JPH02266124A - 油圧式動力伝達継手 - Google Patents

油圧式動力伝達継手

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JPH02266124A
JPH02266124A JP8737189A JP8737189A JPH02266124A JP H02266124 A JPH02266124 A JP H02266124A JP 8737189 A JP8737189 A JP 8737189A JP 8737189 A JP8737189 A JP 8737189A JP H02266124 A JPH02266124 A JP H02266124A
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JP
Japan
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valve
torque
rotor
oil
rotary valve
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Application number
JP8737189A
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English (en)
Inventor
Satoru Suzuki
悟 鈴木
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Fuji Technica Inc
Original Assignee
Fuji Technica Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達
継手に関する。
[従来の技術] 本出願人は、油圧式動力伝達継手として、例えば次のよ
うなものを提案している(特願昭63204043号、
参照)。
この油圧式動力伝達継手は、吐出路の開口部に回転自在
に収納されオリフィスと突出部とフライホイールと開放
孔を有し車両の急加速時には継手の角加速度を検知して
吐出路を閉止し急減速時には吐出路を開放するロータリ
バルブと、該ロータリバルブの前記突出部に係合するリ
ターンスプリングと、該リターンスプリングをその突起
部を介して位置決めを行なう蓋部材と、を備えたもので
ある。
油圧式動力伝達継手は、車両の急減速時にはロータリバ
ルブのフライホイールによりロータリバルブが回転して
吐出路が開放孔と連通し、プランジャー室が開放され、
フリー状態となり、トルクが出なくなる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この油圧式動力伝達継手にあっては、高
圧の吐出油圧がローターバルブに直接作用する構造とな
っており、吐出路、オリフィス、開放孔の加工位置のバ
ラツキにより、ロータリバルブの回転途中でプランジャ
ー毎に発生する油圧がバラツクため、ロータリバルブに
大きなアンバランス力が作用し、回転がスムーズにでき
なくなる。その結果、充分なフリー状態とすることがで
きず、アンチロックブレーキシステムの誤動作を回避で
きないという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、吸入路を閉止することにより充分なフリー
状態をつくり出すことにより、アンチロックブレーキシ
ステムの安定した動作ができる油圧式動力伝達継手を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明は、相対回転可能な入
出力軸間に設けられ、前記両軸の回転速度差に応じた量
の流体を流動させる流量発生手段と、前記流体の流動抵
抗を発生する手段を備え、前記流体の流動抵抗により前
記入出力軸間の伝達トルクが制御されるトルク伝達継手
において、所定の角加速度以上の急減速時に吸入弁が介
装されている吸入路を閉止する閉止手段をロータの外周
に設けたものである。
[作用] 本発明においては、フライホイール兼用ロークリバルブ
として作用する閉止手段により、所定の角加速度以上の
急減速時には、吸入路を閉止する。
吸入路を閉止することにより作動油がプランジャー室へ
流入できなくなり、吐出行程でも吐出すべき作動油が存
在しないため継手はトルク伝達をしないフリー状態とな
る。
従来技術においては200Kg/cm2以上の高圧の吐
出圧が直接ロータリバルブに作用するのに対して、本発
明においては最大でもI K g / cm2の吸入負
圧しか作用しないため、従来のような大きなアンバラン
ス力は閉止手段に作用しない。
したがって、閉止手段はスムーズに回転するので、充分
なフリー状態をつくり出すことができる。
その結果、2輪駆動車と同様に前後輪が分離されるため
、アンチロックブレーキシステムの正常な動作が可能と
なる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図および第2図において
、1は内側面にカム面IAを形成したカムハウジングで
あり、カムハウジング1は入力軸または出力軸に連結さ
れ、入力軸または出力軸と一体で回転する。
2はカムハウジング1内に回転自在に収納されたロータ
であり、ロータ2は出力軸または入力軸に連結され、出
力軸または入力軸と一体で回転する。なお、3はカムハ
ウジング1とロータ2との間に介装されたオイルシール
である。
ロータ2には、軸方向に複数個のプランジャー室4が形
成され、プランジャー室4内には複数個のプランジャー
5がリターンスプリング6を介して摺動自在に収納され
ている。
また、ロータ2の中心部には主通路7が形成されており
、主通路7とプランジャー室4とは吐出路8を介して連
通している。吐出路8にはリターンスプリング9により
吐出弁10が介装され、オイルが一方向に流れるように
している。主通路7内にはスプリング11および感温変
形部材であるスプリング12によりオリフィス13を有
するオリフィスバルブ14が移動可能に収納され、また
オリフィスバルブ14により主通路7の一方側には高圧
室15と他方側には低圧室16がそれぞれ画成されてい
る。
オリフィスバルブ14は、吐出圧が所定値に達したとき
、または温度が所定値に達したとき、図中右方向に移動
し、ニードルバルブ17によりオリフィス13が閉止さ
れるようになっている。
また、ロータ2の外径部のプランジャー室4の中間位置
にはオイル循環溝18が形成され(第2図、参照)、こ
のオイル循環溝18を介して低圧室16と吸入路19が
連通し、吸入路19は吸入弁20を介してプランジャー
室4に連通している。
したがって、オイルはロータ2の外径側を循環するよう
になっている。
21はピストン、22は保持部材であり、ピストン21
と保持部材22の間にはリターンスプリング23が介装
されている。また、高圧室15と低圧室16とを連通ず
る通路24にはスプリング25により過大トルク防止の
ためのリリーフバルブ26が介装されている。
27は高圧室15から排油するためにロータ2に設けら
れた閉止弁、28はカムハウジング1に設けられたオイ
ルを注油するための閉止弁、29は同じ(カムハウジン
グ1に設けられたオイルを排油するための閉止弁である
。なお、30はオイルシール、31はスナップリング、
32はスラストワッシャ、33.34は入出力軸の取付
孔である。
ここで、35は閉止手段としてのフライホイール兼用ロ
ータリバルブ(以下、ロータリバルブ)である。
このロータリバルブ35はロータ2の外周部に設けられ
第3図に示すような予圧スプリング36(皿バネ、また
はウェーブバネ)により吸入路端面に密着させている。
また、ロータリバルブ35の内側には切欠き溝39が設
けられ、ロータ2の外周部に設けた突起40がこの切欠
き溝39にはまるとともにリターンスプリング38によ
り常時設定位置に保持されている(第4図、参照)。
この設定位置にある時はロータリバルブ35の側面に設
けた切欠き溝37と吸入路19とが連通ずるようになっ
ており、プランジャー室4への作動油の吸入が可能とな
っている。
ここで、フライホイールの効果とリタースプリング38
で決まる所定の角加速度以上の減速時には、ロータリバ
ルブ35は第4図に示す矢印E方向に回転してバルブ3
5の側面により吸入路]9を閉止する。
吸入路]−9を閉止することにより作動油がプランジャ
ー室4へ流入できなくなり、吐出行程でも吐出すべき作
動油が存在しないため継手はトルク伝達をしないフリー
状態となる。
次に作用を説明する。
カムハウジング1とロータ2の間に回転差が生じないと
きは、プランジャー5は作動せず、トルクは伝達されな
い。なお、プランジャー室4は吸入弁20、吸入路19
、オイル循環溝18を介して低圧室16と結ばれており
、ピストン21によりわずかな予圧が加えられているが
、反対方向にも予圧が作用するので、プランジャー5の
外側と内側では同じ圧力であるため、ピストン21によ
る予圧では戻る力は発生しない。したがって、プランジ
ャー5はリターンスプリング6によりカム面1Aに押し
つけられている。
次に、カムハウジング1とロータ2との間に回転差が生
じると吐出行程にあるプランジャー5はカムハウジング
1のカム面1人により軸方向に押し込まれる。
このため、プランジャー5は、プランジャー室4のオイ
ルを吐出弁10を介して吐出路8から高圧室15へ押し
出すとともに、吸入弁20は吸入路19を閉じる。高圧
室15に押し出されたオイルはオリフィスバルブ14の
オリフィス13を通って低圧室16へ供給される。この
時オリフィス13の抵抗によりプランジャー室4の油圧
が上昇し、プランジャー5に反力が発生する。このプラ
ンジャー反力に逆ってカムハウジング1を回転させるこ
とによりトルクが発生し、カムハウジング1とロータ2
の間でトルクが伝達される。
さらに、カムハウジング1が回転すると、プランジャー
5は吸入行程となり、低圧室16のオイルはオイル循環
溝18、切欠き溝37、吸入路19および吸入弁20を
介してプランジャー室4に吸入され、カムハウジング1
のカム面IAに沿って戻る。
すなわち、オイルはロータ2の外径側を循環してプラン
ジャー室4に戻る。
このようにして発生する伝達トルクは、プランジャー5
に加わる油圧に比例し、該油圧はオリフイス13を通過
する油の流速の二乗に比例し、該油の流速はカムハウジ
ング1とロータ2の回転速度差に比例するため、第7図
のAに示すようなトルク伝達特性を得ることができる。
すなわち、回転速度差の二乗に比例した大きなトルクを
得ることができる。
また、回転速度差ΔNが所定値ΔN1に達し、吐出圧t
が所定値t1に達したときは、オリフィスバルブ14が
右方向に移動してオリフィス13はニードルバルブ17
により閉止される。これにより継手をロックすることが
できる(図中B1参照)。なお、吐出圧tが所定値t1
以下になったときは通常のトルク特性Aに戻る。また、
温度が所定温度に達すると感温変形部材であるスプリン
グ12によりオリフィスバルブ14が移動してオリフィ
ス13はニードルバルブ17により閉止される。この場
合にも継手をロックすることができる(図中B1参照)
さらに、トルクが最大トルクt2に達したときは、リリ
ーフバルブ26の作動によりトルクをリミットする(図
中01参照)。
ここで、フライホイールの効果とリターンスプリング3
8で決まる所定の角加速度以上の減速時には、ロータリ
バルブ35は第4図で示す矢印E方向に回転してバルブ
35の側面により吸入路19を閉止する。
吸入路19を閉止することにより作動油がプランジャー
室4へ流入できなくなり、吐出行程でも吐出すべき作動
油が存在しないため継手はトルク伝達をしないフリー状
態となる。
従来技術においては200Kg/cm2以上の高圧の吐
出圧が直接ロータリバルブ35に作用するのに対して、
本発明においては最大でも1Kg7cm2の吸入負圧し
か作用しないため、従来のような大きなアンバランス力
は閉止手段に作用しない。
したがって、ロータリバルブ35の回転がスムーズに行
なわれ、充分なフリー状態を作り出すことができる。
その結果、2輪駆動車と同様に前後輪が分離されるため
アンチロックブレーキシステムの正常な動作が可能とな
る。
そのトルク特性は第7図のDで示すようになる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、所定の角加
速度以上の急減速時にはロータリバルブが回転して吸入
路を閉止するようにしたため、ロータリバルブにはアン
バランス力はほとんど作用せず、ロータリバルブはスム
ーズに回転することができるので、充分なフリー状態を
つくり出すことができ、アンチロックブレーキシステム
の正常な動作を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は他の
断面図、 第3図は予圧スプリングを示す図、 第4図はロータリバルブをロータに装着した図、第5図
はロータリバルブの斜視図、 第6図はロータリバルブの部分断面図、第7図はトルク
特性を示すグラフである。 図中、 1・・・カムハウジング、 IA・・・カム面、 2・・・ロータ、 3・・・オイルシール、 4・・・プランジャー室、 5・・・プランジャー 6・・・リターンスプリング、 7・・・主通路、 8・・・吐出路、 9・・・リターンスプリング、 10・・パ吐出弁、 11・・・スプリング、 12・・・感温変形部材、 13・・・オリフィス、 14・・・オリフィスバルブ、 15・・・高圧室、 16・・・低圧室、 17・・・ニードルバルブ、 18・・・オイル循環溝、 19・・・吸入路、 20・・・吸入弁、 21・・・ピストン、 22・・・保持部材、 23・・・リターンスプリング、 24・・・通路、 25・・・スプリング、 26・・・リリーフバルブ、 27.28.29・・・閉止弁、 30・・・オイルシール、 1・・・スナップリング、 2・・・スラストワッシャ、 3.34・・・取付孔、 5・・・フライホイール兼用ロータリバルブ(閉止手段
)、 6・・・予圧スプリング、 7・・・切欠き溝、 8・・・リターンスプリング、 9・・・切欠き溝、 0・・・ロータの突起。 特許出願人 株式会社富士鉄工所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 相対回転可能な入出力軸間に設けられ、前記両軸の回転
    速度差に応じた量の流体を流動させる流量発生手段と、 前記流体の流動抵抗を発生する手段を備え、前記流体の
    流動抵抗により前記入出力軸間の伝達トルクが制御され
    るトルク伝達継手において、所定の角加速度以上の急減
    速時に吸入弁が介装されている吸入路を閉止する閉止手
    段をロータの外周に設けたことを特徴とする油圧式動力
    伝達継手。
JP8737189A 1989-04-06 1989-04-06 油圧式動力伝達継手 Pending JPH02266124A (ja)

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