JPH03254911A - 光学素子の成形装置および方法 - Google Patents

光学素子の成形装置および方法

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JPH03254911A
JPH03254911A JP5435790A JP5435790A JPH03254911A JP H03254911 A JPH03254911 A JP H03254911A JP 5435790 A JP5435790 A JP 5435790A JP 5435790 A JP5435790 A JP 5435790A JP H03254911 A JPH03254911 A JP H03254911A
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JP
Japan
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mold
molding
molding surface
plastic material
lower mold
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Pending
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JP5435790A
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English (en)
Inventor
Jun Inahashi
潤 稲橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学素子の成形装置および方法に関し、特に
プラスチックレンズの成形に関するものである。
[従来の技術] プラスチックレンズは従来のガラスレンズに比較して軽
量で多量生産性が良くコストが低い等の理由で、光学素
子として広く用いられる様になってきている。
この様な状況の下、近年比較的径が大きく、しかも肉厚
偏差の大きなレンズをプラスチック化する試みがなされ
てきている。この様なプラスチックレンズを加工する場
合、従来の射出成形法では大きい肉厚偏差の為にヒケや
残留応力等が住じ、所望の面精度を得るのは困難であっ
た。
そこで、プラスチック素材を加熱軟化した後、所望の面
精度に形成された成形型により押圧する加熱圧縮成形法
で用いられている。しかしながら、この加熱圧縮成形法
が用いるプラスチック素材の曲率半径が押圧成形時のい
わゆる転写性に大きな影響を与える。すなわち、第9図
(a)に示すように、凸面のプラスチック素材51を成
形面が凹面に形成された成形型52で押圧する時に、プ
ラスチソり素材51の曲率半径が、成形型の成形面の曲
率半径より大きい場合、空気溜まり53が発生して良好
な転写性が得られない。また、第9図(b)に示すよう
に、プラスチック素材54が凹面で、成形型55の成形
面が凸面の時、プラスチック素材54の曲率半径が、成
形面の曲率半径より小さい場合も同様に空気溜まり53
が発生して良好な転写性が得られない。
因って、前記欠点を解消すべく以下の様な発明が開示さ
れている。
例えば、特公昭62−10177号公報記載の発明にお
いては、プラスチック素材が凸面で、成形面が凹面の成
形型の場合、プラスチック素材の曲率半径を成形面の曲
率半径よりも小さくする方法が提案されている。
また、特公平1−39337号公報記載の発明において
は、低射出圧で射出成形したプラスチック素材を旋盤に
より所定の形状に切削した後、レンズ素材の表面近傍(
表面層)のみが溶融し、流動可能となった時点で圧縮成
形を行う方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題] しかるに、前記従来技術には以下の様な欠点がある。
すなわち、特公昭62−10177号公報記載の発明に
おいては、プラスチック素材の曲率半径の方が成形面の
曲率半径よりも小さい為、プラスチック素材の肉厚偏差
はより大きくなる傾向であり、プラスチック素材の加工
が困難になる欠点がある。
また、特公平1−39337号公報記載の発明において
は、プラスチック素材を加工する為の工程が増え、しか
も生産性が低く、コストが極めて高くなってしまう欠点
がある。
本発明は以上の欠点に鑑みてなされたもので、安価で生
産性の高いプラスチック素材を用いて肉厚偏差の大きい
プラスチックレンズを成形する装置および方法の提供を
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、レンズ素材を加熱軟化して上下型により押圧
成形する光学素子の成形装置において、前記下型に載置
してレンズ素材を支持する側型にガス抜き孔を穿設した
ものである。また、レンズ素材を加熱軟化して上下型に
より押圧成形する光学素子の成形方法において、凸面の
成形面を形成した下型にレンズ素材を載置して加熱する
とともに、上下型とレンズ素材との間に存在する空気を
側型に設けたガス抜き孔より排出させて、上下型の成形
面にレンズ素材を密着させる方法である。
〔作用〕
本発明は、下型の成形面にレンズ素材を載置して加熱軟
化させる際、下型の成形面とレンズ素材との間に存在す
る空気を側型に穿設したガス抜き孔より排出することに
より、レンズ素材を下型の成形面に密着させることがで
きる。
〔実施例] 以下、本発明に係る光学素子の成形装置および方法の実
施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図および第2図a、bは本発明に係る第1実施例の
成形方法に用いる装置を示し、第1図は断面図、第2図
aおよびbは要部の部分拡大断面図である。
1は成形室で、この成形室1内には外周にヒータ2を設
けたスリーブ3が設置されている。スリーブ3には同軸
上に対向配設された上型4および下型5が嵌合されてい
る。上型4および下型5はそれぞれ所望の精度に形成さ
れた成形面4a、5aを有している。上型4は加圧棒6
と接続されており、その加圧棒6により上下動自在に構
成されている。下型5の上部には上型4および下型5の
各成形面4a、5aの外周に嵌合する側型7が載置され
ている。側型7にはガス抜き孔7aが穿設されている。
そして、上型4.下型5および側型7のそれぞれはスリ
ーブ3の内周面と約10μmのクリアランスを有する様
に形成されている。
以上の構成から成る装置を用いての成形方法は、樹脂材
料としてポリメチルメタクリレート(PMM A )を
使用し、両平面を板状に形成したプラスチック素材8を
下型5と側型7とにより形成される空間に挿入し、下型
5の成形面5a上に載置する。次に、ヒータ2に通電し
て上型4.下型5胴型7およびプラスチック素材8を加
熱する。プラスチック素材8は加熱軟化して下型5の成
形面5aを覆う。この時、プラスチック素材8と下型5
の成形面5aとの間に存在する空気は側型7に穿設され
たガス抜き孔7aより排出され、プラスデック素材8は
下型5の成形面5aと密着する(第2図a参照)。
この後、加圧棒6により上型4を下降させ、軟化したプ
ラスチック素材8を加圧成形し、その状態を保持する。
この時、上型4の成形面4aはプラスチック素材8の中
心より外周に向かって順次加圧するので、空気溜まりは
発生しない。また、プラスチック素材8と上型4の成形
面4aとの間に存在する空気は側型7に穿設されたガス
抜き孔7aより排出されるため、上型4の成形面4aと
プラスチック素材8とは密着する。
そして、ヒータ2の通電を停止し、上型4.下型5.側
型7およびプラスチック素材8を冷却する。プラスチッ
ク素材8の冷却固化後、加圧棒6により上型4を上昇さ
せて成形された光学素子を取り出す。
本実施例によれば、素材として低射出圧で容易に成形さ
れる側平面のプラスチック素材を用いている。従って、
安価で生産性も極めて高く、かつ成形面に密着すること
により転写性が極めて良好な光学素子の成形が行える。
(第2実施例) 第3図、第4図および第5図は本発明に係る第2実施例
の成形方法に用いる装置を示し、第3図は縦断面図、第
4図は部分拡大断面図、第5図は一部を省略した断面図
である。
10は成形装置で、この成形装置10は予備加熱室11
.加熱室12.成形室13.徐冷室14および放冷室1
5を直線的に連設して構成されている。
予備加熱室11内には上部にヒータ16が内設され、下
部に搬送装置17(例えば、ベルトコン− ベア等)が設けられている。予備加熱室11の両側壁に
は搬送アーム(図示省略)の出入りする出入口11a、
Ilbが設けられている。
加熱室12にはヒータ18が設けられている。
成形室13には上型19および載置台20が同一軸線上
に対向配設され上下動自在に構成されている。成形室1
3の両側壁には搬送アーム(図示省略)の出入りする出
入口13a、13bが設けられている。上型19には所
望する面精度の成形面19aが形成されている。
徐冷室14にはヒータ21が設けられている。
放冷室15内には上部にヒータ22が内設され、下部に
搬送装置(例えば、ヘルドコンベア等)23が設けられ
ている。
また、下型24には所望する面精度の成形面24aが形
成されている。下型24の成形面2.4a側の端面外周
には下部にガス抜き孔25aを穿設した側型25が固設
されている。
以上の構成から成る装置を用いての成形方法は、まず素
材にPMMAを用いて側平面に形成されたプラスチック
素材26を下型24と側型25とにより形成される空間
に挿入し、下型24の成形面24a上に載置する。以下
、下型24.側型25およびプラスチック素材26のセ
ットを成形セット27という。
成形セット27を搬送装置17により予備加熱室11に
搬送し、約50°Cに加熱する。加熱後、搬送アーム(
図示省略)により成形セット27を加熱室12に搬送し
、約192°Cに加熱する。プラスチック素材26は軟
化して下型24の成形面24aを覆うが、プラスチック
素材26と成形面24aとの間に存在する空気は側型2
5の下部に穿設されたガス抜き孔25aから排出される
ため、プラスチック素材26は成形面24aに密着する
この後、搬送アームにより成形セット27を成形室13
に搬送する。その時、載置台20は所定の位置に上昇し
ており、成形セット27は載置台20の上に、下型24
の成形面24aが上型19の成形面19aと同一軸線上
になる様に載置される。そして、上型19を下降させプ
ラスチック素材26を押圧成形する。プラスチック素材
26は軟化変形しているため、上型19の成形面19a
に対していわゆる中当りとなり、空気溜まりは発生しな
い。
プラスチック素材26の温度が約95°Cに下がった時
点で、上型19を上昇させて押圧を解除し、成形セット
27を徐冷室14に搬送する。そして、約50°Cまで
徐冷した後、成形セット27を放冷室15へ搬送し、室
温まで放冷する。
本実施例によれば、前記第1実施例と同様なプラスチッ
ク素材を用いたので、安価で良好な転写性を有する光学
素子が得られるとともに、プラスデック素材を搬送する
ことによりタクトタイムも極めて短くできる。
(第3実施例) 第6図、第7図および第8図は本発明に係る第3実施例
の成形方法に用いる装置を示す部分拡大断面図である。
本実施例は、前記第2実施例における下型24および側
型25を、下部にガス抜き孔28aを穿設した有低円筒
状の側型28とし、側型28の底面中央部に嵌合孔28
bを設け、その嵌合孔28bに下型24を着脱可能に嵌
合して構成した点が異なり、他の構成は同一構成がら成
るもので、同一構成部分の説明は省略する。
PMMAを素材に用い肉厚偏差の小さい平凸形状をした
プラスチック素材30と側型28と下型29とから構成
された成形セット31を加熱し、プラスチック素材30
を自由に流動しない程度に軟化させると、プラスデック
素材3oの平面部30aは下型29の成形面29aを覆
う。この時、プラスチック素材30と側型28の下部お
よび下型29との間に存在する空気は側型28のガス抜
き孔28aより排出され、プラスチック素材3゜の平面
部30aは下型29の成形面29aに密着する。
そして、プラスチック素材30の凸面部30bの曲率半
径はプラスチック素材30の変形により小さくなる。
その後、上型32を下降させてプラスチック素1 材30を押圧成形する。この時、プラスチック素材30
の凸面部30bと上型32の成形面32aとはプラスチ
ック素材30の変形により、いわゆる中当りの状態とな
り空気溜まりは発生しない。
本実施例では、プラスチック素材30の凸面部30bの
曲率半径および口径等が異なった場合、それに対応させ
て異なる曲率半径の成形面を有する下型と交換すること
ができる。
本実施例によれば、プラスチック素材として肉厚偏差の
小さい平凸形状のものを使用し、凸メニスカスで肉厚偏
差の大きな光学素子が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は肉厚偏差の小さいプラス
チック素材を用いて転写性の良好な光学素子を成形する
ものであり、極めて生産性が高く、安価に光学素子が成
形できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図a、bは本発明に係る第1実施例の
成形方法に用いる装置を示し、第1図は断面図、第2図
aおよびbは要部の部分拡大断面2 図、第3図、第4図および第5図は同第2実施例を示し
、第3図は縦断面図、第4図は部分拡大断面図、第5図
は一部を省略した断面図、第6図。 第7図および第8図は同第3実施例を示す部分拡大断面
図、第9図aおよびbは従来例を示す部分拡大断面図で
ある。 1.13・・・成形室 2.16.18,21.22・・・ヒータ3・・・スリ
ーブ 4.19.32・・・上型 5.24.29・・・下型 6・・・加圧棒 7.25.28・・・側型 8.26.30・・・プラスチック素材10・・・成形
装置 11・・・予備加熱室 12・・・加熱室 14・・・徐冷室 15・・・放冷室 17゜ 23・・・搬送装置 20・・・載置台 27゜ 31・・・成形セット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レンズ素材を加熱軟化して上下型により押圧成形
    する光学素子の成形装置において、前記下型に載置して
    レンズ素材を支持する胴型にガス抜き孔を穿設したこと
    を特徴とする光学素子の成形装置。
  2. (2)レンズ素材を加熱軟化して上下型により押圧成形
    する光学素子の成形方法において、凸面の成形面を形成
    した下型にレンズ素材を載置して加熱するとともに、上
    下型とレンズ素材との間に存在する空気を胴型に設けた
    ガス抜き孔より排出させて、上下型の成形面にレンズ素
    材を密着させることを特徴とする光学素子の成形方法。
JP5435790A 1990-03-06 1990-03-06 光学素子の成形装置および方法 Pending JPH03254911A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008695A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Hoya Corp コンタクトレンズの製造方法およびコンタクトレンズの製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008695A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Hoya Corp コンタクトレンズの製造方法およびコンタクトレンズの製造装置

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