JPH0333208Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333208Y2 JPH0333208Y2 JP1984079136U JP7913684U JPH0333208Y2 JP H0333208 Y2 JPH0333208 Y2 JP H0333208Y2 JP 1984079136 U JP1984079136 U JP 1984079136U JP 7913684 U JP7913684 U JP 7913684U JP H0333208 Y2 JPH0333208 Y2 JP H0333208Y2
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- JP
- Japan
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- pin
- plate
- hitch
- locking
- push plate
- Prior art date
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、トラクタ等に作業機を装着脱するた
めのヒツチ装置に係り、詳しくはトラクタ等に作
業機を自動的に装着脱可能にしたオートヒツチ装
置に関する。
めのヒツチ装置に係り、詳しくはトラクタ等に作
業機を自動的に装着脱可能にしたオートヒツチ装
置に関する。
(ロ) 従来技術及びその問題点
従来、トラクタに作業機を装着脱するヒツチ装
置は、ヒツチピンをセツトするのに手動操作を必
要とし、このため、作業機のヒツチにヒツチピン
を侵入しても、作業者はトラクタから降車してヒ
ツチピンをセツトしなければならず、大変面倒で
あつた。
置は、ヒツチピンをセツトするのに手動操作を必
要とし、このため、作業機のヒツチにヒツチピン
を侵入しても、作業者はトラクタから降車してヒ
ツチピンをセツトしなければならず、大変面倒で
あつた。
また、ヒツチピンで作業機のヒツチに配設され
たセツトプレートを押して侵入し、該セツトプレ
ートの回動死点を越えれば自動的に引張りスプリ
ングの作用により、セツトされるものもあるが、
該装置は、セツトプレートの切欠の角度によつて
は外れ易く、信頼性に欠けていた。
たセツトプレートを押して侵入し、該セツトプレ
ートの回動死点を越えれば自動的に引張りスプリ
ングの作用により、セツトされるものもあるが、
該装置は、セツトプレートの切欠の角度によつて
は外れ易く、信頼性に欠けていた。
(ハ) 問題を解決するための手段
本考案は、上述問題点を解消することを目的と
し、ヒツチがヒツチピンを受入れる受けプレー
ト、プツシユプレート及び該プツシユプレートに
連牽して移動し得る係止ピンを有し、更にプツシ
ユプレートにヒツチピンと当接し得るように舌部
を形成して、ヒツチピンが該舌部に当接してプツ
シユプレートを所定位置に回動すると、係止ピン
がヒツチピンと略々直交する係止位置に移動・保
持されるように構成したことを特徴とするもので
ある。
し、ヒツチがヒツチピンを受入れる受けプレー
ト、プツシユプレート及び該プツシユプレートに
連牽して移動し得る係止ピンを有し、更にプツシ
ユプレートにヒツチピンと当接し得るように舌部
を形成して、ヒツチピンが該舌部に当接してプツ
シユプレートを所定位置に回動すると、係止ピン
がヒツチピンと略々直交する係止位置に移動・保
持されるように構成したことを特徴とするもので
ある。
(ニ) 作用
上述構成に基づき、ヒツチを係止ピンの非係止
位置に保持した状態で、リフトアームを操作して
ヒツチピンをヒツチの受けプレートに侵入するこ
とにより、ヒツチピンがプツシユプレートの舌部
に当接して係止ピンを係止位置に移動・保持し、
作業機を装着し、また、作業機を上昇した状態
で、プツシユプレートを操作して、係止ピンを非
係合位置に移動し、リフトアームの下降操作によ
り作業機を降ろすと共に、作業機を装脱する。
位置に保持した状態で、リフトアームを操作して
ヒツチピンをヒツチの受けプレートに侵入するこ
とにより、ヒツチピンがプツシユプレートの舌部
に当接して係止ピンを係止位置に移動・保持し、
作業機を装着し、また、作業機を上昇した状態
で、プツシユプレートを操作して、係止ピンを非
係合位置に移動し、リフトアームの下降操作によ
り作業機を降ろすと共に、作業機を装脱する。
(ホ) 実施例
以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
トラクタ1の後部には、第1図及び第2図に示
すように、左右ロワーリンク2が枢支されている
と共に、該ロワーリンク2はリフトロツド3を介
してリフトアーム4に連結されており、更に機体
後部に固定されたトツプリンクブラケツト5に短
いトツプリンク6が枢支されて、これらロワーリ
ンク2及びトツプリンク6により特殊3点リンク
装置を構成している。更に、ロワーリンク2及び
トツプリンク6先端にはそれぞれピン7,8を介
して取付フレーム9が連結・支持されており、取
付フレーム9は第3図に詳示するように、その上
部先端に連結ピン10が固定されていると共に、
下部両端部にロワーリンク2との連結ピンを外方
に突出してなるヒツチピン7が固定されている。
一方、作業機11はロータリ12を備えた本体1
3を有しており、該本体13はその上部にトツプ
マスト15が固定され、また下部前方に駐車スタ
ンド16が固定されている。そして、トツプマス
ト15の上端部には下方に向けて開口を有するフ
ツク17が形成されており、該フツク17は前記
取付フレーム9の連結ピン10に係合し得る。更
に、本体15の前端上方左右部分即ちフツク17
の下方部分にはヒツチ18が固定されており、該
ヒツチ18は取付フレーム9のヒツチピン7と係
合し得る。
すように、左右ロワーリンク2が枢支されている
と共に、該ロワーリンク2はリフトロツド3を介
してリフトアーム4に連結されており、更に機体
後部に固定されたトツプリンクブラケツト5に短
いトツプリンク6が枢支されて、これらロワーリ
ンク2及びトツプリンク6により特殊3点リンク
装置を構成している。更に、ロワーリンク2及び
トツプリンク6先端にはそれぞれピン7,8を介
して取付フレーム9が連結・支持されており、取
付フレーム9は第3図に詳示するように、その上
部先端に連結ピン10が固定されていると共に、
下部両端部にロワーリンク2との連結ピンを外方
に突出してなるヒツチピン7が固定されている。
一方、作業機11はロータリ12を備えた本体1
3を有しており、該本体13はその上部にトツプ
マスト15が固定され、また下部前方に駐車スタ
ンド16が固定されている。そして、トツプマス
ト15の上端部には下方に向けて開口を有するフ
ツク17が形成されており、該フツク17は前記
取付フレーム9の連結ピン10に係合し得る。更
に、本体15の前端上方左右部分即ちフツク17
の下方部分にはヒツチ18が固定されており、該
ヒツチ18は取付フレーム9のヒツチピン7と係
合し得る。
そして、ヒツチ18は先端が45度に拡げられた
受けプレート19を有しており、該受けプレート
19にはその上下プレート19a,19bに渡つ
て孔20が形成されていると共に、後プレート1
9cにパイプ21が溶着されている。また、パイ
プ21には案内ロツド22が貫通・案内されてお
り、該ロツド22の下端部には平座金23がロー
ルピン25により抜止め・固定され、かつ該平座
金23とパイプ21下面との間にはスプリング2
6が縮設されている。また、案内ロツド22の上
端部には連結プレート27が固定され、かつ該プ
レート27の他ん部には前記受けプレート19の
孔20に挿入し得る係止ピン29が固定されてお
り、従つて案内ロツド22と係止ピン29とは一
体かつ平行に上下動し得る。また、受けプレート
19の上面にはプツシユプレート30が載置され
ており、該プレート30には案内ロツド22及び
係止ピン29を挿入する孔30a,30bが形成
され、従つてプレート30は案内ロツド22を中
心に係止ピン29と共に回動し得る。更に、プツ
シユプレート30には受けプレート19の側方に
延びるように下方に突出して舌部30cが折曲・
形成されていると共に、上方に延出して操作レバ
ー31が固着されている。
受けプレート19を有しており、該受けプレート
19にはその上下プレート19a,19bに渡つ
て孔20が形成されていると共に、後プレート1
9cにパイプ21が溶着されている。また、パイ
プ21には案内ロツド22が貫通・案内されてお
り、該ロツド22の下端部には平座金23がロー
ルピン25により抜止め・固定され、かつ該平座
金23とパイプ21下面との間にはスプリング2
6が縮設されている。また、案内ロツド22の上
端部には連結プレート27が固定され、かつ該プ
レート27の他ん部には前記受けプレート19の
孔20に挿入し得る係止ピン29が固定されてお
り、従つて案内ロツド22と係止ピン29とは一
体かつ平行に上下動し得る。また、受けプレート
19の上面にはプツシユプレート30が載置され
ており、該プレート30には案内ロツド22及び
係止ピン29を挿入する孔30a,30bが形成
され、従つてプレート30は案内ロツド22を中
心に係止ピン29と共に回動し得る。更に、プツ
シユプレート30には受けプレート19の側方に
延びるように下方に突出して舌部30cが折曲・
形成されていると共に、上方に延出して操作レバ
ー31が固着されている。
本実施例は以上のような構成からなるので、ト
ラクタ1に作業機11を装着するには、まず作業
機11を駐車スタンド16により立てた状態に保
持すると共に、第5図a及びbに示すように、操
作レバー31を上方に持上げそして所定量ひね
る。すると、プツシユプレート3は連結プレート
27に当接して該プレート27を一体に上方に移
動し、従つて案内ロツド22がスプリング26を
圧縮しながら上方に移動すると共に、係止ピン2
9が孔20から抜け、更にこの状態で、プツシユ
プレート30は案内ロツド22を中心に時計方向
に回動され、係止ピン29が孔20と整合しない
位置に移動されて、ピン29はその下端が受けプ
レート19上面に当接した上方・回動位置に残置
され、また操作レバー31から手を離すと、プツ
シユプレート30のみが重力により下方に移動し
て、受けプレート19上面に当接する。そして、
この状態で、第1図に示すように、リフトアーム
4を下方に回動して取付フレーム9を下位置にし
た状態で、トラクタ1を作業機11方向に後進
し、リフトアーム4を持上げて連結ピン10をフ
ツク17に引掛ける。更に、第2図に示すよう
に、リフトアーム4を持上げて連結ピン10を上
昇すると、作業機11は駐車スタンド16が地面
から離れてヒツチ18が取付フレーム9のヒツチ
ピン7に近づくように移動される。そして、第5
図bに示すように、ヒツチピン7が受けプレート
19に受入れられ、更にプツシユプレート30の
舌部30cに当接すると、該ヒツチピン7により
プツシユプレート30が案内ロツド22を中心に
反時計方向に回動される。そして、係止ロツド2
9が受けプレート19の孔20に一致すると、ス
プリング26の付勢力に基づき、係止ピン29は
案内ロツド22と一体に下方に移動して、受けプ
レート19の上下プレート19a,19bに渡つ
て孔20,20に嵌挿し、第5図cに示すよう
に、係止ピン29はヒツチピン7を直交するよう
に係止して、作業機11を完全に装着する。
ラクタ1に作業機11を装着するには、まず作業
機11を駐車スタンド16により立てた状態に保
持すると共に、第5図a及びbに示すように、操
作レバー31を上方に持上げそして所定量ひね
る。すると、プツシユプレート3は連結プレート
27に当接して該プレート27を一体に上方に移
動し、従つて案内ロツド22がスプリング26を
圧縮しながら上方に移動すると共に、係止ピン2
9が孔20から抜け、更にこの状態で、プツシユ
プレート30は案内ロツド22を中心に時計方向
に回動され、係止ピン29が孔20と整合しない
位置に移動されて、ピン29はその下端が受けプ
レート19上面に当接した上方・回動位置に残置
され、また操作レバー31から手を離すと、プツ
シユプレート30のみが重力により下方に移動し
て、受けプレート19上面に当接する。そして、
この状態で、第1図に示すように、リフトアーム
4を下方に回動して取付フレーム9を下位置にし
た状態で、トラクタ1を作業機11方向に後進
し、リフトアーム4を持上げて連結ピン10をフ
ツク17に引掛ける。更に、第2図に示すよう
に、リフトアーム4を持上げて連結ピン10を上
昇すると、作業機11は駐車スタンド16が地面
から離れてヒツチ18が取付フレーム9のヒツチ
ピン7に近づくように移動される。そして、第5
図bに示すように、ヒツチピン7が受けプレート
19に受入れられ、更にプツシユプレート30の
舌部30cに当接すると、該ヒツチピン7により
プツシユプレート30が案内ロツド22を中心に
反時計方向に回動される。そして、係止ロツド2
9が受けプレート19の孔20に一致すると、ス
プリング26の付勢力に基づき、係止ピン29は
案内ロツド22と一体に下方に移動して、受けプ
レート19の上下プレート19a,19bに渡つ
て孔20,20に嵌挿し、第5図cに示すよう
に、係止ピン29はヒツチピン7を直交するよう
に係止して、作業機11を完全に装着する。
次に、作業機11をトラクタ1から装脱するに
は、リフトアーム4を持上げて作業機11を上昇
した状態、即ち作業機11を運転席に近づけた状
態で、運転者は運転席から手を延ばして操作レバ
ー31を持上げそして所定量ひねる。すると、第
4図a及びbに示すように、プツシユプレート3
0の上方移動に伴い、連結プレート27が連牽さ
れて案内ロツド22及び係止ピン29が上方に移
動して、係止ピン29が孔20から抜け出し、更
にプツシユプレート30の時計方向の回動により
係止ピン29が孔20からずらされて、該上下移
動位置に残置されると共に、プツシユプレート3
0は重力により下降して、その舌部30cがヒツ
チピン7上に乗つかつた状態になる。この状態で
は、ヒツチピン7は係止ピン29が外されて受け
プレート19から抜け出せる状態にあるが、作業
機11は上昇状態にあり、従つてフツク17が連
結ピン10に引掛かつて、作業機11はフツク1
7を中心に時計方向のモーメントが与えられてお
り、ヒツチ18はヒツチピン7との係合状態が維
持される。そして、リフトアーム4を下げて作業
機11を下降し、作業機11を接地した状態で更
にリフトアーム4を下降すると、まずヒツチピン
7が受けプレート19から外れて、更に駐車スタ
ンド16が接地して作業機11が立ち状態にな
り、その後連結ピン10がフツク17から外れ、
この状態でトラクタ1を前進して、作業機11は
完全に装脱される。なおこの状態では、第4図c
に示すように、プツシユプレート30は舌部30
cとヒツチピン7との当接が外されて受けプレー
ト19上面に載置された状態にあり、この状態は
第5図bに示す状態と同じ状態になる。従つて、
作業機11を再度装着する際は、操作レバー31
を操作することなく、トラクタ1に乗車したまま
でヒツチピン7を舌部30cに押し当てれば、自
動的に係止ピン29は孔20に嵌挿してセツトさ
れる。
は、リフトアーム4を持上げて作業機11を上昇
した状態、即ち作業機11を運転席に近づけた状
態で、運転者は運転席から手を延ばして操作レバ
ー31を持上げそして所定量ひねる。すると、第
4図a及びbに示すように、プツシユプレート3
0の上方移動に伴い、連結プレート27が連牽さ
れて案内ロツド22及び係止ピン29が上方に移
動して、係止ピン29が孔20から抜け出し、更
にプツシユプレート30の時計方向の回動により
係止ピン29が孔20からずらされて、該上下移
動位置に残置されると共に、プツシユプレート3
0は重力により下降して、その舌部30cがヒツ
チピン7上に乗つかつた状態になる。この状態で
は、ヒツチピン7は係止ピン29が外されて受け
プレート19から抜け出せる状態にあるが、作業
機11は上昇状態にあり、従つてフツク17が連
結ピン10に引掛かつて、作業機11はフツク1
7を中心に時計方向のモーメントが与えられてお
り、ヒツチ18はヒツチピン7との係合状態が維
持される。そして、リフトアーム4を下げて作業
機11を下降し、作業機11を接地した状態で更
にリフトアーム4を下降すると、まずヒツチピン
7が受けプレート19から外れて、更に駐車スタ
ンド16が接地して作業機11が立ち状態にな
り、その後連結ピン10がフツク17から外れ、
この状態でトラクタ1を前進して、作業機11は
完全に装脱される。なおこの状態では、第4図c
に示すように、プツシユプレート30は舌部30
cとヒツチピン7との当接が外されて受けプレー
ト19上面に載置された状態にあり、この状態は
第5図bに示す状態と同じ状態になる。従つて、
作業機11を再度装着する際は、操作レバー31
を操作することなく、トラクタ1に乗車したまま
でヒツチピン7を舌部30cに押し当てれば、自
動的に係止ピン29は孔20に嵌挿してセツトさ
れる。
ついで、第6図に基づき、一部変更した実施例
について説明する。
について説明する。
本実施例では、作業機11を従来の作業機を
略々そのまま用い、単にトツプマスト15に下向
きに開口したフツク17が固着されると共に、本
体13の先端両側部分にヒツチピン7が植設され
る。そして、取付フレーム9′には上部先端に連
結ピン10が固定されていると共に、下部両側部
にヒツチ18が固定されている。
略々そのまま用い、単にトツプマスト15に下向
きに開口したフツク17が固着されると共に、本
体13の先端両側部分にヒツチピン7が植設され
る。そして、取付フレーム9′には上部先端に連
結ピン10が固定されていると共に、下部両側部
にヒツチ18が固定されている。
即ち、本実施例は、ヒツチ18を取付フレーム
9′に設置し、かつヒツチピン7を作業機11に
設置して、先の実施例のヒツチピンとヒツチとの
関係を逆にしたものであり、先の実施例と同様に
作業機11の装着脱を行うことができ、更に複雑
な構成のヒツチ18を取付フレーム9′に設けた
ので、作業機11側の改造は僅かで足り、既製の
作業機を略々そのままオートヒツチにて装着脱す
ることができる。
9′に設置し、かつヒツチピン7を作業機11に
設置して、先の実施例のヒツチピンとヒツチとの
関係を逆にしたものであり、先の実施例と同様に
作業機11の装着脱を行うことができ、更に複雑
な構成のヒツチ18を取付フレーム9′に設けた
ので、作業機11側の改造は僅かで足り、既製の
作業機を略々そのままオートヒツチにて装着脱す
ることができる。
(ヘ) 考案の効果
以上説明したように、本考案によれば、ヒツチ
ピン7がプツシユプレート30の舌部30cに当
接してプツシユプレート30を所定位置に回動す
ると、係止ピン29がヒツチピン7と略々直交す
る係止位置に移動・保持されるように構成したの
で、単にリフトアーム4を操作して受けプレート
19にヒツチピン7を侵入すれば、自動的に作業
機11が装着され、また作業機を上昇した状態
で、作業者は運転席に乗車したままで、プツシユ
プレート30から上方に延出して設けられた操作
レバー31を操作して係止ピン29を非係止位置
に移動・保持すれば、作業機11は装脱され、極
めて用意に作業機の装着脱ができるものでありな
がら、係止ピン29はヒツチピン7と略々直交す
る位置にて係止するので、ヒツチピン7の係止作
用は確実であり、かつ係止ピン29は、舌部30
cがヒツチピン7に当接してプツシユプレート3
0を水平面にて回動することにより係止位置に切
換えられるので、ヒツチピン7は大きなガタを有
することなく係止することができ、信頼性の高い
オートヒツチ装置を得ることできる。更に、作業
機11を装脱する際に、係止ピン29を非係止位
置に移動・保持した状態が、作業機装着の際のヒ
ツチ18にヒツチピン7を侵入受入れる位置にな
るので、装着に際して操作レバー31による操作
を必要とせず、作業者は運転席に乗車したままで
装着及び装脱作業を行うことができ、かつ先端が
上下方向に拡がつている受けプレート19にヒツ
チピン7を受入れるので、作業機11を装着する
際、ヒツチ18とヒツチピン7の高さが少々異な
つていても、ヒツチピン7は受けプレート19に
案内されて確実に受入れることができ、作業機の
装着脱作業を容易にかつ効率よく行うことができ
る。また、作業機11の本体13上部に、下方が
開口するフツク17を配設し、かつフツク17の
下方にヒツチ18を配設すると、作業機11の装
着に際しては、リフトアーム4の上昇に伴い自動
的にヒツチピン7とヒツチ18が近づいて侵入・
係合するので、作業者は単にフツク17に連結ピ
ン10を合わせれば足り、また作業機11の装脱
に際しては、係止ピン29の非係止位置にても、
作業機上昇位置にてはヒツチピン7とヒツチ18
が外れることはなく、運転席に近づく作業機上昇
位置にて容易かつ安全にプツシユプレート30の
操作を行うことができ、作業機の装着脱作業を更
に容易かつ確実に行うことができる。
ピン7がプツシユプレート30の舌部30cに当
接してプツシユプレート30を所定位置に回動す
ると、係止ピン29がヒツチピン7と略々直交す
る係止位置に移動・保持されるように構成したの
で、単にリフトアーム4を操作して受けプレート
19にヒツチピン7を侵入すれば、自動的に作業
機11が装着され、また作業機を上昇した状態
で、作業者は運転席に乗車したままで、プツシユ
プレート30から上方に延出して設けられた操作
レバー31を操作して係止ピン29を非係止位置
に移動・保持すれば、作業機11は装脱され、極
めて用意に作業機の装着脱ができるものでありな
がら、係止ピン29はヒツチピン7と略々直交す
る位置にて係止するので、ヒツチピン7の係止作
用は確実であり、かつ係止ピン29は、舌部30
cがヒツチピン7に当接してプツシユプレート3
0を水平面にて回動することにより係止位置に切
換えられるので、ヒツチピン7は大きなガタを有
することなく係止することができ、信頼性の高い
オートヒツチ装置を得ることできる。更に、作業
機11を装脱する際に、係止ピン29を非係止位
置に移動・保持した状態が、作業機装着の際のヒ
ツチ18にヒツチピン7を侵入受入れる位置にな
るので、装着に際して操作レバー31による操作
を必要とせず、作業者は運転席に乗車したままで
装着及び装脱作業を行うことができ、かつ先端が
上下方向に拡がつている受けプレート19にヒツ
チピン7を受入れるので、作業機11を装着する
際、ヒツチ18とヒツチピン7の高さが少々異な
つていても、ヒツチピン7は受けプレート19に
案内されて確実に受入れることができ、作業機の
装着脱作業を容易にかつ効率よく行うことができ
る。また、作業機11の本体13上部に、下方が
開口するフツク17を配設し、かつフツク17の
下方にヒツチ18を配設すると、作業機11の装
着に際しては、リフトアーム4の上昇に伴い自動
的にヒツチピン7とヒツチ18が近づいて侵入・
係合するので、作業者は単にフツク17に連結ピ
ン10を合わせれば足り、また作業機11の装脱
に際しては、係止ピン29の非係止位置にても、
作業機上昇位置にてはヒツチピン7とヒツチ18
が外れることはなく、運転席に近づく作業機上昇
位置にて容易かつ安全にプツシユプレート30の
操作を行うことができ、作業機の装着脱作業を更
に容易かつ確実に行うことができる。
第1図及び第2図は本考案に係るオートヒツチ
装置による作業機の装着状態におけるそれぞれ異
なる状態を示す側面図、第3図はその取付フレー
ムを示す斜視図、第4図a,b,cはオートヒツ
チ装置の装脱作用を示すそれぞれ異なる状態にお
ける斜視図、第5図a,b,cはオートヒツチ装
置の装着作用を示すそれぞれ異なる状態における
斜視図、第6図は他の実施例を示す側面図であ
る。 1……トラクタ、4……リフトアーム、7……
ヒツチピン、9,9′……取付フレーム、10…
…連結ピン、11……作業機、13……本体、1
7……フツク、18……ヒツチ、19……受けプ
レート、19a……上プレート、19b……下プ
レート、20……孔、22……案内ロツド、29
……係止ピン、30……プツシユプレート、30
c……舌部、31……操作レバー。
装置による作業機の装着状態におけるそれぞれ異
なる状態を示す側面図、第3図はその取付フレー
ムを示す斜視図、第4図a,b,cはオートヒツ
チ装置の装脱作用を示すそれぞれ異なる状態にお
ける斜視図、第5図a,b,cはオートヒツチ装
置の装着作用を示すそれぞれ異なる状態における
斜視図、第6図は他の実施例を示す側面図であ
る。 1……トラクタ、4……リフトアーム、7……
ヒツチピン、9,9′……取付フレーム、10…
…連結ピン、11……作業機、13……本体、1
7……フツク、18……ヒツチ、19……受けプ
レート、19a……上プレート、19b……下プ
レート、20……孔、22……案内ロツド、29
……係止ピン、30……プツシユプレート、30
c……舌部、31……操作レバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 トラクタ等の走行機体1に作業機11を装着脱
するヒツチ装置において、 前記走行機体側及び作業機側のいずれか一方に
取付けられ、水平方向に突出しているヒツチピン
7と、 前記走行機体側及び作業機側のいずれか他方に
取付けられ、前記ピンを受け入れるべく先端部が
上方向に拡がる上プレート19a及び下方向に拡
がる下プレート19bを有する受けプレート19
と、 該上プレート上にて案内ロツド22により回動
及び上下動自在に支持されるプツシユプレート3
0と、 前記上プレート19a及び下プレート19bに
渡つて形成される孔20と、 前記プツシユプレート30に上下動自在に支持
されると共に該プツシユプレートの上方向移動に
連牽して移動し、該プツシユプレートの回動及び
上下動に基づき、前記孔20に挿通する係止位置
と前記上プレート19a上に残置される非係止位
置とに切換えられる係止ピン29と、 前記プツシユプレート30から上方向に延出し
て設けられ、前記係止ピン29が孔20に挿通し
て前記ヒツチピン7を略々直交するように係止す
る係止位置から前記上プレート上に残置される非
係止位置になるように操作する操作レバー31
と、 前記プツシユプレート30と一体に構成され、
前記ヒツチピン7に当接して、該プツシユプレー
トを、前記係止ピン29の非係止位置から係止位
置に切換えるように回動する舌部30cと、 を備えてなることを特徴とするオートヒツチ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913684U JPS60191107U (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | オ−トヒツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7913684U JPS60191107U (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | オ−トヒツチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60191107U JPS60191107U (ja) | 1985-12-18 |
JPH0333208Y2 true JPH0333208Y2 (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=30623764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7913684U Granted JPS60191107U (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | オ−トヒツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60191107U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5955065B2 (ja) * | 2012-04-17 | 2016-07-20 | 松山株式会社 | 農作業機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612911B2 (ja) * | 1973-05-16 | 1981-03-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242646Y2 (ja) * | 1979-07-11 | 1987-11-02 |
-
1984
- 1984-05-29 JP JP7913684U patent/JPS60191107U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612911B2 (ja) * | 1973-05-16 | 1981-03-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60191107U (ja) | 1985-12-18 |
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