光ビームの強
    度最大点の間の距離を前記の第1の周波数に応じた第1
    のピーク間距離に設定せしめて対物レンズにより微小な
    スポット径に集光して寸法が測定される被測定物面上に
    照射せしめると共に、前記の第2の駆動信号の電圧レベ
    ルを変化させて前記の集光された2ビーム光を前記の被
    測定物の面上で定められた量だけ第1の光偏向を行なわ
    せ、該第1の光偏向の各々の光偏向の状態毎に前記の被
    測定物からの反射光強度のうちの直流レベルの反射光強
    度を検出せしめて前記の第1の光偏向の全体についての
    第1の反射光強度パターンを作成し、該第1の反射光強
    度パターンの形状を判定して予め設定された形状の反射
    光強度パターンが得られたときは、前記の第1の反射光
    強度パターンの極小部の第1の極小反射光強度の値mP
    _1と極大部の第1の極大反射光強度の値CP_1を検
    出せしめ、該検出されたmP_1及びCP_1の値と、
    予め設定されている寸法範囲判定の基準となる判定極小
    反射光強度の値mP_s及び判定の基準となる判定極大
    反射光強度の値CP_sとの範囲の比較を行ない、第1
    の範囲の場合は前記の検出されたmP_1あるいはCP
    _1の値を記憶せしめ、第2の範囲の場合は前記の第1
    の駆動信号の第1の周波数を変化させて第2の周波数に
    設定せしめて前記の音響光学素子から発せられる2ビー
    ム光の個々の光ビームの強度最大点の間の距離を第2の
    ピーク間距離に設定せしめて、前記の第1の光偏向を行
    なわせたときと同一の場所で前記の第2の駆動信号の電
    圧レベルを変化させて第2の光偏向を行なわせ、該第2
    の光偏向の各々の光偏向の状態毎に前記の被測定物から
    の反射光強度のうちの直流レベルの反射光強度を検出せ
    しめて第2の反射光強度パターンを作成せしめ、該第2
    の反射光強度パターンの極小部の第2の極小反射光強度
    の値mP_2あるいは極大部の第2の極大反射光強度の
    値CP_2を検出して記憶せしめ、前記の被測定物の寸
    法が測定される寸法部の各種の寸法と表面反射率の値に
    応じて前記の第1の駆動信号の前記の第1の周波数 ■O記の第2の周波数の場合の各々について予め設定さ
    れている基準となる各種の反射光強度パターンの各種の
    極小部の基準極小反射光強度の値mP_0あるいは各種
    の極大部の基準極大反射光強度の値CP_0と、前記の
    第1の光偏向で得られたmP_1あるいはCP_1の値
    、あるいは前記の第2の光偏向で得られたmP_2ある
    いはCP_2の値を比較して前記の被測定物の寸法部の
    寸法を測定することを特徴とする微小寸法測定方法。
JP8554587A 1987-02-03 1987-04-07 微小寸法測定方法 Pending JPS63250502A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256238A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 欠陥検査方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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