JPH03330A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents
油圧式動力伝達継手Info
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- JPH03330A JPH03330A JP13366289A JP13366289A JPH03330A JP H03330 A JPH03330 A JP H03330A JP 13366289 A JP13366289 A JP 13366289A JP 13366289 A JP13366289 A JP 13366289A JP H03330 A JPH03330 A JP H03330A
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達
継手に関する。
継手に関する。
[従来の技術]
本出願人は、油圧式動力伝達継手として、例えば次のよ
うなものを提案している(特願昭63−204043号
)、参照)。
うなものを提案している(特願昭63−204043号
)、参照)。
この油圧式動力伝達継手は、吐出路の開口部に回転自在
に収納されオリフィスと突出部とフライホイールと開放
孔を有し車両の急加速時には継手の角加速度を検知して
吐出路を閉止し急減速時には吐出路を開放するロータリ
バルブと、該ロータリバルブの前記突出部に係合するリ
ターンスプリングと、該リターンスプリングをその突起
部を介して位置決めを行なう蓋部材と、を備えたもので
ある。
に収納されオリフィスと突出部とフライホイールと開放
孔を有し車両の急加速時には継手の角加速度を検知して
吐出路を閉止し急減速時には吐出路を開放するロータリ
バルブと、該ロータリバルブの前記突出部に係合するリ
ターンスプリングと、該リターンスプリングをその突起
部を介して位置決めを行なう蓋部材と、を備えたもので
ある。
油圧式動力伝達継手は、車両の急減速時にはロータリバ
ルブのフライホイールによりロータリバルブが回転して
吐出路が開放孔と連通し、プランジャー室が開放され、
フリー状態となり、トルクが出なくなる。
ルブのフライホイールによりロータリバルブが回転して
吐出路が開放孔と連通し、プランジャー室が開放され、
フリー状態となり、トルクが出なくなる。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、この油圧式動力伝達継手にあっては、高
圧の吐出油圧がロータリバルブに直接作用する構造とな
っており、吐出路、オリフィス、開放孔の加工位置のバ
ラツキにより、ロータリバルブの回転途中でプランジャ
ー毎に発生する油圧がバラツクため、ロータリバルブに
大きなアンバランス力が作用し、回転がスムーズにでき
なくなり、充分なフリー状態を作り出すことができない
という問題点があった。
圧の吐出油圧がロータリバルブに直接作用する構造とな
っており、吐出路、オリフィス、開放孔の加工位置のバ
ラツキにより、ロータリバルブの回転途中でプランジャ
ー毎に発生する油圧がバラツクため、ロータリバルブに
大きなアンバランス力が作用し、回転がスムーズにでき
なくなり、充分なフリー状態を作り出すことができない
という問題点があった。
また、アンチロックブレーキシステム(以下、ABS)
が作動すると、継手は加減速を繰り返しながら停止に至
るが、この時継手はフリー状態となったり、回復したり
するという不安定な動作を繰り返し、この動作とABS
の動作が互いに干渉し、ABSの誤動作を招くという問
題点もあった(第7図、参照)。
が作動すると、継手は加減速を繰り返しながら停止に至
るが、この時継手はフリー状態となったり、回復したり
するという不安定な動作を繰り返し、この動作とABS
の動作が互いに干渉し、ABSの誤動作を招くという問
題点もあった(第7図、参照)。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、加工バラツキの影響を受けないで充分なフ
リー状態をつくり出すことができ、かつABSの誤動作
を防止するようにした油圧式動力伝達継手を提供するこ
とを目的としている。
のであって、加工バラツキの影響を受けないで充分なフ
リー状態をつくり出すことができ、かつABSの誤動作
を防止するようにした油圧式動力伝達継手を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するために、本発明は、相対回転可能な
第1の回転部材と第2の回転部材との間の回転速度差に
より駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの流
体を一つの高圧室に集合させる集合手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、前記流動抵
抗により前記第1.第2の回転部材間の伝達トルクが制
御される油圧式動力伝達継手において、 前記高圧室に連通ずるリリーフ孔と、該リリーフ孔を開
閉可能な、フライホイールと一体に形成されたニードル
バルブと、該ニードルバルブを所定荷重で前記リリーフ
孔に押圧するリリーフ圧設定用スプリングと、を備える
とともに、減速時のみフライホイールの回転によって、
前記リリーフ弁が開放するようにしたものである。
第1の回転部材と第2の回転部材との間の回転速度差に
より駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの流
体を一つの高圧室に集合させる集合手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、前記流動抵
抗により前記第1.第2の回転部材間の伝達トルクが制
御される油圧式動力伝達継手において、 前記高圧室に連通ずるリリーフ孔と、該リリーフ孔を開
閉可能な、フライホイールと一体に形成されたニードル
バルブと、該ニードルバルブを所定荷重で前記リリーフ
孔に押圧するリリーフ圧設定用スプリングと、を備える
とともに、減速時のみフライホイールの回転によって、
前記リリーフ弁が開放するようにしたものである。
[作用]
本発明においては、所定の角加速度以上の急減速時には
、フライホイールが回転して、ニードルバルブによりリ
リーフ孔を開放する。これにより継手をフリー状態とす
る。この場合、1個のリリーフバルブでリリーフする構
造としたため、従来のような加工のバラツキの影響を受
けないので、充分なフリー状態とすることができる。
、フライホイールが回転して、ニードルバルブによりリ
リーフ孔を開放する。これにより継手をフリー状態とす
る。この場合、1個のリリーフバルブでリリーフする構
造としたため、従来のような加工のバラツキの影響を受
けないので、充分なフリー状態とすることができる。
また、油逃し通路の断面積を所定の大きさに設定するこ
とにより、リリーフからの回復を遅延させるようにした
ため、ABSが作動しても継手をフリー状態に維持する
ことができ、ABSの誤動作を防止することができる。
とにより、リリーフからの回復を遅延させるようにした
ため、ABSが作動しても継手をフリー状態に維持する
ことができ、ABSの誤動作を防止することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図および第2図において
、1は内側面にカム面IAを形成したカムハウジング(
第1の回転部材)であり、カムハウジング1は入力軸ま
たは出力軸に連結され、入力軸または出力軸と一体で回
転する。
、1は内側面にカム面IAを形成したカムハウジング(
第1の回転部材)であり、カムハウジング1は入力軸ま
たは出力軸に連結され、入力軸または出力軸と一体で回
転する。
2はカムハウジング1内に回転自在に収納されたロータ
(第2の回転部材)であり、ロータ2は出力軸または入
力軸に連結され、出力軸または入力軸と一体で回転する
。なお、3はカムハウジング1とロータ・2との間に介
装されたオイルシールである。
(第2の回転部材)であり、ロータ2は出力軸または入
力軸に連結され、出力軸または入力軸と一体で回転する
。なお、3はカムハウジング1とロータ・2との間に介
装されたオイルシールである。
ロータ2には、軸方向に複数個のプランジャー室4が形
成され、プランジャー室4内には複数個のプランジャー
5がリターンスプリング8Bを介して摺動自在に収納さ
れている。
成され、プランジャー室4内には複数個のプランジャー
5がリターンスプリング8Bを介して摺動自在に収納さ
れている。
なお、プランジャー室4、プランジャー5およびリター
ンスプリング8Bが全体として油圧ポンプを構成してい
る。
ンスプリング8Bが全体として油圧ポンプを構成してい
る。
6はプランジャー室4に連通する吸入路であり、吸入路
6には吸入弁7が介装されている。すなわち、吸入弁7
はプランジャー室4と同軸上でかつ底部に設けられてい
る。8Aは吸入弁7を保持するリターンスプリングであ
り、このリターンスプリング8Aを保持するプラグ9は
前記プランジャー5のリターンスプリング8Bにより保
持されている。
6には吸入弁7が介装されている。すなわち、吸入弁7
はプランジャー室4と同軸上でかつ底部に設けられてい
る。8Aは吸入弁7を保持するリターンスプリングであ
り、このリターンスプリング8Aを保持するプラグ9は
前記プランジャー5のリターンスプリング8Bにより保
持されている。
10はプランジャー室4の側壁に開口し、ロータ2の中
心に向かって形成された吐出路であり、吐出路10には
集合手段としての吐出弁11がリターンスプリング12
を介して介装されている。
心に向かって形成された吐出路であり、吐出路10には
集合手段としての吐出弁11がリターンスプリング12
を介して介装されている。
また、ロータ2の中心部には主通路13が形成されてお
り、主通路13とプランジャー室4とは吐出路10を介
して連通している。
り、主通路13とプランジャー室4とは吐出路10を介
して連通している。
主通路13内にはスプリング14を介して二ドルバルブ
15が移動可能に収納され、またニドルバルブ15によ
り主通路13の一方側には高圧室16と他方側には低圧
室17がそれぞれ画成されている。
15が移動可能に収納され、またニドルバルブ15によ
り主通路13の一方側には高圧室16と他方側には低圧
室17がそれぞれ画成されている。
ニードルバルブ15は、吐出圧が所定値に達したとき、
図中右方向に移動し、流動抵抗を発生するオリフィス1
8を閉止するようになっている。
図中右方向に移動し、流動抵抗を発生するオリフィス1
8を閉止するようになっている。
また、ロータ2の外径部のプランジャー5の中間位置に
は流体循環溝19が形成され(第2図、参照)、この流
体循環溝19を介して低圧室17と吸入路6が連通し、
吸入路6は吸入弁7を介してプランジャー室4に連通し
ている。したがって、流体はロータ2の外径側を循環す
るようになっている。
は流体循環溝19が形成され(第2図、参照)、この流
体循環溝19を介して低圧室17と吸入路6が連通し、
吸入路6は吸入弁7を介してプランジャー室4に連通し
ている。したがって、流体はロータ2の外径側を循環す
るようになっている。
20はピストン、21は保持部材であり、ピストン20
と保持部材21の間にはリターンスプリング22が介装
されている。23はカムハウジング1に設けられた流体
を注油するための閉止弁、25はオイルシール、26は
ストップリング、27はスラストワッシャ、28は入出
力軸の取付孔である。
と保持部材21の間にはリターンスプリング22が介装
されている。23はカムハウジング1に設けられた流体
を注油するための閉止弁、25はオイルシール、26は
ストップリング、27はスラストワッシャ、28は入出
力軸の取付孔である。
ここで、30は高圧室16に連通ずるリリーフ孔であり
、リリーフ孔30はフライホイール31を一体ニ形成し
たニードルバルブ32により開閉される。フライホイー
ル31とニードルバルブ32が全体としてリリーフバル
ブ33を構成しており、リリーフバルブ33は所定の荷
重でリリーフ圧設定用のスプリング34により押圧され
ている。
、リリーフ孔30はフライホイール31を一体ニ形成し
たニードルバルブ32により開閉される。フライホイー
ル31とニードルバルブ32が全体としてリリーフバル
ブ33を構成しており、リリーフバルブ33は所定の荷
重でリリーフ圧設定用のスプリング34により押圧され
ている。
ロータ2の軸受部35とフライホイール31の軸部36
との間には、第3図に示すように、ボール37が収納さ
れている。ボール37は継手の減速時(矢印E1参照)
のみフライホイール31が回転可能となり、加速時には
回転できない回り止め機構およびフライホイール31の
回転を軸方向の変位に変換する変位変換機構として作用
する。
との間には、第3図に示すように、ボール37が収納さ
れている。ボール37は継手の減速時(矢印E1参照)
のみフライホイール31が回転可能となり、加速時には
回転できない回り止め機構およびフライホイール31の
回転を軸方向の変位に変換する変位変換機構として作用
する。
第4図の38はニードルバルブ32に形成された油逃し
通路を、第5図の39はフライホイール31の軸部36
に形成された油逃し通路を、それぞれ示し、これらの油
逃し通路38.39は、所定の大きさの断面積となるよ
うに設定され、リリーフ状態からの回復を遅延させる機
能を有している。なお、フライホイール31を収納し、
ロータ2に形成した収納部40は前記吸入路6に連通し
ている。
通路を、第5図の39はフライホイール31の軸部36
に形成された油逃し通路を、それぞれ示し、これらの油
逃し通路38.39は、所定の大きさの断面積となるよ
うに設定され、リリーフ状態からの回復を遅延させる機
能を有している。なお、フライホイール31を収納し、
ロータ2に形成した収納部40は前記吸入路6に連通し
ている。
次に、作用を説明する。
カムハウジング1とロータ2の間に回転差が生じないと
きは、プランジャー5は作動せず、トルクは伝達されな
い。なお、プランジャー室4は吸入弁7、吸入路6、流
体循環溝19を介して低圧室17と結ばれており、ピス
トン20によりわずかな予圧が加えられているが、反対
方向にも予圧が作用するので、プランジャー5の外側と
内側では同じ圧力であるため、ピストン20による予圧
では戻る力は発生しない。。したがって、プランジャー
5はリターンスプリング8Bによりカム面IAに押しつ
けられている。
きは、プランジャー5は作動せず、トルクは伝達されな
い。なお、プランジャー室4は吸入弁7、吸入路6、流
体循環溝19を介して低圧室17と結ばれており、ピス
トン20によりわずかな予圧が加えられているが、反対
方向にも予圧が作用するので、プランジャー5の外側と
内側では同じ圧力であるため、ピストン20による予圧
では戻る力は発生しない。。したがって、プランジャー
5はリターンスプリング8Bによりカム面IAに押しつ
けられている。
次に、カムハウジング1とロータ2との間に回転差が生
じると吐出行程にあるプランジャー5はカムバウシング
1のカム面IAにより軸方向に押し込まれる。
じると吐出行程にあるプランジャー5はカムバウシング
1のカム面IAにより軸方向に押し込まれる。
このため、プランジャー5は、プランジャー室4の流体
を吐出弁11を介して吐出路10から高圧室16へ押し
出すとともに、吸入弁7は吸入路6を閉じる。高圧室1
6に押し出された流体はオリフィス18を通って低圧室
17へ供給される。
を吐出弁11を介して吐出路10から高圧室16へ押し
出すとともに、吸入弁7は吸入路6を閉じる。高圧室1
6に押し出された流体はオリフィス18を通って低圧室
17へ供給される。
この時オリフィス18の抵抗によりプランジャー室4の
油圧が上昇し、プランジャー5の反力が発生する。この
プランジャー反力に逆ってカムハウジング1を回転させ
ることによりトルクが発生し、カムハウジング1とロー
タ2の間でトルクが伝達される。
油圧が上昇し、プランジャー5の反力が発生する。この
プランジャー反力に逆ってカムハウジング1を回転させ
ることによりトルクが発生し、カムハウジング1とロー
タ2の間でトルクが伝達される。
さらに、カムハウジング1が回転すると、プランジャー
5は吸入行程となり、低圧室17の流体は流体循環溝1
9、吸入路6および吸入弁7を介してプランジャー室4
に吸入され、カムハウジング1のカム面IAに沿って戻
る。
5は吸入行程となり、低圧室17の流体は流体循環溝1
9、吸入路6および吸入弁7を介してプランジャー室4
に吸入され、カムハウジング1のカム面IAに沿って戻
る。
すなわち、流体はロータ2の外径側を循環してプランジ
ャー室4に戻る。
ャー室4に戻る。
このようにして発生する伝達トルクは、プランジャー5
に加わる液圧に比例し、該液圧はオリフィス18を通過
する流体の流速の二乗に比例し、該流体の流速はカムハ
ウジング1とロータ2の回転速度差に比例するため、第
6図のAに示すようなトルク伝達特性を得ることができ
る。すなわち、回転速度差の二乗に比例した大きなトル
クを得ることができる。
に加わる液圧に比例し、該液圧はオリフィス18を通過
する流体の流速の二乗に比例し、該流体の流速はカムハ
ウジング1とロータ2の回転速度差に比例するため、第
6図のAに示すようなトルク伝達特性を得ることができ
る。すなわち、回転速度差の二乗に比例した大きなトル
クを得ることができる。
また、回転速度差ΔNが所定値ΔN1に達し、吐出圧t
が所定値t1に達したときは、ニードルバルブ15が右
方向に移動してオリフィス18は閉止する。これにより
継手をロックすることができる(図中81参照)。なお
、吐出圧tが所定値tl以下になったときは通常のトル
ク特性Aに戻る。
が所定値t1に達したときは、ニードルバルブ15が右
方向に移動してオリフィス18は閉止する。これにより
継手をロックすることができる(図中81参照)。なお
、吐出圧tが所定値tl以下になったときは通常のトル
ク特性Aに戻る。
次に、高圧室16の吐出圧tがさらに上昇して、吐出圧
t2に達すると、すなわち、リリーフ圧設定用スプリン
グ34の設定値に達すると、リリーフバルブ33の作動
によりトルクをリミットする(図中01参照)。
t2に達すると、すなわち、リリーフ圧設定用スプリン
グ34の設定値に達すると、リリーフバルブ33の作動
によりトルクをリミットする(図中01参照)。
次に、所定の角加速度以上の大きな減速時には、フライ
ホイール31に作用する慣性トルクがボール37によっ
て軸方向の荷重に変換され、その荷重がリリーフ圧設定
用のスプリング34に打ち勝つと、フライホイール31
が回転するとともに、ニードルバルブ32が軸方向に移
動してリリーフ孔30が開放される。これにより第6図
のDで示すようなフリー状態になる。
ホイール31に作用する慣性トルクがボール37によっ
て軸方向の荷重に変換され、その荷重がリリーフ圧設定
用のスプリング34に打ち勝つと、フライホイール31
が回転するとともに、ニードルバルブ32が軸方向に移
動してリリーフ孔30が開放される。これにより第6図
のDで示すようなフリー状態になる。
すなわち、リリーフ孔30が開放されることにより高圧
室16の作動油はリリーフ孔30、油逃し通路38.3
9を通って、吸入路6に戻ってしまい、流動抵抗の発生
がなくなるので、トルクを伝送しないフリー状態になる
。ここで、油逃し通路38.39の断面積は所定の大き
さに設定されている。
室16の作動油はリリーフ孔30、油逃し通路38.3
9を通って、吸入路6に戻ってしまい、流動抵抗の発生
がなくなるので、トルクを伝送しないフリー状態になる
。ここで、油逃し通路38.39の断面積は所定の大き
さに設定されている。
すなわち、ABSが作動した場合、第7図に示すように
、継手の回転速度Fは加減速を繰り返しながら、停止に
至る。なお、図中Gは車体速度、Hはフリーになる角加
速度、■はオンになる角加速度を、それぞれ示す。
、継手の回転速度Fは加減速を繰り返しながら、停止に
至る。なお、図中Gは車体速度、Hはフリーになる角加
速度、■はオンになる角加速度を、それぞれ示す。
このような加減速が継手に作用すると、リリーフバルブ
33はリリーフ孔30の開閉を繰り返すことになり、継
手は、フリーになったり、回復したりする状態になる(
第7図、参照)。このため、ABSの作動と干渉が起き
、ABSの誤作動を招く恐れがある。
33はリリーフ孔30の開閉を繰り返すことになり、継
手は、フリーになったり、回復したりする状態になる(
第7図、参照)。このため、ABSの作動と干渉が起き
、ABSの誤作動を招く恐れがある。
したがって、前記油逃し通路38.39の断面積を所定
の大きさとすることにより、フリー状態からの回復時間
を遅延させ、ABS作動時には継手がフリー状態を維持
するようにしている。したがって、ABSの誤作動を防
止することができる。
の大きさとすることにより、フリー状態からの回復時間
を遅延させ、ABS作動時には継手がフリー状態を維持
するようにしている。したがって、ABSの誤作動を防
止することができる。
また、1個のリリーフバルブ33でリリーフを行なう構
造としたため、従来のような加工バラツキの影響を受け
ないので、充分なフリー状態を作り出すことができる。
造としたため、従来のような加工バラツキの影響を受け
ないので、充分なフリー状態を作り出すことができる。
なお、リリーフバルブ33と急減速時にフリーにする弁
機構を共用化するようにしたため、構造をコンパクトに
することができるという利点もある。
機構を共用化するようにしたため、構造をコンパクトに
することができるという利点もある。
[発明の効果コ
以上説明してきたように、本発明によれば、所定の角加
速度以上の急減速時には1つのリリーフバルブのみでリ
リーフ孔を開放するようにしたため、加工バラツキの影
響を受けることなく、充分なフリー状態を作り出すこと
ができ、またリリーフからの回復を遅延させるようにし
たため、ABSが作動してもフリー状態を維持すること
ができ、ABSの誤動作を防止することができる。
速度以上の急減速時には1つのリリーフバルブのみでリ
リーフ孔を開放するようにしたため、加工バラツキの影
響を受けることなく、充分なフリー状態を作り出すこと
ができ、またリリーフからの回復を遅延させるようにし
たため、ABSが作動してもフリー状態を維持すること
ができ、ABSの誤動作を防止することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は他の
断面図、 第3図はボールの説明図、 第4図はニードルバルブの断面図、 第5図はフライホイールの軸部の断面図、第6図はトル
ク特性を示すグラフ、 第7図は問題点を説明するための説明図である。 図中、 1・・・カムハウジング、 IA・・・カム面、 2・・・ロータ、 3・・・オイルシール、 4・・・プランジャー室、 5・・・プランジャー 6・・・吸入路、 7・・・吸入弁、 8A、8B・・・リターンスプリング、9・・・プラグ
、 10・・・吐出路、 11・・・吐出弁、 12・・・リターンスプリング、 13・・・主通路、 14・・・リターンスプリング、 15・・・ニードルバルブ、 16・・・高圧室、 17・・・低圧室、 18・・・オリフィス、 19・・・流体循環溝、 20・・・ピストン、 21・・・保持部材、 22・・・リターンスプリング、 23・・・閉止弁、 25・・・オイルシール、 6・・・ストップリング、 7・・・スラストワッシャ、 8・・・取付孔、 0・・・リリーフ孔、 1・・・フライホイール、 2・・・ニードルバルブ、 3・・・リリーフバルブ、 4・・・リリーフ圧設走用スプリ 5・・・軸受部、 6・・・軸部、 7・・・ボール、 8.39・・・油逃し通路、 0・・・収納部。 ング、 特許出願人 株式会社富士鉄工所
断面図、 第3図はボールの説明図、 第4図はニードルバルブの断面図、 第5図はフライホイールの軸部の断面図、第6図はトル
ク特性を示すグラフ、 第7図は問題点を説明するための説明図である。 図中、 1・・・カムハウジング、 IA・・・カム面、 2・・・ロータ、 3・・・オイルシール、 4・・・プランジャー室、 5・・・プランジャー 6・・・吸入路、 7・・・吸入弁、 8A、8B・・・リターンスプリング、9・・・プラグ
、 10・・・吐出路、 11・・・吐出弁、 12・・・リターンスプリング、 13・・・主通路、 14・・・リターンスプリング、 15・・・ニードルバルブ、 16・・・高圧室、 17・・・低圧室、 18・・・オリフィス、 19・・・流体循環溝、 20・・・ピストン、 21・・・保持部材、 22・・・リターンスプリング、 23・・・閉止弁、 25・・・オイルシール、 6・・・ストップリング、 7・・・スラストワッシャ、 8・・・取付孔、 0・・・リリーフ孔、 1・・・フライホイール、 2・・・ニードルバルブ、 3・・・リリーフバルブ、 4・・・リリーフ圧設走用スプリ 5・・・軸受部、 6・・・軸部、 7・・・ボール、 8.39・・・油逃し通路、 0・・・収納部。 ング、 特許出願人 株式会社富士鉄工所
Claims (3)
- (1)相対回転可能な第1の回転部材と第2の回転部材
との間の回転速度差により駆動される油圧ポンプと、 前記油圧ポンプからの流体を一つの高圧室に集合させる
集合手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、前記流動抵
抗により前記第1、第2の回転部材間の伝達トルクが制
御される油圧式動力伝達継手において、 前記高圧室に連通するリリーフ孔と、該リリーフ孔を開
閉可能な、フライホィールと一体に形成されたニードル
バルブと、該ニードルバルブを所定荷重で前記リリーフ
孔に押圧するリリーフ圧設定用スプリングと、を備えた
ことを特徴とする油圧式動力伝達継手。 - (2)継手の減速時のみ前記フライホーイルを回転させ
る回り止め機構と、前記フライホィールの回転を軸方向
変位に変換する変位変換機構を前記フライホィールと前
記一方の回転部材との間に設けたことを特徴とする前記
請求項1記載の油圧式動力伝達継手。 - (3)前記ニードルバルブおよび前記フライホィールの
軸部にリリーフ状態からの回復を遅延させる所定の断面
積の油逃し通路を形成したことを特徴とする前記請求項
1および前記請求項2に記載の油圧式動力伝達継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13366289A JPH03330A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 油圧式動力伝達継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13366289A JPH03330A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 油圧式動力伝達継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03330A true JPH03330A (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=15109997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13366289A Pending JPH03330A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 油圧式動力伝達継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03330A (ja) |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13366289A patent/JPH03330A/ja active Pending
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