JPH0333024A - 光学ガラス部品の成形方法及び装置 - Google Patents
光学ガラス部品の成形方法及び装置Info
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- JPH0333024A JPH0333024A JP16762789A JP16762789A JPH0333024A JP H0333024 A JPH0333024 A JP H0333024A JP 16762789 A JP16762789 A JP 16762789A JP 16762789 A JP16762789 A JP 16762789A JP H0333024 A JPH0333024 A JP H0333024A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/12—Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光学ガラス部品の成形素材を加熱軟化した後
、成形用型にて押圧成形する光学ガラス部品の成形方法
及び装置に関する。
、成形用型にて押圧成形する光学ガラス部品の成形方法
及び装置に関する。
従来、光学ガラス部品の成形素材を加熱軟化した後、所
望の成形面を有する一対の成形用金型にて押圧成形し、
レンズ等の光学ガラス部品を得る方法が知られており、
例えば、特開昭63−74926号公報に開示されてい
る。一方、上記成形方法に使用する装置としては、例え
ば、特開昭62−288119号公報に開示されている
。
望の成形面を有する一対の成形用金型にて押圧成形し、
レンズ等の光学ガラス部品を得る方法が知られており、
例えば、特開昭63−74926号公報に開示されてい
る。一方、上記成形方法に使用する装置としては、例え
ば、特開昭62−288119号公報に開示されている
。
特開昭63−74926号公報の成形方法は、成形用型
により押圧成形された光学ガラス部品を成形用型から離
型する離型部材を成形用型の金型温度より200°C低
い温度〜金型温度の所定温度に制御するとともに、離型
部材を成形素材に接触させながら成形用型により光学ガ
ラス部品を押圧成形するものである。
により押圧成形された光学ガラス部品を成形用型から離
型する離型部材を成形用型の金型温度より200°C低
い温度〜金型温度の所定温度に制御するとともに、離型
部材を成形素材に接触させながら成形用型により光学ガ
ラス部品を押圧成形するものである。
特開昭62−288119号公報の成形装置は、一対の
成形用金型間に加熱手段および/または冷却手段を設け
た胴壁キャリアに成形素材を載置して搬送し得るように
構成されている。
成形用金型間に加熱手段および/または冷却手段を設け
た胴壁キャリアに成形素材を載置して搬送し得るように
構成されている。
特開昭63−74926号公報の成形方法にあっては、
離型部材が、直接成形素材に接触するため、熱伝導によ
る接触部近辺の温度勾配の発生が避けられず、成形レン
ズ内の温度分布の均一化に限界があった。特に、押圧成
形時間を短時間として生産性の向上を図る場合、押圧成
形時間内に成形素材と離型部材を接触させて急速に温度
制御しなければならなず、成形レンズ内の温度分布の均
一化が困難となり、転写性が劣化する問題点があった。
離型部材が、直接成形素材に接触するため、熱伝導によ
る接触部近辺の温度勾配の発生が避けられず、成形レン
ズ内の温度分布の均一化に限界があった。特に、押圧成
形時間を短時間として生産性の向上を図る場合、押圧成
形時間内に成形素材と離型部材を接触させて急速に温度
制御しなければならなず、成形レンズ内の温度分布の均
一化が困難となり、転写性が劣化する問題点があった。
一方、特開昭62−288119号公報の成形装置にあ
っては、胴壁キャリアが加熱手段、例えば、ヒータ部の
材料費および加工費等により高価となり、成形品が高価
となる問題点があった。特に、成形品を大量生産する場
合、胴壁キャリアが多数必要となり、上記問題は顕著で
あった。
っては、胴壁キャリアが加熱手段、例えば、ヒータ部の
材料費および加工費等により高価となり、成形品が高価
となる問題点があった。特に、成形品を大量生産する場
合、胴壁キャリアが多数必要となり、上記問題は顕著で
あった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であって、押圧成形中の成形素材において成形用型が当
接する部分以外の部分について、加熱制御することによ
り、成形素材内部の温度を均一化し、精密な転写性を有
するとともに、安価な光学ガラス部品を短時間で成形す
ることのできる光学ガラス部品の成形方法及び装置を提
供することを目的とする。
であって、押圧成形中の成形素材において成形用型が当
接する部分以外の部分について、加熱制御することによ
り、成形素材内部の温度を均一化し、精密な転写性を有
するとともに、安価な光学ガラス部品を短時間で成形す
ることのできる光学ガラス部品の成形方法及び装置を提
供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明は、所定温度に加熱
した光学ガラス部品の成形素材を搬送部材に保持しつつ
加熱した後、核成形素材温度より低温とした成形用型に
より押圧成形する光学ガラス部品の成形方法及び装置に
おいて、押圧成形工程で前記搬送部材を高周波加熱手段
により加熱しつつ押圧成形することとしたものである。
した光学ガラス部品の成形素材を搬送部材に保持しつつ
加熱した後、核成形素材温度より低温とした成形用型に
より押圧成形する光学ガラス部品の成形方法及び装置に
おいて、押圧成形工程で前記搬送部材を高周波加熱手段
により加熱しつつ押圧成形することとしたものである。
C作 用〕
かかる成形方法にあっては、成形可能な所定温度の成形
素材から、成形素材より低温の成形用型への熱の移動が
生じる。この熱移動間に、成形素材は粘性流動を起こし
、次第に成形素材内部は均温変化しつつ成形用型の成形
面形状が転写される。
素材から、成形素材より低温の成形用型への熱の移動が
生じる。この熱移動間に、成形素材は粘性流動を起こし
、次第に成形素材内部は均温変化しつつ成形用型の成形
面形状が転写される。
しかるに、かかる熱移動は、熱伝導のきわめて低い成形
素材によって支配されるので、一般に、成形素材の押圧
成形面間の厚み及び中心部と外周部の厚さの差によって
、成形素材の均温変化に要する時間が定まることになる
。
素材によって支配されるので、一般に、成形素材の押圧
成形面間の厚み及び中心部と外周部の厚さの差によって
、成形素材の均温変化に要する時間が定まることになる
。
本発明の光学ガラス部品の成形方法及び装置にあっては
、成形素材の外周を保持した搬送部材が、押圧成形時に
高周波手段により加熱されることにより、成形素材内部
の均温度が促進されるので、成形素材は搬送部材を介し
た熱伝導により温度勾配が緩和されて、より精密な均温
変化で冷却される。したがって、特に、中心部と外周部
間の厚みに差がある形状、例えば両凸形状又は凹形状に
あっても、成形素材温度の均温変化が促進されるととも
に、該均温変化が緩和されて、転写の良好な光学ガラス
部品が成形される。
、成形素材の外周を保持した搬送部材が、押圧成形時に
高周波手段により加熱されることにより、成形素材内部
の均温度が促進されるので、成形素材は搬送部材を介し
た熱伝導により温度勾配が緩和されて、より精密な均温
変化で冷却される。したがって、特に、中心部と外周部
間の厚みに差がある形状、例えば両凸形状又は凹形状に
あっても、成形素材温度の均温変化が促進されるととも
に、該均温変化が緩和されて、転写の良好な光学ガラス
部品が成形される。
以下、図面を用いて、本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
(第1実施例)
第1図及び第2図は、本発明に係る光学ガラス部品の成
形方法の第1実施例に使用する成形装置を示すもので、
第1図aおよびbは成形状態における縦断面図および横
断面図、第2図はガラス素材のセット状態を示す縦断面
図である。
形方法の第1実施例に使用する成形装置を示すもので、
第1図aおよびbは成形状態における縦断面図および横
断面図、第2図はガラス素材のセット状態を示す縦断面
図である。
しかして、図における成形装置は対をなして同軸的に対
向配置された円柱状のSiCから成る上型1と下型2と
から成形用型が構成されている。
向配置された円柱状のSiCから成る上型1と下型2と
から成形用型が構成されている。
上型1及び下型2の各対向面には、所望の成形レンズ3
に対向した高い面形状と面粗度の成形面1a、2aが形
成されている。上型1と下型2とは、図示を省略した駆
動装置に連結され、相互に接近離反自在となっている0
本実施例では、光学ガラス素材として、ガラス転移点T
g : 535°C9軟化点Sp:639°C1屈伏点
A t : 595℃の5KIIを用い、直径16m、
RA43.6. R137,7(非球面)及び肉厚
t =3vrmの両凸レンズを成形する場合を示す。
に対向した高い面形状と面粗度の成形面1a、2aが形
成されている。上型1と下型2とは、図示を省略した駆
動装置に連結され、相互に接近離反自在となっている0
本実施例では、光学ガラス素材として、ガラス転移点T
g : 535°C9軟化点Sp:639°C1屈伏点
A t : 595℃の5KIIを用い、直径16m、
RA43.6. R137,7(非球面)及び肉厚
t =3vrmの両凸レンズを成形する場合を示す。
第2図において4で示すのは、上記光学ガラス材料から
なるガラス素材で、予め研削、研磨により予備成形され
ている。ガラス素材4は、押圧成形時に上下両型1.
2の成形頭1a、2aに対し、わずかに中当たりとなる
ように、RA43. R*36.5の概略Rに形成され
ており、ガラス素材4が成形頭1a、2aの中心から当
接(押圧)され、気泡のまき込みを防止しつつ底形し得
るようになっている。
なるガラス素材で、予め研削、研磨により予備成形され
ている。ガラス素材4は、押圧成形時に上下両型1.
2の成形頭1a、2aに対し、わずかに中当たりとなる
ように、RA43. R*36.5の概略Rに形成され
ており、ガラス素材4が成形頭1a、2aの中心から当
接(押圧)され、気泡のまき込みを防止しつつ底形し得
るようになっている。
5はガラス素材4を保持・搬送する搬送部材である。搬
送部材5は、リング形状に形成され、その中央にガラス
素材4を載置する載置孔6が形設されている。sl直置
孔内には、段部からなる受部6aが形成されている。ま
た、搬送部材5外周面の略中央部には、搬送台7との係
止突起9が設けられている。この搬送部材5は、ガラス
素材4の線膨張係数より小さくかつ導電体で誘導加熱可
能な材質、例えば導電性の超硬合金(α−6,5X10
−6)で形成され、ガラス素材4の押圧成形時には、成
形用型外周で搬送部材5の外周とほぼ一致する高さに設
定された誘導加熱コイル40により加熱され、冷却過程
においては、成形レンズ3と搬送部材5とは、その収縮
差により分離されるようになっている。
送部材5は、リング形状に形成され、その中央にガラス
素材4を載置する載置孔6が形設されている。sl直置
孔内には、段部からなる受部6aが形成されている。ま
た、搬送部材5外周面の略中央部には、搬送台7との係
止突起9が設けられている。この搬送部材5は、ガラス
素材4の線膨張係数より小さくかつ導電体で誘導加熱可
能な材質、例えば導電性の超硬合金(α−6,5X10
−6)で形成され、ガラス素材4の押圧成形時には、成
形用型外周で搬送部材5の外周とほぼ一致する高さに設
定された誘導加熱コイル40により加熱され、冷却過程
においては、成形レンズ3と搬送部材5とは、その収縮
差により分離されるようになっている。
なお、誘導加熱コイル40は保持具41により成形室壁
42に固定されるとともに、加熱用電力は発振器43か
ら供給されるように構成されている。
42に固定されるとともに、加熱用電力は発振器43か
ら供給されるように構成されている。
また、搬送部材5は誘導加熱コイル40の下方より、下
型2により突き上げられて押圧成形時に搬送されるため
、誘導加熱コイル40と干渉することはない(第1図す
参照)。搬送台7は、上記搬送部材5を保持して、搬送
部材5に載置されたガラス素材4とともに加熱炉(図示
省略)及び上下両型1.2間に搬送し、押圧成形された
底形レンズ3を搬送部材5とともに徐冷炉(図示省略)
に搬送するものである。搬送台7の中央には、上記押圧
成形用型の下型2の外径の透孔10が貫設されている。
型2により突き上げられて押圧成形時に搬送されるため
、誘導加熱コイル40と干渉することはない(第1図す
参照)。搬送台7は、上記搬送部材5を保持して、搬送
部材5に載置されたガラス素材4とともに加熱炉(図示
省略)及び上下両型1.2間に搬送し、押圧成形された
底形レンズ3を搬送部材5とともに徐冷炉(図示省略)
に搬送するものである。搬送台7の中央には、上記押圧
成形用型の下型2の外径の透孔10が貫設されている。
この透孔10には、搬送部材5が、透孔10の上側開口
縁部 11と搬送部材5の係止突起9とを係止しつつ保
持されるようになっている。
縁部 11と搬送部材5の係止突起9とを係止しつつ保
持されるようになっている。
離型部材8は、耐熱性素材、例えば耐熱ステンレスでリ
ング形状に形成されている。この離型部材8は、貫通孔
13を介して上型1と同軸的に配置され、図示を省略し
た駆動装置により上型1の軸線方向に移動自在になって
いる。そして、ガラス素材4の押圧終了後には、離型部
材8を下降して搬送部材5の上面12と離型部材8の下
面8aが当接するようになっている。
ング形状に形成されている。この離型部材8は、貫通孔
13を介して上型1と同軸的に配置され、図示を省略し
た駆動装置により上型1の軸線方向に移動自在になって
いる。そして、ガラス素材4の押圧終了後には、離型部
材8を下降して搬送部材5の上面12と離型部材8の下
面8aが当接するようになっている。
次に、上記成形装置により成形レンズ3の成形方法を説
明する。
明する。
まず、ガラス素材4を載置孔6に載置した搬送部材5を
搬送台7の透孔lOに保持するとともに、これを加熱炉
中に搬入し、ガラス素材4を680°Cに加熱軟化させ
る。その後、第2図に示すように、ガラス素材4を上下
両型1.2間に搬入する。ここで、上下両型1,2は金
型温度が550℃となるように加熱されるとともに、上
下両型1,2周りの雰囲気温度は300°C位に保持さ
れている。
搬送台7の透孔lOに保持するとともに、これを加熱炉
中に搬入し、ガラス素材4を680°Cに加熱軟化させ
る。その後、第2図に示すように、ガラス素材4を上下
両型1.2間に搬入する。ここで、上下両型1,2は金
型温度が550℃となるように加熱されるとともに、上
下両型1,2周りの雰囲気温度は300°C位に保持さ
れている。
上記ガラス素材4の搬入に関連して、上下両型1.2に
連結した駆動装置が作動を開始すると同時に、誘導加熱
コイル40により搬送部材5は560℃となるよう加熱
されつつ、ガラス素材4を15秒間押圧成形し、両成形
面1a、2a形状を転写させるとともに、ガラス素材4
の薄肉となっている外周部付近が、上下両型1.2およ
び雰囲気によって冷却されるのを搬送部材5を介してゆ
るやかな温度勾配の熱伝導で保温する。
連結した駆動装置が作動を開始すると同時に、誘導加熱
コイル40により搬送部材5は560℃となるよう加熱
されつつ、ガラス素材4を15秒間押圧成形し、両成形
面1a、2a形状を転写させるとともに、ガラス素材4
の薄肉となっている外周部付近が、上下両型1.2およ
び雰囲気によって冷却されるのを搬送部材5を介してゆ
るやかな温度勾配の熱伝導で保温する。
このようにして得られた底形レンズ3を離型するには、
下型2への密着度が強い場合は、下型2が下降した際、
搬送部材5が殿送台7によって係止されることで、底形
レンズ3が搬送部材5に保持されて離型される。一方、
上型lへの密着度が強い場合は、離型部材8の下降動作
によって、底形レンズ3は搬送部材5とともに下降し、
上型1から離型される。そして、離型した後、搬送部材
5は搬送台7の透孔10に保持され、底形レンズ3は、
搬送台7の移動により図示を省略した徐冷炉内に搬入さ
れ、徐冷される。
下型2への密着度が強い場合は、下型2が下降した際、
搬送部材5が殿送台7によって係止されることで、底形
レンズ3が搬送部材5に保持されて離型される。一方、
上型lへの密着度が強い場合は、離型部材8の下降動作
によって、底形レンズ3は搬送部材5とともに下降し、
上型1から離型される。そして、離型した後、搬送部材
5は搬送台7の透孔10に保持され、底形レンズ3は、
搬送台7の移動により図示を省略した徐冷炉内に搬入さ
れ、徐冷される。
第3図は、上記実施例により得られたガラスレンズの球
面部のフィゾー干渉計による干渉像を干渉パターンによ
り示したもので、ガラスレンズ17は、その周辺部にヒ
ケがなく、転写性の良好なレンズであることが判る。
面部のフィゾー干渉計による干渉像を干渉パターンによ
り示したもので、ガラスレンズ17は、その周辺部にヒ
ケがなく、転写性の良好なレンズであることが判る。
これに対し、押圧成形中に誘導加熱コイル40を作動さ
せず、従って搬送部材5を加熱しない前記従来の成形方
法により得たガラスレンズの球面部の干渉像を第4図に
干渉パターンにより示した。
せず、従って搬送部材5を加熱しない前記従来の成形方
法により得たガラスレンズの球面部の干渉像を第4図に
干渉パターンにより示した。
第4図から判るように、従来方法によれば、本実施例の
ような口径の大きい両凸のガラスレンズ18にヒケが発
生してしまう。
ような口径の大きい両凸のガラスレンズ18にヒケが発
生してしまう。
(第2実施例)
第5図及び第6図は、本発明に係る光学ガラス部品の成
形方法の第2実施例を示す縦断面である。
形方法の第2実施例を示す縦断面である。
本実施例は、比較的口径の大きなレンズを押圧成形する
場合について示しである。なお、本実施例に使用する成
形装置は、所望の成形レンズ30に対応した高い面形状
と面粗度の成形部31a、32aを有する上型31.下
型32以外は、上記第1実施例と同様であるので、同一
部分には同一番号を符して、その説明を省略する。
場合について示しである。なお、本実施例に使用する成
形装置は、所望の成形レンズ30に対応した高い面形状
と面粗度の成形部31a、32aを有する上型31.下
型32以外は、上記第1実施例と同様であるので、同一
部分には同一番号を符して、その説明を省略する。
即ち、本実施例は、ガラス素材として上記第1実施例と
同様に5KIIを用い、直径22mm、 RA45.3
(凹)、R,39,4(凸)(非球面)及び肉厚t =
3.5a+mの凸メニスカスレンズ30を成形する場合
を示し、ガラス素材33は、予め研削、研磨により予備
成形され、上下両型31.32の成形部31a、32a
に中当たりされるように、RA46.O(凸)、R53
8,7(凹)の概略Rに加工されている。
同様に5KIIを用い、直径22mm、 RA45.3
(凹)、R,39,4(凸)(非球面)及び肉厚t =
3.5a+mの凸メニスカスレンズ30を成形する場合
を示し、ガラス素材33は、予め研削、研磨により予備
成形され、上下両型31.32の成形部31a、32a
に中当たりされるように、RA46.O(凸)、R53
8,7(凹)の概略Rに加工されている。
第7図は、上記実施例により得られたガラスレンズの球
面部のフィゾー干渉計による干渉像を干渉パターンによ
り示したもので、ガラスレンズ35は、その周辺部にヒ
ケがなく、転写性の良好なレンズであることが判る。
面部のフィゾー干渉計による干渉像を干渉パターンによ
り示したもので、ガラスレンズ35は、その周辺部にヒ
ケがなく、転写性の良好なレンズであることが判る。
これに対し、押圧成形中に低温部材をガラス素材に直接
接触させる前記従来の成形方法により得たガラスレンズ
の球面部の干渉像を第8図に干渉パターンにより示した
。第8図から判るように、従来方法によれば、本実施例
のような口径の大きい両凹のガラスレンズ36にヒケが
発生してしまう。
接触させる前記従来の成形方法により得たガラスレンズ
の球面部の干渉像を第8図に干渉パターンにより示した
。第8図から判るように、従来方法によれば、本実施例
のような口径の大きい両凹のガラスレンズ36にヒケが
発生してしまう。
なお、本実施例では搬送部材5の高周波加熱手段として
、誘導加熱手段を示したが、搬送部材5を誘電体材料で
形成してこれに高周波電界を加える誘電加熱手段とする
ことにより実施することもできる。
、誘導加熱手段を示したが、搬送部材5を誘電体材料で
形成してこれに高周波電界を加える誘電加熱手段とする
ことにより実施することもできる。
以上のように、本発明の光学ガラス部品の成形方法及び
装置によれば、押圧成形工程で、成形素材外周を保持し
た搬送部材を高周波加熱手段により加熱しながら、押圧
成形することとしたので、成形素材外周近傍が搬送部材
を介してゆるやかな温度勾配で冷却され、清書な転写性
の成形品を短時間かつ安価に得ることができる。
装置によれば、押圧成形工程で、成形素材外周を保持し
た搬送部材を高周波加熱手段により加熱しながら、押圧
成形することとしたので、成形素材外周近傍が搬送部材
を介してゆるやかな温度勾配で冷却され、清書な転写性
の成形品を短時間かつ安価に得ることができる。
第1図及び第2図は、本発明成形方法の第1実施例にお
ける成形装置を示すもので、第1VIJaは押圧成形中
の縦断面図、第1図すは同横断面図、第2図は押圧成形
前の縦断面図、第3図及び第4図は、それぞれ第1図に
示す実施例及び従来例により成形された各ガラスレンズ
における干渉像を示す干渉パターン、第5図及び第6図
は、本発明成形方法の第2実施例における成形装置を示
すもので、第5図は押圧成形中の縦断面図、第6図は押
圧成形中の縦断面図、第7図及び第8図は、それぞれ第
5図に示す実施例及び従来例により成形された各ガラス
レンズにおける干渉像を示す干渉パターンである。 1.31・・・上型 2.32・・・下型 3.30・・・成形レンズ 4.33・・・ガラス素材 5・・・搬送部材 8・・・離型部材 40・・・誘導加熱コイル
ける成形装置を示すもので、第1VIJaは押圧成形中
の縦断面図、第1図すは同横断面図、第2図は押圧成形
前の縦断面図、第3図及び第4図は、それぞれ第1図に
示す実施例及び従来例により成形された各ガラスレンズ
における干渉像を示す干渉パターン、第5図及び第6図
は、本発明成形方法の第2実施例における成形装置を示
すもので、第5図は押圧成形中の縦断面図、第6図は押
圧成形中の縦断面図、第7図及び第8図は、それぞれ第
5図に示す実施例及び従来例により成形された各ガラス
レンズにおける干渉像を示す干渉パターンである。 1.31・・・上型 2.32・・・下型 3.30・・・成形レンズ 4.33・・・ガラス素材 5・・・搬送部材 8・・・離型部材 40・・・誘導加熱コイル
Claims (2)
- (1)所定温度に加熱した光学ガラス部品の成形素材を
、搬送部材に保持しつつ加熱した後、核成形素材温度よ
り低温とした成形用型により押圧する、ガラス部品の成
形方法において、 押圧成形工程で前記搬送部材を高周波加熱手段により加
熱しつつ押圧成形することを特徴とする光学ガラス部品
の成形方法。 - (2)所定温度に加熱した光学ガラス部品の成形素材を
、搬送部材に保持しつつ加熱した後、該成形素材温度よ
り低温とした成形用型により押圧成形する光学ガラス部
品の成形装置において、該成形用型外周部に高周波加熱
手段を設けることにより構成したことを特徴とする光学
ガラス部品の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16762789A JPH0333024A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学ガラス部品の成形方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16762789A JPH0333024A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学ガラス部品の成形方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0333024A true JPH0333024A (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=15853294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16762789A Pending JPH0333024A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 光学ガラス部品の成形方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333024A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096677A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Olympus Corp | 成形品の製造方法及びその装置 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP16762789A patent/JPH0333024A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096677A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Olympus Corp | 成形品の製造方法及びその装置 |
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