JP2867709B2 - 回転差感応型継手 - Google Patents
回転差感応型継手Info
- Publication number
- JP2867709B2 JP2867709B2 JP40903790A JP40903790A JP2867709B2 JP 2867709 B2 JP2867709 B2 JP 2867709B2 JP 40903790 A JP40903790 A JP 40903790A JP 40903790 A JP40903790 A JP 40903790A JP 2867709 B2 JP2867709 B2 JP 2867709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission torque
- cylinder chamber
- joint
- chamber
- relief
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のエンジン駆動力
伝達系に適用され、前後輪回転速度差や左右輪回転速度
差に応じて伝達トルク(駆動力配分トルクや差動制限ト
ルク等)を発生する回転差感応型継手に関する。
伝達系に適用され、前後輪回転速度差や左右輪回転速度
差に応じて伝達トルク(駆動力配分トルクや差動制限ト
ルク等)を発生する回転差感応型継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転差感応型継手としては、例え
ば、特開昭63−101567号公報に記載のものが知
られている。
ば、特開昭63−101567号公報に記載のものが知
られている。
【0003】上記従来出典には、伝達トルク特性を2段
階に変えることのできるピストンポンプタイプの回転差
感応型継手が示されている。即ち、例えば、図13に示
すように、第1オリフィスと第2オリフィスのうち第2
オリフィス側をスプールバルブにより閉鎖した場合に
は、オリフィス開口面積が小さく、オリフィスによる流
出抑制効果が高くなり、図14に示すように、左右輪回
転差に対する伝達トルクの上昇ゲインの高い特性が得ら
れる。また、図15に示すように、第2オリフィス側を
スプールバルブにより開いた場合には、オリフィス開口
面積が大きく、オリフィスによる流出抑制効果が低くな
り、図16に示すように、左右輪回転差に対する伝達ト
ルクの上昇ゲインの低い特性が得られる。
階に変えることのできるピストンポンプタイプの回転差
感応型継手が示されている。即ち、例えば、図13に示
すように、第1オリフィスと第2オリフィスのうち第2
オリフィス側をスプールバルブにより閉鎖した場合に
は、オリフィス開口面積が小さく、オリフィスによる流
出抑制効果が高くなり、図14に示すように、左右輪回
転差に対する伝達トルクの上昇ゲインの高い特性が得ら
れる。また、図15に示すように、第2オリフィス側を
スプールバルブにより開いた場合には、オリフィス開口
面積が大きく、オリフィスによる流出抑制効果が低くな
り、図16に示すように、左右輪回転差に対する伝達ト
ルクの上昇ゲインの低い特性が得られる。
【0004】以上のことから、この回転差感応型継手を
左右駆動輪の差動制限装置として適用する場合、通常走
行時には、大きな駆動性能が得られる高トルク特性で走
行し、アンチスキッドブレーキ作動時やパワーオーバス
テア状態等、駆動輪の差動制限トルクが車両挙動を不安
定にする場合においては、低トルク特性に切り換えるこ
とにより、車両挙動の安定を図るようにしている。
左右駆動輪の差動制限装置として適用する場合、通常走
行時には、大きな駆動性能が得られる高トルク特性で走
行し、アンチスキッドブレーキ作動時やパワーオーバス
テア状態等、駆動輪の差動制限トルクが車両挙動を不安
定にする場合においては、低トルク特性に切り換えるこ
とにより、車両挙動の安定を図るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回転差感応型継手にあっては、アンチスキッドブレ
ーキ作動時やパワーオーバステア状態等の差動制限トル
クが車両挙動を不安定にする時(以下、エマージェンシ
ー時と称する。)にも左右輪回転差に応じて伝達トルク
が発生する低トルク特性が選択されるものである為、エ
マージェンシー時に車両挙動の十分な安定を図ることが
できないし、また、下記の理由により、エマージェンシ
ー状態が解除された場合に継手の伝達トルク発生機能が
損なわれる恐れがあるし、加えて、ハウジングのカム面
とドライブピストンの接触球面が損傷する恐れがある。
来の回転差感応型継手にあっては、アンチスキッドブレ
ーキ作動時やパワーオーバステア状態等の差動制限トル
クが車両挙動を不安定にする時(以下、エマージェンシ
ー時と称する。)にも左右輪回転差に応じて伝達トルク
が発生する低トルク特性が選択されるものである為、エ
マージェンシー時に車両挙動の十分な安定を図ることが
できないし、また、下記の理由により、エマージェンシ
ー状態が解除された場合に継手の伝達トルク発生機能が
損なわれる恐れがあるし、加えて、ハウジングのカム面
とドライブピストンの接触球面が損傷する恐れがある。
【0006】即ち、低トルク特性では、タイヤのスリッ
プ限界に達するまでのトルクを出すには、左右輪の回転
差が高くなる。そして、回転差が高くなると、ドライブ
ピストンが径外方向にストロークし、ピストンシリンダ
室に油を吸入する時の損失が大きくなり、ピストンシリ
ンダ室に油が充填されないまま回転する為、残った油は
アキュムレータリリーフ穴から逃げ、その後、エマージ
ェンシー状態が解除された場合に、継手内油量が不足
し、継手の伝達トルク特性発生機能が損なわれる。ま
た、継手内油量が不足した場合には、ドライブピストン
がカム面に追従しなくなることにより、断続的にハウジ
ングのカム面とドライブピストンの接触球面とが衝突
し、両面を損傷する。
プ限界に達するまでのトルクを出すには、左右輪の回転
差が高くなる。そして、回転差が高くなると、ドライブ
ピストンが径外方向にストロークし、ピストンシリンダ
室に油を吸入する時の損失が大きくなり、ピストンシリ
ンダ室に油が充填されないまま回転する為、残った油は
アキュムレータリリーフ穴から逃げ、その後、エマージ
ェンシー状態が解除された場合に、継手内油量が不足
し、継手の伝達トルク特性発生機能が損なわれる。ま
た、継手内油量が不足した場合には、ドライブピストン
がカム面に追従しなくなることにより、断続的にハウジ
ングのカム面とドライブピストンの接触球面とが衝突
し、両面を損傷する。
【0007】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、オリフィスによる流出抑制効果を利用し
て相対回転差に応じた伝達トルクを発生する回転差感応
型継手において、伝達トルクが車両挙動を不安定にする
エマージェンシー時に応答良く高い車両挙動安定性の確
保を図ると共に、このエマージェンシー状態が解除され
た時に継手の伝達トルク特性発生機能の確保とトルク伝
達面の損傷防止を図ることを課題とする。
されたもので、オリフィスによる流出抑制効果を利用し
て相対回転差に応じた伝達トルクを発生する回転差感応
型継手において、伝達トルクが車両挙動を不安定にする
エマージェンシー時に応答良く高い車両挙動安定性の確
保を図ると共に、このエマージェンシー状態が解除され
た時に継手の伝達トルク特性発生機能の確保とトルク伝
達面の損傷防止を図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の回転差感応型継手では、エマージェンシー時に
継手内の油をオリフィスによる流出抑制を受けることな
く逃がすリリーフシリンダ室の室容積を確保すると共
に、このエマージェンシー状態が解除された時にリリー
フシリンダ室の室容積を零にして継手内に油を戻す手段
とした。
本発明の回転差感応型継手では、エマージェンシー時に
継手内の油をオリフィスによる流出抑制を受けることな
く逃がすリリーフシリンダ室の室容積を確保すると共
に、このエマージェンシー状態が解除された時にリリー
フシリンダ室の室容積を零にして継手内に油を戻す手段
とした。
【0009】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、第1回転部材aと第2回転部材bが相対回転をする
時、出力油室cから吐出油路dを介してアキュムレータ
シリンダ室eへ流出する吐出油をオリフィスfにより流
出抑制し、この流出抑制により出力油室cの室圧を増大
させて相対回転差に応じた伝達トルクを発生する回転差
感応型継手において、前記オリフィスfによる流出抑制
を受けることなく継手内の油を逃がして一時的に蓄える
ことのできるリリーフピストンgを有するリリーフシリ
ンダ室hを設け、車両状態検出手段iにより伝達トルク
の発生を容認する車両状態が検出された場合、前記リリ
ーフシリンダ室hの室容積を零にする駆動指令をピスト
ンアクチュエータjに出力し、車両状態検出手段iによ
り伝達トルクが車両挙動を不安定にする車両状態が検出
された場合、前記リリーフシリンダ室hの室容積を確保
する駆動指令をピストンアクチュエータjに出力する伝
達トルク制御手段kを設けたことを特徴とする。
に、第1回転部材aと第2回転部材bが相対回転をする
時、出力油室cから吐出油路dを介してアキュムレータ
シリンダ室eへ流出する吐出油をオリフィスfにより流
出抑制し、この流出抑制により出力油室cの室圧を増大
させて相対回転差に応じた伝達トルクを発生する回転差
感応型継手において、前記オリフィスfによる流出抑制
を受けることなく継手内の油を逃がして一時的に蓄える
ことのできるリリーフピストンgを有するリリーフシリ
ンダ室hを設け、車両状態検出手段iにより伝達トルク
の発生を容認する車両状態が検出された場合、前記リリ
ーフシリンダ室hの室容積を零にする駆動指令をピスト
ンアクチュエータjに出力し、車両状態検出手段iによ
り伝達トルクが車両挙動を不安定にする車両状態が検出
された場合、前記リリーフシリンダ室hの室容積を確保
する駆動指令をピストンアクチュエータjに出力する伝
達トルク制御手段kを設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】車両状態検出手段iにより伝達トルクの発生を
容認する車両状態が検出された場合、伝達トルク制御手
段kにおいて、リリーフシリンダ室hの室容積を零にす
る駆動指令がピストンアクチュエータjに出力され、リ
リーフピストンgには室容積零を保つ拘束力が与えられ
る。従って、第1回転部材aと第2回転部材bが相対回
転をする時、出力油室cから吐出油路dを介してアキュ
ムレータシリンダ室eへ流出する吐出油をオリフィスf
により流出抑制し、この流出抑制により出力油室cの室
圧を増大させて相対回転差に応じた伝達トルクが発生す
る。
容認する車両状態が検出された場合、伝達トルク制御手
段kにおいて、リリーフシリンダ室hの室容積を零にす
る駆動指令がピストンアクチュエータjに出力され、リ
リーフピストンgには室容積零を保つ拘束力が与えられ
る。従って、第1回転部材aと第2回転部材bが相対回
転をする時、出力油室cから吐出油路dを介してアキュ
ムレータシリンダ室eへ流出する吐出油をオリフィスf
により流出抑制し、この流出抑制により出力油室cの室
圧を増大させて相対回転差に応じた伝達トルクが発生す
る。
【0011】車両状態検出手段iにより伝達トルクが車
両挙動を不安定にする車両状態が検出された場合、伝達
トルク制御手段kにおいて、リリーフシリンダ室hの室
容積を確保する駆動指令がピストンアクチュエータjに
出力され、リリーフピストンgへの拘束力が無くなる。
これにより、継手内の油がオリフィスfによる流出抑制
を受けることなく応答良くリリーフシリンダ室hへ逃
げ、継手内の油がリリーフシリンダ室hに一時的に蓄え
られる。従って、継手内に伝達トルクを発生する油が存
在しないことで、第1回転部材aと第2回転部材bとに
相対回転差が発生しても伝達トルクをほぼ零とすること
ができる。
両挙動を不安定にする車両状態が検出された場合、伝達
トルク制御手段kにおいて、リリーフシリンダ室hの室
容積を確保する駆動指令がピストンアクチュエータjに
出力され、リリーフピストンgへの拘束力が無くなる。
これにより、継手内の油がオリフィスfによる流出抑制
を受けることなく応答良くリリーフシリンダ室hへ逃
げ、継手内の油がリリーフシリンダ室hに一時的に蓄え
られる。従って、継手内に伝達トルクを発生する油が存
在しないことで、第1回転部材aと第2回転部材bとに
相対回転差が発生しても伝達トルクをほぼ零とすること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】構成を説明する。
【0014】図2及び図3は本発明実施例の回転差感応
型継手を適用したリアディファレンシャルを示す断面
図、図4は図2のA−A線による断面図である。
型継手を適用したリアディファレンシャルを示す断面
図、図4は図2のA−A線による断面図である。
【0015】実施例の回転差感応型継手が適用されたリ
アディファレンシャルは、図2〜図4に示すように、ド
ライブピニオン1及びリングギア2を介してエンジント
ルクが入力されるディファレンシャルケース3と、該ケ
ース3に支持されるピニオンシャフト4と、該シャフト
4に回転自在に支持されるピニオン5と、該ピニオン5
に噛合する一対のサイドギア6,7と、該サイドギア
6,7にそれぞれ連結される左ドライブシャフト8及び
右ドライブシャフト9とを備えている。そして、左ドラ
イブシャフト8及び右ドライブシャフト9に連結され、
両シャフト8,9の相対回転差に応じて差動を制限する
伝達トルク(差動制限トルク)を発生する実施例の回転
差感応型継手がこのリアディファレンシャルに内蔵状態
で設けられている。
アディファレンシャルは、図2〜図4に示すように、ド
ライブピニオン1及びリングギア2を介してエンジント
ルクが入力されるディファレンシャルケース3と、該ケ
ース3に支持されるピニオンシャフト4と、該シャフト
4に回転自在に支持されるピニオン5と、該ピニオン5
に噛合する一対のサイドギア6,7と、該サイドギア
6,7にそれぞれ連結される左ドライブシャフト8及び
右ドライブシャフト9とを備えている。そして、左ドラ
イブシャフト8及び右ドライブシャフト9に連結され、
両シャフト8,9の相対回転差に応じて差動を制限する
伝達トルク(差動制限トルク)を発生する実施例の回転
差感応型継手がこのリアディファレンシャルに内蔵状態
で設けられている。
【0016】前記回転差感応型継手は、左ドライブシャ
フト8にスプライン結合され、内面にカム面10aが形
成されたハウジング10(第1回転部材に相当)と、右
ドライブシャフト9にスプライン結合され、両シャフト
8,9の相対回転差により前記カム面10aに接触球面
11aが摺接しながら径方向に往復動する放射状配置の
ドライブピストン11が設けられたロータ12(第2回
転部材に相当)と、前記ドライブピストン11の往復動
に伴なって体積変化するピストンシリンダ室13(出力
油室の相当)と、該ピストンシリンダ室13から吐出油
路14を介してアキュムレータシリンダ室15へ流出す
る吐出油の流出を抑制するオリフィス16と、前記アキ
ュムレータシリンダ室15からレギュレータ油路17を
介してピストンシリンダ室13へ油を送るワンウェイバ
ルブ18とを備えている。尚、前記ハウジング10とサ
イドギア6とは兼用部材としている。
フト8にスプライン結合され、内面にカム面10aが形
成されたハウジング10(第1回転部材に相当)と、右
ドライブシャフト9にスプライン結合され、両シャフト
8,9の相対回転差により前記カム面10aに接触球面
11aが摺接しながら径方向に往復動する放射状配置の
ドライブピストン11が設けられたロータ12(第2回
転部材に相当)と、前記ドライブピストン11の往復動
に伴なって体積変化するピストンシリンダ室13(出力
油室の相当)と、該ピストンシリンダ室13から吐出油
路14を介してアキュムレータシリンダ室15へ流出す
る吐出油の流出を抑制するオリフィス16と、前記アキ
ュムレータシリンダ室15からレギュレータ油路17を
介してピストンシリンダ室13へ油を送るワンウェイバ
ルブ18とを備えている。尚、前記ハウジング10とサ
イドギア6とは兼用部材としている。
【0017】そして、前記ロータ12の回転中心軸上の
径方向に延びた吐出油路14の開口端に連通する位置に
は、オリフィス16による流出抑制を受けることなくピ
ストンシリンダ室13内の油を逃がして一時的に蓄える
ことのできるリリーフシリンダ室19が設けられ、この
リリーフシリンダ室19には軸方向に摺動可能にリリー
フピストン20が設けられている。このリリーフピスト
ン20の背面には、プッシュロッド21が当接してい
て、該プッシュロッド21は、ディファレンシャルハウ
ジング22に設けられたLSDアクチュエータ23(ピ
ストンアクチュエータに相当)の回転駆動制御により進
退ストローク制御されるもので、アクチュエータ軸の回
転駆動力は、フォーク24,アウターレース25,スラ
ストベアリング26,インナーレース27,クロスロッ
ド28を介してプッシュロッド21に伝達される。
径方向に延びた吐出油路14の開口端に連通する位置に
は、オリフィス16による流出抑制を受けることなくピ
ストンシリンダ室13内の油を逃がして一時的に蓄える
ことのできるリリーフシリンダ室19が設けられ、この
リリーフシリンダ室19には軸方向に摺動可能にリリー
フピストン20が設けられている。このリリーフピスト
ン20の背面には、プッシュロッド21が当接してい
て、該プッシュロッド21は、ディファレンシャルハウ
ジング22に設けられたLSDアクチュエータ23(ピ
ストンアクチュエータに相当)の回転駆動制御により進
退ストローク制御されるもので、アクチュエータ軸の回
転駆動力は、フォーク24,アウターレース25,スラ
ストベアリング26,インナーレース27,クロスロッ
ド28を介してプッシュロッド21に伝達される。
【0018】尚、図2〜図4において、29はドライブ
ハウジングカバー、30はシリンダ穴、31はアキュム
レータリリーフ穴、32はシールリング、33はアキュ
ムレータピストン、34はスプリングリテーナ、35は
リターンスプリング、36はストッパリングである。
ハウジングカバー、30はシリンダ穴、31はアキュム
レータリリーフ穴、32はシールリング、33はアキュ
ムレータピストン、34はスプリングリテーナ、35は
リターンスプリング、36はストッパリングである。
【0019】図5は前記LSDアクチュエータ23の電
子制御系を示すブロック図である。このLSDアクチュ
エータ23には、左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設
けられた車輪速センサ40,41,42,43(車両状
態検出手段に相当)とABSコントローラ44(車両状
態検出手段に相当)と横加速度センサ45(車両状態検
出手段に相当)から車輪速信号とABS作動信号と横加
速度信号とを入力し、差動を制限する伝達トルクが車両
挙動を不安定にする車両状態が検出された場合、前記リ
リーフシリンダ室19の室容積を確保する駆動指令をL
SDアクチュエータ23に出力し、差動を制限する伝達
トルクの発生を容認する車両状態が検出された場合、前
記リリーフシリンダ室19の室容積を零にする駆動指令
をLSDアクチュエータ23に出力するLSDコントロ
ーラ46(伝達トルク制御手段の相当)が接続されてい
る。
子制御系を示すブロック図である。このLSDアクチュ
エータ23には、左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設
けられた車輪速センサ40,41,42,43(車両状
態検出手段に相当)とABSコントローラ44(車両状
態検出手段に相当)と横加速度センサ45(車両状態検
出手段に相当)から車輪速信号とABS作動信号と横加
速度信号とを入力し、差動を制限する伝達トルクが車両
挙動を不安定にする車両状態が検出された場合、前記リ
リーフシリンダ室19の室容積を確保する駆動指令をL
SDアクチュエータ23に出力し、差動を制限する伝達
トルクの発生を容認する車両状態が検出された場合、前
記リリーフシリンダ室19の室容積を零にする駆動指令
をLSDアクチュエータ23に出力するLSDコントロ
ーラ46(伝達トルク制御手段の相当)が接続されてい
る。
【0020】尚、前記ABSコントローラ44からは、
左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設けられたABSア
クチュエータ47,48,49,50に対し駆動制御指
令が出力される。
左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設けられたABSア
クチュエータ47,48,49,50に対し駆動制御指
令が出力される。
【0021】作用を説明する。
【0022】図6は前記LSDコントローラ46で行な
われる伝達トルク制御作動の流れを示すフローチャート
で、以下、各ステップについて説明する。
われる伝達トルク制御作動の流れを示すフローチャート
で、以下、各ステップについて説明する。
【0023】ステップ60では、イグニッションスイッ
チがONかどうかが判断され、ステップ61では、全車
輪速が零であるかどうかが判断される。そして、イグニ
ッションスイッチがONで、且つ、全車輪速が零である
場合には、ステップ62へ進み、LSDアクチュエータ
23にHi動作の駆動指令(リリーフシリンダ室19の室
容積を零にする駆動指令)が出力される。
チがONかどうかが判断され、ステップ61では、全車
輪速が零であるかどうかが判断される。そして、イグニ
ッションスイッチがONで、且つ、全車輪速が零である
場合には、ステップ62へ進み、LSDアクチュエータ
23にHi動作の駆動指令(リリーフシリンダ室19の室
容積を零にする駆動指令)が出力される。
【0024】ステップ63ではイグニッションスイッチ
がONかどうかが判断され、ステップ64ではABS作
動信号がONかどうかが判断され、ステップ65では、
横加速度が設定値以上かどうかが判断され、ステップ6
6では前車輪速と後車輪速の大小関係が判断され、イグ
ニッションスイッチがOFFでエンジンを切った場合、
アンチスキッドブレーキ作動時でABS作動信号がON
である場合、パワーオーバステア状態等で高横加速度が
発生している場合、駆動輪スリップが発生している場合
等で前車輪速より後車輪速が大の場合、のいずれか1つ
の条件でも満足する時には、ステップ67へ進み、LS
Dアクチュエータ23にLo動作の駆動指令(リリーフシ
リンダ室19の室容積を確保する駆動指令)が出力され
る。尚、ステップ63〜ステップ66のいずれの条件も
満足しない時には、Hi動作の駆動指令が維持される。
がONかどうかが判断され、ステップ64ではABS作
動信号がONかどうかが判断され、ステップ65では、
横加速度が設定値以上かどうかが判断され、ステップ6
6では前車輪速と後車輪速の大小関係が判断され、イグ
ニッションスイッチがOFFでエンジンを切った場合、
アンチスキッドブレーキ作動時でABS作動信号がON
である場合、パワーオーバステア状態等で高横加速度が
発生している場合、駆動輪スリップが発生している場合
等で前車輪速より後車輪速が大の場合、のいずれか1つ
の条件でも満足する時には、ステップ67へ進み、LS
Dアクチュエータ23にLo動作の駆動指令(リリーフシ
リンダ室19の室容積を確保する駆動指令)が出力され
る。尚、ステップ63〜ステップ66のいずれの条件も
満足しない時には、Hi動作の駆動指令が維持される。
【0025】上記制御作動により、ステップ63〜ステ
ップ66のいずれの条件も満足しない時、つまり、差動
を制限する伝達トルクの発生を容認する車両状態が検出
された時には、LSDコントローラ46において、リリ
ーフシリンダ室19の室容積を零にするHi動作の駆動指
令がLSDアクチュエータ23に出力され、フォーク2
4によつてプッシュロッド21を介してリリーフピスト
ン20を押し、図7に示すように、リリーフピストン2
0には室容積零を保つ拘束力が与えられる。
ップ66のいずれの条件も満足しない時、つまり、差動
を制限する伝達トルクの発生を容認する車両状態が検出
された時には、LSDコントローラ46において、リリ
ーフシリンダ室19の室容積を零にするHi動作の駆動指
令がLSDアクチュエータ23に出力され、フォーク2
4によつてプッシュロッド21を介してリリーフピスト
ン20を押し、図7に示すように、リリーフピストン2
0には室容積零を保つ拘束力が与えられる。
【0026】従って、ハウジング10とロータ12が左
右輪回転差に伴なって相対回転をする時、ピストンシリ
ンダ室13から吐出油路14を介してアキュムレータシ
リンダ室15へ流出する吐出油をオリフィス16により
流出抑制し、この流出抑制によりピストンシリンダ室1
3の室圧を増大させ、ハウジング10のカム面10aと
ドライブピストン11の接触球面とがドライブピストン
11の軸心方向へのストローク時に圧接することで、図
8に示すように、左右輪回転差に応じた伝達トルクが発
生する。
右輪回転差に伴なって相対回転をする時、ピストンシリ
ンダ室13から吐出油路14を介してアキュムレータシ
リンダ室15へ流出する吐出油をオリフィス16により
流出抑制し、この流出抑制によりピストンシリンダ室1
3の室圧を増大させ、ハウジング10のカム面10aと
ドライブピストン11の接触球面とがドライブピストン
11の軸心方向へのストローク時に圧接することで、図
8に示すように、左右輪回転差に応じた伝達トルクが発
生する。
【0027】上記制御作動により、ステップ64〜ステ
ップ66のいずれかの条件を満足する時、つまり、差動
を制限する伝達トルクの発生が車両挙動を不安定にする
車両状態(アンチスキッドブレーキ作動時やパワーオー
バステア状態等のエマージェンシー状態)が検出された
時には、LSDコントローラ46において、リリーフシ
リンダ室19の室容積を確保するLo動作の駆動指令がL
SDアクチュエータ23に出力され、フォーク24が図
3に示す方向とは逆に左方向に回転することによつてプ
ッシュロッド21を介してリリーフピストン20に与え
ていた拘束力が解除されて無くなり、図9に示すよう
に、リリーフピストン20はアキュムレータ圧によって
ストッパリング36に当接するまでストロークする。こ
の作動によって、アキュムレータシリンダ室15とピス
トンシリンダ室13内の油がオリフィス16による流出
抑制を受けることなく応答良くリリーフシリンダ室19
へ逃げ、継手内の油がリリーフシリンダ室19に一時的
に蓄えられる。
ップ66のいずれかの条件を満足する時、つまり、差動
を制限する伝達トルクの発生が車両挙動を不安定にする
車両状態(アンチスキッドブレーキ作動時やパワーオー
バステア状態等のエマージェンシー状態)が検出された
時には、LSDコントローラ46において、リリーフシ
リンダ室19の室容積を確保するLo動作の駆動指令がL
SDアクチュエータ23に出力され、フォーク24が図
3に示す方向とは逆に左方向に回転することによつてプ
ッシュロッド21を介してリリーフピストン20に与え
ていた拘束力が解除されて無くなり、図9に示すよう
に、リリーフピストン20はアキュムレータ圧によって
ストッパリング36に当接するまでストロークする。こ
の作動によって、アキュムレータシリンダ室15とピス
トンシリンダ室13内の油がオリフィス16による流出
抑制を受けることなく応答良くリリーフシリンダ室19
へ逃げ、継手内の油がリリーフシリンダ室19に一時的
に蓄えられる。
【0028】従って、全てのドライブピストン11は下
死点にストロークし、カム面10aとの接触せず、ハウ
ジング10とロータ12とに左右輪回転差に伴なって相
対回転差が発生しても空回り状態となり、図10に示す
ように、左右輪回転差にかかわらず伝達トルクをほぼ零
(フリクションのみ)とすることができる。
死点にストロークし、カム面10aとの接触せず、ハウ
ジング10とロータ12とに左右輪回転差に伴なって相
対回転差が発生しても空回り状態となり、図10に示す
ように、左右輪回転差にかかわらず伝達トルクをほぼ零
(フリクションのみ)とすることができる。
【0029】尚、このエマージェンシー状態が解除され
た時には、リリーフピストン20のストロークによりリ
リーフシリンダ室19の室容積が零とされ、アキュムレ
ータシリンダ室15及びピストンシリンダ室13に元通
りに油が戻される。
た時には、リリーフピストン20のストロークによりリ
リーフシリンダ室19の室容積が零とされ、アキュムレ
ータシリンダ室15及びピストンシリンダ室13に元通
りに油が戻される。
【0030】効果を説明する。
【0031】(1)エマージェンシー時にアキュムレー
タシリンダ室15とピストンシリンダ室13内の油をオ
リフィス16による流出抑制を受けることなく逃がすリ
リーフシリンダ室19の室容積を確保した為、差動を制
限する伝達トルクが車両挙動を不安定にするエマージェ
ンシー時に応答良く高い車両挙動安定性の確保を図るこ
とができる。
タシリンダ室15とピストンシリンダ室13内の油をオ
リフィス16による流出抑制を受けることなく逃がすリ
リーフシリンダ室19の室容積を確保した為、差動を制
限する伝達トルクが車両挙動を不安定にするエマージェ
ンシー時に応答良く高い車両挙動安定性の確保を図るこ
とができる。
【0032】(2)エマージェンシー状態が解除された
時にリリーフシリンダ室19の室容積を零にしてアキュ
ムレータシリンダ室15とピストンシリンダ室13内に
油を戻す装置とした為、このエマージェンシー状態が解
除された時、従来のようにアキュムレータリリーフ穴3
1からの油の流出が防止されて全ての油が継手に戻され
ることで、継手の伝達トルク特性発生機能を確保するこ
とができるし、継手内油の不足による断続的なカム面1
0aと接触球面11aとの衝突が防止されることで、カ
ム面10aと接触球面11aによるトルク伝達面の損傷
防止を図ることができる。
時にリリーフシリンダ室19の室容積を零にしてアキュ
ムレータシリンダ室15とピストンシリンダ室13内に
油を戻す装置とした為、このエマージェンシー状態が解
除された時、従来のようにアキュムレータリリーフ穴3
1からの油の流出が防止されて全ての油が継手に戻され
ることで、継手の伝達トルク特性発生機能を確保するこ
とができるし、継手内油の不足による断続的なカム面1
0aと接触球面11aとの衝突が防止されることで、カ
ム面10aと接触球面11aによるトルク伝達面の損傷
防止を図ることができる。
【0033】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成は上記実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更や追加等
があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成は上記実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更や追加等
があっても本発明に含まれる。
【0034】例えば、実施例では、回転差感応型継手を
差動制限装置として適用した例を示したが、四輪駆動車
の駆動力配分装置として適用することもできる。
差動制限装置として適用した例を示したが、四輪駆動車
の駆動力配分装置として適用することもできる。
【0035】例えば、実施例では、回転差感応型継手と
して、ピストンポンプタイプの継手を示したが、ベーン
ポンプタイプ等、相対回転差に応じて伝達トルクを発生
する継手には適用することができる。
して、ピストンポンプタイプの継手を示したが、ベーン
ポンプタイプ等、相対回転差に応じて伝達トルクを発生
する継手には適用することができる。
【0036】例えば、実施例では、オリフィス16を穴
加工により独立して形成した例を示したが、この置換技
術として、図11及び図12に示すように、非エマージ
ェンシー時にリリーフピストン20の先端部が吐出油路
14の開口端の途中位置に固定されるように設定し、開
口面積をリリーフピストン20により規定することでオ
リフィス16’を形成するようにしても良く、この場合
には、オリフィスの穴加工を不要とし、加工コストにお
いて有利となる。
加工により独立して形成した例を示したが、この置換技
術として、図11及び図12に示すように、非エマージ
ェンシー時にリリーフピストン20の先端部が吐出油路
14の開口端の途中位置に固定されるように設定し、開
口面積をリリーフピストン20により規定することでオ
リフィス16’を形成するようにしても良く、この場合
には、オリフィスの穴加工を不要とし、加工コストにお
いて有利となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、オリフィスによる流出抑制効果を利用して相対回転
差に応じた伝達トルクを発生する回転差感応型継手にお
いて、エマージェンシー時に継手内の油をオリフィスに
よる流出抑制を受けることなく逃がすリリーフシリンダ
室の室容積を確保すると共に、このエマージェンシー状
態が解除された時にリリーフシリンダ室の室容積を零に
して継手内に油を戻す手段とした為、伝達トルクが車両
挙動を不安定にするエマージェンシー時に応答良く高い
車両挙動安定性の確保を図ることができると共に、この
エマージェンシー状態が解除された時に継手の伝達トル
ク特性発生機能の確保とトルク伝達面の損傷防止を図る
ことができるという効果が得られる。
は、オリフィスによる流出抑制効果を利用して相対回転
差に応じた伝達トルクを発生する回転差感応型継手にお
いて、エマージェンシー時に継手内の油をオリフィスに
よる流出抑制を受けることなく逃がすリリーフシリンダ
室の室容積を確保すると共に、このエマージェンシー状
態が解除された時にリリーフシリンダ室の室容積を零に
して継手内に油を戻す手段とした為、伝達トルクが車両
挙動を不安定にするエマージェンシー時に応答良く高い
車両挙動安定性の確保を図ることができると共に、この
エマージェンシー状態が解除された時に継手の伝達トル
ク特性発生機能の確保とトルク伝達面の損傷防止を図る
ことができるという効果が得られる。
【0038】特に、アンチスキッドブレーキ装置が搭載
された車両やスポーツ走行する車両に差動制限装置とし
て適用する場合において有用である。つまり、前後輪一
方への伝達トルクを制御する駆動力配分装置として適用
する場合には、伝達トルクを断接し継手伝達トルクを零
にするクラッチを別に付加する置換技術の適用が可能で
あるが、差動制限装置の場合、基本的の等配分のエンジ
ントルク伝達が常に行なわれる為、伝達トルクを断接す
るクラッチを適用できない。
された車両やスポーツ走行する車両に差動制限装置とし
て適用する場合において有用である。つまり、前後輪一
方への伝達トルクを制御する駆動力配分装置として適用
する場合には、伝達トルクを断接し継手伝達トルクを零
にするクラッチを別に付加する置換技術の適用が可能で
あるが、差動制限装置の場合、基本的の等配分のエンジ
ントルク伝達が常に行なわれる為、伝達トルクを断接す
るクラッチを適用できない。
【図1】本発明の回転差感応型継手を示すクレーム対応
図である。
図である。
【図2】実施例の回転差感応型継手が適用されたリアデ
ィファレンシャルを示す右半分断面図である。
ィファレンシャルを示す右半分断面図である。
【図3】実施例の回転差感応型継手が適用されたリアデ
ィファレンシャルを示す左半分断面図である。
ィファレンシャルを示す左半分断面図である。
【図4】図2A−A線による実施例の回転差感応型継手
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】実施例の回転差感応型継手で伝達トルクを制御
する電子制御系を示すブロック図である。
する電子制御系を示すブロック図である。
【図6】実施例の回転差感応型継手のLSDコントロー
ラで行なわれる伝達トルク制御処理作動の流れを示すフ
ローチャートである。
ラで行なわれる伝達トルク制御処理作動の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】非エマージェンシー状態を示す実施例継手の作
用説明図である。
用説明図である。
【図8】非エマージェンシー状態での伝達トルク特性図
である。
である。
【図9】エマージェンシー状態を示す実施例継手の作用
説明図である。
説明図である。
【図10】エマージェンシー状態での伝達トルク特性図
である。
である。
【図11】回転差感応型継手の他の例の非エマージェン
シー状態を示す断面図である。
シー状態を示す断面図である。
【図12】回転差感応型継手の他の例のエマージェンシ
ー状態を示す断面図である。
ー状態を示す断面図である。
【図13】従来の回転差感応型継手の高伝達トルク特性
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図14】図13の状態での伝達トルク特性図である。
【図15】従来の回転差感応型継手の低伝達トルク特性
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図16】図15の状態での伝達トルク特性図である。
a 第1回転部材 b 第2回転部材 c 出力油室 d 吐出油路 e アキュムレータシリンダ室 f オリフィス g リリーフピストン h リリーフシリンダ室 i 車両状態検出手段 j ピストンアクチュエータ k 伝達トルク制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 第1回転部材と第2回転部材が相対回転
をする時、出力油室から吐出油路を介してアキュムレー
タシリンダ室へ流出する吐出油をオリフィスにより流出
抑制し、この流出抑制により出力油室の室圧を増大させ
て相対回転差に応じた伝達トルクを発生する回転差感応
型継手において、前記オリフィスによる流出抑制を受け
ることなく継手内の油を逃がして一時的に蓄えることの
できるリリーフピストンを有するリリーフシリンダ室を
設け、車両状態検出手段により伝達トルクの発生を容認
する車両状態が検出された場合、前記リリーフシリンダ
室の室容積を零にする駆動指令をピストンアクチュエー
タに出力し、車両状態検出手段により伝達トルクが車両
挙動を不安定にする車両状態が検出された場合、前記リ
リーフシリンダ室の室容積を確保する駆動指令をピスト
ンアクチュエータに出力する伝達トルク制御手段を設け
たことを特徴とする回転差感応型継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40903790A JP2867709B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 回転差感応型継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40903790A JP2867709B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 回転差感応型継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04249622A JPH04249622A (ja) | 1992-09-04 |
JP2867709B2 true JP2867709B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18518416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40903790A Expired - Lifetime JP2867709B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 回転差感応型継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867709B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40903790A patent/JP2867709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04249622A (ja) | 1992-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2867709B2 (ja) | 回転差感応型継手 | |
JP2867729B2 (ja) | 制御型回転差感応継手 | |
JP2786971B2 (ja) | 油圧式動力伝達継手 | |
JP2564878Y2 (ja) | 油圧式動力伝達継手 | |
JP2867712B2 (ja) | 回転差感応型継手 | |
JP2815731B2 (ja) | 油圧式動力伝達継手 | |
JP2558352B2 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP3682351B2 (ja) | 制動装置 | |
JPH03114976A (ja) | 四輪操舵車の後輪舵角制御装置 | |
JP2815755B2 (ja) | 油圧式動力伝達継手 | |
JPH04339028A (ja) | 伝達トルク特性切換制御装置 | |
JPH05164152A (ja) | 回転差感応継手の伝達トルク制御装置 | |
JPH0344581Y2 (ja) | ||
JP2646809B2 (ja) | 最終減速機 | |
JPH0341226A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JPH05106650A (ja) | 回転差感応型継手 | |
JPH0332936A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP2913968B2 (ja) | 回転差感応継手の伝達トルク制御装置 | |
JPH04306133A (ja) | 差動制限トルク特性切換制御装置 | |
JP2000283177A (ja) | カム機構及びカップリング及びデファレンシャル装置 | |
JP2002340043A (ja) | カップリング | |
JPH0367725A (ja) | 車両用差動制限制御装置 | |
JPH03159823A (ja) | 4輪駆動用駆動連結装置 | |
JPH0314758A (ja) | 蓄圧装置 | |
JP2002301942A (ja) | 四輪駆動車両の動力伝達装置 |